JP2000004956A - 収納家具ユニット - Google Patents
収納家具ユニットInfo
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- JP2000004956A JP2000004956A JP10179498A JP17949898A JP2000004956A JP 2000004956 A JP2000004956 A JP 2000004956A JP 10179498 A JP10179498 A JP 10179498A JP 17949898 A JP17949898 A JP 17949898A JP 2000004956 A JP2000004956 A JP 2000004956A
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- plate
- side wall
- ceiling
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 未熟練者であっても、容易迅速に取り付ける
ことができるとともに、高精度に仕上げることができる
収納家具ユニットを提供する点にある。 【解決手段】 天井板１と鴨居２とを一体化した天井パ
ネル３と、側壁板４と半柱５とを一体化した側壁パネル
６と、床板７と敷居８とを一体化した床パネル９と、中
段棚板１０と前框１４とを一体化した中段パネル１５
と、単又は複数の背板１６，１７，１８とを備え、それ
ら天井パネル３、側壁パネル６、床パネル９、中段パネ
ル１５、背板１６，１７，１８を設置箇所の寸法に合わ
せた寸法に予め設定し、それら所望の寸法に設定された
天井パネル３、側壁パネル６、床パネル９、中段パネル
１５、背板１６，１７，１８を組み立てることを特徴と
している。
ことができるとともに、高精度に仕上げることができる
収納家具ユニットを提供する点にある。 【解決手段】 天井板１と鴨居２とを一体化した天井パ
ネル３と、側壁板４と半柱５とを一体化した側壁パネル
６と、床板７と敷居８とを一体化した床パネル９と、中
段棚板１０と前框１４とを一体化した中段パネル１５
と、単又は複数の背板１６，１７，１８とを備え、それ
ら天井パネル３、側壁パネル６、床パネル９、中段パネ
ル１５、背板１６，１７，１８を設置箇所の寸法に合わ
せた寸法に予め設定し、それら所望の寸法に設定された
天井パネル３、側壁パネル６、床パネル９、中段パネル
１５、背板１６，１７，１８を組み立てることを特徴と
している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、押入れや物入れ等
の収納家具を施工するための収納家具ユニットに関す
る。
の収納家具を施工するための収納家具ユニットに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば押入れを施工する場合に
は、まず施工場所の寸法に合わせて、施工者が、天井
板、左右の側壁板、床板、中段棚板、背板を切断すると
ともに、これらの前方側に配置する鴨居、半柱、敷居、
前框等の造作部材を所定の寸法に切断する。次に、施工
場所に所望の寸法に切断された天井板、左右の側壁板、
床板、中段棚板、背板を取り付けた後、鴨居、半柱、敷
居、前框等の造作部材を取り付けるようにしている。
は、まず施工場所の寸法に合わせて、施工者が、天井
板、左右の側壁板、床板、中段棚板、背板を切断すると
ともに、これらの前方側に配置する鴨居、半柱、敷居、
前框等の造作部材を所定の寸法に切断する。次に、施工
場所に所望の寸法に切断された天井板、左右の側壁板、
床板、中段棚板、背板を取り付けた後、鴨居、半柱、敷
居、前框等の造作部材を取り付けるようにしている。
【０００３】上記施工方法によれば、施工場所で天井
板、左右の側壁板、床板、中段棚板、背板の他、鴨居、
半柱、敷居、前框等の造作部材を所望の長さに切断する
切断作業とこれら切断された多数の部材を取り付ける取
付作業とを必要とするため、現場での作業時間が多くか
かる不都合が発生していた。又、技量の低い未熟練者等
が施工作業を行うと、特に天井板、左右の側壁板、床
板、中段棚板とこれに対応する造作部材との取合部分に
隙間や段差（目違い）、あるいは歪みが発生し易く、施
工作業者による仕上がり精度に大きなバラツキが発生す
る不都合があった。又、各部材の寸法合わせや位置決め
の他、取付作業を狭い施工箇所に実際に入り込んで行わ
なければならず、作業能率を高めることができない結
果、現場での作業時間が更に多くかかるものであった。
板、左右の側壁板、床板、中段棚板、背板の他、鴨居、
半柱、敷居、前框等の造作部材を所望の長さに切断する
切断作業とこれら切断された多数の部材を取り付ける取
付作業とを必要とするため、現場での作業時間が多くか
かる不都合が発生していた。又、技量の低い未熟練者等
が施工作業を行うと、特に天井板、左右の側壁板、床
板、中段棚板とこれに対応する造作部材との取合部分に
隙間や段差（目違い）、あるいは歪みが発生し易く、施
工作業者による仕上がり精度に大きなバラツキが発生す
る不都合があった。又、各部材の寸法合わせや位置決め
の他、取付作業を狭い施工箇所に実際に入り込んで行わ
なければならず、作業能率を高めることができない結
果、現場での作業時間が更に多くかかるものであった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、未熟練者であって
も、容易迅速に取り付けることができるとともに、高精
度に仕上げることができる収納家具ユニットを提供する
点にある。
鑑み、解決しようとするところは、未熟練者であって
も、容易迅速に取り付けることができるとともに、高精
度に仕上げることができる収納家具ユニットを提供する
点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のための収納家具ユニットは、天井板と鴨居とを一体
化した天井パネルと、側壁板と半柱とを一体化した側壁
パネルと、床板と敷居とを一体化した床パネルと、中段
棚板と前框とを一体化した中段パネルと、単又は複数の
背板とを備え、それら天井パネル、側壁パネル、床パネ
ル、中段パネル、背板を設置箇所の寸法に合わせた寸法
に予め設定し、それら所望の寸法に設定された天井パネ
ル、側壁パネル、床パネル、中段パネル、背板を組み立
てることを特徴としている。従って、施工現場におい
て、収納家具に必要となる各板部材とこれらに対応する
鴨居、半柱、敷居、前框等の造作部材を所望の寸法に切
断する作業を不要にすることができるだけでなく、各板
部材とこれらに対応する造作部材とを連結する作業をも
不要にすることができる。そして、一体化された天井パ
ネル、側壁パネル、床パネル、中段パネル、背板を広い
場所で組み立てて、収納家具とした後、この収納家具を
施工箇所に移動して固定するのである。
決のための収納家具ユニットは、天井板と鴨居とを一体
化した天井パネルと、側壁板と半柱とを一体化した側壁
パネルと、床板と敷居とを一体化した床パネルと、中段
棚板と前框とを一体化した中段パネルと、単又は複数の
背板とを備え、それら天井パネル、側壁パネル、床パネ
ル、中段パネル、背板を設置箇所の寸法に合わせた寸法
に予め設定し、それら所望の寸法に設定された天井パネ
ル、側壁パネル、床パネル、中段パネル、背板を組み立
てることを特徴としている。従って、施工現場におい
て、収納家具に必要となる各板部材とこれらに対応する
鴨居、半柱、敷居、前框等の造作部材を所望の寸法に切
断する作業を不要にすることができるだけでなく、各板
部材とこれらに対応する造作部材とを連結する作業をも
不要にすることができる。そして、一体化された天井パ
ネル、側壁パネル、床パネル、中段パネル、背板を広い
場所で組み立てて、収納家具とした後、この収納家具を
施工箇所に移動して固定するのである。
【０００６】前記背板を天井パネルの後端下面と前記上
側中段パネルの後端上面との間に位置する上部背板と、
前記上側中段パネルの後端下面と前記中段パネルの後端
上面との間に位置する中部背板と、前記中段パネルの後
端下面と前記床パネルの後端上面との間に位置する下部
背板とからなり、これら３枚の背板それぞれとこれらに
上下方向で対応する前記パネルとの間に嵌合可能な凸部
及び凹部を形成しているから、凸部及び凹部を嵌合する
だけで、背板とパネルとの固定を完了することができ
る。
側中段パネルの後端上面との間に位置する上部背板と、
前記上側中段パネルの後端下面と前記中段パネルの後端
上面との間に位置する中部背板と、前記中段パネルの後
端下面と前記床パネルの後端上面との間に位置する下部
背板とからなり、これら３枚の背板それぞれとこれらに
上下方向で対応する前記パネルとの間に嵌合可能な凸部
及び凹部を形成しているから、凸部及び凹部を嵌合する
だけで、背板とパネルとの固定を完了することができ
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１に、収納家具の一例としての
押入れを示し、この押入れは、図５にも示すように、ユ
ニット化されており、天井板１と鴨居２とを一体化した
天井パネル３と、左右の側壁板４，４と半柱５，５とを
一体化した側壁パネル６，６と、床板７と敷居８とを一
体化した床パネル９と、中段棚板１０と前框１４とを一
体化した上側中段パネル１２と、中段棚板１３と前框１
４とを一体化した中段パネル１５と、複数（図では３枚
の）の背板１６，１７，１８とを備えている。図に示す
１１は、上下２段にふすまをたて込むために、前記半柱
５，５間に嵌合等により固定された中鴨居であり、この
中鴨居１１を設けない場合は、上下の鴨居２，８間に上
下１段のふすまをたて込むことになる。
押入れを示し、この押入れは、図５にも示すように、ユ
ニット化されており、天井板１と鴨居２とを一体化した
天井パネル３と、左右の側壁板４，４と半柱５，５とを
一体化した側壁パネル６，６と、床板７と敷居８とを一
体化した床パネル９と、中段棚板１０と前框１４とを一
体化した上側中段パネル１２と、中段棚板１３と前框１
４とを一体化した中段パネル１５と、複数（図では３枚
の）の背板１６，１７，１８とを備えている。図に示す
１１は、上下２段にふすまをたて込むために、前記半柱
５，５間に嵌合等により固定された中鴨居であり、この
中鴨居１１を設けない場合は、上下の鴨居２，８間に上
下１段のふすまをたて込むことになる。
【０００８】前記天井板１は、図１に示すように、矩形
状の板体１Ａと、この板体１Ａの４つの辺の上面に接着
剤や釘あるいはビス等により固定された４本の角材１
Ｂ，１Ｃ，１Ｄ，１Ｅとから片面フラッシュパネルに構
成し、図３に示すように、天井板１の左右に位置する角
材１Ｄ，１Ｅと前記側壁パネル６，６とを円筒状の連結
ピン１９により連結できるようにしている（図では片側
のみ図示している）。尚、図示していないが、前記前後
の角材１Ｂ，１Ｃ及び左右の角材１Ｄ，１Ｅ間に、実際
には補強用の桟を取り付けて実施することになるが、無
くてもよい。又、前記天井板１の構成は、図に示す構成
に限定されるものではない。前記角材１Ｄ，１Ｅ及び側
壁パネル６，６に、連結ピン１９が嵌合するための嵌合
凹部１Ｋ，１Ｋ及び６Ｋ，６Ｋを形成している。又、図
４に示すように、前記天井板１の後側下面に、前記背板
１６の上端が嵌合するための後述の嵌合凹部１Ｆを形成
している。又、前記前側に位置する角材１Ｂに前記鴨居
２を接着剤又は釘又はそれら両者により固定している。
状の板体１Ａと、この板体１Ａの４つの辺の上面に接着
剤や釘あるいはビス等により固定された４本の角材１
Ｂ，１Ｃ，１Ｄ，１Ｅとから片面フラッシュパネルに構
成し、図３に示すように、天井板１の左右に位置する角
材１Ｄ，１Ｅと前記側壁パネル６，６とを円筒状の連結
ピン１９により連結できるようにしている（図では片側
のみ図示している）。尚、図示していないが、前記前後
の角材１Ｂ，１Ｃ及び左右の角材１Ｄ，１Ｅ間に、実際
には補強用の桟を取り付けて実施することになるが、無
くてもよい。又、前記天井板１の構成は、図に示す構成
に限定されるものではない。前記角材１Ｄ，１Ｅ及び側
壁パネル６，６に、連結ピン１９が嵌合するための嵌合
凹部１Ｋ，１Ｋ及び６Ｋ，６Ｋを形成している。又、図
４に示すように、前記天井板１の後側下面に、前記背板
１６の上端が嵌合するための後述の嵌合凹部１Ｆを形成
している。又、前記前側に位置する角材１Ｂに前記鴨居
２を接着剤又は釘又はそれら両者により固定している。
【０００９】前記各側壁板４は、図２及び図３に示すよ
うに、前記天井板１と同様に矩形状の板体４Ａと、この
板体４Ａの４つの辺の外面に接着剤や釘あるいはビス等
により固定された４本の角材４Ｂ，４Ｃ，４Ｄ，４Ｅと
から片面フラッシュパネルに構成し、図３に示すよう
に、前記天井板１は勿論のこと、前記床パネル９、上側
中段パネル１２、中段パネル１５それぞれと側壁パネル
６とを前記と同一構成の連結ピン１９により連結するこ
とができるようにしている。尚、この場合も、前記同様
に角材４Ｂ，４Ｃ及び４Ｄ，４Ｅ間に、実際には補強用
の桟を取り付けて実施することになるが、無くてもよ
い。又、前記側壁板４の構成は、図に示す構成に限定さ
れるものではない。前記床パネル９、上側中段パネル１
２、中段パネル１５に前記連結ピン１９が嵌合する嵌合
凹部９Ａ、１２Ａ、１５Ａを形成し、これら嵌合凹部９
Ａ、１２Ａ、１５Ａに対応する側壁パネル６の部位に連
結ピン１９が嵌合する嵌合凹部６Ｋ及び貫通孔６Ｈを形
成している。従って、側壁パネル６に予め連結ピン１９
…を備えさせ、これら連結ピン１９…に対して床パネル
９、上側中段パネル１２、中段パネル１５の嵌合凹部９
Ａ、１２Ａ、１５Ａを嵌合させることによりそれら両者
を連結固定することができるようにしている。又、上下
中間に位置する上側中段パネル１２、中段パネル１５の
嵌合凹部１２Ａ、１５Ａを貫通孔６Ｈに一致させ、この
状態において外方側から貫通孔６Ｈを通して嵌合凹部１
２Ａ、１５Ａに連結ピン１９を差し込むようにして連結
してもよい。
うに、前記天井板１と同様に矩形状の板体４Ａと、この
板体４Ａの４つの辺の外面に接着剤や釘あるいはビス等
により固定された４本の角材４Ｂ，４Ｃ，４Ｄ，４Ｅと
から片面フラッシュパネルに構成し、図３に示すよう
に、前記天井板１は勿論のこと、前記床パネル９、上側
中段パネル１２、中段パネル１５それぞれと側壁パネル
６とを前記と同一構成の連結ピン１９により連結するこ
とができるようにしている。尚、この場合も、前記同様
に角材４Ｂ，４Ｃ及び４Ｄ，４Ｅ間に、実際には補強用
の桟を取り付けて実施することになるが、無くてもよ
い。又、前記側壁板４の構成は、図に示す構成に限定さ
れるものではない。前記床パネル９、上側中段パネル１
２、中段パネル１５に前記連結ピン１９が嵌合する嵌合
凹部９Ａ、１２Ａ、１５Ａを形成し、これら嵌合凹部９
Ａ、１２Ａ、１５Ａに対応する側壁パネル６の部位に連
結ピン１９が嵌合する嵌合凹部６Ｋ及び貫通孔６Ｈを形
成している。従って、側壁パネル６に予め連結ピン１９
…を備えさせ、これら連結ピン１９…に対して床パネル
９、上側中段パネル１２、中段パネル１５の嵌合凹部９
Ａ、１２Ａ、１５Ａを嵌合させることによりそれら両者
を連結固定することができるようにしている。又、上下
中間に位置する上側中段パネル１２、中段パネル１５の
嵌合凹部１２Ａ、１５Ａを貫通孔６Ｈに一致させ、この
状態において外方側から貫通孔６Ｈを通して嵌合凹部１
２Ａ、１５Ａに連結ピン１９を差し込むようにして連結
してもよい。
【００１０】前記床板７は、図３及び図４に示すよう
に、前記示した板体１Ａ，４Ａとは厚みの厚い矩形状の
板体７Ａと、４辺のうちの左右両側に位置する２辺の下
面に固定された角材７Ｂ，７Ｃと、前後に位置する残り
の２辺の下面に固定された平板材７Ｄ，７Ｅとから構成
している。そして、前記平板材７Ｄ，４Ｅに左右一対ず
つの貫通孔７ｄ，７ｄ及び７ｅ，７ｅ（図では左右一方
のみを図示）を形成し、この貫通孔７ｄ，７ｅにそれぞ
れ内面に螺子２０Ａが形成された筒状体２０を回転不能
に嵌合させるとともに、この筒状体２０に螺合するボル
ト２１の移動を許容する貫通孔７ａを前記板体７Ａに形
成している。従って、前記貫通孔７ａを塞ぐためのキャ
ップ２２を取り外した後、ボルト２１の先端（図では上
端）面に形成のプラス又はマイナス型の溝部（図示せ
ず）にプラスドライバー又はマイナスドライバーを突っ
込んで回転操作することにより、筒状体２０に対してボ
ルト２１を上下方向に移動させて、押入れの上下高さを
調節することができるようにしている。尚、図に示す２
３は、筒状体２０が平板材４Ｃ又は４Ｄから下方に抜け
落ちることがないようにするための抜け止め部材であ
る。又、前記床板７の後端上面に前記背板１８の下端が
嵌合する嵌合凹部２８が形成されている。
に、前記示した板体１Ａ，４Ａとは厚みの厚い矩形状の
板体７Ａと、４辺のうちの左右両側に位置する２辺の下
面に固定された角材７Ｂ，７Ｃと、前後に位置する残り
の２辺の下面に固定された平板材７Ｄ，７Ｅとから構成
している。そして、前記平板材７Ｄ，４Ｅに左右一対ず
つの貫通孔７ｄ，７ｄ及び７ｅ，７ｅ（図では左右一方
のみを図示）を形成し、この貫通孔７ｄ，７ｅにそれぞ
れ内面に螺子２０Ａが形成された筒状体２０を回転不能
に嵌合させるとともに、この筒状体２０に螺合するボル
ト２１の移動を許容する貫通孔７ａを前記板体７Ａに形
成している。従って、前記貫通孔７ａを塞ぐためのキャ
ップ２２を取り外した後、ボルト２１の先端（図では上
端）面に形成のプラス又はマイナス型の溝部（図示せ
ず）にプラスドライバー又はマイナスドライバーを突っ
込んで回転操作することにより、筒状体２０に対してボ
ルト２１を上下方向に移動させて、押入れの上下高さを
調節することができるようにしている。尚、図に示す２
３は、筒状体２０が平板材４Ｃ又は４Ｄから下方に抜け
落ちることがないようにするための抜け止め部材であ
る。又、前記床板７の後端上面に前記背板１８の下端が
嵌合する嵌合凹部２８が形成されている。
【００１１】前記中段棚板１０又は１３は、図３及び図
４に示すように、上下一対の板体１０Ａ，１０Ｂ又は１
３Ａ，１３Ｂと、これら板体１０Ａ，１０Ｂ又は１３
Ａ，１３Ｂ同士間の外周縁に接着剤や釘あるいはビス等
により固定された４本の角材１０Ｃ，１０Ｄ，１０Ｅ，
１０Ｆ又は１３Ｃ，１３Ｄ，１３Ｅ，１３Ｆとから構成
し、これら中段棚板１０又は１３は、前記側壁板４に前
述のように連結ピン１９により連結している。又、中段
棚板１０又は１３の後端上面及び下面それぞれに、前記
背板１６の下端及び背板１７の上端又は背板１７の下端
及び背板１８の上端が嵌合する嵌合凹部２４，２５又は
２６，２７を形成している。
４に示すように、上下一対の板体１０Ａ，１０Ｂ又は１
３Ａ，１３Ｂと、これら板体１０Ａ，１０Ｂ又は１３
Ａ，１３Ｂ同士間の外周縁に接着剤や釘あるいはビス等
により固定された４本の角材１０Ｃ，１０Ｄ，１０Ｅ，
１０Ｆ又は１３Ｃ，１３Ｄ，１３Ｅ，１３Ｆとから構成
し、これら中段棚板１０又は１３は、前記側壁板４に前
述のように連結ピン１９により連結している。又、中段
棚板１０又は１３の後端上面及び下面それぞれに、前記
背板１６の下端及び背板１７の上端又は背板１７の下端
及び背板１８の上端が嵌合する嵌合凹部２４，２５又は
２６，２７を形成している。
【００１２】前記背板１６又は１７又は１８は、図２及
び図４に示すように、矩形状の板体１６Ａ又は１７Ａ又
は１８Ａと、この板体１６Ａ又は１７Ａ又は１８Ａの背
面の４つの辺に沿って接着剤や釘あるいはビス等により
固定された４本の角材１６Ｂ、１６Ｃ，１６Ｄ，１６Ｅ
又は１７Ｂ，１７Ｃ，１７Ｄ，１７Ｅ又は１８Ｂ，１８
Ｃ，１８Ｄ，１８Ｅとから構成し、これら背板１６、１
７、１８を前記嵌合凹部１Ｆ、２４、２５、２６、２
７、２８にそれぞれ嵌合して容易に固定できるようにし
ている。前記嵌合凹部２４，２６，２８を後方開放型に
形成することによって、背板１６，１７，１８以外を組
み立てた後、背板１６，１７，１８を嵌合することがで
きるようにしている。つまり、背板１６，１７，１８の
上端を上部側の嵌合凹部１Ｆ，２５，２７に嵌合させた
後、背板１６，１７，１８をそれぞれの上端の横軸芯周
りで揺動操作することにより背板１６，１７，１８の下
端を嵌合凹部２４，２６，２８に嵌合させることができ
るのである。前記一方の嵌合凹部２４，２６，２８を他
方の嵌合凹部１Ｆ，２５，２７と同一形状にして実施し
てもよい。尚、接着剤を嵌合凹部２４、２６、２８に充
填することにより背板１６、１７、１８を嵌合凹部２
４、２６、２８に強固に固定するようにしてもよい。
び図４に示すように、矩形状の板体１６Ａ又は１７Ａ又
は１８Ａと、この板体１６Ａ又は１７Ａ又は１８Ａの背
面の４つの辺に沿って接着剤や釘あるいはビス等により
固定された４本の角材１６Ｂ、１６Ｃ，１６Ｄ，１６Ｅ
又は１７Ｂ，１７Ｃ，１７Ｄ，１７Ｅ又は１８Ｂ，１８
Ｃ，１８Ｄ，１８Ｅとから構成し、これら背板１６、１
７、１８を前記嵌合凹部１Ｆ、２４、２５、２６、２
７、２８にそれぞれ嵌合して容易に固定できるようにし
ている。前記嵌合凹部２４，２６，２８を後方開放型に
形成することによって、背板１６，１７，１８以外を組
み立てた後、背板１６，１７，１８を嵌合することがで
きるようにしている。つまり、背板１６，１７，１８の
上端を上部側の嵌合凹部１Ｆ，２５，２７に嵌合させた
後、背板１６，１７，１８をそれぞれの上端の横軸芯周
りで揺動操作することにより背板１６，１７，１８の下
端を嵌合凹部２４，２６，２８に嵌合させることができ
るのである。前記一方の嵌合凹部２４，２６，２８を他
方の嵌合凹部１Ｆ，２５，２７と同一形状にして実施し
てもよい。尚、接着剤を嵌合凹部２４、２６、２８に充
填することにより背板１６、１７、１８を嵌合凹部２
４、２６、２８に強固に固定するようにしてもよい。
【００１３】前記押入れの組み立てについて説明すれ
ば、設置スペースの寸法に合わせて切断加工した前記天
井パネル３と、側壁パネル６，６と、床パネル９と、上
側中段パネル１２と、中段パネル１５と、３枚の背板１
６，１７，１８とを用意する。そして、これらパネル
３、６，６、９、１２、１５のうちの側壁パネル６，６
に天井パネル３、床パネル９、上側中段パネル１２、中
段パネル１５を連結ピン１９を介して連結すると同時
に、上部に位置する上部背板１６を天井パネル３と上側
中段パネル１２との間に嵌合し、又、中間に位置する中
部背板１７を上側中段パネル１２と中段パネル１５との
間に嵌合し、更には、下部に位置する下部背板１８を中
段パネル１５と床パネル９との間に嵌合して、押入れの
組み立て作業を終了するのである。
ば、設置スペースの寸法に合わせて切断加工した前記天
井パネル３と、側壁パネル６，６と、床パネル９と、上
側中段パネル１２と、中段パネル１５と、３枚の背板１
６，１７，１８とを用意する。そして、これらパネル
３、６，６、９、１２、１５のうちの側壁パネル６，６
に天井パネル３、床パネル９、上側中段パネル１２、中
段パネル１５を連結ピン１９を介して連結すると同時
に、上部に位置する上部背板１６を天井パネル３と上側
中段パネル１２との間に嵌合し、又、中間に位置する中
部背板１７を上側中段パネル１２と中段パネル１５との
間に嵌合し、更には、下部に位置する下部背板１８を中
段パネル１５と床パネル９との間に嵌合して、押入れの
組み立て作業を終了するのである。
【００１４】前記のように組み立てられた押入れは、設
置箇所に配置して、前述のように上下の高さ位置を調節
した後、柱等の固定部材（図示せず）に釘やビス等を用
いて固定して、押入れの施工を完了するのである。
置箇所に配置して、前述のように上下の高さ位置を調節
した後、柱等の固定部材（図示せず）に釘やビス等を用
いて固定して、押入れの施工を完了するのである。
【００１５】前記側壁パネル６，６に、天井パネル３、
床パネル９、上側中段パネル１２、中段パネル１５を別
体形成された連結ピン１９を介して連結したが、側壁パ
ネル６，６及びパネル３、９、１２、１５のうちの一方
に突出部（ダボ）を突出形成し、このダボに嵌合するダ
ボ孔を他方に形成して実施してもよいし、この突出部を
パネル３、９、１２、１５の一辺に渡る長さに形成する
とともに、この突出部が嵌合する長溝を側壁パネル６，
６に形成して実施してもよく、これらの連結手段は、こ
れらに限定されるものではない。又、前記背板を３枚の
ものから構成したが、一枚のものから構成してもよい
し、又、２枚のものから構成してもよい。又、前記上側
中段パネル１２を省略して実施してもよい。
床パネル９、上側中段パネル１２、中段パネル１５を別
体形成された連結ピン１９を介して連結したが、側壁パ
ネル６，６及びパネル３、９、１２、１５のうちの一方
に突出部（ダボ）を突出形成し、このダボに嵌合するダ
ボ孔を他方に形成して実施してもよいし、この突出部を
パネル３、９、１２、１５の一辺に渡る長さに形成する
とともに、この突出部が嵌合する長溝を側壁パネル６，
６に形成して実施してもよく、これらの連結手段は、こ
れらに限定されるものではない。又、前記背板を３枚の
ものから構成したが、一枚のものから構成してもよい
し、又、２枚のものから構成してもよい。又、前記上側
中段パネル１２を省略して実施してもよい。
【００１６】
【発明の効果】請求項１によれば、収納家具に必要とな
る各板部材とこれらに対応する造作部材を所望の寸法に
切断する作業を不要にすることができるだけでなく、各
板部材とこれらに対応する造作部材とを連結する作業を
も不要にすることができるから、例え未熟練者であって
も、収納家具を容易迅速に取り付けることができるとと
もに、従来のように天井板、左右の側壁板、床板、中段
棚板とこれに対応する造作部材との取合部分に隙間や段
差（目違い）、あるいは歪みが発生することがなく、高
精度に仕上げることができ、人件費の削減及び施工期間
の短縮を一挙に図ることができる収納家具ユニットを提
供することができる。しかも、一体化された天井パネ
ル、側壁パネル、床パネル、中段パネル、背板を広い場
所で組み立てて、収納家具とすることができるから、従
来のように狭い施工空間の中で組み立てる場合に比べ
て、施工時間をより一層短縮することができるのであ
る。
る各板部材とこれらに対応する造作部材を所望の寸法に
切断する作業を不要にすることができるだけでなく、各
板部材とこれらに対応する造作部材とを連結する作業を
も不要にすることができるから、例え未熟練者であって
も、収納家具を容易迅速に取り付けることができるとと
もに、従来のように天井板、左右の側壁板、床板、中段
棚板とこれに対応する造作部材との取合部分に隙間や段
差（目違い）、あるいは歪みが発生することがなく、高
精度に仕上げることができ、人件費の削減及び施工期間
の短縮を一挙に図ることができる収納家具ユニットを提
供することができる。しかも、一体化された天井パネ
ル、側壁パネル、床パネル、中段パネル、背板を広い場
所で組み立てて、収納家具とすることができるから、従
来のように狭い施工空間の中で組み立てる場合に比べ
て、施工時間をより一層短縮することができるのであ
る。
【００１７】請求項２によれば、３枚の背板それぞれと
これらに上下方向で対応する前記パネルとの間に嵌合可
能な凸部及び凹部を形成しているから、凸部及び凹部を
嵌合するだけで、背板とパネルとの固定を完了すること
ができ、収納家具の組み立てを一層迅速に行うことがで
きる。
これらに上下方向で対応する前記パネルとの間に嵌合可
能な凸部及び凹部を形成しているから、凸部及び凹部を
嵌合するだけで、背板とパネルとの固定を完了すること
ができ、収納家具の組み立てを一層迅速に行うことがで
きる。
【図１】押入れの斜視図。
【図２】押入れの一部切欠き横断平面図。
【図３】押入れの要部を示す縦断正面図。
【図４】押入れの一部切欠き縦断側面図。
【図５】押入れの分解斜視図。
１ 天井板 1A 板体 1B,1C,1D,1E 角材 1F 嵌合凹部 1K 嵌合凹部 ２ 鴨居 ３ 天井パネル ４ 側壁板 4A 板体 4B,4C,4D,4E 角材 ５ 半柱 ６ 側壁パネル 6K 嵌合凹部 6H 貫通孔 ７ 床板 7A 板体 7B,7C 角材 7D,7E 平板材 7d,7e 貫通孔 7a 貫通孔 ８ 敷居 ９ 床パネル 9A 嵌合凹部 10 中段棚板 10A,10B 板体 10C,10D,10E,10F
角材 11 中鴨居 12 上側中段パネ
ル 12A 嵌合凹部 13 中段棚板 13A,13B 板体 13C,13D,13E,13F
角材 14 前框 15 中段パネル 15A 嵌合凹部 16,17,18 背板 16A,17A,18A 板体 16B 〜16E 角材 17B 〜17E 角材 18B 〜18E 角材 19 連結ピン 20 筒状体 20A 螺子 21 ボルト 22 キャップ 23 抜け止め部材 24,25,26,27,28 嵌合凹部
角材 11 中鴨居 12 上側中段パネ
ル 12A 嵌合凹部 13 中段棚板 13A,13B 板体 13C,13D,13E,13F
角材 14 前框 15 中段パネル 15A 嵌合凹部 16,17,18 背板 16A,17A,18A 板体 16B 〜16E 角材 17B 〜17E 角材 18B 〜18E 角材 19 連結ピン 20 筒状体 20A 螺子 21 ボルト 22 キャップ 23 抜け止め部材 24,25,26,27,28 嵌合凹部
Claims (2)
- 【請求項１】 天井板と鴨居とを一体化した天井パネル
と、側壁板と半柱とを一体化した側壁パネルと、床板と
敷居とを一体化した床パネルと、中段棚板と前框とを一
体化した中段パネルと、単又は複数の背板とを備え、そ
れら天井パネル、側壁パネル、床パネル、中段パネル、
背板を設置箇所の寸法に合わせた寸法に予め設定し、そ
れら所望の寸法に設定された天井パネル、側壁パネル、
床パネル、中段パネル、背板を組み立てることを特徴と
する収納家具ユニット。 - 【請求項２】 前記背板を天井パネルの後端下面と前記
上側中段パネルの後端上面との間に位置する上部背板
と、前記上側中段パネルの後端下面と前記中段パネルの
後端上面との間に位置する中部背板と、前記中段パネル
の後端下面と前記床パネルの後端上面との間に位置する
下部背板とからなり、これら３枚の背板それぞれとこれ
らに上下方向で対応する前記パネルとの間に嵌合可能な
凸部及び凹部を形成してなる請求項１及び２記載の収納
家具ユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10179498A JP2000004956A (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 収納家具ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10179498A JP2000004956A (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 収納家具ユニット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000004956A true JP2000004956A (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=16066880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10179498A Pending JP2000004956A (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 収納家具ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000004956A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003135175A (ja) * | 2001-11-02 | 2003-05-13 | Kurayoshi Kogei:Kk | クローゼット等の収納用ユニットとその施工方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01162534U (ja) * | 1988-04-28 | 1989-11-13 | ||
| JPH0424345A (ja) * | 1990-05-21 | 1992-01-28 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 耐火パネル |
-
1998
- 1998-06-26 JP JP10179498A patent/JP2000004956A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01162534U (ja) * | 1988-04-28 | 1989-11-13 | ||
| JPH0424345A (ja) * | 1990-05-21 | 1992-01-28 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 耐火パネル |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003135175A (ja) * | 2001-11-02 | 2003-05-13 | Kurayoshi Kogei:Kk | クローゼット等の収納用ユニットとその施工方法 |
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