JPH11159256A - 框戸及びその現場組立方法 - Google Patents
框戸及びその現場組立方法Info
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- JPH11159256A JPH11159256A JP34435297A JP34435297A JPH11159256A JP H11159256 A JPH11159256 A JP H11159256A JP 34435297 A JP34435297 A JP 34435297A JP 34435297 A JP34435297 A JP 34435297A JP H11159256 A JPH11159256 A JP H11159256A
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- Japan
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- frame
- door
- vertical frame
- main body
- fitting
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Landscapes
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
- Joining Of Corner Units Of Frames Or Wings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】現場で施工済みの扉枠に合わせて幅や形状を簡
単に調整する。 【解決手段】本発明の框戸1は、本体部材2と縦框部材
3とからなる、いわば2ピースで構成してある。本体部
材2は、鏡板4の上下に横框5、5を取り付けるととも
にその側方に縦框6を取り付けてなり、縦框部材3に
は、本体部材2の側方縁部を嵌め込むための嵌込み溝7
を形成してある。縦框部材3の両面(図1では正面側の
み表示)には挿通孔8を形成してあり、該挿通孔は、連
結手段を挿通することにより、嵌込み溝7に嵌め込まれ
た本体部材2の横框5と縦框部材3とを相互に連結する
ことができるようになっている。
単に調整する。 【解決手段】本発明の框戸1は、本体部材2と縦框部材
3とからなる、いわば2ピースで構成してある。本体部
材2は、鏡板4の上下に横框5、5を取り付けるととも
にその側方に縦框6を取り付けてなり、縦框部材3に
は、本体部材2の側方縁部を嵌め込むための嵌込み溝7
を形成してある。縦框部材3の両面(図1では正面側の
み表示)には挿通孔8を形成してあり、該挿通孔は、連
結手段を挿通することにより、嵌込み溝7に嵌め込まれ
た本体部材2の横框5と縦框部材3とを相互に連結する
ことができるようになっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として住宅の開
口に建て込まれる框戸及びその現場組立方法に関する。
口に建て込まれる框戸及びその現場組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅に使用される扉としては、フラッシ
ュ戸、ムク戸、框戸などがあり、これらのうち、框戸
は、左右に配置された一対の縦框と上下に配置された一
対の横框とで外枠を形成するとともにその内側に鏡板を
嵌め込んで構成された扉である。
ュ戸、ムク戸、框戸などがあり、これらのうち、框戸
は、左右に配置された一対の縦框と上下に配置された一
対の横框とで外枠を形成するとともにその内側に鏡板を
嵌め込んで構成された扉である。
【0003】かかる框戸は、さまざまな種類のものがユ
ニットドアとして予め工場生産されており、現場で取り
付ける際には、このような製作済みのユニットドアから
所望の寸法やデザインのものを選択して発注し、これを
現場に搬入して扉枠に建て込むのが一般的である。
ニットドアとして予め工場生産されており、現場で取り
付ける際には、このような製作済みのユニットドアから
所望の寸法やデザインのものを選択して発注し、これを
現場に搬入して扉枠に建て込むのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、逆に言
えば、ユニットドアの寸法に合わせて現場の扉枠を取り
付けておく必要があり、その取付け精度が悪い場合、あ
るいは現場の状況によってユニットドアの寸法通りに扉
枠を施工できない場合には、ユニットドアが扉枠に収ま
らなかったり、扉枠との間に大きな隙間が生じてしまっ
たりという不具合を生じる。
えば、ユニットドアの寸法に合わせて現場の扉枠を取り
付けておく必要があり、その取付け精度が悪い場合、あ
るいは現場の状況によってユニットドアの寸法通りに扉
枠を施工できない場合には、ユニットドアが扉枠に収ま
らなかったり、扉枠との間に大きな隙間が生じてしまっ
たりという不具合を生じる。
【0005】そのため、ユニットドアが扉枠に収まらな
い場合には、該ドアを扉枠の寸法に合わせるべく、ユニ
ットドアのドアノブや錠をいったん取外し、しかる後に
ドアの縁部を削りとった後、ドアノブなどの金物類を元
通りに取り付けるとともに塗装のやり直しをするといっ
た修理が必要になり、非常に煩雑な作業となっていた。
また、ユニットドアが扉枠よりもかなり小さい場合に
は、扉枠との間に生じた大きな隙間を放置しておくしか
なく、美観上の問題が生じていた。
い場合には、該ドアを扉枠の寸法に合わせるべく、ユニ
ットドアのドアノブや錠をいったん取外し、しかる後に
ドアの縁部を削りとった後、ドアノブなどの金物類を元
通りに取り付けるとともに塗装のやり直しをするといっ
た修理が必要になり、非常に煩雑な作業となっていた。
また、ユニットドアが扉枠よりもかなり小さい場合に
は、扉枠との間に生じた大きな隙間を放置しておくしか
なく、美観上の問題が生じていた。
【0006】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、現場で施工済みの扉枠に合わせて幅や形状を
簡単に調整可能な框戸及びその現場組立方法を提供する
ことを目的とする。
たもので、現場で施工済みの扉枠に合わせて幅や形状を
簡単に調整可能な框戸及びその現場組立方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る框戸は請求項1に記載したように、鏡
板の上下に横框を取り付けるとともにその左右いずれか
一方に縦框を取り付けた本体部材と、該本体部材の他方
縁部を嵌め込むための嵌込み溝が形成された縦框部材と
から構成され、該縦框部材の少なくとも一方の面には前
記嵌込み溝に嵌め込まれた前記本体部材と前記縦框部材
とを相互に連結する連結手段を挿通するための挿通孔が
形成されてなるものである。
め、本発明に係る框戸は請求項1に記載したように、鏡
板の上下に横框を取り付けるとともにその左右いずれか
一方に縦框を取り付けた本体部材と、該本体部材の他方
縁部を嵌め込むための嵌込み溝が形成された縦框部材と
から構成され、該縦框部材の少なくとも一方の面には前
記嵌込み溝に嵌め込まれた前記本体部材と前記縦框部材
とを相互に連結する連結手段を挿通するための挿通孔が
形成されてなるものである。
【0008】また、本発明に係る框戸は請求項2に記載
したように、鏡板の上下に横框を取り付けた中間部材
と、該中間部材の側方縁部を嵌め込むための嵌込み溝が
形成された一対の縦框部材とからなり、該各縦框部材の
少なくとも一方の面には前記嵌込み溝に嵌め込まれた前
記中間部材と前記縦框部材とを相互に連結する連結手段
を挿通するための挿通孔が形成されたものである。
したように、鏡板の上下に横框を取り付けた中間部材
と、該中間部材の側方縁部を嵌め込むための嵌込み溝が
形成された一対の縦框部材とからなり、該各縦框部材の
少なくとも一方の面には前記嵌込み溝に嵌め込まれた前
記中間部材と前記縦框部材とを相互に連結する連結手段
を挿通するための挿通孔が形成されたものである。
【0009】また、本発明に係る框戸の現場組立方法は
請求項3に記載したように、鏡板の上下に横框を取り付
けるとともにその左右いずれか一方に縦框を取り付けた
本体部材と、該本体部材の他方縁部を嵌め込むための嵌
込み溝が形成された縦框部材とを現場に搬入し、施工済
みの扉枠の幅や形状に合うように前記本体部材の他方縁
部を前記縦框部材の嵌込み溝に嵌め込み、しかる後に前
記縦框部材に形成された挿通孔に連結手段を通して該縦
框部材と前記本体部材とを相互に連結するものである。
請求項3に記載したように、鏡板の上下に横框を取り付
けるとともにその左右いずれか一方に縦框を取り付けた
本体部材と、該本体部材の他方縁部を嵌め込むための嵌
込み溝が形成された縦框部材とを現場に搬入し、施工済
みの扉枠の幅や形状に合うように前記本体部材の他方縁
部を前記縦框部材の嵌込み溝に嵌め込み、しかる後に前
記縦框部材に形成された挿通孔に連結手段を通して該縦
框部材と前記本体部材とを相互に連結するものである。
【0010】また、本発明に係る框戸の現場組立方法は
請求項4に記載したように、鏡板の上下に横框を取り付
けた中間部材と、該中間部材の側方縁部を嵌め込むため
の嵌込み溝が形成された一対の縦框部材とを現場に搬入
し、施工済みの扉枠の幅や形状に合うように前記中間部
材の側方縁部を前記一対の縦框部材の嵌込み溝にそれぞ
れ嵌め込み、しかる後に前記各縦框部材に形成された挿
通孔に連結手段を通して該各縦框部材と前記中間部材と
を相互に連結するものである。
請求項4に記載したように、鏡板の上下に横框を取り付
けた中間部材と、該中間部材の側方縁部を嵌め込むため
の嵌込み溝が形成された一対の縦框部材とを現場に搬入
し、施工済みの扉枠の幅や形状に合うように前記中間部
材の側方縁部を前記一対の縦框部材の嵌込み溝にそれぞ
れ嵌め込み、しかる後に前記各縦框部材に形成された挿
通孔に連結手段を通して該各縦框部材と前記中間部材と
を相互に連結するものである。
【0011】請求項1の発明に係る框戸及び請求項3の
発明に係る框戸の現場組立方法においては、本体部材と
その他方縁部に取り付けられる縦框部材とが別体になっ
ており、かかる2つの部材は着脱可能かつ相互位置調整
可能な状態で現場に搬入される。そして、現場に搬入さ
れた後、すでに施工済みの扉枠の幅や形状に合うように
本体部材の他方縁部を縦框部材の嵌込み溝に嵌め込み、
しかる後に挿通孔に連結手段を通して縦框部材と本体部
材とを連結する。
発明に係る框戸の現場組立方法においては、本体部材と
その他方縁部に取り付けられる縦框部材とが別体になっ
ており、かかる2つの部材は着脱可能かつ相互位置調整
可能な状態で現場に搬入される。そして、現場に搬入さ
れた後、すでに施工済みの扉枠の幅や形状に合うように
本体部材の他方縁部を縦框部材の嵌込み溝に嵌め込み、
しかる後に挿通孔に連結手段を通して縦框部材と本体部
材とを連結する。
【0012】このようにすれば、標準状態の框戸、すな
わち本体部材の他方縁部を縦框部材の嵌込み溝にぴった
りと嵌め込んだ状態の框戸が現場の扉枠にうまく収まら
ない場合であっても、嵌込み作業前に予め本体部材の他
方縁部を現場で切断したり、嵌込み溝への嵌込み深さを
浅くしたり、あるいは嵌込み深さを嵌込み箇所によって
変化させたりすることによって、既存の扉枠との整合を
図ることができる。
わち本体部材の他方縁部を縦框部材の嵌込み溝にぴった
りと嵌め込んだ状態の框戸が現場の扉枠にうまく収まら
ない場合であっても、嵌込み作業前に予め本体部材の他
方縁部を現場で切断したり、嵌込み溝への嵌込み深さを
浅くしたり、あるいは嵌込み深さを嵌込み箇所によって
変化させたりすることによって、既存の扉枠との整合を
図ることができる。
【0013】請求項2の発明に係る框戸及び請求項4の
発明に係る框戸の現場組立方法においては、中間部材と
その両側方縁部に取り付けられる一対の縦框部材とが別
体になっており、かかる3つの部材は着脱可能かつ相互
位置調整可能な状態で現場に搬入される。そして、現場
に搬入された後、すでに施工済みの扉枠の幅や形状に合
うように中間部材の両側方縁部をそれぞれの縦框の嵌込
み溝に嵌め込み、しかる後に挿通孔に連結手段を通して
2つの縦框と中間部材とを連結する。
発明に係る框戸の現場組立方法においては、中間部材と
その両側方縁部に取り付けられる一対の縦框部材とが別
体になっており、かかる3つの部材は着脱可能かつ相互
位置調整可能な状態で現場に搬入される。そして、現場
に搬入された後、すでに施工済みの扉枠の幅や形状に合
うように中間部材の両側方縁部をそれぞれの縦框の嵌込
み溝に嵌め込み、しかる後に挿通孔に連結手段を通して
2つの縦框と中間部材とを連結する。
【0014】このようにすれば、標準状態の框戸、すな
わち中間部材の側方縁部をそれぞれの縦框部材の嵌込み
溝にぴったりと嵌め込んだ状態の框戸が現場の扉枠にう
まく収まらない場合であっても、嵌込み作業前に予め中
間部材の側方縁部の一方あるいは両方を現場で切断した
り、嵌込み溝への嵌込み深さを浅くしたり、あるいは嵌
込み深さを嵌込み箇所によって変化させたりすることに
よって、既存の扉枠との整合を図ることができる。
わち中間部材の側方縁部をそれぞれの縦框部材の嵌込み
溝にぴったりと嵌め込んだ状態の框戸が現場の扉枠にう
まく収まらない場合であっても、嵌込み作業前に予め中
間部材の側方縁部の一方あるいは両方を現場で切断した
り、嵌込み溝への嵌込み深さを浅くしたり、あるいは嵌
込み深さを嵌込み箇所によって変化させたりすることに
よって、既存の扉枠との整合を図ることができる。
【0015】上述した発明における連結手段としては、
ネジ、ビス、ボルト等が考えられ、ネジやビスの場合に
は、縦框部材の一方の面にのみ挿通孔を形成して中間部
材あるいは本体部材にねじ込むようにすればよく、ボル
トの場合には、縦框部材両面の対応箇所にそれぞれ挿通
孔を形成して該ボルトを中間部材あるいは本体部材に貫
通させるようにすることが考えられる。
ネジ、ビス、ボルト等が考えられ、ネジやビスの場合に
は、縦框部材の一方の面にのみ挿通孔を形成して中間部
材あるいは本体部材にねじ込むようにすればよく、ボル
トの場合には、縦框部材両面の対応箇所にそれぞれ挿通
孔を形成して該ボルトを中間部材あるいは本体部材に貫
通させるようにすることが考えられる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る框戸及びその
現場組立方法の実施の形態について、添付図面を参照し
て説明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等に
ついては同一の符号を付してその説明を省略する。
現場組立方法の実施の形態について、添付図面を参照し
て説明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等に
ついては同一の符号を付してその説明を省略する。
【0017】図1は、本実施形態に係る框戸の全体斜視
図である。同図でわかるように、本実施形態の框戸1
は、本体部材2と縦框部材3とからなる、いわば2ピー
スで構成してある。
図である。同図でわかるように、本実施形態の框戸1
は、本体部材2と縦框部材3とからなる、いわば2ピー
スで構成してある。
【0018】本体部材2は、鏡板4の上下に横框5、5
を取り付けるとともにその側方に縦框6を取り付けてな
り、縦框部材3には、本体部材2の側方縁部を嵌め込む
ための嵌込み溝7を形成してある。
を取り付けるとともにその側方に縦框6を取り付けてな
り、縦框部材3には、本体部材2の側方縁部を嵌め込む
ための嵌込み溝7を形成してある。
【0019】嵌込み溝7は、同図でもわかるように、そ
の上端近傍と下端近傍では、横框5を嵌め込むために溝
幅が大きくなっており、その中間部分においては、鏡板
4を嵌め込むことができれば足りるため、溝幅は薄くな
っている。
の上端近傍と下端近傍では、横框5を嵌め込むために溝
幅が大きくなっており、その中間部分においては、鏡板
4を嵌め込むことができれば足りるため、溝幅は薄くな
っている。
【0020】ここで、横框5、縦框6は例えば集成材を
用いてそれぞれ20mm、40mm程度の厚みに製作
し、鏡板4は10mm程度の適当な合板を用いて製作す
ることができるが、いずれにしろ、それらを本体部材2
として組み上げるにあたっては、框戸に関する公知の製
造方法にしたがって適宜行えばよい。
用いてそれぞれ20mm、40mm程度の厚みに製作
し、鏡板4は10mm程度の適当な合板を用いて製作す
ることができるが、いずれにしろ、それらを本体部材2
として組み上げるにあたっては、框戸に関する公知の製
造方法にしたがって適宜行えばよい。
【0021】なお、本体部材2は、縦框部材3に嵌合さ
れる側の小口以外は、工場にて所定の塗装を施してお
く。
れる側の小口以外は、工場にて所定の塗装を施してお
く。
【0022】縦框部材3の両面(図1では正面側のみ表
示)には挿通孔8を形成してあり、該挿通孔は、図2に
示すように連結手段としての六角ボルト11を挿通して
ナット12と締結することにより、嵌込み溝7に嵌め込
まれた本体部材2の横框5と縦框部材3とを相互に連結
することができるようになっている。なお、六角ボルト
11による連結が終了した後は、挿通孔13に化粧キャ
ップ13を嵌め込んでおくのがよい。
示)には挿通孔8を形成してあり、該挿通孔は、図2に
示すように連結手段としての六角ボルト11を挿通して
ナット12と締結することにより、嵌込み溝7に嵌め込
まれた本体部材2の横框5と縦框部材3とを相互に連結
することができるようになっている。なお、六角ボルト
11による連結が終了した後は、挿通孔13に化粧キャ
ップ13を嵌め込んでおくのがよい。
【0023】本実施形態に係る框戸1の現場組立方法に
おいては、本体部材2とその他方縁部に取り付けられる
縦框部材3とが別体になっており、かかる2つの部材は
着脱可能かつ相互位置調整可能な状態で現場に搬入され
る。そして、現場に搬入された後、すでに施工済みの扉
枠の幅や形状に合うように本体部材2の他方縁部を縦框
部材3の嵌込み溝7に嵌め込む。
おいては、本体部材2とその他方縁部に取り付けられる
縦框部材3とが別体になっており、かかる2つの部材は
着脱可能かつ相互位置調整可能な状態で現場に搬入され
る。そして、現場に搬入された後、すでに施工済みの扉
枠の幅や形状に合うように本体部材2の他方縁部を縦框
部材3の嵌込み溝7に嵌め込む。
【0024】図3及び図4は、本実施形態に係る框戸1
の現場組立方法の具体例を示した図である。まず、図3
(a)は、框戸1の標準幅(本体部材2の側方縁部を縦框
部材3の嵌込み溝7にいっぱいまで嵌め込んだ状態の扉
幅)が現場にて施工済みの扉枠の内法幅よりも大きい場
合における例であり、かかる場合においては、本体部材
2の側方縁部を同図の破線で示すように切断し、しかる
後に縦框部材3の嵌込み溝7に本体部材2の側方縁部を
嵌め込めばよい。
の現場組立方法の具体例を示した図である。まず、図3
(a)は、框戸1の標準幅(本体部材2の側方縁部を縦框
部材3の嵌込み溝7にいっぱいまで嵌め込んだ状態の扉
幅)が現場にて施工済みの扉枠の内法幅よりも大きい場
合における例であり、かかる場合においては、本体部材
2の側方縁部を同図の破線で示すように切断し、しかる
後に縦框部材3の嵌込み溝7に本体部材2の側方縁部を
嵌め込めばよい。
【0025】図3(b)は、逆に框戸1の標準幅が扉枠の
内法幅よりも小さい場合における例であり、かかる場合
においては、本体部材2の側方縁部を縦框部材3の嵌込
み溝7に嵌め込む際、同図に示すように、空隙距離Dを
残して嵌め込むようにすればよい。
内法幅よりも小さい場合における例であり、かかる場合
においては、本体部材2の側方縁部を縦框部材3の嵌込
み溝7に嵌め込む際、同図に示すように、空隙距離Dを
残して嵌め込むようにすればよい。
【0026】このように、図3は、框戸1の幅を標準幅
よりも伸縮させる場合の例であったが、図4は、扉枠を
構成する縦枠が鉛直方向に対してθだけ傾いている場合
における例であり、かかる場合においては、本体部材2
の側方縁部を縦框部材3の嵌込み溝7に嵌め込む際、そ
れらの相対角度がθとなるように斜めに嵌め込む。この
場合は、本体部材2の下端よりも上端の方がより深く縦
框部材3の嵌込み溝7に嵌め込まれることとなる。
よりも伸縮させる場合の例であったが、図4は、扉枠を
構成する縦枠が鉛直方向に対してθだけ傾いている場合
における例であり、かかる場合においては、本体部材2
の側方縁部を縦框部材3の嵌込み溝7に嵌め込む際、そ
れらの相対角度がθとなるように斜めに嵌め込む。この
場合は、本体部材2の下端よりも上端の方がより深く縦
框部材3の嵌込み溝7に嵌め込まれることとなる。
【0027】このようにして本体部材2の側方縁部を縦
框部材3の嵌込み溝7に嵌め込み、それらの相対的な位
置調整が終了したならば、挿通孔8にドリルビットを差
し込んで本体部材2の横框5にボルト孔を穿孔し、しか
る後に該ボルト孔及び挿通孔8に六角ボルト11を通し
て縦框部材3と本体部材2とを連結する。なお、六角ボ
ルト11による連結作業が終了した後は、化粧キャップ
13を挿通孔8に嵌め込んでおく。
框部材3の嵌込み溝7に嵌め込み、それらの相対的な位
置調整が終了したならば、挿通孔8にドリルビットを差
し込んで本体部材2の横框5にボルト孔を穿孔し、しか
る後に該ボルト孔及び挿通孔8に六角ボルト11を通し
て縦框部材3と本体部材2とを連結する。なお、六角ボ
ルト11による連結作業が終了した後は、化粧キャップ
13を挿通孔8に嵌め込んでおく。
【0028】以上説明したように、本実施形態に係る框
戸1及びその現場組立方法によれば、標準状態の框戸
1、すなわち本体部材2の他方縁部を縦框部材3の嵌込
み溝7にぴったりと嵌め込んだ状態の框戸が現場の扉枠
にうまく収まらない場合であっても、嵌込み作業前に予
め本体部材2の他方縁部を現場で切断したり(図3
(a))、嵌込み溝7への嵌込み深さを浅くしたり(図3
(b))、あるいは嵌込み深さを嵌込み箇所によって変化
させたり(図4)することによって、扉枠との整合を図
ることができる。
戸1及びその現場組立方法によれば、標準状態の框戸
1、すなわち本体部材2の他方縁部を縦框部材3の嵌込
み溝7にぴったりと嵌め込んだ状態の框戸が現場の扉枠
にうまく収まらない場合であっても、嵌込み作業前に予
め本体部材2の他方縁部を現場で切断したり(図3
(a))、嵌込み溝7への嵌込み深さを浅くしたり(図3
(b))、あるいは嵌込み深さを嵌込み箇所によって変化
させたり(図4)することによって、扉枠との整合を図
ることができる。
【0029】そのため、現場での扉枠の施工精度が悪か
ったり、特段の事情によって框戸の寸法に合わせた状態
で扉枠を施工することができなかったような場合にも、
柔軟な対応が可能となり、従来のようにドアノブや錠を
いったん框戸から取外し、しかる後に該框戸の縁部を削
りとった後、ドアノブなどの金物類を元通りに取り付け
るとともに塗装のやり直しをするといった修理をする必
要がなくなり、框戸とその扉枠とが整合しないことによ
る現場対応コストを大幅に節約することが可能となる。
ったり、特段の事情によって框戸の寸法に合わせた状態
で扉枠を施工することができなかったような場合にも、
柔軟な対応が可能となり、従来のようにドアノブや錠を
いったん框戸から取外し、しかる後に該框戸の縁部を削
りとった後、ドアノブなどの金物類を元通りに取り付け
るとともに塗装のやり直しをするといった修理をする必
要がなくなり、框戸とその扉枠とが整合しないことによ
る現場対応コストを大幅に節約することが可能となる。
【0030】本実施形態では、本体部材2と縦框部材3
とを連結する手段として六角ボルトを用いたが、かかる
連結手段に代えてビスやネジを用いてもよい。かかる構
成においては、挿通孔8は、縦框部材3の一方の面にの
み形成しておけば足りる。
とを連結する手段として六角ボルトを用いたが、かかる
連結手段に代えてビスやネジを用いてもよい。かかる構
成においては、挿通孔8は、縦框部材3の一方の面にの
み形成しておけば足りる。
【0031】また、本実施形態では、本体部材2及び縦
框部材3の2ピースで框戸1を組み立てるようにした
が、これに代えて図5に示す3ピース構造としてもよ
い。すなわち、同図に示す框戸21は、中間部材22と
その両側方縁部を嵌め込むための嵌込み溝7が形成され
た一対の縦框部材3、3とから構成され、中間部材22
は、鏡板4の上下に横框5、5を取り付けて構成してあ
る。
框部材3の2ピースで框戸1を組み立てるようにした
が、これに代えて図5に示す3ピース構造としてもよ
い。すなわち、同図に示す框戸21は、中間部材22と
その両側方縁部を嵌め込むための嵌込み溝7が形成され
た一対の縦框部材3、3とから構成され、中間部材22
は、鏡板4の上下に横框5、5を取り付けて構成してあ
る。
【0032】本変形例に係る框戸21の現場組立方法に
おいては、中間部材22とその両側方縁部に取り付けら
れる一対の縦框部材3、3とが別体になっており、かか
る3つの部材は着脱可能かつ相互位置調整可能な状態で
現場に搬入される。そして、現場に搬入された後、すで
に施工済みの扉枠の幅や形状に合うように中間部材22
の両側方縁部を縦框部材3、3の嵌込み溝7にそれぞれ
嵌め込む。
おいては、中間部材22とその両側方縁部に取り付けら
れる一対の縦框部材3、3とが別体になっており、かか
る3つの部材は着脱可能かつ相互位置調整可能な状態で
現場に搬入される。そして、現場に搬入された後、すで
に施工済みの扉枠の幅や形状に合うように中間部材22
の両側方縁部を縦框部材3、3の嵌込み溝7にそれぞれ
嵌め込む。
【0033】なお、嵌込み作業に先だって行われる作業
をはじめとした本変形例の作用効果については、上述の
実施形態とほぼ同様であるので、ここではその説明を省
略するが、本変形例では、3ピース構造であるがゆえに
上述の実施形態よりも組立に時間を要するが、框戸21
の両側において寸法調整や角度調整を行うことができる
ため、既存の扉枠への整合能力は、上述の実施形態より
も高い。
をはじめとした本変形例の作用効果については、上述の
実施形態とほぼ同様であるので、ここではその説明を省
略するが、本変形例では、3ピース構造であるがゆえに
上述の実施形態よりも組立に時間を要するが、框戸21
の両側において寸法調整や角度調整を行うことができる
ため、既存の扉枠への整合能力は、上述の実施形態より
も高い。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る框戸及
びその現場組立方法によれば、標準状態の框戸が現場の
扉枠にうまく収まらない場合であっても、嵌込み作業前
に予め本体部材や中間部材の縁部を現場で切断したり、
嵌込み溝への嵌込み深さを浅くしたり、あるいは嵌込み
深さを嵌込み箇所によって変化させたりすることによっ
て、扉枠との整合を図ることができる。
びその現場組立方法によれば、標準状態の框戸が現場の
扉枠にうまく収まらない場合であっても、嵌込み作業前
に予め本体部材や中間部材の縁部を現場で切断したり、
嵌込み溝への嵌込み深さを浅くしたり、あるいは嵌込み
深さを嵌込み箇所によって変化させたりすることによっ
て、扉枠との整合を図ることができる。
【0035】そのため、現場での扉枠の施工精度が悪か
ったり、特段の事情によって框戸の寸法に合わせた状態
で扉枠を施工することができなかったような場合にも、
柔軟な対応が可能となり、框戸とその扉枠とが整合しな
いことによる現場対応コストを大幅に節約することが可
能となる。
ったり、特段の事情によって框戸の寸法に合わせた状態
で扉枠を施工することができなかったような場合にも、
柔軟な対応が可能となり、框戸とその扉枠とが整合しな
いことによる現場対応コストを大幅に節約することが可
能となる。
【0036】
【図1】本実施形態に係る框戸の全体斜視図。
【図2】同じく本実施形態に係る框戸の図であり、(a)
は詳細斜視図、(b)は貫通孔近傍の断面図。
は詳細斜視図、(b)は貫通孔近傍の断面図。
【図3】本実施形態に係る框戸の現場組立方法の具体例
を示した図。
を示した図。
【図4】同じく本実施形態に係る框戸の現場組立方法の
具体例を示した図。
具体例を示した図。
【図5】変形例に係る框戸の全体斜視図。
1、21 框戸 2 本体部材 3 縦框部材 4 鏡板 5 横框 6 縦框 7 嵌込み溝 8 挿通孔 11 六角ボルト(連結手段) 12 ナット(連結手段) 22 中間部材
Claims (4)
- 【請求項1】 鏡板の上下に横框を取り付けるとともに
その左右いずれか一方に縦框を取り付けた本体部材と、
該本体部材の他方縁部を嵌め込むための嵌込み溝が形成
された縦框部材とから構成され、該縦框部材の少なくと
も一方の面には前記嵌込み溝に嵌め込まれた前記本体部
材と前記縦框部材とを相互に連結する連結手段を挿通す
るための挿通孔が形成されてなることを特徴とする框
戸。 - 【請求項2】 鏡板の上下に横框を取り付けた中間部材
と、該中間部材の側方縁部を嵌め込むための嵌込み溝が
形成された一対の縦框部材とからなり、該各縦框部材の
少なくとも一方の面には前記嵌込み溝に嵌め込まれた前
記中間部材と前記縦框部材とを相互に連結する連結手段
を挿通するための挿通孔が形成されたことを特徴とする
框戸。 - 【請求項3】 鏡板の上下に横框を取り付けるとともに
その左右いずれか一方に縦框を取り付けた本体部材と、
該本体部材の他方縁部を嵌め込むための嵌込み溝が形成
された縦框部材とを現場に搬入し、施工済みの扉枠の幅
や形状に合うように前記本体部材の他方縁部を前記縦框
部材の嵌込み溝に嵌め込み、しかる後に前記縦框部材に
形成された挿通孔に連結手段を通して該縦框部材と前記
本体部材とを相互に連結することを特徴とする框戸の現
場組立方法。 - 【請求項4】 鏡板の上下に横框を取り付けた中間部材
と、該中間部材の側方縁部を嵌め込むための嵌込み溝が
形成された一対の縦框部材とを現場に搬入し、施工済み
の扉枠の幅や形状に合うように前記中間部材の側方縁部
を前記一対の縦框部材の嵌込み溝にそれぞれ嵌め込み、
しかる後に前記各縦框部材に形成された挿通孔に連結手
段を通して該各縦框部材と前記中間部材とを相互に連結
することを特徴とする框戸の現場組立方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34435297A JPH11159256A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 框戸及びその現場組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34435297A JPH11159256A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 框戸及びその現場組立方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11159256A true JPH11159256A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18368582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34435297A Withdrawn JPH11159256A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 框戸及びその現場組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11159256A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018071344A (ja) * | 2017-12-01 | 2018-05-10 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 引戸装置 |
CN109403810A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-03-01 | 衢州瑞展信息科技有限公司 | 一种防潮木门 |
-
1997
- 1997-11-28 JP JP34435297A patent/JPH11159256A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018071344A (ja) * | 2017-12-01 | 2018-05-10 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 引戸装置 |
CN109403810A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-03-01 | 衢州瑞展信息科技有限公司 | 一种防潮木门 |
CN109403810B (zh) * | 2018-12-29 | 2020-08-14 | 湖北千川门窗有限公司 | 一种防潮木门 |
CN111764796A (zh) * | 2018-12-29 | 2020-10-13 | 衢州瑞展信息科技有限公司 | 一种耐用防潮木门 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050201 |