JP2002178341A - 樹脂注型方法 - Google Patents
樹脂注型方法Info
- Publication number
- JP2002178341A JP2002178341A JP2000381788A JP2000381788A JP2002178341A JP 2002178341 A JP2002178341 A JP 2002178341A JP 2000381788 A JP2000381788 A JP 2000381788A JP 2000381788 A JP2000381788 A JP 2000381788A JP 2002178341 A JP2002178341 A JP 2002178341A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- mold
- casting
- sheet
- resin material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 樹脂注型での離型を容易にする。
【解決手段】 注型用の型10a,10bに形成される
凹型形状11a,11b中に、液状の樹脂材料を流し込
んで硬化させる。(a)に示すように、型10a,10
bを開いている状態で、シート12a,12bを間に挟
む。(b)に示すように、樹脂材料を流し込む前に、シ
ート12a,12bを注型用の型10a,10bの凹型
形状11a,11bの内面に密着するように貼付ける。
キャビティに、型組み直後に液状の樹脂材料を流し込
む。(d)は、樹脂材料が硬化した後で、型10a,1
0bを開き、キャビティから樹脂13で封止された完成
品14を取出した状態を示す。樹脂13の表面はシート
12a,12bで覆われているので、型10a,10b
の内面には付着することなく、容易に完成品14を取出
し、シート12a,12bを表面から剥離することがで
きる。
凹型形状11a,11b中に、液状の樹脂材料を流し込
んで硬化させる。(a)に示すように、型10a,10
bを開いている状態で、シート12a,12bを間に挟
む。(b)に示すように、樹脂材料を流し込む前に、シ
ート12a,12bを注型用の型10a,10bの凹型
形状11a,11bの内面に密着するように貼付ける。
キャビティに、型組み直後に液状の樹脂材料を流し込
む。(d)は、樹脂材料が硬化した後で、型10a,1
0bを開き、キャビティから樹脂13で封止された完成
品14を取出した状態を示す。樹脂13の表面はシート
12a,12bで覆われているので、型10a,10b
の内面には付着することなく、容易に完成品14を取出
し、シート12a,12bを表面から剥離することがで
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子回路基板等を
気密封止するためなどに用いる樹脂注型方法に関する。
気密封止するためなどに用いる樹脂注型方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、たとえば図14に示すよう
に、電子回路基板等の信頼性を高めるため、真空注型な
どによって基板を合成樹脂で覆う樹脂注型技術が用いら
れている。通常、電子機器などは、電気絶縁性の基板に
導体パターンを形成したプリント配線基板に半導体部品
や各種受動部品などを実装して製造される電子回路の基
板1を備える。過酷な環境で使用されたり、信頼性が要
求されたりする電子回路の基板1は、全体を気密に封止
される。基板1を気密に封止する方法の一つとして、樹
脂注型技術が開発されている。
に、電子回路基板等の信頼性を高めるため、真空注型な
どによって基板を合成樹脂で覆う樹脂注型技術が用いら
れている。通常、電子機器などは、電気絶縁性の基板に
導体パターンを形成したプリント配線基板に半導体部品
や各種受動部品などを実装して製造される電子回路の基
板1を備える。過酷な環境で使用されたり、信頼性が要
求されたりする電子回路の基板1は、全体を気密に封止
される。基板1を気密に封止する方法の一つとして、樹
脂注型技術が開発されている。
【0003】樹脂注型は、次のように行われる。 (1)の型組では、基板1を埋込んで気密に封止する形
状がキャビティとして内部に形成されるように、型2,
3を組合わせ、基板1をキャビティ内にセットする。 (2)の型予備加熱では、基板1をセットした型2,3
をオーブン4内で予め加熱しておく。 (3)の注型では、予備加熱後の基板1および型2,3
を真空槽5中に移し、真空槽5内を減圧した状態で、型
2,3内に注型ノズル6から液状の合成樹脂を注入す
る。注型に使用される合成樹脂は、たとえば、ウレタ
ン、シリコーン、エポキシなどである。 (4)の硬化では、型2,3内に液状の合成樹脂を注入
して、基板1を浸漬した状態で、オーブン4内で加熱
し、樹脂7として硬化させる。樹脂7は、常温で硬化さ
せる場合もある。 (5)の脱型では、型2,3を分離し、樹脂7が硬化し
た完成品8を取出す。 (6)の完成品8は、硬化した樹脂7中に基板1が気密
に封止された状態で得られる。
状がキャビティとして内部に形成されるように、型2,
3を組合わせ、基板1をキャビティ内にセットする。 (2)の型予備加熱では、基板1をセットした型2,3
をオーブン4内で予め加熱しておく。 (3)の注型では、予備加熱後の基板1および型2,3
を真空槽5中に移し、真空槽5内を減圧した状態で、型
2,3内に注型ノズル6から液状の合成樹脂を注入す
る。注型に使用される合成樹脂は、たとえば、ウレタ
ン、シリコーン、エポキシなどである。 (4)の硬化では、型2,3内に液状の合成樹脂を注入
して、基板1を浸漬した状態で、オーブン4内で加熱
し、樹脂7として硬化させる。樹脂7は、常温で硬化さ
せる場合もある。 (5)の脱型では、型2,3を分離し、樹脂7が硬化し
た完成品8を取出す。 (6)の完成品8は、硬化した樹脂7中に基板1が気密
に封止された状態で得られる。
【0004】基板1に使用される半導体部品、たとえば
ICと略称されることが多い半導体集積回路も、合成樹
脂製のパッケージ内などに気密に封止されている。半導
体集積回路を合成樹脂製のパッケージに気密封止する場
合には、たとえば特開平10−244556号公報にも
従来からの一般的な成形法として紹介されているトラン
スファモールド法が採用されている。トランスファモー
ルド法では、リードフレームに半導体集積回路チップを
ダイボンドおよびワイヤボンドで機械的および電気的に
接続しておき、モールド金型にリードフレームをセット
した状態で金型のキャビティ内に樹脂を注入し、半導体
集積回路チップおよびリードフレームを一体に組込んだ
樹脂パッケージを成形する。キャビティ内に注入する樹
脂は、一般に、高温および高圧下で半溶融状態となって
いる。樹脂が硬化すると、半導体集積回路チップおよび
リードフレームの周囲は樹脂で充填され、外気との接触
がない気密封止状態となる。
ICと略称されることが多い半導体集積回路も、合成樹
脂製のパッケージ内などに気密に封止されている。半導
体集積回路を合成樹脂製のパッケージに気密封止する場
合には、たとえば特開平10−244556号公報にも
従来からの一般的な成形法として紹介されているトラン
スファモールド法が採用されている。トランスファモー
ルド法では、リードフレームに半導体集積回路チップを
ダイボンドおよびワイヤボンドで機械的および電気的に
接続しておき、モールド金型にリードフレームをセット
した状態で金型のキャビティ内に樹脂を注入し、半導体
集積回路チップおよびリードフレームを一体に組込んだ
樹脂パッケージを成形する。キャビティ内に注入する樹
脂は、一般に、高温および高圧下で半溶融状態となって
いる。樹脂が硬化すると、半導体集積回路チップおよび
リードフレームの周囲は樹脂で充填され、外気との接触
がない気密封止状態となる。
【0005】なお、特開平10−244556号公報で
出願対象の発明として開示している先行技術は、トラン
スファモールドによる一般的な樹脂パッケージの製造方
法ではなく、内部に半導体集積回路チップを収納する空
間を有し、半導体集積回路チップを収納している状態
で、その空間を気密に封止する方式の樹脂パッケージの
製造方法である。このような方式の半導体パッケージに
は、一般にセラミックパッケージが用いられている。こ
の先行技術では、樹脂パッケージをモールド金型で成形
する際に、モールド金型のキャビティ面に離型フィルム
を密着させておいて、溶融状態の樹脂を注入し、キャビ
ティ内に充填する。発明の効果としては、パッケージ材
料となる樹脂に離型剤を含有させなくても、樹脂成形後
は離型フィルムの離型作用でモールド金型から容易に樹
脂パッケージを取り出すことが可能となると記載されて
いる。
出願対象の発明として開示している先行技術は、トラン
スファモールドによる一般的な樹脂パッケージの製造方
法ではなく、内部に半導体集積回路チップを収納する空
間を有し、半導体集積回路チップを収納している状態
で、その空間を気密に封止する方式の樹脂パッケージの
製造方法である。このような方式の半導体パッケージに
は、一般にセラミックパッケージが用いられている。こ
の先行技術では、樹脂パッケージをモールド金型で成形
する際に、モールド金型のキャビティ面に離型フィルム
を密着させておいて、溶融状態の樹脂を注入し、キャビ
ティ内に充填する。発明の効果としては、パッケージ材
料となる樹脂に離型剤を含有させなくても、樹脂成形後
は離型フィルムの離型作用でモールド金型から容易に樹
脂パッケージを取り出すことが可能となると記載されて
いる。
【0006】一般的な樹脂成形は、射出成形で行われる
ことが多い。射出成形用の金型内にシートを付着させて
おいて樹脂を成形する先行技術は、たとえば特開平8−
279307号公報に開示されている。この先行技術で
は、一方の側面から点光源の光を導入し、一方の表面か
ら分散させて面光源を形成するための導光板を成形す
る。他方の表面に接する金型表面には、光拡散透過層や
側面反射層が印刷形成された基体シートを配置し、樹脂
を金型内に射出すると、光拡散透過層や側面反射層が導
光板の他方表面側に転写される。
ことが多い。射出成形用の金型内にシートを付着させて
おいて樹脂を成形する先行技術は、たとえば特開平8−
279307号公報に開示されている。この先行技術で
は、一方の側面から点光源の光を導入し、一方の表面か
ら分散させて面光源を形成するための導光板を成形す
る。他方の表面に接する金型表面には、光拡散透過層や
側面反射層が印刷形成された基体シートを配置し、樹脂
を金型内に射出すると、光拡散透過層や側面反射層が導
光板の他方表面側に転写される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図14に示すような従
来の真空注型技術では、次のような問題点がある。 [1]樹脂7が型2,3の表面に付着してしまい、
(5)の脱型が困難になる。付着を防ぐためには、型
2,3の表面への離型剤の塗布や、型2,3の表面へ離
型性を有するフッ素樹脂などのコーティングが必要であ
る。 [2]型2,3への離型剤の塗布は、毎回行わなければ
ならず、手間と時間とがかかる。コーティングを施して
も、コーティング寿命が短く、数回の使用で型2,3に
再コーティングをする必要がある。 [3]離型ができなければ、無理な力を加えて(5)の
脱型を行う結果。製品である完成品8や型2,3を破損
するおそれがある。
来の真空注型技術では、次のような問題点がある。 [1]樹脂7が型2,3の表面に付着してしまい、
(5)の脱型が困難になる。付着を防ぐためには、型
2,3の表面への離型剤の塗布や、型2,3の表面へ離
型性を有するフッ素樹脂などのコーティングが必要であ
る。 [2]型2,3への離型剤の塗布は、毎回行わなければ
ならず、手間と時間とがかかる。コーティングを施して
も、コーティング寿命が短く、数回の使用で型2,3に
再コーティングをする必要がある。 [3]離型ができなければ、無理な力を加えて(5)の
脱型を行う結果。製品である完成品8や型2,3を破損
するおそれがある。
【0008】特開平10−244556号公報に開示さ
れている先行技術では、半導体素子自体は、樹脂パッケ
ージに形成される凹部に収納され、直接樹脂中に気密封
止されないで、凹部が蓋体で気密封止される。また、
[0012]段落に記載されているように、上型1aと
下型1bの各表層部分を多孔質材料で構成しておいて、
真空引を行って上下一対の離型フィルム2a,2bをそ
れぞれ上型1aと下型1bの表面に密着させているの
で、図14の(3)に示すように全体を真空槽5内で減
圧すると、離型フィルム2a,2bの真空吸着力が減殺
され、密着が困難になってしまう。特開平8−2793
07号公報の先行技術での基体シートは、導光板の表面
に転写される光拡散透過層や側面反射層を保持しておく
ために使用され、成形される導光板と金型との離型を直
接目的としてはいない。本発明の目的は、離型が容易な
樹脂注型方法を提供することである。
れている先行技術では、半導体素子自体は、樹脂パッケ
ージに形成される凹部に収納され、直接樹脂中に気密封
止されないで、凹部が蓋体で気密封止される。また、
[0012]段落に記載されているように、上型1aと
下型1bの各表層部分を多孔質材料で構成しておいて、
真空引を行って上下一対の離型フィルム2a,2bをそ
れぞれ上型1aと下型1bの表面に密着させているの
で、図14の(3)に示すように全体を真空槽5内で減
圧すると、離型フィルム2a,2bの真空吸着力が減殺
され、密着が困難になってしまう。特開平8−2793
07号公報の先行技術での基体シートは、導光板の表面
に転写される光拡散透過層や側面反射層を保持しておく
ために使用され、成形される導光板と金型との離型を直
接目的としてはいない。本発明の目的は、離型が容易な
樹脂注型方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、注型用の型に
形成される凹型形状中に、液状の樹脂材料を流し込んで
硬化させる樹脂注型方法において、樹脂材料を流し込む
前に、シートを注型用の型の該凹型形状内面に密着する
ように貼付け、シートが内面に密着した該内面形状に、
樹脂材料を流し込み、樹脂材料が硬化した後で、樹脂材
料をシートとともに該注型用の型から取出し、該シート
を硬化した樹脂材料から剥離することを特徴とする樹脂
注型方法である。
形成される凹型形状中に、液状の樹脂材料を流し込んで
硬化させる樹脂注型方法において、樹脂材料を流し込む
前に、シートを注型用の型の該凹型形状内面に密着する
ように貼付け、シートが内面に密着した該内面形状に、
樹脂材料を流し込み、樹脂材料が硬化した後で、樹脂材
料をシートとともに該注型用の型から取出し、該シート
を硬化した樹脂材料から剥離することを特徴とする樹脂
注型方法である。
【0010】本発明に従えば、注型用の型には樹脂材料
を流し込む前に、シートが内面に密着するように貼付け
られているので、樹脂材料が型の内面に付着しないよう
にすることができる。注型した樹脂材料が硬化しても型
に付着しないので、樹脂材料が硬化した後で容易に型か
ら取出して離型させることができる。薄いシートを用い
れば、シートを容易に剥がすことができる。シートを硬
化した樹脂材料から剥離することによって、容易に硬化
した樹脂を得ることができる。型に離型性を良くするた
めのコーティングを施すことが不要となり、寿命を長く
することができる。
を流し込む前に、シートが内面に密着するように貼付け
られているので、樹脂材料が型の内面に付着しないよう
にすることができる。注型した樹脂材料が硬化しても型
に付着しないので、樹脂材料が硬化した後で容易に型か
ら取出して離型させることができる。薄いシートを用い
れば、シートを容易に剥がすことができる。シートを硬
化した樹脂材料から剥離することによって、容易に硬化
した樹脂を得ることができる。型に離型性を良くするた
めのコーティングを施すことが不要となり、寿命を長く
することができる。
【0011】また本発明で、前記シートの貼付は、前記
凹型形状が形成される注型用の型と、該凹型形状に対し
凹凸が反転して形成される凸型形状の押付け型とで、挟
んで行うことを特徴とする。
凹型形状が形成される注型用の型と、該凹型形状に対し
凹凸が反転して形成される凸型形状の押付け型とで、挟
んで行うことを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、シートを注型用の型の凹
型形状に対して凹凸が反転している凸型形状の押付け型
と、注型用の型とで挟んで貼付けるので、注型用の型の
凹型形状の内面に確実に密着させて貼付けることができ
る。型にシートを密着させることができるので、寸法安
定性を良好にすることができる。
型形状に対して凹凸が反転している凸型形状の押付け型
と、注型用の型とで挟んで貼付けるので、注型用の型の
凹型形状の内面に確実に密着させて貼付けることができ
る。型にシートを密着させることができるので、寸法安
定性を良好にすることができる。
【0013】また本発明は、前記押付け型を加熱して、
前記注型用の型の凹型形状とで前記シートを挟むことを
特徴とする。
前記注型用の型の凹型形状とで前記シートを挟むことを
特徴とする。
【0014】本発明に従えば、押付け型を加熱するの
で、シートが注型用の型の凹型形状に合わせて容易に変
形し、確実に貼付けることができる。
で、シートが注型用の型の凹型形状に合わせて容易に変
形し、確実に貼付けることができる。
【0015】また本発明で、前記シートの貼付は、前記
凹型形状が形成される注型用の型と、弾力性を有する型
との間で、挟んで行うことを特徴とする。
凹型形状が形成される注型用の型と、弾力性を有する型
との間で、挟んで行うことを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、シートを弾力性を有する
型と注型用の型とで挟んで押圧するので、弾力性を有す
る型は注型用の型の凹型形状に倣って変形し、シートを
凹型形状の内面に密着させて貼付けることができる。た
とえばウレタンゴムなどの弾力性を有する材料で厚板状
など、簡単な形状の型を用いればシートを貼付けること
ができ、貼付用の型の加工に要するコストを低減するこ
とができる。
型と注型用の型とで挟んで押圧するので、弾力性を有す
る型は注型用の型の凹型形状に倣って変形し、シートを
凹型形状の内面に密着させて貼付けることができる。た
とえばウレタンゴムなどの弾力性を有する材料で厚板状
など、簡単な形状の型を用いればシートを貼付けること
ができ、貼付用の型の加工に要するコストを低減するこ
とができる。
【0017】また本発明は、前記シートに弾力性がある
材料を使用し、該シートを前記注型用の型の凹型形状内
面に密着させるように変形させた直後に、前記樹脂材料
の流し込みを行い、樹脂材料が硬化した後で、樹脂材料
をシートとともに該型から取出すことを特徴とする。
材料を使用し、該シートを前記注型用の型の凹型形状内
面に密着させるように変形させた直後に、前記樹脂材料
の流し込みを行い、樹脂材料が硬化した後で、樹脂材料
をシートとともに該型から取出すことを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、シートに弾力性があるの
で、広げられた状態で注型用の型の内面に密着し、樹脂
材料が硬化した後で型から取出すと、シートが縮んで元
に戻ろうとして、硬化した樹脂材料の表面から容易に剥
離することができる。
で、広げられた状態で注型用の型の内面に密着し、樹脂
材料が硬化した後で型から取出すと、シートが縮んで元
に戻ろうとして、硬化した樹脂材料の表面から容易に剥
離することができる。
【0019】また本発明は、前記シートを、予め前記凹
型形状内面に密着する形状に成形しておいてから、該凹
型形状内面に密着させることを特徴とする。
型形状内面に密着する形状に成形しておいてから、該凹
型形状内面に密着させることを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、シートは予め注型用の型
の凹型形状内面に密着する形状に成形するように形成し
ておいてから、注型用の型の凹型形状内面に密着させる
ので、凹型形状内面への貼付を容易かつ確実に行うこと
ができる。
の凹型形状内面に密着する形状に成形するように形成し
ておいてから、注型用の型の凹型形状内面に密着させる
ので、凹型形状内面への貼付を容易かつ確実に行うこと
ができる。
【0021】また本発明は、前記シートの材料として、
離型性を有するオレフィン系樹脂を使用することを特徴
とする。
離型性を有するオレフィン系樹脂を使用することを特徴
とする。
【0022】本発明に従えば、シートの材料にオレフィ
ン系樹脂を使用するので、離型性が良く、作業性が良好
となって、注型された樹脂表面も良くすることができ
る。
ン系樹脂を使用するので、離型性が良く、作業性が良好
となって、注型された樹脂表面も良くすることができ
る。
【0023】また本発明で、前記注型用の型は複数を組
合わせて使用し、各型の凹型形状内面に密着させるシー
トの大きさを異ならせておくことを特徴とする。
合わせて使用し、各型の凹型形状内面に密着させるシー
トの大きさを異ならせておくことを特徴とする。
【0024】本発明に従えば、注型用の型から取出した
後で、硬化後の樹脂材料からシートを剥がすとき、複数
の型の凹型形状に合わせて貼付けられるシートの周縁部
などが重なっても、大きさが異なるので、分離して容易
に剥がすことができる。
後で、硬化後の樹脂材料からシートを剥がすとき、複数
の型の凹型形状に合わせて貼付けられるシートの周縁部
などが重なっても、大きさが異なるので、分離して容易
に剥がすことができる。
【0025】さらに本発明は、注型用の樹脂型を取付け
枠に固定し、該樹脂型内の凹面形状に、樹脂材料を流し
込んで硬化させる樹脂注型方法において、該型取付け枠
を、該樹脂型の材料以上の線膨張率を有する材料で形成
することを特徴とする樹脂注型方法である。
枠に固定し、該樹脂型内の凹面形状に、樹脂材料を流し
込んで硬化させる樹脂注型方法において、該型取付け枠
を、該樹脂型の材料以上の線膨張率を有する材料で形成
することを特徴とする樹脂注型方法である。
【0026】本発明に従えば、樹脂材料を注型用の樹脂
型に流し込んで硬化させる際に、線膨張率が樹脂型より
も小さくない材料の取付け枠を用いるので、加熱などを
行うと、取付け枠が膨張して樹脂型を引張り、注型用の
樹脂型の変形をなくして高精度で樹脂を凝固させること
ができる。注型用の樹脂型は、樹脂材料の硬化後、変形
させることが可能であるので、硬化した樹脂材料を容易
に取出すことができる。樹脂型にはコーティング等を施
す必要がなく、コーティング等がなくても、型の寿命を
長くすることができる。
型に流し込んで硬化させる際に、線膨張率が樹脂型より
も小さくない材料の取付け枠を用いるので、加熱などを
行うと、取付け枠が膨張して樹脂型を引張り、注型用の
樹脂型の変形をなくして高精度で樹脂を凝固させること
ができる。注型用の樹脂型は、樹脂材料の硬化後、変形
させることが可能であるので、硬化した樹脂材料を容易
に取出すことができる。樹脂型にはコーティング等を施
す必要がなく、コーティング等がなくても、型の寿命を
長くすることができる。
【0027】また本発明で、前記注型用の樹脂型は、前
記樹脂材料を流し込むときの温度および圧力の条件下
で、所定の形状となるように、予め該所定形状とは異な
る形状に形成されていることを特徴とする。
記樹脂材料を流し込むときの温度および圧力の条件下
で、所定の形状となるように、予め該所定形状とは異な
る形状に形成されていることを特徴とする。
【0028】本発明に従えば、樹脂型に樹脂材料を流し
込むと所定の形状になるので、寸法精度が良好な成形品
を得ることができる。
込むと所定の形状になるので、寸法精度が良好な成形品
を得ることができる。
【0029】また本発明で、前記取付け枠は、前記樹脂
型の合わせ面に平行な方向について、中間部が太鼓状に
膨らみ、両端部で膨らみが減少した状態で、前記樹脂型
の両端部を固定し、中間部を膨らみが減少するように押
えると、該方向に樹脂型を引張することを特徴とする。
型の合わせ面に平行な方向について、中間部が太鼓状に
膨らみ、両端部で膨らみが減少した状態で、前記樹脂型
の両端部を固定し、中間部を膨らみが減少するように押
えると、該方向に樹脂型を引張することを特徴とする。
【0030】本発明に従えば、取付け枠の中間部の膨ら
みを押えると、樹脂型を引張るので、そりを抑制するこ
とができる。
みを押えると、樹脂型を引張るので、そりを抑制するこ
とができる。
【0031】また本発明は、前記樹脂型に対して、変形
を矯正する矯正型を予め用意しておき、該樹脂型が変形
した場合には、該矯正型を用いて矯正することを特徴と
する。
を矯正する矯正型を予め用意しておき、該樹脂型が変形
した場合には、該矯正型を用いて矯正することを特徴と
する。
【0032】本発明に従えば、樹脂型が変形しても矯正
型で矯正することができるので、樹脂型の寿命を延長す
ることができる。
型で矯正することができるので、樹脂型の寿命を延長す
ることができる。
【0033】また本発明は、前記樹脂型に、透孔を設け
ておき、樹脂材料を流し込んで硬化させた後で、該透孔
から冷却用流体を導入し、内部の硬化物の温度が低下し
て収縮してから、該硬化物を離型させることを特徴とす
る。
ておき、樹脂材料を流し込んで硬化させた後で、該透孔
から冷却用流体を導入し、内部の硬化物の温度が低下し
て収縮してから、該硬化物を離型させることを特徴とす
る。
【0034】本発明に従えば、樹脂型の透孔から冷却用
流体を導入し、樹脂型内部の硬化物の温度を低下させ
て、硬化物が収縮してから硬化物を離型させるので、樹
脂型と硬化物との間の寸法差で、硬化物を容易に樹脂型
から取出すことができる。
流体を導入し、樹脂型内部の硬化物の温度を低下させ
て、硬化物が収縮してから硬化物を離型させるので、樹
脂型と硬化物との間の寸法差で、硬化物を容易に樹脂型
から取出すことができる。
【0035】また本発明は、前記透孔に、先端付近から
横方向に前記冷却用流体を噴出可能なノズルを挿入し
て、前記硬化物と該樹脂型表面との間に該冷却用流体を
噴出させて、該硬化物を離型させることを特徴とする。
横方向に前記冷却用流体を噴出可能なノズルを挿入し
て、前記硬化物と該樹脂型表面との間に該冷却用流体を
噴出させて、該硬化物を離型させることを特徴とする。
【0036】本発明に従えば、冷却用流体が樹脂型の内
面と樹脂材料の表面との間に流れ込み易くすることがで
きる。
面と樹脂材料の表面との間に流れ込み易くすることがで
きる。
【0037】また本発明で、前記樹脂型に前記樹脂材料
を流し込む注型時には、前記透孔を封止しておくことを
特徴とする。
を流し込む注型時には、前記透孔を封止しておくことを
特徴とする。
【0038】本発明に従えば、冷却用流体導入用の透孔
を封止して樹脂材料を樹脂型に流し込むので、樹脂材料
が透孔からもれないようにすることができる。
を封止して樹脂材料を樹脂型に流し込むので、樹脂材料
が透孔からもれないようにすることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態と
しての樹脂注型方法を概略的に示す。本実施形態は、注
型用の型10a,10bに形成される凹型形状11a,
11b中に、液状の樹脂材料を流し込んで硬化させる樹
脂注型方法である。本実施形態では、図1(a)に示す
ように、型10a,10bを開いている状態で、シート
12a,12bを型10a,10bの間に挟む。次に、
図1(b)に示すように、樹脂材料を流し込む前に、シ
ート12a,12bを注型用の型10a,10bの凹型
形状11a,11bの内面に密着するように貼付けてか
ら、型10a,10bを閉じる型組みを行う。型組みを
行っても、凹型形状11a,11bが形成するキャビテ
ィは、上方に開口している。本実施形態でも、基本的に
は図14に示す真空注型を行うことができ、図1(a)
および図1(b)は、図14の(1)で示す型組の段階
に相当する。
しての樹脂注型方法を概略的に示す。本実施形態は、注
型用の型10a,10bに形成される凹型形状11a,
11b中に、液状の樹脂材料を流し込んで硬化させる樹
脂注型方法である。本実施形態では、図1(a)に示す
ように、型10a,10bを開いている状態で、シート
12a,12bを型10a,10bの間に挟む。次に、
図1(b)に示すように、樹脂材料を流し込む前に、シ
ート12a,12bを注型用の型10a,10bの凹型
形状11a,11bの内面に密着するように貼付けてか
ら、型10a,10bを閉じる型組みを行う。型組みを
行っても、凹型形状11a,11bが形成するキャビテ
ィは、上方に開口している。本実施形態でも、基本的に
は図14に示す真空注型を行うことができ、図1(a)
および図1(b)は、図14の(1)で示す型組の段階
に相当する。
【0040】図1(c)は、シート12a,12bが内
面に密着した型10a,10b内のキャビティに、型組
み直後に液状の樹脂材料を流し込み、硬化させた状態を
示す。図示は省略しているけれども、硬化した樹脂13
中には、電子回路基板等が封止されていることは勿論で
ある。この段階は、図14の(2)で示す予備加熱、
(3)で示す注型および(4)で示す硬化の段階に相当
する。図1(d)は、図14の(5)の脱型と(6)の
完成品とに相当し、樹脂材料が硬化した後で、型10
a,10bを開き、キャビティから樹脂13で封止され
た完成品14を取出した状態を示す。樹脂13の表面は
シート12a,12bで覆われているので、型10a,
10bの凹型形状11a,11bの内面には付着するこ
となく、容易に型10a,10bから完成品14を取出
すことができる。シート12a,12bを完成品14の
表面から剥離することによって、注型された完成品14
を得ることができる。
面に密着した型10a,10b内のキャビティに、型組
み直後に液状の樹脂材料を流し込み、硬化させた状態を
示す。図示は省略しているけれども、硬化した樹脂13
中には、電子回路基板等が封止されていることは勿論で
ある。この段階は、図14の(2)で示す予備加熱、
(3)で示す注型および(4)で示す硬化の段階に相当
する。図1(d)は、図14の(5)の脱型と(6)の
完成品とに相当し、樹脂材料が硬化した後で、型10
a,10bを開き、キャビティから樹脂13で封止され
た完成品14を取出した状態を示す。樹脂13の表面は
シート12a,12bで覆われているので、型10a,
10bの凹型形状11a,11bの内面には付着するこ
となく、容易に型10a,10bから完成品14を取出
すことができる。シート12a,12bを完成品14の
表面から剥離することによって、注型された完成品14
を得ることができる。
【0041】本実施形態では、アルミニウムや鉄などの
金属製のまたは樹脂製型10a,10bを注型用の型1
0a,10bとして使用する。型10a,10bに、ウ
レタン、シリコンまたはエポキシなどの液状の樹脂材料
を流し込む前に、たとえばPPと略称されるポリプロピ
レン製のシート12a,12bが凹型形状11a,11
bの内面に密着するように貼付けられているので、樹脂
材料が型10a,10bの内面に付着しないようにする
ことができる。注型した樹脂材料が硬化しても型10
a,10bに付着しないので、樹脂材料が硬化した後で
容易に型10a,10bから取出して離型させることが
できる。薄いシート12a,12bを用いれば、シート
12a,12bを容易に剥がすことができる。シート1
2a,12bを硬化した樹脂材料から剥離することによ
って、容易に硬化した樹脂13を得ることができる。型
10a,10bに離型性を良くするためのコーティング
を施すことなどが不要となり、コーティングがなくても
寿命を長くすることができる。なお、以下の説明では、
シート12a,12bのうち、一方のシート12aにつ
いて説明することもあるけれども、他方のシート12b
についても基本的に同様である。
金属製のまたは樹脂製型10a,10bを注型用の型1
0a,10bとして使用する。型10a,10bに、ウ
レタン、シリコンまたはエポキシなどの液状の樹脂材料
を流し込む前に、たとえばPPと略称されるポリプロピ
レン製のシート12a,12bが凹型形状11a,11
bの内面に密着するように貼付けられているので、樹脂
材料が型10a,10bの内面に付着しないようにする
ことができる。注型した樹脂材料が硬化しても型10
a,10bに付着しないので、樹脂材料が硬化した後で
容易に型10a,10bから取出して離型させることが
できる。薄いシート12a,12bを用いれば、シート
12a,12bを容易に剥がすことができる。シート1
2a,12bを硬化した樹脂材料から剥離することによ
って、容易に硬化した樹脂13を得ることができる。型
10a,10bに離型性を良くするためのコーティング
を施すことなどが不要となり、コーティングがなくても
寿命を長くすることができる。なお、以下の説明では、
シート12a,12bのうち、一方のシート12aにつ
いて説明することもあるけれども、他方のシート12b
についても基本的に同様である。
【0042】図2は、図1の(a)に続いて、(b)に
示すようにシート12aを型10aの凹型形状11aの
内面に密着させる方法の一例を示す。シート12aの貼
付は、凹型形状11aが形成される注型用の型10a
と、その凹型形状11aに対し凹凸が反転して形成され
る凸型形状の押付け型であるシート密着用型15とで、
挟んで行う。シート12aを注型用の型10aの凹型形
状11aに対して凹凸が反転している凸型形状のシート
密着型15と、注型用の型10aとで挟んで貼付けるの
で、注型用の型10aの凹型形状11aの内面に確実に
密着させて貼付けることができる。型10aの内面にシ
ート12aを密着させることができるので、寸法安定性
を良好にすることができる。シート12aを凹型形状1
1aに密着させた後、直ぐに液状の樹脂を流し込むこと
によって、図1の(d)に示すような完成品14を得る
ことができる。
示すようにシート12aを型10aの凹型形状11aの
内面に密着させる方法の一例を示す。シート12aの貼
付は、凹型形状11aが形成される注型用の型10a
と、その凹型形状11aに対し凹凸が反転して形成され
る凸型形状の押付け型であるシート密着用型15とで、
挟んで行う。シート12aを注型用の型10aの凹型形
状11aに対して凹凸が反転している凸型形状のシート
密着型15と、注型用の型10aとで挟んで貼付けるの
で、注型用の型10aの凹型形状11aの内面に確実に
密着させて貼付けることができる。型10aの内面にシ
ート12aを密着させることができるので、寸法安定性
を良好にすることができる。シート12aを凹型形状1
1aに密着させた後、直ぐに液状の樹脂を流し込むこと
によって、図1の(d)に示すような完成品14を得る
ことができる。
【0043】図3は、シート12aを型10aの凹型形
状11aの内面に密着させる他の方法として、図2に示
す押付け型を加熱が可能なようにしたシート密着用型1
6を用いる例を示す。シート密着用型16内には、ヒー
タ17が設けられ、シート密着用型16を加熱して、注
型用の型10aの凹型形状11aとでシート12aを挟
む。シート密着用型16を加熱するので、シート12a
が注型用の型10aの凹型形状11aに合わせて容易に
変形し、確実に貼付けることができる。シート12aを
加熱変形させ、凹型形状11aに密着させた後、直ぐに
樹脂を流し込むことによって、図1の(d)に示すよう
な完成品14を得ることができる。
状11aの内面に密着させる他の方法として、図2に示
す押付け型を加熱が可能なようにしたシート密着用型1
6を用いる例を示す。シート密着用型16内には、ヒー
タ17が設けられ、シート密着用型16を加熱して、注
型用の型10aの凹型形状11aとでシート12aを挟
む。シート密着用型16を加熱するので、シート12a
が注型用の型10aの凹型形状11aに合わせて容易に
変形し、確実に貼付けることができる。シート12aを
加熱変形させ、凹型形状11aに密着させた後、直ぐに
樹脂を流し込むことによって、図1の(d)に示すよう
な完成品14を得ることができる。
【0044】図4は、シート12aを型10aの凹型形
状11aの内面に密着させるさらに他の方法として、図
2に示すシート密着用型16の代りに弾力性を有するゴ
ム型18を用いる例を示す。図4(a)に示すように、
ゴム型18の形状は、注型用の型10aの凹型形状11
aには対応していないで、厚板状などの比較的単純なも
のである。図4(b)に示すように、シート12aを型
10aとの間に挟んで、ゴム型18を凹型形状11aに
押付けると、ゴム型18は弾力性があるので、凹型形状
11aの凹凸に対応して変形し、シート12aを凹型形
状11aの表面に密着させるように押付けることができ
る。
状11aの内面に密着させるさらに他の方法として、図
2に示すシート密着用型16の代りに弾力性を有するゴ
ム型18を用いる例を示す。図4(a)に示すように、
ゴム型18の形状は、注型用の型10aの凹型形状11
aには対応していないで、厚板状などの比較的単純なも
のである。図4(b)に示すように、シート12aを型
10aとの間に挟んで、ゴム型18を凹型形状11aに
押付けると、ゴム型18は弾力性があるので、凹型形状
11aの凹凸に対応して変形し、シート12aを凹型形
状11aの表面に密着させるように押付けることができ
る。
【0045】すなわち、シート12aの貼付は、凹型形
状11aが形成される注型用の型10aと、弾力性を有
するゴム型18との間で、挟んで行う。シート12aを
ゴム型18と注型用の型10aとで挟んで押圧するの
で、ゴム型18は型10aの凹型形状11aに倣って変
形し、シート12aを凹型形状11aの内面に密着させ
て貼付けることができる。たとえばウレタンゴムなどの
弾力性を有する材料で、厚板状など、簡単な形状のゴム
型18を用いれば、シート12aを貼付けることがで
き、貼付用の押付け型の加工に要するコストを低減する
ことができる。なお、ゴム材料によるゴム型18ばかり
ではなく、弾力性がある合成樹脂なども使用可能であ
る。シート12aを凹型形状11aに密着させた後、直
ぐに液状の樹脂を流し込めば、図1の(d)に示すよう
な完成品14を得ることができる。
状11aが形成される注型用の型10aと、弾力性を有
するゴム型18との間で、挟んで行う。シート12aを
ゴム型18と注型用の型10aとで挟んで押圧するの
で、ゴム型18は型10aの凹型形状11aに倣って変
形し、シート12aを凹型形状11aの内面に密着させ
て貼付けることができる。たとえばウレタンゴムなどの
弾力性を有する材料で、厚板状など、簡単な形状のゴム
型18を用いれば、シート12aを貼付けることがで
き、貼付用の押付け型の加工に要するコストを低減する
ことができる。なお、ゴム材料によるゴム型18ばかり
ではなく、弾力性がある合成樹脂なども使用可能であ
る。シート12aを凹型形状11aに密着させた後、直
ぐに液状の樹脂を流し込めば、図1の(d)に示すよう
な完成品14を得ることができる。
【0046】図5は、図1の実施形態で、シート12a
の代りに弾力性がある材料のシート22aを使用し、シ
ート22aを注型用の型10aの凹型形状11a内面に
密着させるように変形させた直後に、樹脂材料の流し込
みを行い、樹脂材料が硬化した後で、シート22aとと
もに型10aから取出す例を示す。すなわち、図5の
(a)では、弾力性があり、伸びが良好なシート22a
を、図2に示すようなシート密着用型15と型10aと
で挟んでいる状態を示す。図5の(b)では、シート2
2a,22bを凹型形状11a,11bに密着させた
後、直ぐに液状の樹脂を流し込み、注型した状態を示
す。図5の(c)では、型10aから完成品14をシー
ト22aとともに取出した状態を示す。
の代りに弾力性がある材料のシート22aを使用し、シ
ート22aを注型用の型10aの凹型形状11a内面に
密着させるように変形させた直後に、樹脂材料の流し込
みを行い、樹脂材料が硬化した後で、シート22aとと
もに型10aから取出す例を示す。すなわち、図5の
(a)では、弾力性があり、伸びが良好なシート22a
を、図2に示すようなシート密着用型15と型10aと
で挟んでいる状態を示す。図5の(b)では、シート2
2a,22bを凹型形状11a,11bに密着させた
後、直ぐに液状の樹脂を流し込み、注型した状態を示
す。図5の(c)では、型10aから完成品14をシー
ト22aとともに取出した状態を示す。
【0047】シート22aは、図5(a)に示す状態か
ら(b)に示すように凹型形状11a,11bの内面に
密着する過程での変形で伸びており、型10a,10b
から取出した(c)に示す状態では、シート22a,2
2bには元に戻ろうとする縮む力が生じる。シート22
a,22bが元に戻ろうとして縮むと、シート22a,
22bは完成品14の表面から剥がれる。すなわち、シ
ート22a,22bに弾力性があるので、広げられた状
態で注型用の型10a,10bの内面に密着し、樹脂材
料が硬化した後で型10a,10bから取出すと、シー
ト22a,22bが縮んで元に戻ろうとして、硬化した
樹脂材料の表面から容易に剥離することができる。
ら(b)に示すように凹型形状11a,11bの内面に
密着する過程での変形で伸びており、型10a,10b
から取出した(c)に示す状態では、シート22a,2
2bには元に戻ろうとする縮む力が生じる。シート22
a,22bが元に戻ろうとして縮むと、シート22a,
22bは完成品14の表面から剥がれる。すなわち、シ
ート22a,22bに弾力性があるので、広げられた状
態で注型用の型10a,10bの内面に密着し、樹脂材
料が硬化した後で型10a,10bから取出すと、シー
ト22a,22bが縮んで元に戻ろうとして、硬化した
樹脂材料の表面から容易に剥離することができる。
【0048】図6は、図1の実施形態のシート12a
を、予め凹型形状11aの内面に密着する形状に成形し
ておいてから、凹型形状11aの内面に密着させる例を
示す。シート11aは予め注型用の型10aの凹型形状
11a内面に密着する形状に成形するように形成してお
いてから、注型用の型10aの凹型形状11a内面に密
着させるので、凹型形状11a内面への貼付を容易かつ
確実に行うことができる。シート11aを予め成形する
型としては、注型用の型10aを利用することができ
る。このことは、シート11aを所定の形状に成形する
ときの型をそのまま注型用の型10aとして使用すると
考えることもできる。
を、予め凹型形状11aの内面に密着する形状に成形し
ておいてから、凹型形状11aの内面に密着させる例を
示す。シート11aは予め注型用の型10aの凹型形状
11a内面に密着する形状に成形するように形成してお
いてから、注型用の型10aの凹型形状11a内面に密
着させるので、凹型形状11a内面への貼付を容易かつ
確実に行うことができる。シート11aを予め成形する
型としては、注型用の型10aを利用することができ
る。このことは、シート11aを所定の形状に成形する
ときの型をそのまま注型用の型10aとして使用すると
考えることもできる。
【0049】前述のシート12a,12b;22a,2
2bの材料としては、前述のポリプロピレンのように、
離型性を有するオレフィン系樹脂を使用することが好ま
しい。シート12a,12b;22a,22bの材料に
オレフィン系樹脂を使用するので、離型性が良くなり、
作業性も良好となって、注型された完成品14の樹脂1
3の表面状態も良くすることができる。
2bの材料としては、前述のポリプロピレンのように、
離型性を有するオレフィン系樹脂を使用することが好ま
しい。シート12a,12b;22a,22bの材料に
オレフィン系樹脂を使用するので、離型性が良くなり、
作業性も良好となって、注型された完成品14の樹脂1
3の表面状態も良くすることができる。
【0050】図7は、図1の実施形態のシート12a,
12bの代りに、大きさの異なるシート32a,32b
を用いて注型を行い、シート32a,32bとともに完
成品14を取出した状態を示す。複数の型10a,10
bの凹型形状11a,11b内面に密着させるシート3
2a,32bの大きさを異ならせておくことによって、
硬化後の樹脂材料から剥がすとき、複数の型10a,1
0bの凹型形状11a,11bに合わせて貼付けられる
シート32a,32bの周縁部などが重なっても、大き
さが異なるので、分離して容易に剥がすことができる。
組合わせる型の数は、3以上であってもよいことは勿論
である。
12bの代りに、大きさの異なるシート32a,32b
を用いて注型を行い、シート32a,32bとともに完
成品14を取出した状態を示す。複数の型10a,10
bの凹型形状11a,11b内面に密着させるシート3
2a,32bの大きさを異ならせておくことによって、
硬化後の樹脂材料から剥がすとき、複数の型10a,1
0bの凹型形状11a,11bに合わせて貼付けられる
シート32a,32bの周縁部などが重なっても、大き
さが異なるので、分離して容易に剥がすことができる。
組合わせる型の数は、3以上であってもよいことは勿論
である。
【0051】図8は、本発明の実施の他の形態として、
注型用の樹脂型40a,40bに凹型形状41a,41
bを設け、樹脂型40a,40bを取付け枠42a,4
2bに固定し、樹脂型40a,40b内の凹面形状41
a,41bに、樹脂材料を流し込んで硬化させる樹脂注
型方法の概要を示す。図8の(a)は、樹脂型40a,
40bと取付け枠42a,42bとを組合せる前の状態
を示し、(b)は、組合せた後の状態を示す。図1の実
施形態では、注型される樹脂材料が接するシート12
a,12b;22a;32a,32bの厚みが薄いのに
対し、樹脂型40a,40bの厚みは比較的厚い。
注型用の樹脂型40a,40bに凹型形状41a,41
bを設け、樹脂型40a,40bを取付け枠42a,4
2bに固定し、樹脂型40a,40b内の凹面形状41
a,41bに、樹脂材料を流し込んで硬化させる樹脂注
型方法の概要を示す。図8の(a)は、樹脂型40a,
40bと取付け枠42a,42bとを組合せる前の状態
を示し、(b)は、組合せた後の状態を示す。図1の実
施形態では、注型される樹脂材料が接するシート12
a,12b;22a;32a,32bの厚みが薄いのに
対し、樹脂型40a,40bの厚みは比較的厚い。
【0052】取付け枠42a,42bは、樹脂型40
a,40bの材料の線膨張率以上の線膨張率を有する材
料で形成する。高温で液状の樹脂材料を注型用の樹脂型
40a,40bのキャビティ43内に流し込んで硬化さ
せる際に、線膨張率が樹脂型よりも小さくない材料の取
付け枠42a,42bを用いるので、加熱などを行う
と、取付け枠42a,42bが膨張して樹脂型40a,
40bを引張り、注型用の樹脂型40a,40bの変形
をなくして高精度で樹脂を凝固させることができる。注
型用の樹脂型40a,40bは、樹脂材料の硬化後、変
形させることが可能であるので、硬化した樹脂材料で内
部が気密封止された完成品14を容易に取出すことがで
きる。樹脂型40a,40bにはコーティング等を施す
必要がなく、コーティング等がなくても、寿命を長くす
ることができる。
a,40bの材料の線膨張率以上の線膨張率を有する材
料で形成する。高温で液状の樹脂材料を注型用の樹脂型
40a,40bのキャビティ43内に流し込んで硬化さ
せる際に、線膨張率が樹脂型よりも小さくない材料の取
付け枠42a,42bを用いるので、加熱などを行う
と、取付け枠42a,42bが膨張して樹脂型40a,
40bを引張り、注型用の樹脂型40a,40bの変形
をなくして高精度で樹脂を凝固させることができる。注
型用の樹脂型40a,40bは、樹脂材料の硬化後、変
形させることが可能であるので、硬化した樹脂材料で内
部が気密封止された完成品14を容易に取出すことがで
きる。樹脂型40a,40bにはコーティング等を施す
必要がなく、コーティング等がなくても、寿命を長くす
ることができる。
【0053】また、図1の実施形態では、離型剤の塗布
やコーティングの代りにシート12a,12b;22
a,32a,32bを必要としているけれども、本実施
形態では注型用の樹脂型40a,40b自体が離型性を
良好にしている。樹脂型40a,40bは、1つの母型
から多く形成することができるので、図14(2),
(3),(4)と同様に、複数の樹脂型40a,40b
に対する真空注型の各過程を複数組同時に行うために、
複数組の樹脂型40a,40bを用意しなくてはならな
くても、図1の実施形態のような金属製の型10a,1
0bに比較して低コストで用意することができる。
やコーティングの代りにシート12a,12b;22
a,32a,32bを必要としているけれども、本実施
形態では注型用の樹脂型40a,40b自体が離型性を
良好にしている。樹脂型40a,40bは、1つの母型
から多く形成することができるので、図14(2),
(3),(4)と同様に、複数の樹脂型40a,40b
に対する真空注型の各過程を複数組同時に行うために、
複数組の樹脂型40a,40bを用意しなくてはならな
くても、図1の実施形態のような金属製の型10a,1
0bに比較して低コストで用意することができる。
【0054】図9は、図8の実施形態で注型用の樹脂型
50a,50bを、樹脂材料を流し込むときの温度およ
び圧力の条件下で、所定の形状となるように、予め該所
定形状とは異なる形状に形成しておく方法を示す。図9
の(a)に誇張して示すように、常温で常圧下の通常状
態では、所定形状に対して変形していても、樹脂材料を
流し込み、温度と圧力とが高くなれば、図9の(b)に
示すように、樹脂型50a,50bの伸びによって、所
定の形状が得られる。樹脂型50a,50bに樹脂材料
を流し込むと所定の形状になるので、寸法精度が良好な
成形品を得ることができる。
50a,50bを、樹脂材料を流し込むときの温度およ
び圧力の条件下で、所定の形状となるように、予め該所
定形状とは異なる形状に形成しておく方法を示す。図9
の(a)に誇張して示すように、常温で常圧下の通常状
態では、所定形状に対して変形していても、樹脂材料を
流し込み、温度と圧力とが高くなれば、図9の(b)に
示すように、樹脂型50a,50bの伸びによって、所
定の形状が得られる。樹脂型50a,50bに樹脂材料
を流し込むと所定の形状になるので、寸法精度が良好な
成形品を得ることができる。
【0055】図10は、図8の実施形態の取付け枠42
a,42bに代えて、中間部が膨らんでいる太鼓状の取
付け枠52a,52bで樹脂型40a,40bを押える
状態を示す。取付け枠52a,52bは、樹脂型40
a,40bの合せ面に平行な方向について、中間部が太
鼓状に膨らみ、両端部で膨らみが減少した状態で、樹脂
型52a,52bの両端部を固定している。取付け枠5
2a,52bの中間部を膨らみが減少するように押える
と、合せ面に平行な方向に樹脂型40a,40bを引張
する。取付け枠52a,52bの中間部の膨らみを押え
ると、樹脂型40a,40bを引張るので、そりを抑制
することができる。樹脂型40a,40bに代えて、図
9に示す樹脂型50a,50bを用いることもできる。
a,42bに代えて、中間部が膨らんでいる太鼓状の取
付け枠52a,52bで樹脂型40a,40bを押える
状態を示す。取付け枠52a,52bは、樹脂型40
a,40bの合せ面に平行な方向について、中間部が太
鼓状に膨らみ、両端部で膨らみが減少した状態で、樹脂
型52a,52bの両端部を固定している。取付け枠5
2a,52bの中間部を膨らみが減少するように押える
と、合せ面に平行な方向に樹脂型40a,40bを引張
する。取付け枠52a,52bの中間部の膨らみを押え
ると、樹脂型40a,40bを引張るので、そりを抑制
することができる。樹脂型40a,40bに代えて、図
9に示す樹脂型50a,50bを用いることもできる。
【0056】図11は、図8または図9に示す樹脂型4
0a,50aに対して、変形を矯正する矯正型53a,
53bを予め用意しておき、樹脂型40a,50aが変
形した場合には、矯正型53a,53bを用いて矯正す
る方法の概要を示す。注型への使用を繰返して変形した
樹脂型40a,50aは、矯正型53a,53b間に挟
んで形状を矯正する。樹脂型40a,50aが変形して
も矯正型で矯正することができるので、樹脂型40a,
50aの寿命を延長することができる。
0a,50aに対して、変形を矯正する矯正型53a,
53bを予め用意しておき、樹脂型40a,50aが変
形した場合には、矯正型53a,53bを用いて矯正す
る方法の概要を示す。注型への使用を繰返して変形した
樹脂型40a,50aは、矯正型53a,53b間に挟
んで形状を矯正する。樹脂型40a,50aが変形して
も矯正型で矯正することができるので、樹脂型40a,
50aの寿命を延長することができる。
【0057】図12は、図8〜図10のいずれかに示す
樹脂型40a,40b;50a,50bに、複数の透孔
54を設けておき、樹脂材料を流し込んで硬化させた後
で、透孔54から冷却用流体、たとえばノズル55から
噴出するエアーを導入して冷却する構成を示す。冷却用
のエアーの導入によって、樹脂型40a,40b;50
a,50b内部の硬化物の温度が低下して収縮してか
ら、硬化物を離型させる。樹脂型40a,40b;50
a,50bの透孔54から冷却用流体を導入し、樹脂型
40a,40b;50a,50b内部の硬化物の温度を
低下させて、硬化物が収縮してから硬化物を離型させる
ので、樹脂型と硬化物との間の寸法差で、硬化物を容易
に樹脂型40a,40b;50a,50bから取出すこ
とができる。
樹脂型40a,40b;50a,50bに、複数の透孔
54を設けておき、樹脂材料を流し込んで硬化させた後
で、透孔54から冷却用流体、たとえばノズル55から
噴出するエアーを導入して冷却する構成を示す。冷却用
のエアーの導入によって、樹脂型40a,40b;50
a,50b内部の硬化物の温度が低下して収縮してか
ら、硬化物を離型させる。樹脂型40a,40b;50
a,50bの透孔54から冷却用流体を導入し、樹脂型
40a,40b;50a,50b内部の硬化物の温度を
低下させて、硬化物が収縮してから硬化物を離型させる
ので、樹脂型と硬化物との間の寸法差で、硬化物を容易
に樹脂型40a,40b;50a,50bから取出すこ
とができる。
【0058】図13は、(a)で図12に示すような透
孔54に、先端付近から横方向に冷却用流体を噴出可能
なノズル56を挿入して、硬化物と樹脂型表面との間に
冷却用流体を噴出させて、硬化物を離型させる方法を示
す。冷却用流体であるエアーは、樹脂型40a,50a
の内面と樹脂材料の表面との間に流れ込み易い。エアー
が流れ込むと、樹脂材料の表面と型40a,50aの内
面との間にエアーを流し込むので、樹脂材料と型40
a,50aとの間の剥離の進行を促すことができる。
孔54に、先端付近から横方向に冷却用流体を噴出可能
なノズル56を挿入して、硬化物と樹脂型表面との間に
冷却用流体を噴出させて、硬化物を離型させる方法を示
す。冷却用流体であるエアーは、樹脂型40a,50a
の内面と樹脂材料の表面との間に流れ込み易い。エアー
が流れ込むと、樹脂材料の表面と型40a,50aの内
面との間にエアーを流し込むので、樹脂材料と型40
a,50aとの間の剥離の進行を促すことができる。
【0059】図13の(b)は、図12または図13の
(a)に示す樹脂型40a,50aの透孔54を塞ぐ蓋
57を示す。蓋57で透孔54を塞ぐことによって、樹
脂材料を流し込む注型時に、透孔54から樹脂がもれな
いようにしておくことができる。冷却気体導入用の透孔
54を蓋57で封止して樹脂材料を樹脂型40a,50
aに流し込むので、樹脂材料が透孔54からもれないよ
うにすることができる。
(a)に示す樹脂型40a,50aの透孔54を塞ぐ蓋
57を示す。蓋57で透孔54を塞ぐことによって、樹
脂材料を流し込む注型時に、透孔54から樹脂がもれな
いようにしておくことができる。冷却気体導入用の透孔
54を蓋57で封止して樹脂材料を樹脂型40a,50
aに流し込むので、樹脂材料が透孔54からもれないよ
うにすることができる。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、注型用の
型に形成される凹型形状中に、液状の樹脂材料を流し込
んで硬化させる樹脂注型方法で、注型用の型には樹脂材
料を流し込む前に、シートが内面に密着するように貼付
けられているので、離型剤などを塗布しなくても、樹脂
材料が型の内面に付着しないようにすることができる。
薄いシートを用いれば、シートを容易に剥がすことがで
きる。注型用の型に離型性を良くするためのコーティン
グを施すことが不要となり、寿命を長くすることができ
る。
型に形成される凹型形状中に、液状の樹脂材料を流し込
んで硬化させる樹脂注型方法で、注型用の型には樹脂材
料を流し込む前に、シートが内面に密着するように貼付
けられているので、離型剤などを塗布しなくても、樹脂
材料が型の内面に付着しないようにすることができる。
薄いシートを用いれば、シートを容易に剥がすことがで
きる。注型用の型に離型性を良くするためのコーティン
グを施すことが不要となり、寿命を長くすることができ
る。
【0061】また本発明によれば、シートを注型用の型
に密着させることができるので、寸法安定性を良好にす
ることができる。
に密着させることができるので、寸法安定性を良好にす
ることができる。
【0062】また本発明によれば、押付け型を加熱し、
シートを注型用の型の凹型形状に合わせて、確実に貼付
けることができる。
シートを注型用の型の凹型形状に合わせて、確実に貼付
けることができる。
【0063】また本発明によれば、シートを弾力性を有
する型と注型用の型とで挟んで押圧するので、シートを
容易に凹型形状の内面に密着させて貼付けることができ
る。弾力性を有する型は簡単な形状でもよく、加工に要
するコストを低減することができる。
する型と注型用の型とで挟んで押圧するので、シートを
容易に凹型形状の内面に密着させて貼付けることができ
る。弾力性を有する型は簡単な形状でもよく、加工に要
するコストを低減することができる。
【0064】また本発明によれば、シートに弾力性があ
り、樹脂材料が硬化した後で型から取出すと、シートが
縮んで元に戻ろうとするので、硬化した樹脂材料の表面
から容易に剥離することができる。
り、樹脂材料が硬化した後で型から取出すと、シートが
縮んで元に戻ろうとするので、硬化した樹脂材料の表面
から容易に剥離することができる。
【0065】また本発明によれば、シートは予め注型用
の型の凹型形状内面に密着する形状に成形しておくの
で、凹型形状内面へ容易に密着させて、確実に貼付ける
ことができる。
の型の凹型形状内面に密着する形状に成形しておくの
で、凹型形状内面へ容易に密着させて、確実に貼付ける
ことができる。
【0066】また本発明によれば、シートの材料にオレ
フィン系樹脂を使用するので、離型性が良くなり、注型
された樹脂表面も良好にすることができる。
フィン系樹脂を使用するので、離型性が良くなり、注型
された樹脂表面も良好にすることができる。
【0067】また本発明によれば、複数の型の凹型形状
に合わせて貼付けられるシートの周縁部などが重なって
も、大きさが異なるので、容易に剥がすことができる。
に合わせて貼付けられるシートの周縁部などが重なって
も、大きさが異なるので、容易に剥がすことができる。
【0068】さらに本発明によれば、樹脂型を用いて注
型を行うので、多くの型を低コストで用意し、生産性を
高めることができる。樹脂材料を注型用の樹脂型に流し
込んで硬化させる際に、線膨張率が樹脂型よりも小さく
ない取付け枠を用いるので、加熱して注型すると、高い
寸法精度で樹脂を凝固させることができる。注型用の樹
脂型は、樹脂材料の硬化後、変形させて硬化した樹脂材
料を容易に取出すことができる。樹脂型にはコーティン
グ等を施す必要がなく、コーティング等がなくても、型
の寿命を長くすることができる。
型を行うので、多くの型を低コストで用意し、生産性を
高めることができる。樹脂材料を注型用の樹脂型に流し
込んで硬化させる際に、線膨張率が樹脂型よりも小さく
ない取付け枠を用いるので、加熱して注型すると、高い
寸法精度で樹脂を凝固させることができる。注型用の樹
脂型は、樹脂材料の硬化後、変形させて硬化した樹脂材
料を容易に取出すことができる。樹脂型にはコーティン
グ等を施す必要がなく、コーティング等がなくても、型
の寿命を長くすることができる。
【0069】また本発明によれば、樹脂型に樹脂材料を
流し込むと、樹脂材料の圧力と熱による伸びによって樹
脂型が所定の形状になるので、寸法精度が良好な成形品
を得ることができる。
流し込むと、樹脂材料の圧力と熱による伸びによって樹
脂型が所定の形状になるので、寸法精度が良好な成形品
を得ることができる。
【0070】また本発明によれば、中間部が膨らんでい
る太鼓状の取付け枠の中間部を押えると樹脂型を引張る
ので、そりを抑制することができる。
る太鼓状の取付け枠の中間部を押えると樹脂型を引張る
ので、そりを抑制することができる。
【0071】また本発明によれば、樹脂型が変形したと
きには矯正型で矯正することができるので、樹脂型の寿
命を延長することができる。
きには矯正型で矯正することができるので、樹脂型の寿
命を延長することができる。
【0072】また本発明によれば、樹脂型の透孔から空
気などの冷却用流体を導入し、樹脂型内部の硬化物の温
度を低下させて、硬化物が収縮してから硬化物を離型さ
せるので、樹脂型と硬化物との間の寸法差で、硬化物を
容易に樹脂型から取出すことができる。
気などの冷却用流体を導入し、樹脂型内部の硬化物の温
度を低下させて、硬化物が収縮してから硬化物を離型さ
せるので、樹脂型と硬化物との間の寸法差で、硬化物を
容易に樹脂型から取出すことができる。
【0073】また本発明によれば、ノズルの先端付近か
ら冷却用流体が樹脂型の内面と樹脂材料の表面との間に
流れ込み易くすることができる。
ら冷却用流体が樹脂型の内面と樹脂材料の表面との間に
流れ込み易くすることができる。
【0074】また本発明によれば、冷却用流体を導入す
る透孔を封止してから樹脂材料を樹脂型に流し込むの
で、樹脂材料のもれを防ぐことができる。
る透孔を封止してから樹脂材料を樹脂型に流し込むの
で、樹脂材料のもれを防ぐことができる。
【図1】本発明の実施の一形態としての樹脂注型方法の
概要を示す簡略化した断面図である。
概要を示す簡略化した断面図である。
【図2】図1の実施形態で、シート12aを型10aに
密着させる方法の一例を示す断面図である。
密着させる方法の一例を示す断面図である。
【図3】図1の実施形態で、シート12aを型10aに
密着させる方法の他の例を示す断面図である。
密着させる方法の他の例を示す断面図である。
【図4】図1の実施形態で、シート12aを型10aに
密着させる方法のさらに他の例を示す断面図である。
密着させる方法のさらに他の例を示す断面図である。
【図5】図1の実施形態で、剥離しやすいシート22a
を用いて樹脂注型を行う方法の他の例を示す断面図であ
る。
を用いて樹脂注型を行う方法の他の例を示す断面図であ
る。
【図6】図1の実施形態で、シート12aを型10aに
密着させる他の方法を示す断面図である。
密着させる他の方法を示す断面図である。
【図7】図1の実施形態で、完成品14からシート32
a,32bを剥離しやすくする方法を示す断面図であ
る。
a,32bを剥離しやすくする方法を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の実施の他の形態としての注型方法の基
本的な構成を簡略化して示す断面図である。
本的な構成を簡略化して示す断面図である。
【図9】図8の実施形態で、樹脂型50a,50bが注
型時に所定形状となるようにする方法の基本的な構成を
簡略化して示す断面図である。
型時に所定形状となるようにする方法の基本的な構成を
簡略化して示す断面図である。
【図10】図8の実施形態で、そりを防止可能な取付け
枠52a,52bの概略的な構成を示す断面図である。
枠52a,52bの概略的な構成を示す断面図である。
【図11】図8または図9の樹脂型40a,50aが変
形した場合に、矯正する方法をしめす簡略化した断面図
である。
形した場合に、矯正する方法をしめす簡略化した断面図
である。
【図12】図8または図9の方法で製造する完成品14
を、透孔54から冷却用流体を流し込んで、樹脂型40
a,40b;50a,50bとの寸法差を発生させて離
型させる方法の概要を示す簡略化した断面図である。
を、透孔54から冷却用流体を流し込んで、樹脂型40
a,40b;50a,50bとの寸法差を発生させて離
型させる方法の概要を示す簡略化した断面図である。
【図13】図12の透孔54に、ノズル56を挿入して
離型させる方法の概要と、透孔54を塞ぐ蓋57を示す
部分的な断面図である。
離型させる方法の概要と、透孔54を塞ぐ蓋57を示す
部分的な断面図である。
【図14】従来からの真空注型技術の概要を示す簡略化
した断面図である。
した断面図である。
10a,10b;40a,40b,50a,50b 樹
脂型 11a,11b;41a,41b 凹型形状 12a,12b;22a;32a,32b シート 13 樹脂 14 完成品 15,16 シート用密着型 17 ヒータ 18 ゴム型 42a,42b;52a,52b 取付け枠 43 キャビティ 53a,53b 矯正型 54 透孔 55,56 ノズル 57 蓋
脂型 11a,11b;41a,41b 凹型形状 12a,12b;22a;32a,32b シート 13 樹脂 14 完成品 15,16 シート用密着型 17 ヒータ 18 ゴム型 42a,42b;52a,52b 取付け枠 43 キャビティ 53a,53b 矯正型 54 透孔 55,56 ノズル 57 蓋
フロントページの続き (72)発明者 中島 裕一 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 Fターム(参考) 4F202 CA01 CB01 CB11 CK07 CM12 CM30 CM32 CM72 4F204 EA03 EA04 EB01 EB11 EF27 EK06 EK13 EK17 EK25
Claims (15)
- 【請求項1】 注型用の型に形成される凹型形状中に、
液状の樹脂材料を流し込んで硬化させる樹脂注型方法に
おいて、 樹脂材料を流し込む前に、シートを注型用の型の該凹型
形状内面に密着するように貼付け、 シートが内面に密着した該内面形状に、樹脂材料を流し
込み、 樹脂材料が硬化した後で、樹脂材料をシートとともに該
注型用の型から取出し、 該シートを硬化した樹脂材料から剥離することを特徴と
する樹脂注型方法。 - 【請求項2】 前記シートの貼付は、前記凹型形状が形
成される注型用の型と、該凹型形状に対し凹凸が反転し
て形成される凸型形状の押付け型とで、挟んで行うこと
を特徴とする請求項1記載の樹脂注型方法。 - 【請求項3】 前記押付け型を加熱して、前記注型用の
型の凹型形状とで前記シートを挟むことを特徴とする請
求項2記載の樹脂注型方法。 - 【請求項4】 前記シートの貼付は、前記凹型形状が形
成される注型用の型と、弾力性を有する型との間で、挟
んで行うことを特徴とする請求項1記載の樹脂注型方
法。 - 【請求項5】 前記シートに弾力性がある材料を使用
し、 該シートを前記注型用の型の凹型形状内面に密着させる
ように変形させた直後に、前記樹脂材料の流し込みを行
い、 樹脂材料が硬化した後で、樹脂材料をシートとともに該
型から取出すことを特徴とする請求項1〜4のいずれか
に記載の樹脂注型方法。 - 【請求項6】 前記シートを、予め前記凹型形状内面に
密着する形状に成形しておいてから、該凹型形状内面に
密着させることを特徴とする請求項1記載の樹脂注型方
法。 - 【請求項7】 前記シートの材料として、離型性を有す
るオレフィン系樹脂を使用することを特徴とする請求項
1〜6のいずれかに記載の樹脂注型方法。 - 【請求項8】 前記注型用の型は複数を組合わせて使用
し、 各型の凹型形状内面に密着させるシートの大きさを異な
らせておくことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに
記載の樹脂注型方法。 - 【請求項9】 注型用の樹脂型を取付け枠に固定し、該
樹脂型内の凹面形状に、樹脂材料を流し込んで硬化させ
る樹脂注型方法において、 該型取付け枠を、該樹脂型の材料以上の線膨張率を有す
る材料で形成することを特徴とする樹脂注型方法。 - 【請求項10】 前記注型用の樹脂型は、前記樹脂材料
を流し込むときの温度および圧力の条件下で、所定の形
状となるように、予め形成該形状とは異なる形状に形成
されていることを特徴とする請求項9記載の樹脂注型方
法。 - 【請求項11】 前記取付け枠は、前記樹脂型の合わせ
面に平行な方向について、中間部が太鼓状に膨らみ、両
端部で膨らみが減少した状態で、前記樹脂型の両端部を
固定し、中間部を膨らみが減少するように押えると、該
方向に樹脂型を引張することを特徴とする請求項9記載
の樹脂注型方法。 - 【請求項12】 前記樹脂型に対して、変形を矯正する
矯正型を予め用意しておき、 該樹脂型が変形した場合には、該矯正型を用いて矯正す
ることを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の
樹脂注型方法。 - 【請求項13】 前記樹脂型に、透孔を設けておき、 樹脂材料を流し込んで硬化させた後で、該透孔から冷却
用流体を導入し、内部の硬化物の温度が低下して収縮し
てから、該硬化物を離型させることを特徴とする請求項
9〜12のいずれかに記載の樹脂注型方法。 - 【請求項14】 前記透孔に、先端付近から横方向に前
記冷却用流体を噴出可能なノズルを挿入して、前記硬化
物と該樹脂型表面との間に該冷却用流体を噴出させて、
該硬化物を離型させることを特徴とする請求項13記載
の樹脂注型方法。 - 【請求項15】 前記樹脂型に前記樹脂材料を流し込む
注型時には、前記透孔を封止しておくことを特徴とする
請求項13または14記載の樹脂注型方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000381788A JP2002178341A (ja) | 2000-12-15 | 2000-12-15 | 樹脂注型方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000381788A JP2002178341A (ja) | 2000-12-15 | 2000-12-15 | 樹脂注型方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002178341A true JP2002178341A (ja) | 2002-06-26 |
| JP2002178341A5 JP2002178341A5 (ja) | 2008-01-24 |
Family
ID=18849727
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000381788A Withdrawn JP2002178341A (ja) | 2000-12-15 | 2000-12-15 | 樹脂注型方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002178341A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013532263A (ja) * | 2010-06-23 | 2013-08-15 | エーエスエムエル ホールディング エヌ.ブイ. | 結合ポリマフィルム磨耗面を有する空気軸受およびその製造方法 |
-
2000
- 2000-12-15 JP JP2000381788A patent/JP2002178341A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013532263A (ja) * | 2010-06-23 | 2013-08-15 | エーエスエムエル ホールディング エヌ.ブイ. | 結合ポリマフィルム磨耗面を有する空気軸受およびその製造方法 |
| US10267360B2 (en) | 2010-06-23 | 2019-04-23 | Asml Holding N.V. | Pneumatic bearing with bonded polymer film wear surface and production method thereof |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7439101B2 (en) | Resin encapsulation molding method for semiconductor device | |
| JP3744927B2 (ja) | カプセル化電子部品、特に集積回路の製造方法 | |
| CN102386110A (zh) | 树脂密封成形品的制造方法和树脂密封成形品的制造装置 | |
| WO2020143822A1 (zh) | 贴膜方法 | |
| JP2002147610A (ja) | 支持基材付きパッキン及びその製造方法 | |
| JP2002178341A (ja) | 樹脂注型方法 | |
| JP2003080537A (ja) | プラスチックの成形型及び成形方法 | |
| CN103247739B (zh) | 半导体芯片的压缩树脂密封成型方法和装置 | |
| JP2012000986A (ja) | 装飾膜の予備成型方法及びこの方法に用いられる加熱装置 | |
| JP5288476B2 (ja) | 基板の製造方法、回路基板、及び電子機器 | |
| JPS63296389A (ja) | プリント回路基板中の孔を一時的に封止する方法 | |
| WO2004052614A1 (ja) | 基体一体型ゴムの製造方法 | |
| JPH04290736A (ja) | ハニカムコアへの樹脂の充填方法 | |
| JP2531499B2 (ja) | 意匠フィルム接合成形品の製造方法 | |
| JP3444747B2 (ja) | 電子部品の樹脂封止成形方法 | |
| JP2000127123A (ja) | 多層セラミックパッケージの製造方法 | |
| JP4228350B2 (ja) | 型内被覆成形方法 | |
| TW201037802A (en) | Package structure, encapsulating module for molding the same and encapsulating mold for molding the same | |
| JP2970177B2 (ja) | プリント基板 | |
| CN111152404A (zh) | 模内装饰成形品的制造方法 | |
| JP3000355B1 (ja) | キートップ板の製造方法 | |
| JPH0295826A (ja) | 回路付き樹脂成形体の製造方法 | |
| JP2012228833A (ja) | 樹脂成形装置およびこの樹脂成形装置を用いた成形方法 | |
| JP7331571B2 (ja) | 樹脂封止用金型及び樹脂封止方法 | |
| CN108831839B (zh) | 一种去除半导体塑封制程中所产生毛边的方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071203 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071203 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20081224 |