JP2002180412A - 踏切舗道板締着装置におけるtボルトの保持構造 - Google Patents

踏切舗道板締着装置におけるtボルトの保持構造

Info

Publication number
JP2002180412A
JP2002180412A JP2000382794A JP2000382794A JP2002180412A JP 2002180412 A JP2002180412 A JP 2002180412A JP 2000382794 A JP2000382794 A JP 2000382794A JP 2000382794 A JP2000382794 A JP 2000382794A JP 2002180412 A JP2002180412 A JP 2002180412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
anchor
dovetail groove
narrow opening
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000382794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3857521B2 (ja
Inventor
Toyohito Suzuki
豊人 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tetsudo Kizai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tetsudo Kizai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tetsudo Kizai Kogyo Co Ltd filed Critical Tetsudo Kizai Kogyo Co Ltd
Priority to JP2000382794A priority Critical patent/JP3857521B2/ja
Publication of JP2002180412A publication Critical patent/JP2002180412A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3857521B2 publication Critical patent/JP3857521B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 Tボルトがアンカーに装着されたことを視覚
的に確認することができ、さらに、装着された後に、T
ボルトの戻り回転を防止する保持構造を提供すること。 【解決手段】 まくらぎ10に埋設されたアンカー34
は、ダブテール溝38と、このダブテール溝38の上方
に形成された幅狭開口40とを備えている。Tボルト3
6は、ダブテール溝38に形成するT形鈎状基端部48
を備えている。弛み止め金具54は、Tボルト36に挿
通可能な貫通孔56が形成された軸着部58と、幅狭開
口40の対峙面間隔に相当する幅で貫通孔56の軸線方
向に延びる一対の矩形の係止片60,60とを備えてい
る。Tボルト36がアンカー34のダブテール溝38に
係合すると、弛み止め金具54はTボルト36の戻り回
転を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道の踏切にレー
ルとほぼ同高に敷設されて自動車、人等が通行する舗道
板をまくらぎに締着するために用いられる締着装置にお
いて、Tボルトの姿勢を正すとともに、Tボルトの戻り
回転を阻止するTボルトの保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、実公平4−49202号公報
は、従来の踏切舗道板締着装置を示している。前記公報
に記載されるように、舗道板はTボルトを利用してまく
らぎに締着される。締着装置の構成要素として、まくら
ぎに埋設されたアンカーと、このアンカーに係合して舗
道板をまくらぎに締着するTボルトがある。アンカー
は、ダブテール溝と、このダブテール溝の上方に形成さ
れた幅狭開口とを備えている。Tボルトは、先端にネジ
が形成された円筒状軸部と、両側が切除された円錐状の
基端部とを備えている。Tボルトは、アンカーに挿入さ
れた後、例えば、90°回転させられることにより、基
端部がダブテール溝に係合する。これにより、Tボルト
は、まくらぎから抜け出ることを阻止される。
【0003】複数のTボルトがまくらぎに立設させられ
た後、舗道板のボルト貫通孔にTボルトが挿通される。
舗道板には受金具が取り付けられており、Tボルトのネ
ジにナットが螺合させられる。こうすることにより、舗
道板は、Tボルトを介してまくらぎに締着される。その
後、受金具にキャップが取り付けられ、踏切舗道板の工
事が完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、舗道板を載
置する際、姿勢不良のTボルトは、舗道板のボルト貫通
孔に挿通されない。特に、舗道板に受金具が取り付けら
れた状態では貫通孔が狭くなり、複数のTボルトと複数
の貫通孔を整列させることが難しくなる。Tボルトが1
本でも姿勢不良であると、舗道板を持ち上げ、Tボルト
の装着時に戻って作業をやり直さなければならない。従
来のアンカーとTボルトの組合せでは、Tボルトの姿勢
が安定せず、作業効率の著しい低下を招いていた。ま
た、Tボルトが立設している状態では、Tボルトが回転
させられて係合している状態であることを目視で確認し
にくい。これは、Tボルトの基端部がアンカーのダブテ
ール溝に係合するので、幅狭開口を通じて視覚による確
認を行いにくいことによる。
【0005】さらに、舗道板を載置した後、鉄道の通過
や自動車の通行によって、振動が舗道板に繰り返し作用
する。Tボルトはナットで固定されているが、振動が繰
り返し作用すると、ナットが弛み、Tボルト自体が回転
することもある。アンカーへの挿入後にTボルトが回転
前の状態まで徐々に微動すると、舗道板はまくらぎに締
着されなくなり、極めて危険な状態になる。
【0006】本発明の目的は、Tボルトがアンカーに装
着された後に、そのTボルトの戻り回転を防止する保持
構造を提供することである。本発明の他の目的は、Tボ
ルトが装着されたことを視覚的に確認することができる
保持構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、まく
らぎに埋設されてダブテール溝とダブテール溝の上方に
形成された幅狭開口とを備えたアンカーと、先端にネジ
が形成されて踏切舗道板の貫通孔に挿通固定される円筒
状軸部と、アンカーのダブテール溝に係合するT形鈎状
基端部とを備えたTボルトと、Tボルトの円筒状軸部に
挿通可能な貫通孔が形成された軸着部と、幅狭開口の対
峙面間隔に相当する幅で軸着部から貫通孔の軸線方向に
延びてT形鈎状基端部の少なくとも一方の側面に対向す
る係止片とを備えた弛み止め金具を有し、Tボルトを回
転させてT形鈎状基端部がダブテール溝に係合したと
き、弛み止め金具が円筒状軸部に沿ってアンカー内に進
入して、係止片がTボルトの戻り回転を防止する、踏切
舗道板締着装置におけるTボルトの保持構造により前記
課題を解決した。
【0008】アンカーとTボルトは、従来の構成要素と
同じである。本発明は、弛み止め金具に特徴を有する。
弛み止め金具は、予めTボルトに挿通されていても、ア
ンカーとTボルトを組合せた後、弛み止め金具がTボル
トの円筒状軸部に挿入されてもよい。弛み止め金具は、
Tボルトに挿通された状態において、例えば、係止片の
先端がT形鈎状基端部に当接している。アンカー内でT
ボルトを回転させると、TボルトのT形鈎状基端部はア
ンカーのダブテール溝に係合する。このとき、T形鈎状
基端部が係止片の先端からダブテール溝内に移動する。
そして、弛み止め金具は、Tボルトの円筒状軸部に沿っ
て移動し、アンカー内に進入する。係止片が未だT形鈎
状基端部に当接しており、弛み止め金具が浮き上がった
状態では、アンカーとTボルトとは完全に係合していな
い。Tボルトの装着作業が完了した段階で、弛み止め金
具の位置や姿勢を見ることで、作業者はTボルトがアン
カーに係合したことを視覚により容易に確認することが
できる。
【0009】アンカーとTボルトが正しく係合し、弛み
止め金具がアンカー内に移動すると、係止片は幅狭開口
の対峙面間に挟まれる。係止片が円滑にアンカー内に進
入できる程度の隙間が残る程度に、係止片の幅を設定し
ておくことが好ましい。アンカー内に進入した係止片
は、T形鈎状基端部の側面に対向する。係止片とT形鈎
状基端部との隙間も僅かにしておくことが好ましい。円
筒軸軸部に沿ってアンカー内に進入した弛み止め金具
は、両側部端面が幅狭開口の対峙面に対して、及び、裏
面がT形鈎状基端部の側面に対して僅かな隙間で対向す
ることになる。これらの隙間が小さい程、Tボルトは弛
み止め金具によって姿勢を拘束される。Tボルトの姿勢
が良くなると、その後の作業の踏切舗道板の貫通孔にT
ボルトの挿入しやすくなる。
【0010】踏切舗道板が完成した状態において、ボル
トの緩み等によりTボルトが戻り回転しようとすると、
T形鈎状基端部の側面が係止片の裏面に当接し、その結
果、係止片の両側部端面の一方が幅狭開口の対峙面の一
方に当接する。従って、弛み止め金具が取り除かれたり
破損したりしない限り、Tボルトは、隙間分以上は戻り
回転することができない。これにより、振動によってボ
ルトの弛み等があってもTボルトはアンカーに保持さ
れ、踏切舗道板が外れて危険な状態に陥ることもなくな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明によ
る実施の形態を説明する。図1は、鉄道軌道に敷設され
た踏切舗道板の平面図、図2は、敷設作業中において、
鉄道軌道に取り付けられた踏切舗道板の斜視図、図3
は、踏切舗道板との組合せにおいて使用されるレールの
斜視図、図4は、まくらぎに取り付けられた踏切舗道板
の断面図である。鉄道軌道は、砕石道床上にまくらぎ1
0が置かれ、図示しない弾性締結装置によってまくらぎ
10にレール12が取り付けられてなる。図1及び図2
に示されるように、踏切では、レール12に沿ってまく
らぎ10上に脱線防止ガード14が取り付けられ、ま
た、自動車、人等が通行するための舗道板16がレール
12に取り付けられる。舗道板16は、脱線防止ガード
14間においてまくらぎ10上に必要数だけレール方向
に2列に前後相接した主舗道板16aと、同じくレール
12の外側においてまくらぎ10上に必要数だけレール
方向に1列に前後相接した主舗道板16bを備えてな
る。主舗道板16a,16bは、本実施形態ではまくら
ぎ敷設ピッチの2倍の長さを有するが、一般的には適宜
の整数倍とすることができ、その端面をまくらぎ中心線
に一致させて敷設される。そのため、端部舗道板16
c,16dが、主舗道板16a,16bの外端に接する
ように敷設される。
【0012】それぞれの舗道板16a,16b,16
c,16dは合成樹脂成形品である。それぞれの主舗道
板16a,16bは、長手方向中央に貫通孔18を有す
る。図4に詳細に示されるように、貫通孔18の上半部
は矩形の凹所20として形成されている。凹所20の上
端部は、さらに、拡径した浅い凹陥部22として形成さ
れている。ただし、主舗道板16a,16bと端部舗道
板16c,16dとがそれぞれ隣接する端面部分におい
ては、貫通孔18、凹所20、凹陥部22は、それぞれ
の半分が相補完する形状に形成されている。なお、端部
舗道板16c,16dは、レール方向に平行な挿通ボル
トによって離間しないように舗道板16a,16bに締
結されている。凹所20には受金具24が取り付けられ
る。受金具24は、底部中央において、舗道板の貫通孔
18と整列するボルト挿通孔26を有する。また、受金
具24は、上端周囲において、凹陥部22に係合するフ
ランジ26を有する。受金具24は、その上端開口をキ
ャップ30で塞がれる。
【0013】上記舗道板16a,16b,16c,16
dをまくらぎ10に締着するために、締着装置32が用
いられる。締着装置32は、アンカー34とTボルト3
6よりなる。アンカー34はまくらぎ10に埋設されて
おり、Tボルト36のアンカー部をアンカー34に係合
させ、Tボルト36に受金具24を固着することによ
り、舗道板16a,16b,16c,16dがまくらぎ
10に締着される。
【0014】図3及び図4に示されるように、アンカー
34は、まくらぎ10上の所定の位置に置かれた舗道板
の貫通孔18に整列する位置でまくらぎ10に埋設され
ている。図3乃至図7に基づき締着装置を説明すると、
アンカー34は、ダブテール溝38と、このダブテール
溝38の上方に形成された幅狭開口40とを備えてい
る。ダブテール溝38は、まくらぎ10の一辺に開口す
る案内溝42と整列するように、まくらぎ10に埋設さ
れている。Tボルト36は、先端にネジ44が形成され
た円筒状軸部46と、アンカー34のダブテール溝38
に係合するT形鈎状基端部48を備えている。T形鈎状
基端部48は、180°の位相で一対の円錐状テーパ面
50,50を有する。T形鈎状基端部48は、円筒状軸
部46の直径と実質的に同じ幅で切除されており、円錐
状テーパ面50の両側に一対の側面52,52を有す
る。円筒状軸部46の直径及びT形鈎状基端部48の幅
は、アンカー34の幅狭開口40より僅かに小さい。T
ボルト36を案内溝42からスライドさせるか、Tボル
ト36を幅狭開口40から差し込むかして、そのTボル
ト36をダブテール溝38内で90°回転させると、T
ボルト36のT形鈎状基端部48がアンカー34のダブ
テール溝38に係合する。この状態において、Tボルト
36はアンカー34から抜け出ることができなくなる。
【0015】本発明では、Tボルト36がアンカー34
に係合したとき、Tボルト36の姿勢を正し、さらに、
Tボルト36の戻り回転を阻止する弛み止め金具によ
り、Tボルトの保持構造が構成される。弛み止め金具5
4は、Tボルト36の円筒状軸部46に挿通可能な円形
の貫通孔56が形成された矩形の軸着部58と、幅狭開
口40の対峙面間隔に相当する幅で、好ましくは、僅か
に狭い幅で、軸着部58から貫通孔56の軸線方向に延
びる一対の矩形の係止片60,60とを備えている。本
実施形態において、係止片は一対であるが、1つでもよ
い。弛み止め金具54は全体がコ字状であり、係止片6
0,60の裏面対向間隔は、円筒状軸部46及びT形鈎
状基端部48の一対の側面の幅より僅かに広くなってい
る。こうすることにより、弛み止め金具54は、係止片
60,60の先端が円錐状テーパ面50に接する姿勢
と、係止片60,60がT形鈎状基端部48の両側面5
2,52に対向する姿勢をとることができる。なお、係
止片60,60の外側面の幅は、幅狭開口40の対峙面
間隔より広くなっており、弛み止め金具54は、幅狭開
口40からダブテール溝38に向って係止片60,60
が嵌まり込む姿勢以外では、アンカー34に組み合わさ
れることはない。また、弛み止め金具54の軸着部58
には、係止片60,60と90°の位相で一対のフラン
ジ62,62を有する。フランジ62,62は、弛み止
め金具54が幅狭開口40からダブテール溝38に陥没
することを防止し、これにより、Tボルト36の除去作
業時に弛み止め金具54を容易に取り外すことができる
ようになっている。
【0016】上述のように、Tボルト36を案内溝42
からスライドさせるか、Tボルト36を幅狭開口40か
ら差し込むかして、Tボルト36がアンカー34に取り
付けられる。このとき、弛み止め金具54が予めTボル
ト36の円筒状軸部46に取り付けられていてもよい。
もっとも、Tボルト36のみをアンカー34に装着し、
その後、円筒状軸部46に弛み止め金具54を取り付け
てもよく、また、Tボルト36をアンカー34と係合さ
せた後、弛み止め金具54を取り付けてもよい。ただ
し、Tボルトの装着動作やTボルトの回転動作の際、弛
み止め金具54がこれらの動作に支障を来すことが予想
されるので、弛み止め金具54は、Tボルト36がアン
カー34に係合した後に、Tボルト36の円筒状軸部4
6に挿通することが好ましい。
【0017】Tボルト36がアンカー34に係合した状
態において、弛み止め金具54は、フランジ62,62
がアンカー34の上面に支持されて、係止片60,60
が幅狭開口40からダブテール溝38内に進入し、係止
片60,60がTボルト36の両側面52,52を挟み
込む。一方、Tボルト36がアンカー34に未だ係合し
ていない状態では、係止片60,60の先端が円錐状テ
ーパ面50,50に接して、弛み止め金具54がアンカ
ー34の上面より浮き上がる。これにより、作業者は、
視覚によって、外部から容易にTボルト36がアンカー
34に係合しているかどうかを確認することができる。
【0018】弛み止め金具54が幅狭開口40内でTボ
ルト36の両側面52,52に対峙した状態では、係止
片60,60の側端部端面が幅狭開口40の対峙面と僅
かな隙間で向かい合っており、また、係止片60,60
の対向裏面が両側面52,52に僅かな隙間で向かい合
っている。これにより、Tボルト36は、正しい姿勢で
アンカー34から起立した状態になる。舗道板の敷設作
業では、図1及び図2に示されるように、舗道板の貫通
孔18にTボルト36を挿通させる作業が行われる。弛
み止め金具54によって、Tボルト36を正しい姿勢に
保持することにより、それぞれの舗道板が効率よくまく
らぎ10上に載置される。
【0019】舗道板がまくらぎ10上に載置されると、
受金具24が凹所20に取り付けられ、Tボルト36の
ネジ44にナット64が取り付けられる。ナット64を
締め付けると、Tボルト36のT形鈎状基端部48がア
ンカー34のダブテール溝38内で浮き上がり、舗道板
がまくらぎ10に締着される。弛み止め金具54が、T
ボルト36及びアンカー34に取り付けられた後は、ナ
ット64が弛んでも、T形鈎状基端部48の側面52と
係止片60の対向裏面とに当接し、係止片の両側部端面
が幅狭開口40の対峙面に当接する。よって、Tボルト
36は、弛み止め金具54が取り付けられた後は戻り回
転できず、舗道板はまくらぎ10から外れることがなく
なる。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように、T形鈎状
基端部がダブテール溝に係合していない状態では、係止
片の先端がT形鈎状基端部に当接して係止片がアンカー
から浮き上がるので、作業者はアンカーとTボルトとの
係合完了の有無を目視によって容易に確認することがで
きる。
【0021】また、円筒軸軸部に沿ってアンカー内に進
入した弛み止め金具は、幅狭開口の対峙面及びT形鈎状
基端部の側面に対向することになるので、これらの隙間
を小さくすることで、Tボルトは弛み止め金具によって
姿勢を拘束され、アンカーに係合させたTボルトの姿勢
を良好に保つことができる。これにより、Tボルトの円
筒状軸部を踏切舗道板の貫通孔に挿入しやすくなり、敷
設作業の効率化を図ることができる。
【0022】さらに、弛み止め金具は、Tボルトが戻り
回転しようとしても、係止片がT形鈎状基端部の側面及
び幅狭開口の対峙面に当接するので、Tボルトはナット
が弛んでも戻り回転できずにアンカーに保持され、鉄道
事故や交通事故に繋がる舗道板の外れという危険を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 鉄道軌道に敷設された踏切舗道板の平面図。
【図2】 敷設作業中において、鉄道軌道に取り付けら
れた踏切舗道板の斜視図。
【図3】 踏切舗道板との組合せにおいて使用されるレ
ールの斜視図。
【図4】 まくらぎに取り付けられた踏切舗道板の断面
図。
【図5】 Tボルト、アンカー及び弛み止め金具の関連
を示す斜視図。
【図6】 Tボルトがアンカーに正しく装着される前の
弛み止め金具の姿勢を示す断面図。
【図7】 Tボルトがアンカーに正しく装着された後の
弛み止め金具の姿勢を示す断面図。
【符号の説明】
10 まくらぎ 12 レール 14 脱線防止ガード 16 舗道板 18 舗道板の貫通孔 20 凹所 22 凹陥部 24 受金具 26 受金具のボルト挿通孔 28 受金具のフランジ 30 キャップ 32 締着装置 34 アンカー 36 Tボルト 38 ダブテール溝 40 幅狭開口 42 案内溝 44 ネジ 46 円筒状軸部 48 T形鈎状基端部 50 円錐状テーパ面 52 側面 54 弛み止め金具 56 貫通孔 58 軸着部 60 係止片 62 フランジ 64 ナット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 まくらぎに埋設されてダブテール溝とダ
    ブテール溝の上方に形成された幅狭開口とを備えたアン
    カーと、 先端にネジが形成されて踏切舗道板の貫通孔に挿通固定
    される円筒状軸部と、アンカーのダブテール溝に係合す
    るT形鈎状基端部とを備えたTボルトと、 Tボルトの円筒状軸部に挿通可能な貫通孔が形成された
    軸着部と、幅狭開口の対峙面間隔に相当する幅で軸着部
    から貫通孔の軸線方向に延びてT形鈎状基端部の少なく
    とも一方の側面に対向する係止片とを備えた弛み止め金
    具を有し、 Tボルトを回転させてT形鈎状基端部がダブテール溝に
    係合したとき、弛み止め金具が円筒状軸部に沿ってアン
    カー内に進入して、係止片がTボルトの戻り回転を防止
    する、踏切舗道板締着装置におけるTボルトの保持構
    造。
  2. 【請求項2】 前記弛み止め金具の軸着部が、係止片と
    直交する位相で幅狭開口上面に当接するフランジを有す
    る、請求項1記載のTボルトの保持構造。
JP2000382794A 2000-12-15 2000-12-15 踏切舗道板締着装置におけるtボルトの保持構造 Expired - Lifetime JP3857521B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000382794A JP3857521B2 (ja) 2000-12-15 2000-12-15 踏切舗道板締着装置におけるtボルトの保持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000382794A JP3857521B2 (ja) 2000-12-15 2000-12-15 踏切舗道板締着装置におけるtボルトの保持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002180412A true JP2002180412A (ja) 2002-06-26
JP3857521B2 JP3857521B2 (ja) 2006-12-13

Family

ID=18850558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000382794A Expired - Lifetime JP3857521B2 (ja) 2000-12-15 2000-12-15 踏切舗道板締着装置におけるtボルトの保持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3857521B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9671060B1 (en) 2012-07-30 2017-06-06 Luther CIFERS Accessory mounting track
CN107060254A (zh) * 2017-03-29 2017-08-18 河北建筑工程学院 一种一体板连接件、干挂式装饰保温一体板及其施工方法
US9828073B1 (en) 2012-07-30 2017-11-28 Luther Cifers, III Accessory mounting track
US9863576B1 (en) * 2012-07-30 2018-01-09 Luther CIFERS Accessory mounting system
USD911829S1 (en) 2013-07-30 2021-03-02 Luther Cifers, III Accessory mounting track
CN113847318A (zh) * 2021-08-09 2021-12-28 中铁隆昌铁路器材有限公司 一种防松退的预埋套筒组件及其装配方法
US11953146B1 (en) 2012-07-30 2024-04-09 Yakattack Llc Accessory mount extension arm
US11999447B1 (en) 2021-04-02 2024-06-04 Yakattack, Llc Accessory mounting track

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10967939B1 (en) 2012-07-30 2021-04-06 Luther Cifers, III Accessory mounting track
US11953146B1 (en) 2012-07-30 2024-04-09 Yakattack Llc Accessory mount extension arm
US9828073B1 (en) 2012-07-30 2017-11-28 Luther Cifers, III Accessory mounting track
US9863576B1 (en) * 2012-07-30 2018-01-09 Luther CIFERS Accessory mounting system
US9879819B1 (en) 2012-07-30 2018-01-30 Luther CIFERS Accessory mounting track
US10563813B1 (en) 2012-07-30 2020-02-18 Luther CIFERS Accessory mounting track
US9671060B1 (en) 2012-07-30 2017-06-06 Luther CIFERS Accessory mounting track
USD911829S1 (en) 2013-07-30 2021-03-02 Luther Cifers, III Accessory mounting track
USD971718S1 (en) 2013-07-30 2022-12-06 Yakattack, Llc Accessory mounting track
CN107060254B (zh) * 2017-03-29 2023-12-08 阿克陶县诚鑫路桥有限责任公司 一种一体板连接件、干挂式装饰保温一体板及其施工方法
CN107060254A (zh) * 2017-03-29 2017-08-18 河北建筑工程学院 一种一体板连接件、干挂式装饰保温一体板及其施工方法
US11999447B1 (en) 2021-04-02 2024-06-04 Yakattack, Llc Accessory mounting track
CN113847318A (zh) * 2021-08-09 2021-12-28 中铁隆昌铁路器材有限公司 一种防松退的预埋套筒组件及其装配方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3857521B2 (ja) 2006-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2458200C2 (ru) Система крепления рельса
US8313041B2 (en) Rail brace assembly
US4284114A (en) Locking member for a clamping bolt
US4770342A (en) Adjustable rail brace
JP2011509361A (ja) レール固定システムおよびその支持体
JP2002180412A (ja) 踏切舗道板締着装置におけるtボルトの保持構造
JP4099298B2 (ja) ガードレールを固定するための装置
CA2337732C (en) Lateral and vertical rail brace assembly
JP5410188B2 (ja) 車輪ガード装置
US4824015A (en) Rail brace
US4874128A (en) Rail-tie fastening assembly
GB2501227A (en) A coupler for connecting a scaffolding element to a vertical scaffold member
CN111801467B (zh) 导轨固定系统
US20040056109A1 (en) Rail switch brace
US4326670A (en) Adjustable spring clip
JP3626938B2 (ja) 安全レール締結構造
JPS6119761B2 (ja)
WO2019195887A1 (en) Vehicle rail mounting device
KR20010008917A (ko) 철도 체결장치
JPH0538081Y2 (ja)
JP3054482U (ja) 枕木とレールとの固定装置
JP2001049601A (ja) 弾性レール締結装置
JP3796722B2 (ja) 転轍機における玉受床板の固定方法および固定装置
JP3895870B2 (ja) レールの伸縮継目装置
US490704A (en) Track-fastening

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060914

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3857521

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

EXPY Cancellation because of completion of term