JP2002179298A - 記録紙ロールの先端分離装置 - Google Patents

記録紙ロールの先端分離装置

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JP2002179298A
JP2002179298A JP2000385787A JP2000385787A JP2002179298A JP 2002179298 A JP2002179298 A JP 2002179298A JP 2000385787 A JP2000385787 A JP 2000385787A JP 2000385787 A JP2000385787 A JP 2000385787A JP 2002179298 A JP2002179298 A JP 2002179298A
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Akemasa Koya
明正 香谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で記録紙ロールから記録紙の先端
を分離する 【解決手段】 保持部材44に、一対の傾斜ローラ43
が取り付けられている。この各傾斜ローラ43は、記録
紙ロール17の角に斜めに押し当てられている。傾斜ロ
ーラ43によって、カラー感熱記録紙19の両側が中央
に押されるから、中央部が記録紙ロール17の外周面か
ら浮き上がる。この浮き上がった部分に分離板46が入
り込んで、記録紙ロール17からカラー感熱記録紙19
の先端を分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール紙プリンタ
などに用いられ、巻芯に長尺の記録紙がロール状に巻か
れた記録紙ロールから記録紙の先端を分離する記録紙ロ
ールの先端分離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロール紙プリンタでは、長尺の記録紙を
巻芯の外周に巻き付けてロール状にした記録紙ロールが
使用され、プリント直前、又は直後に記録紙部分をカッ
タで切断し、シート状態で排出する。この記録紙ロール
は回転自在に保持され、ロール紙プリンタの給紙部や給
紙マガジン等にセットされる。
【0003】ロール紙プリンタの給紙部や給紙マガジン
には記録紙出入口が設けられており、記録紙ロールがセ
ットされた後に、記録紙の先端が分離されて記録紙出入
口から送り出される。記録紙ロールから記録紙の先端を
分離する際には分離板が用いられる。この分離板とし
て、例えば特開平10−201706号公報には、給紙
方向に回転される記録紙ロールの外周面に弾性を持って
接触させることにより、記録紙の先端を記録紙ロールか
ら分離させるものが記載されている。この分離板の先端
部分の厚みは、記録紙の記録紙ロールからの分離性を向
上させるために、記録紙の厚みの半分以下にされてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
分離板は先端部の厚みを薄くしているため、記録紙ロー
ルをセットする際に分離板の先端部に触れると怪我をす
るおそれがある。また、分離板の先端部を薄くするため
に、分離板の加工には高い精度が要求され、製造コスト
が上がってしまう。さらに、確実に記録紙ロールから記
録紙の先端を分離させるには、記録紙ロールの外周面に
分離板の先端部を大きな弾性力を持たせて接触させる必
要があるため、記録紙ロールを回転させると記録紙に傷
などのダメージを与える恐れがある。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、安全性の確保及び製造コストの削減を図りながら
簡単な構成で記録紙ロールから記録紙の先端を分離する
とともに、記録紙ロールにダメージが及ぶことを防止し
た記録紙ロールの先端分離装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の記録紙ロールの先端分離装置では、巻芯に
長尺の記録紙がロール状に巻かれた記録紙ロールから、
記録紙の先端を分離する記録紙ロールの先端分離装置に
おいて、前記記録紙ロールの外周に当接し、最外周の記
録紙を両側端縁から中央部に向けて押圧して、前記中央
部が記録紙ロールの外周面から浮き上がるように撓ませ
る一対の押圧部材と、記録紙先端の撓み部分と記録紙ロ
ールの外周面との隙間に入り込んで前記先端を記録紙ロ
ールから分離する分離板とを備えたものである。なお、
前記分離板は、一対の押圧部材の近くに配置され、回転
中の記録紙ロールが一対の押圧部材によって先端の中央
部が浮き上げられ、この状態で分離板に到達して先端が
分離されるようにすることが好ましい。
【0007】また、前記押圧部材は、記録紙ロールに追
従して回転する押圧ローラであることが好ましい。ま
た、前記押圧ローラは、巻芯に向けてバネ付勢されると
ともに、中心軸が巻芯に対して傾斜して記録紙ロールの
角に押し当てられるように設けられた傾斜ローラである
か、又は巻芯に向けてバネ付勢されるとともに、中心軸
が巻芯と直交するように設けられ、記録紙ロールの外周
側の側面に一部が凹んだ状態で押し当てられた弾性ロー
ラであることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】図1において、給紙マガジン10
は、記録紙ロールの外径に沿った略円柱形状をしてお
り、一方の側面に設けられたグリップ11を握持して矢
印X方向からカラー感熱プリンタ(図示せず)にセット
される。この給紙マガジン10は、マガジン本体12と
マガジン蓋13とから構成されている。マガジン本体1
2は、保湿性と遮光性とを備えたプラスチックにより半
円筒形状に成形されている。
【0009】マガジン蓋13を開放した状態を示す図2
において、マガジン蓋13は、マガジン本体12にヒン
ジ部14を介して開閉自在となるように取り付けられて
いる。また、マガジン蓋13の外周には、パッキン15
が嵌め込まれており、パッキン15は、給紙マガジン1
0内を光密に維持するとともに、湿気やゴミ等の侵入を
防止する。マガジン本体12の両側面には、針金を屈曲
して形成されたロック部材16が回動自在に取り付けら
れている。そして、マガジン蓋13の両側辺には突条部
13aが形成されており、マガジン蓋13が図1に示す
ように閉じられた状態では、突条部13aにロック部材
16が掛けられてマガジン蓋13は不用意に開放しない
ようにロックされる。
【0010】記録紙ロール17は、紙又はプラスチック
等の巻芯18と、これに巻き付けられた長尺のカラー感
熱記録紙19とから構成されている。記録紙ロール17
は、未使用時には保湿性と遮光性とを供えた袋や箱等の
包装体に収納されており、使用時にこれらの包装体から
取り出される。この記録紙ロール17を給紙マガジン1
0にセットする場合は、巻芯18の両端に円板状のフラ
ンジ20が取り付けられる。各フランジ20の中央に
は、回転軸21が設けられている。
【0011】マガジン本体12の両側には、記録紙ロー
ル17を支持する一対の支持板22,23が設けられて
いる。これらの支持板22,23には、スリット22
a,23aが形成されており、スリット22a,23a
には回転軸21が挿入される。また、これらの支持板2
2,23には、片寄せ部材24,25が回動自在に取り
付けられている。片寄せ部材24,25は、図示しない
バネの付勢によって回転軸21に当接し、記録紙ロール
17を支持板22,23のスリット22a,23aに沿
って押圧する。
【0012】図3において、マガジン本体10の正面に
は、記録紙出入口26が設けられており、この記録紙出
入口26からカラー感熱記録紙19が給紙マガジン10
に出入りする。また、マガジン本体12の前面側には、
記録紙出入口26を保護する外装部材27が取り付けら
れており、この外装部材27にはカラー感熱記録紙19
が通過する開口28が設けられている。
【0013】外装部材27の内側には、シャッタ板29
が組み込まれており、シャッタ板29は、記録紙出入口
26を光密に塞ぐ閉鎖位置と、図中2点鎖線で示すよう
に、記録紙出入口26を開放する開放位置との間で揺動
自在に設けられている。シャッタ板29は、通常時には
図示しないバネの付勢によって記録紙出入口26を塞
ぎ、カラー感熱プリンタにセットされた際に、プリンタ
側のシャッタ開放機構によって開放される。
【0014】また、マガジン本体12内には、駆動軸3
0が回転自在に組み込まれている。駆動軸30は記録紙
ロール17の外周に当接して記録紙ロール17を給紙方
向と巻き戻し方向とに回転させる。この駆動軸30は、
断面が円形とされた鉄製の棒31の外周に、ゴム等の被
覆材32で被覆が施され、スリップが防止されるように
なっている。また、駆動軸30の一端はマガジン本体1
2外に突出されており、この突出された駆動軸30の端
部には、カラー感熱プリンタにセットされた際にプリン
タ内の駆動ギヤに噛合するギヤ33が取り付けられてい
る。
【0015】上記支持板22,23のスリット22a,
23aは、駆動軸30に向かって形成されている。その
ため、カラー感熱記録紙19が使用されて記録紙ロール
17の径が小さくなると、記録紙ロール17は片寄せ部
材24,25に押されてスリット22a,23a内を移
動し、外周が常に駆動軸30に接触する。これにより、
使用初期から使用終了まで、駆動軸30は記録紙ロール
17を適正に回転させることができる。
【0016】記録紙出入口26の奥には先端分離装置4
0が設けられている。図4に分解して示すように、先端
分離装置40はカラー感熱記録紙19の先端19aを撓
ませることにより、記録紙ロール17からその先端分離
を容易にするためのものであり、押圧部41と分離部4
2とから構成されている。押圧部41は一対の傾斜ロー
ラ43と保持部材44とから構成されている。この保持
部材44はその両端側に傾斜ローラ43を回転自在に保
持している。これらの傾斜ローラ43は、ゴムなどで作
られており、その中心軸が巻芯18に対して傾斜してい
る。保持部材44は略L字形に形成されており、その両
端面には、軸44aが設けられている。この軸44aは
マガジン本体12の側面内壁に取り付けられ、これによ
り、保持部材44はマガジン本体12に回動自在とな
る。保持部材44の底面側には一対のバネ45が取り付
けられており、バネ45の他端側はマガジン本体12の
底面内壁に取り付けられている。このバネ45は傾斜ロ
ーラ43をは常に巻芯18に向かって付勢している。
【0017】各傾斜ローラ43は、バネ45によって外
周面43aが最外周のカラー感熱記録紙19の両側端縁
(角)に押し当てられている。各傾斜ローラ43は、棒
31に近い位置に設けられているから、記録紙ロール1
7が消費されて巻径が小さくなっても、バネ45の付勢
力によって適当な記録紙ロール17の角に接触する。ま
た、傾斜ローラ43は弾性を持って記録紙ロール17に
当接しているため、記録紙ロール17と外周面43aと
の摩擦力により記録紙ロール17の回転に伴って回転す
る。
【0018】分離部42は分離板46と支持フレーム4
7とから構成されている。支持フレーム47は支持部4
7aと、支持部47aの両端から突出した取付部47b
とから構成されている。取付部47bの先端部分には取
付孔47cが設けられている。取付孔47cは保持部材
44の軸44aに挿通され、支持フレーム47は軸44
aを中心に回動自在になっている。
【0019】支持部47aの中央部分には分離板46が
記録紙ロール17に向かって突出するように一体に設け
られている。また、支持部47aの両端部には一対のバ
ネ48が取り付けられており、バネ48の他端側はマガ
ジン本体12の前面内壁に取り付けられている。このバ
ネ48により、分離板46が巻芯18に向かって付勢さ
れ、その先端が記録紙ロール17の外周面に常に圧接さ
れた状態になる。なお、バネ48の付勢力は分離板46
の先端がカラー感熱記録紙19の外周面に傷などのダメ
ージを与えることのない程度になっている。
【0020】次に上記実施形態の作用について説明す
る。記録紙ロール17が収納された給紙マガジン10を
カラー感熱プリンタにセットすると、プリンタ内の駆動
機構が給紙マガジン10のギヤ33に噛合する。カラー
感熱プリンタにプリント指示がなされると、カラー感熱
プリンタでプリント準備が行われる。このプリント準備
の際に、カラー感熱プリンタのシャッタ開放機構が、給
紙マガジン10のシャッタ板29を開放位置に回動させ
る。また、カラー感熱プリンタの駆動機構が給紙マガジ
ン10のギヤ33を図3中において時計方向に回転さ
せ、この駆動軸30に当接している記録紙ロール17を
図中反時計方向の給紙方向に回転する。
【0021】そして、記録紙ロール17が回転している
間に、図5に示すように、先端19aの両端側が傾斜ロ
ーラ43で押される。これにより、図6に示すように、
先端19aの両側端縁がカラー感熱記録紙19の中央部
に向かって移動するため、中央部が記録紙ロール17の
外周面から浮き上がる。そして、図5に示すように、分
離板46が記録紙ロール17の外周面に当接しているた
め、先端19aの浮き上がり部分と記録紙ロール17の
外周面との間に形成された隙間に分離板46が入り込
み、カラー感熱記録紙19の先端は記録紙ロール17か
ら分離される。
【0022】記録紙ロール17から分離されたカラー感
熱記録紙19は分離板46の下を通過して記録紙出入口
26に進入し、開口28から給紙マガジン10外に送り
出され、プリント処理が行われる。以上のように、分離
板46は、先端19aの中央部の浮き上がり部分と記録
紙ロール17の外周面との隙間に容易に入り込むから、
分離板46を大きな付勢力で記録紙ロール17の外周面
に当接させる必要がなくなり、バネ48の付勢力を記録
紙ロール17にダメージが及ぶことのないように小さく
することができる。また、分離板46の厚みを薄くする
必要がなくなるので、分離板46に触れて怪我をするこ
とを防止できるとともに、分離板46に高い加工精度が
要求しなくてもよく、製造コストの削減にも効果的であ
る。
【0023】上記実施形態では、傾斜ローラ43により
先端19aを両側端縁からカラー感熱記録紙19の中央
部に向けて押圧して撓ませ、記録紙ロール17から先端
19aを分離したが、この他に、弾性変形が大きい弾性
ローラを用いても、記録紙ロール17からカラー感熱記
録紙19の先端を分離することができる。以下、弾性ロ
ーラを用いた記録紙ロールの先端分離装置の実施形態に
ついて説明する。なお、上述した第1の実施形態と同じ
部品については、同符号を用いて詳しい説明を省略す
る。
【0024】図7は本実施形態の押圧部53を示す正面
図である。弾性ローラ54は例えば軟質ゴムなどのよう
に変形量が大きな材料で形成されている。保持部材55
は弾性ローラ54を回転自在に保持するとともに、その
中心軸が巻芯18と直交するように保持している。保持
部材55は巻芯18に向けてバネ56により付勢され、
弾性ローラ54は外周面54aの一部が常に弾性変形し
た状態で記録紙ロール17の外周側の側面に当接し、残
りの部分が最外周のカラー感熱記録紙19の外周面に当
接した状態になっている。
【0025】記録紙ロール17が給紙方向に回転する
と、弾性ローラ54は記録紙ロール17の回転とともに
回転する。そして、弾性ローラ54の外周面54aは、
変形せずに最外周のカラー感熱記録紙19の外周面に当
接しているため、図8に示すように、先端19aの進路
が狭くなる。これにより、先端19aが弾性ローラ54
を通過する際に、その両側端縁が外周面54aに当接し
てカラー感熱記録紙19の中央部に向けて押される。こ
れにより、先端19aの中央部が記録紙ロール17の外
周面から浮き上がるように撓む。この後、図7に示すよ
うに、先端19aの中央部の浮き上がった部分と記録紙
ロール17の外周面との間にできた隙間に、分離板46
が入り込んでカラー感熱記録紙19の先端を記録紙ロー
ル17から分離する。この場合も分離板46の厚みを薄
くする必要がないので、第1の実施形態と同様の効果が
得られる。
【0026】上記実施形態では、押圧部材として傾斜ロ
ーラ43及び弾性ローラ54を用いているが、これに限
らず、例えばゴム製の丸棒やブロックなどを用いてもよ
い。また、保持部材44及び支持フレーム47の回動中
心となる軸44aを記録紙出入口26よりも下方に設け
たが、この他に、記録紙出入口26よりも上方に設けて
もよい。この場合、図9に示すように、保持部材60及
び支持フレーム61を軸62が回動中心になるように設
ける。支持フレーム61の下端に分離板63を一体に設
けるとともに、バネ64により記録紙ロール17に向け
て付勢する。また、保持部材60もバネ65により記録
紙ロール17に向けて付勢する。記録紙ロール17から
カラー感熱記録紙19の先端を分離する場合は、上記実
施形態と同様に、カラー感熱記録紙19の先端19aの
両側を傾斜ローラ43で押して、この浮き上がった部分
と記録紙ロール17の外周面との間に分離板63が入り
込ませる。
【0027】上記実施形態では、記録紙ロール17の回
転中にカラー感熱記録紙19の両側縁を押圧して先端1
9aを浮き上がらせ、この後、先端19aの浮き上がり
部分が分離板46の下を通過するようにしたが、これに
限らず、記録紙ロール17が停止した状態でカラー感熱
記録紙19の先端19aを浮き上がらせ、この後、記録
紙ロール17を回転させることにより、先端19aの浮
き上がり部分が分離板の下を通過するようにしてもよ
い。
【0028】上記実施形態では、分離板46を固定し
て、カラー感熱記録紙19の先端19aの浮き上がり部
分が分離板46に到達するようにしているが、この他
に、分離板を可動させることにより、記録紙ロール17
に接近させて、カラー感熱記録紙19の先端19aの浮
き上がり部分に入り込むようにしてもよい。
【0029】上記各実施形態は、カラー感熱プリンタに
セットされる給紙マガジンに使用される記録紙ロールを
例に説明したが、プリンタの給紙部に直接セットされる
記録紙ロールにも適用することもできる。更に、インク
ジェットプリンタや熱転写プリンタ、銀塩プリンタなど
にも適用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、記録紙
ロールの外周に当接し、最外周の記録紙を両側端縁から
中央部に向けて押圧して、前記中央部が記録紙ロールの
外周面から浮き上がるように撓ませる一対の押圧部材
と、記録紙先端の撓み部分と記録紙ロールの外周面との
隙間に入り込んで前記先端を記録紙ロールから分離する
分離板とを備えたので、分離板の厚みを薄くする必要が
なくなり、安全性の確保及び製造コストの削減を図りな
がら簡単な構成で記録紙ロールから記録紙の先端を分離
することができる。
【0031】また、押圧ローラを記録紙ロールの角に接
触させ、最外周の記録紙を両側端縁から中央部に向けて
押圧しているので、記録紙ロールに傷や変形などのダメ
ージを及ぼすことがない。さらに、分離板を記録紙ロー
ルに大きな付勢力で当接させる必要がなくなり、記録紙
ロールにダメージが及ぶことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】給紙マガジンの外観を示す斜視図である。
【図2】給紙マガジンのマガジン蓋開放時の外観斜視図
である。
【図3】給紙マガジンの要部断面図である。
【図4】先端分離装置の分解斜視図である。
【図5】記録紙ロールからの記録紙先端分離を示す説明
図である。
【図6】図5のA部拡大図である。
【図7】変形量が大きな材料で形成された弾性ローラを
用いた先端分離装置の構成を示す説明図である。
【図8】図7の先端分離装置を用いてカラー感熱記録紙
先端部の両側を押した状態を示す説明図である。
【図9】回動中心を記録紙出入口よりも上方に配置した
先端分離装置を示す給紙マガジンの要部断面図である。
【符号の説明】
17 記録紙ロール 18 巻芯 40 先端分離装置 43 傾斜ローラ 43a,54a 外周面 46,63 分離板 54 弾性ローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻芯に長尺の記録紙がロール状に巻かれ
    た記録紙ロールから、記録紙の先端を分離する記録紙ロ
    ールの先端分離装置において、 前記記録紙ロールの外周に当接し、最外周の記録紙を両
    側端縁から中央部に向けて押圧して、前記中央部が記録
    紙ロールの外周面から浮き上がるように撓ませる一対の
    押圧部材と、 記録紙先端の撓み部分と記録紙ロールの外周面との隙間
    に入り込んで前記先端を記録紙ロールから分離する分離
    板とを備えたことを特徴とする記録紙ロールの先端分離
    装置。
  2. 【請求項2】 前記分離板は、一対の押圧部材の近くに
    配置され、回転中の記録紙ロールが一対の押圧部材によ
    って先端の中央部が浮き上げられ、この状態で分離板に
    到達して先端が分離されるようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の記録紙ロールの先端分離装置。
  3. 【請求項3】 前記押圧部材は、記録紙ロールに追従し
    て回転する押圧ローラであることを特徴とする請求項1
    または2記載の先端分離装置。
  4. 【請求項4】 前記押圧ローラは、巻芯に向けてバネ付
    勢されるとともに、中心軸が巻芯に対して傾斜して記録
    紙ロールの角に押し当てられるように設けられた傾斜ロ
    ーラであることを特徴とする請求項3記載の記録紙ロー
    ルの先端分離装置。
  5. 【請求項5】 前記押圧ローラは、巻芯に向けてバネ付
    勢されるとともに、中心軸が巻芯と直交するように設け
    られ、記録紙ロールの外周側の側面に一部が凹んだ状態
    で押し当てられた弾性ローラであることを特徴とする請
    求項3記載の記録紙ロールの先端分離装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011225320A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp ロール紙分離機構

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JP2011225320A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp ロール紙分離機構

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