JP2002179849A - ポリオレフィン系樹脂用帯電防止剤 - Google Patents

ポリオレフィン系樹脂用帯電防止剤

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JP2002179849A
JP2002179849A JP2000375803A JP2000375803A JP2002179849A JP 2002179849 A JP2002179849 A JP 2002179849A JP 2000375803 A JP2000375803 A JP 2000375803A JP 2000375803 A JP2000375803 A JP 2000375803A JP 2002179849 A JP2002179849 A JP 2002179849A
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fatty acid
antistatic agent
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Koichi Tatsumi
幸市 辰巳
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (A)下記一般式(I)で示されるポリ
オキシアルキレンアルキルアミンの脂肪酸モノエステル
と、(B)高級脂肪酸とを質量比で(A)成分/(B)
成分=1/4〜4/1の割合で溶融混合して得られる混
合物を主成分とすることを特徴とするポリオレフィン系
樹脂用帯電防止剤。 【化1】 (式中、R1及びR3は同一又は異種の炭素数12〜22
の脂肪族炭化水素基、R 2は炭素数2〜4のアルキレン
基を示し、m,nは1〜10の実数を示す。) 【効果】 本発明のポリオレフィン系樹脂用帯電防止剤
は、成形時に飛散が少なく、ポリオレフィン系樹脂中に
練込むことにより、従来品に比して短時間で優れた帯電
防止効果を発現する。また、フィルムに成形してもべた
ついたり、濁ることがほとんど無いものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリオレフィン系
樹脂用帯電防止剤に関し、更に詳述すると、成形時に飛
散が少なく、フィルム状に成形した時、べたつきが少な
く、かつ透明性に優れたポリオレフィン系樹脂フィルム
を得ることができるポリオレフィン系樹脂用帯電防止剤
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ポリオ
レフィン樹脂は、電気絶縁性が大きいので強い静電気が
発生する。このため、ポリオレフィン樹脂製品は強く帯
電して、塵埃を吸着し、更に加工工程においても印刷不
良、不揃い、放電、塵埃付着等による作業性の低下など
の欠点を伴うものであった。
【0003】このような欠点を解消するため、ポリオレ
フィン樹脂に帯電防止剤を塗布する方法が提案されてい
るが、帯電防止剤の塗布はその効果が短時間で失われる
こと、塗布むらが生じること、及び塗布された帯電防止
剤によりブロッキングが起こること等の問題があった。
【0004】かかる問題を回避すべく、帯電防止剤をポ
リオレフィン樹脂に直接混練する方法が用いられるよう
になった。例えば特開昭60−58444号公報には、
オレフィン重合体にアルキルアミン及び/又はアルキル
アミドと、グリセリンモノエステルとを含む組成物を練
り込む方法が提案されている。特開昭61−40099
号公報には、ポリプロピレンと無機充填剤との樹脂組成
物に、特定の高級アミンとグリセリンモノエステルとを
練り込む方法が提案されている。特開昭48−5415
5号公報及び特開平2−302453号公報には、特定
の高級アミンと脂肪酸モノグリセライドとからなる組成
物をポリオレフィン系樹脂に混練する方法が提案されて
いる。
【0005】しかしながら、上記のように帯電防止剤を
ポリオレフィン樹脂に直接混練して成形すると、特公昭
52−33654号公報及び特開平8−143858号
公報のように帯電防止性能が発現するまでに時間がかか
ったり、特開平7−247385号公報のように加熱に
より帯電防止剤が着色して透明性が損われたり、押出機
で成形する場合に飛散して環境を悪化させたり、添加量
を多くしなければ効果が発現しないという問題がある。
また、成形してフィルムにした場合、帯電防止性が発現
するまでに多くの時間が必要であり、更に、帯電防止剤
の添加量が少ないと帯電防止性が不十分であり、一方、
添加量を多くするとフィルムが濁ったり、べたつく等の
問題がある。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、帯電防止剤をポリオレフィン系樹脂に混練し、成形
する際に、低飛散性であると共に、成形後、短時間で優
れた帯電防止効果を発現し得、べたつきが無く、かつ透
明性の良いポリオレフィン系樹脂フィルムを得ることが
できるポリオレフィン系樹脂用帯電防止剤を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結
果、ポリオキシアルキレンアルキルアミンの脂肪酸モノ
エステルと高級脂肪酸との溶融混合物を主成分とするこ
と、好ましくは更に脂肪酸モノグリセリドを添加するこ
とにより、これら各成分が相乗的に作用して、成形時の
低飛散性と短時間で帯電防止性能が発現し得、従来の課
題を効果的に解決し得る帯電防止剤が得られ、この帯電
防止剤を用いることにより、べたつきが無く、かつ透明
性の良い高品質なポリオレフィン系樹脂成形品が得られ
ることを見出し、本発明をなすに至った。
【0008】即ち、本発明は、(A)下記一般式(I)
で示されるポリオキシアルキレンアルキルアミンの脂肪
酸モノエステルと、(B)高級脂肪酸とを質量比で
(A)成分/(B)成分=1/4〜4/1の割合で溶融
混合して得られる混合物を主成分とすることを特徴とす
るポリオレフィン系樹脂用帯電防止剤を提供する。
【0009】
【化2】 (式中、R1及びR3は同一又は異種の炭素数12〜22
の脂肪族炭化水素基、R 2は炭素数2〜4のアルキレン
基を示し、m,nは1〜10の実数を示す。)
【0010】以下、本発明について更に詳しく説明す
る。本発明の帯電防止剤は、(A)上記一般式(I)で
示されるポリオキシアルキレンアルキルアミンの脂肪酸
モノエステルと、(B)高級脂肪酸とを質量比で(A)
成分/(B)成分=1/4〜4/1の割合で溶融混合し
て得られる混合物を主成分とするものである。
【0011】本発明の(A)成分であるポリオキシアル
キレンアルキルアミンの脂肪酸モノエステルは、下記一
般式(I)で表されるものである。
【0012】
【化3】
【0013】式中、R1及びR3は同一又は異種の炭素数
12〜22、特に12〜18の飽和又は不飽和の分岐状
もしくは直鎖状脂肪族炭化水素基を示し、例えば炭素原
子数12〜22の水酸基で置換されていてもよいアルキ
ル基、アルケニル基、又はアルキルエーテル基であり、
具体的には酸素原子を介在してもよいC1225−、C 13
27−、C1429−、C1531−、C1633−、C17
35−、C1837−、(C8172CH−などの基が好適
である。なお、R1及びR3は植物性及び動物性の天然脂
肪酸残基である混合アルキル基、混合アルケニル基であ
っても構わない。
【0014】R2は炭素数2〜4のアルキレン基を示
し、例えばエチレン基、プロピレン基などが挙げられ
る。m,nは1〜10、好ましくは2〜5の実数を示す
【0015】このような(A)成分のポリオキシアルキ
レンアルキルアミンの脂肪酸モノエステルとしては、例
えばドデシルジエタノールアミンラウリン酸モノエステ
ル、ヒドロキシドデシルジエタノールアミンラウリン酸
モノエステル、テトラデシルジエタノールアミンミリス
チン酸モノエステル、ヘキサデシルジエタノールアミン
パルミチン酸モノエステル、ステアリルジエタノールア
ミンステアリン酸モノエステル、ベヘニルジエタノール
アミンベヘニン酸モノエステル、牛脂アルキルジエタノ
ールアミン牛脂脂肪酸モノエステル、硬化牛脂アルキル
ジエタノールアミン硬化牛脂脂肪酸モノエステル、ヤシ
アルキルジエタノールアミンヤシ油脂肪酸モノエステル
などが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を
組合わせて用いることができる。中でも、ステアリルジ
エタノールアミンステアリン酸モノエステルが好まし
い。
【0016】上記(A)成分のポリオキシアルキレンア
ルキルアミンの脂肪酸モノエステルは、脂肪酸とアルキ
ルアミンアルキレンオキサイド付加体からエステル化す
る方法、又は、脂肪酸メチルエステルとアルキルアミン
アルキレンオキサイド付加体からエステル交換反応によ
る方法などで製造することができる。なお、(A)成分
のポリオキシアルキレンアルキルアミンの脂肪酸モノエ
ステルは、脂肪酸ジエステルとの混合物であっても構わ
ない。
【0017】本発明の(B)成分である高級脂肪酸は、
炭素数が12以上であり、かつ融点が40℃以上である
直鎖飽和高級脂肪酸、分岐飽和高級脂肪酸、不飽和高級
脂肪酸、又は樹脂酸などが好適に用いられる。このよう
な高級脂肪酸としては、例えばラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘニ
ン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、アビエチン酸な
どが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組
合わせて用いることができる。中でも、ミリスチン酸、
パルミチン酸、ベヘニン酸、ステアリン酸が好ましい。
【0018】本発明において、(A)成分のポリオキシ
アルキレンアルキルアミンの脂肪酸モノエステルと、
(B)成分の高級脂肪酸との配合比は、質量比で(A)
成分/(B)成分=4/1〜1/4であり、特に2/1
〜1/2であることが好ましい。
【0019】このように配合比を限定するのは、(A)
成分のポリオキシアルキレンアルキルアミンの脂肪酸モ
ノエステルと(B)成分の高級脂肪酸との混合比が4/
1を超えると、帯電防止性能が発現するまでに時間がか
かり、一方、1/4未満では、帯電防止性能が劣化して
しまうからである。なお、(A)成分のポリオキシアル
キレンアルキルアミンの脂肪酸モノエステルのみを帯電
防止剤として使用すると、成形後、帯電防止効果が発現
するまでに長時間かかってしまい本発明の目的を達成す
ることができない。
【0020】本発明においては、(A)成分のポリオキ
シアルキレンアルキルアミンの脂肪酸モノエステルと
(B)成分の高級脂肪酸との溶融混合物を、半球ペレッ
ト、角状ペレット、ストランド状ペレット等にペレット
化して用いることが利便性、保管性などの点から好まし
い。
【0021】本発明の帯電防止剤は、(A),(B)成
分以外にも更に(C)脂肪酸モノグリセリドを併用する
ことができる。このような(C)成分の脂肪酸モノグリ
セリドとしては、常温で固体のもの、即ち、ステアリン
酸モノグリセリド、パルミチン酸モノグリセリド、ミリ
スチン酸モノグリセリド、ラウリン酸モノグリセリドな
どが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組
合わせて用いることができる。
【0022】この場合、(C)成分の脂肪酸モノグリセ
リドはペレット化して用いることが好ましく、このよう
にペレット化した(C)成分の脂肪酸モノグリセリド
と、(A),(B)成分の溶融混合物をペレット化した
ものをドライブレンドして用いることが加熱による劣化
が少ない状態で使用できる点で好ましい。
【0023】なお、(C)成分の脂肪酸モノグリセリド
の配合比は、質量比で(A)成分+(B)成分/(C)
成分の脂肪酸モノグリセリド=5/1〜1/5である。
【0024】本発明で用いるポリオレフィン系樹脂とし
ては、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンテン等の
ホモポリマー、又はエチレンとプロピレンとのコポリマ
ー、エチレンと酢酸ビニルとのコポリマー、エチレンと
アクリル酸エステルのコポリマー、あるいはこれらの2
種以上の混合物が挙げられる。
【0025】本発明の帯電防止剤をポリオレフィン系樹
脂に添加する方法としては、ポリオレフィン系樹脂に対
して、(A)成分のポリオキシアルキレンアルキルアミ
ンの脂肪酸モノエステルと(B)成分の高級脂肪酸の溶
融混合物、更に好ましくは(C)成分の脂肪酸モノグリ
セリドを、それぞれ別々に混合し、練り込むことができ
る。
【0026】また、(A)成分のポリオキシアルキレン
アルキルアミンの脂肪酸モノエステルと(B)成分の高
級脂肪酸との溶融混合物を、半球ペレット、角状ペレッ
ト、ストランド状ペレット等にペレット化したものと、
好ましくはペレット化した(C)成分の脂肪酸モノグリ
セリドとをドライブレンドした後、これらをポリオレフ
ィン系樹脂に添加し押出機で練込むこともできる。
【0027】更に、ポリオレフィン系樹脂に対して、本
発明の(A),(B)成分からなる溶融混合物、好まし
くは(C)成分の脂肪酸モノグリセリドとを添加した帯
電防止剤を高濃度に練込んでマスターバッチに加工し、
これを希釈して使用することも可能である。
【0028】なお、本発明の帯電防止剤をポリオレフィ
ン系樹脂に添加する際には、必要に応じて、脂肪酸エス
テル、高級アルコール、アマイド等の油脂成分、脂肪酸
金属石鹸等の滑剤、公知の酸化防止剤、紫外線吸収剤、
シリコーン誘導体、ブロッキング防止剤、着色剤、充填
剤、その他の添加剤を併用することができる。
【0029】本発明の帯電防止剤は、前記ポリオレフィ
ン系樹脂100質量部に対して、0.2〜3.0質量
部、好ましくは0.3〜1.5質量部、より好ましくは
0.4〜1.0質量部添加するのが適当である。このよ
うに添加量を規定するのは、帯電防止剤の添加量が少な
すぎると、帯電防止性能が不十分となる場合があり、一
方、3.0質量部を超えて添加しても帯電防止効果が向
上することはなく、却って高温使用中に、機械的特性の
低下を生じる場合があるからである。
【0030】本発明の帯電防止剤を加えたポリオレフィ
ン系樹脂は、他のポリオレフィン系樹脂と同様、プレス
成形、射出成形、押出成形、ブロー成形、カレンダー成
形などを行い、シート、フィルムをはじめ種々の形状の
成形品に成形することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明のポリオレフィン系樹脂用帯電防
止剤は、成形時に飛散が少なく、ポリオレフィン系樹脂
中に練込むことにより、従来品に比して短時間で優れた
帯電防止効果を発現することができる。また、フィルム
に成形してもべたついたり、濁ることがほとんど無い高
品質なポリオレフィン系樹脂フィルムが得られるもので
ある。
【0032】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるも
のではない。
【0033】〔実施例1〜7、比較例1〜4〕表1,3
に示した配合比率で(A)成分のポリオキシアルキレン
アルキルアミンの脂肪酸モノエステルと(B)成分の高
級脂肪酸とを溶融混練し、得られた混合物をロートフォ
ーム機(サンドビック社製)を用いて半球状のペレット
を作成した。得られたペレットを表1,3の比率で、メ
ルトフローレート7g/10分のポリプロピレンに添加
し、二軸押出機を用いてストランド状のペレットを作製
した。
【0034】得られたペレットを用いて温度230℃
で、無延伸のフィルム(CPP)を作製した。このフィ
ルムを成形する時の帯電防止剤の飛散状態を下記基準で
評価した。また、成形したフィルムを温度20℃、湿度
60%の恒温室に1日保存した後、このフィルムの表面
抵抗率を下記方法で測定した。更に、成形後、温度20
℃、湿度60%の恒温室に10日保存した後、このフィ
ルムのべたつきのなさ、外観(透明性)の評価を下記方
法で行った。結果を表1,3に示す。
【0035】〔実施例8〜14〕表2に示した配合比率
で(A)成分のポリオキシアルキレンアルキルアミンの
脂肪酸モノエステルと(B)成分の高級脂肪酸とを溶融
混練し、得られた混合物をロートフォーム機(サンドビ
ック社製)を用いて半球状のペレットを作成した。一
方、(C)成分の脂肪酸モノグリセリドを溶融し、ロー
トフォーム機を用いて半球状のペレットを作成した。得
られたペレットを表2の比率でドライブレンドし、これ
を表2に示した比率でメルトフローレート7g/10分
のポリプロピレンに添加し、二軸押出機を用いてストラ
ンド状のペレットを作製した。
【0036】得られたペレットを用いて温度230℃
で、無延伸のフィルム(CPP)を作製した。このフィ
ルムを成形する時の帯電防止剤の飛散状態を下記基準で
評価した。また、成形したフィルムを温度20℃、湿度
60%の恒温室に1日保存した後のフィルムの表面抵抗
率を測定し、下記基準で評価した。更に、成形後、温度
20℃、湿度60%の恒温室に10日保存し、フィルム
のべたつきのなさ、外観(透明性)の評価を下記基準で
行った。結果を表2に示す。
【0037】<成形時の飛散性の評価基準> ◎:飛散がない ○:飛散がほとんどない △:飛散が少しある ×:飛散がかなりある
【0038】<成形品の表面抵抗率>表面抵抗率は三菱油
化株式会社製ハイレスターH−210型抵抗測定装置を
用いて印可電圧500Vで測定した。なお、表面抵抗率
が1×1013Ω未満の場合、帯電防止効果は良好であ
る。
【0039】<成形品のべたつきのなさの評価基準> ◎:べたつきがまったくない ○:べたつきがほとんどない △:べたつきが少しある ×:べたつきがかなりある
【0040】<成形品の外観評価基準> ◎:YI値5未満で、透明性良好 ○:YI値5未満で、ほとんど透明 △:濁りが少しある ×:濁りがかなりある なお、YI値はJIS K7103に準じた方法で測定
した値であり、YI値が5未満であれば着色が少なく良
好である。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】(A)成分のポリオキシアルキレンアルキ
ルアミンの脂肪酸モノエステル a−1:ドデシルジエタノールアミンラウリン酸モノエ
ステル a−2:ヘキサデシルジエタノールアミンパルミチン酸
モノエステル a−3:ステアリルジエタノールアミンステアリン酸モ
ノエステル a−4:ベヘニルジエタノールアミンステアリン酸モノ
エステル (B)成分の高級脂肪酸 b−1:ミリスチン酸 b−2:パルミチン酸 b−3:ステアリン酸 b−4:ベヘニン酸 (C)成分の脂肪酸モノグリセリド c−1:ラウリン酸モノグリセリド c−2:パルミチン酸モノグリセリド c−3:ステアリン酸モノグリセリド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 3/16 103 C09K 3/16 103A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記一般式(I)で示されるポリ
    オキシアルキレンアルキルアミンの脂肪酸モノエステル
    と、(B)高級脂肪酸とを質量比で(A)成分/(B)
    成分=1/4〜4/1の割合で溶融混合して得られる混
    合物を主成分とすることを特徴とするポリオレフィン系
    樹脂用帯電防止剤。 【化1】 (式中、R1及びR3は同一又は異種の炭素数12〜22
    の脂肪族炭化水素基、R 2は炭素数2〜4のアルキレン
    基を示し、m,nは1〜10の実数を示す。)
  2. 【請求項2】 請求項1記載の(A),(B)成分の溶
    融混合物をペレット化してなるポリオレフィン系樹脂用
    帯電防止剤。
  3. 【請求項3】 更に脂肪酸モノグリセリドを添加した請
    求項1又は2記載のポリオレフィン系樹脂用帯電防止
    剤。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005113105A (ja) * 2003-10-06 2005-04-28 Toho Chem Ind Co Ltd 帯電防止性ポリオレフィン系樹脂組成物
JP2008184478A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Riken Vitamin Co Ltd 帯電防止性ポリプロピレンフィルム
JP2010036413A (ja) * 2008-08-04 2010-02-18 Tosoh Corp ラミネートフィルム
JP2010094911A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Tosoh Corp ラミネートフィルム

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