JPH05575Y2 - - Google Patents

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JPH05575Y2
JPH05575Y2 JP1984142312U JP14231284U JPH05575Y2 JP H05575 Y2 JPH05575 Y2 JP H05575Y2 JP 1984142312 U JP1984142312 U JP 1984142312U JP 14231284 U JP14231284 U JP 14231284U JP H05575 Y2 JPH05575 Y2 JP H05575Y2
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JP
Japan
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bolt
pintail
section
tension
tightening
Prior art date
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JP1984142312U
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JPS6157217U (ja
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、張力を導入して締めつけを行う際
に用いる高力ボルトに関し、特に閉鎖断面材ある
いは中実断面材に用いる時に高力ボルトの使用と
張力の管理を容易にした特殊高力ボルトに関する
ものである。
〔従来の技術〕
一般の高力ボルトは一端にボルト頭部が形成さ
れているため現場で閉鎖断面材や中実断面材に使
用するには、比較的径の大きな閉鎖断面材では接
合部の近傍に開口部を設けこの開口部を利用して
ボルトのナツト締めを行ない、通常のトルク管理
により張力を管理している。そして、その後再び
開口部を溶接等で閉鎖する方法がとられている。
最近では、閉鎖断面材のボルト孔の内側にあらか
じめボルトを溶接等で固着しておいたり、閉鎖断
面材あるいは中実断面材の側壁にタツプ孔を穿設
してこれに高力ボルトをボルト本体を回転して螺
合している。しかし、側壁にタツプ孔穿設した場
合には、タツプ孔の摩擦がトルクに影響するた
め、ボルトとナツトのボルトセツトによる通常の
トルク管理で張力管理ができない。そのため、そ
の張力管理は特開昭52−37658号に提案のある荷
重制御座金を用いその変形により目視で張力の管
理を行なうなどの方法を用いている。一方、高力
ボルトを締めつける際に、反力が締めつける作業
者に伝わらないようにした二重ソケツトによるレ
ンチ(例えば芝浦製作所製シヤーレンチ)が実用
化され、その際に、張力管理を容易にしたボルト
も提案されている。例えば、特公昭55−32758号
にある(第3図参照)。ところが、タツプ孔にボ
ルトを螺合する際はボルトを回転するため、前述
のシヤーレンチのごときレンチは使用できなかつ
た。
〔考案の解決しようとする問題点〕
この考案は、特に閉鎖断面材あるいは中実断面
材に対する高力ボルトの使用に際し、前述の二重
ソケツトによるシヤーレンチ等が使用でき、さら
には、導入張力の管理を容易にし、締付け効率を
高め、現場作業の合理化を図ることを目的として
開発したものである。
〔考案の構成〕
この考案は、一端にピンテールを有するネジ部
を設け、他端に前記ネジ部と螺進方向の異なるネ
ジ切りをしたネジ部を設け、さらに前記ピンテー
ルには締付トルクが適当な値となつた時にねじれ
破断する破断溝を設けたことを特徴とする特殊高
力ボルトである。
〔作用〕
閉鎖断面材あるいは中実断面材とその他の部材
との接合に際しては、ピンテールを有しないネジ
部を閉鎖断面材あるいは中実断面材の側壁に設け
たタツプ孔に螺合し、他端より締付工具、前述の
反力を負担するインナーソケツトを備えたレンチ
によりナツトを回転してボルトの締付けを行な
い、螺進方向の相違によりインナーソケツトによ
る戻りの防止によつてボルトに張力が与えられ
る。この際、螺進方向が同じである場合、ナツト
のみを回転して締付けるのであればよいが、イン
ナーソケツトのあるレンチにより、締付けを行う
と、インナーソケツトに反力がかかるためボルト
は逆回転するため、抜け出すこととなり、全く締
付けることはできない。なお、締付け時ピンテー
ルは締付工具のインナーソケツトに生ずる反力を
負担するため、これをとればボルトとナツトによ
るトルク管理が可能となり、締付トルクが適当な
値となつた時に破断溝でねじれ破断することにす
れば破断をとらえて導入張力の管理が可能とな
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例によつて説明する。第1
図は本発明の高力ボルトを示すもので接合部材挿
通部8の一端に断面が六角形のピンテールcを有
し、それに続いて、破断溝d、ネジ部bを有し、
他端に、ネジ部aが逆ねじで設けられている。そ
して、破断溝dで一定の張力が導入された時、破
断するごとく、あらかじめトルク管理が、ナツト
及び座金の間でなされる。
第2図は前述の考案による特殊高力ボルトの一
使用例を示す。中空断面を有する接合金物1の側
壁にタツプネジ6が穿設されている。タツプネジ
6が透視できる位置に梁部材の端部に取り付けた
引張ボルト接合のための接合プレート2のボルト
挿通孔7を配置し、このボルト挿通孔7を挿通し
て特殊高力ボルト3の一端aをタツプネジ6に断
面六角形のピンテールcを回して螺合する。次に
接合プレート2とナツト4の間に平座金4を挟
み、ナツト4を締付工具を用いて特殊高力ボルト
3のピンテールcが破断溝dでねじり破断するま
で回転して締め付け接合プレート2を取りつけ
る。
〔考案の効果〕
この考案による特殊高力ボルトを用いることで
二重ソケツトより成るレンチが使用でき、導入張
力の管理が容易となり、締付け効率が高まり、現
場作業が合理化され高力ボルトの使用が容易とな
る。ピンテールを設け、特に六角形に形成すれ
ば、ボルトをあらかじめ閉鎖断面材あるいは中実
断面材のタツプ孔に螺合する際にも、一般の工具
を用いてピンテール部を回転することにより容易
に螺合できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の概要を示した側面
図、第2図はこの考案による特殊高力ボルトの使
用全体図である。第3図は従来技術を示す説明図
である。 1……接合金物、2……接合プレート、3……
ボルト、4……ナツト、5……平座金、6……ボ
ルト螺合孔、7……ボルト挿通孔、8……接合部
材挿通部、9……アウターソケツト、10……イ
ンナーソケツト、a……ネジ部、b……ネジ部、
c……ピンテール、d……破断溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端にピンテールを有するネジ部を設け、他端
    に前記ネジ部と螺進方向の異なるネジ切りをした
    ネジ部を設け、さらに前記ピンテールには締付ト
    ルクが適当な値となつた時にねじれ破断する破断
    溝を設けたことを特徴とする特殊高力ボルト。
JP1984142312U 1984-09-21 1984-09-21 Expired - Lifetime JPH05575Y2 (ja)

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JP1984142312U JPH05575Y2 (ja) 1984-09-21 1984-09-21

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JP1984142312U JPH05575Y2 (ja) 1984-09-21 1984-09-21

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JPS6157217U JPS6157217U (ja) 1986-04-17
JPH05575Y2 true JPH05575Y2 (ja) 1993-01-08

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JPS5170367U (ja) * 1974-11-29 1976-06-03

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JPS6157217U (ja) 1986-04-17

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