JP2002182808A - Cpuの消費電力低減方法、電子装置および消費電力低減プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
Cpuの消費電力低減方法、電子装置および消費電力低減プログラムを記録した記録媒体Info
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Abstract
号と外部からCPUに入力される入力信号の参照を必要
最低限に生成しつつ、消費電力を十分に低減することが
できるCPUの消費電力低減方法、電子装置および消費
電力低減プログラムを記録した記録媒体を提供するもの
である。 【解決手段】 CPU3がスリープ状態に移行したとき
に、CPU3を一定期間毎に通常動作状態に復帰させ、
CPU3から異常検知用のクリア信号を外部監視回路4
に出力するとともに、外部からCPU3に入力されるス
イッチ6のモータ9の起動信号を参照することにより、
クリア信号の出力および入力信号の参照時以外にCPU
3をスリープ状態にしてCPU3の消費電力を低減させ
る方法において、CPU3のスリープ状態を解除したと
きに、クリア信号の出力および入力信号の参照と、クリ
ア信号のみの出力とを一定期間毎に所定の頻度で繰返
す。
Description
めにCPUをスリープ状態に移行させたときに、CPU
を一定期間毎に通常動作に復帰させ、CPUからクリア
信号を外部監視回路に出力してCPUの状態を外部監視
回路で監視するとともに、CPUに接続された電子機器
の入力信号を参照するようにしたCPUの消費電力低減
方法、電子装置および消費電力低減プログラムを記録し
た記録媒体に関する。
は増加しており、駐車中でもそれらの電子ユニットは電
力を消費するのでバッテリー上がりを起こすおそれがあ
る。このため、各電子ユニットでは、消費電力を低減す
るために、マイクロコンピュータ(以下、単にマイコン
という)を駐車中等に作動させる必要のない場合にマイ
コンのCPUをスリープ状態に移行させて消費電力を低
減させるようにしている。
されているため、CPUが暴走して電子機器の誤作動を
誘発するのを防止するためにウォッチドックタイマ等か
らなる外部監視回路を備えている。この外部監視回路は
CPUから一定期間毎にクリア信号が入力されることで
CPUが正常動作していると判断し、このクリア信号が
一定期間経過しても未入力のときにCPUが暴走または
何等かのトラブルが発生したものと判断してCPUにリ
セット信号を出力するようになっている。CPUはこの
リセット信号が入力されたときに初期化されて初期状態
に復帰するようになっている。
きにあっても、一定期間毎に通常動作状態に復帰させ、
異常検知用のクリア信号を外部監視回路に出力するよう
になっており、如何なる状態下であってもCPUの暴走
が発生するのを未然に防ぐように工夫されている。
CPUに接続された電子機器から入力信号があったとき
は直ちに起動しなければならないため、CPUの入力ポ
ートに電子機器の起動信号が入力されたか否かを常に読
み取る必要があり、スリープ状態時に上述したクリア信
号を図5に示すタイミングチャートおよび図6のフロー
チャートに示す手順で出力するとともに、CPUの入力
ポートを参照するようにしている。
に移行した後、30msec毎に10msecの間だけ通常状態に復
帰してクリア信号を出力し、入力ポートを参照してその
後に再びスリープ状態に移行する(図6のステップS21
〜S23)。このため、30msecの内の20msecだけスリープ
状態を確保することができ、その分だけ消費電力の低減
化を図ることができる。
電力低減方法にあっては、外部監視回路にクリア信号を
出力するとともに入力ポートを参照する必要があるた
め、その都度スリープ状態から通常状態に復帰しなけれ
ばならず、その通常状態の移行期間中の消費電力がバッ
テリー上がりを早めてしまうという問題があった。
特開平8−263326号公報に記載されたようなもの
がある。このものは、CPUがスリープ状態にあるとき
に、CPUの異常を検知する第1の異常検知信号を一定
期間毎に出力する第1の異常検出回路と、CPUが通常
状態にあるときに、CPUの異常を検知する第2の異常
検知信号を一定期間毎に出力する第2の異常検出回路と
を設け、スリープ状態の第1の異常検知信号に対して通
常状態における第2の異常検知信号の出力時間を短くし
てスリープ状態の消費電力を低減するようにしている。
うな従来の異常検出回路にあっては、CPUのスリープ
状態と通常状態に異なる周期の異常検出信号を生成する
2つの回路が必要になってしまい、監視回路が複雑、か
つ高価なものとなってしまうとともに、CPUの入力ポ
ートを参照する時間間隔が長くなるので、電子機器の起
動時に速やかに対応することができず、操作時に違和感
を覚えるという問題が発生してしまった。
クリア信号と外部からCPUに入力される入力信号の参
照を必要最低限に生成しつつ、消費電力を十分に低減す
ることができるCPUの消費電力低減方法、電子装置お
よび消費電力低減プログラムを記録した記録媒体を提供
することを目的としている。
を解決するために、CPU(Central Processing Unit)
がスリープ状態に移行したときに、前記CPUを一定期
間毎に通常動作に復帰させ、前記CPUから異常検知用
のクリア信号を外部監視回路に出力するとともに、外部
から前記CPUに入力される入力信号を参照することに
より、前記クリア信号の出力および入力信号の参照時以
外に前記CPUをスリープ状態にして前記CPUの消費
電力を低減させる方法において、前記CPUがスリープ
状態から通常動作状態に復帰したときに、前記クリア信
号の出力および入力信号の参照と、前記クリア信号のみ
の出力とを一定期間毎に所定の頻度で繰返すことを特徴
としている。
に、前記クリア信号の出力および入力信号の参照に対し
て、前記クリア信号のみの出力の発生頻度を多くしたこ
とを特徴としている。
に、CPUを備え、前記CPUがスリープ状態に移行し
たときに、前記CPUを一定期間毎に通常動作に復帰さ
せ、前記CPUから異常検知用のクリア信号を外部監視
回路に出力するとともに、外部から前記CPUに入力さ
れる入力信号を参照することにより、前記クリア信号の
出力および入力信号の参照時以外に前記CPUをスリー
プ状態にして前記CPUの消費電力を低減させる電子装
置において、前記CPUがスリープ状態から通常動作状
態に復帰したときに、前記クリア信号の出力および入力
信号の参照と、前記クリア信号のみの出力とを一定期間
毎に所定の頻度で繰返す信号発生手段を有することを特
徴としている。
に、前記信号発生手段は、前記クリア信号の出力および
入力信号の参照に対して、前記クリア信号のみの出力の
発生頻度を多くしたことを特徴としている。
に、CPUによって実行されるプログラムであって、C
PUがスリープ状態に移行したときに、前記CPUを一
定期間毎に通常動作に復帰させ、前記CPUから異常検
知用のクリア信号を外部監視回路に出力する第1プログ
ラムと、クリア信号を外部監視回路に出力した後、外部
から前記CPUに入力される入力信号を参照することに
より、前記クリア信号の出力および入力信号の参照時以
外に前記CPUをスリープ状態にして前記CPUの消費
電力を低減させる第2プログラムと、前記CPUがスリ
ープ状態から通常動作状態に復帰したときに、前記クリ
ア信号の出力および入力信号の参照と、前記クリア信号
のみの出力とを一定期間毎に所定の頻度で繰返す第3プ
ログラムとを含んでなることを特徴とする消費電力低減
プログラムを記録したことを特徴としている。
に、第3プログラムは、前記クリア信号の出力および入
力信号の参照に対して、前記クリア信号のみの出力の発
生頻度を多するようにプログラムされていることを特徴
としている。
の出力および入力信号の参照とクリア信号のみの出力と
を一定期間毎に所定の頻度で繰返すようにしたため、C
PUの異常を検知するクリア信号と外部からCPUに入
力される入力信号の参照を必要最低限に生成しつつ、C
PUがスリープ状態に移行したときの通常モードの移行
時間を短縮することができ、消費電力を十分に低減する
ことができる。
グラムを変更するだけで上述した制御を行なうことがで
きるため、CPUの製造コストが増大するのを防止する
ことができる。
最低限の入力信号の参照を確保することができるため、
CPUを直ちに起動させることができ、制御に支障を来
すのを防止することができる。
基づいて説明する。
低減方法、電子装置および消費電力低減プログラムを記
録した記録媒体の一実施形態を示す図である。
えば、パワーウインドを制御する電子装置としての電子
ユニット1を示す図である。図1において、12はバッテ
リー、2は電圧回路、3はCPU、4は外部監視回路、
5はクロック発生回路、6はスイッチ、7、8はリレ
ー、9はモータ、10、11はトランジスタ、R1〜R4は保
護抵抗である。
ら5Vに変換するものであり、CPU3には電圧変換さ
れた電力が供給されるようになっている。
成されるパルス信号に基づいて一定期間毎に外部監視回
路4にクリア信号(WDCLR信号)を出力するようになっ
ており、外部監視回路4はこのクリア信号が一定期間が
経過しても未入力のときにCPU3が暴走または何等か
のトラブルが発生したものと判断してCPU3にリセッ
ト信号(RST信号)を出力するようになっている。CP
U3はこのリセット信号が入力したときに初期化されて
初期状態に復帰するようになっている。
号の待ち時間やリセット信号のパルス幅は図示しないコ
ンデンサー等によって任意に設定可能である。
チ6の接点aが接点bまたはcに移動すると、CPU3
はトランジスタ10または11のベースに電圧を印加してリ
レー7または8をONにしてモータ9を一方向または他
方向に駆動することにより、ウインドを上方または下方
に移動させて開閉動作を行なうようになっている。
入力ポート3a、3bにモータ9の起動信号が入力され
たか否かを判別するとともに、外部監視回路4に接続さ
れた入力ポート3cにリセット信号が入力されたか否か
を参照している。
ときに、一定期間毎に通常動作状態に復帰させ、クリア
信号の出力と入力信号の参照を行なうが、このクリア信
号の出力と入力信号の参照の頻度はプログラムによって
任意に設定されている。
プ状態に移行後に30msec毎に10msecの間だけ通常状態に
復帰するように設定されており、移行直後にクリア信号
の出力入力信号を参照した後、スリープ状態に移行し、
20msec後に通常状態に復帰して今度は2msecだけクリア
信号を出力してスリップ状態に移行し、28msec後に通常
動作状態に復帰するモードを2回実行した後、今度はク
リア信号の出力と入力信号の参照を10msec内に行なうモ
ードに切換えられ、この後にまた、クリア信号のみを出
力するモードを2回実行するようになっている。
c、入力信号の参照に8msecがそれぞれ必要な時間とし
て設定されている。
フロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体に記録さ
れたプログラム(第1〜第3プログラム)を実行するよ
うになっており、本実施形態のCPU3は信号発生手段
を含んで構成されるものである。
て作用を説明する。なお、図3はメイン処理を示すフロ
ーであり、図4は低電力モード時の処理を示すフローチ
ャートである。
なウインドの開閉処理やクリア信号の出力等を行ない
(ステップS1)、車両の駐車時等に低電力モードに移
行したか否かを判別する(ステップS2、第1プログラ
ム)。低電力モードに移行したときには、図4に示す低
電力モード処理(第3プログラム)を実行し(ステップ
S3、第2プログラム)、この低電力モード処理時に入
力変化、例えば、スイッチ6の操作やリセット信号の入
力があったか否かを判別し(ステップS4)、入力変化
がない場合にはそのまま低電力モード処理を実行する。
に、スリープ状態に移行後に30msec経過したか否かを判
別し(ステップS11)、30msec経過した場合には、クリ
ア信号を出力する(ステップS12)。次いで、通常状態
に復帰する処理が1回目または4回目であるか否かを判
別し(ステップS13)、この場合にはスリープ状態に移
行直後であるため、1回目の処理であるものと判断し、
入力ポート3a〜3cに起動信号が入力したか否かを参
照する(ステップS14)。
経過したか否かを判別し、30msec経過した場合には、ク
リア信号を出力した後(ステップS12)、通常状態に復
帰する処理が1回目または4回目であるか否かを判別す
る(ステップS13)。この場合には通常動作に2回目に
復帰したものであるため、入力信号を参照せずにステッ
プS11に戻って再び30msec経過したか否かを判別し、30
msec経過した場合には、クリア信号を出力した後(ステ
ップS12)、通常状態に復帰する処理が1回目または4
回目であるか否かを判別する(ステップS13)。この場
合には通常動作に3回目に復帰したものであるため、入
力信号を参照せずにステップS11に戻って再び30msec経
過したか否かを判別し、30msec経過した場合には、クリ
ア信号を出力した後(ステップS12)、通常状態に復帰
する処理が1回目または4回目であるか否かを判別する
(ステップS13)。この場合には通常動作に4回目に復
帰したものであるため、入力ポート3a〜3cに起動信
号が入力したか否かを参照する(ステップS14)。
出力および入力信号の参照とクリア信号のみの出力とを
一定期間毎に所定の頻度で繰返すようにしたため、CP
U3の異常を検知するクリア信号と外部からCPUに入
力される入力信号の参照を必要最低限に生成しつつ、C
PU3がスリープ状態に移行したときの通常モードへの
移行時間を短縮することができ、消費電力を十分に低減
することができる。
ログラムを変更するだけで上述した制御を行なうことが
できるため、電子ユニット1の製造コストが増大するの
を防止することができる。
常動作状態に復帰したときに、クリア信号のみの出力を
行なうようにしたのは、クリア信号の出力時間に対して
入力信号の参照時間が比較的長くかかることに着目した
からであり、本実施形態では、クリア信号の出力および
入力信号の参照とクリア信号のみの出力の頻度を2対1
にしたため、消費電力を十分に低減することができる。
力信号の参照に対して、上述したようにクリア信号のみ
の出力の頻度を多くするようにしたため、CPU3の動
作を常に監視することができ、制御に支障を来すのを防
止することができる。
参照の頻度または設定時間等はシステムで必要とする仕
様に合わせて設定すれば良い。また、起動信号の入力信
号認識処理を数回毎に行なうことになるが、スイッチ6
の入力からモータ9側までの応答時間が操作時に違和感
を覚えない程度の回数設定であれば問題はない。
び入力信号の参照とクリア信号のみの出力とを一定期間
毎に所定の頻度で繰返すようにしたため、CPUの異常
を検知するクリア信号と外部からCPUに入力される起
動信号を監視する入力信号を参照を必要最低限に生成し
つつ、CPUがスリープ状態に移行したときの通常モー
ドへの移行時間を短縮することができ、消費電力を十分
に低減することができる。 また、CPUの構成をその
ままにしてプログラムを変更するだけで上述した制御を
行なうことができるため、CPUの製造コストが増大す
るのを防止することができる。
参照に対してクリア信号のみの出力の頻度を多くするよ
うにしたため、CPUの動作を常に監視することがで
き、制御に支障を来すのを防止することができる。
減方法、電子装置および消費電力低減プログラムを記録
した記録媒体の一実施形態を示す図であり、そのCPU
を備えたパワーウインドの制御回路の構成図である。
ミングチャートである。
チャートである。
ーチャートである。
チャートである。
ートである。
Claims (6)
- 【請求項1】CPU(Central Processing Unit)がスリ
ープ状態に移行したときに、前記CPUを一定期間毎に
通常動作に復帰させ、前記CPUから異常検知用のクリ
ア信号を外部監視回路に出力するとともに、外部から前
記CPUに入力される入力信号を参照することにより、
前記クリア信号の出力および入力信号の参照時以外に前
記CPUをスリープ状態にして前記CPUの消費電力を
低減させる方法において、 前記CPUがスリープ状態から通常動作状態に復帰した
ときに、前記クリア信号の出力および入力信号の参照
と、前記クリア信号のみの出力とを一定期間毎に所定の
頻度で繰返すことを特徴とするCPUの消費電力低減方
法。 - 【請求項2】前記クリア信号の出力および入力信号の参
照に対して、前記クリア信号のみの出力の発生頻度を多
くしたことを特徴とする請求項1記載のCPUの消費電
力低減方法。 - 【請求項3】CPUを備え、前記CPUがスリープ状態
に移行したときに、前記CPUを一定期間毎に通常動作
に復帰させ、前記CPUから異常検知用のクリア信号を
外部監視回路に出力するとともに、外部から前記CPU
に入力される入力信号を参照することにより、前記クリ
ア信号の出力および入力信号の参照時以外に前記CPU
をスリープ状態にして前記CPUの消費電力を低減させ
る電子装置において、 前記CPUがスリープ状態から通常動作状態に復帰した
ときに、前記クリア信号の出力および入力信号の参照
と、前記クリア信号のみの出力とを一定期間毎に所定の
頻度で繰返す信号発生手段を有することを特徴とする電
子装置。 - 【請求項4】前記信号発生手段は、前記クリア信号の出
力および入力信号の参照に対して、前記クリア信号のみ
の出力の発生頻度を多くしたことを特徴とする請求項2
記載の電子装置。 - 【請求項5】CPUによって実行されるプログラムであ
って、CPUがスリープ状態に移行したときに、前記C
PUを一定期間毎に通常動作に復帰させ、前記CPUか
ら異常検知用のクリア信号を外部監視回路に出力する第
1プログラムと、クリア信号を外部監視回路に出力した
後、外部から前記CPUに入力される入力信号を参照す
ることにより、前記クリア信号の出力および入力信号の
参照時以外に前記CPUをスリープ状態にして前記CP
Uの消費電力を低減させる第2プログラムと、前記CP
Uがスリープ状態から通常動作状態に復帰したときに、
前記クリア信号の出力および入力信号の参照と、前記ク
リア信号のみの出力とを一定期間毎に所定の頻度で繰返
す第3プログラムとを含んでなることを特徴とする消費
電力低減プログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項6】前記第3プログラムは、前記クリア信号の
出力および入力信号の参照に対して、前記クリア信号の
みの出力の発生頻度を多するようにプログラムされてい
ることを特徴とする請求項5記載の記録媒体。
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