JPH09130567A - メッセージ送信装置、ならびに、画像情報読取装置とこれを用いた装置 - Google Patents

メッセージ送信装置、ならびに、画像情報読取装置とこれを用いた装置

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JPH09130567A
JPH09130567A JP7282095A JP28209595A JPH09130567A JP H09130567 A JPH09130567 A JP H09130567A JP 7282095 A JP7282095 A JP 7282095A JP 28209595 A JP28209595 A JP 28209595A JP H09130567 A JPH09130567 A JP H09130567A
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JP7282095A
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English (en)
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Tomoo Kobori
智生 小堀
Akihiro Asada
昭広 浅田
Shuichi Nakano
修一 中野
Satoshi Makio
諭 槙尾
Masahito Hosoda
昌仁 細田
Hiroshi Minoda
博 箕田
Mikio Shiraishi
幹夫 白石
Satoshi Ouchi
敏 大内
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ページャへメッセージ送信に際し、ダイヤル
ボタンによらない送信メッセージ入力と簡便な送信メッ
セージ内容の修正や確認,保存を可能とする。 【解決手段】 呼出番号と送信メッセージをメッセージ
シートに所望の呼出番号と、送信メッセージの記入を行
なって読取部1で読み取る。画像処理部2で読み取った
メッセージシートの画像情報を出力し、文字領域判定部
5,文字領域切出部7,特徴抽出部8及び文字認識部9
により文字認識を行なう。文字修正部11では、リジェ
クト文字や誤読文字を訂正する。文字コード変換部14
では、文字認識により得られた文字を文字コードに変換
し、対応するPB信号の種別選定を行なう。PB信号生
成部15は、文字コード変換部14により得られたPB
信号の種別選定結果に従って、PB信号を生成する。こ
のようにして得られたPB信号を選択部18により選択
し、NCU19により回線20に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙に記述されて
いる文字情報を認識し、得られた文字情報に従って電話
番号,ファクシミリ番号あるいは無線呼出し(ぺージ
ャ)の呼出番号とメッセージ送出とを自動で発信する装
置に係り、メッセージ送信装置、電話機あるいはファク
シミリ装置等に適応して好適な自動発信方式あるいはデ
ータ伝送方式に関する。
【0002】
【従来技術】従来のファクシミリ装置において、電話番
号あるいはファクシミリ番号を自動発信する方式とし
て、特開平6ー189041公報に記載のように、送信
原稿の所定の位置にファクシミリ番号を記述し、ファク
シミリ装置の読取部で画像情報を読み取り、得られた画
像情報から文字領域を抽出して文字認識を行なうことに
より、ファクシミリ番号を得るようにしたOCR(Opti
cal Character Reader)システムを用いて、得られたフ
ァクシミリ番号をコード化し、プッシュトーン信号(以
下、PB信号という)に変換して送出することにより、
自動発呼を可能とするものが知られている。
【0003】これは、図12に示すように、読取走査部
101と、光学読取部102と、メモリ103と、読取
処理部104と、ラインメモリ制御部105と、データ
バス106と、インターフェイス部108と、パネル操
作部107とによって構成され、送信するファクシミリ
用紙に予め決められた所定の位置に相手番号を記入する
ことにより、これが従来のファクシミリ装置の読取部に
新たに追加した光学読取部102で読み取られ、自動的
にダイヤルインできる。これにより、煩雑なキー入力操
作を省略することができる。
【0004】また、データ伝送システムとして、例え
ば、無線呼出し(ページャ)などは、発呼者が呼出番号
を送出することによって被呼者を呼び出すだけの機能に
加え、呼出番号に続いて数字情報を送出することによ
り、被呼側で受信した数字情報に従って数字,記号ある
いはカナ文字でメッセージを表示するようにした機能を
有する高機能化を図った機種の実用化が図られている。
【0005】このような高機能化を図ったページャに、
番号,記号あるいはカナ文字で構成されるメッセージを
送信する場合、メッセージ送信側の処理として、PB信
号を発生可能なプッシュホンタイプの電話機から受信側
ページャの呼出番号をダイヤルし、その後、カナ文字,
英数字あるいは記号で構成されるメッセージの各々の文
字について、図13に示すような文字コード変換表に従
って2桁の番号(文字コード)で表わし、得られた文字
コードをダイヤルすることにより達成するものである。
【0006】また、この場合、呼出番号や送信メッセー
ジに加え、通信プロトコルに従う制御用の文字コードを
付加してダイヤルするものである。一方、受信側である
ページャでは、受信により得られた文字コードを、再
び、図13に示すような文字コード変換表に従い、文字
コードをカナ文字,英数字あるいは記号で表示すること
により、所望のメッセージを表示するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たデータ伝送システムでは、データ(送信メッセージ)
の入力手段として、各1文字づつ、文字コード変換表を
参照しながら、文字コードを抽出し、同時に文字コード
のボタン入力操作が必要不可欠となる。
【0008】さらに、呼出番号に加え、それに続く文字
コード入力操作する場合、10桁以上の入力が必要であ
り、また、文字コード入力の途中で入力誤りを犯してし
まった場合には、所定の訂正処理を行なった後、再度文
字コードの入力操作を繰り返す必要があり、さらに、こ
の文字コード入力操作は基地局との通話中に手動により
行なうことから、入力操作に要する時間がそのまま通話
時間に反映されてしまうといった問題があった。
【0009】つまり、送信メッセージの文字数が増大す
るに従って入力に要する時間も増大化してしまうし、入
力途中あるいは入力終了時に入力文字コードの修正を行
なう場合、この修正作業がダイヤルボタンによることか
ら、その操作性如何によっては、いたずらに通話時間が
増大化してしまうし、さらには、入力終了した送信メッ
セージ内容の確認を行なう手段がほとんどなく、送信メ
ッセージ内容に不安を残したまま送信することになると
いった問題があった。
【0010】本発明の目的は、かかる問題を解消し、ペ
ージャなどにメッセージを送信する場合であっても、送
信メッセージの入力時にダイヤルボタンによらず、ま
た、文字コードに変換する煩わしさをなくし、かつ、簡
便な送信メッセージの内容の修正及び確認ならびに送信
メッセージの保存を可能とするメッセージ送信装置、な
らびに、画像情報読取装置とこれを用いた装置ファクシ
ミリ装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、1文字毎に設けられた文字領域に文
字,数字,記号などの入力文字が記入された原稿から文
字入力手段によって該入力文字を順次読み取り、読み取
った該入力文字からなるメッセージを送信するものであ
って、この文字入力手段は、少なくとも、該原稿を読み
取る読取手段と、この読取手段で読み取られた該原稿の
画像信号の濃度レベルを2値化処理して画像情報を得る
画像処理手段と、該画像情報を記憶保持する画像情報記
憶手段と、該画像情報記憶手段から該画像情報から該読
取原稿での該文字領域の判定を行なう文字領域判定手段
と、該文字領域判定手段で判定された文字領域内から、
そこに記入されている該入力文字に対するビットマップ
データを抽出する文字領域切出手段と、抽出された該ビ
ットマップデータから入力文字の特徴を特徴情報として
抽出する特徴抽出手段と、予め認識の対象となる文字毎
に夫々の特徴情報を基準特徴情報として格納した辞書
と、該特徴抽出手段により抽出された該特徴情報と該辞
書に格納されている該基準特徴情報とのマッチングによ
り、入力文字を確定して文字データを割当てる文字認識
手段と、該文字認識手段によって確定された該入力文字
の文字データを記憶保持する文字記憶手段とからなり、
さらに、該文字記憶手段から該文字データを読み取って
プッシュトーン信号で発生可能な文字コードに変換する
とともに、通信プロトコルに従う制御文字コードを付加
する文字コード変換手段と、該文字コード変換手段によ
り得られた該文字コードと該制御文字コードとを順次プ
ッシュトーン信号に変換するプッシュトーン信号発生手
段とを有する。
【0012】また、上記文字認識手段は、上記特徴抽出
手段により抽出された上記特徴情報と上記辞書に格納さ
れている上記基準特徴情報とのマッチングによっても、
入力文字の確定ならびに確定不能な場合には、リジェク
ト文字として対応する文字データを割り当てるものであ
って、上記文字記憶手段に記憶保持された該リジェクト
文字や誤認識文字を修正し、夫々に対する文字データを
該リジェクト文字や誤認識文字の文字データに代えて再
度前記文字記憶手段に記憶保持される文字修正手段を設
ける。
【0013】かかる構成によると、原稿に所望の呼出番
号と送信メッセージとを記入してセットすると、読取手
段がこの原稿をセンサで走査して、画素単位で濃度レベ
ルを読み取り、これによって得られた原稿の画像信号を
画像処理手段が読取センサの読取歪補正やγ補正処理,
MTF補正処理などの補正処理をし、しかる後、固定し
きい値と比較して2値化した画像情報を出力する。この
2値化画像情報は所定ライン分画像情報記憶手段に記憶
保持される。次に、この画像情報記憶手段に記憶保持さ
れた画像情報が順次読み出され、文字領域判定手段にお
いて、原稿での文字の記入領域である文字領域が抽出さ
れ、文字領域切出手段により、文字領域判定手段で判定
された文字領域での文字に対応したビットマップデータ
が抽出される。特徴抽出手段では、抽出されたビットマ
ップデータから、これに対する文字の特徴を特徴量とし
て抽出し、文字認識部により、この特徴量を辞書に登録
されている基準特徴量とマッチング処理する。これによ
り、マッチングの近似度により優先度の高い順に辞書の
候補文字が挙げられ、最も優先度の高い文字を認識確定
文字とする。認識の結果判定不能な場合には、リジェク
ト文字として、対応する文字を認識確定文字とする。か
かる認識確定文字の文字データは文字記憶手段に順次記
憶保持する。リジェクト文字や誤認識文字は、さらに、
文字修正手段で所望の文字に修正される。
【0014】文字記憶手段で記憶保持されている文字コ
ードは再生され、文字コード変換手段により、PB信号
で発生可能な文字コードへの対応付けや変換処理がなさ
れ、さらに、送信対象とする通信端末の通信プロトコル
従う各種制御文字コードが付加され、PB信号発生手段
で順次PB信号に変換されて回線に送出される。
【0015】以上の構成により、ファクシミリ装置に適
用する場合には、その読取部を流用するOCRシステム
を付加することにより、ページャへのメッセージ送信時
において、煩雑なダイヤル操作を行なうことから解放さ
れることが可能となるし、呼出番号を自動発信するとと
もに、それに続く送信メッセージの自動発信が容易にな
る。
【0016】また、送信メッセージの原稿への記入は通
話時間以外に行なうことから、記入に要する時間に捕わ
れる必要がないし、さらには、このように自動発信が可
能なことから、ファクシミリ装置側でPB信号の発生タ
イミングの最適化を図ることが可能であり、メッセージ
送信に要する通信時間の短縮化,通話料金の増大化を抑
えることが容易に可能となる。
【0017】また、OCRシステムの文字認識能力とし
て、数字,記号あるいはカナ文字などに対する認識能力
を付加することにより、原稿に数字,記号あるいはカナ
文字により表わされるメッセージを記入する際に、文字
コード変換表を参照することなしに直接記入することが
可能となる。
【0018】さらに、漢字認識能力を付加することにさ
らなるメッセージ送信の利用用途の拡大を見込むことが
可能となる。
【0019】一方、OCRシステムの文字認識能力とし
て、数字及び記号のみを認識の対象とする簡略認識シス
テムの場合には、やはり、原稿に送信メッセージを記入
する際に、送信メッセージを文字コード変換表を参照
し、文字コードに展開して記入する必要性はあるもの
の、記入した文字コードを、表示操作手段に表示する
際、文字コードのみならず、対応する数字,記号あるい
はカナ文字に変換して表示することにより、送信メッセ
ージの内容確認を行なうことが可能となる。これによ
り、原稿への記入誤り,誤認識文字あるいはリジェクト
文字の確認が容易に可能となるし、また、この誤認識文
字文字に対し、表示操作手段の操作ボタンなどによる修
正が容易に可能となる。これにより、所望の送信メッセ
ージを正確に得ることが容易に可能となる。
【0020】また、事前に定型メッセージなどを登録し
ておくこともでき、かかる定型メッセージなどを指定し
て送信する場合には、対応するメッセージを表示するこ
とにより、送信内容確認を行なうことが可能となる。
【0021】さらに、メッセージを送信する場合、ファ
クシミリ装置側で、通信プロトコルに対応させて送信す
ることにより、利用者は、送信毎に、送信手順を指定す
る煩わしさがない簡便な、メッセージ送信手段を得るこ
とが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。
【0023】図1はファクシミリ装置に適用した本発明
による画像情報読取送信装置の第1の実施形態を示すブ
ロック図であって、1は読取部、2は画像処理部、3は
主制御部、4は印字部、5は文字領域判定部、6は画像
情報記憶部、7は文字領域切出部、8は特徴抽出部、9
は文字認識部、10は辞書、11は文字修正部、12は
文字記憶部、13は表示操作部、14は文字コード変換
部、15はPB信号生成部、16は符号復号化部、17
はモデム、18は選択部、19はNCU(Network Cont
rol Unit)、20は回線である。
【0024】また、図2はメッセージなどが記入されて
読取原稿となるメッセージ用紙の一具体例を示す図であ
って、21は方形領域、22は文字マーカ、23はライ
ンマーカ、24は水平マーカである。
【0025】この実施形態では、例えば、原稿の読取部
としてCCDセンサや密着型センサなどのラインセンサ
を用い、これによって原稿を1次元的に横方向(主走査
方向)に走査しながら(以下、この主走査方向の1回の
走査領域をラインという)、この主走査方向とは直行す
る方向(副走査方向)に順次原稿を移動させることによ
り、原稿の濃度レベルを画素単位で読み取り、得られた
濃度レベルに応じて白あるいは黒で2値化を行なうこと
により、画像情報(ビットマップデータ)を得るように
したG3規格に対応するファクシミリ装置、あるいは、
さらに電話機を内蔵したファクシミリ装置に用いた場合
について説明する。
【0026】図1において、読取部1では、図示しない
ラインセンサにより、読取原稿の濃度レベルを画素単位
で読み取り、これによって得られた濃度レベルを多値デ
ータで表わした読取信号1aを出力する。
【0027】画像処理部2では、読取部1から出力され
るこの読取信号1aをラインセンサの読取歪補正処理や
γ補正処理やMTF(Modulation Transfer Function)
補正処理などによって補正処理し、しかる後、画素単位
でその濃度レベルを固定しきい値と大小比較することに
よって白あるいは黒で2値化し、2値化画像情報2a
(ビットマップデータ)を出力する。
【0028】画像情報記憶部6では、順次得られるこの
2値化画像情報2aが所定ライン分記憶保持される。ま
た、このようにして得られた2値化画像情報2a(ビッ
トマップデータ)は、印字部4に供給されることによ
り、読取画像が印字されたハードコピーが得られる。
【0029】一方、符号復号化部16では、得られたビ
ットマップデータを、ファクシミリの標準符号化方式で
あるMH(Modified Huffman)符号化あるいはMR(M
odified Relative Element Address Designate)符号化
などにより、デ−タ圧縮処理する。このようにして得ら
れたファクシミリデータは、モデム17,選択部18及
びNCU19を介して、電話回線20に送出される。
【0030】また、ファクシミリデータの受信時には、
この受信データに以上とは逆の処理がなされる。例え
ば、電話回線20,NCU19及びモデム17を介して
ファクシミリデータが受信され、符号復号化部16にお
いて、圧縮処理されているこのファクシミリデータが復
号化されてビットマップデータが得られる。このように
して得られたビットマップデータは、画像情報記憶部6
で記憶保持され、また、印字部4に供給されることによ
り、受信画像が印字されたハードコピーが得られる。
【0031】この実施形態では、このようなファクシミ
リ装置に、以下に説明する制御部が付加されている。
【0032】即ち、文字領域判定部5が設けられてお
り、これは、画像情報記憶部6に記憶保持されている読
取原稿に対する2値化画像情報6a(ビットマップデー
タ)を主走査方向ならびに副走査方向に連続する画素の
順に読み出し、メッセージシートの文字マーカ及びライ
ンマーカを検出することによって方形領域を定め、なお
かつ、この方形領域内にビットマップデータで表わされ
る文字、つまり、黒画素の有無を検出することにより、
文字領域か否かを判定する。
【0033】また、文字領域切出部7が設けられてお
り、ここでは、文字領域判定部5によって判定された文
字領域において、1文字づつに対するビットマップデー
タの抽出が行なわれる。
【0034】さらに、特徴抽出部8が設けられており、
ここでは、このように抽出された各々の文字に対し、ビ
ットマップデータから文字情報を示す黒画素が抽出され
てその連続成分が抽出され、連続成分の特徴などによ
り、文字の特徴が定量的な値である特徴量に変換され
る。
【0035】さらにまた、辞書10が設けられており、
ここには、予め認識の対象となる全ての文字に対して、
基準となる個々の特徴量(以下、基準特徴量という)が
予め記憶されている。
【0036】さらにまた、文字認識部9が設けられてお
り、ここでは、特徴抽出部8によって抽出された各文字
の特徴量と辞書10に登録されている基準特徴量とのマ
ッチングが行なわれる。そして、マッチングの近似度に
応じて優先度が決められ、優先度の高い順に辞書10の
候補文字が挙げられ、最も優先度の高い文字が認識確定
文字とされる。また、認識の結果、判定不能な場合に
は、リジェクト文字として対応する文字が認識確定文字
とされる。
【0037】ここで、この第1の実施形態では、認識文
字の情報としては、文字コードに変換して管理するもの
とする。また、文字コードは、図3に示すように、ボタ
ン電話機で使用される数字ならびに2種類の記号を用い
て表わすものであり、図13に示す変換表に従って各文
字を2桁の数字で表わすものとする。もっとも、この文
字コード変換表が唯一であるとは限るものではなく、他
の変換手段であっても、本発明を逸脱しない範囲内であ
れば全く問題はない。
【0038】また、この第1の実施形態では、説明を簡
単にするために、文字認識の対象として、英数字やカナ
文字に限定して説明するが、仮名文字,漢字,記号ある
いは他の言語を対象とした場合であっても、同様の効果
が得られることはいうまでもない。
【0039】図1において、さらに、文字記憶部12が
設けられており、ここでは、文字認識部9での文字認識
処理によって得られた文字データが順次記憶保持され
る。
【0040】さらに、各種情報などの表示やダイヤルボ
タンあるいは各種操作ボタンなどが配置された表示操作
部13が設けられており、これにより、文字認識処理に
よって得られた認識文字が表示され、目視によって認識
結果に対するリジェクト文字や誤認識文字の検証を行な
うことができる。
【0041】さらに、文字修正部11が設けられてお
り、ここでは、この表示操作部13での目視の結果、誤
認識文字及びリジェクト文字が存在した場合には、夫々
を修正対象文字として、例えば、表示操作部13の操作
ボタンにより、表示されている修正対象文字が選択さ
れ、所望の文字に修正することができる。
【0042】その修正方法としては、例えば、修正する
文字に対して、図13に示す文字コード変換表を参照
し、ダイヤルボタンによって所望の文字データに対応す
る文字コードを入力するようにしてもよく、あるいは、
メッセージシートに記述してある文字を書き直すことに
よって認識誤りの発生を抑えるようにし、再度読取部1
から読み込むことにより、リジェクト文字あるいは誤認
識文字の再発を抑えようにしてもよい。このようにして
得られた確定文字は、再び文字記憶部12で記憶保持さ
れる。
【0043】さらにまた、文字コード変換部14が設け
られており、ここでは、文字記憶部12で記憶保持され
ている確定文字の文字コードが再生され、呼出番号につ
いてはその番号自身を文字コードとして割り当てられ、
送信メッセージについては、図13に示す文字コード変
換表に従い、PB信号で発生可能な文字コードへの変換
処理が行なわれる。また、送信対象とする通信端末の通
信プロトコルが夫々定められているため、かかる確定文
字の文字コードへの変換に加え、通信プロトコルに従う
各種制御文字コードも付加される。
【0044】ここで、この第1の実施形態では、文字認
識によって得られた文字データを管理する際に使用する
文字コードとして、図13に示す文字コード変換表に従
うことから、文字コード変換部14での送信メッセージ
に対する文字コードの再変換処理を省略してもよい。
【0045】さらに、PB信号発生手段15が設けられ
ており、ここでは、文字コード変換部14によって得ら
れた文字コードが順次PB信号15aに変換されて出力
される。ここで、PB信号15aの発生タイミングなど
は、対応する通信プロトコルに従うことはいうまでもな
い。
【0046】さらに、選択部18が設けられており、こ
こでは、モデム17から出力されるファクシミリデータ
か、PB信号生成部15から出力されるPB信号15a
かの何れかが選択されてNCU19に供給され、このN
CU19は回線20の確立ならびに選択部18より得ら
れる信号の送出を制御する。
【0047】次に、以上説明したこの第1の実施形態に
基づくファクシミリ装置を用いて、カナ文字,英数字あ
るいは記号によって表わされたメッセージの受信が可能
なページャへのメッセージ送信方法について説明する。
【0048】まず、メッセージを記入するための図2に
示すメッセージ用紙が予め用意される。これには、1文
字の記入領域として所定の領域(読取画素数に換算し、
例えば、50画素×40画素相当)が定められ、その領
域を示す基準となる方形領域21が設けられている。ま
た、この方形領域21は少なくとも送信可能な文字数分
設けられているものであり、この方形領域21の配列と
しては、主走査方向(図2での右方向)に文字が順に所
定数N個(図2では、N=14としている)配列されて
なる行が、副走査方向(図2での下方向)にM行(図2
では、M=2としている)であるものとする。
【0049】一方、かかる方形領域21を検出する際の
基準となるマーカとして文字マーカ22を、また、行を
検出する際の基準となるマーカとしてラインマーカ23
を、さらに、シートの先頭ならびに読取り傾きを検出す
る際の基準となるマーカとして水平マーカ24を夫々設
けるようにしてもよい。これは、この第1の実施形態に
基づくファクシミリ装置でメッセージシートを取り込む
場合、必ずしも所望の状態でメッセージシートが取り込
まれるとは限らず、シートが傾いた状態で取り込まれる
こともあり得るものであり、そのため、メッセージシー
トの読取りによって得られた画像情報から水平マーカ2
4を抽出し、これによってメッセージシートの読取り傾
きの度合いを判定することを可能とするものである。
【0050】なお、メッセージシートの形状としては1
種類のみ示したが、勿論、これのみに限るものではな
く、記述されているメッセージの読取り,文字認識が可
能な範囲であれば、方形領域21のサイズ,個数あるい
はライン数などを特に限定するものではなく、他の形状
であっても勿論構わない。
【0051】また、メッセージシートを予め用意して文
字記入及び文字認識を行なう場合についてのみ示した
が、やはり、文字認識が可能な範囲であれば、方形領域
の位置あるいは領域を限定するものではないことはいう
までもない。
【0052】さらに、方形領域21,文字マーカ22,
ラインマーカ23あるいは水平マーカ24については、
文字認識が可能な範囲であれば、他のマーカ形状であっ
てもよいし、マーカを省略しても問題がない場合もある
ことはいうまでもない。
【0053】図4は図2に示したメッセージシートに数
字や文字を記入した例を示すものであり、ここでは、メ
ッセージシートの上段にページャの呼出番号を、下段に
番号メッセージを夫々記入するものである。
【0054】次に、このメッセージシートを用いたメッ
セージ送出の手順を説明する。
【0055】図1において、読取部1に図4に示した記
入済みのメッセージシートをセットして、読取部1の図
示しないラインセンサによってこのメッセージシートの
濃度レベルを画素単位で読み取り、画像処理部2で前述
の画像処理を行なう。画像処理部2から出力される2値
画像情報(ビットマップデータ)2aは、画像情報記憶
部6に所定ライン分記憶保持される。
【0056】そして、この画像情報記憶部6から上記の
ようにしてビットマップデータ2aが読み取られ、文字
領域判定部5により、水平マーカ24を抽出して左右の
水平マーカ24を比較し、これにより、主走査方向及び
副走査方向の画素ずれ量を検出してこの読取時のこのメ
ッセージシートの傾きを検出する。
【0057】また、文字領域判定部5では、画像情報記
憶部6からのビットマップデータ2aから文字マーカ2
2及び行マーカ24が抽出され、それらを基準として方
形領域21の判定が行なわれる。そして、さらに、この
方形領域21内でのビットマップデータから黒画素の有
無が検出されることにより、文字領域か否かの判定なら
びに文字領域の確定が行なわれ、文字領域切出部7によ
り、この確定した文字領域において、各文字に対するビ
ットマップデータが抽出される。
【0058】このようにして抽出されたビットマップデ
ータの各画素に対し、特徴抽出部8により、黒画素の連
続成分が特徴データとして検出される。また、この場
合、前述のメッセージシートの傾きを考慮して、黒画素
の連続成分の距離及び方向の傾きの補正を行なってもよ
く、これにより、さらに正確な特徴データを得ることが
できる。
【0059】特徴抽出部8で得られた特徴データに対
し、文字認識部9において、辞書10を用いて前述の文
字認識処理が行なわれる。これにより、メッセージシー
トに記述されている呼出番号とメッセージとが順次認識
されて確定され、得られた呼出番号とメッセージが表示
操作部13に表示される。この表示により、この認識結
果が目視によって確認でき、誤認識文字やリジェクト文
字が存在する場合には、文字修正部11での前述の処理
によって所望の文字に修正される。そして、以上の処理
によって確定した呼出番号とメッセージが、文字記憶部
12により、文字コードに変換されて管理及び記憶され
る。
【0060】ここで、確定した呼出番号とメッセージ
は、表示操作部13に表示されるとともに、再度ビット
マップデータに展開し、印字部4に供給されて印字出力
することができ、これにより、これら確定した呼出番号
とメッセージとを保存しておくこともできる。また、こ
の第1の実施形態では、図示していないが、呼出番号と
メッセージとを音声メッセージでもって表示し、目視の
代わりに内容確認を行なうようにしてもよいことはいう
までもない。
【0061】文字記憶部12で文字コードに変換されて
管理されている呼出番号とメッセージが読み出され、文
字コード変換部14において、PB信号で発生可能な文
字コードへの対応付けならびに変換処理がなされる。さ
らに、送信対象とする通信端末の通信プロトコルが夫々
定められているため、この文字コードへの変換に加え
て、通信プロトコルに従う各種制御コードも付加され
る。
【0062】文字コード変換部14によって得られた呼
出番号,メッセージ及び制御コードを表わす文字コード
が、PB信号発生手段15により、順次PB信号15a
に変換されて、選択部18及びNCU19を介して回線
20に送出される。これにより、メッセージ送信が行な
われる。
【0063】なお、以上は送信するメッセージ情報を直
接メッセージシートに記入する場合であったが、勿論、
これに限るものではなく、所望のカナ,英字あるいは記
号のメッセージをメッセージシートに記述する際に、P
B信号で発生可能な文字コードに変換して記述するよう
にしてもよく、文字認識の対象となる文字数が限定され
ることから、その分、特徴データの抽出度合いならびに
辞書10で有すべき特徴データを少なくすることが可能
となる。
【0064】また、この第1の実施形態では、特に図1
で示してはいないが、ファクシミリ装置が有する留守録
用の記憶媒体などにメッセージシートの読取内容を保存
しておくようにしてもよく、また、保存あるいは予め登
録されているメッセージを再生してページャへの送出を
行なうようにしてもよい。
【0065】さらに、メッセージの送出に際しては、送
出期日を予め指定することにより、所望の期日でメッセ
ージを送出するようにしてもよい。
【0066】以上説明した第1の実施形態では、ページ
ャへのメッセージ送信時、メッセージ発信者はメッセー
ジシートに所望の呼出番号と送信メッセージを記入し、
ファクシミリ装置に取り込ませるようにするだけでよ
く、その後は、ファクシミリ装置側で呼出番号を自動発
信する。このため、メッセージ発信者は、煩雑なダイヤ
ル操作を行なうことから解放される。
【0067】また、本来、通話中の人手によるダイヤル
入力で入力操作あるいは入力操作誤りによる再入力操作
を行なった場合には、入力に要する時間がいたずらに増
大化して、通話料金増加などの原因となってしまうが、
この第1の実施形態に基づくファクシミリ装置による
と、メッセージシートへの送信メッセージ記入を通話中
以外でも行なうことができるから、記入時間に捕われる
ことから解放され、さらに、メッセージ送信時に電子的
にダイヤル操作を行なうため、ファクシミリ装置側でP
B信号の発生タイミングの最適化を図ることが可能であ
り、メッセージ送信に要する通信時間の短縮化、従っ
て、通話料金の増大化を抑えることが容易に可能とな
る。
【0068】さらに、受信側での表示能力に合わせて、
文字認識の対象文字として、数字のみならず、英字,カ
ナ,記号などに対する認識能力を付加することにより、
メッセージ記入時に、メッセージ文を直接数字のみなら
ず、英字,カナ,記号などを用いて表記するだけでよ
く、メッセージ送信者がメッセージ文を1文字づつ文字
コード変換表を参照して対応する文字コードに展開し、
かつ、メッセージシートに記入する手間を省くことが容
易に可能となる。
【0069】さらにまた、読取文字の認識結果を表示操
作部13に表示することにより、送信メッセージの確認
ならびにメッセージシート記入時の記入誤り,認識誤り
文字あるいはリジェクト文字の確認が容易に可能とな
る。そして、この誤認識文字に対し、表示操作部13の
操作手段であるボタン操作などにより、誤認識文字の訂
正が可能であり、メッセージ送出時に正しくメッセージ
を送出することが容易に可能となる。この場合、送信先
を電話番号から判定し、例えば、メッセージ情報ならば
カナ変換を、数字情報の伝送であればそのままの情報を
夫々表示するようにしてもよく、また、予め双方あるい
は送信側で登録してある定型メッセージを指定して送出
する場合には、対応するメッセージを表示することによ
り、内容確認を行なうことが可能となる。
【0070】さらにまた、メッセージシートを読み取っ
て得られた送信メッセージを印字部4から出力すること
により、送信内容を保存しておくことが可能となる。こ
れにより、後日送信内容を忘れた場合でも、出力した送
信内容の確認が可能であり、コミュニケーションの円滑
化を達成することが容易に可能となる。そして、後日印
字出力によって送信内容を保存した用紙を再度読み取
り、再度同一メッセージを送信するようにしてもよく、
メッセージの再利用が可能となる。
【0071】さらにまた、メッセージの送出に際して
は、送出期日を予め指定して所望の期日でメッセージを
送出することにより、例えば、送出先のスケジュール管
理などへの利用を実現することが容易に可能となる。
【0072】このように、この第1の実施形態によれ
ば、ファクシミリ装置が本来有する画像読取部を流用し
たメッセージ送信システムを構築することが可能であ
り、電話機単体では実現し難い新たな電話機能を実現す
ることが容易に可能となる。
【0073】なお、この第1の実施形態では、メッセー
ジシートを読み取り、ページャにメッセージを送出する
ものであったが、勿論、これに限るものではなく、電子
メールシステムの簡便なデータ入力手段として、この第
1の実施形態に基づいた文字認識機能を有するファクシ
ミリ装置により達成できることはいうまでもない。勿
論、文字コードのみならず、読み取ったイメージデータ
そのものをPB信号あるいはその他の通信プロトコルに
対応させて送出するようにしてもよい。
【0074】また、PB信号によるデータ伝送あるいは
PB信号によらない他のデータ送出を用いる全てのシス
テム(例えば、ファクシミリ情報BOXなどへの利用、
あるいは、アンケート回答への利用,チケット販売,カ
タログ販売など)にこの第1の実施形態に基づく文字認
識機能を有するファクシミリ装置を使用することによ
り、手動操作で番号入力を行なう必要がなく、同様な処
理によって同様な効果を得られることはいうまでもな
い。メッセージ送出時、対応する通信プロトコルに対応
させて送信することにより、メッセージ送出者が送信方
法を指定する煩わしさがない簡便な、メッセージ送信手
段を提供することが可能である。
【0075】さらに、メッセージ文あるいは他の文字情
報などの定型文書を登録する場合において、このファク
シミリ装置のメッセージ読取り機能を利用することによ
り、上記した効果により、登録が容易かつ正確にできる
ことはいうまでもない。
【0076】この第1の実施形態では、使用するメッセ
ージシートの入手方法を特に示していないが、ファクシ
ミリ装置に様式を予め登録しておき、必要に応じて印字
することにより得るようにしてもよい。
【0077】また、この第1の実施形態では、メッセー
ジ情報の記述方法として、専用用紙を用いてカナ文字,
数字などを所定の位置に書き込み、ファクシミリ装置内
で文字認識を行なうことにより、メッセージ情報を得る
ようにしたものであったが、勿論、これに限らず、専用
のマークシートを用い、そのマークシート様式に従って
所望のメッセージ情報をマーキングするようにすること
もできる。これを図5により説明する。
【0078】図5はファクシミリ装置に適用した本発明
による画像情報読取送信装置の第2の実施形態を示すブ
ロック図であって、25はマーキング位置検出部、26
は文字データ変換部であり、図1に対応する部分には同
一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0079】同図において、上記専用のマークシート
を、図1に示した第1の実施形態と同様に、読み込ま
せ、マーキング位置検出部25により、読取画像処理に
より得られた画像データからマーキングされた位置情報
を抽出し、文字データ変換部26により、マーキング位
置に対応する文字データを得ることにより、メッセージ
情報を得るようにする。これ以降は、図1に示した第1
の実施形態と同様に処理することにより、同様の効果が
得られる。
【0080】なお、この実施形態では、マーキング位置
によって文字コードが表わされるので、図1におけるよ
うな文字認識部9,辞書10,文字修正部11は設ける
必要がない。
【0081】ここで、マークシートを用いたメッセージ
情報の入力手法によれば、マーキングデータの認識が比
較的単純であることから、認識誤り率が低く、認識誤
り、つまり、メッセージ情報の入力誤りに対する修正処
理が少なくて済むといった効果が得られることはいうま
でもない。
【0082】また、バーコードによる呼出番号及びメッ
セージの記述を行なったメッセージシートを用いること
もできる。これを図6で説明する。
【0083】図6はファクシミリ装置に適用した本発明
による画像情報読取送信装置の第3の実施形態を示すブ
ロック図であって、27はバーコード検出部、28は文
字データ変換部であり、図1に対応する部分には同一符
号を付けて重複する説明を省略する。
【0084】同図において、先の実施形態と同様に画像
情報を読み取り、バーコード検出部27により、バーコ
ード位置ならびにバーコード情報を検出し、文字データ
変換部28により、バーコード情報に対応する文字デー
タを得るようにする。これにより、先の実施形態と同様
の処理により、同様な効果が得られる。
【0085】ここにおいても、バーコードによって文字
コードが表わされるので、図1におけるような文字認識
部9,辞書10,文字修正部11は設ける必要がない。
【0086】なお、メッセージの登録方法として、外部
のPB信号発生手段で発生したメッセージに対応するP
B信号を回線20あるいは電話機の送受話器を介して入
力させ、この第3の実施形態に基づくファクシミリ装置
において、このPB信号から文字コードに変換すること
により、メッセージを登録するようにしてもよい。
【0087】図5,図6に示したファクシミリ装置は、
図1に示した第1の実施形態を変形した実施形態による
ファクシミリ装置である。
【0088】図1に示した第1の実施形態に基づくファ
クシミリ装置では、また、この第1の実施形態で示した
メッセージ送信機能を有さない他のファクシミリ装置に
より読み取った呼出番号及びメッセージを記入したメッ
セージシートを読み取って得られたファクシミリデータ
を受信することにより、符号復号化部16でファクシミ
リデータをビットマップデータに変換し、画像情報記憶
部6で記憶保持する。受信終了後、この実施形態で示し
た同様な処理によって文字認識を行なうことにより、メ
ッセージシートに記載された呼出番号及びメッセージを
抽出し、得られた呼出番号及びメッセージをこの第1の
実施形態と同様な処理により自動発信する。
【0089】この場合、使用するメッセージシートに、
メッセージ転送を指示する旨の付加情報などを同時に記
すようにしてもよい。また、この付加情報として、画像
情報記憶部6あるいは文字情報記憶部12に予め記憶保
持されている呼出番号あるいは送信メッセージを指定す
るものであってもよい。これにより、この第1の実施形
態に基づくファクシミリ装置側で、メッセージ転送の指
示に基づいてメッセージの自動発信を行なうことが容易
に可能となり、この第1の実施形態で示した同様な効果
が得られることはいうまでもないし、さらには、この第
1の実施形態に基づくファクシミリ装置を用いることに
より、メッセージ送信機能を有さない他のファクシミリ
装置であっても、メッセージの自動発信を行なうことが
可能となる。また、この場合、発信する呼出番号及びメ
ッセージの内容をファクシミリデータに展開してメッセ
ージ発信元のファクシミリ装置に転送することにより、
発信者が内容の確認を行なうようにしてもよい。これに
よって誤認識文字を確認した場合には、メッセージシー
トに記載してある誤認識文字に対応する文字を再度書き
直して再送し、誤認識文字の発生を防止するようにして
もよい。
【0090】この第1の実施形態基づくファクシミリ装
置では、メッセージデータの取込みにファクシミリ装置
の読取部1を用いたが、勿論、これに限るものではな
く、ファクシミリ装置に着脱可能なメッセージシート専
用読取部を別に設け、この第1の実施形態で示した同様
な処理を行なうようにしてもよく、同様な効果が得られ
ることはいうまでもないし、さらに、かかる構成とする
ことにより、メッセージシートの読取操作を簡便にする
ことが容易に可能となる。
【0091】図7はファクシミリ装置に適用した本発明
による画像情報読取送信装置の第4の実施形態を示すブ
ロック図であって、29は画像データI/F(インター
フェイス)部であり、図1に対応する部分には同一符号
を付けて重複する説明を省略する。
【0092】同図において、この第4の実施形態に基づ
くファクシミリ装置は、図1に示した構成に、データ通
信用インターフェイス(例えば、有線,無線,光通信あ
るいは音響カプラなどによるデータ通信)として画像デ
ータI/F部29が付加されたものであり、これによ
り、外部で生成された画像データを取り込み、図1に示
したファクシミリ装置と同様に、文字抽出や文字認識に
よるメッセージ取込み処理を行なうものである。
【0093】この第4の実施形態に基づくファクシミリ
装置においても、図1に示した第1の実施形態に基づく
ファクシミリ装置と同様の効果が得られる。
【0094】また、文字データを扱う情報機器(例え
ば、ワードプロセッサ,パーソナルコンピュータあるい
は電子手帳やPDAなどの携帯情報端末など)を接続
し、情報機器で作成されたメッセージ情報を表わす文字
コードをこの画像データI/F21を介して取り込み、
各種通信プロトコルに従って変換してPB信号を生成し
て送信するようにしてもよく、これにより、同様な効果
が得られることはいうまでもない。
【0095】ここで、以上の実施形態では、画像情報の
読取り方法としてCCDセンサや密着型センサにより光
学的に行なうものとしたが、勿論、これに限ることはな
く、メッセージシートに記入された情報を読み取ること
が可能な他のシステムを用いて行なってもよく、同様な
効果が得られることはいうまでもない。
【0096】また、ハ−ドウエア構成による処理方式を
用いたものであるが、これに限るものではなく、処理方
式をソフトウエア処理を用いた構成にすることもでき、
上記と同様な効果が得られることはいうまでもない。
【0097】図8は電話機に適用した本発明による画像
情報読取送信装置の第5の実施形態を示すブロック図で
あって、30はPB信号を発生可能な電話機部であり、
前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複する
説明を省略する。
【0098】この実施形態は、メッセージシートを読み
取り、画像データであるビットマップデータから、第1
の実施形態で示した処理と同様な処理により、文字認識
処理により、呼出番号及び送信メッセージを得てPB信
号で発生可能な文字コードへの対応付け並びに変換処理
を行なう。さらに、送信対象とする通信端末の通信プロ
トコルが夫々定められているため、文字コードへの変換
に加え、通信プロトコルに従う各種制御コードを付加す
る。そして、得られた呼出番号,メッセージ及び制御コ
ードを表わす文字コードを電話機部30でPB信号に変
換し、回線20にPB信号を送出する。これにより、被
呼端末への自動呼出及びメッセージ送信が行なわれる。
【0099】また、この場合、メッセージシートの読取
部1での読取センサの形状及び取付け位置は、メッセー
ジシートを読み取ることが可能であれば、なんら限定さ
れるものでないことはいうまでもない。
【0100】この第5の実施形態によれば、第1の実施
形態で示した同様の効果が得られることはいうまでもな
く、電話機に読取部を内蔵したことにより、ページャな
どにメッセージを送信する際に、メッセージシートに書
き込んだ呼出番号と送信メッセージを読み取り、自動発
信を行なうことが可能となる。これにより、電話機単体
では実現できない新たな電話機能を実現することが容易
に可能となる。
【0101】また、読取部1が脱着可能な受話機部に位
置する場合や、携帯型の電話機に読取部1が位置する場
合には、例えば、固定したメッセージシート上で読取部
1を移動させることにより、呼出番号及び送信メッセー
ジを読み取るようにしてもよく、これにより、呼出番号
及び送信メッセージが読取り可能な範囲であれば、メッ
セージシートの形状を特に限定する必要がなくなる。
【0102】さらに、図8では図示していないが、かか
る第5の実施形態に、図1に示した印字部4を付加する
ようにしてもよい。これにより、メッセージシートの印
字出力による取出しあるいはメッセージ内容の保存を行
なうことが可能となる。
【0103】図9は電話機に適用した本発明による画像
情報読取送信装置の第6の実施形態を示すブロック図で
あって、この第6の実施形態は、図8に示した第5の実
施形態に、図7に示した第4の実施形態のように、デー
タ通信用インターフェイス(例えば、有線,無線,光通
信あるいは音響カプラなどによるデータ通信)として画
像データI/F部29を付加したものであり、前出図面
に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省
略する。
【0104】図9において、図示するように、画像デー
タI/F部29を付加したことにより、外部で生成され
た画像データを取り込み、図7に示した第4の実施形態
のように、この画像データから文字抽出及び文字認識に
よるメッセージ取込み処理を行なう。これにより、図7
に示した第4の実施形態と同様な効果が得られる。
【0105】なお、図5,図6に示した実施形態として
も、モデム17,選択部18及びNCU19を除き、P
B信号生成部15の代わりに図8,図9に示すような電
話機部30を用いることにより、電話機として使用する
こともできる。
【0106】図10は文字認識装置あるいはPB信号発
生装置に適用した本発明による画像情報送信装置の第7
の実施形態を示すブロック図であって、31は出力端子
であり、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて
重複する説明を省略する。
【0107】同図において、読取部1で読み取った画像
データを図1に示した第1の実施形態と同様な処理で文
字認識を行なう文字認識手段と、文字コード変換部14
と、PB生成部15とを備えてなり、文字データの出力
端子31を介して電話機などと接続し、電話機などへの
有線,無線,光通信あるいは音響カプラなどによるデー
タ通信を可能としたものである。
【0108】即ち、読取部1でメッセージシートを読み
取って得られた画像データから、文字認識処理により、
呼出番号と送信メッセージを抽出し、文字コード変換部
14により、PB信号で発生可能な文字コードへの変換
処理ならびに被呼通信端末の通信プロトコルに従う各種
制御コードを付加した文字コード列を生成する。このよ
うにして得られた文字コード列をPB信号生成部15に
よってPB信号に変換し、出力端子31から出力する。
【0109】なお、この出力端子31を音響カプラによ
り構成する場合、電話機の受話機を介してPB信号を電
話機に取り込み、この電話機から回線20(図8,図
9)に出力するようにする。また、出力端子31を有線
あるいは無線通信により構成する場合、電話機側に対応
する通信インタフェースを付加することにより、PB信
号を電話機に取り込み、上記回線20に出力するように
する。
【0110】また、図5,図6に示した実施形態として
も、モデム17,選択部18及びNCU19を除くこと
により、文字認識装置あるいはPB信号発生装置として
使用することもできる。
【0111】図11は文字認識装置に適用した本発明に
よる画像情報読取送信装置の第8の実施形態であって、
図10に対応する部分には同一符号を付けて重複する説
明を省略する。
【0112】同図において、この実施形態は、図10に
示した第7の実施形態でPB信号生成部15が設けられ
ていたのを、出力端子31に接続される電話機などに設
けられているPB信号生成部を併用するものである。
【0113】これにより、図10に示した第7の実施形
態に比べてPB信号生成部15を省略できるから、構成
の簡略化,小型化,低コスト化が図れる。
【0114】なお、図5,図6に示した実施形態として
も、PB信号生成部15,モデム17,選択部18及び
NCU19を除き、文字コード変換部14から電話機な
どに接続することにより、文字認識装置として使用する
こともできる。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
ファクシミリ装置の読取部を流用するOCRシステムを
付加することにより、ページャへのメッセージ送信時の
煩雑なダイヤル操作が不要となり、呼出番号を自動発信
するとともに、それに続く送信メッセージの自動発信が
容易となって、使用者の負担を大幅に軽減できる。
【0116】また、送信メッセージのメッセージシート
への記入は通話時間以外に行なうことができるから、記
入に要する時間に捕われる必要がない。
【0117】さらには、このように自動発信が可能であ
ることから、ファクシミリ装置側でPB信号の発生タイ
ミングの最適化を図ることが可能であり、メッセージ送
信に要する通信時間の短縮化,通話料金の増大化を抑え
ることが容易に可能となる。
【0118】さらにまた、OCRシステムの文字認識能
力として、数字,記号あるいはカナ文字などに対する認
識能力を付加することにより、メッセージシートに数
字,記号あるいはカナ文字によって表わされるメッセー
ジを記入する際に、文字コード変換表を参照することな
しに直接記入することが可能となる。
【0119】さらにまた、漢字認識能力を付加すること
により、さらなるメッセージ送信の利用用途の拡大を見
込むことが可能となる。一方、OCRシステムの文字認
識能力として、数字及び記号のみを認識の対象とする簡
略認識システムの場合には、やはり、メッセージシート
に送信メッセージを記入する際、送信メッセージを文字
コード変換表を参照し、文字コードに展開して記入する
必要性はあるものの、記入した文字コードを、表示操作
手段に表示する際に、文字コードのみならず、対応する
数字,記号あるいはカナ文字に変換して表示することに
より、送信メッセージの内容確認を行なうことが可能と
なる。これにより、メッセージシートへの記入誤り,誤
認識文字あるいはリジェクト文字の確認が容易に可能と
なる。
【0120】さらにまた、かかる誤認識文字文字に対
し、表示操作手段の操作ボタンなどによる修正が容易に
可能となる。これにより、所望の送信メッセージを正確
に得ることが容易に可能となる。
【0121】さらにまた、事前に登録されている定型メ
ッセージなどを指定して送信する場合には、対応するメ
ッセージを表示することにより、送信内容確認を行なう
ことが可能となる。
【0122】さらにまた、メッセージを送信する場合、
ファクシミリ装置側で通信プロトコルに対応させて送信
することにより、利用者は、送信毎に、送信手順を指定
する煩わしさがなく、簡便なメッセージ送信手段を得る
ことが可能となる。
【0123】さらにまた、ファクシミリ装置の印字手段
により、読み取った送信メッセージを出力することによ
り、送信内容を保存しておくことができ、これにより、
送信内容を忘れた場合であっても、後日出力した送信内
容の確認が可能であり、コミュニケーションの円滑化を
達成することが容易に可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリ装置に適用した本発明による画像
情報読取送信装置の第1の実施形態を示すブロック図で
ある。
【図2】図1に示した第1の実施形態で使用するメッセ
ージシートの一具体例を示す図である。
【図3】図1に示した第1の実施形態でのダイヤルコー
ドの一具体例を示す図である。
【図4】図2に示したメッセージシートの記入例を示す
図である。
【図5】ファクシミリ装置に適用した本発明による画像
情報読取送信装置の第2の実施形態を示すブロック図で
ある。
【図6】ファクシミリ装置に適用した本発明による画像
情報読取送信装置の第3の実施形態を示すブロック図で
ある。
【図7】ファクシミリ装置に適用した本発明による画像
情報読取送信装置の第4の実施形態を示すブロック図で
ある。
【図8】電話機に適用した本発明による画像情報読取送
信装置の第5の実施形態を示すブロック図である。
【図9】電話機に適用した本発明による画像情報読取送
信装置の第6の実施形態を示すブロック図である。
【図10】文字認識装置あるいはPB信号発生装置に適
用した本発明による画像情報読取送信装置の第7の実施
形態を示すブロック図である。
【図11】文字認識装置に適用した本発明による画像情
報読取送信装置の第8の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図12】従来のファクシミリ装置の一例を示すブロッ
ク図である。
【図13】文字コード変換表の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 読取部 2 画像処理部 3 主制御部 4 印字部 5 文字領域判定部 6 画像情報記憶部 7 文字領域切出部 8 特徴抽出部 9 文字認識部 10 辞書 11 文字修正部 12 文字記憶部 13 表示操作部 14 文字コード変換部 15 PB信号生成部 16 符号復号化部 17 モデム 18 選択部 19 NCU 20 回線 21 方形領域 22 文字マーカ 23 ラインマーカ 24 水平マーカ 25 マーキング位置検出部 26 文字データ変換部 27 バーコード検出部 28 文字データ変換部 29 画像データI/F部 30 電話機部 31 出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 修一 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所パーソナルメディア機器事業 部内 (72)発明者 槙尾 諭 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所パーソナルメディア機器事業 部内 (72)発明者 細田 昌仁 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所パーソナルメディア機器事業 部内 (72)発明者 箕田 博 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所パーソナルメディア機器事業 部内 (72)発明者 白石 幹夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルテメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 大内 敏 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルテメディアシステム 開発本部内

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼出番号及び送信メッセージを入力する
    文字入力手段と、 該呼出番号と該送信メッセージの文字データを記憶する
    文字情報記憶手段と、 該文字データをプッシュトーン信号に変換するPB信号
    生成手段とを少なくとも有し、 該文字情報記憶手段から呼出番号の文字データを読み出
    し、プッシュトーン信号に変換して回線に出力すること
    により、送信相手を呼出し、その後、送信相手に対し
    て、文字情報記憶手段から該送信メッセージの文字デー
    タを読み出し、プッシュトーン信号に変換して回線に出
    力することを特徴とするメッセージ送信装置。
  2. 【請求項2】 1文字毎に設けられた文字領域に文字,
    数字,記号などの入力文字が記入された読取原稿から文
    字入力手段によって該入力文字を順次読み取り、読み取
    った該入力文字からなるメッセージを送信するようにし
    た画像情報読取装置において、 文字入力手段は、少なくとも、 該読取原稿を走査してその順次濃度レベルを読み取る読
    取手段と、 該読取手段で読み取られた該濃度レベルを画素単位でサ
    ンプリングし、2値化処理して画像情報を得る画像処理
    手段と、 該画像情報を記憶保持する画像情報記憶手段と、 該画像情報記憶手段から該画像情報を順次読み出し、該
    読取原稿での該文字領域の判定を行なう文字領域判定手
    段と、 該文字領域判定手段で判定された文字領域内から、そこ
    に記入されている該入力文字に対するビットマップデー
    タを抽出する文字領域切出手段と、 抽出された該ビットマップデータから、それに対する該
    入力文字の特徴を特徴情報として抽出する特徴抽出手段
    と、 予め認識の対象となる文字毎に夫々の特徴情報を基準特
    徴情報として格納した辞書と、 該特徴抽出手段により抽出された該特徴情報と該辞書に
    格納されている該基準特徴情報とのマッチングにより、
    入力文字を確定して文字データを割当てる文字認識手段
    と、 該文字認識手段によって確定された該入力文字の文字デ
    ータを記憶保持する文字記憶手段とからなり、さらに、 該文字記憶手段から該文字データを読み取ってプッシュ
    トーン信号で発生可能な文字コードに変換するととも
    に、通信プロトコルに従う制御文字コードを付加する文
    字コード変換手段と、 該文字コード変換手段により得られた該文字コードと該
    制御文字コードとを順次プッシュトーン信号に変換する
    プッシュトーン信号発生手段とを有し、該プッシュトー
    ン信号を送信信号とすることを特徴とする画像情報読取
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記文字認識手段は、前記特徴抽出手段により抽出され
    た前記特徴情報と前記辞書に格納されている前記基準特
    徴情報とのマッチングによっても、入力文字の確定なら
    びに確定不能な場合には、リジェクト文字として対応す
    る文字データを割り当てるものであって、 前記文字記憶手段に記憶保持された該リジェクト文字や
    誤認識文字を修正し、夫々に対する文字データを該リジ
    ェクト文字や誤認識文字の文字データに代えて再度前記
    文字記憶手段に記憶保持される文字修正手段を設けたこ
    とを特徴とする画像情報読取装置。
  4. 【請求項4】 呼出番号及び送信メッセージをマーキン
    グしたマークシートを読取原稿とし、該読取原稿から文
    字入力手段によって該呼出番号及び送信メッセージを順
    次読み取り、送信するようにした画像情報読取装置にお
    いて、 文字入力手段は、少なくとも、 該読取原稿を走査してその順次濃度レベルを読み取る読
    取手段と、 該読取手段で読み取られた該濃度レベルを画素単位でサ
    ンプリングし、2値化処理して画像情報を得る画像処理
    手段と、 該画像情報を記憶保持する画像情報記憶手段と、 画像情報記憶手段から画像情報を読み出し、該画像情報
    からマーキングされている位置情報を検出するマーキン
    グ位置検出手段と、 検出された該位置情報から、該呼出番号及び送信メッセ
    ージを表わす文字,数字,記号などの入力文字に対する
    文字データに変換する文字データ変換手段ととからな
    り、さらに、 得られた該文字データをプッシュトーン信号で発生可能
    な文字コードに変換するとともに、通信プロトコルに従
    う制御文字コードを付加する文字コード変換手段と、 該文字コード変換手段により得られた該文字コードと該
    制御文字コードとを順次プッシュトーン信号に変換する
    プッシュトーン信号発生手段とを有し、該プッシュトー
    ン信号を送信信号とすることを特徴とする画像情報読取
    装置。
  5. 【請求項5】 呼出番号及び送信メッセージをバーコー
    ドで表わしたシートを読取原稿とし、該読取原稿から文
    字入力手段によって該呼出番号及び送信メッセージを順
    次読み取り、送信するようにした画像情報読取装置にお
    いて、 文字入力手段は、少なくとも、 該読取原稿を走査してその順次濃度レベルを読み取る読
    取手段と、 該読取手段で読み取られた該濃度レベルを画素単位でサ
    ンプリングし、2値化処理して画像情報を得る画像処理
    手段と、 該画像情報を記憶保持する画像情報記憶手段と、 画像情報記憶手段から画像情報を読み出し、該画像情報
    からバーコード情報を検出するバーコード検出手段と、 検出されたバーコード情報から、該呼出番号及び送信メ
    ッセージを表わす文字,数字,記号などの入力文字に対
    する文字データに変換する文字データ変換手段ととから
    なり、さらに、 得られた該文字データをプッシュトーン信号で発生可能
    な文字コードに変換するとともに、通信プロトコルに従
    う制御文字コードを付加する文字コード変換手段と、 該文字コード変換手段により得られた該文字コードと該
    制御文字コードとを順次プッシュトーン信号に変換する
    プッシュトーン信号発生手段とを有し、該プッシュトー
    ン信号を送信信号とすることを特徴とする画像情報読取
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1つにおいて、 前記文字入力手段により得られた文字データを印字出力
    する印字手段を設けたことを特徴とする画像情報読取装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記印字手段は、前記文字認識手段から得られた文字デ
    ータをビットマップデータに展開して印字出力すること
    を特徴とする画像情報読取装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、 前記画像情報記憶手段は前記読取原稿の定型書式をビッ
    トマップデータで保持し、必要に応じて該定型形式を前
    記印字手段により印字出力ことを特徴とする画像情報読
    取装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1つにおいて、 前記文字入力手段により得られた文字データによる前記
    呼出番号と前記送信メッセージを音声により再生出力す
    る音声出力手段を設けたことを特徴とする画像情報読取
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1つにおい
    て、 前記画像記憶部に記憶保持された前記画像情報を符号化
    する符号化手段と、 該符号化手段で符号化された該画像情報と前記プッシュ
    トーン信号発生手段から出力される前記プッシュトーン
    信号とのいずれかを選択する選択手段とを設け、該選択
    手段の出力信号を送信信号とすることを特徴とする画像
    情報読取装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1つにおい
    て、 予め送信期日と時間、及び前記画像情報記憶手段で記憶
    保持されている複数の画像情報あるいは前記文字記憶手
    段で記憶保持されている複数の文字データのいずれかを
    指定し、 指定した期日と時間に所望の画像情報あるいは文字デー
    タを再生し、プッシュトーン信号に変換して送信するこ
    とを特徴とする画像情報読取装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1つにおい
    て、 外部で生成された画像データあるいは文字データを取り
    込む画像データI/F手段を設けたことを特徴とする画
    像情報読取装置。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか1つにおい
    て、 前記画像情報記憶手段または前記文字記憶手段に予め決
    められた呼出番号及び送信メッセージなどの付加情報と
    して格納し、該付加情報を適宜使用することにより、前
    記読取原稿での情報の書込みを省略することができるよ
    うに構成したことを特徴とする画像情報読取装置。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13のいずれか1つに記載
    の画像情報読取装置を用いたことを特徴とするファクシ
    ミリ装置。
  15. 【請求項15】 1文字毎に設けられた文字領域に文
    字,数字,記号などの入力文字が記入された読取原稿か
    ら文字入力手段によって該入力文字を順次読み取り、読
    み取った該入力文字からなるメッセージを送信するよう
    にした電話機において、 文字入力手段は、少なくとも、 該読取原稿を走査してその順次濃度レベルを読み取る読
    取手段と、 該読取手段で読み取られた該濃度レベルを画素単位でサ
    ンプリングし、2値化処理して画像情報を得る画像処理
    手段と、 該画像情報を記憶保持する画像情報記憶手段と、 該画像情報記憶手段から該画像情報を順次読み出し、該
    読取原稿での該文字領域の判定を行なう文字領域判定手
    段と、 該文字領域判定手段で判定された文字領域内から、そこ
    に記入されている該入力文字に対するビットマップデー
    タを抽出する文字領域切出手段と、 抽出された該ビットマップデータから、それに対する該
    入力文字の特徴を特徴情報として抽出する特徴抽出手段
    と、 予め認識の対象となる文字毎に夫々の特徴情報を基準特
    徴情報として格納した辞書と、 該特徴抽出手段により抽出された該特徴情報と該辞書に
    格納されている該基準特徴情報とのマッチングにより、
    入力文字を確定して文字データを割当てる文字認識手段
    と、 該文字認識手段によって確定された該入力文字の文字デ
    ータを記憶保持する文字記憶手段とからなり、さらに、 該文字記憶手段から該文字データを読み取ってプッシュ
    トーン信号で発生可能な文字コードに変換するととも
    に、通信プロトコルに従う制御文字コードを付加する文
    字コード変換手段と、 該文字コード変換手段により得られた該文字コードと該
    制御文字コードとを順次プッシュトーン信号に変換する
    プッシュトーン信号発生機能を備えた電話機部とを有
    し、 該電話機部から出力される該プッシュトーン信号を電話
    回線を介して送信することを特徴とする電話機。
  16. 【請求項16】 請求項15において、 前記文字認識手段は、前記特徴抽出手段により抽出され
    た前記特徴情報と前記辞書に格納されている前記基準特
    徴情報とのマッチングによっても、入力文字の確定なら
    びに確定不能な場合には、リジェクト文字として対応す
    る文字データを割り当てるものであって、 前記文字記憶手段に記憶保持された該リジェクト文字や
    誤認識文字を修正し、夫々に対する文字データを該リジ
    ェクト文字や誤認識文字の文字データに代えて再度前記
    文字記憶手段に記憶保持される文字修正手段を設けたこ
    とを特徴とする電話機。
  17. 【請求項17】 呼出番号及び送信メッセージをマーキ
    ングしたマークシートを読取原稿とし、該読取原稿から
    文字入力手段によって該呼出番号及び送信メッセージを
    順次読み取り、送信するようにした電話機において、 文字入力手段は、少なくとも、 該読取原稿を走査してその順次濃度レベルを読み取る読
    取手段と、 該読取手段で読み取られた該濃度レベルを画素単位でサ
    ンプリングし、2値化処理して画像情報を得る画像処理
    手段と、 該画像情報を記憶保持する画像情報記憶手段と、 画像情報記憶手段から画像情報を読み出し、該画像情報
    からマーキングされている位置情報を検出するマーキン
    グ位置検出手段と、 検出された該位置情報から、該呼出番号及び送信メッセ
    ージを表わす文字,数字,記号などの入力文字に対する
    文字データに変換する文字データ変換手段ととからな
    り、さらに、 得られた該文字データをプッシュトーン信号で発生可能
    な文字コードに変換するとともに、通信プロトコルに従
    う制御文字コードを付加する文字コード変換手段と、 該文字コード変換手段により得られた該文字コードと該
    制御文字コードとを順次プッシュトーン信号に変換する
    プッシュトーン信号発生機能を備えた電話機部とを有
    し、該電話機部から出力される該プッシュトーン信号を
    電話回線を介して送信することを特徴とする電話機。
  18. 【請求項18】 呼出番号及び送信メッセージをバーコ
    ードで表わしたシートを読取原稿とし、該読取原稿から
    文字入力手段によって該呼出番号及び送信メッセージを
    順次読み取り、送信するようにした電話機において、 文字入力手段は、少なくとも、 該読取原稿を走査してその順次濃度レベルを読み取る読
    取手段と、 該読取手段で読み取られた該濃度レベルを画素単位でサ
    ンプリングし、2値化処理して画像情報を得る画像処理
    手段と、 該画像情報を記憶保持する画像情報記憶手段と、 画像情報記憶手段から画像情報を読み出し、該画像情報
    からバーコード情報を検出するバーコード検出手段と、 検出されたバーコード情報から、該呼出番号及び送信メ
    ッセージを表わす文字,数字,記号などの入力文字に対
    する文字データに変換する文字データ変換手段ととから
    なり、さらに、 得られた該文字データをプッシュトーン信号で発生可能
    な文字コードに変換するとともに、通信プロトコルに従
    う制御文字コードを付加する文字コード変換手段と、 該文字コード変換手段により得られた該文字コードと該
    制御文字コードとを順次プッシュトーン信号に変換する
    プッシュトーン信号発生機能を備えた電話機部とを有
    し、該電話機部から出力される該プッシュトーン信号を
    電話回線を介して送信することを特徴とする電話機。
  19. 【請求項19】 請求項15〜18のいずれか1つにお
    いて、 前記文字入力手段により得られた文字データを印字出力
    する印字手段を設けたことを特徴とする電話機。
  20. 【請求項20】 請求項19において、 前記印字手段は、前記文字認識手段から得られた文字デ
    ータをビットマップデータに展開して印字出力すること
    を特徴とする電話機。
  21. 【請求項21】 請求項19において、 前記画像情報記憶手段は前記読取原稿の定型書式をビッ
    トマップデータで保持し、必要に応じて該定型形式を前
    記印字手段により印字出力ことを特徴とする電話機。
  22. 【請求項22】 請求項15〜21のいずれか1つにお
    いて、 前記文字入力手段により得られた文字データによる前記
    呼出番号と前記送信メッセージを音声により再生出力す
    る音声出力手段を設けたことを特徴とする電話機。
  23. 【請求項23】 請求項15〜22のいずれか1つにお
    いて、 予め送信期日と時間、及び前記画像情報記憶手段で記憶
    保持されている複数の画像情報あるいは前記文字記憶手
    段で記憶保持されている複数の文字データのいずれかを
    指定し、 指定した期日と時間に所望の画像情報あるいは文字デー
    タを再生し、プッシュトーン信号に変換して送信するこ
    とを特徴とする電話機。
  24. 【請求項24】 請求項15〜23のいずれか1つにお
    いて、 外部で生成された画像データあるいは文字データを取り
    込む画像データI/F手段を設けたことを特徴とする電
    話機。
  25. 【請求項25】 請求項15〜24のいずれか1つにお
    いて、 前記画像情報記憶手段または前記文字記憶手段に予め決
    められた呼出番号及び送信メッセージなどの付加情報と
    して格納し、該付加情報を適宜使用することにより、前
    記読取原稿での情報の書込みを省略することができるよ
    うに構成したことを特徴とする電話機。
  26. 【請求項26】 請求項2〜12のいずれか1つに記載
    の画像情報読取装置を用いたことを特徴とする文字認識
    装置。
  27. 【請求項27】 請求項2〜12のいずれか1つに記載
    の画像情報読取装置を用いたことを特徴とするプッシュ
    トーン信号発生装置。
  28. 【請求項28】 1文字毎に設けられた文字領域に文
    字,数字,記号などの入力文字が記入された読取原稿か
    ら文字入力手段によって該入力文字を順次読み取り、読
    み取った該入力文字からなるメッセージを送信するよう
    にした画像情報読取装置において、 文字入力手段は、少なくとも、 該読取原稿を走査してその順次濃度レベルを読み取る読
    取手段と、 該読取手段で読み取られた該濃度レベルを画素単位でサ
    ンプリングし、2値化処理して画像情報を得る画像処理
    手段と、 該画像情報を記憶保持する画像情報記憶手段と、 該画像情報記憶手段から該画像情報を順次読み出し、該
    読取原稿での該文字領域の判定を行なう文字領域判定手
    段と、 該文字領域判定手段で判定された文字領域内から、そこ
    に記入されている該入力文字に対するビットマップデー
    タを抽出する文字領域切出手段と、 抽出された該ビットマップデータから、それに対する該
    入力文字の特徴を特徴情報として抽出する特徴抽出手段
    と、 予め認識の対象となる文字毎に夫々の特徴情報を基準特
    徴情報として格納した辞書と、 該特徴抽出手段により抽出された該特徴情報と該辞書に
    格納されている該基準特徴情報とのマッチングにより、
    入力文字を確定して文字データを割当てる文字認識手段
    と、 該文字認識手段によって確定された該入力文字の文字デ
    ータを記憶保持する文字記憶手段とからなり、さらに、 該文字記憶手段から該文字データを読み取ってプッシュ
    トーン信号で発生可能な文字コードに変換するととも
    に、通信プロトコルに従う制御文字コードを付加する文
    字コード変換手段を有し、 該文字コード変換手段から出力される該文字コードと該
    制御文字コードとを送信することを特徴とする画像情報
    読取装置。
  29. 【請求項29】 請求項28において、 前記文字認識手段は、前記特徴抽出手段により抽出され
    た前記特徴情報と前記辞書に格納されている前記基準特
    徴情報とのマッチングによっても、入力文字の確定なら
    びに確定不能な場合には、リジェクト文字として対応す
    る文字データを割り当てるものであって、 前記文字記憶手段に記憶保持された該リジェクト文字や
    誤認識文字を修正し、夫々に対する文字データを該リジ
    ェクト文字や誤認識文字の文字データに代えて再度前記
    文字記憶手段に記憶保持される文字修正手段を設けたこ
    とを特徴とする画像情報読取装置。
  30. 【請求項30】 請求項28または29に記載の画像情
    報読取装置を使用したことを特徴とする文字認識装置。
  31. 【請求項31】 請求項30において、 前記文字コード変換手段から出力される前記文字コード
    と前記制御文字コードとを電話機に送信することを特徴
    とする文字認識装置。
JP7282095A 1995-10-30 1995-10-30 メッセージ送信装置、ならびに、画像情報読取装置とこれを用いた装置 Pending JPH09130567A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002183576A (ja) * 2000-12-12 2002-06-28 Isamu Inagaki 買物情報システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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