JP2002181018A - トルシア形高力ボルト及びボルト接合方法 - Google Patents

トルシア形高力ボルト及びボルト接合方法

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JP2002181018A JP2000383371A JP2000383371A JP2002181018A JP 2002181018 A JP2002181018 A JP 2002181018A JP 2000383371 A JP2000383371 A JP 2000383371A JP 2000383371 A JP2000383371 A JP 2000383371A JP 2002181018 A JP2002181018 A JP 2002181018A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボルトの頭部側を回転することによりナット
を締め付ける構造を有し、ボルト頭部側でボルトに対す
る張力導入を可能とし、座面からのボルト突出部高さを
低くできるトルシア形の高力ボルトと、このボルトを用
いたボルト接合方法を提供する。 【解決手段】 雌ねじに螺合する雄ねじを有し締結具を
頭部側に係合して締め付け可能にした高力ボルトであっ
て、頭部先端にトルクコントロール用のピンテールを形
成し頭部とピンテール間に破断溝によるブレークネック
を形成したものであり、ボルト頭部の座面と接合対象鋼
材との間に、頭部外周径より大径の外周角形の座金を介
挿・当接し、ピンテールを締結具のインナースリーブで
掴み座金をアウタースリーブに係合して締め付けるよう
にトルシア形高力ボルトと、このボルトを用いたボルト
接合方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、鋼構造建
築物を構築する際に、中空角形断面の角形鋼管に、梁材
としてH形鋼をスプリットティやエンドプレートなどの
接合金物を介して取り付ける、角形鋼管柱とH形鋼梁と
の高力ボルト接合構造、あるいは建て方の際にナットの
締め付けが困難な狭隘な場所にある高力ボルト接合構造
において用いられるトルシア形高力ボルト及びこのボル
トを用いたボルト接合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、柱材として、例えば中空角形断面
を有する角形鋼管(板材や形材を溶接加工して得られる
ものを含む、以下「角形鋼管」という)を用い、梁材と
してH形鋼(板材や形材を溶接加工して得られたものを
含む、以下「H形鋼」という)を用いた両方向ラーメン
構造が多用されており、例えば、両方向ラーメン構造を
得るための角形鋼管柱とH形鋼梁との接合構造として
は、通しダイヤフラム形式の接合構造が一般に知られて
いる。この形式の接合構造においては、角形鋼管柱とダ
イヤフラムの接合、ダイヤフラムとH形鋼梁の取付部と
の接合は溶接によって行われ、取付部とH形鋼梁との接
合は、添板を介してボルト(セット)によって行われて
いた。
【0003】このような通しダイヤフラム形式の接合構
造においては、H形鋼梁に曲げモーメントが作用した場
合に生じる上下フランジでの圧縮力及び引張力を、接合
部の剛性を低下させずに角形鋼管柱に伝達させることが
できるものの、その構造は複雑であるため、加工工数が
多大となる。また、ダイヤフラムの両面を角形鋼管柱及
びコラムコアに溶接する必要があり、溶接量が多くなる
とともに、高度の溶接技能が必要になる。そのため、最
近では、図4に示すように、ダイヤフラムを用いず角形
鋼管柱1にスプリットティ2を特殊構造で高価なワンサ
イドボルトや高力ボルト3(詳細説明は省略)で接合
し、このスプリットティ2にH形鋼梁4を高力ボルト
(セット)5で接合して溶接負担を軽減する、溶接レス
の接合構造が採用されている。
【0004】ここで用いられる高力ボルト3及び5とし
ては、最近では、日本鋼構造協会の規格(JSS II
09−1996)に定められている構造用トルシア形高
力ボルト・六角ナット・平座金セット(以下「トルシア
形高力ボルト」という)が多用されている。このトルシ
ア形高力ボルトは、ボルトに対して所定の張力を導入で
きる構造を備えたものであり、図5に示すような構造を
有するものである。すなわち、図5(a)に示すよう
に、このトルシア形高力ボルト7は、外周形状が円形の
頭部を有し、外周形状が六角形のナット8の雌ねじに螺
合する雄ねじ形成部の先端に、トルクコントロール用の
ピンテール10を形成したものであり、雄ねじ形成部の
先端とピンテール10間には破断溝によるブレークネッ
ク11が形成されたものであり、雄ねじ部側に座金9
(図5(c))を挿通してナット8(図5(b))を螺
合し、このナット側で締め付けるものである。
【0005】このトルシア形高力ボルト7を、重ね合わ
せた鋼材12、13のボルト孔に挿入し突出した雄ねじ
部に座金9を挿入し、ナット8を螺合して本締め付けす
る際、図6に示すような特殊な締付具14が使用され
る。この締付具14は、ナット8に係合させナットを回
すアウタースリーブ14oと、ピンテール10を掴み一
定のトルクを与えるインナースリーブ14iとを連動的
に動作させる機構を備えたものであり、トルシア形高力
ボルト7を締め付ける場合には、この締結具14を用
い、インナースリーブ14iでピンテール10を掴みア
ウタースリーブ14oでナット8を回すことにより、ナ
ット8の回転トルクが反力としてピンテール10のブレ
ークネック11に伝わり、この部分がある一定のトルク
で破断する。このときの破断トルクで高力ボルトに導入
する張力をコントロールすることができるものである。
【0006】このようなトルシア形高力ボルトは、例え
ば、上記のような角形鋼管柱とH形鋼梁のボルト接合構
造において、角形鋼管柱にスプリットティをボルト接合
する場合、あるいはスプリットティにH形鋼梁を添板を
介してボルト接合する場合などに用いて、ナットを接合
部位の外側面で螺合して締め付けることが多い。
【0007】一般に、ナットは、その高さが軸径と概ね
同じ寸法になっており、締め付けが完了した状態で高力
ボルトの雄ねじ部の先端がねじ山×3相当分程度外部に
突出していることが通常であり、しかも座金を介在させ
る必要があることから、例えば軸径が22mmの高力ボル
トの場合では、座金の座面からピンテールのブレークネ
ックの破断面までの寸法は35mm程度になり、鋼部材や
接合金物の外面より大きく突出することになる。このよ
うな大きな突出部がある場合には、耐火被覆や仕上げ工
事の際の支障になるとともに、裸鉄骨の場合では美観を
損なうことにもなり意匠上でも好ましくない。
【0008】一方、例えば、図4に示すような角形鋼管
柱とH形鋼梁のボルト接合構造において、H形鋼梁を取
り付けるスプリットティを角形鋼管柱にボルト接合する
場合には、例えば、特開平6−33929号、特開平6
−101284号、特開平7−145638号公報で
は、ナットを角形鋼管柱の内部側に固定し、ボルトを外
部側から挿入して締め付けを行うことが開示されている
が、このようなボルト接合構造においては、実質的には
上記従来のトルシア形高力ボルトを使用することができ
ず、ボルトに対して簡便な張力導入ができなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
なボルト接合構造において、従来のボルト接合構造での
な問題点を解消するものであり、ボルトの頭部側を回転
させることにより締め付ける構造を有し、ボルト頭部側
でボルトに対する張力導入を可能とし、外部側での頭部
及び座金による突出部高さを低くできるトルシア形高力
ボルトとこのボルトを用いたボルト接合方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、以下の(1)〜(7)の要旨を有する
ものである。 (1).雌ねじに螺合する雄ねじを有しインナースリー
ブとアウタースリーブが連動的に動作する締結具を頭部
側に係合して締め付け可能にした高力ボルトであって、
頭部先端にトルクコントロール用のピンテールを形成し
頭部とピンテール間に破断溝によるブレークネックを形
成したものであり、ボルト頭部の座面と接合対象鋼材と
の間に、頭部外周径より大径の外周角形の座金を介挿・
当接し、ピンテールを締結具のインナースリーブで掴み
座金をアウタースリーブに係合して締め付けるように構
成したことを特徴とするトルシア形高力ボルト。 (2).(1)において、ボルト強度が800N/mm2
上であることを特徴とするトルシア形高力ボルト。 (3).(1)または(2)において、少なくともボル
トの頭部座面及びねじ部が潤滑処理されていることを特
徴とするトルシア形高力ボルト。 (4).(1)〜(3)のいずれかにおいて、ボルトの
頭部座面と接合対象鋼材との間に介挿・当接される座金
のボルト頭部側座面が潤滑処理されていることを特徴と
するトルシア形高力ボルト。
【0011】(5).頭部先端にトルクコントロール用
のピンテールを形成し、頭部とピンテール間に破断溝に
よるブレークネックを形成した(1)〜(4)のいずれ
かのトルシア形高力ボルトを用いた鋼材のボルト接合方
法であって、雄ねじを固定側になる雌ねじに螺着してボ
ルトを締め付ける際に、ボルト頭部の座面と接合対象鋼
材との間に、該頭部外周径より大径の外周角形の座金を
介挿・当接し、インナースリーブとアウタースリーブが
連動して動作する締結具を用い、インナースリーブでピ
ンテールを掴んで回すことによりアウタースリーブを介
して座金の反力として得られる回転トルクによって一定
の破断トルクで破断させるブレークネックによってボル
トに導入する張力を制御することを特徴とするトルシア
形高力ボルトを用いたボルト接合方法。 (6).(5)において、用いるトルシア形高力ボルト
が通しボルトであって、雄ねじを螺合する雌ねじを形成
したものがナットであることを特徴とするトルシア形高
力ボルトを用いたボルト接合方法。 (7).(5)において、用いるトルシア形高力ボルト
がタップボルトであって、雄ねじを螺合する雌ねじを形
成したものが接合対象の鋼材であることを特徴とするト
ルシア形高力ボルトを用いたボルト接合方法。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、ナットや鋼材に形成さ
れた雌ねじに螺合する雄ねじを有し締結具を頭部側に係
合して締め付け可能にした高力ボルトであって、頭部先
端にトルクコントロール用のピンテールを形成し、頭部
とピンテール間に破断溝によるブレークネックを形成し
たトルシア形高力ボルト(本発明のトルシア形高力ボル
トはボルト頭部側の座金を不可欠とするが、タップボル
トとして用いる場合には、雄ねじ側のナット、座金は不
可欠ではない)で、頭部と反対側の先端にピンテールを
形成した従来のトルシア形高力ボルトとは別異のトルシ
ア形高力ボルトであり、主として、通しボルト(重ね合
わせた接合対象鋼材を貫通させ雄ねじ部に座金をを挿入
し雄ねじ部にナットを螺合するボルトを意味する。以下
「通しボルト」という)あるいはタップボルト(ボルト
の雄ねじ部を直接に接合対象鋼材に螺合するボルトを意
味し、ボルトが、重ね合わせた接合対象鋼材を貫通して
も貫通しなくてもよい。以下「タップボルト」という)
として使用するものである。
【0013】本発明のトルシア形高力ボルトは、雄ねじ
を螺合するナットが、例えば角形鋼管の内部側にある場
合、あるいは狭隘な場所にある接合部位でナットを内部
側で締め付けるのが困難な場合に用いて特に顕著な効果
を奏するものであるが、ナットが外部にあって締め付け
が可能な場合にも、図5に示した従来のトルシア形高力
ボルトに遜色なく用いることができる。本発明のトルシ
ア形高力ボルトは、JISで定めるF8T以上、すなわ
ち、引張強度が800N/mm2 以上であることが要求され
る鋼構造建築物を構築する場合に用いるものであり、例
えば、角形鋼管を柱材とし、この柱材にスプリットティ
やエンドプレート、添板などの接合金物を介してH形鋼
梁を取り付ける角形鋼管柱とH形鋼梁とのボルト接合構
造、あるいは建て方の際にナットの締め付けが困難な狭
隘な場所にある高力ボルト接合構造において主として用
いられるものである。
【0014】この本発明のトルシア形高力ボルトは、イ
ンナースリーブとアウタースリーブが連動して動作する
公知の締結具と同様の基本原理を利用する締結具(ただ
し、本発明で用いる締結具は、ピンテールを掴み回し
て、アウタースリーブに係合した外周形状が角形の座金
の反力として得られる回転トルクでピンテールのブレー
クネックを破断する機構を備えたものである)を用い
て、頭部側で締め付けるものである。こうすることによ
り、この締結具のインナースリーブでピンテールを掴ん
で回しアウタースリーブを介して、座金の反力として得
られる回転トルクによってピンテールの破断溝によるブ
レークネックを一定の破断トルクで破断させて、ボルト
に対する導入張力を容易にコントロールして安定したボ
ルト接合構造を実現することができる。
【0015】本発明のトルシア形高力ボルトを使用した
接合構造物においては、特に構造物の外面側で頭部と座
金による突出高さを極力低くして、耐火被覆や仕上げ工
事の際の支障を緩和し、裸鉄骨の場合では美観の低下を
緩和するものである。その上で、例えば、上記のように
中空角形断面を有する角形鋼管を柱材とし、接合金物を
介して、H形鋼梁を取り付ける角形鋼管柱とH形鋼梁と
の接合構造において、内部側にナットを固定し、外部側
でボルトの頭部側を回して締め付ける場合にも、ボルト
に対する導入張力を容易にコントロールすることができ
る。
【0016】従来、角形鋼管に接合金物をボルト接合す
る場合に、ボルトを外部側から挿入して締め付けられる
ワンサイドボルトが多用されているが、このワンサイド
ボルトは極めて高価であり、ボルトに対する導入張力の
コントロールが容易にできない難点があることから、角
形鋼管柱の内部側にナットを固定して他種のボルトを外
部側から挿入し外部側で締め付けることが試みられてお
り、角形鋼管の内部側へのナット固定手段として簡易な
手段の出現によって、ワンサイドボルトより安価でボル
トに対して導入する張力のコントロールも容易にでき、
安定した接合構造を実現することが可能になる。
【0017】以下に本発明について詳細に説明する。本
発明のトルシア形高力ボルトは、主として、冷間鍛造と
転造によって加工成形後、熱処理して容易に得られる8
00N/mm2 以上の強度を有するものであり、頭部の外周
形状は、本締め付けの際には、丸形、楕円、角形のいず
れであってももよいが、一次締めの際、解体や補修(含
む交換)の際などのことを考慮すれば、一般に用いられ
る手動式または電動式のスパナなどの回動具を係合して
回動できることが好ましい。その意味では六角形が一般
的と言えるが、四角形その他の多角形状、楕円形などで
あってもよい。頭部サイズは、基本的には従来のボルト
頭部より若干薄型のものにすることが好ましい。
【0018】また、頭部の座面に当接する座金は、JI
SやJSSに定める標準的な材質で形成したものでよ
く、インナースリーブとアウタースリーブが連動して動
作する公知の締結具を用いて本締め付けする場合に、上
記したように、アウタースリーブを確実に係合して、座
金の反力として得られる回転トルクによってピンテール
の破断溝によるブレークネックを一定の破断トルクで破
断させるために機能するもので、回さないようにするも
のである。この座金は、締結具のアウタースリーブに係
合されるため、インナースリーブでピンテールを回すと
き支障にならないようにするため、最小外周径をボルト
頭部の最大外周径より大径に形成される。
【0019】なお、この座金は回さないようにするもの
であるため、剛性を確保する熱処理や、特に接合対象鋼
材側の座面に対して粗面化などの高摩擦処理や接着処理
が施される。また、外周形状は、締結具のアウタースリ
ーブを確実に係合する関係上、六角形が一般的である
が、四角形その他の多角形状とすることもできる。ピン
テールは、断面形状が多角形や、円形の外周面に多数の
軸方向溝を形成したものが主体である。これは外周面を
上記の締結具のインナースリーブで掴み回す必要がある
ため、外周面に軸方向溝による滑り止め機能を形成する
ためである。このピンテールは、締結具のインナースリ
ーブで掴む必要があり、基本的には外径がボルト軸径と
同等または軸径より小さいものにすることが好ましい。
【0020】ボルト頭部とピンテール間に形成する破断
溝は、座金の反力として回転トルク一定の破断トルクで
破断させるブレークネックを形成するものであり、ボル
ト強度に応じて、ボルトに対して所定の張力を導入する
ためのトルクが作用したときピンテールの原形を維持し
た状態で破断させるためのものであり、溝形状は、与え
る破断トルクで精度良く破断できる小径部(溝深さ)を
有するV字形状、U字形状などが好ましい。本発明のト
ルシア形高力ボルトは、ピンテール、破断溝の形成とと
もに、例えば冷間鍛造と転造によって量産可能であり安
価に得られるものである。
【0021】本発明のトルシア形高力ボルトを通しボル
トとして使用する場合には、雄ねじにはナットが螺合さ
れるが、このナットは、ボルトの強度の6〜7割の強度
を有するものであればよく、基本的には、締め付ける際
には回わさないものであるため、ボルト頭部側を回して
締め付ける場合に回らないようにする必要がある。その
ための手段として、ナットと座金を独立させる場合に
は、座金の両面、ナットの座面に対して粗面化などの高
摩擦処理や接着処理を施し、また、座金とナットを一体
成型する場合には、座金相当部の座面に対して粗面化な
どの高摩擦処理や接着処理を施すものである。ナットの
外周形状は、六角形が一般的であるが、丸形、他の角形
のいずれであってもよい。ナットと座金を一体に成型す
る場合には、座面の面積を大きくして摩擦力を高める意
味で、座金の座面の面積をナットの面積より大きくする
ことが有効であるが、両者の外周形状が同一であっても
差支えない。このナット側の座金は、省略する場合もあ
り、不可欠なものではない。
【0022】なお、従来のトルシア形高力ボルト使用の
場合には、安定した張力導入のためにナットのねじ及び
座面に潤滑処理を施すのが一般的であるが、本発明のト
ルシア形高力ボルトの場合にはナットに潤滑処理を行う
と、ボルトに張力導入時にボルトの回転に伴いナットが
共回りを起こし、円滑で安定した張力導入が困難にな
る。本発明のトルシア形高力ボルト使用の場合には、原
則として、ボルトの雄ねじが螺合する雌ねじを形成した
ナットや鋼材は固定される必要がある。また、ボルト頭
部の座面と接合対象の鋼材間に介挿・当接される座金は
回さない必要がある。この条件が容易に満たされるため
に、ボルト頭部の座面と座金間、及びナットや鋼材に形
成される雌ねじに螺合する雄ねじに潤滑処理を行うこと
が有効である。この潤滑処理によって、円滑かつ安定的
な張力導入が可能である。また、ボルトとナットの共回
りを防止するとともに高張力導入の場合の雄ねじと雌ね
じ間の焼き付きを防止することができる。潤滑処理に
は、潤滑剤塗布(含む浸漬)、シート状潤滑剤の貼布ま
たは介挿などの処理手段を用いることができる。
【0023】
【実施例】以下に本発明のトルシア形高力ボルトの実施
例を図に基づいて説明する。図1は、構造(形状)例
を、また図2、図3は、使用例を示すものである。図1
において、15は本発明のトルシア形高力ボルトであ
り、頭部16、軸部17と、固定されるナットや鋼材に
形成された雌ねじ(後述)に螺合する雄ねじ部18を有
するものであり、頭部16には外周面に滑止19cを有
するピンテール19が一体に形成され、ピンテール19
と頭部16の境界部の外周にはV形の破断溝によるトル
クコントロール用ブレークネック20が形成されたもの
である。このブレークネック20に対して、締め付けの
際に一定のトルクが作用したとき、このブレークネック
20を破断させるようにして、所定の破断トルクを与え
ることによって高力ボルト15に対する導入張力をコン
トロールできる。21は、外周形状が角形の座金で、ボ
ルト頭部16の座面16f側に挿入・当接して、接合対
象鋼材(図示省略)間の摩擦力を破断トルク発生に利用
するものである。
【0024】この本発明のトルシア形高力ボルト15
は、頭部16側を、インナースリーブ14iとアウター
スリーブ14oが連動して動作する、例えば図2(a)
に示すような締結具(詳細は図示省略)14によって回
して締め付けることを前提とした構造を有し、締め付け
の際には、頭部16の座面16fに挿入・当接した座金
21と接合対象鋼材間の摩擦力を破断トルク発生に利用
するものである。この効果を確実にする摩擦力をより安
定的に確保するために、座金21の接合対象鋼材側の座
面に対して粗面化などの高摩擦処理を施すものであり、
雄ねじ部18側に図2(a)に示すように、ナット(座
金)を用いる場合、回らないようにするためナット(座
金)の座面に対しても同様の処理や接着処理を施すこと
ができる。
【0025】また、本発明のトルシア形高力ボルト15
には、予めまたは使用する際にボルト頭部16の座面1
6fと雄ねじ部18に潤滑処理を行うことにより、高張
力導入の場合に雄ねじ部18と螺合するナットまたは接
合対象鋼材の雌ねじとの間の焼き付きを防止して円滑で
安定した張力導入が可能であり、ナットを使用する場合
でナットを固着しないときには、ナットの共回りを防止
することもできる。
【0026】例えば、接合金物としてスプリットティを
用いる角形鋼管柱とH形鋼梁の高力ボルト接合構造にお
いて、図1(a)、(b)に示した本発明のトルシア形
高力ボルト15を通しボルトとして用いる場合には、図
2(a)に示すように、高力ボルト15を、重ね合わせ
角形鋼管柱22のボルト孔22a、スプリットティ23
のボルト孔23aに挿入して、雄ねじ部18を角形鋼管
柱22のボルト孔22aの出側、すなわち内部側に座金
26とともに予め固定されたナット24の雌ねじ25に
螺着して手動または電動スパナ(図示省略)を用いて高
力ボルト15の頭部16側を回わして一次締め付けを行
う。
【0027】一次締め付け後に、締結具14のインナー
スリーブ14iでピンテール19を掴むとともに、アウ
タースリーブ14oを座金21の外周に係合し、インナ
ースリーブ14iでピンテール19を回しアウタースリ
ーブ14oを介して座金21を回すことによって、座金
21の回転トルクを反力としてピンテール19のブレー
クネック20を一定の破断トルクで破断させて、高力ボ
ルト15に対する導入張力を容易にコントロールするこ
とができる。
【0028】図2(b)は、ブレークネック20が破断
してピンテール19が除去された状態を示しており、ス
プリットティ23の外部側に高力ボルト15の頭部16
と座金21が位置し、スプリットティ23の外側表面か
ら高力ボルト15の頭部16の先端、ここではブレーク
ネック20の破断面までの突出高さhaは、角形鋼管柱
22の内部側の表面から高力ボルト15の先端面までの
突出高さhの60%程度まで低くすることができる。
【0029】また、図3(a)に示すように、例えば、
鋼材27と鋼材28のボルト接合構造において、図1
(a)、(b)に示した本発明のトルシア形高力ボルト
15をタップボルトとして用いる場合には、この高力ボ
ルト15を、重ね合わせた鋼材28のボルト孔28aに
挿入し、雄ねじ部18の先端を鋼材27の雌ねじ29に
螺着して、手動または電動スパナ(図示省略)を用いて
高力ボルト15を頭部16側で回わして一次締め付けを
行う。
【0030】一次締め付け後に、締結具14のインナー
スリーブ14iでピンテール19を掴むとともに、アウ
タースリーブ14oを座金21の外周に係合し、インナ
ースリーブ14iでピンテール19を回しアウタースリ
ーブ14oを介して座金21を回すことによって、座金
21の回転トルクを反力としてピンテール19のブレー
クネック20を一定の破断トルクで破断させて、高力ボ
ルト15に対する導入張力を容易にコントロールするこ
とができる。図3(b)は、ブレークネック20が破断
してピンテール19が除去された状態を示している。
【0031】なお、本発明のトルシア形高力ボルトを用
いた接合構造においては、実際には、複数のトルシア形
高力ボルトが用いられるが、上記図2、図3の場合で
は、便宜的に、その内の一本のトルシア形高力ボルトを
主体にしたボルト接合構造例で示した。本発明のトルシ
ア形高力ボルトは、上記のように、通しボルトとして用
いた場合も、タップボルトとして用いた場合にも、ボル
トに対する導入張力を容易にコントロールすることがで
き、安定したボルト接合構造の実現に寄与できるもので
ある。
【0032】なお、本発明のトルシア形高力ボルトを通
しボルトとして、角鋼管柱とスプリットティとの接合部
位や、ナットの取り付けが困難な狭隘な接合部位などに
用いた場合では、ナットを、予め、角鋼管柱の内部側
や、狭隘な場所にある接合部位(内部側)に固定して外
部側からボルトを挿入してボルト側で締め付けるように
し、外部側においてボルトに対する導入張力を容易にコ
ントロールして安定したボルト接合構造を実現できる。
また、外部側のボルトと座金による突出高さを、ナット
を用いた従来のトルシア形高力ボルトの場合より格段に
低くすることができ、耐火被覆や仕上げ工事の際の支障
を緩和し、裸鉄骨の場合では美観の低下を緩和すること
ができる。
【0033】本発明は、上記の実施例の内容のみに限定
されるものではない。上記では、本発明のトルシア形高
力ボルトは角形鋼管柱とH形鋼梁の高力ボルト接合構造
に使用する場合を主体にして説明しているが、この接合
構造に使用が限定されるものではなく、梁材としてH形
鋼梁以外の各種形鋼を用いる場合にも使用が可能であ
る。ボルト頭部形成条件、ピンテール及び破断溝(ブレ
ークネック)の形成条件、ねじ形成条件、頭部側の座金
形成条件、ナット及び座金形成条件、高摩擦処理部位及
び処理条件、潤滑処理部位及び処理条件などについて
は、接合対象物、接合部位、材料強度、設計強度などに
応じて、上記請求項を満足する範囲内で変更のあるもの
である。
【0034】
【発明の効果】本発明によるトルシア形高力ボルトを通
しボルトとして使用した接合構造物においては、特に構
造物の外面側でボルト・ナットによる突出高さを極力低
くして、耐火被覆や仕上げ工事の際の支障を緩和し、裸
鉄骨の場合では美観の低下を緩和することができる。ま
た、例えば、角形鋼管を柱材とし、接合金物を介して、
H形鋼梁を取り付ける角形鋼管柱とH形鋼梁との高力ボ
ルト接合構造、あるいはナットの締め付けが困難な接合
部位において、予め内部側にナットを固定し、外部側で
ボルトの頭部側を回して締め付ける場合、ナットを用い
ないタップボルトとして使用した場合も、ボルトに対す
る導入張力を容易にコントロールすることができ、安定
した高力ボルト接合構造を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)図は、本発明のトルシア形高力ボルトの
構造例を示す側断面説明図、(b)図は、(a)図のA
a−Ab矢視説明図。
【図2】(a)図は、本発明のトルシア形高力ボルトの
使用例を示し、通しボルトとして用いた角形鋼管柱と接
合金物とのボルト接合構造例での締め付け完了直前の状
態を示す側断面説明図、(b)図は、(a)図の締め付
けが完了した状態を示す側断面説明図。
【図3】(a)図は、本発明のトルシア形高力ボルトの
他の使用例を示し、タップボルトとして用いた鋼材と鋼
材のボルト接合構造例での締め付け完了直前の状態を示
す側断面説明図、(b)図は、(a)図の締め付けが完
了した状態を示す側断面説明図。
【図4】角形鋼管柱とH形鋼梁のボルト接合構造例を示
す立体説明図。
【図5】従来のトルシア形高力ボルト(a)、ナット
(b)、座金(c)例を示す説明図。
【図6】従来のトルシア形高力ボルトによるボルト接合
構造例を示す断面説明図で、(a)図は、ナットを1次
締め付けした状態を示し、(b)図は、締結具で本締め
している状態を示し、(c)図は、締結具で本締めを完
了した状態を示す。
【符号の説明】
1 角形鋼管柱 2 スプリッ
トティ 3、5 高力ボルト 4 H形鋼梁 6 欠番 7 トルシア
形高力ボルト 8 ナット 9 座金 10 ピンテール 11 ブレー
クネック 12、13 鋼材 14 締結具 14i インナースリーブ 14o アウタ
ースリーブ 15 トルシア形高力ボルト 16 頭部 16f 頭部座面 17 軸部 18 雄ねじ 19 ピンテ
ール 19c 滑り止め 20 ブレー
クネック 21 座金 22 角形鋼
管柱 22a ボルト孔(角形鋼管柱) 23 スプリ
ットティ 23a ボルト孔(スプリットティ) 24 ナット 25 雌ねじ 26 座金 27、28 鋼材 28a ボルト
孔 29 雌ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑中 清 福岡県行橋市西泉4−3−2 日鐵ボルテ ン株式會社内 (72)発明者 金沢 清一 福岡県行橋市西泉4−3−2 日鐵ボルテ ン株式會社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌ねじに螺合する雄ねじを有しインナー
    スリーブとアウタースリーブが連動的に動作する締結具
    を頭部側に係合して締め付け可能にした高力ボルトであ
    って、頭部先端にトルクコントロール用のピンテールを
    形成し頭部とピンテール間に破断溝によるブレークネッ
    クを形成したものであり、ボルト頭部の座面と接合対象
    鋼材との間に、頭部外周径より大径の外周角形の座金を
    介挿・当接し、ピンテールを締結具のインナースリーブ
    で掴み座金をアウタースリーブに係合して締め付けるよ
    うに構成したことを特徴とするトルシア形高力ボルト。
  2. 【請求項2】 ボルト強度が800N/mm2 以上であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のトルシア形高力ボル
    ト。
  3. 【請求項3】 少なくともボルトの頭部座面及びねじ部
    が潤滑処理されていることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のトルシア形高力ボルト。
  4. 【請求項4】 ボルトの頭部座面と接合対象鋼材との間
    に介挿・当接される座金のボルト頭部側座面が潤滑処理
    されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいず
    れか1項に記載のトルシア形高力ボルト。
  5. 【請求項5】 頭部先端にトルクコントロール用のピン
    テールを形成し、頭部とピンテール間に破断溝によるブ
    レークネックを形成した請求項1〜請求項4のいずれか
    1項に記載のトルシア形高力ボルトを用いた鋼材のボル
    ト接合方法であって、雄ねじを固定側になる雌ねじに螺
    着してボルトを締め付ける際に、ボルト頭部の座面と接
    合対象鋼材との間に、該頭部外周径より大径の外周角形
    の座金を介挿・当接し、インナースリーブとアウタース
    リーブが連動して動作する締結具を用い、インナースリ
    ーブでピンテールを掴んで回すことによりアウタースリ
    ーブを介して座金の反力として得られる回転トルクによ
    って一定の破断トルクで破断させるブレークネックによ
    ってボルトに導入する張力を制御することを特徴とする
    トルシア形高力ボルトを用いたボルト接合方法。
  6. 【請求項6】 用いるトルシア形高力ボルトが通しボル
    トであって、雄ねじを螺合する雌ねじを形成したものが
    ナットであることを特徴とする請求項5に記載のトルシ
    ア形高力ボルトを用いたボルト接合方法。
  7. 【請求項7】 用いるトルシア形高力ボルトがタップボ
    ルトであって、雄ねじを螺合する雌ねじを形成したもの
    が接合対象の鋼材であることを特徴とする請求項5に記
    載のトルシア形高力ボルトを用いたボルト接合方法。
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