JP2002178291A - シート体切断方法および装置 - Google Patents

シート体切断方法および装置

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JP2002178291A JP2000379816A JP2000379816A JP2002178291A JP 2002178291 A JP2002178291 A JP 2002178291A JP 2000379816 A JP2000379816 A JP 2000379816A JP 2000379816 A JP2000379816 A JP 2000379816A JP 2002178291 A JP2002178291 A JP 2002178291A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】方形状のシート体の各コーナ部を高精度に切断
し、高品質なシート体を生産することのできるシート体
切断方法および装置を提供する。 【解決手段】第1切断部14A、第2切断部14Bにお
いて、載置台134a〜134c、160a〜160c
に冊Fを載置した後、規制ガイド156、182および
204、206によって冊Fの直交する2つの側面を揃
えた状態とし、下刃144、170および上刃146、
172によって冊Fの第1コーナ部および第2コーナ部
を切断する。同様にして、第3切断部および第4切断部
において、冊Fの第3コーナ部および第4コーナ部を切
断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚の方形状の
シート体が積層されてなる冊のコーナ部を切断するシー
ト体切断方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、X線フイルム等は、ロール状に
巻装された感光材料を所定長毎に切断してシート体とし
た後、そのシート体を複数枚積層して保護カバーを装着
し、次いで、包装材である遮光袋に密封し包装体として
出荷される。出荷された包装体は、例えば、吸着盤等に
よってシート体が一枚一枚枚葉されて画像記録装置に供
給された後、レーザビーム等により画像が記録される。
【0003】ところで、前記のようにして製造される包
装体を構成するシート体は、取り扱い上の要請、並び
に、使用中における損傷等を回避するため、各コーナ部
を円弧状とするコーナカットが行われる。
【0004】そこで、例えば、特開平1−210298
号公報に開示されている装置では、複数枚の方形状のシ
ート体を積層し、揃え部において側面を揃えた後、積層
状態のシート体(以下、必要に応じて「冊」という。)
を第1切断部に搬送して2つのコーナ部を切断し、次い
で、前記冊を第2切断部に搬送して残りの2つのコーナ
部を切断するように構成している。
【0005】この場合、冊は、複数枚のシート体のコー
ナ部が各切断部において同時に効率的に切断される。し
かしながら、冊が揃え部から第1切断部、あるいは、第
1切断部から第2切断部に搬送される間に各シート体が
ずれてしまうと、以下のような問題の生じることが懸念
される。
【0006】例えば、シート体がずれた状態で第1切断
部または第2切断部に載置され切断処理が行われると、
切断されたコーナ部の形状、あるいは、コーナ部の位置
が各シート体毎にばらついてしまうおそれがある。ま
た、上記の従来技術では、2つのコーナ部を同時に切断
しているため、シート体がずれていると、両方のコーナ
部の形状もばらついてしまうおそれがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の課題
を解決するためになされたものであって、方形状のシー
ト体の各コーナ部を高精度に切断し、高品質なシート体
を生産することのできるシート体切断方法および装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明は、複数枚の方形状のシート体が積層され
てなる冊のコーナ部を切断するシート体切断方法におい
て、前記冊の略直交する2つの側面に対応して配置され
る2つの規制ガイドに対し、前記2つの側面をそれぞれ
当接させて位置決めする第1ステップと、前記各規制ガ
イドによって規制した状態において、前記2つの側面間
のコーナ部に対向する他のコーナ部を切断する第2ステ
ップと、からなり、前記第1ステップおよび前記第2ス
テップを前記各コーナ部に対して繰り返すことを特徴と
する。
【0009】また、本発明は、複数枚の方形状のシート
体が積層されてなる冊のコーナ部を切断するシート体切
断装置において、前記冊の4つのコーナ部をそれぞれ切
断する第1切断部〜第4切断部と、前記冊を前記第1切
断部〜前記第4切断部間で搬送する搬送機構と、を備
え、前記第1切断部〜前記第4切断部は、それぞれ、前
記冊の略直交する2つの側面に対応して配置される2つ
の規制ガイドと、前記2つの側面間のコーナ部に対向す
る他のコーナ部を切断する切断機構と、を備えることを
特徴とする。
【0010】冊は、第1切断部〜第4切断部にそれぞれ
配設された2つの規制ガイドにより略直交する2つの側
面が位置決めされ、その状態で、切断機構により前記2
つの側面間のコーナ部に対向する他のコーナ部が切断さ
れる。この場合、積層されたシート体間のずれがなく、
高精度に切断されたコーナ部を得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のシート体切断方
法および装置が適用される実施形態であるシート体製造
装置10の全体構成を示す。
【0012】シート体製造装置10は、矢印Xで示す搬
送方向に、供給部12、第1切断部14A、第2切断部
14B、第3切断部14C、第4切断部14D、第1移
載部20、反転部22、旋回部24、第2移載部26お
よび排出部28の各工程が配列されて構成される。
【0013】供給部12には、ロール状に巻装された感
光材料を所定長毎に切断して得られるフイルム(シート
体)が積層される。供給部12は、搬送方向前端部に規
制ガイド30a、30bが配設され、積層された複数枚
のフイルムからなる冊Fの載置面が製造方向に凹状に湾
曲する2つの載置台32a、32bを有する。一方の載
置台32bの側部には、冊Fの搬送方向と直交する方向
の位置を規制する規制ガイド34が変位可能に設けられ
る。載置台32a、32b間には、間隙36が形成され
ており、この間隙36には、搬送機構を構成するバケッ
ト40aが進退自在に配置される。
【0014】第1切断部14A〜第4切断部14Dは、
それぞれ、方形状の冊Fの第1コーナ部、第2コーナ
部、第3コーナ部および第4コーナ部を円弧状に切断す
るもので、これらの第1切断部14A〜第4切断部14
D間では、搬送機構を構成するバケット40b〜40e
によって冊Fが搬送される。
【0015】第1移載部20は、第1コーナ部〜第4コ
ーナ部の切断された冊Fを反転部22に移載する2つの
移載台66a、66bを有する。移載台66a、66b
は、櫛歯状に形成されている。移載台66a、66b間
には、バケット40eが進退自在な間隙68が配置され
る。
【0016】反転部22は、第1移載部20の移載台6
6a、66bによって移載された冊Fを上下2つの挟持
板70a、70bによって挟持し、上下を反転する作業
を行う。挟持板70a、70bは、移載台66a、66
bの櫛歯間を介して冊Fを挟持できるよう、櫛歯状に形
成されている。
【0017】旋回部24は、第2移載部26によって反
転部22から移載された冊Fを上下2つの挟持板72
a、72bによって挟持し、冊Fを面内で旋回させて向
きを変換する作業を行う。挟持板72a、72bは、十
字状に形成されている。
【0018】第2移載部26は、冊Fを反転部22から
排出部28まで移載する2つの移載台74a、74bを
有する。移載台74a、74bは、反転部22における
挟持板70a、70bおよび旋回部24における挟持板
72a、72bを介して冊Fを挟持できるよう、櫛歯状
に形成されている。移載台74a、74b間には、バケ
ット40fが進退自在な間隙76が配置される。
【0019】排出部28は、冊Fを支持する2つの載置
台78a、78bを有する。載置台78a、78b間に
は、バケット40fが進退自在な間隙80が配置され
る。
【0020】図2は、冊Fを各工程間で搬送するための
冊搬送機構38(搬送機構)の構成を示す。
【0021】冊搬送機構38は、各バケット40a〜4
0fに対して設けられるものであり、水平状態に配設さ
れる駆動テーブル86を有し、この駆動テーブル86に
対して、バケット40a〜40fを昇降させる昇降シリ
ンダ88が固定される。また、昇降シリンダ88の両側
部には、スリーブ90a、90bを介してガイドバー9
2a、92bが貫通する。昇降シリンダ88のシリンダ
ロッド94およびガイドバー92a、92bの上端部
は、バケット40a〜40fの下面部に固定される。
【0022】バケット40a〜40fは、上面部に冊F
を支持する凹状の湾曲面96を有する。この湾曲面96
は、冊Fを湾曲させて剛性を付与し、バケット40a〜
40fにより冊Fを確実に搬送可能とするものである。
湾曲面96は、冊Fの搬送方向と直交する水平方向の幅
が冊Fの幅よりも狭く設定される(図1参照)。
【0023】駆動テーブル86の上面部には、スライド
ブロック98a、98bが固定される。このスライドブ
ロック98a、98bは、水平状態に設定されたガイド
レール100に沿って移動自在に構成される。駆動テー
ブル86は、図示しない駆動源により、矢印Xで示す冊
Fの搬入方向および搬出方向に移動可能に構成される。
バケット40a〜40eに設けられる駆動テーブル86
は、連通して構成されており、これにより同期した動作
が行われる。なお、バケット40fに設けられる駆動テ
ーブル86は、バケット40a〜40eに設けられた駆
動テーブル86と独立に構成される。
【0024】ガイドバー92b側の側部には、ブラケッ
ト102を介して支持部材104が配設される。この支
持部材104は、ブラケット102の下端部に固定され
た昇降シリンダ106により上下位置が調整可能であ
る。支持部材104の下端部には、ブラケット108を
介してクランプシリンダ110が軸支される。クランプ
シリンダ110のシリンダロッド112には、クランプ
部材114の一端部が軸支される。クランプ部材114
は、中間部が支持部材104の上端部に軸支されてお
り、他端部がバケット40a〜40fに載置された冊F
の上面を保持する機能を備える。クランプ部材114の
他端部には、冊Fに対して傷を付けないよう、弾性部材
115が装着される。
【0025】なお、各冊搬送機構38の上部には、上下
動作可能な冊押さえバー116が配設される。この冊押
さえバー116は、バケット40a〜40fによって冊
Fを搬送する際、その上面部を押さえることで冊Fをバ
ケット40a〜40fの湾曲面96になじませる作用を
なす。
【0026】図3および図4は、第1切断部14Aおよ
び第2切断部14Bの平面構成図および側面構成図を示
す。なお、第3切断部14Cは第2切断部14Bと同一
構成であり、第4切断部14Dは第1切断部14Aと同
一構成であるため、対応する部材に同一の参照符号を付
すものとし、構成の説明は省略する。
【0027】第1切断部14Aにおいて、支柱120a
〜120dによって支持されるプレート122上には、
駆動モータ124が固定される。駆動モータ124に
は、送りねじ126が連結されており、この送りねじ1
26には、ナット部材128を介しガイド部材129に
沿って冊Fの搬送方向に変位可能なスライドテーブル1
30が連結される。
【0028】スライドテーブル130上には、支柱13
2a、132bを介して冊Fの載置台134aが配設さ
れる。また、スライドテーブル130には、冊Fの搬送
方向と直交する水平方向に延在するガイドレール136
a、136bが配設され、これらのガイドレール136
a、136bに冊Fの載置台134bが配設される。こ
の場合、スライドテーブル130には、駆動モータ13
8が固定されており、この駆動モータ138に連結され
た送りねじ140にナット部材142を介して載置台1
34bが連結する。従って、載置台134bは、ガイド
レール136a、136bに沿って冊Fの搬送方向と直
交する水平方向に変位可能に構成される。
【0029】載置台134bには、冊Fの第1コーナ部
を円弧状に切断するための下刃144および上刃146
が配設される。下刃144は、載置台134bに固定さ
れ、その両側部には、冊Fを受け止めるための固定ガイ
ド145a、145bが配設される。上刃146は、載
置台134bに立設されるガイドレール148a、14
8bに沿って図示しない駆動源により上下動作可能な上
刃ホルダ150に固定される。
【0030】また、プレート122上には、スライドテ
ーブル130の長孔131を介して支柱152が立設さ
れており、この支柱152の上端部には、シリンダ15
4によって変位可能な規制ガイド156が配設される。
規制ガイド156は、載置台134aの側部に配設さ
れ、冊Fの搬送方向下流側の位置を規制する。
【0031】次に、第2切断部14Bにおいて、プレー
ト122上には、支柱158a、158bを介して冊F
の載置台160aが配設される。また、プレート122
には、冊Fの搬送方向と直交する水平方向に延在するガ
イドレール162a、162bが配設され、これらのガ
イドレール162a、162bに冊Fの載置台160b
が配設される。プレート122には、さらに駆動モータ
164が固定されており、この駆動モータ164に連結
された送りねじ166にナット部材168を介して載置
台160bが連結する。従って、載置台160bは、ガ
イドレール162a、162bに沿って冊Fの搬送方向
と直交する水平方向に変位可能に構成される。
【0032】載置台160bには、冊Fの第2コーナ部
を円弧状に切断するために下刃170および上刃172
が配設される。下刃170は、載置台160bに固定さ
れ、その両側部には、冊Fを受け止めるための固定ガイ
ド171a、171bが配設される。上刃172は、載
置台160bに立設されるガイドレール174a、17
4bに沿って図示しない駆動源により上下動作可能な上
刃ホルダ176に固定される。
【0033】また、プレート122上に配設されるスラ
イドテーブル130の第2切断部14B側の端部には、
支柱178が立設されており、この支柱178の上端部
には、シリンダ180によって変位可能な規制ガイド1
82が配設される。規制ガイド182は、載置台160
aの側部に配設され、冊Fの搬送方向上流側の位置を規
制する。
【0034】一方、プレート122上には、第1切断部
14Aを構成する載置台134a、134bに対向する
ように、間隙184を介して冊Fの載置台134cが配
置される。第1切断部14Aにおいて、冊Fは、これら
の載置台134a〜134cによって支持される。同様
に、プレート122上には、第2切断部14Bを構成す
る載置台160a、160bに対向するように、間隙1
86を介して冊Fの載置台160cが配置される。第2
切断部14Bにおいて、冊Fは、これらの載置台160
a〜160cによって支持される。
【0035】載置台134cおよび載置台160cの側
部のプレート122上には、冊Fの搬送方向と直交する
方向に延在するガイドレール188、189を介してス
ライド部材190、191が配設される。スライド部材
190および191は、ビーム192によって連結され
る。一方、ガイドレール188、189間のプレート1
22上には、駆動モータ194が配設されており、この
駆動モータ194に連結される送りねじ196には、ビ
ーム192の中央部に固定されたナット部材198が螺
合する。従って、スライド部材190、191は、駆動
モータ194によって載置台134cおよび160c側
に変位可能となる。
【0036】スライド部材190、191の各上端部に
は、シリンダ200、202によって変位可能な規制ガ
イド204、206が配設される。規制ガイド204
は、第1切断部14Aの載置台134cの側部に配設さ
れ、規制ガイド156と直交する方向に対する冊Fの側
部の位置を規制する。同様に、規制ガイド206は、第
2切断部14Bの載置台160cの側部に配設され、規
制ガイド182と直交する方向に対する冊Fの側部の位
置を規制する。
【0037】本実施形態のシート体製造装置10は、基
本的には以上のように構成されるものであり、次に、そ
の動作について説明する。
【0038】シート体からなるフイルムは、先ず、供給
部12を構成する載置台32a、32b上に複数枚積層
され、湾曲した状態の冊Fが形成される。この場合、矢
印Xで示す搬送方向の前端部が規制ガイド30a、30
bによって規制されるとともに、側部が規制ガイド34
により規制される。
【0039】次に、供給部12に冊Fが載置された後、
下方向から冊搬送機構38を構成するバケット40aが
載置台32a、32b間の間隙36に臨入し、冊Fを次
段の第1切断部14Aに搬送する。
【0040】すなわち、図2において、冊搬送機構38
は、昇降シリンダ88を駆動することによりバケット4
0aを上昇させ、載置台32a、32b間の間隙36に
臨入させる。この場合、載置台32a、32bに積層さ
れている冊Fの下面中央部がバケット40aの湾曲面9
6により支持される。次いで、クランプシリンダ110
が駆動されると、クランプ部材114が回動し、その先
端部に配設された弾性部材115が冊Fの上面部を押さ
える。
【0041】この場合、冊Fは、弾性部材115によっ
て押さえられているので、搬送中にずれない状態に保持
される。また、バケット40aの湾曲面96と弾性部材
115との間隔は、昇降シリンダ106を駆動して支持
部材104を上下動作させることにより、積層状態にあ
るフイルムの枚数に応じて任意に調整することができ
る。なお、冊Fの上面中央部に対して冊押さえバー11
6を押圧させることにより、冊Fがバケット40aの湾
曲面96から離間したときにずれるといったような不具
合を回避することができる。
【0042】前記の状態からバケット40aが冊押さえ
バー116とともにさらに上昇すると、規制ガイド30
a、30bおよび34による冊Fの規制が解除される。
次いで、図示しない駆動源が駆動されることにより、駆
動テーブル86が冊Fの搬送方向に移動し、冊Fが次段
の第1切断部14Aに供給される。この場合、バケット
40aの横幅は、冊Fの横幅よりも狭く設定されている
が、冊Fがバケット40aの湾曲面96によって湾曲状
態とされて移載されるので、移載中に冊Fの両側部側が
垂れ下がってしまうような事態が生じることはない。
【0043】冊Fを載置したバケット40aが第1切断
部14A(図3、図4参照)の上部に移動すると、冊搬
送機構38を構成する昇降シリンダ88が再び駆動さ
れ、バケット40aが下降する。この結果、冊Fは、第
1切断部14Aを構成する平板状の載置台134a〜1
34c上に載置される。
【0044】ここで、第1切断部14A〜第4切断部1
4Dにおいては、搬送される冊Fのサイズに応じて、規
制ガイド156、182、204、206、下刃14
4、170、上刃146、172の位置が予め調整され
ている。
【0045】すなわち、図4に示す駆動モータ124が
駆動されると、送りねじ126が回転し、それに螺合す
るナット部材128を介してスライドテーブル130が
搬送方向Xに変位する。スライドテーブル130が変位
すると、それに設置されている第1切断部14Aを構成
する載置台134a、134b、下刃144、上刃14
6が搬送方向Xに変位する。これにより、下刃144お
よび上刃146による第1コーナ部の切断部分を基準と
して、第1切断部14Aの冊Fの搬送方向Xに対するサ
イズ調整が行われる。
【0046】また、スライドテーブル130の変位に伴
い、その端部に支柱178を介して連結されている第2
切断部14Bを構成する規制ガイド182が搬送方向X
に変位する。これにより、下刃170および上刃172
による第2コーナ部の切断部分を基準として、第2切断
部14Bの冊Fの搬送方向Xに対するサイズ調整が行わ
れる。
【0047】次に、駆動モータ138、164が駆動さ
れると、送りねじ140、166が回転し、それに螺合
するナット部材142、168を介して載置台134
b、160bがガイドレール136a、136b、16
2a、162bに沿って変位する。これにより、第1切
断部14Aを構成する下刃144、上刃146、およ
び、第2切断部14Bを構成する下刃170、上刃17
2が搬送方向Xと直交する方向に変位し、冊Fの第1コ
ーナ部および第2コーナ部に対する下刃144、上刃1
46、および、下刃170、上刃172のサイズ調整が
行われる。
【0048】さらに、駆動モータ194が駆動される
と、送りねじ196が回転し、それに螺合するナット部
材198を介してビーム192が搬送方向Xと直交する
方向に移動する。このとき、ビーム192の両端部に固
定されたスライド部材190、191を介して規制ガイ
ド204、206がガイドレール188、189に沿っ
て変位し、冊Fの第3コーナ部および第4コーナ部側の
側面に対する規制ガイド204、206のサイズ調整が
行われる。
【0049】同様にして、第3切断部14Cおよび第4
切断部14Dにおける冊Fに対するサイズ調整が行われ
る。
【0050】そこで、バケット40aによって搬送され
た冊Fが第1切断部14Aを構成する載置台134a〜
134c上に載置された後、先ず、シリンダ154が駆
動され、規制ガイド156が搬送方向Xの上流側に所定
量変位する。これにより、冊Fが搬送方向Xの下流側の
側面を規制ガイド156によって揃えられた状態で下刃
144、上刃146側に変位する。
【0051】次いで、一方のシリンダ200が駆動さ
れ、規制ガイド204が搬送方向Xと直交する方向に所
定量変位する。これにより、冊Fが搬送方向Xと平行な
側面を規制ガイド204によって揃えられた状態で下刃
144、上刃146側に変位する。
【0052】以上のようにして冊Fが位置決めされた
後、上刃146が上刃ホルダ150を介して下降するこ
とで下刃144側に移動し、冊Fの第1コーナ部が切断
される。この場合、冊Fは、直交する2つの側面が規制
ガイド156および204によって揃えられた状態にお
いて第1コーナ部が切断されるので、搬送中の位置ずれ
の影響を受けることなく、冊Fを構成する各フイルムの
各第1コーナ部を高精度に切断することができる。
【0053】第1コーナ部が切断された冊Fは、バケッ
ト40bにより前述した場合と同様にして第2切断部1
4Bに搬送され、載置台160a〜160c上に載置さ
れる。そして、シリンダ180が駆動されることで規制
ガイド182が搬送方向Xの下流側に所定量変位する
と、冊Fが搬送方向Xの上流側の側面を前記規制ガイド
182によって揃えられた状態で下刃170、上刃17
2側に変位する。
【0054】次いで、シリンダ202が駆動され、規制
ガイド206が搬送方向Xと直交する方向に所定量変位
すると、冊Fが搬送方向と平行な側面を規制ガイド20
6によって揃えられた状態で下刃170、上刃172側
に変位する。
【0055】以上のようにして冊Fが位置決めされた
後、上刃172が上刃ホルダ176を介して下降するこ
とで下刃170側に移動し、冊Fの第2コーナ部が切断
される。この場合、冊Fは、直交する2つの側面が規制
ガイド182および206によって揃えられた状態にお
いて第2コーナ部が切断されるので、搬送中の位置ずれ
の影響を受けることなく、冊Fを構成する各フイルムの
各第2コーナ部を高精度に切断することができる。
【0056】第1コーナ部および第2コーナ部が切断さ
れた冊Fは、バケット40cおよび40dによって第3
切断部14Cおよび第4切断部14Dに順次搬送され、
残りの第3コーナ部および第4コーナ部がそれぞれ切断
される。
【0057】以上のようにして第1コーナ部〜第4コー
ナ部が切断された冊Fは、バケット40eによって第1
移載部20に搬送される。第1移載部20の移載台66
a、66b上に載置された冊Fは、移載台66a、66
bによって反転部22に搬送される。
【0058】反転部22では、挟持板70a、70bが
離間した状態で待機しており、これらの挟持板70a、
70b間に第1移載部20の冊Fを保持する移載台66
a、66bが臨入する。移載台66a、66bが所定位
置まで臨入すると、挟持板70a、70bが相互に近接
移動し、冊Fを挟持するに至る。
【0059】挟持板70a、70bが冊Fを挟持する
と、第1移載部20は、搬送方向と逆方向に戻り、次の
冊Fの移載のために待機することになる。一方、反転部
22は、前記のようにして冊Fを挟持した後、挟持板7
0a、70bを180゜回転させ、冊Fの上下を反転す
る。
【0060】冊Fの上下が反転された後、第2移載部2
6を構成する移載台74a、74bが反転部22まで移
動し、移載台74a、74b上に冊Fが載置される。次
いで、冊Fを載置した第2移載部26は、旋回部24ま
で移動する。
【0061】旋回部24では、挟持板72a、72bが
離間した状態で待機しており、これらの挟持板72a、
72b間に第2移載部26の冊Fを保持する移載台74
a、74bが臨入する。移載台74a、74bが所定位
置まで臨入すると、挟持板72a、72bが相互に近接
移動し、冊Fを挟持するに至る。
【0062】旋回部24は、前記のようにして冊Fを挟
持した後、挟持板72a、72bを90゜回転させる。
この結果、冊Fが所定方向に設定される。
【0063】冊Fが旋回された後、再び第2移載部26
を構成する移載台74a、74bに冊Fが移載される。
冊Fを受け取った第2移載部26は、図1に示す第2移
載部26の初期位置まで移動する。
【0064】次いで、第2移載部26の下部に待機して
いる冊搬送機構38を構成するバケット40fが上昇
し、間隙76に臨入することにより、冊Fを保持する。
この場合、冊Fは、前述した動作と同様に、上面中央部
が冊押さえバー116によって押さえられることでバケ
ット40fにより好適に湾曲され移載される。その後、
バケット40fは、排出部28まで移動し、載置台78
a、78bに冊Fを載置する。載置台78a、78bに
載置された冊Fは、例えば、次の袋詰め工程に渡され
る。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、積層さ
れた複数枚のシート体の2つの直交する側面を規制ガイ
ドによって揃えた状態で、前記2つの側面間のコーナ部
に対向する他のコーナ部を切断しているため、たとえ、
シート体の搬送中に位置ずれが生じたとしても、そのず
れが規制ガイドによって矯正され、理想的な状態で切断
処理を行うことができる。この結果、各シート体のコー
ナ部が高精度に切断され、高品質なシート体を生産する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート体切断方法および装置が適用さ
れるシート体製造装置の概略構成図である。
【図2】本発明のシート体切断方法および装置が適用さ
れるシート体製造装置における冊搬送機構の側面構成図
である。
【図3】本発明のシート体切断方法および装置が適用さ
れるシート体製造装置における第1切断部および第2切
断部の平面構成図である。
【図4】本発明のシート体切断方法および装置が適用さ
れるシート体製造装置における第1切断部および第2切
断部の側面構成図である。
【符号の説明】
10…シート体製造装置 12…供給部 14A…第1切断部 14B…第2切断部 14C…第3切断部 14D…第4切断部 20…第1移載部 22…反転部 24…旋回部 26…第2移載部 28…排出部 38…冊搬送機構 40a〜40f…バケット 134a〜134c、160a〜160c…載置台 144、170…下刃 146、172…上
刃 156、182、204、206…規制ガイド F…冊

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の方形状のシート体が積層されてな
    る冊のコーナ部を切断するシート体切断方法において、 前記冊の略直交する2つの側面に対応して配置される2
    つの規制ガイドに対し、前記2つの側面をそれぞれ当接
    させて位置決めする第1ステップと、 前記各規制ガイドによって規制した状態において、前記
    2つの側面間のコーナ部に対向する他のコーナ部を切断
    する第2ステップと、 からなり、前記第1ステップおよび前記第2ステップを
    前記各コーナ部に対して繰り返すことを特徴とするシー
    ト体切断方法。
  2. 【請求項2】複数枚の方形状のシート体が積層されてな
    る冊のコーナ部を切断するシート体切断装置において、 前記冊の4つのコーナ部をそれぞれ切断する第1切断部
    〜第4切断部と、 前記冊を前記第1切断部〜前記第4切断部間で搬送する
    搬送機構と、 を備え、 前記第1切断部〜前記第4切断部は、それぞれ、 前記冊の略直交する2つの側面に対応して配置される2
    つの規制ガイドと、 前記2つの側面間のコーナ部に対向する他のコーナ部を
    切断する切断機構と、 を備えることを特徴とするシート体切断装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の装置において、 前記2つの規制ガイドは、前記冊のサイズに応じ規制位
    置が独立に調整可能に構成されることを特徴とするシー
    ト体切断装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の装置において、 前記切断機構は、前記冊のサイズに応じ切断位置が調整
    可能に構成されることを特徴とするシート体切断装置。
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