JPH053665Y2 - - Google Patents

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JPH053665Y2
JPH053665Y2 JP12986688U JP12986688U JPH053665Y2 JP H053665 Y2 JPH053665 Y2 JP H053665Y2 JP 12986688 U JP12986688 U JP 12986688U JP 12986688 U JP12986688 U JP 12986688U JP H053665 Y2 JPH053665 Y2 JP H053665Y2
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pipe
insertion hole
plate material
bolt
pipe insertion
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は複数の板材を並列状態に突き合わせ接
合して形成される扉等の木製パネルに関する。
(従来の技術) 従来この種の木製パネルは、板材の相対向する
側端面(所謂そば)の一方に突設した実(さね)
と他方に設けた溝とを互いに嵌合させる所謂実継
ぎまたは実はぎ方式によるか、あるいは各板材に
設けた両側端面に開口する貫通孔に貫(ぬき)と
称される角棒材を連通嵌挿する貫方式によつて板
材相互を接合すると共に、これらの接合面に接着
剤を介在させることによつて、板材を一体的に組
み付けていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来の木製パネルでは、板
材の接合強度ならびにパネル全体の強度が接合部
分(実と溝あるいは貫)の木材の材質的強さと接
着剤の接着力に依存し、かつ並列した板材間に締
め付け力が働かないことから、これら強度を充分
に確保できず、かつ経時的に板材並列方向の反り
や曲がり等の歪みを生じ易いという欠点があり、
加えて接着剤を使用することから、組み付けに手
間を要すると共に組み付け後には分解不能となつ
て修正や補修がきかず、またパネル表裏面を面一
にしてかつがた付きを防止する上で実と溝あるい
は貫通孔と貫を極めて厳密な寸法精度で仕上げる
必要があり、加工に多大な手間を要してコストが
高く付くという難点があつた。
本考案は、上記従来の課題を解決し、板材相互
の接合強度ならびにパネル全体の強度が大きく、
経時的な反りや曲がり等の歪みも阻止され、しか
も板材の加工および組み付けが簡単であり、組み
付け後の分解が可能であつて修正や補修を容易に
行い得る木製パネルを提供することを目的として
いる。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の木製パネ
ルは、並列状態に突き合わせ接合する複数の板材
のうち、一端部の板材には内側端面に開口して幅
方向中間位置に達するパイプ嵌入孔を穿設すると
共に、他端部の板材には上記同様のパイプ嵌入孔
とその底端より外側端面に至る径小のボルト挿通
孔を設け、中間部の各板材には両側端面に開口す
るパイプ挿通孔を上記両パイプ嵌入孔と同軸線上
に貫設し、これら中間部の板材のパイプ挿通孔に
連通嵌挿したパイプの両端を上記両端部の板材の
パイプ嵌入孔に嵌入すると共に、両端部にねじ部
を有する通しボルトを該パイプ内に挿通し、その
一端側ねじ部を上記一端部の板材にパイプ嵌入孔
の底端より内奥位置で螺着する一方、他端側ねじ
部を上記他端部の板材のボルト挿通孔に挿入し
て、該ねじ部にボルト挿入孔の外側端部に係止さ
れるナツトを螺合緊締することにより、複数の板
材が突き合わせ接合されてなる構成を採用するも
のである。
(実施例) 以下、本考案を図示実施例に基づいて説明す
る。第1図は本考案を適用したガラス窓付き木製
扉の屋外側からみた正面図、第2図、第3図はそ
の縦断面図、第4図、第5図は同横断面図、第6
図A,Bは要部拡大横断面図である。
このガラス窓付き木製扉は、左右両端部の長尺
板材1,2と中間部の長尺板材3,3……と窓位
置における中間部の上中下の短尺板材3a,3
b,3cとが左右方向に並列配置され、短尺板材
3a,3b,3cとその両側の長尺板材3,3と
の間に上下の帯状ガラス板4,4を嵌挿した状態
で、これら板材が上下各2ケ所と中間位置1ケ所
においてそれぞれこれら板材間にわたつて左右方
向に挿通するパイプ5とこれに挿通する通しボル
ト6を介して一体に連結接合されてなるものであ
る。
しかして、左端部の長尺板材1には、上下2ケ
所と中間位置1ケ所の計5ケ所にそれぞれ、内側
端面に開口して幅方向中間位置に達するパイプ嵌
入孔7aとその底端に開口した径小の有底孔8と
が穿設されており、外面に木ねじ部9aを有して
内面にボルト用めねじ部9bを有する鬼目ナツト
9が該有底孔8に螺着されている。また右端部の
長尺板材1には、左端部の長尺板材1の各パイプ
挿入孔7aと対応する位置に同様のパイプ嵌入孔
7bが穿設されると共に、各パイプ嵌入孔7bの
底端より外側端面に至る径小のボルト挿通孔10
が穿設され、かつボルト挿通孔10の外側開口縁
部にナツト係止用凹所10aが形成されている。
更に、中間部の各長尺板材3と短尺板材3a〜3
cには、上記両端部の長尺板材1,2の各パイプ
嵌入孔7a,7bに対応する位置に、それぞれ両
側端面に開口するパイプ挿通孔7cが貫設されて
いる。尚、これらパイプ嵌入孔7a,7bおよび
挿通孔7cは、ドリルによつて容易に形成でき
る。
各パイプ5は、中間部の長尺板材3,3……と
短尺板材3a〜3cのいずれかとの同軸線上にあ
るパイプ挿通孔7c,7c……に連通挿嵌され、
かつ両端部が端面に座板5aを介して両端部の長
尺板材1,2のパイプ嵌入孔7a,7bにそれぞ
れ嵌入されている。しかして、各通しボルト6
は、両端にねじ部6a,6bを有しており、パイ
プ5に挿通した状態で左端のねじ部6aが左端の
長尺板材1の鬼目ナツト9に螺着され、右端のね
じ部6bは右端の長尺板材2のボルト挿通孔10
に挿通され、かつ該板材2のナツト係止用凹部1
0aに外端鍔部11aを係止した飾りナツト11
のねじ部11bに螺着されている。尚、飾りナツ
ト11aは外端面に捻回操作用の六角孔11cを
有している。
一方、左右両端部の長尺板材1,2の各内側端
面と中間部の各長尺板材3および短尺板材3a〜
3cの内外両側端面には、それぞれ凹溝12が長
手方向に沿つて条設されており、これら板材の各
接合部において対向する両凹溝12,12間にわ
たつて継ぎ木材13が適嵌されている。なお、左
端部の板材1の外側端面にはノブ取付用凹所1a
と鍵取付用凹所1bとが、左端部の板材2の外側
端面にはヒンジ取付用凹所2aが、それぞれ形成
されている。
また、窓位置における中間部の上位短尺板材3
aの下縁、中位短尺板材3bの上下縁、下位短尺
板材3cの上縁にはそれぞれ屋内側に臨む段部1
4が形成されており、これら段部14に窓ガラス
4の上下縁を嵌め込んで縁枠材15にて固定する
ようになされている(第3図参照)。なお、図示
を省略したが、各窓ガラス4の左右両縁に対して
も凹溝12の片側を切削した段部による同様の固
定構造が採用されている。
上記構成の木製パネルの組立てに際しては、左
端部の板材1に予め鬼目ナツト9を螺着させてお
き、このナツト9に通しボルト6の左端のねじ部
6aを螺着させ、この通しボルト6にパイプ5お
よび座板5a,5aを嵌装し、中間部の枠材3,
3……および3a〜3c、窓ガラス4,4、継ぎ
木材13,13……を組付け一体化した上で、パ
イプ5の両端を両端部の板材1,2のパイプ嵌入
孔に嵌入させると共に、該通しボルト6の右端部
とを右端部の板材のボルト挿通孔10に挿入し、
そのねじ部6bに飾りナツト11を螺合して緊締
すればよい。なお、パイプ5と中間部の板材3,
3……および3a,3cとは予め組み付けておい
てもよいし、先にパイプ5の左端部を板材1のパ
イプ挿入孔7aに嵌入し、このパイプに順次板材
3,3……および3a〜3cを取付けるようにし
てもよい。しかして、飾りナツト11の締め付け
により、両端部の板材1,2間で中間部の板材
3,3……および3a〜3cが挟圧され、板材相
互が各接合部で隙間なく強く圧接して強固に組み
付け一体化した木製パネルが得られる。
なお、上記実施例では一端部の板材に対して通
しボルトを鬼目ナツトを利用して螺着している
が、該通しボルトの一端を木ねじ形として該板材
の木質に直接螺着する構成、あるいは一端部の板
材にも他端部と同様にナツトを係止可能として通
しボルトの両端が同様のナツトにて螺着される構
成も採用可能である。また、これらナツトが外部
に露呈するのを回避する目的で、端部の板材の外
側端面に凹溝を形成し、この凹溝内にナツトを係
止させた上で該凹溝に適当なカバー材を嵌着する
構成も採用可能である。
一方、上記実施例では上下2ケ所に縦長のガラ
ス窓を有する木製扉を示したが、本考案は、ガラ
ス窓の形状及び配置構成の異なる木製扉やガラス
窓のない木製扉、更には扉以外の各種建具あるい
は壁材等に用いる木製パネルにも適用可能であ
る。しかして、これら木製パネルにおける板材の
配置数ならびにパイプと通しボルトの使用本数は
種々設定可能であり、また各板材間の継ぎ木は省
略しても差し支えない。
(考案特有の効果) 本考案の木製パネルでは、並列状態の全板材間
にわたつて耐曲げ強度の大きいパイプが挿嵌さ
れ、かつ該パイプ内に挿通されて一端側ねじ部が
一端部の板材に螺着した通しボルトの他端側ねじ
部に他端部の板材に係止されるナツトが螺合緊締
されていることから、該ナツトの締め付けによつ
て板材相互が接合部で強く圧接して隙間を生じ
ず、がた付きのない強固な組み付け状態となり、
通しボルト自体の材質強度に基づく大きな接合強
度が得られ、しかもパネルの厚み方向の耐圧強度
が上記パイプにて担われることからパネル全体と
しても大きな強度が得られ、かつ該パイプにより
板材並列方向の反りや曲がり等の歪みも阻止され
るため、寸法および形状安定性が良好で耐久性に
優れている。
また、この木製パネルは、構造的に簡素で加工
及び組立てに手間を要さずコストが安くつく上、
通しボルトに螺着しているナツトを取り外すこと
によつて簡単に分解できることから、組み付け後
に寸法等の修正が必要になつたり、使用中に部分
的な破損ないし損傷を生じた板材の交換や補修が
必要になつた場合に、容易に分解して所要の処置
を行つた後に再組み立てすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案をガラス窓付き木製扉に適用した
一実施例を示すものであつて、第1図は屋外側か
らみた扉全体の正面図、第2図は第1図の−
線の断面矢視図、第3図は同−線の断面矢視
図、第4図は同−線の断面矢視図、第5図は
同−線の断面矢視図、第6図A,Bは同扉の
要部の横断面図である。 1,2,3,3a,3b,3c……板材、5…
…パイプ、6……通しボルト、6a,6a……ね
じ部、7a,7b……パイプ嵌入孔、7c……パ
イプ挿通孔、10……ボルト挿通孔、11……飾
りナツト(ナツト)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の板材を並列状態に突き合わせ接合して形
    成される木製パネルにおいて、一端部の板材には
    内側端面に開口して幅方向中間位置に達するパイ
    プ嵌入孔を穿設すると共に、他端部の板材には上
    記同様のパイプ嵌入孔とその底端より外側端面に
    至る径小のボルト挿通孔を設け、中間部の各板材
    には両側端面に開口するパイプ挿通孔を上記両パ
    イプ嵌入孔と同軸線上に貫設し、これら中間部の
    板材のパイプ挿通孔に連通嵌挿したパイプの両端
    を上記両端部の板材のパイプ嵌入孔に嵌入すると
    共に、両端部にねじ部を有する通しボルトを該パ
    イプ内に挿通し、その一端側ねじ部を上記一端部
    の板材にパイプ嵌入孔の底端より内奥位置で螺着
    する一方、他端側ねじ部を上記他端部の板材のボ
    ルト挿通孔に挿入して、該ねじ部にボルト挿入孔
    の外側端部に係止されるナツトを螺合緊締するこ
    とにより、複数の板材が突き合わせ接合されてな
    ることを特徴とする木製パネル。
JP12986688U 1988-10-03 1988-10-03 Expired - Lifetime JPH053665Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12986688U JPH053665Y2 (ja) 1988-10-03 1988-10-03

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JP12986688U JPH053665Y2 (ja) 1988-10-03 1988-10-03

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JPH0251682U JPH0251682U (ja) 1990-04-12
JPH053665Y2 true JPH053665Y2 (ja) 1993-01-28

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ID=31384539

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JP12986688U Expired - Lifetime JPH053665Y2 (ja) 1988-10-03 1988-10-03

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JP4807746B2 (ja) * 2006-08-10 2011-11-02 Ykk Ap株式会社 建具

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JPH0251682U (ja) 1990-04-12

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