JP2002179029A - 切取り線付き熱収縮性フィルムチューブ - Google Patents
切取り線付き熱収縮性フィルムチューブInfo
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Abstract
特に、対象物品(ボトル等)に対する装着工程(チュー
ブの加熱収縮処理)でのフィルム破断を確実に防止する
と共に、装着された物品から切り離す際の切取りを容易
化する。 【解決手段】このチューブは、線状に並んだ略円形状の
凹陥(12)と該凹陥の列に沿ってその両側に延在する堤
状厚肉部(13)からなる切取り線(11)を有する。凹陥
(12)はフィルムの肉厚を貫通した貫通孔、または薄膜
が残留した形態を有する。この切取り線(11)はレーザ
ービーム照射をフィルムの延伸方向(チューブの周方
向)と交叉する向きに走査することにより効率よく形成
される。切取り線の形態(凹陥の口径・ピッチや堤状厚
肉部の断面プロフィール等)は、フィルムの材種・ビー
ム照射条件により任意に調整することができる。
Description
に、キャップシール又は商品表示ラベル等として装着さ
れる切取り線付き熱収縮性フィルムチューブの改良に係
り、詳しくは物品への装着操作性にすぐれていると共
に、切取り線の破切機能を高めボトル口部の開封操作
や、使用済みボトルのチューブとボトルの分離回収作業
等を容易に行ない得るようにしたものである。
ラスチックフィルム(熱収縮性フィルム)をチューブに
成形し、フィルムの熱収縮力を物品の表面に対する締着
力として、ボトル等の口部を封緘するキャップシール又
は商品表示ラベル等として装着することは広く実施され
ている。図14はチューブ(10)(熱収縮性フィルム
をセンターシールsすることにより形成される)をボト
ル(20)に被せ、加熱収縮処理によりボトル胴部に装
着した例である。キャップシールの場合は、チューブ
(10)を、図16のようにキャップ形状に予備成形し
たうえ、ボトル口部に被せ加熱収縮処理する方法を採る
こともある。熱収縮性フィルムチューブ(10)には、
切取り線(11)(フィルムの延伸方向と交叉する向き
に延在)を設けるのが一般である。切取り線(11)
は、使用後のボトルとチューブの分別回収や、キャップ
シールされたボトル口部の開封を容易化するのに不可欠
である。
対する切取り線の形設態様の例を示している。図10は
1条の切取り線(11)を形成した例であり、図11
(1)は、チューブ(10)に2条の平行な切取り線
(11)を形成しテープ状に切り取るようにした例、同
図(2)はその2条の切取り線のそれぞれが二重線(幅
約1〜2mm程度の隙間をなす2本の線からなる)として
形成された例である。従来、これらの切取り線(11)
は、打ち抜き機(ダイロール,打ちミシン等)により形
成されている。これは、刃物(トムソン刃等)をフィル
ムに押付けて打抜くものであり、その切取り線は、図1
1(同図(1):平面図、(2):D-D矢視断面図)
に示すように線状に並んだスリット(刃物の打ち抜き
痕)(15)の列として形成される。
成される切取り線(11)は、次の2点を必要とする。
一つは、熱収縮性チューブ(10)をボトル等に装着す
る工程(チューブの加熱収縮処理)で、切取り線(1
1)を起点とするチューブの破損を生じないこと、他の
一つはボトルの使用(又は廃棄)に際し、ボトル等の表
面からチューブ(10)を取り除くための切取り線とし
て良好に機能する(チューブを容易に破切除去し得る)
こと、である。しかし、この両特性は相矛盾する性質を
有するものであり、以下のように、スリット(15)か
らなる従来の切取り線では両特性を同時に充足せしめる
ことが困難である。
熱収縮処理において、チューブの熱収縮(減面収縮)に
伴い、切取り線のスリット(15)と直交する向き(チ
ューブの円周方向)に引張り力が作用し、図13(1)
(2)に示すようにスリット(15)が開口形状に変化
すると共に、スリット両端部に応力集中を生じる。しか
もスリット(15)の両端近傍は、刃物の打ち抜き時に
生じるミクロクラックが散在している。このため、フィ
ルムの材種によりスリット両端から裂け目を生じ、同図
(3)のようにチューブの破断をきたすことがある。
(l15)を短く、間隔(S15)を大きく設計すれば
回避可能である。しかし、その反面チューブの破切除去
が困難となる。例えばボトルの廃棄に際して、図15の
ようにチューブ(10)を切り離そうとしても容易に切
取ることができず、指先の力を強めて引張ると、切取り
先端(h)が切取り線(11)から逸脱する。このよう
な状態になると、その先を指先の力で切取ることは殆ど
不可能である。前記図11のように2条の切取り線(1
1)を設けテープ状に切取るようにしたチューブの場合
も、切取り先端が切取り線からずれ易く、無理に引っ張
るとテープがちぎれてしまう。図11(2)は、2条の
切取り線のそれぞれを二重線として形成し切取り性を高
めることを意図したものであるが、それでも上記不具合
の解消は困難である。これらの問題はキャップシールに
ついても同様である。
着する加熱収縮工程におけるチューブの破損を防止する
と共に、ボトル等から取り除く際のチューブの切取り操
作を容易に行なうことができる切取り線付き熱収縮チュ
ーブを提供するものである。
ィルムチューブは、線状に並んだ略円形状の貫通孔ない
し薄膜面部である凹陥(12)の列と、該凹陥の列に沿
ってその両側に連続又は断続して延在する堤状厚肉部
(13)とを有する切取り線(11)が形成された熱収
縮性プラスチックフィルムからなる。
形状の凹陥(12)(貫通孔又は薄膜面部)の列からな
る形態を有していることにより、チューブの装着工程
(加熱収縮処理)において、従来の切取り線(スリット
の列)のような応力の局所集中とそれに因るフィルムの
破損は未然に回避される。後述のようにレーザビーム照
射等により形成される切取り線(11)は、スリット切
取り線(刃物の打ち抜き)のようなミクロクラックを付
随せず、また凹陥(12)の周縁が段差状に厚肉化され
た形態を呈すること等も、チューブ装着工程におけるフ
ィルムの亀裂/破断の防止に寄与する。更に、凹陥(1
2)の両側に延在する堤状厚肉部(13)は、厚肉の効
果として凹陥の列の両側を強化する。これにより、チュ
ーブ(10)をボトル等から破切除去する際の切取り方
向のガイド機能が付与され、切取り先端(h)のずれ
(図15)を未然に防止し、切取り線(11)の全長に
亘る切取りが容易化される。
り線(1)は、レーザービーム照射など(後述)を適用
して形成することができる。以下、切取り線の形態につ
いてレーザービーム照射により形成される切取り線を例
に挙げて説明する。図1は、切取り線(11)の平面形
態、図2は、図1のA-A矢視断面、図3はB-B矢視断
面、図4はC-C矢視断面をそれぞれ示している。切取
り線(11)は、チューブの周方向に対し交叉する向き
に形成されている。凹陥(12)は略円形状の貫通孔
(12a)であり、一定の間隔(ピッチ)をおいて線状
に並んでいる。鎖線(13T)は堤状厚肉部(13)の
頂部を示し、破線(13B)はその裾縁部を示してい
る。
は、凹陥列に沿ってフィルム(F)の表裏両面に延在し
ている。また凹陥(12)は周縁を段差状の厚肉縁部
(14)で縁取られている。図2における堤状厚肉部
(13)の頂部高さは、凹陥列の方向に周期的な凹凸変
化を呈しているが、この凹凸プロフィールは、使用する
フィルムの材種・ビーム照射条件に依存するものであ
り、フィルムの材種及び照射条件の制御により、高低変
化の少ない比較的なだらかな形態が与えられる。
おける各凹陥(12)の周縁の段差状厚肉部(14)
は、隣接する凹陥(12)の段差状厚肉部(14)から
離れているが、それと異なって、図5に示すように、隣
合う段差状厚肉部(14)同士が連続し平坦な形態を呈
する場合もある。
(12b)である場合のA-A矢視断面を示している。
薄膜面凹陥(12b)の列は、所謂「ハーフカット」切
取り線に相当する。薄膜凹陥(12b)と貫通凹陥(1
2a)と異なる点は、凹陥を横切る薄膜の有無のみであ
り、薄膜凹陥(12b)の断面形態は、図2〜図5のそ
れと基本的に同じである。
の例を示している。図8はそのA-A矢視断面である。
この例における切取り線(11)は、凹陥(12)の両
側の堤状厚肉部(13)が断続して延在している点にお
いて、前記図2,図5,図6(堤状厚肉部13は連続的に
延在)と異なっているが、このような断続形態を有する
場合においても、凹陥(12)のピッチが過度に大きく
ない限り、堤状厚肉部(13)による切取り方向のガイ
ド機能を損なわず、良好な切取り線機能を確保すること
ができる。
ム照射装置(炭酸ガスレーザービーム,アルゴンレーザ
ービーム,YAGレーザービーム等)を用いて、フィル
ムの連続移送ライン(例えばチューブ成形のためのセン
ターシール工程)におけるフィルムの連続移送のもとに
効率よく実施することができる。ビーム照射によれば、
スリット切取り線の形成(刃物の押付け)のようなミク
ロクラックのない健全なフィルム表面が保持される。
照射された微小領域は瞬時に溶融・蒸発する。熱収縮性
フィルム(一軸又は二軸延伸フィルム)の表面に、その
延伸方向(二軸延伸の場合は延伸倍率の高い方向=チュ
ーブの周方向となる)に対し交叉(典型的には直交)す
る向きにビームを走査すると、凹陥(12)と堤状厚肉
部(13)を有する切取り線(11)が形成される。凹
陥(12)を挟む堤状厚肉部(13)等の形成には、フ
ィルムの延伸加工による熱収縮性が主たる寄与をなし、
これに軟化溶融に伴う表面張力の作用などが関与してい
るものと考えられる。
類及びビーム照射条件により多様に変化する。従って、
使用されるフィルムの材種(ビーム吸収特性,融点,熱
伝導率等),その肉厚,延伸加工率等に応じ、ビーム照
射条件として、ビーム出力,ビーム焦点の深浅,ビーム
走査速度(フィルム面に対する相対速度),ビームのON
-OFF周期等を制御することにより、凹陥(12)および
堤状厚肉部(13)等のプロフィール(凹陥口径,堤状
厚肉部の対向幅・肉厚,凹陥縁部肉厚,凹陥ピッチ等)
を任意に調整することができる。
ついて、図9を参照して説明すると、凹陥(12)が貫
通孔(12a)である場合、凹陥平均口径(da):約
400μm以下、堤状厚肉部の対向幅(凹陥を挟んで向
い合う山頂-山頂の距離)(W 13):約3da以下、堤
状厚肉部の頂部肉厚(t13):1.5tF以上(t F
はフィルムの原厚)、段差状厚肉部の肉厚(t14):
1.1tF以上(<t 13)、凹陥ピッチ(凹陥の中心
間距離)(p):1.2da〜3daであるプロフィー
ルが与えられる。その典型例として、凹陥平均口径(d
a):50〜300μm、堤状厚肉部の対向幅
(W13):1.5da〜2.5da、堤状厚肉部の膨
出肉厚(t13):1.5tF〜4tF、段差状部の肉
厚(t14):1.1tF〜3tFである例が挙げられ
る。
というのは変形を帯びた円形を包含する意味であり、例
えば凹陥を直交する2方向の差渡し径がd1,d2(但
しd2はビーム操作方向の差渡し径,d1<d2)であ
るとき、両者の比d2/d1は約3以下であることが好
ましい。この範囲であれば、凹陥の平面形状の等方性を
損なわれず、チューブの装着工程(加熱収縮)における
応力集中とそれに因る支障をきたすことはない。この場
合の平均口径(da)はd1とd2の和を2で除した値
である。
場合にも、切取り線の諸元サイズは、上記貫通凹陥(1
2a)の場合のそれと実質的に異ならない。但し、薄膜
凹陥(12b)の中央部の膜厚(tb)は、約(1/
3)×tF以下(tFはフィルムの原厚)であるのが好
ましい。中央部の膜厚(tb)がこれより厚くなると、
切取り線(11)の機能(チューブの破切除去性)が低
下するからである。なお、薄膜(12b)は部分的に膜
面が欠損していても差し支えない。
は、一般的な熱収縮性フィルム、例えばポリエステル,
ポリプロピレン,ポリスチレン等であり、チューブとし
て適当な肉厚(例えば約10〜150μm,好ましくは20〜70
μm)を有し、延伸加工(延伸倍率は、例えばチューブ
の周方向に約2〜7倍、それと直交する方向に約1〜1.5倍
程度である)により、熱収縮性フィルムとして一般的な
熱収縮率(約10〜70%,at90℃)を付与されたものが適
宜使用される。
1条の線、または図11(1)のようにテープ状に切取
るための2条の線として形成される。なお、本発明にお
ける切取り線(11)は良好な切取り性能を有するの
で、1条または2条の切取り線のいずれも、必ずしも図
11(2)のような二重線とする必要はないが、二重線
とする場合、切取り性能はより一層高められる。切取り
線(11)の向きは、必ずしもチューブ(10)の軸に
平行である必要はなく、傾斜する向きでもよい。また、
胴長方向の全長に亘って連続的に形成されるほか、チュ
ーブの切取り性を損なわない範囲において部分的に形成
される場合もある。所望により、チューブ(10)の周
方向の切取り線を付加した形設態様が採用される場合も
ある。
り線は、 (1)線状に並ぶ凹陥(12)が略円形状であることによ
り、物品への装着(チューブの加熱収縮処理)工程にお
いて、従来のスリット切取り線と異なり、チューブの破
損を誘起するような応力集中が回避される。 (2)ビーム照射で形成される切取り線は、スリット切取
り線と異なってミクロクラックのない健全なフィルム表
面性状を有すること等により、チューブ装着工程におけ
るフィルムの亀裂/破断の防止効果が増強される。
(13)は、凹陥列の両側を補強し、チューブ切取り時
のガイド機能を奏し、チューブを物品から切取る際の切
取り先端(h)の逸脱(図15)を防止する。2条の平
行な切取り線を形成してテープ状に切取る形態の場合
も、テープがちぎれることなく、切取り線(11)の全
長に亘る切取りが容易になる。とりわけ、ポリエステル
系の熱収縮性フィルム(切取り先端の逸脱/テープ状に
切取る場合のテープのちぎれ等を生じ易く、切取りに難
渋する材種である)のチューブの切取り線として特に有
効である。
着(チューブの加熱収縮処理)時の応力集中に因るチュ
ーブの破損を回避しようとすれば、スリット間隔を大き
くするする必要がある(それに伴いチューブの切取り性
が低下する)のに対し、本発明の切取り線の凹陥は、チ
ューブの破損を誘起するような応力集中が回避され、ま
た凹陥の周縁が厚肉部で縁取られていることによる補強
効果として、切取り線の凹陥(12)を密に(凹陥ピッチ
pを小さく)設定し、チューブの切取り性を一層良好に
することができる。
ル・オーダー(例えば200〜100μmないしそれ以下)の
極微細口径の凹陥を均一に形成することも容易である。
貫通凹陥(12a)がこのような極微細径であれば、ボ
トル等に装着した状態で、約0.3mmないしそれ以下の
微小孔径が保持される。切取り線をこのような極微細孔
として形成し得ることは、例えばチューブをキャップシ
ールとして飲料ボトルの飲み口を封緘する場合、商品流
通過程での不測のトラブル(例えば、微細な虫の侵入
等)を防止することができ、安全衛生・品質保証等の面
で有利である。凹陥(12)を薄膜凹陥(12b)とし
て形成した場合にも、上記の遮断機能は、薄膜面部のバ
リアー機能として得ることができる。
切取り線を形成し、ついでセンターシールを行なって供
試チューブを得る。照射ビームの走査方向は、チューブ
の周方向と直交する向きに設定し、切取り線の線数は2
条(図11(1))とした。表1にビーム照射条件及び形成
された切取り線の形態を示す。供試チューブA1〜A4は切
取り線の凹陥(12)が貫通凹陥(12a)、チューブA5の
それは薄膜凹陥(12b)である。
のとおりである。 PET:ポリエステルフィルム(東洋紡績(株)製「S756
1」,肉厚tF50μm) OPS:ポリスチレンフィルム(グンゼ(株)製「GMC」,
肉厚tF50μm)
たスリットのミシン目(図12)を切取り線とする下記の
チューブB1,B2を用意した。フィルムの材種および
肉厚(tF)は上記「PET」と同一である。
取り試験 供試チューブ(折径114×胴長160,mm)を、PETボ
トルの胴部に被せ加熱収縮(80〜90℃のスチームヒータ
ー)によりボトル胴部に締着(熱収縮率:10〜40
%)。表2に、各供試チューブのボトル装着操作性およ
びボトルからの切り離し操作性の評価を示す。
装着工程で、切取り線を起点とするチューブの破断(図
13)やフィルムの伸びに伴うスリット(15)の開口
拡大による外観の不具合が多発したこと、同欄の「〇」
は破断等をきたすことなく装着を完成したことを示し、
「切取り性」欄の「×」は、チューブの切取り途中で、
破切先端部の切取り線からの外れや、切取りテープのぎ
ちれを生じる等、切取り不能のトラブルが多発したこ
と、同欄の「〇」はチューブの胴部全長に亘りスムース
に切取られたことを示している。
は、ボトルへの装着工程で切取り線スリットの開孔変形
による仕上がり外観の不具合や切取り線を起点とする破
断等をきたし、他方チューブ(B2)は破断等を生じる
ことなくボトルに装着されてはいるが、切取り線の機能
が不完全なため、ボトルからの切り離しに支障をきたし
ている。これに対し、発明例のチューブ(A1〜A5)
は、いずれも破断等を生じることなくボトルへの装着を
完成し、かつ装着されたボトルからの切り離しも容易に
行なわれ、装着操作性と切取り操作性の両特性を兼ね備
えている。
は、チューブ装着工程における耐破断性等に優れ、フィ
ルムの破損等をきたすことなく健全な装着を完成するこ
とができ、しかも装着された物品から切り離す際には切
取り線に沿って容易かつ簡単に切取ることができる。ま
た、切取り線を構成する凹陥に極細径をもたせることが
できるので、キャップシールとして使用する場合の遮断
保護機能を強化し、食品・飲料などの封緘手段として、
内容物の保護機能を高めることができ、品質保証・安全
衛生の確保に資するものである。
である。
(図1のA-A矢視断面)である。
(図1のA-A矢視断面)である。
す平面図である。
視図である。
観斜視図である。
示す図である(図(1):平面図、図(2):A−A矢
視断面図)。
程(加熱収縮処理)におけるスリット形状の変化とフィ
ルムの破断を示す模式的説明図である。
例を示す斜視図である。
の切取り状態の例を示す外観斜視図である。
予備成形されたを形態の例を示す斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 線状に並んだ略円形状の貫通孔ないし薄
膜面部である凹陥(12)の列と、該凹陥の列に沿って
その両側に連続又は断続して延在する堤状厚肉部(1
3)とを有する切取り線(11)が形成された熱収縮性
プラスチックフィルムからなる切取り線付きフィルムチ
ューブ。 - 【請求項2】 チューブをテープ状に切取るための2条
の平行な切取り線(11)が形成されている請求項1に
記載の切取り線付き熱収縮性フィルムチューブ。 - 【請求項3】 凹陥(12)が貫通孔であり、 凹陥平均口径(da):400μm以下、 堤状厚肉部の頂部肉厚(t13):1.5tF以上(t
Fはフィルムの原厚)、 凹陥ピッチ(p):3da以下、 である請求項1又は2に記載の切取り線付き熱収縮性フ
ィルムチューブ。 - 【請求項4】 凹陥(12)が薄膜面部であり、 凹陥中央の膜面厚(tb):(1/3)×tF以下(t
Fはフィルムの原厚)、 堤状厚肉部の頂部肉厚(t13):1.5tF以上(t
Fはフィルムの原厚)、 凹陥ピッチ(p):1mm以下、 である請求項1又は2に記載の切取り線付き熱収縮性フ
ィルムチューブ。 - 【請求項5】 延伸加工されたプラスチックフィルムの
表面に、断続照射されるレーザービームを、フィルムの
延伸方向と交叉する向きに走査することにより形成され
た凹陥(12)と堤状厚肉部(13)とからなる切取り
線(11)を有する請求項1ないし請求項4のいずれか
1項に記載の切取り線付き熱収縮性フィルムチューブ。
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