JP2003071780A - 押圧力制御装置を備えた用紙断裁機及び回し切り用紙断裁機 - Google Patents

押圧力制御装置を備えた用紙断裁機及び回し切り用紙断裁機

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JP2003071780A
JP2003071780A JP2001267142A JP2001267142A JP2003071780A JP 2003071780 A JP2003071780 A JP 2003071780A JP 2001267142 A JP2001267142 A JP 2001267142A JP 2001267142 A JP2001267142 A JP 2001267142A JP 2003071780 A JP2003071780 A JP 2003071780A
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Hitoshi Uchida
仁 内田
Chuji Yamaguchi
忠二 山口
Hiroto Nakanishi
洋人 中西
Tatsuo Uchida
達男 内田
Masato Nogawa
正人 野川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙束の材質や厚み、断裁幅に応じて押え板
で押さえる押圧力を調整する作業を低減した回し切り用
紙断裁機を提供すること。 【解決手段】 回転テーブル15上に天部、地部及び小
口部の三方を断裁する用紙束11を位置決め載置し、回
転テーブル15を90度毎回転し、各部を断裁ユニット
17の押え板17eと断裁刃の下方に順次位置させ、各
部を押圧する押え板17eの押圧力を制御装置21で求
めた出力で制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押圧力制御装置を
備えた用紙断裁機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば本身(本の中身)の背面にホット
メルト糊を塗布して表紙を貼り付けた冊子を次々と作製
して排出する製本機はよく知られている。このような製
本機で製本された冊子は、その冊子の天地及び小口の三
方を断裁して体裁を整えることが行われる場合がある。
図9はこの場合の一例を示すもので、製本機1により表
紙付けされ、次々に排出された冊子は、製本機1の製本
処理速度に合わせた速度で移動するコンベア2によって
搬送される。
【0003】コンベア2によって搬送された1冊毎の冊
子は冊子積み重ね機構3で必要数積み重ね、その積み重
ねた冊子は低速で移動するコンベア4に送られ、本身の
背面に塗着されたホットメルト糊を冷却固化して、三方
断裁機5に搬送される。三方断裁機5は、一般には、冊
子の天部を断裁する断裁ユニット5a、冊子の地部を断
裁する断裁ユニット5bおよび冊子の小口部を断裁する
断裁ユニット5cが略コ字状に配置されている。断裁ユ
ニット5a、5b、5cはそれぞれ油圧シリンダなどに
よって駆動する移動自在の断裁刃および押え板を有し、
断裁時には押え板で冊子の端部を押さえて断裁刃を駆動
して断裁する。
【0004】コンベア4で搬送された冊子は略コ字状に
配置され断裁ユニットのコ字状の内部に送られ、断裁ユ
ニット5aおよび断裁ユニット5bの断裁刃および押え
板を駆動して冊子の天部および地部の端縁を切り揃え、
つぎに断裁ユニット5cに送り(機械的干渉を避けるた
めに多少離れている。)、断裁ユニット5cの断裁刃お
よび押え板を駆動して冊子の小口部の端縁を切り揃え
る。小口部の端縁を切り揃えたあと、冊子は断裁機5か
ら排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように略コ字状に
配置した3個の断裁ユニットによる断裁では、これら多
くの動作機構を設置するためのスペースや冊子(以下、
用紙束という。)の天地と小口の2段階の断裁を行なう
ための冊子の直線移動スペースを必要とし、断裁機を小
型化することが困難であり、また、狭いスペースに3枚
の断裁刃が配置されているために断裁作業時の危険性が
高く、そのために多くの安全装置を必要とし、さらには
断裁刃の交換作業に伴う断裁刃の高さ調整がきわめて行
ないにくいという問題がある。
【0006】この問題を解消するために、図3〜図8
(詳細は後述)に示すように用紙断裁機を回転テーブル
15に断裁する用紙束11を載せ、この回転テーブル1
5を90度毎回転し、用紙束11の天部、地部および小
口部を断裁刃17bおよび押え板17eの下方に順次位
置させて各部を断裁する回し切りに構成するとともに、
この回し切り用紙断裁機の用紙束11の搬入部に背糊を
固化するための用紙束11の搬送を遅延させる縦型の用
紙搬送遅延装置を配置した用紙断裁装置が開発された。
【0007】ところで、用紙束の端部を押え板で押さえ
て断裁するとき、その断裁を精度良く仕上げるために
は、押え板で押さえる押圧力を用紙束の材質や厚み、断
裁幅に応じて調整する必要があるが、特に前記のように
回し切りにした場合には、回転テーブルを90度回転す
る毎に断裁幅が異なるため、その都度押え板で押さえる
押圧力を調整する作業を必要とし、その作業がきわめて
面倒であるという問題がある。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みなされた
もので、用紙束の材質や厚み、断裁幅に応じて押え板で
押さえる押圧力を調整する作業を低減した用紙断裁機を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明
は、断裁刃および押え板を有し所定の位置に位置決めし
た断裁ユニットと、前記断裁ユニットの押え板の押圧力
を断裁する用紙束の長さ寸法に応じて出力する制御装置
とを備え、前記断裁ユニットの断裁刃および押え板の下
方に位置した用紙束の端部を前記制御装置の出力押圧力
で押圧して前記断裁刃により断裁してなることを特徴と
する。
【0010】請求項2に係る本発明は、前記制御装置は
予め断裁する用紙束の単位あたりの押圧力と前記用紙束
の端縁の長さ寸方を設定し、前記断裁ユニットの断裁刃
および押え板の下方に位置する用紙束の端部の押圧力を
前記予め設定した単位あたりの押圧力と長さ寸方とによ
り求めて出力してなることを特徴とする。
【0011】請求項3に係る本発明は、回転テーブル
と、断裁刃および押え板を有し所定の位置に位置決めし
た断裁ユニットと、前記断裁ユニットの押え板の押圧力
を断裁する用紙束の長さ寸法に応じて出力する制御装置
とを備え、前記回転テーブルに位置決め載置した用紙束
を前記回転テーブルを回転して前記用紙束の三方の端部
を前記断裁ユニットの断裁刃および押え板の下方に順次
位置させ、位置した用紙束の端部を前記制御装置の出力
押圧力で押圧して前記断裁刃により断裁してなるしてな
ることを特徴とする。
【0012】請求項4に係る本発明は、前記制御装置は
予め断裁する用紙束の単位あたりの押圧力と前記用紙束
の三方の端縁それぞれの長さ寸方を設定し、前記回転テ
ーブルの回転により前記断裁ユニットの断裁刃および押
え板の下方に位置する用紙束の端部の押圧力を前記予め
設定した単位あたりの押圧力と長さ寸方とにより求めて
出力してなることを特徴とする。
【0013】本発明では、押え板の押圧力を制御する制
御装置を設け、この制御装置に断裁する用紙束の材質や
厚みに基づいた単位あたりの押圧力と断裁する用紙束の
寸法データを予め入力し、断裁する用紙束の小口部断裁
時の圧力、天地部断裁時の圧力を演算して求める。そし
て、用紙束の端部が断裁刃および押え板の下方に位置し
たとき、演算で求めたその端部に対応する圧力で用紙束
を自動的に押圧するので、断裁する用紙束の材質や厚み
および断裁幅の寸法の変化による押圧力の調整作業を軽
減することができる。特に回し切りする場合には回転テ
ーブルが回転する毎に行なう押圧力の調整作業を大幅に
軽減することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に
係る押え板の構成を示す斜視図、図2は押え板の動作説
明図、図3は断裁動作説明図、図4は回し切り用紙断裁
装置の全体構成を概略に示す斜視図、図5は同平面図、
図6は同正面図、図7および図8は用紙搬送遅延装置の
動作説明図である。
【0015】まず、図4において、11は1冊分の用紙
束(糊付け製本された冊子で、11aは糊付けされ表紙
が貼り付けられている背面、11bは天部、11c小口
部、11dは地部とする。)、12は用紙搬送遅延装
置、13は押し板(又はチャック)、14はチャック、
15は回転テーブル、16は小口位置決めガイド板、1
7は断裁ユニット、18はスタッカ、19は回転テーブ
ル上の用紙束を押さえて固定する回転自在の押え板であ
る。
【0016】この例の断裁機は、回転テーブル15と断
裁ユニット17とにより回し切りに構成されている。断
裁ユニット17(図3も参照)は断裁刃17bを取り付
けたカッタシリンダ17dに連結された保持板17cお
よび断裁時用紙束11の端縁部を押圧するプレッシャシ
リンダ17fに連結された押え板17eを摺動自在に取
り付けた支持板17aを有し、支持板17aはモータ1
7gの駆動により回転するねじ軸(送りねじ)17hと
螺合し、モータ17gの駆動により回転テーブル15へ
接近または離間する方向に移動する。断裁ユニット17
の位置は用紙束11の小口部11cの長さ寸法d1およ
び天地部11b、11dの長さ寸法d2と回転テーブル
15の回転位置により図示しないモータ17gの駆動制
御装置で設定される。
【0017】回転テーブル15上に用紙束11が位置決
め固定されると図3に示すように、回転テーブル15は
90度時計方向に回転して停止する。このとき断裁ユニ
ット17は回転テーブル15上に載置した用紙束11の
地部11d側の端部上方に押え板17eと断裁刃17b
が位置する位置に位置決めされている。そして、図1に
示すようにプレッシャシリンダ17fを駆動して押え板
17eを下降し、用紙束11の地部11d側の端部(図
1では天部11bの端部)を支持板17aに設けた受け
台17iに比例制御電磁弁20により設定された圧力で
押し付け、ほぼ同時にカッタシリンダ17dを駆動して
断裁刃17bで地部11dの端縁を切り揃える。
【0018】地部11dの端縁を断裁したあと押え板1
7eおよび断裁刃17bはもとの上部位置に待機させ、
回転テーブル15を時計方向に90度回転して停止す
る。このとき断裁ユニット17は回転テーブル15上に
載置した用紙束11の小口部11c側の端部上方に押え
板17eと断裁刃17bが位置する位置に位置決めされ
(d2<d1で回転テーブル15の回転中心からの距離
が異なる。)、地部11dの端縁の断裁と同様に押え板
17eおよび断裁刃17bを駆動して小口部11cの端
縁を切り揃える。そのあと同様に回転テーブル15を時
計方向に90度回転して停止し、天部11bの端縁を切
り揃える。そのあと回転テーブル15を回転し、ガイド
板15aをもとの待機位置に戻す。このとき回転プレス
シリンダ19aが駆動され、押え板19の押しつけを解
除する。
【0019】比例制御電磁弁20による圧力設定はプレ
ッシャシリンダ17fの制御装置21により図2に示す
ように行われる。すなわち、制御装置に断裁する用紙束
の材質や厚みに基づいた単位あたりのプレス圧力を設定
し、断裁する用紙束のサイズデータをマニュアルまたは
製本機あるいは印刷機から入力し、断裁する用紙束の小
口部断裁時の圧力、天地部断裁時の圧力を演算し、各圧
力に応じた電圧を求める。用紙束11の地部11dの端
縁を断裁するときには演算で求めた地部の押圧に対応す
る電圧で比例制御電磁弁20を制御し、その押圧力で用
紙束11の地部11dの端部を押し付ける。同様に、用
紙束11の小口部11cの端縁を断裁するときには演算
で求めた小口部11cの押圧に対応する電圧で比例制御
電磁弁20を制御し、用紙束11の天部11bの端縁を
断裁するときには演算で求めた天部11bの押圧に対応
する電圧で比例制御電磁弁20を制御し、その押圧力で
各用紙束11の端部を押し付ける。
【0020】この押圧力の制御により最適の断裁が得ら
れる。つまり、用紙束の天地部と小口部は長さ寸法が異
なるため、寸法の短い天地部の押圧力で寸法の長い小口
部を押圧力すると押圧力を不足し、揃えられた小口部が
得られず、また、寸法の長い小口部の押圧力で寸法の短
い天地部を押圧力すると押圧力が過剰となり用紙束が固
く締まり揃えられた天地部が得られないが押圧力の制御
により最適の断裁が得られるようになる。また、この制
御は自動的に行なうので高速に断裁処理することがで
き、断裁位置における逐次の押圧力の調整作業が省略さ
れ、その調整のための手間が軽減される。
【0021】天部11bの端縁の断裁を終了し、回転テ
ーブル15を回転してガイド板15aがもとの待機位置
に戻ると、モータ14aの駆動により往復移動するベル
ト14bに固着されたチャック14を回転テーブル15
に向けて移動し、回転テーブル15上の断裁済みの用紙
束11を把持してもとの位置に戻り、その用紙束11を
スタッカ18へ排出する。
【0022】この回し切り断裁機の回転テーブル15に
搬送する用紙束の搬入部には、用紙搬送遅延装置12が
配置され、背面の糊を冷却固化した用紙束11を回転テ
ーブル15へ搬送するように構成されている。用紙束搬
送遅延装置12は第1のリフトモータ12aにより、用
紙束受けを形成する用紙束支持片12bを取り付けた高
速昇降(周回移動でも良い。)する4本のチェーン12
cからなる第1の搬送機構と、その上方に設置され第2
のリフトモータ12dにより、用紙束受けを形成する用
紙束支持片12eを適宜の間隔で取り付けた周回移動す
る4本のチェーン12fからなる第2の搬送機構とによ
り構成されている。
【0023】用紙束搬送遅延装置12の動作は、図示し
ないリフトモータ12aおよび第2のリフトモータ12
dの駆動を制御する制御装置に、図8に示すように断裁
する用紙束の最大厚みを設定し、用紙束厚みマニュアル
または製本機あるいは印刷機から断裁する1冊分の用紙
束の厚み情報を入力し、この情報と最大厚みとにより積
み重ねる用紙束数を演算し、その演算結果に基づいて積
み重ね動作を開始する。
【0024】いま、演算結果が複数冊たとえば3冊であ
るとした場合、図7(a)に示すように最下部に待機し
ている第1の搬送機構の用紙束支持片12b上に1冊の
用紙束11が搬入されると、第2のリフトモータ12d
が逆方向に駆動され、第2の搬送機構の最下段に位置す
る用紙束支持片12eに積み重ねられた用紙束(図示で
は2冊)を、第1の搬送機構の用紙束支持片12b上に
搬入された1冊の用紙束11の上に落下させて積み重ね
る(図7(b))。この場合、第2の搬送機構の最下段
の上段に位置する3冊分は、下降するがそのまま第2の
搬送機構の用紙束支持片12e上に保持されている。
【0025】ついで、第1のリフトモータ12aが駆動
され、第1の搬送機構の用紙束支持片12b上に積み重
ねられた3冊分の用紙束が第1の搬送機構の最上部に運
ばれ(図7(c))、第2のリフトモータ12dが順方
向に駆動されて第2の搬送機構の用紙束支持片12e上
に受け取り、そのまま一段分上昇を続け、第1の搬送機
構はもとの位置に復帰する(図7(d))。一段分上昇
により第2の搬送機構の最下段の上段に位置した3冊分
は第2の搬送機構の最上部に位置し、その3冊分を押し
板13を移動して搬出する。
【0026】すなわち、第1の搬送機構に搬入された用
紙束11は一旦第2の搬送機構の最下段の用紙束支持片
12eに渡されて待機し、第1の搬送機構に次の用紙束
11が搬入されると、第2の搬送機構に渡されて待機し
ている用紙束11を第1の搬送機構に搬入された用紙束
11の上に重ね、この手順を演算で求めた積み重ねる用
紙束数に達するまで繰り替えし、演算で求めた積み重ね
る用紙束数に達する毎に1段毎上昇して積み重ねた用紙
束を第2の搬送機構の最上部に搬送する。
【0027】用紙束11の厚みが厚く演算結果が1冊で
あるとした場合、積み重ねる動作を行わなず、第1の搬
送機構に搬入された用紙束11が運ばれてくる毎に第2
の搬送機構の最下段に用紙束支持片12eで形成する用
紙束受けで順次受け取り、1段毎間歇に上昇して1冊の
用紙束11を第2の搬送機構の最上部に搬送する。
【0028】第2の搬送機構の用紙束受けの段数は厚み
の厚い用紙束を1冊毎搬送する場合の糊の固化時間によ
り設定される(図4、図7の図示例では3段)。つま
り、厚みが厚い用紙束は製本処理速度が厚みの薄い場合
よりも遅く、製本機から排出される用紙束の時間間隔は
長い。その時間間隔分第2の搬送機構による上昇を停止
し、次の用紙束が第1の搬送機構により運び込まれると
き1段分上昇する。この上昇の停止と移動の繰り替えし
により用紙束の搬送が遅延し、第1の搬送機構に搬入さ
れた用紙束11が第2の搬送機構の最上部に搬送する間
に糊の固化が達成される。
【0029】用紙束の厚みが薄い場合、製本機から排出
される用紙束の時間間隔は短いが、用紙束の積み重ねを
繰り返すことにより同じ段数で同じ上昇の停止と移動の
繰り替えしにより用紙束の搬送が遅延し、第1の搬送機
構に搬入された用紙束11が第2の搬送機構の最上部に
搬送する間に糊の固化が達成される。この場合、積み重
ねた下部に糊つけ経過後の時間の短い用紙束が位置し、
糊の固化不足による断裁時のずれが低減される。
【0030】なお、押え板17eの押圧力の制御は、回
し切り断裁機に限らず、断裁ユニットを略コ字状に配置
した従来の断裁機に用いることもできる。この場合にお
いても用紙束のサイズの変更に対して、押え板の押圧力
の調整作業は軽減され、その分安全性が高められる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば断
裁する用紙束の材質や厚み、断裁幅に応じた最適の押圧
力で自動的に押さえるので、仕上がり精度の高い断裁を
簡単かつ高速に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る押え板の構成を示す
斜視図である。
【図2】図1に示す押え板の制御動作説明図である。
【図3】回し切り断裁機の断裁動作説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る回し切り用紙断裁装
置の全体構成を概略に示す斜視図である。
【図5】図4に示す回し切り用紙断裁装置の平面図であ
る。
【図6】図4に示す回し切り用紙断裁装置の正面図であ
る。
【図7】図4に示す用紙搬送遅延装置の動作説明図であ
る。
【図8】図4に示す用紙搬送遅延装置の動作説明図であ
る。
【図9】従来の三方断裁機の使用態様説明図である。
【符号の説明】
11 用紙束 11a 背面 11b 天部 11c 小口部 11d 地部 12 用紙搬送遅延装置 12a、12d リフトモータ 12b 用紙束支持片 12c、12f チェーン 13 押し板 14 チャック 13a、14a モータ 13b、14b ベルト 15 回転テーブル 15a ガイド板 16 小口位置決めガイド板 17 断裁ユニット 17a 支持板 17b 断裁刃 17c 保持板 17d カッタシリンダ 17e 押え板 17f プレッシャシリンダ 17g モータ 17h ねじ軸 17i 受け台 18 スタッカ 19 押え板 20 比例制御電磁弁 21 押圧力制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 忠二 滋賀県高島郡新旭町大字旭字城ノ下1601番 地 ホリゾン・インターナショナル株式会 社内 (72)発明者 中西 洋人 滋賀県高島郡新旭町大字旭字城ノ下1601番 地 ホリゾン・インターナショナル株式会 社内 (72)発明者 内田 達男 滋賀県高島郡新旭町大字旭字城ノ下1601番 地 ホリゾン・インターナショナル株式会 社内 (72)発明者 野川 正人 滋賀県高島郡新旭町大字旭字城ノ下1601番 地 ホリゾン・インターナショナル株式会 社内 Fターム(参考) 3C021 BB05 3C027 JJ08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断裁刃および押え板を有し所定の位置に
    位置決めした断裁ユニットと、前記断裁ユニットの押え
    板の押圧力を断裁する用紙束の長さ寸法に応じて出力す
    る制御装置とを備え、前記断裁ユニットの断裁刃および
    押え板の下方に位置した用紙束の端部を前記制御装置の
    出力押圧力で押圧して前記断裁刃により断裁してなるこ
    とを特徴とする押圧力制御装置を備えた用紙断裁機。
  2. 【請求項2】 前記制御装置は予め断裁する用紙束の単
    位あたりの押圧力と前記用紙束の端縁の長さ寸方を設定
    し、前記断裁ユニットの断裁刃および押え板の下方に位
    置する用紙束の端部の押圧力を前記予め設定した単位あ
    たりの押圧力と長さ寸方とにより求めて出力してなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の押圧力制御装置を備えた
    用紙断裁機。
  3. 【請求項3】 回転テーブルと、断裁刃および押え板を
    有し所定の位置に位置決めした断裁ユニットと、前記断
    裁ユニットの押え板の押圧力を断裁する用紙束の長さ寸
    法に応じて出力する制御装置とを備え、前記回転テーブ
    ルに位置決め載置した用紙束を前記回転テーブルを回転
    して前記用紙束の三方の端縁部を前記断裁ユニットの断
    裁刃および押え板の下方に順次位置させ、位置した用紙
    束の端部を前記制御装置の出力押圧力で押圧して前記断
    裁刃により断裁してなることを特徴とする押圧力制御装
    置を備えた回し切り用紙断裁機。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は予め断裁する用紙束の単
    位あたりの押圧力と前記用紙束の三方の端縁それぞれの
    長さ寸方を設定し、前記回転テーブルの回転により前記
    断裁ユニットの断裁刃および押え板の下方に位置する用
    紙束の端部の押圧力を前記予め設定した単位あたりの押
    圧力と長さ寸方とにより求めて出力してなることを特徴
    とする請求項3記載の押圧力制御装置を備えた回し切り
    用紙断裁機。
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