JP2002178309A - 反り矯正装置付きパネル材 - Google Patents
反り矯正装置付きパネル材Info
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- JP2002178309A JP2002178309A JP2000382231A JP2000382231A JP2002178309A JP 2002178309 A JP2002178309 A JP 2002178309A JP 2000382231 A JP2000382231 A JP 2000382231A JP 2000382231 A JP2000382231 A JP 2000382231A JP 2002178309 A JP2002178309 A JP 2002178309A
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Abstract
外れることがなく、しかも調整のし易い、反り矯正装置
付きパネル材を開発する。 【解決手段】 パネル材1のそれぞれ両側部付近の表裏
両面付近に、それぞれ一対の通穴2を穿設し、これらの
下端部は、連通溝2aを設け、これらの両通穴と連通溝
には、両端部にネジを設け、中央部でコ字状に折り曲げ
た被緊締ロッドか、または、それぞれ二本の被緊締ロッ
ド3を挿入し、これら被緊締ロッドを直接、あるいは連
結溝に隠蔽する,連結手段4を介して連結して挿入し、
これら被緊締ロッドの他端には、それぞれネジ5を有す
る所定の長さのナット等の締め具6を設けたもの。
Description
ル材に関するものである。
以前は無垢の木材が広く使用されていたが、最近では同
じ同じ木質材料でも寸法安定性が良好で大量生産に適し
た合板、MDF、LVL、集成材その他の工業的に生産
される木質材料を使用したフラッシュと呼ばれる中空構
造が一般化している。
形成し、その両面に合板やMDF等の面材料を張り合わ
せた中空構造であり、軽量、安価、制作容易、寸法安定
性に優れている等の特徴を有しているので、ドアや各種
パネルの基材として広く使用されている。
材料を使用したとしても、それぞれ程度の差こそあれ、
木材の持つ吸放湿性に起因して膨張・収縮が発生する。
特に冬季においては、暖房された室内と暖房されていな
い廊下、玄関といった極度に温度の異なる条件下では、
水分の移動によって反りが発生し易くなることが知られ
ている。
冬季以外では殆ど回復して使用には支障が無くなる場合
が多い。しかし、反りの発生によって、ドアでは、閉鎖
時に、ドアとドア枠との間のクリアランスが変化して、
密着不十分となって、隙間風、冷暖房効果の低下、遮光
性の低下、騒音や汚染外気の侵入等の問題が生じる。
に使用される場合が多い)では、枠材との間のクリアラ
ンスが、美観上の理由から最大でも5ミリメートル程度
しか設定できないので、反りがこのクリアランス以上に
増大すると、上記の問題以外に、開閉時に引き戸が枠材
と接触して異音、塗装の傷等が発生し、更に進行すると
枠材は開閉不能といった由々しき事態を生ずることさえ
ある。(因みに、ドアでは開閉不能といった問題までは
至らない。)
を向上させた多くの反り発生防止方法が考案され実施さ
れてきた。 先ず、構造を強化した方法は、特開平5−2148
78号、実開平2−681178号、特開平5−149
1号、特開平5−1492号、そして、実開昭60−2
3572号が存在するが、鉄、アルミニウム、プラスチ
ック等の異種材料で枠材を形成するか、或いは補強材と
して組み込む方法であり、これらの材料によって、曲げ
剛性がアップし、反りの力を押さえ込もうとするもので
ある。
て困難であり、即ち,剛性や強度アップによる発生防止
に主眼を置いているので、一旦発生してしうと、逆に、
この剛性や強度が災いして矯正は極めて困難となる。
金属板、プラスチック、金具等を組み合わせて接着一体
化して使用するために、製造に手間が掛かる。そして、
リサイクルが困難である。即ち,廃棄時にはリサイクル
を考えるべきであるが、異種材料が一体化さているの
で、その前提となる素材別の分離作業は極めて困難であ
り、実際にはリサイクル不可能な単なる産業廃棄物とな
ってしまう場合が多い。
発生したからといって、施工後のドアに取り付けること
はできないので、最初から取り付ける必要がある。ま
た、重量が増加する。即ち,一般に強度の大きな補強材
は、鉄・アルミニウム等の金属板だが、これらはいずれ
も木材より重量が大きく、これらを使用することでドア
全体の重量が増大する。
用した方法では、 実開昭60−32003号、特開2
000−110449号、実公平3−2944号、特開
昭58−116118号、特開昭60−26771号、
そして、特開平9−303055号が存在するが、金具
を使用して、一旦発生してしまった反りをネジの使用等
によって矯正する方法も幾つか考案され、実施されてき
たが、次のような問題があった。
った。反りが発生した際、施工後のドアに取り付けるこ
とはできない。若し、後から取り付けるとすれば、ドア
の表面から露出してしまうため、収納扉(片面が非化粧
面)程度にしか使用できないものである。
み込んで置く場合は、製造工程が増えて,複雑になる。
さらに、無駄となる場合がある。即ち,予め組み込んで
置く必要があり、反りが発生しない場合には無駄となっ
てしまう。
廃棄時にはリサイクルを考えるべきであるが、一体化し
てドア製造時に組み込んでしまうため、その前提となる
素材別の分離作業は極めて困難であり、実際にはリサイ
クル不可能な単なる産業廃棄物となってしまう場合が多
い。
の調整金具を使用した例もあるが、「引っ張り」と「突
っ張り」の両機能を持たせたものもあり、また、設置位
置が中央又は表裏面のいずれかに偏っているために調整
に無理がある。
部材を組み合わせてあるので、複雑であり、高価であ
る。また、L型その他の形状加工を行った部材の場合、
強度が低下するのを防止するために、肉厚の大型とする
必要があり、当然ながら金具の重量が増加するという欠
点があった。
上記の各欠点を除去するために、出願人は、特願200
0−290541号として出願しているが、その改良型
として発明された,反り矯正装置を有するパネル材であ
って、従来品に比べて、装着が簡単で、安価であり、下
部のナットが外れることがなく、しかも調整のし易い、
反り矯正装置付きパネル材を開発し、かつ、提供するも
のである。
な幅を有するパネル材であって、該パネル材のそれぞれ
両側部付近であって、しかも表裏両面付近に、それぞれ
一対の通穴を穿設し、これら一対の通穴の下端部は、連
通溝を穿設け、これらの両通穴と連通溝には、両端部に
ネジを設け、中央部でコ字状に折り曲げた被緊締ロッド
を挿入するか、または、それぞれ二本の被緊締ロッドを
挿入し、これら被緊締ロッドを直接、あるいは連結溝に
隠蔽する,連結手段を介して連結して挿入し、これら被
緊締ロッドの他端には、それぞれネジを有する所定の長
さのナット等の締め具を設け、これら締め具は、被緊締
ロッドに設けたネジと螺合して設け、パネル材を介して
該被緊締ロッドを締め具で締め、該被緊締ロッドを緊締
することにより、パネル材の反りを矯正することを特徴
とする反り矯正装置付きパネル材である。
に従って説明すると、適宜な幅を有するパネル材(1)
であって、該パネル材のそれぞれ両側部付近であって、
しかも表裏両面付近に、それぞれ一対の通穴(2)
(2)を穿設し、これら一対の通穴(2)(2)の下端
部は、連通溝(2a)を穿設け、これらの両通穴(2)
(2)と連通溝(2a)には、両端部にネジを設け、中
央部でコ字状に折り曲げた被緊締ロッド(3)を挿入す
るか、または、それぞれ二本の被緊締ロッド(3)
(3)を挿入し、これら被緊締ロッド(3)を直接挿入
し、あるいは連結溝(2a)に隠蔽する,連結手段
(4)を介して連結して挿入し、これら被緊締ロッドの
他端には、それぞれネジ(5)を有する所定の長さのナ
ット等の締め具(6)を設け、これら締め具は、被緊締
ロッドに設けたネジと螺合して設け、パネル材(1)を
介して該被緊締ロッド(3)を締め具(6)で締め、該
被緊締ロッド(3)を緊締することにより、パネル材の
反りを矯正することを特徴とする反り矯正装置付きパネ
ル材である。
の連結手段(4)の具体的な一例を示すと、図4の
(a)に示すように、コ字状に曲げた被緊締ロッド
(3)(3)に2穴ワッシャー(4a)を挿通して、パ
ネル材(1)に係止するものや、図4の(b)に示すよ
うに、プレート(4b)に、被緊締ロッド(3)(3)
の先端部を、それぞれ溶接あるいはカシメたものである
か、さらには、図4の(c)に示すように、2穴ワッシ
ャー(4a)を介してナット(7)で締めつけ固定する
等の構造のものである。
示すと、図5(a)に示すように所定の長さを有する六
角ナット(6a)か、あるいは図5(b)に示すよう
に、一端に六角状のフランジを、他端に円状のフランジ
を有する所定の長さを有する筒状ナット(6b)であ
り、これらに、被緊締ロッド(3)(3)のネジが螺合
されるものである。しかし、これらの構造に限定される
ものではなく、他の構造のものであってもよいことはも
ちろんである。
あり、この発明によれば、季節によって発生する反りに
対して、あらかじめ装着された,一対の被緊締ロッド
(3)(3)のいずれか一方の反りの発生した側と反対
側の被緊締ロッド(3)の先端部で締め具(6)を回転
させることにより、ネジを締めることにより何度でも調
整が可能であり、被緊締ロッド(3)の一方に固定手
段、他方に締め具(6)を装着するものであり、その構
造は簡単であり、安価であり、止め具は所定の長さを有
するため、調製がし易く、廃棄時にはこれらをパネル材
より簡単に抜き取ることにより、パネル材はリサイクル
が容易となる極めて有益なる効果を奏するものである。
用する被緊締ロッドの連結手段の一実施例を示す正面図
である。
締め具の一実施例使用状態を示す斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 適宜な幅を有するパネル材であって、該
パネル材のそれぞれ両側部付近であって、しかも表裏両
面付近に、それぞれ一対の通穴を穿設し、これら一対の
通穴の下端部は、連通溝を穿設け、これらの両通穴と連
通溝には、両端部にネジを設け、中央部でコ字状に折り
曲げた被緊締ロッドを挿入するか、または、それぞれ二
本の被緊締ロッドを挿入し、これら被緊締ロッドを直
接、あるいは連結溝に隠蔽する,連結手段を介して連結
して挿入し、これら被緊締ロッドの他端には、それぞれ
ネジを有する所定の長さのナット等の締め具を設け、こ
れら締め具は、被緊締ロッドに設けたネジと螺合して設
け、パネル材を介して該被緊締ロッドを締め具で締め、
該被緊締ロッドを緊締することにより、パネル材の反り
を矯正することを特徴とする反り矯正装置付きパネル
材。 - 【請求項2】 二本の被緊締ロッドの連結手段が、2穴
ワッシャーを挿通して先端部をカシメるか、2穴ワッシ
ャーを介してナットで止めるか、プレートを溶接する
か、の手段から選ばれたものであることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の反り矯正装置付きパネル材。 - 【請求項3】 締め具が、六角ナット、あるいは、一端
に六角状のフランジを、他端に円状のフランジを有する
筒状のナットから選ばれたものであることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の反り矯正装置付きパネル
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000382231A JP3541277B2 (ja) | 2000-12-15 | 2000-12-15 | 反り矯正装置付きパネル材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000382231A JP3541277B2 (ja) | 2000-12-15 | 2000-12-15 | 反り矯正装置付きパネル材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002178309A true JP2002178309A (ja) | 2002-06-26 |
JP3541277B2 JP3541277B2 (ja) | 2004-07-07 |
Family
ID=18850096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000382231A Expired - Lifetime JP3541277B2 (ja) | 2000-12-15 | 2000-12-15 | 反り矯正装置付きパネル材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3541277B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009006660A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Takemura Kogei Kk | 板体形状矯正治具 |
-
2000
- 2000-12-15 JP JP2000382231A patent/JP3541277B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009006660A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Takemura Kogei Kk | 板体形状矯正治具 |
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JP3541277B2 (ja) | 2004-07-07 |
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