JP2002180753A - 複合サッシの框構造 - Google Patents

複合サッシの框構造

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JP2002180753A JP2000375560A JP2000375560A JP2002180753A JP 2002180753 A JP2002180753 A JP 2002180753A JP 2000375560 A JP2000375560 A JP 2000375560A JP 2000375560 A JP2000375560 A JP 2000375560A JP 2002180753 A JP2002180753 A JP 2002180753A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂框の金属框からの取り外し交換を容易に
すると共に、障子の重量の軽減を図って障子の円滑な開
閉操作をなさしめる。 【解決手段】 窓開口部Aに装着される複合窓枠1内
に、アルミ框13の屋内側露出部分を樹脂框14で覆っ
て複合型とした引き違い障子10を納め、上記障子10
の縦框11cを構成するアルミ縦框13cとこの屋内側
面に取り付ける樹脂縦框14cを嵌合機構によって相互
にスライド嵌合自在としてなり、上記縦框11cの上下
端部にキャップ100を着脱自在に取り付けて樹脂縦框
14cをアルミ縦框13cに固定してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窓開口部に装着さ
れる複合窓枠内に、アルミ框の屋内側露出部分を樹脂框
で覆って複合型とした引き違い障子を納めることによ
り、断熱性を向上させて結露の防止を図ると共に、金属
枠の視覚的な冷たさを排除するようにした複合サッシの
框構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、アルミサッシ等の金属枠からなる
窓枠の屋内側露出部分に樹脂枠を備えた複合型のサッシ
窓枠内に、アルミ框の屋内側露出部分を樹脂框で覆って
複合型とした引き違い障子を納めてなる複合サッシが使
用されつつある。これは、金属枠や金属框の屋内側を金
属に比して熱伝導率が極めて低い樹脂で覆うことによ
り、サッシ窓の断熱性の向上を図ると共に屋内側への結
露を抑え、また金属枠や金属框の視覚的な冷たさを排除
すると共に室内装飾との一体性を持たせることによって
意匠の向上を図るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複合型
のサッシ窓における障子の樹脂框は、アルミサッシ等の
金属框に対し、経年変化や外部からの衝撃等に弱く、変
色したり破損したりすることがあり、その取り替えの需
要が早期に訪れ、樹脂框の取り替えを、如何に効率良く
できるかという問題を有していた。そして従来の複合型
のサッシ窓における障子は、金属框に対し樹脂框を多数
のビスによって取付け・固定するようにしてあり、その
ため、樹脂框自体の重量に加えて多数のビスの重量によ
り、障子自体が重くなって、その開閉操作が円滑に行い
難いという欠点を有していた。特に近年の障子は、ガラ
ス自体をより厚くしたり、二重の複層ガラスにすること
から、益々重量が増加して、重量増加による障子の開閉
操作の問題はより深刻化していた。更に、多数のビスに
よる固定は、その固定作業に多大の手間を要すると共
に、コストの増加をもたらすという欠点を有していた。
【0004】また、樹脂框はアルミ等の金属框に比し
て、その交換が早期に必要になることがあると共に、樹
脂框を室内装飾との一体性を持たせるために、室内装飾
を変えた場合には、同時に樹脂框も室内装飾に合わせて
取り替えの必要性が生じてくる場合もある。しかしなが
ら、従来、上記樹脂框の交換を行なう場合は、多数のビ
スを取り外さなければならず、作業性が極めて悪いとい
う問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、複合型窓枠として断熱性を向上させて
結露の防止を十分に図る複合型のサッシにおいて、樹脂
框の金属框からの取り外し交換を容易にすると共に、障
子の重量の軽減を図って障子の円滑な開閉操作をなさし
める複合サッシの框構造を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の本発明は、窓開口部に装着される複合窓
枠内に、アルミ框の屋内側露出部分を樹脂框で覆って複
合型とした引き違い障子を納めてなる複合サッシにおい
て、上記障子の縦框を構成するアルミ縦框とこの屋内側
面に取り付ける樹脂縦框を嵌合機構によって相互にスラ
イド嵌合自在としてなり、上記縦框の上下端部にキャッ
プを着脱自在に取り付けて樹脂縦框をアルミ縦框に固定
してなることを特徴とする。
【0007】また請求項2記載の本発明は、請求項1に
記載の本発明において、上記樹脂縦框はアルミ縦框の表
面形態に略適合する形態にて形成されると共に、両側部
に形成した嵌合溝にアルミ縦框の両側の突片をスライド
嵌合自在としてなることを特徴とする。
【0008】また請求項3記載の本発明は、請求項1又
は2に記載の本発明において、上記樹脂縦框はアルミ縦
框に対し上下端部に空隙部を残してスライド嵌合されて
なり、この上下端部の空隙部に上記キャップが着脱自在
に取り付けられることを特徴とする。
【0009】また請求項4記載の本発明は、請求項3に
記載の本発明において、上記キャップは樹脂縦框と略同
質の樹脂材にて板状に形成されると共に、対峙するアル
ミ縦框側に突出する突出片を設けてなり、この突出片が
アルミ縦框に設けた案内溝に嵌合することによってアル
ミ縦框に取り付けられることを特徴とする。
【0010】また請求項5記載の本発明は、請求項4に
記載の本発明において、上記キャップには樹脂縦框側に
突出する係止突片を設けてなり、この係止突片が樹脂縦
框もしくはアルミ縦框に設けた係止部に係止することに
よりキャップが樹脂縦框に係止・固定され、樹脂縦框が
アルミ縦框に固定されることを特徴とする。
【0011】また請求項6記載の本発明は、請求項5に
記載の本発明において、上記キャップには樹脂縦框側に
突出する突起を設けてなり、この突起が樹脂縦框に設け
た中空孔に係合することによって樹脂縦框との連結をし
てなることを特徴とする。
【0012】また請求項7記載の本発明は、請求項4に
記載の本発明において、上記キャップの一側部には横框
側に突出する張出側片を設けてなり、この張出側片が縦
框と横框の接合間隙を被覆してなることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
沿って詳細に説明する。図1は本発明のサッシ窓の屋内
側から見た横断面図、図2はその縦断面図、図3は図1
の要部拡大図、図4は障子の要部拡大図、図5は図4の
分解斜視図、図6は図5の組立状態の斜視図、図7は縦
框の分解斜視図、図8は樹脂縦框の部分斜視図、図9
(a、b)は縦框の組立状態の平面図である。
【0014】これら各図において、本発明に係る複合サ
ッシは、窓開口部Aに装着される複合窓枠1内に、アル
ミ框13の屋内側露出部分を樹脂框14で覆って複合型
とした引き違い障子10を納めてなる。そして、本発明
の框構造は、上記障子10の縦框11cを構成するアル
ミ縦框13cとこの屋内側面に取り付ける樹脂縦框14
cを嵌合機構によって相互にスライド嵌合自在としてな
り、上記縦框11cの上下端部にキャップ100を着脱
自在に取り付けて樹脂縦框14cをアルミ縦框13cに
固定してなる。そして以下、本発明の複合型のサッシ窓
について詳細に説明する。
【0015】一実施形態として説明する窓枠1を構成す
る各枠材は、ベースとなるアルミ枠2とその屋内側露出
部分を覆う樹脂枠3とから構成されている。すなわち、
アルミ枠2は、アルミ上枠21、アルミ下枠22、アル
ミ縦枠23、24を方形に枠組みして構成され、樹脂枠
3は、樹脂上枠31、樹脂下枠32、樹脂縦枠33、3
4を方形に枠組みして構成されている。
【0016】そして、上記樹脂上枠31はアルミ上枠2
1に、樹脂下枠32はアルミ下枠22に、樹脂縦枠33
はアルミ縦枠23に、樹脂縦枠34はアルミ縦枠24
に、それぞれ取り付けられている。なお、上記アルミ枠
2はアルミの押し出し型材にて成型され、また樹脂枠3
は塩化ビニルやアクリル樹脂等から押し出し成型され
る。また、これ等の樹脂材には、木材粉等を混入させ
て、外観上あたかも木材で形成されているかの観を呈す
ることもできる。
【0017】一方、各障子10は、上下及び左右の框材
を方形に框組みしてなる框体11内に複層ガラス12を
納めてなる。また、屋外側には網戸4が取付けてある。
框体11を構成する上框11a、下框11b、縦框11
c、縦框11d(召合框)の各框材も、上記窓枠1と同
様に、アルミ框13とその屋内側露出部分を覆うように
取り付けられた樹脂框14とで構成されている。すなわ
ち、上記樹脂上框14aはアルミ上框13aに、樹脂下
框14bはアルミ下框13bに、樹脂縦框14cはアル
ミ縦框13cに、樹脂縦框14dはアルミ縦框13d
に、それぞれ取り付けられている。なお、上記縦框11
dを構成するアルミ縦框13dと樹脂縦框14dは、各
々召合框を構成するものである。なお、上記アルミ框1
3はアルミの押し出し型材にて成型され、また樹脂框1
4は塩化ビニルやアクリル樹脂等から押し出し成型され
る。また、これ等の樹脂材には、窓枠1と同様に木材粉
等を混入させることもできる。以下、上記したアルミ枠
2と樹脂枠3、及びアルミ框13と樹脂框14について
それぞれ順次説明する。
【0018】まず、上記したアルミ下枠22は、図2及
び図3に示すように、その内周面を階段状に形成してな
り、その面より、屋外側の下外レール22a及び屋内側
の下内レール22bを突出形成してある。そして、この
アルミ下枠22に対し、3個の樹脂枠からなる樹脂下枠
32が取り付けられる。すなわち、樹脂下枠32は、屋
内側の下内レール22bと立ち上がり片の間に第1樹脂
枠である樹脂本枠41を、立ち上がり片の屋内側に第2
樹脂枠である樹脂補助枠42を、かつ、屋外側の下外レ
ール22aと屋内側の下内レール22bの間に第3樹脂
枠である樹脂カバー枠43をそれぞれ取り付けて、屋外
側の下外レール22aから屋内側のアルミ下枠22の内
周面のほぼ全体を覆うように設置されている。
【0019】次に、第3樹脂枠である樹脂カバー枠43
は、下外レール22aと下内レール22bの間におい
て、外障子10のみの屋内側見付け方向に取り付けられ
るもので、平板状の水平板と、この屋内側に連続する逆
L字状のL字片とで横断面略Z型をして構成されてい
る。樹脂カバー枠43のアルミ縦枠23側に位置する左
端部は、樹脂縦枠33に当接すると共に、その上面を戸
当りブロック35で押え付け係止されている。
【0020】次に、図2に示すように、アルミ上枠21
は、上枠本体に対し、上記アルミ下枠22における屋外
側の下外レール22aに対応する位置に、垂下片を有す
ると共に、屋内側に突出片を有している。垂下片は、樹
脂上枠31の係止片と一体となって屋外側の上外レール
を構成する。樹脂上枠31は、上記垂下片よりも屋内側
のアルミ上枠21の内周面を覆うように設置される。
【0021】次に、図1、図3にそって左右の縦枠の構
成について説明する。同図における左側のアルミ縦枠2
3は、その内周面における略中央に係止突片を有すると
共に、屋内端に上記係止突片と平行する当接片を有す
る。樹脂縦枠33は、アルミ縦枠23の略半分の見込幅
を有しており、係止突片の屋内側におけるアルミ縦枠2
3の内周面を覆うように設置されている。
【0022】また、右側のアルミ縦枠24は、その内周
面における略中央に係止突片を有すると共に、屋内端に
上記係止突片と平行する当接片を有する。樹脂縦枠34
は、アルミ縦枠24の略半分の見込幅を有しており、係
止突片の屋内側におけるアルミ縦枠24の内周面を覆う
ように設置されている。
【0023】次に、外障子10Aと内障子10Bを構成
する框体11は、その上框11a、下框11b、縦框1
1c、縦框11d(召合框)の各框材が、上記窓枠1と
同様に、アルミ框13とその屋内側露出部分を覆うよう
に取り付けられた樹脂框14とで構成されている。そし
て本発明においては、上記樹脂上框14aはアルミ上框
13aに、樹脂下框14bはアルミ下框13bに、樹脂
縦框14cはアルミ縦框13cに、樹脂縦框14dはア
ルミ縦框13dに、それぞれスライド嵌合自在に取り付
けられている。すなわち、框材の両端部に嵌合溝を設
け、該嵌合溝にアルミ材の両端部の突片を嵌合させてス
ライド取付けを行なっている。なお、上記縦框11dを
構成するアルミ縦框13dと樹脂縦框14dは、各々召
合框を構成するものであり、これも基本的にアルミ縦框
13cと樹脂縦框14cと同様の構成からなる。以下、
内障子10Bの縦框11cについて、図4〜図9に基づ
いて詳細に説明する。また、外障子10Aの縦框11c
についても、同様の構成からなる。
【0024】上記図4に示すように、本発明による縦框
11cは、樹脂縦框14cがアルミ縦框13cにスライ
ド嵌合自在に取り付けられるもので、上記樹脂縦框14
cはアルミ縦框13cに対し上下端部に空隙部100
A、100Bを残して取付けられ、この空隙部100
A、100Bに後述するキャップ100、100が着脱
自在に取付けられるものである。すなわち、樹脂縦框1
4cがアルミ縦框13cにスライド嵌合自在に取り付け
られた状態の平面図を図9(a)に示してある。
【0025】図7、図8、図9に示すように、上記樹脂
縦框14cはアルミ縦框13cの表面形態に略適合する
形態にて形成されると共に、両側部に形成した嵌合溝1
41、142にアルミ縦框13cの両側の突片131、
132をスライド嵌合自在としてなるものである。そし
て、樹脂縦框14cは隣接する上框11aの上半部に対
応する位置に空隙部100Aを形成して、該空隙部10
0Aにキャップ100を取付けるものである。また、樹
脂縦框14cは隣接する上框11aの下半部に対応する
位置には、図8に示すように、両側部の嵌合溝141、
142の縁部を切除してあり、これによって、上框11
aと樹脂上框14aとが面一状態を維持して連接するよ
うにしてある。すなわち、樹脂縦框14cをアルミ縦框
13cにスライド嵌合した後に、樹脂上框14aをアル
ミ上框13aにスライド嵌合させて、樹脂上框14aと
樹脂縦框14cとを面一状に隣接させる。また、その取
り外しは、上記と逆の手順にて行なう。
【0026】上記キャップ100は樹脂縦框14c及び
樹脂上框14a等と略同質の樹脂材にて板状に形成され
ると共に、対峙するアルミ縦框13c側(屋外側)に突
出する突出片101を設けてなり、この突出片101が
アルミ縦框13cの屋内側面に設けた案内溝133に嵌
合することによってアルミ縦框13cに取り付けられ
る。また、上記キャップ100には樹脂縦框14c側
(下方)に突出する係止突片102を設けてなり、この
係止突片102が樹脂縦框14cもしくはアルミ縦框1
3cに設けた切溝からなる係止部144、134に係止
することによりキャップ100が樹脂縦框14cに係止
・固定され、かつ樹脂縦框14cがアルミ縦框13cに
固定される。上記係止突片102は、図4、5に示すよ
うに、下端部に爪部102aを設けてなり、この爪部1
02aがアルミ縦框13cの案内溝133の側壁を切除
して設けた係止部134に弾発的に係止される。なお、
上記係止突片102は、樹脂縦框14cに突片143の
側壁を切除して設けた係止部144に、その爪部102
aを係止させるようにして、キャップ100を樹脂縦框
14cに固定させることもできる。もっとも、双方の係
止部134、144に係止させて、キャップ100をア
ルミ縦框13cと樹脂縦框14cとに固定させることも
できる。
【0027】また、上記キャップ100には樹脂縦框1
4c側(下方)に突出する突起103を設けてなり、こ
の突起103が樹脂縦框14cの上面部に設けた中空孔
144に係合することによって樹脂縦框14cとの一体
的な連結をなしている。また、上記キャップ100の一
側部である樹脂上框14a側にはこの樹脂上框14a側
に突出する張出側片104を設けてなり、この張出側片
104が樹脂縦框14cと樹脂上框14aとの間に生じ
る接合間隙105(図5に示す)を被覆してなる。この
張出側片104によって、樹脂縦框14cと樹脂上框1
4aとの間の接合間隙105を隠蔽して、樹脂縦框14
cと樹脂上框14aの一体的な隣接連結をなしている。
なお、樹脂縦框14cがアルミ縦框13cにスライド嵌
合自在に取り付けられ、その上端部にキャップ100が
取付けられた状態の平面図を図9(b)に示してある。
【0028】なお、上記縦框11cの下端部にも、上記
と同様の下キャップ100が空隙部100Bに取付けら
れるもので、この下キャップ100は、上キャップ10
0と上下勝手違いに形成され、実質的に同一形態のた
め、その説明は省略する。また、内召合框である縦框1
1dも基本的に上記した縦框11cと同様の構成を採る
もので、ただ、樹脂縦框14dの形態は略L字状をして
なり、この樹脂縦框14dをアルミ縦框13dにスライ
ド嵌合した後に、その上下端部に上下キャップを同じく
取付ける。
【0029】次に、上記図5、6、7に基づいて本発明
による縦框11cの組立手順について説明する。まず、
図7に示すように、アルミ縦框13cの両側に設けた突
片131、132に、樹脂縦框14cの両側部に形成し
た嵌合溝141、142を嵌合させて長手方向にスライ
ド嵌合させ、アルミ縦框13cに樹脂縦框14cを取付
ける。そして、次に、図5に示すように、樹脂縦框14
cの上下端部にアルミ縦框13cに対して設けた空隙部
100A、100Bにキャップ100、100を着脱自
在に取付ける。この時キャップ100は、突出片101
をアルミ縦框13cの案内溝133に係合させてスライ
ドさせて空隙部100Aに取付けられ、その係止突片1
02が樹脂縦框14c又はアルミ縦框13cの係止部1
34、144に弾発的に係止すると共に、突起103が
樹脂縦框14cの中空部144に係合することにより、
キャップ100の下面は樹脂縦框14cの上面に隣接連
結する。また、同時にキャップ100の張出側片104
が樹脂縦框14cと樹脂上框14aとの間に生じる接合
間隙105を被覆する。
【0030】また、樹脂縦框14cのアルミ縦框13c
からの取り外しは、まず、縦框11cの上下端部に取付
けたキャップ100、100をこれから取り外し、必要
により、上框11a及び又は下框11bを側方にスライ
ドさせて樹脂縦框14cとの連接を解除した状態で、樹
脂縦框14cをスライドさせてアルミ縦框13cから取
り除き、次に、新しい新規の樹脂縦框をアルミ縦框13
cに対しスライド取付けを行なう。
【0031】以上、本実施形態における各窓枠の構成に
ついて説明した。上述したように樹脂縦框14cとキャ
ップ100は、それぞれアルミ縦框13cに対し、基本
的に嵌合構造と係止構造によって取り付けられている。
したがって、経年変化や衝撃による破損等でこれら樹脂
框の交換が必要になった場合には、アルミ框を開体する
ことなく、キャップ100をアルミ縦框13cの上下端
部から取り外し、樹脂縦框14cをアルミ縦框13cか
らスライドさせることによって樹脂縦框14cを取り外
し、その取り替えが可能となる。
【0032】以上、本発明の実施形態を図面にそって説
明した。しかしながら、本発明は上記実施形態に記載さ
れた事項に限定されず、特許請求の範囲の記載に基づい
てその変更、改良が可能である。例えば、樹脂縦框14
cの形態や、そのスライド嵌合構造や、キャップ100
の形態等は、任意に設計変更が可能である。
【0033】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の本発明によ
れば、障子の縦框を構成するアルミ縦框とこの屋内側面
に取り付ける樹脂縦框を嵌合機構によって相互にスライ
ド嵌合自在とし、上記縦框の上下端部にキャップを着脱
自在に取り付けて樹脂縦框をアルミ縦框に固定してなる
ことから、キャップを縦框から取り外し、樹脂縦框をス
ライドさせてアルミ縦框から取り外すことによって、樹
脂縦框のアルミ縦框からの取り外し交換をきわめて容易
にすることができる。
【0034】しかも、上記樹脂縦框は、従来のようにビ
ス固定することなく、嵌合機構によってアルミ縦框に固
定してなるから、障子の重量の軽減を十分に図ることが
できて障子の円滑な開閉操作をなさしめることができ、
また、多数のビスの使用を省略できて、製造単価の軽減
を図ることができる。
【0035】また、請求項3の本発明によれば、樹脂縦
框はアルミ縦框に対し上下端部に空隙部を残してスライ
ド嵌合され、この上下端部の空隙部にキャップが着脱自
在に取り付けられることから、樹脂縦框はスライド嵌合
によってアルミ縦框に取付けられ、またキャップによっ
て、その固定がなされることから、その取付け操作を簡
略的になすことができる効果がある。
【0036】また、請求項7の本発明によれば、キャッ
プの一側部には横框側に突出する張出側片を設け、この
張出側片が縦框と横框の接合間隙を被覆してなることか
ら、この張出側片によって、樹脂縦框と樹脂上框との間
の接合間隙を隠蔽して、樹脂縦框と樹脂上框の一体的な
隣接連結をなしうる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のサッシ窓の屋内側から見た横断面図
【図2】 図1の縦断面図
【図3】 図1の要部拡大図
【図4】 障子の要部拡大図
【図5】 図4の分解斜視図
【図6】 図5の組立状態の斜視図
【図7】 縦框の分解斜視図
【図8】 樹脂縦框の部分斜視図
【図9】 縦框の組立状態の平面図、(a)は樹脂縦框
の組立状態の平面図、(b)はキャップの組立状態の平
面図である。
【符号の説明】
A 窓開口部 1 窓枠 2 アルミ枠 3 樹脂枠 4 網戸 10 窓障子 11 框体 11a 上框 11b 下框 11c、11d 縦框 12 複層ガラス 13 アルミ框 13c アルミ縦框 14 樹脂框 14c 樹脂縦框 21 アルミ上枠 22 アルミ下枠 22a 下外レール 22b 下内レール 23 アルミ縦枠 24 アルミ縦枠 31 樹脂上枠 32 樹脂下枠 33 樹脂縦枠 34 樹脂縦枠 35 戸当りブロック 41 樹脂本枠 42 樹脂補助枠 43 樹脂カバー枠 100 キャップ 100A 空隙部 101 突出片 102 係止突片 102a 爪部 103 突起 104 張出側片 105 接合間隙 131、132 突片 133 案内溝 134 係止部 141、142 嵌合溝 143 突片 144 係止部 145 中空孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓開口部に装着される複合窓枠内に、ア
    ルミ框の屋内側露出部分を樹脂框で覆って複合型とした
    引き違い障子を納めてなる複合サッシにおいて、 上記障子の縦框を構成するアルミ縦框とこの屋内側面に
    取り付ける樹脂縦框を嵌合機構によって相互にスライド
    嵌合自在としてなり、 上記縦框の上下端部にキャップを着脱自在に取り付けて
    樹脂縦框をアルミ縦框に固定してなることを特徴とする
    複合サッシの框構造。
  2. 【請求項2】 上記樹脂縦框はアルミ縦框の表面形態に
    略適合する形態にて形成されると共に、両側部に形成し
    た嵌合溝にアルミ縦框の両側の突片をスライド嵌合自在
    としてなることを特徴とする請求項1に記載の複合サッ
    シの框構造。
  3. 【請求項3】 上記樹脂縦框はアルミ縦框に対し上下端
    部に空隙部を残してスライド嵌合されてなり、この上下
    端部の空隙部に上記キャップが着脱自在に取り付けられ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の複合サッシ
    の框構造。
  4. 【請求項4】 上記キャップは樹脂縦框と略同質の樹脂
    材にて板状に形成されると共に、対峙するアルミ縦框側
    に突出する突出片を設けてなり、この突出片がアルミ縦
    框に設けた案内溝に嵌合することによってアルミ縦框に
    取り付けられることを特徴とする請求項3に記載の複合
    サッシの框構造。
  5. 【請求項5】 上記キャップには樹脂縦框側に突出する
    係止突片を設けてなり、この係止突片が樹脂縦框もしく
    はアルミ縦框に設けた係止部に係止することによりキャ
    ップが樹脂縦框に係止・固定され、樹脂縦框がアルミ縦
    框に固定されることを特徴とする請求項4に記載の複合
    サッシの框構造。
  6. 【請求項6】 上記キャップには樹脂縦框側に突出する
    突起を設けてなり、この突起が樹脂縦框に設けた中空孔
    に係合することによって樹脂縦框との連結をしてなるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の複合サッシの框構造。
  7. 【請求項7】 上記キャップの一側部には横框側に突出
    する張出側片を設けてなり、この張出側片が縦框と横框
    の接合間隙を被覆してなることを特徴とする請求項4に
    記載の複合サッシの框構造。
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