JP4885372B2 - シュリンクラベル付きプラスチック容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、切取り線を有するシュリンクラベルを装着したプラスチック容器に係り、詳しくは切取り線の耐衝撃破袋性を高めて商品流通過程等におけるラベルの不時の破損を防止すると共に、使用後の容器からラベルを剥離(容器/ラベルの分別回収)する際の切れ性を改良したものである。
【0002】
【従来の技術】
プラスチック容器、例えばPETボトル等は、図13に示すように、胴部にチューブ状シュリンクラベル(10)を装着して流通過程に供給されることが多い。シュリンクラベル(10)は、図9等に示すように、フィルム(F)(横一軸延伸された熱収縮性フィルム。商品名やデザイン等が印刷されている)の延伸方向を周方向にしてセンターシール(s)することによりチューブに成形したものであり、ボトル等の胴部に被せて加熱収縮(スチームヒータ,温風ヒーター等)することにより密着状態に装着される。
【0003】
シュリンクラベル(10)には、使用済み容器からの分離(容器とラベルの分別回収)が可能なように切取り線(11)が設けられる。切取り線(11)は、シュリンクラベル(10)のタテ方向(チューブの周方向と交叉する向き)に形成される。図9のシュリンクラベルは1条の切取り線(11)を設けた例であるが、図10のように2条の切取り線(11)(11)を平行に設けてテープ状に切取るようにしたラベルが使用されることもある。従来、これらの切取り線は、打ち抜き機(ダイロール,打ちミシン等)で刃物(トムソン刃,回転刃等)をフィルムに押付け、スリット(刃物の打抜き痕)の列として形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
お茶やコーヒー等の飲料容器として、図7(a)(b)に示すように、胴部に模様状の凹凸をなすパネル部(21)を形成したブロー成形ボトル(PETボトル等)(20)を使用されることが多い。これは、飲料充填後のボトル内の減圧や温度変化に伴う内圧変化を、パネル部(21)の膨出・後退変形(胴部の断面径変化)により吸収緩和させるものである。しかるに、このパネル部(21)を覆ってシュリンクラベル(10)を装着したボトル(20)は、商品流通過程で、例えばボトルを誤って手元から取り落すなど、落下の衝撃でパネル部(21)が急激に膨出変形した時に、シュリンクラベル(10)に強い引張り応力が瞬間的に作用し、切取り線(11)を起点とするラベルの破袋(裂損)をきたすことがある。
【0005】
この破袋防止策として、切取り線(11)のスリット長さを短く、スリット間隔を大きくすることが考えられる。しかし、それに伴って切取り線(11)の切れが悪くなり、使用後のボトルからラベルを分離する際に、図14のように、切取り途中で切取り線からずれる「ヨコ裂け」を生じ易く、チューブ全長をスムースに切取ることが困難となる。図10のように2条の切取り線(11)(11)を設けてテープ状に切取るようにしたラベルでも同様であり、無理に引張るとテープがちぎれてしまう。このラベル切取りの困難性はポリエステルフィルムを使用したシュリンクラベルにおいて特に顕著である。
【0006】
上記のように容器に装着されたシュリンクラベルの流通過程で必要な耐衝撃破袋性と容器使用後のラベル分離に必要な切れ性とは相反する特性であり、両者を同時に充足することは困難である。
本発明は、上記に鑑み、使用後のラベル分離に必要な切取り線の切れ性を良好に保ちつつ、取扱い時の落下衝撃等をうけても切取り線を起点とする裂損を容易に生じることのない耐衝撃破袋性を具備したシュリンクラベル付きプラスチック容器を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、胴部にパネル部(21)が形成され、切取り線(11)が施されているチューブ状シュリンクラベルを装着したプラスチック容器において、切取り線(11)は、チューブのタテ方向に線状に点在する孔(12)の列であるミシン目に沿ってその両側に延在する堤状厚肉部(13)を有すると共に、孔と孔との間に堤状厚肉部(13)の肉厚より薄くフィルムの原肉厚より厚い厚肉部(14)が孔の縁辺に形成されており、パネル部(21)は、シュリンクラベルを装着した際に対面したラベル部分が容器表面に非接触となる凹陥を有し、シュリンクラベルは、パネル部(21)を覆うと共に、その切取り線(11)がパネル部(21)の当該凹陥に重ならないように装着されていることを特徴としている。
【0008】
本発明のプラスチック容器に装着されているシュリンクラベルは、切取り線(孔の列)に沿って延在する堤状厚肉部(13)の厚肉効果としてミシン目の両側を強化されていると共に、各孔の縁辺に形成されている孔縁厚肉部(14)の厚肉効果として隣合う孔と孔との間を補強されている。この厚肉部(13)及び(14)による補強効果として、落下衝撃等を受けても容易に裂損することのない良好な耐衝撃破袋性を帯有している。
【0009】
この衝撃破袋防止の効果は、パネル部(21)を有するボトル等を対象とし該パネル部を覆ってラベルを装着した場合において特に顕著である。なお、パネル部(21)は前述のように容器内部の圧力変化を吸収させる目的で設けられているが、本発明はこれに限定されず、例えばボトル胴部の補強あるいは装飾的効果を意図して形成されたパネル部(21)を有するボトル等をも対象として上述の効果を奏するものである。
【0010】
また、本発明のプラスチック容器は、使用後のラベル分離において、ミシン目の両側に延在する堤状厚肉部(13)が、その厚肉効果として、切取り途中のずれ(図14に示されるようなチューブのヨコ裂け)を阻止し、切取り線(11)に沿って切取りが進むようにガイドする。孔縁厚肉部(14)は両側の堤状厚肉部(13)より薄肉であるので、切れ性を阻害せず、堤状厚肉部(13)のガイド効果によりチューブ全長のスムースな切取りが可能になる。
【0011】
上記切取り線(11)は、後記のようにレーザービーム照射の手法を適用し、熱収縮性プラスチックフィルム(横一軸延伸されたフィルム)の表面にチューブの周方向と交叉する向き(タテ方向)にレーザーを断続照射することにより効率よく形成することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について実施例を示す図面を参照して説明する。
図1〜図4は、容器に装着されるシュリンクラベル(10)に施されたミシン目状切取り線の形態を示している(図1:平面図、図2:A-A矢視断面、図3:B-B矢視断面、図4:C-C矢視断面)。切取り線(11)はチューブの周方向と交叉する向き(タテ方向)に炭酸ガスレーザービームを走査することにより形成されている。
【0013】
切取り線(11)のミシン目はフィルムの肉厚を貫通した孔(貫通孔)(12a)又は薄膜を伴う凹陥(薄膜凹陥孔)(12b)の列として形成される。図2は、貫通孔(12a)(適宜の間隔をおいて線状に並んでいる)の列からなるミシン目の例を示している。ミシン目の両側の堤状厚肉部(13)は、フィルムの表裏両面に膨出し孔列に沿って堤状に延在している。鎖線(13T)は堤状厚肉部(13)の頂部を示し、破線(13B)はその裾縁を示している。また、孔と孔との間には厚肉部(14)が孔の縁辺に形成されている。孔縁厚肉部(14)は、図示のように孔(12)の周囲を一周する段差形状に形成されていてよい。
【0014】
図5(図1のA-A矢視断面)は、切取り線(11)のミシン目が薄膜を有する凹陥孔(12b)の列として形成されている。薄膜凹陥孔(12b)は、前記貫通孔(12a)のミシン目と同様に適宜の間隔をおいて線状に並び、その列に沿って両側に堤状厚肉部(13)が延在すると共に、孔と孔との間に孔縁厚肉部(14)が形成された形態を有している。
なお、孔(12)(貫通孔12a,薄膜凹陥孔12b)の形状は真円である必要はなく、変形を帯びていても差し支えない(レーザービームの走査で形成される孔12はレーザー照射条件により、走査方向=タテ方向=に延びた長円形状を呈する場合もある)。
【0015】
堤状厚肉部(13)の肉厚(t13)(頂部13Tの肉厚)は、切取り性改善効果(切取り途中に生じ易いヨコ方向の裂け防止)を明瞭ならしめるために、約1.1tF〜5tF(tF:フィルムの原肉厚)であるのが好ましい。より好ましくは1.3tF〜5tFである。図2,図5における堤状厚肉部(13)は、切取り線方向に沿って高低の変化を繰り返す波形状を呈しているが、波形状の凹凸の度合いはレーザーの照射条件によるものであり、切取り線に沿って延在していれば、このような波形状であって差し支えない。
【0016】
孔縁厚肉部(14)の肉厚(t14)は、厚肉効果としての耐衝撃破袋性を良好ならしめるために、約1.05tF(tF:フィルムの原肉厚)以上であるのが好ましく、また切取り線の切れ性が悪くならないように、約4tFを越えない厚さであるのが好ましい。より好ましくは1.2tF〜3tFである。
【0017】
切取り線(11)の諸元サイズの具体例について、図6を参照して説明すると、ミシン目の孔(12)は、貫通孔(12a)の場合、孔径(d)約0.5mm以下(タテ方向に延びた長円形状の場合は、タテ・ヨコ2方向の相加平均値を孔径dとする)、薄膜凹陥(12b)の場合、薄膜厚さ(凹陥中心部)(tb)約1/3tF以下(薄膜の膜面は部分的に欠損していても差し支えない)であり、ミシン目を挟む両側の堤状厚肉部(13)の間隔(対向幅)(W13)は約1.5mm以下である。なお、これらの数値はラベルをボトル等に装着(加熱処理)する際のフィルムの熱収縮変形に伴って若干変化し、例えばミシン目の孔径(d)は拡大する場合が多い。従って容器に装着した状態における切取り線の形態は上記数値とやや異なるものである。
【0018】
ミシン目の孔ピッチ(p)はラベルフィルムの材種、孔径(d)等に応じて適宜設定される。例えば、ポリエステルフィルムの場合の孔ピッチ(p)は、約0.5〜2mmの範囲が適当であり、具体例として、孔径(タテ方向径)0.25mmのときの孔ピッチ(p)0.6mm、孔径(タテ方向径)0.3mmのときの孔ピッチ(p)0.8mm、等を挙げることができる。
【0019】
また、孔ピッチ(p)はミシン目の全長に亘って一定の値に設定されるほか、容器形状やチューブの装着態様に応じて適宜広狭を調整される。例えば、図12において、ラベル切取りの際に切取り始端側となるA部の孔ピッチ(p)を、それより後方のB部より緻密(ピッチ小)(例えば、孔径d約0.3mmで、A部の孔ピッチ0.5mm,B部の孔ピッチ1.0mm)とする。このような孔ピッチの調整により、耐衝撃破袋性を維持しつつ、使用済み容器から分離する際の切り始めの切れ性をより良くすることができる。
【0020】
切取り線(11)は1条(図9)、又はテープ状に切取るための2条の切取り線(図10)として形成される。所望により、切取り性をより高める目的で、図11に示すように、近接した2本のミシン目からなる二重線として形成される。図は2条の切取り線(11)(11)を二重線としているが、1条の切取り線(図9)についても同様である。二重線の隙間幅は例えば1mm程度である。このほか、切れ性を高める補助的措置として、チューブの切取り始端側(図9-11のチューブの上下端部)の縁辺に刃物による切込み(端縁からの長さ約1-10mm、好ましくは2-6mm)を切取り線(11)に沿って(又は重ねて)設けてもよい。
【0021】
切取り線(11)の形成は上記のようにレーザー照射により効率よく行なわれる。フィルムの微小領域にレーザービームを照射すると、微小領域は瞬時に溶解又は蒸発して孔(12)(貫通孔12a又は薄膜凹陥12b)を生成する。フィルムの延伸方向と交叉する向き(タテ方向)にレーザービームを断続走査すると、ミシン目(孔12の列)が形成されると共に、両側の堤状厚肉部(13)及び孔縁厚肉部(14)が同時に形成される。ミシン目の形成と並行して堤状厚肉部(13)及び孔縁厚肉部(14)が形成されるのは、レーザー照射の熱影響により生じるミシン目近傍の局所的な熱収縮応力(ヨコ方向)及び表面張力の作用によると考えられる。
【0022】
レーザーはフィルムに吸収されるものであれば、アルゴンレーザー,YAGレーザー等でもよいが、炭酸ガスレーザーは高出力(エネルギー)が得られやすく、かつラベルとして多く使用されているポリエステルフィルム等に吸収され易い等の点から、本発明における切取り線(11)の形成に好適である。
【0023】
レーザー照射(切取り線の形成)は、例えばフィルムのセンターシールライン(長尺帯状フィルムをロールから繰り出しながら筒状にし両端縁を接着する長尺筒状体の成形工程)において、フィルムの連続移送下に行なうことができる。照射条件(レーザ出力,ビーム焦点の深浅,走査速度=フィルム移送速度、ビームのON/OFF周期等)の制御により、切取り線の孔径(d)、ピッチ(p)、厚肉部の形態(肉厚t13,対向幅w13等)等を任意に調整することができる。
【0024】
レーザの走査方向(切取り線の方向)は、フィルムの延伸方向(ヨコ方向)に対し45゜以上(45〜90゜)であるのが好ましく、最も好ましいのは90゜である。レーザーの走査方向をこのように設定することは、堤状厚肉部(13)の形成を助長するのに有効である。なお、フィルムに印刷(商品名,デザイン等)が施されていてもレーザー照射の妨げとはならず、印刷面/非印刷面のどちらを照射面としてもよいが、印刷層に対する影響の少ない非印刷面からの照射を行なうのが好ましい。
【0025】
使用されるフィルムは横一軸延伸された熱収縮性フィルムである。本発明において「横一軸延伸」フィルムというのは、フィルムのヨコ方向(チューブの周方向)にのみ一軸延伸されたフィルムのほか、ヨコ/タテ方向の二軸延伸フィルムであって、二軸方向の延伸比により実質的に横一軸延伸フィルムとみなせるものを包含する。二軸延伸フィルムの場合は、ヨコ方向(チューブの周方向)の延伸倍率が約2倍以上(例えば2〜7倍)で、タテ方向の延伸倍率は約1.5倍以下であるのが好ましい。
【0026】
上記横一軸延伸フィルムの熱収縮率(ヨコ方向)は、好ましくは30%以上(90℃温水×10秒)である。これはレーザービームの照射(フィルムのタテ方向走査)で切取り線を形成する際に生じる熱収縮応力の作用として堤状厚肉部(13)を効果的に形成するのに有効である。より好ましくは50%以上である。このような横一軸延伸フィルムの具体例として、商品名「スペースクリーンS7553」(東洋紡績(株)製 材種:ポリエステルフィルム、ヨコ方向熱収縮率:68%)等が挙げられる。
【0027】
レーザービーム照射の熱エネルギーで形成される切取り線(11)は、従来の機械的方法で形成される切取り線(刃物の打抜き痕であるスリットの列)と異なって、フィルム面にミクロクラック(応力集中を生じ易い)がなく、またスリットのような鋭利な端縁(応力集中を生じ易い)を付随しない。フィルム表面がこのような健全性を有していることは、チューブの耐衝撃破袋性に好ましいだけでなく、容器にラベルを装着する加熱処理工程における不具合(ミクロクラックを起点とするフィルムの破損等)を回避するのに有効でありシュリンクラベルの装着操作性の向上にも寄与する。
【0028】
シュリンクラベル(10)を装着されるプラスチック容器は、材種,形態,用途等を限定されないが、典型的な具体例として、茶・コーヒー・果汁飲料(ジュース)等の充填容器として多く使用されている、パネル部付きポリエステル製ブロー成形ボトル(PETボトル)等が挙げられる。シュリンクラベル(10)についても、容器(20)の表面の略全体を覆うフルラベルタイプ(後記図8(b)はその例である)、あるいは容器表面の一部(例えば上部領域もしくは下部領域)を覆うハーフラベルタイプ(後記図8(a)はその例である)等、ラベルの形態は任意である。
【0029】
容器に対するラベルの装着(加熱収縮)は、スチームヒーター,温風ヒーター等を熱源とし常法に従って行なえばよいが、パネル部付きボトルに対しては、図8(a)(b)に示すように、切取り線(11)がボトルのパネル部(21)に重ならないように装着するのが好ましい。同図(a)は、角瓶状のボトル(図7(a))に対し、パネル凹凸のない角部(22)に切取り線(11)が位置するように装着し、同図(b)は丸筒状ボトル(図7(b))に対し、パネル凹凸のない円周面部(23)に切取り線(11)が位置するように装着した状態を示している。
【0030】
このようにボトルのパネル部(21)と切取り線(11)との重なりを避けるのは、両者が重なった状態で装着すると、ラベル(10)の一部(パネル部21の凹陥に対面した部分)がボトル表面に非接触となり、このためラベル装着(加熱収縮)工程で、非接触部分のミシン目の孔(12)が不必要に拡大変形し、フィルムに亀裂を生じ易くなるほか、流通過程で落下衝撃等を受けたときの耐破袋性が低下する等の不具合をきたすことがあるからである。切取り線(11)とパネル部(21)の重なりを避けることによりこれらの不具合は防止される(ラベルは商品名等を表示した印刷部分を正面としてボトルに装着されるので、ボトルに被せる際のラベルの向きを考慮して切取り線を形成しておけばよい)。
【0031】
【発明の効果】
本発明のシュリンクラベル付きプラスチック容器は、シュリンクラベルの切取り線に耐衝撃破袋性と切取り性の相反する両特性が備わっていることにより、流通過程等での落下衝撃等によるラベルの不時の破損を防止し、特にパネル部を胴部に有する飲料ボトル等におけるラベルの安定な装着状態を保持することができ、また使用済み容器からラベルを分離する際には切取り線に沿ってスムースに切取ることができ、容器/ラベルの分別回収を容易化するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱収縮性フィルムの切取り線の例を示す平面図である。
【図2】図1のA-A矢視断面図である。
【図3】図1のB-B矢視断面図である。
【図4】図1のC-C矢視断面図である。
【図5】図1のB-B矢視断面の他の例を示す図である。
【図6】切取り線の形態の断面説明図(同図(1):図1のB-B矢視方向、同図(2):図1のA-A矢視方向)である。
【図7】飲料充填用プラスチック容器の例を示す外観斜視図である。
【図8】本発明容器のラベル装着態様の例を示す外観斜視図である。
【図9】チューブの切取り線形成態様の例を示す外観斜視図である。
【図10】チューブの切取り線形成態様の他の例を示す外観斜視図である。
【図11】チューブの切取り線形成態様の他の例を示す外観斜視図である。
【図12】プラスチック容器に装着されたラベルと切取り線を示す要部外観斜視図である。
【図13】プラスチック容器に対するチューブの装着態様の例を示す外観斜視図である。
【図14】チューブ切取り時のヨコ方向裂けの不具合を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
10:シュリンクラベル(熱収縮性フィルムチューブ)
11:切取り線
12:ミシン目の孔
12a:貫通孔
12b:薄膜凹陥孔
13:堤状厚肉部
14:孔縁厚肉部
20:プラスチック容器
21:パネル部
F:熱収縮性フィルム
Claims (2)
- 胴部にパネル部(21)が形成され、切取り線(11)が施されているチューブ状シュリンクラベルを装着したプラスチック容器において、
切取り線(11)は、チューブのタテ方向に線状に点在する孔(12)の列であるミシン目に沿ってその両側に延在する堤状厚肉部(13)を有すると共に、孔と孔との間に堤状厚肉部(13)の肉厚より薄くフィルムの原肉厚より厚い厚肉部(14)が孔の縁辺に形成されており、
パネル部(21)は、シュリンクラベルを装着した際に対面したラベル部分が容器表面に非接触となる凹陥を有し、
シュリンクラベルは、パネル部(21)を覆うと共に、その切取り線(11)がパネル部(21)の当該凹陥に重ならないように装着されていることを特徴とするシュリンクラベル付きプラスチック容器。 - 切取り線(11)は、シュリンクラベルのフィルム表面にレーザービームを断続照射することにより形成されている請求項1に記載のシュリンクラベル付きプラスチック容器。
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