JP2002178352A - 反応射出成形装置 - Google Patents

反応射出成形装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二酸化炭素や窒素などの不活性流体を用い
て、セル径の小さなマイクロセルラー発泡成形体を簡易
かつ短時間で成形することのできる、反応射出成形装置
を提供すること。 【解決手段】 原料を原料定量供給ポンプ8、9によっ
て定量供給するとともに、不活性流体を不活性流体定量
供給ポンプ12、13によって定量供給して、一定の割
合で予備混合ユニット14、15によって連続的に予備
混合した後、高圧加熱ヒータ16、17によって、原料
に不活性流体を連続的に溶解させる。次いで、混合ヘッ
ド4によって、不活性流体が溶解された原料を、高圧で
射出して、反応させながら金型5に注入することによ
り、RIM成形を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反応射出成形装
置、より詳しくは、互いに反応する2成分を原料とし、
高圧で射出して、反応させながら金型に注入する、たと
えば、ポリウレタンフォームなどの反応射出成形装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、たとえば、イソシアネート成
分およびポリオール成分を原料とし、高圧で射出して反
応させながら金型に注入するRIM成形によって、ポリ
ウレタンフォームなどの発泡成形体を成形することが広
く行なわれている。
【0003】また、近年、オゾン層の破壊の原因とされ
るフロンや代替フロンの使用が全廃となることから、そ
のような発泡成形体の発泡剤として、これらフロンや代
替フロンに代えて、二酸化炭素や窒素などの不活性ガス
を用いることが種々提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現在までの検
討では、二酸化炭素を原料中に溶解させるための時間が
相当かかり、また、RIM成形を行なっても、発泡成形
体のセル径を、たとえば、100μm以下にすることは
容易ではなく、実用的にセル径が100μm以下のマイ
クロセルラー発泡成形体を成形することができるRIM
成形装置の開発が強く望まれている。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、二酸化炭素や窒
素などの不活性流体を用いて、セル径の小さなマイクロ
セルラー発泡成形体を簡易かつ短時間で成形することの
できる、反応射出成形装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、反応射出成形装置であっ
て、原料を定量する原料定量手段と、不活性流体を定量
する不活性流体定量手段と、前記原料定量手段によって
定量された原料および前記不活性流体定量手段によって
定量された不活性流体を連続的に予備混合する予備混合
手段と、予備混合手段によって予備混合された原料およ
び不活性流体の混合物中において、原料に不活性流体を
連続的に溶解させるための溶解手段と、原料を高圧で射
出して、反応させながら金型に注入する混合注入手段と
を備えることを特徴としている。
【0007】このような構成によると、原料が原料定量
手段によって定量されるとともに、不活性流体が不活性
流体定量手段によって定量され、それらが常に一定の割
合で予備混合手段によって連続的に予備混合された後、
溶解手段によって、原料に不活性流体が連続的に溶解さ
れる。その後、混合注入手段によって、不活性流体が溶
解された原料が高圧で射出され、反応されながら金型に
注入されることにより、RIM成形が行なわれる。
【0008】そのため、原料には、不活性流体が常に一
定の割合で連続的に混合溶解され、その状態で反応射出
成形されるので、セル径の小さなマイクロセルラー発泡
成形体を簡易かつ短時間で成形することができる。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記溶解手段が、原料および不
活性流体の混合物を加圧および/または加熱することを
特徴としている。
【0010】このような構成によると、一定の割合で予
備混合された原料および不活性流体の混合物が、溶解手
段によって、加圧および/または加熱される。そのた
め、原料に不活性流体が十分に溶解され、セル径の小さ
なマイクロセルラー発泡成形体を良好に成形することが
できる。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明において、さらに、予圧可能な金
型を備えていることを特徴としている。
【0012】このような構成によると、不活性流体が溶
解された原料が高圧で射出され、反応されながら金型に
注入された後に、その金型の予圧によって、不活性流体
の膨張速度が抑えられて、より細かいセルを形成して、
よりセル径の小さなマイクロセルラー発泡成形体を成形
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の反応射出成形装
置の一実施形態を示す、概略構成図である。
【0014】図1において、この反応射出成形装置1
は、マイクロセルラーポリウレタンフォームを成形する
ためのRIM成形装置であって、イソシアネート成分を
供給するためのイソシアネート供給ユニット2、ポリオ
ール成分を供給するためのポリオール供給ユニット3、
混合注入手段としての混合ヘッド4および金型5を備え
ている。
【0015】イソシアネート供給ユニット2およびポリ
オール供給ユニット3は、大略同一の装置構成とされて
おり、原料タンク6および7、原料定量手段としての原
料定量供給ポンプ8および9、不活性流体タンク10お
よび11、不活性流体定量手段としての不活性流体定量
供給ポンプ12および13、予備混合手段としての予備
混合ユニット14および15、溶解手段としての高圧加
熱ヒータ16および17を、それぞれ備えている。
【0016】各原料タンク6および7には、原料がそれ
ぞれ貯蔵されており、より具体的には、原料タンク6に
は、原料として、ポリイソシアネート化合物などのイソ
シアネート成分が貯蔵されており、また、原料タンク7
には、原料として、ポリオール化合物などのポリオール
成分が貯蔵されている。
【0017】各原料定量供給ポンプ8および9は、各原
料タンク6および7の下流側にそれぞれ接続されてお
り、各原料、すなわち、イソシアネート成分およびポリ
オール成分を、それぞれ所定量および所定圧力で、各予
備混合ユニット14および15に輸送するように構成さ
れている。
【0018】また、各不活性流体タンク10および11
には、二酸化炭素や窒素などの不活性流体がそれぞれ貯
蔵されており、これら不活性流体タンク10および11
の下流側にそれぞれ接続される各不活性流体定量供給ポ
ンプ12および13によって、各不活性流体タンク10
および11内の不活性流体を、所定量および所定圧力
で、各予備混合ユニット14および15に輸送するよう
に構成されている。
【0019】そして、各予備混合ユニット14および1
5は、各原料定量供給ポンプ8および9、および、各不
活性流体定量供給ポンプ12および13の下流側におい
て、これらとそれぞれ接続されており、各原料定量供給
ポンプ8および9から供給される原料と、各不活性流体
定量供給ポンプ12および13から供給される不活性流
体とを連続的に予備混合するように構成されている。よ
り具体的には、各予備混合ユニット14および15にお
いては、各原料定量供給ポンプ8および9から所定圧力
で供給される原料と、各不活性流体定量供給ポンプ12
および13から所定の圧力で供給される不活性流体と
を、それぞれ定量された所定の割合において、物理的に
衝突させて連続的に予備混合するように構成されてい
る。
【0020】また、各高圧加熱ヒータ16および17
は、各予備混合ユニット14および15の下流側にそれ
ぞれ接続されており、各混合ユニット14および15に
おいて予備混合された原料および不活性流体の混合物中
において、原料に不活性流体を連続的に溶解させるよう
に構成されている。より具体的には、各高圧加熱ヒータ
16および17は、耐圧配管の周りにヒータが設けられ
ており、原料および不活性流体の混合物を、耐圧配管中
に通過させて、そのまま加圧(保圧)しながら必要によ
りヒータで加熱することにより、原料に不活性流体を連
続的に溶解させるように構成されている。
【0021】また、混合ヘッド4は、各高圧加熱ヒータ
16および17の下流側において、これら高圧加熱ヒー
タ16および17と接続されており、各高圧加熱ヒータ
16および17において不活性流体が溶解された各原料
を混合して、高圧で射出し、反応させながら金型5に注
入するように構成されている。
【0022】また、金型5には、加圧手段として、たと
えば、窒素ボンベなどの加圧ボンベ18が接続されてお
り、RIM成形の前に、キャビティ内を予圧できるよう
に構成されている。なお、この金型5には、図示しない
加熱ヒータが設けられるとともに、発泡により発生する
ガスを外部に放出するための図示しないガス抜き用の調
整弁が設けられている。
【0023】次に、このように構成された反応射出成形
装置1を用いて、マイクロセルラーポリウレタンフォー
ムを成形する方法について説明する。
【0024】まず、イソシアネート供給ユニット2にお
ける工程について説明する。イソシアネート供給ユニッ
ト2では、まず、原料タンク6に貯蔵されているイソシ
アネート成分を、原料定量供給ポンプ8によって、たと
えば、10〜30MPaの圧力で、予備混合ユニット1
4に供給するとともに、それと同時に、不活性流体タン
ク10に貯蔵されている不活性流体を、不活性流体定量
供給ポンプ12によって、たとえば、10〜30MPa
の圧力で、予備混合ユニット14に供給する。これによ
って、イソシアネート成分および不活性流体が高圧で予
備混合ユニット14に供給されるので、これらが良好に
衝突混合される。原料および不活性流体の供給量は、後
述するポリオール成分に供給する不活性流体の供給量と
の合計において、原料全体に対して、0.05〜20重
量%となるように調整し、また、予備混合ユニット14
における混合圧は、10〜30MPaとなるように調整
することが好ましい。
【0025】このように供給されたイソシアネート成分
および不活性流体を予備混合ユニット14において連続
的に予備混合した後、次いで、高圧加熱ヒータ16にお
いて、イソシアネート成分および不活性流体の混合物
を、加圧(保圧)および/または加熱することにより、
イソシアネート成分中に不活性流体を連続的に溶解す
る。不活性流体をイソシアネート成分中に溶解するため
の条件は、イソシアネート成分中に不活性流体を、十分
に溶解させることができれば、好ましくは、実質的に完
全溶解させることができれば、特に制限はなく、その目
的および用途などによって適宜調整すればよいが、たと
えば、5〜30MPa、1〜500秒で、溶解温度は、
30〜100℃であることが好ましい。
【0026】次に、ポリオール供給ユニット3における
工程について説明する。ポリオール供給ユニット3で
は、まず、原料タンク7に貯蔵されているポリオール成
分を、原料定量供給ポンプ9によって、たとえば、10
〜30MPaの圧力で、予備混合ユニット15に供給す
るとともに、それと同時に、不活性流体タンク11に貯
蔵されている不活性流体を、不活性流体定量供給ポンプ
13によって、たとえば、10〜30MPaの圧力で、
予備混合ユニット15に供給する。これによって、ポリ
オール成分および不活性流体が高圧で予備混合ユニット
15に供給されるので、これらが良好に衝突混合され
る。不活性流体の供給量は、前述したイソシアネート成
分に供給する不活性流体の供給量との合計において、原
料全体に対して、0.05〜20重量%となるように調
整し、また、予備混合ユニット15における混合圧は、
10〜30MPaとなるように調整することが好まし
い。
【0027】このように供給されたポリオール成分およ
び不活性流体を予備混合ユニット15において連続的に
予備混合した後、次いで、高圧加熱ヒータ17におい
て、ポリオール成分および不活性流体の混合物を、加圧
(保圧)および/または加熱することにより、ポリオー
ル成分中に不活性流体を連続的に溶解する。不活性流体
をポリオール成分中に溶解するための条件は、ポリオー
ル成分中に不活性流体を、十分に溶解させることができ
れば、好ましくは、実質的に完全溶解させることができ
れば、特に制限はなく、その目的および用途などによっ
て適宜調整すればよいが、たとえば、5〜30MPa、
1〜500秒で、溶解温度は、30〜100℃であるこ
とが好ましい。
【0028】そして、高圧加熱ヒータ16において不活
性流体が溶解されたイソシアネート成分、および、高圧
加熱ヒータ17において不活性流体が溶解されたポリオ
ール成分を、混合ヘッド4において混合して、高圧で射
出し、反応させながら金型5に注入する。なお、混合ヘ
ッド4における反応混合圧力は、10〜250MPaで
あることが好ましい。また、イソシアネート成分とポリ
オール成分との反応当量比(イソシアネート活性基:ポ
リオール活性基)は、条件によって適宜選択すればよ
い。
【0029】また、金型5は、加圧ボンベ18によっ
て、好ましくは、1〜15MPaで予圧し、さらに、2
0〜150℃で恒温しておくことが好ましい。予圧して
おくことにより、不活性流体の膨張速度を抑えて、微細
なセルを形成することができる。
【0030】そして、反応終了後、金型5を常温まで減
圧し、型開きすることによって、マイクロセルラーポリ
ウレタンフォームを得ることができる。このようにして
得られるマイクロセルラーポリウレタンフォームは、1
00μm以下、好ましくは、30μmの微細なセル径を
有するものであって、各種の分野において、有効に用い
ることができる。
【0031】このように、この実施形態のポリウレタン
フォームの反応射出成形装置1では、イソシアネート供
給ユニット2において、イソシアネート成分が原料定量
供給ポンプ8によって定量供給されるとともに、不活性
流体が不活性流体定量供給ポンプ12によって定量供給
され、それらイソシアネート成分および不活性流体が常
に一定の割合で予備混合ユニット14によって連続的に
予備混合された後、高圧加熱ヒータ16によって、イソ
シアネート成分に不活性流体が連続的に溶解される。ま
た、ポリオール供給ユニット3において、ポリオール成
分が原料定量供給ポンプ9によって定量供給されるとと
もに、不活性流体が不活性流体定量供給ポンプ13によ
って定量供給され、それらポリオール成分および不活性
流体が常に一定の割合で予備混合ユニット15によって
連続的に予備混合された後、高圧加熱ヒータ17によっ
て、ポリオール成分に不活性流体が連続的に溶解され
る。そして、混合ヘッド4によって、不活性流体が溶解
されたイソシアネート成分およびポリオール成分が、高
圧で射出され、反応されながら金型に注入されることに
より、RIM成形が行なわれる。
【0032】そのため、イソシアネート成分およびポリ
オール成分には、不活性流体が常に一定の割合で連続的
に混合溶解され、その状態で反応射出成形されるので、
セル径の小さなマイクロセルラーポリウレタンフォーム
を簡易かつ短時間で成形することができる。
【0033】また、各高圧加熱ヒータ16および17に
おいては、一定の割合で予備混合された各イソシアネー
ト成分またはポリオール成分と不活性流体との混合物
が、加圧および/または加熱されるので、各イソシアネ
ート成分またはポリオール成分に不活性流体が十分に溶
解され、これによって、セル径の小さなマイクロセルラ
ーポリウレタンフォームを良好に成形することができ
る。
【0034】なお、各高圧加熱ヒータ16および17で
は、その目的および用途によっては、たとえば、各予備
混合ユニット14および15から所定圧力で送られてく
る各混合物を、圧力を開放または減圧して加熱してもよ
く、また、そのまま保圧したまま加熱しなくてもよく、
あるいは、そのまま保圧したまま加熱してもよい。さら
には、各混合物を、さらに高圧に加圧してもよい。
【0035】さらに、この実施形態のポリウレタンフォ
ームの反応射出成形装置1では、金型5が予圧されてい
るので、キャビティ内における不活性流体の膨張速度が
抑えられて、より細かいセルを形成して、よりセル径の
小さなマイクロセルラーポリウレタンフォームを成形す
ることができる。
【0036】なお、この実施形態のポリウレタンフォー
ムの反応射出成形装置1において、用いられる不活性流
体は、常温常圧において不活性ガスである二酸化炭素や
窒素であり、その条件により、ガス状態であっても、液
状であってもよく、また、不活性流体定量供給ポンプ1
2および13により定量供給され、予備混合ユニット1
4および15によって連続的に予備混合された後には、
高温高圧状態あるいは超臨臨界状態となるように条件設
定されていることが好ましい。
【0037】また、この実施形態のポリウレタンフォー
ムの反応射出成形装置1においては、イソシアネート供
給ユニット2およびポリオール供給ユニット3を、大略
同一の装置構成として、その両方に、原料定量供給ポン
プ8および9、不活性流体定量供給ポンプ12および1
3、予備混合ユニット14および15、高圧加熱ヒータ
16および17を設けたが、その目的および用途によっ
ては、イソシアネート供給ユニット2およびポリオール
供給ユニット3のいずれか片方のみに、これら原料定量
供給ポンプ8および9、不活性流体定量供給ポンプ12
および13、予備混合ユニット14および15、高圧加
熱ヒータ16および17を設けるように構成してもよ
い。
【0038】また、このようなポリウレタンフォームの
反応射出成形装置1は、硬質、半硬質および軟質の、い
ずれのポリウレタンフォームについても適用することが
できる。
【0039】さらに、上記の説明では、本発明の反応射
出成形装置を、マイクロセルラーポリウレタンフォーム
の製造に適用した例を示したが、本発明の反応射出成形
装置は、これに限らず、2成分を反応させて得ることが
できる発泡成形体であれば、広く適用することができ、
たとえば、ポリアミド樹脂発泡成形体、ジシクロペンタ
ジエン樹脂発泡成形体、不飽和ポリエステル樹脂発泡成
形体、アクリラメイト樹脂発泡成形体、エポキシ樹脂発
泡成形体などにも適用することができる。
【0040】
【発明の効果】以上に述べたように、請求項1に記載の
発明によれば、原料には、不活性流体が常に一定の割合
で連続的に混合溶解され、その状態で反応射出成形され
るので、セル径の小さなマイクロセルラー発泡成形体を
簡易かつ短時間で成形することができる。
【0041】請求項2に記載の発明によれば、原料に不
活性流体を十分に溶解することができ、セル径の小さな
マイクロセルラー発泡成形体を良好に成形することがで
きる。
【0042】請求項3に記載の発明によれば、金型の予
圧によって、より細かいセルを形成して、よりセル径の
小さなマイクロセルラー発泡成形体を成形することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の反応射出成形装置の一実施形態を示
す、概略構成図である。
【符号の説明】
1 反応射出成形装置 2 イソシアネート供給ユニット 3 ポリオール供給ユニット 4 混合ヘッド 5 金型 6、7 原料タンク 8、9 原料定量供給ポンプ 10、11 不活性流体タンク 12、13 不活性流体定量供給ポンプ 14、15 予備混合ユニット 16、17 高圧加熱ヒータ
フロントページの続き (72)発明者 張 春暁 兵庫県三田市福島宮野前501番地17 株式 会社カワタ三田工場内 (72)発明者 馬場 和弘 兵庫県三田市福島宮野前501番地17 株式 会社カワタ三田工場内 Fターム(参考) 4F206 AA42 AG20 JA01 JF01 JF23 JN27 JQ81

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料を定量する原料定量手段と、 不活性流体を定量する不活性流体定量手段と、 前記原料定量手段によって定量された原料および前記不
    活性流体定量手段によって定量された不活性流体を連続
    的に予備混合する予備混合手段と、 予備混合手段によって予備混合された原料および不活性
    流体の混合物中において、原料に不活性流体を連続的に
    溶解させるための溶解手段と、 原料を高圧で射出して、反応させながら金型に注入する
    混合注入手段とを備えることを特徴とする、反応射出成
    形装置。
  2. 【請求項2】 前記溶解手段が、原料および不活性流体
    の混合物を加圧および/または加熱することを特徴とす
    る、請求項1に記載の反応射出成形装置。
  3. 【請求項3】 さらに、予圧可能な金型を備えているこ
    とを特徴とする、請求項1または2に記載の反応射出成
    形装置。
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