JP2002180311A - 注射・点滴用衣服 - Google Patents

注射・点滴用衣服

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JP2002180311A
JP2002180311A JP2000379946A JP2000379946A JP2002180311A JP 2002180311 A JP2002180311 A JP 2002180311A JP 2000379946 A JP2000379946 A JP 2000379946A JP 2000379946 A JP2000379946 A JP 2000379946A JP 2002180311 A JP2002180311 A JP 2002180311A
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sleeve
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Akiko Soeda
明子 添田
Mariko Kobayashi
まりこ 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】病院ほかにおいて、医師や看護婦から注射や点
滴を受ける場合には、袖を捲り上げたり、上半身の衣服
を脱いで裸になるなどして腕を露出させているが、大変
面倒で煩わしく、また、風邪を引く心配もある。 【解決手段】本発明は、衣服の両袖のうち少なくとも一
方の袖を肩口から袖口にかけて切り裂くと共に、この切
裂き部を止着部材により部分的に開閉可能に止着するよ
うにして、極めて簡単な操作で腕の所望部位を開閉でき
るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、注射や点滴等を受
けるときに着用する注射・点滴用衣服に関する。
【0002】
【従来の技術】病院他において、医師や看護婦が血液検
査や輸血等のために採血する場合、あるいは病気や怪我
等の治療のために薬液を注入する場合には、一般に、注
射針や点滴針を対象者の腕に刺して行われる。この注射
針や点滴針を刺す部位は、その目的によって異なるもの
の、大部分がその対象者の手首部分から肩部に至るまで
のいずれかである。ところで、このように注射や点滴を
受ける場合には、その対象者は上衣の袖を捲くり上げた
り、あるいは上半身の衣服を脱いで該当する部位を露出
させる必要がある。
【0003】しかしながら、このように注射や点滴を受
ける度に、いちいち、袖を捲くり上げたり衣服を脱いで
裸になることは大変面倒で煩わしいばかりでなく、冬場
など気温が低いような時期、あるいは室温の低い場所に
おいては、寒さのため風邪を引く心配がある。とくに、
対象者が乳幼児や高齢者など、体力が弱く、また人の助
けを要する者である場合にはこの煩わしさは一段と増
し、また、長時間に渡って点滴を受ける場合などには、
寒さのため実際に風邪を引くこともあった。本発明は、
このような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の
目的は、袖を捲くり上げたり、衣服を脱いで上半身裸に
なることなく、腕の該当部位のみを簡単に開けられるよ
うにした注射・点滴用衣服を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、注射や点滴等
を受けるときに着用する衣服に関し、本発明の上記目的
は、両袖のうち少なくとも一方の袖を肩口から袖口にか
けて切り裂くと共に、該切り裂き部を止着部材により部
分的に開閉可能に止着してなることを特徴とする、請求
項1に係る注射・点滴用衣服を提供することによって達
成される。
【0005】また、本発明の上記目的は、前記止着部材
は前記肩口側から挿着されたファスナーと前記袖口側か
ら挿着されたファスナーとからなるダブルファスナーで
あることを特徴とする、請求項2に係る注射・点滴用衣
服を提供することによってより効果的に達成される。
【0006】また、本発明の上記目的は、前記止着部材
は前記切り裂き部に沿って間欠的に配設されたマジック
テープであることを特徴とする、請求項3に係る注射・
点滴用衣服を提供することによってより効果的に達成さ
れる。
【0007】さらにまた、本発明の上記目的は、前記衣
服は長袖の下着であることを特徴とする、請求項4に係
る注射・点滴用衣服を提供することによってより効果的
に達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、実施例を示す添付図面に基
づき本発明の内容を説明する。図1は本発明の一実施形
態に係る注射・点滴用衣服の正面図である。なお、この
注射・点滴用衣服は、とくに子供が注射や点滴を受ける
ときに肌に直接着用するように作られたものである。図
1において、1は肌触りのよいやや厚手の生地で作られ
た長袖の下着本体、2は襟部、2aは肩口側の襟部、3
は右側の袖部、4は袖部3の袖口、5は袖部3の上面襟
部2側に取り付けられたファスナーで、5aはその開閉
用の摘み、5bはその留め具、5cはその基部、同様に
6は袖部3の上面襟口4側に取り付けられたファスナー
で、6aはその開閉用の摘み、6bはその留め具、6c
はその基部、また7は袖部3の肩口側襟部2aから袖口
4にかけて切り裂かれた切裂き部である。このように、
この衣服では、下着本体1の袖部3の上面が肩口側襟部
2aから袖口4にかけて切り裂かれ、この切裂き部7に
沿って、肩口側からはファスナー5が、また袖口側から
はファスナー6が挿着されてダブルファスナーが形成さ
れている。なお、ファスナーは別にジッパーあるいはチ
ャックと呼ばれることがあるが、本発明においてはこれ
らを総称してファスナーと呼称する。
【0009】この衣服は以上のような作られているの
で、2つのファスナー5及び6の各摘み5a及び6aを
合わせ持ち、切裂き部7に沿って同時に移動させて所望
の位置で止めた後、各摘み5a及び6aをそれぞれ基部
5c及び6c方向に必要な距離だけ移動させるという極
めて簡単な操作により、右腕の所望の部位を必要な大き
さだけ開けることができる。図1は、このようにして右
腕上部の略中央の部位が開かれた状態を示している。以
上のとおり、この衣服は切裂き部7に沿って部分的に開
閉可能とされているので、この衣服を子供、とくに乳幼
児が注射や点滴を受けるときに着用すれば、その都度、
いちいち袖口4を捲り上げたり、下着本体1を脱がせて
上半身を裸にさせる必要がなくなり、この結果、乳幼児
であっても煩わしさや風邪の心配が解消される。とくに
風邪の心配に関しては、この衣服が肌触りのよい厚手の
生地により長袖の下着に作られているので、長時間に渡
る点滴を受ける場合であっても、この衣服一枚だけの着
用で十分に対処することができる。なお、この衣服を夏
場や気温の高い時期に着用する場合に備え、予め薄手の
生地で作っておくと大変便利である。
【0010】上述したように、本実施の形態では、止着
部材であるファスナー5及び6により右側の袖部3が部
分的に開閉可能とされているが、本発明は必ずしも本実
施の形態に限定されるものではなく、必要に応じ、この
止着部材を左側の袖部に、あるいは両袖部に設けるよう
にしてもよい。また、子供用に限らず大人用、とくに高
齢者用としてもよく、下着に限らず上着であってもよ
く、さらにまた、長袖に限らず半袖としても十分に適用
が可能である。
【0011】とくに、本発明における部分的に開閉可能
な止着部材としては、上述したダブルファスナーに限ら
ず、次のような部材を適用することができる。図2は、
本発明の他の実施形態に係る注射・点滴用衣服の正面図
で、前記実施例と同一の構成部品には同一の符号が付さ
れて示されている。図2において、8a、8b、8c、
8dは切裂き部7に沿って切り裂かれた袖部3の上部側
裏面に所定の間隔をもって配設された、係止用鉤(凸
面)を有するマジックテープ、9a、9b、9c、9d
は袖部3の下部側上面の、それぞれ前記マジックテープ
8a、8b、8c、8dと対応した位置に配設された、
係止用ループ(凹面)を有するマジックテープである。
このように、この衣服では、前記図1に示された衣服と
同様に、下着本体1の袖部3の上面が肩口から袖口4に
かけて切り裂かれ、この切り裂き部7に沿って各一対の
マジックテープ8aと9a、8bと9b、8cと9c、
8dと9dが所定の間隔をもって配設されている。
【0012】従って、この衣服を着用して注射や点滴を
受ける場合には、腕の所望の部位に配置された一対のマ
ジックテープの係止を必要な数だけ手で解除することに
より、ワンタッチで所望の部位を必要な大きさだけ開け
ることができる。図2は、このようにしてマジックテー
プ8aと9a、及び、8bと9bの2箇所の係止が解除
され、肩口側襟部2aより上腕部にかけて開かれた状態
を示している。この衣服は以上のとおり作られているの
で、この衣服によれば、腕の所望の部位をワンタッチで
開閉できるほか、前記実施例と同様な利点が得られる。
【0013】また、本発明における止着部材としては、
前記マジックテープに置き換え、図3に示されるよう
に、上ボタンと下ボタンの凹凸一組の留め具からなる複
数個のスナップ10aと11a、10bと11b、……
…10fと11fを設け、前記マジックテープと同様に
開閉することも可能であり、さらにまた、このスナップ
に置き換え、通常のボタンとボタン孔からなる止着部材
とすることも可能であるが、開閉操作が、前記ファスナ
ーやマジックテープの場合に較べ、若干手間取る難点が
ある。
【0014】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る注
射・点滴用衣服は、両袖のうち少なくとも一方の袖を肩
口から袖口にかけて切り裂くと共に、該切り裂き部を止
着部材により部分的に開閉可能に止着してなっているの
で、注射や点滴を受ける場合に着用することにより、上
着の袖を捲り上げたり、あるいは上半身の衣服を脱いで
裸にることなく、極めて簡単な操作で所定の部位を必要
な大きさだけ開けることができる。このため、対象者が
乳幼児や高齢者であっても、煩わしさがなく、かつ、風
邪を引かせる心配もないので、周囲の者は安心して注射
や点滴を本人に受けさせことができるという効果があ
る。
【0015】とくに前記止着部材を前記肩口側から挿着
されたファスナーと前記袖口側から挿着されたファスナ
ーとからなるダブルファスナーとすること、あるいは、
前記切り裂き部に沿って間欠的に配設されたマジックテ
ープとすることにより、上記効果をは一層向上させるこ
とができる。また、前記衣服を長袖の下着とすることに
より、さらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る注射・点滴用衣服の
正面図である。
【図2】本発明の他の実施形態に係る注射・点滴用衣服
の正面図である。
【図3】本発明のさらに他の実施形態に係る注射・点滴
用衣服の正面図である。
【符号の説明】
1 下着本体 2 襟部 2a 肩口側の襟部 3 袖部 4 袖口 5 ファスナー 6 ファスナー 7 切裂き部 8a…8d マジックテープ 9a…9d マジックテープ 10a…10f スナップ 11a…11f スナップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】注射や点滴等を受けるときに着用する衣服
    であって、両袖のうち少なくとも一方の袖を肩口から袖
    口にかけて切り裂くと共に、該切り裂き部を止着部材に
    より部分的に開閉可能に止着してなることを特徴とする
    注射・点滴用衣服。
  2. 【請求項2】前記止着部材は前記肩口側から挿着された
    ファスナーと前記袖口側から挿着されたファスナーとか
    らなるダブルファスナーであることを特徴とする、請求
    項1に記載の注射・点滴用衣服。
  3. 【請求項3】前記止着部材は前記切り裂き部に沿って間
    欠的に配設されたマジックテープ(登録商標)であるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の注射・点滴用衣服。
  4. 【請求項4】前記衣服は長袖の下着であることを特徴と
    する、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の注射
    ・点滴用衣服。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2453265A (en) * 2008-10-31 2009-04-01 John Bickel A garment with zips along the limbs
CN103564886A (zh) * 2012-08-10 2014-02-12 黄菊香 一种病服
JP2021179040A (ja) * 2020-05-13 2021-11-18 由香 目黒 被検者用保護衣及び被検者用保護衣セット

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