JP2000127123A - 多層セラミックパッケージの製造方法 - Google Patents

多層セラミックパッケージの製造方法

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JP2000127123A
JP2000127123A JP10304938A JP30493898A JP2000127123A JP 2000127123 A JP2000127123 A JP 2000127123A JP 10304938 A JP10304938 A JP 10304938A JP 30493898 A JP30493898 A JP 30493898A JP 2000127123 A JP2000127123 A JP 2000127123A
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holes
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ceramic green
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Yasuki Onzuka
安幾 恩塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多層セラミックパッケージの製造工程におい
て、セラミックグリーンシートの積層体を圧縮成形する
工程で、周囲からの圧力を受けて部分的に形状が変形す
るという課題があった。そのために所要のパッケージ形
状を形成するための工程が必要である。 【解決手段】 セラミックグリーンシートの積層体のキ
ャビティ形成部分に、圧縮成形の工程で直接受ける圧力
を回避するため、平板を設置することにより、外部圧力
による変形を確実に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子部品を実装
して電子回路を構成するための回路基板として使用され
る多層セラミックパッケージの製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】セラミック基板は数十層もの多層化が容
易で高密度実装に適しており、また熱伝導率が高く、熱
膨張係数が小さいことから、同等の熱膨張係数を有する
半導体シリコンチップの直接実装にも有利であり、前記
半導体シリコンチップを搭載する回路基板に広く使用さ
れている。
【0003】図16は、従来の多層セラミックパッケー
ジの製造工程の概要を示すものである。まず、セラミッ
クグリーンシート(セラミック粉末、ガラス粉末、有機
溶剤、バインダー、等を混合してペースト状にし、ドク
ターブレード法等によって所定の厚さに伸ばして板状に
し、乾燥させたもの)を製作した後(ステップS1)、
所望の形状に切断し(ステップS2)、次にスルーホー
ルを形成する(ステップS3)。続いて、導体パターン
を印刷法等により形成した後(ステップS4)、キャビ
ティを形成するための貫通穴あけを行う(ステップS
5)。次いで前記の手順で形成されたセラミックグリー
ンシート複数枚を所定の順序に積層し(ステップS
6)、形成された積層体を圧縮成形する(ステップS
7)。次に所要の温度で焼結させ(ステップS8)、続
いて焼結基板の外周を切断し(ステップS9)形状を整
えて多層セラミックパッケージが完成する。その後、キ
ャビティの部分に半導体シリコンチップを搭載し、ボン
ディングワイヤ等による電気接続を行い、所要の機能を
有した電子部品となる。
【0004】図11は、多層セラミックパッケージの構
造を示す断面図である。多層セラミックパッケージ1
は、貫通穴を有するセラミックグリーンシート4a,4
b,4c,4dと貫通穴を有しないセラミックグリーン
シート5a,5bを所定の順序で積層した後、圧縮成形
し、焼結して形成される。また、図12は多層セラミッ
クパッケージを使用した実運用上の構造を示す図であ
り、多層セラミックパッケージ1に半導体シリコンチッ
プ2を搭載した後、ボンディングワイヤ3等により電気
接続が行われ、所望の電気的機能を有する電子部品19
を構成している。
【0005】従来、このようにして構成される多層セラ
ミックパッケージの製造方法としては、例えば、図1
3、図14に示すように、貫通穴を有するセラミックグ
リーンシート4a,4b,4c,4dと貫通穴を有しな
いセラミックグリーンシート5a,5bを、位置合わせ
用のピン11が突設された積層冶具10上で、移動しな
い状態で所定の順序で積層し、続いて積層体18の位置
ずれ防止と防水のために包装材13を用いて真空包装を
行う。その後、液槽21中に沈められ、液体20が加圧
され積層体18に圧力を加える静水圧プレス法を用いて
積層体18を圧縮成形し、その後焼結して形成する製造
方法が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のような製造方法では、積層体18を圧縮成形する工
程で、積層体18を真空包装している包装材13が、そ
の周囲からの圧力を受け、積層体18の形状に揃って密
着し、また部分的に伸縮が起こる。この時、キャビティ
7内部の例えば内壁6や導体パターン8が形成された段
差部分9は、包装材13が伸縮するために起こる積層体
18との密着が充分でない領域が介在し、この状態のま
ま圧縮成形が行われる。その結果、包装材13の伸びき
れない部分がキャビティ7の段差形状を押し潰し、変形
するという問題が起こる。すなわち、所要の多層セラミ
ックパッケージ1が形成できないということになる。
【0007】さらに、上記した問題が起こると、多層セ
ラミックパッケージが完成した後、電気的機能を構成す
るための半導体シリコンチップの実装ができなくなる。
具体的には、図15に示すように、キャビティの内壁6
が押し潰され、キャビティ7の形状が変形し、半導体シ
リコンチップ2の実装ができなくなる。さらに、キャビ
ティ7の内部で導体パターン8を形成している段差部分
9が押し潰されると、半導体シリコンチップ2を実装し
た後、ボンディングワイヤ3等による電気配線接続がで
きず、所要の電子部品19が構成できなくなる。
【0008】この発明は、上記のような問題を解決する
ためになされたもので、多層セラミックパッケージの製
造方法において、キャビティ部の形状変形を防止するこ
とができる製造方法を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明による多層セ
ラミックパッケージの製造方法は、貫通穴を有するセラ
ミックグリーンシートの複数枚を積層し形成されたキャ
ビティの部分に、キャビティ形状と同等の形状で、且つ
キャビティの深さと同じ厚みを持つ平板をキャビティの
内部に収容する第1の工程と、前記平板が収容された状
態の前記積層体を真空包装する第2の工程と、静水圧プ
レス法を用いて前記積層体を圧縮成形する第3の工程
と、圧縮成形された積層体から前記平板を取り外した
後、焼結して形成する第4の工程とを含むものである。
【0010】また、第2の発明による多層セラミックパ
ッケージの製造方法は、貫通穴を有するセラミックグリ
ーンシートの複数枚を積層し形成されたキャビティの部
分の底面と前記第1の発明に記載した平板との間に離形
シートを挿入した後、前記平板を収容する第1の工程
と、前記離形シート、及び前記平板が収容された状態の
前記積層体を真空包装する第2の工程と、静水圧プレス
法を用いて前記積層体と圧縮成形する第3の工程と、圧
縮成形された積層体から前記離形シート、及び前記平板
を取り外した後、焼結して形成する第4の工程とを含む
ものである。
【0011】また、第3の発明による多層セラミックパ
ッケージの製造方法は、貫通穴を有するセラミックグリ
ーンシートの複数枚を積層し形成されたキャビティの部
分の内部に、熱硬化性の液体材料を注入した後、自然拡
散させる第1の工程と、前記液体材料を加熱硬化させる
第2の工程と、前記液体材料が注入された状態の前記積
層体を真空包装する第3の工程と、静水圧プレス法を用
いて前記積層体を圧縮成形する第4の工程と、圧縮成形
された積層体から前記液体材料を除去した後、焼結して
形成する第5の工程とを含むものである。
【0012】また、第4の発明による多層セラミックパ
ッケージの製造方法は、貫通穴を有するセラミックグリ
ーンシートの複数枚を積層し形成されたキャビティの部
分の内部にゲル状の物質を充填する第1の工程と、前記
ゲル状の物質が充填された状態の前記積層体を真空包装
する第2の工程と、静水圧プレス法を用いて前記積層体
を圧縮成形する第3の工程と、圧縮成形された積層体か
ら前記ゲル状の物質を除去した後、焼結して形成する第
4の工程とを含むものである。
【0013】また、第5の発明による多層セラミックパ
ッケージの製造方法は、貫通穴を有するセラミックグリ
ーンシートの複数枚を積層し形成されたキャビティの部
分の内部に粉末材を充填する第1の工程と、前記粉末材
が充填された状態の前記積層体を真空包装する第2の工
程と、静水圧プレス法を用いて前記積層体を圧縮成形す
る第3の工程と、圧縮成形された積層体から前記粉末材
を除去した後、焼結して形成する第4の工程とを含むも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1を示す断面図、図2は図1に示したもの
の斜視図である。図1、図2において、始めに、貫通穴
を有するセラミックグリーンシート4a,4b,4c,
4dと貫通穴を有しないセラミックグリーンシート5
a,5bを、位置合わせ用のピン11が突設された積層
冶具10上で所定の順序で積層する。次いで貫通穴を有
するセラミックグリーンシート4a,4b,4c,4d
で形成された2段階の凹状のキャビティ7の部分に、キ
ャビティ7の内部形状と同等で表面状態は平滑であり、
且つキャビティ7の段差と同じ厚みを持つ平板12a,
12bを収容し、包装材13で真空包装した後、静水圧
プレス法を用いて圧縮成形を行う。その後包装材13を
開封し、圧縮成形された積層体18から平板12a,1
2bを取り外し焼結を行う。以上のような多層セラミッ
クパッケージ1の製造方法では、静水圧プレス法による
圧縮成形の工程で、包装材13が積層体18に対し密着
が充分でない段差部分9を変形させることから、段差部
分9に敷設するようにキャビティ7の内部に、例えばセ
ラミックの平板12a,12bを収容することになり、
包装材13が積層体18に密着しない状態が起こること
を回避できるので、圧縮成形の工程で包装材13の周囲
からの加圧で形状変形することがなく、所要の形状の多
層セラミックパッケージ1を確実に形成することができ
る。
【0015】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2を示す断面図、図4は図3に示したものの斜視図
である。図3、図4において、始めに、貫通穴を有する
セラミックグリーンシート4a,4b,4c,4dと貫
通穴を有しないセラミックグリーンシート5a,5b
を、位置合わせ用のピン11が突設された積層冶具10
上で所定の順序で積層する。次いで貫通穴を有するセラ
ミックグリーンシート4a,4b,4c,4dで形成さ
れた2段階の凹状のキャビティ7の底面にキャビティ7
の内部形状と同等で離形性の高いフッ素樹脂の離形シー
ト14を敷設し、続いて前記実施の形態1記載の平板1
2a,12bを収容する。次に包装材13で真空包装し
た後、静水圧プレス法を用いて圧縮成形を行う。その後
包装材13を開封し、圧縮成形された積層体18から平
板12a,12b、及び離形シート14を取り外し焼結
を行う。以上のような多層セラミックパッケージ1の製
造方法では、離形シート14を敷設することにより、圧
縮成形が行われた後、キャビティ7の内部に貼り付く状
態となる平板12a,12bの取り外しが容易となる。
また、静水圧プレス法による圧縮成形の工程で、包装材
13が積層体18に対し密着が充分でない段差部分9を
変形させることから、段差部分9に敷設するようにキャ
ビティ7の内部に離形シート14、及び平板12a,1
2bを収容することにより、包装材13が積層体18に
密着しない状態が起こることを回避できるので、圧縮成
形の工程で包装材13の周囲からの加圧で形状変形する
ことがなく、所要の形状の多層セラミックパッケージ1
を確実に形成することができる。
【0016】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3を示す断面図、図6は図5に示したものの斜視図
である。図5、図6において、始めに、貫通穴を有する
セラミックグリーンシート4a,4b,4c,4dと貫
通穴を有しないセラミックグリーンシート5a,5b
を、位置合わせ用のピン11が突設された積層冶具10
上で所定の順序で積層する。次いで貫通穴を有するセラ
ミックグリーンシート4a,4b,4c,4dで形成さ
れた2段階の凹状のキャビティ7の内部に、例えばウレ
タンゴム材のようなシール材として多用されている流動
性の高い熱硬化性の液体材料15を注入し、自然拡散さ
れる。次に液体材料15を加熱硬化させ、続いて包装材
13で真空包装した後、静水圧プレス法を用いて圧縮成
形を行う。その後包装材13を開封し、圧縮成形された
積層体18から液体材料15を除去し、焼結を行う。以
上のような多層セラミックパッケージ1の製造方法で
は、静水圧プレス法による圧縮成形の工程で、包装材1
3が積層体18に対し密着が充分でない段差部分9を変
形させることから、段差部分9を覆うようにキャビティ
7の内部に熱硬化性の液体材料15を注入することによ
り、キャビティ7の段差部分9に形成された導体パター
ン8を損傷させることなく保護が容易であり、さらに包
装材13が積層体18に密着しない状態が起こることを
回避できるので、圧縮成形の工程で包装材13の周囲か
らの加圧で形状変形することがなく所要の形状の多層セ
ラミックパッケージ1を確実に形成することができる。
【0017】実施の形態4.図7は、この発明の実施の
形態4を示す断面図、図8は図7に示したものの斜視図
である。図7、図8において、始めに、貫通穴を有する
セラミックグリーンシート4a,4b,4c,4dと貫
通穴を有しないセラミックグリーンシート5a,5b
を、位置合わせ用のピン11が突設された積層冶具10
上で所定の順序で積層する。次いで貫通穴を有するセラ
ミックグリーンシート4a,4b,4c,4dで形成さ
れた2段階の凹状のキャビティ7の内部に、例えば塩化
ビニル樹脂のようなシール材として多用されているゴム
弾性を持ったゲル状の物質16を充填し、包装材13で
真空包装した後、静水圧プレス法を用いて圧縮成形を行
う。その後包装材13を開封し、圧縮成形された積層体
18から、ゲル状の物質16を除去し、焼結を行う。以
上のような多層セラミックパッケージ1の製造方法で
は、静水圧プレス法による圧縮成形の工程で、包装材1
3が積層体18に対し密着が充分でない段差部分9を変
形させることから、段差部分9を保護するようにキャビ
ティ7の内部にゲル状物質16を充填することにより、
キャビティ7の段差部分9に形成された導体パターン8
を損傷させることなく保護が容易である。また、ゲル状
であるので充填するのみで加熱硬化といった後工程が不
要で、さらに包装材13が積層体18に密着しない状態
が起こることを回避できるので、圧縮成形の工程で包装
材13の周囲からの加圧で形状変形することがなく、所
要の形状の多層セラミックパッケージ1を確実に形成す
ることができる。
【0018】実施の形態5.図9は、この発明の実施の
形態5を示す断面図、図10は図9に示したものの斜視
図である。図9、図10において、始めに、貫通穴を有
するセラミックグリーンシート4a,4b,4c,4d
と貫通穴を有しないセラミックグリーンシート5a,5
bを、位置合わせ用のピン11が突設された積層冶具1
0上で所定の順序で積層する。次いで貫通穴を有するセ
ラミックグリーンシート4a,4b,4c,4dで形成
された2段階の凹状のキャビティ7の内部に、例えばア
ルミナやフッ素樹脂の粉末材17を充填し、包装材13
で真空包装した後、静水圧プレス法を用いて圧縮成形を
行う。その後包装材13を開封し、圧縮成形された積層
体18から、粉末材17を除去し、焼結を行う。以上の
ような多層セラミックパッケージ1の製造方法では、静
水圧プレス法による圧縮成形の工程で、包装材13が積
層体18に対し密着が充分でない段差部分9を変形させ
ることから、段差部分9を保護するようにキャビティ7
の内部に粉末材17を充填することにより、キャビティ
7の段差部分に形成された導体パターン8を損傷させる
ことがなく保護が容易であり、さらに包装材13が積層
体18に密着しない状態が起こることを回避できるの
で、圧縮成形の工程で包装材13の周囲からの加圧で形
状変形することがなく、所要の形状の多層セラミックパ
ッケージ1を確実に形成することができる。
【0019】
【発明の効果】第1の発明によれば、静水圧プレス法に
よる圧縮成形の工程で、包装材が積層体に対し密着が充
分でない段差部分等を変形させることから、段差部分等
に敷設するようにキャビティの内部に平板を収容するこ
とにより、包装材が積層体に密着しない状態が起こるこ
とを回避できるので、圧縮成形の工程で包装材の周囲か
らの加圧で形状変形することがなく、所要の形状の多層
セラミックパッケージを確実に形成することができる。
【0020】また、第2の発明によれば、離形シート1
4を敷設することにより、圧縮成形が行われた後、キャ
ビティ7の内部に貼り付く状態となる平板12a,12
bの取り外しが容易となる。また、静水圧プレス法によ
る圧縮成形の工程で、包装材13が積層体18に対し密
着が充分でない段差部分9を変形させることから、段差
部分9に敷設するようにキャビティ7の内部に離形シー
ト14、及び平板12a,12bを収容することによ
り、包装材13が積層体18に密着しない状態が起こる
ことを回避できるので、圧縮成形の工程で包装材13の
周囲からの加圧で形状変形することがなく、所要の形状
の多層セラミックパッケージ1を確実に形成することが
できる。
【0021】また、第3の発明によれば、静水圧プレス
法による圧縮成形の工程で、包装材が積層体に対し密着
が充分でない段差部分等を変形させることから、段差部
分等を覆うようにキャビティの内部に熱硬化性の液体材
料を注入することにより、キャビティの段差部分に形成
された導体パターンを損傷させることなく保護が容易で
あり、さらに包装材が積層体に密着しない状態が起こる
ことを回避できるので、圧縮成形の工程で包装材の周囲
からの加圧で形状変形することがなく、所要の形状の多
層セラミックパッケージを確実に形成することができ
る。
【0022】また、第4の発明によれば、静水圧プレス
法による圧縮成形の工程で、包装材が積層体に対し密着
が充分でない段差部分等を変形させることから、段差部
分等を保護するようにキャビティの内部にゲル状物質を
充填することにより、キャビティの段差部分に形成され
た導体パターンを損傷させることなく保護が容易であ
る。また、ゲル状であるので充填するのみで加熱硬化と
いった後工程が不要でさらに包装材が積層体に密着しな
い状態が起こることを回避できるので、圧縮成形の工程
で包装材の周囲からの加圧で形状変形することがなく、
所要の形状の多層セラミックパッケージを確実に形成す
ることができる。
【0023】また、第5の発明によれば、静水圧プレス
法による圧縮成形の工程で、包装材が積層体に対し密着
が充分でない段差部分等を変形させることから、段差部
分等を保護するようにキャビティの内部に粉末材を充填
することにより、キャビティの段差部分に形成された導
体パターンを損傷させることなく保護が容易であり、さ
らに包装材が積層体に密着しない状態が起こることを回
避できるので、圧縮成形の工程で包装材の周囲からの加
圧で形状変形することがなく、所要の形状の多層セラミ
ックパッケージを確実に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による多層セラミックパッケージの
製造方法の実施の形態1を示す断面図である。
【図2】 この発明による多層セラミックパッケージの
製造方法の実施の形態1を示す斜視図である。
【図3】 この発明による多層セラミックパッケージの
製造方法の実施の形態2を示す断面図である。
【図4】 この発明による多層セラミックパッケージの
製造方法の実施の形態2を示す斜視図である。
【図5】 この発明による多層セラミックパッケージの
製造方法の実施の形態3を示す断面図である。
【図6】 この発明による多層セラミックパッケージの
製造方法の実施の形態3を示す斜視図である。
【図7】 この発明による多層セラミックパッケージの
製造方法の実施の形態4を示す断面図である。
【図8】 この発明による多層セラミックパッケージの
製造方法の実施の形態4を示す斜視図である。
【図9】 この発明による多層セラミックパッケージの
製造方法の実施の形態5を示す断面図である。
【図10】 この発明による多層セラミックパッケージ
の製造方法の実施の形態5を示す斜視図である。
【図11】 多層セラミックパッケージを示す断面図で
ある。
【図12】 多層セラミックパッケージを使用した実運
用上の構造を示す斜視図である。
【図13】 従来の多層セラミックパッケージの製造方
法を示す断面図である。
【図14】 従来の多層セラミックパッケージの製造方
法を示す断面図である。
【図15】 従来の多層セラミックパッケージを使用し
た実運用上の構造を示す斜視図である。
【図16】 従来の多層セラミックパッケージの製造工
程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 多層セラミックパッケージ、2 半導体シリコンチ
ップ、3 ボンディングワイヤ、4a 貫通穴を有する
セラミックグリーンシート、4b 貫通穴を有するセラ
ミックグリーンシート、4c 貫通穴を有するセラミッ
クグリーンシート、4d 貫通穴を有するセラミックグ
リーンシート、5a 貫通穴を有しないセラミックグリ
ーンシート、5b 貫通穴を有しないセラミックグリー
ンシート、6 内壁、7 キャビティ、8 導体パター
ン、9 段差部分、10 積層冶具、11 ピン、12
a 平板、12b 平板、13 包装材、14 離形シ
ート、15 液体材料、16 ゲル状の物質、17 粉
末材、18 積層体、19電子部品、20 液体、21
液槽。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の形状の複数個の貫通穴を同位置に
    有した複数枚のセラミックグリーンシートと、貫通穴を
    有しない複数枚のセラミックグリーンシートを、所定の
    順序で積層して形成した積層体を圧縮成形し、焼結して
    形成される多層セラミックパッケージの製造方法におい
    て、前記貫通穴を有するセラミックグリーンシートの複
    数枚を積層して形成されるキャビティの部分に、キャビ
    ティ形状と同等の形状で、且つキャビティの深さと同じ
    厚みを有する平板をキャビティの内部に収容する第1の
    工程と、前記平板が収容された状態の前記積層体を真空
    包装する第2の工程と、静水圧プレス法を用いて前記積
    層体を圧縮成形する第3の工程と、圧縮成形された積層
    体から前記平板を取り外した後、焼結する第4の工程と
    を含む多層セラミックパッケージの製造方法。
  2. 【請求項2】 所望の形状の複数個の貫通穴を同位置に
    有した複数枚のセラミックグリーンシートと、貫通穴を
    有しない複数枚のセラミックグリーンシートを、所定の
    順序で積層して形成した積層体を圧縮成形し、焼結して
    形成される多層セラミックパッケージの製造方法におい
    て、前記貫通穴を有するセラミックグリーンシートの複
    数枚を積層して形成されるキャビティの部分の底面と平
    板との間に離形シートを挿入した後、前記平板を収容す
    る第1の工程と、前記離形シート、及び前記平板が収容
    された状態の前記積層体を真空包装する第2の工程と、
    静水圧プレス法を用いて前記積層体を圧縮成形する第3
    の工程と、圧縮成形された積層体から前記平板、及び前
    記離形シートを取り外した後、焼結する第4の工程とを
    含む多層セラミックパッケージの製造方法。
  3. 【請求項3】 所望の形状の複数個の貫通穴を同位置に
    有した複数枚のセラミックグリーンシートと、貫通穴を
    有しない複数枚のセラミックグリーンシートを、所定の
    順序で積層して形成した積層体を圧縮成形し、焼結して
    形成される多層セラミックパッケージの製造方法におい
    て、前記貫通穴を有するセラミックグリーンシートの複
    数枚を積層して形成されるキャビティの部分の内部に熱
    硬化性の液体材料を注入した後、自然拡散させる第1の
    工程と、前記液体材料を加熱硬化させる第2の工程と、
    前記液体材料が注入された状態の前記積層体を真空包装
    する第3の工程と、静水圧プレス法を用いて前記積層体
    を圧縮成形する第4の工程と、圧縮成形された積層体か
    ら前記液体材料を除去した後、焼結する第5の工程とを
    含む多層セラミックパッケージの製造方法。
  4. 【請求項4】 所望の形状の複数個の貫通穴を同位置に
    有した複数枚のセラミックグリーンシートと、貫通穴を
    有しない複数枚のセラミックグリーンシートを、所定の
    順序で積層して形成した積層体を圧縮成形し、焼結して
    形成される多層セラミックパッケージの製造方法におい
    て、前記貫通穴を有するセラミックグリーンシートの複
    数枚を積層して形成されるキャビティの部分の内部にゲ
    ル状の物質を充填する第1の工程と、前記ゲル状の物質
    が充填された状態の前記積層体を真空包装する第2の工
    程と、静水圧プレス法を用いて前記積層体を圧縮成形す
    る第3の工程と、圧縮成形された積層体から前記ゲル状
    の物質を除去した後、焼結する第4の工程とを含む多層
    セラミックパッケージの製造方法。
  5. 【請求項5】 所望の形状の複数個の貫通穴を同位置に
    有した複数枚のセラミックグリーンシートと、貫通穴を
    有しない複数枚のセラミックグリーンシートを、所定の
    順序で積層して形成した積層体を圧縮成形し、焼結して
    形成される多層セラミックパッケージの製造方法におい
    て、前記貫通穴を有するセラミックグリーンシートの複
    数枚を積層して形成されるキャビティの部分の内部に粉
    末材を充填する第1の工程と、前記粉末材を充填された
    状態の前記積層体を真空包装する第2の工程と、静水圧
    プレス法を用いて前記積層体を圧縮成形する第3の工程
    と、圧縮成形された積層体から前記粉末材を除去した
    後、焼結する第4の工程とを含む多層セラミックパッケ
    ージの製造方法。
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