JP2002177613A - 遊技媒体清浄化装置及び遊技媒体清浄化方法 - Google Patents

遊技媒体清浄化装置及び遊技媒体清浄化方法

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JP2002177613A
JP2002177613A JP2000380363A JP2000380363A JP2002177613A JP 2002177613 A JP2002177613 A JP 2002177613A JP 2000380363 A JP2000380363 A JP 2000380363A JP 2000380363 A JP2000380363 A JP 2000380363A JP 2002177613 A JP2002177613 A JP 2002177613A
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Japan
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laser
laser irradiation
pachinko
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JP2000380363A
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English (en)
Inventor
Masahiro Takeuchi
正博 竹内
Yoshio Wakana
芳生 若菜
Makoto Tayui
誠 田結
Hidekatsu Takeuchi
英勝 竹内
Seiichi Yanagawa
誠市 梁川
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Takeya Co Ltd
Original Assignee
Takeya Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 擦っただけでは落ちない遊技媒体の汚れを除
去できる。 【解決手段】 パチンコ球は、パチンコ機50からアウ
トタンク52へ戻されたあと、研磨揚送機10によって
プールタンク53へ揚送され、再び賞球又は貸球として
払い出されるという経路を辿る。この経路のうち整列樋
20にパチンコ球がさしかかると、球検出センサ33は
そのパチンコ球を検出して制御装置40に球検出信号を
出力する。すると、制御装置40はレーザ発振器31に
オン信号を出力する。すると、レーザ発振器31は短パ
ルスレーザビームをそのレーザガン30へ供給し、レー
ザガン30はパチンコ球の表面に対してレーザ照射す
る。このとき、短パルスレーザビームが照射されるた
め、レーザビームが短周期で照射・停止を繰り返すこと
になり、パチンコ球の表面には熱歪みが生じて微少共鳴
が生じ、これによりパチンコ球の表面から汚れが剥離除
去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ球やコイ
ンなどの遊技媒体がパチンコ機やスロット機などの遊技
機から遊技島内へ戻されたあと再び払い出されるまでの
間に、その遊技媒体を清浄化するための遊技媒体清浄化
装置及び遊技媒体清浄化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコホールにおいては、パチ
ンコ機から遊技島内へ戻ってきたパチンコ球は、周知の
研磨揚送機により遊技島の下部に設置されたアウトタン
クから上部に設置されたプールタンクへ清浄化されなが
ら送り込まれ、その後賞球や貸球の払い出しの要求に応
じて払い出されるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、研磨揚
送機としては、例えば、上下方向に張設された布ベルト
とこの布ベルトに対向して上送り可能に設けられた皮ベ
ルトとの間にパチンコ球を挟み込んで布ベルトに表面の
汚れを擦り付けながら揚送するものや、上下方向に立設
されたスクリュコンベアによりペレットと呼ばれる研磨
剤と共にパチンコ球を揚送するものが知られているが、
いずれもパチンコ球の表面に付着した汚れを擦り取るも
のであるため、擦っただけでは落ちない種類の汚れは付
着したまま残ってしまうという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点を解決することを課題
とするものであり、擦っただけでは落ちない遊技媒体の
汚れを除去可能な遊技媒体清浄化装置及び遊技媒体清浄
化方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するため、本発明の遊技媒体清浄化装置は、遊技
媒体をレーザ照射して表面の汚れを清浄化するレーザ照
射手段を備えたことを特徴とする。本発明によれば、レ
ーザ照射による汚れ除去のメカニズムは、従来のような
擦り取る方式による汚れ除去のメカニズムと異なるた
め、従来では除去できなかった遊技媒体の表面に付着し
た汚れを除去可能になる。
【0006】本発明の遊技媒体清浄化装置は、遊技媒体
が遊技島内へ戻されたあと再び払い出されるまでの経路
における所定の場所に設けられたレーザ照射手段と、前
記所定の場所を通過する遊技媒体をレーザ照射するよう
に前記レーザ照射手段を制御するレーザ照射制御手段と
を備えて構成されていることが好ましい。この場合、遊
技媒体(パチンコ球やコイン等)が遊技島内へ戻された
あと再び払い出されるまでの経路における所定の場所を
通過する遊技媒体をレーザ照射するが、このような経路
としては、遊技機や返却機から遊技島内へ戻されたあと
再び払い出されるという経路や、一旦遊技島の外部に取
り出されてから遊技島内へ戻されたあと再び払い出され
るという経路などがある。このような経路は、遊技媒体
を回収する回収経路、遊技媒体をホールの上部へ揚送す
る揚送経路、遊技媒体を遊技機へ補給する補給経路など
を含んで構成されることが多い。このうち、回収経路は
遊技機のアウト口や景品玉計数機のような返却機から遊
技媒体が回収される経路であり、揚送経路はホールの上
部である遊技島上部やホール天井裏などへ遊技媒体が揚
送される経路であり、補給経路は補給樋などによって各
遊技機へ捕球される経路である。
【0007】本発明の遊技媒体清浄化装置において、レ
ーザは所定のエネルギー波のものを連続的に照射しても
よいが、所定のエネルギー波のものを断続的に照射する
(例えば低出力の短パルスレーザビームを照射する)こ
とが好ましい。この場合、遊技媒体の表面に対してレー
ザビームが照射・停止を繰り返すことにより、該表面に
は断続的に熱衝撃波つまり熱歪みが生ずることになる。
その結果、微少共鳴が引き起こされ、この共鳴作用によ
り、遊技媒体の表面から汚れが剥離除去される。あるい
は、短パルスレーザビームのパルス幅や波高等を適宜選
択したり連続的にレーザビームを照射したりすることに
より、遊技媒体の表面に付着した汚れを焼却してもよ
い。
【0008】本発明の遊技媒体清浄化装置において、前
記所定の場所に遊技媒体が存在していることを検出する
球検出手段を備え、前記レーザ照射制御手段は、前記球
検出手段によって遊技媒体が検出されたならば、該遊技
媒体をレーザ照射するように前記レーザ照射手段を制御
することが好ましい。仮に遊技媒体がないのにレーザを
照射してしまうと、電力を無駄に消費し、照射目的物で
ある遊技媒体以外を照射することにより弊害が生じるお
それがあるが、ここでは所定場所に遊技媒体が存在して
いる場合だけその遊技媒体にレーザ照射するため、その
ような不具合が生じることはない。
【0009】本発明の遊技媒体清浄化装置において、前
記レーザ照射制御手段は、遊技島の下部から上部へ遊技
媒体を研磨しながら揚送する研磨揚送機の下部入口近傍
を通過する前記遊技媒体をレーザ照射するように前記レ
ーザ照射手段を制御することが好ましい。遊技媒体の表
面に付着した汚れがレーザ照射により剥離又は焼却等さ
れると、カス等の残渣が生じることがあるが、この残渣
は研磨揚送機により遊技媒体の表面から擦り取られて除
去されるため、遊技媒体の表面はきれいに清浄化され
る。
【0010】本発明の遊技媒体清浄化装置において、前
記所定の場所にて遊技媒体としてのパチンコ球を整列さ
せる整列溝を備え、前記レーザ照射制御手段は、前記整
列溝に整列したパチンコ球をレーザ照射するように前記
レーザ照射手段を制御することが好ましい。このように
整列溝に整列したパチンコ球は、切れ間がないため不要
な箇所をレーザ照射するおそれが少なく、また、積み重
なった状態に比べて一つ一つ確実にレーザ照射できるの
で効率よく清浄化できる。
【0011】本発明の遊技媒体清浄化装置において、前
記整列溝をパチンコ球が整列した状態で進行しているか
否かを検出する進行状況検出手段を備え、前記レーザ照
射制御手段は、前記進行状況検出手段により進行してい
ることが検出された整列溝に整列したパチンコ球をレー
ザ照射するように前記レーザ照射手段を制御することが
好ましい。その理由は、球検出手段によって遊技媒体が
検出されたならば、該遊技媒体をレーザ照射する場合と
同様である。即ち、仮に遊技媒体がないのにレーザを照
射してしまうと、電力を無駄に消費し、照射目的物であ
る遊技媒体以外を照射することにより弊害が生じるおそ
れがあるが、ここでは所定場所に遊技媒体が存在してい
る場合だけその所定場所にレーザ照射するため、そのよ
うな不具合が生じることはない。また、停止しているパ
チンコ球に必要以上に長くレーザ照射して電力を無駄に
消費してしまうような事態を回避できる。
【0012】本発明の遊技媒体清浄化装置において、前
記整列溝は、上下方向に張設された布ベルトとこの布ベ
ルトに対向して上送り可能に設けられた皮ベルトとの間
にパチンコ球を挟み込んで布ベルトに擦り付けながら揚
送させる研磨揚送機の下部入口近傍に設けられているこ
とが好ましい。通常、この種の研磨揚送機の下部入口近
傍には、布ベルトと皮ベルトとの間にパチンコ球をスム
ーズに供給するために整列溝が設けられているため、こ
れを利用して、この整列溝に整列したパチンコ球をレー
ザ照射することにより、遊技媒体清浄化のために新たに
整列溝を設ける必要がない。
【0013】本発明の遊技媒体清浄化装置において、前
記レーザ照射制御手段は、前記レーザ照射手段のレーザ
を照射する時間が一定時間以上連続しないように制御す
ることが好ましい。長時間の連続的なレーザ照射はレー
ザの故障を招くおそれがある等の弊害が予想されるた
め、レーザを照射する時間が一定時間以上連続しないよ
うに制御して、このような弊害を未然に防止するのが好
ましい。なお、「レーザを照射する時間」とは、連続的
にレーザ照射する場合においてはパルスを出力し続けて
いる時間をいい、断続的にレーザ照射する場合において
は短パルスレーザが連続して繰り返し表れる時間をい
う。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態の遊技媒
体清浄化装置の全体説明図、図2は整列樋の説明図で、
(a)は平面図、(b)はA−A断面図である。図3は
本実施形態の電気的構成を表すブロック図である。本実
施形態の遊技媒体清浄化装置は、整列樋20、レーザガ
ン30、レーザ発振器31、球検出センサ33及び制御
装置40から主として構成されているが、整列樋20は
研磨揚送機10に付属しているものを使用する。
【0015】研磨揚送機10は、複数のパチンコ機50
が並べられた遊技島51の略中央に設置されている。こ
の研磨揚送機10は、遊技島51の下部に設けられたア
ウトタンク52から整列樋20を経て揚送機入口10a
であるロアアールに入ってきたパチンコ球を研磨しなが
ら揚送し、遊技島51の上部に設けられたプールタンク
53へ揚送機出口10bから送り出すものである。この
研磨揚送機10は、閉ループ状に構成された皮ベルト1
1と、この皮ベルト11に対向する位置に張架された布
ベルト12とからなり、皮ベルト11は各テンションロ
ーラ13によってテンションがかかった状態でロアロー
ラ14とアッパローラ15との間に架け渡されている。
ロアローラ14にはプーリ16が設けられ、このプーリ
16には駆動モータ17の駆動を伝達するVベルト18
が架け渡されている。このため、駆動モータ17が回転
すると、その回転がVベルト18を介してプーリ16へ
伝達され、プーリ16がロアローラ14と一体になって
回転することにより、皮ベルト11が上送りされ、皮ベ
ルト11と布ベルト12の間に挟まれたパチンコ球を布
ベルト12に擦り付けながら揚送する。なお、布ベルト
12の背面側には複数の縦溝(図示せず)が形成された
ガイド19が設置され、布ベルト12はこのガイド19
に押し付けられた状態で張架されている。
【0016】整列樋20は、揚送機入口10aである円
弧状のロアアールの端部に取り付けられた簀の子状の樋
である。即ち、整列樋20は、図2に示すように、複数
のレール部材21が所定間隔ごとに配置され、隣合うレ
ール部材21,21の間が整列溝22として形成された
ものである。各整列溝22には、パチンコ球が一列に並
んで移動することができる。この整列樋20の各整列溝
22は、ロアアールの図示しない各整列溝に連らなり、
更には布ベルト12の裏面に設置されたガイド19の図
示しない各縦溝に連なっている。このため、整列樋20
の各整列溝22に一列に並んだパチンコ球は、その列を
ほぼ保ったまま、順次、皮ベルト11と布ベルト12の
間に挟み込まれて揚送されていく。
【0017】レーザガン30は、図2に示すように、整
列樋20の下側にて各整列溝22ごとにレーザ発射口が
上向きになるような姿勢で固定されている。各整列溝2
2は前述の通り2本のレール部材21,21によって構
成されているため、その2本のレール部材21,21の
間にレーザガン30が配置されている。このレーザガン
30の焦点距離は、整列溝22を通過するパチンコ球の
表面の汚れを剥離できる程度のエネルギー密度になるよ
うに予め設定されている。また、レーザ発振器31は、
内部にレーザ光源を格納しており、光ケーブル32を介
して短パルスレーザビームを各レーザガン30へ供給す
る。なお、レーザガン30は、コネクタ30a(図2
(b)参照)を介して光ケーブル32に接続されてい
る。このレーザガン30及びレーザ発振器31が本発明
のレーザ照射手段に相当する。
【0018】球検出センサ33は、整列樋20の各整列
溝22のうちレーザガン30よりも上流側に設置されて
いる。また、冷却ファン34は、整列樋20の上方に設
置され、整列樋20の各整列溝22に並んだパチンコ球
がレーザ照射により高温化するのを防止する役割を果た
すものである。
【0019】制御装置40は、図示しない周知のCP
U、ROM、RAM、タイマ等を内蔵した装置であり、
各球検出センサ33から検出信号を入力するように接続
され、各レーザ発振器31へ制御信号(オンオフ信号)
を出力するように接続されている。この制御装置40が
本発明のレーザ照射制御手段に相当する。
【0020】次に、本実施形態の動作について説明す
る。パチンコ球は、パチンコ機50のアウト口から遊技
島51内のアウトタンク52へ戻されたあと、研磨揚送
機10によってプールタンク53へ揚送され、再び賞球
又は貸球として払い出されるという経路を辿る。この経
路のうち所定の場所、具体的にはアウトタンク52から
揚送機入口10aであるロアアールに至る途中に設けら
れた整列樋20において、パチンコ球は各整列溝22に
一列に並んで揚送機入口10aへと移動していく。
【0021】そして、パチンコ球が整列樋20の整列溝
22にさしかかると、その整列溝22に設けられた球検
出センサ33はそのパチンコ球を検出して制御装置40
に球検出信号を出力する。すると、制御装置40は、そ
の整列溝22には少なくとも揚送機入口10aから球検
出センサ33の設置位置までパチンコ球が一列に並んで
おり、その整列溝22に設けられたレーザガン30に対
向する位置にパチンコ球が存在しているものとみなし、
その整列溝22に設けられたレーザガン30に接続され
ているレーザ発振器31にオン信号を出力する。する
と、レーザ発振器31は短パルスレーザビームをそのレ
ーザガン30へ供給し、レーザガン30はその整列溝2
2に整列したパチンコ球の表面に対してレーザ照射す
る。このとき、短パルスレーザビームが照射されるた
め、レーザビームが短周期で照射・停止を繰り返すこと
になり、パチンコ球の表面には断続的に熱衝撃波つまり
熱歪みが生ずることになる。その結果、微少共鳴が引き
起こされ、この共鳴作用により、パチンコ球の表面から
汚れが剥離除去される。
【0022】このような動作を実施するに際しての制御
装置40の制御フローについて説明する。制御装置40
は、所定タイミングごとにROMからレーザ照射制御プ
ログラム(図4参照)を読み出して実行する。なお、電
源スイッチがオフからオンにされた初期状態において
は、制御装置40は各レーザ発振器31に対してオフ信
号を出力し、各レーザ発振器31から各レーザガン30
に対してレーザビームは供給されていないものとする。
このレーザ照射制御プログラムが開始されると、制御装
置40は、どの球検出センサ33が球検出信号を出力し
たかを判断する(S100)。そして、球検出信号を出
力した球検出センサ33に対応するレーザ発振器31
(その球検出センサ33と同じ整列溝22に設置された
レーザガン30と接続されているレーザ発振器31)に
対してオン信号を出力する一方、球検出信号を出力して
いない球検出センサ33に対応するレーザ発振器31に
対してオフ信号を出力し(S110)、このプログラム
を終了する。すると、オン信号を受けたレーザ発振器3
1は、短パルスレーザビームをそのレーザガン30へ供
給し、そのレーザガン30はその整列溝22に整列した
パチンコ球の表面に対してレーザ照射する。一方、オフ
信号を受けたレーザ発振器31は、短パルスレーザビー
ムを供給しない。
【0023】さて、整列溝22を通過する際にレーザ照
射されたパチンコ球は、揚送機入口10aへ誘導されて
研磨揚送機10により揚送される。この研磨揚送機10
では、駆動モータ17が回転すると、その回転がVベル
ト18を介してプーリ16へ伝達され、プーリ16がロ
アローラ14と一体になって回転することにより、皮ベ
ルト11が上送りされ、皮ベルト11と布ベルト12の
間に挟まれたパチンコ球を布ベルト12に擦り付けなが
ら揚送する。したがって、レーザ照射後のパチンコ球
は、汚れが剥離されるもののカス等の残渣が表面に付着
されていることがあるが、引き続き研磨揚送機10によ
って揚送される間にその残渣は擦り取られて除去される
ため、プールタンク53に送り出されるパチンコ球は表
面がきれいに清浄化されてる。
【0024】以上詳述した本実施形態によれば、以下の
効果が得られる。 レーザ照射による汚れ除去のメカニズムは、従来のよ
うな擦り取る方式による汚れ除去のメカニズムと異なる
ため、従来では除去できなかったパチンコ球の表面に付
着した汚れを除去可能になる。 球検出センサ33によりパチンコ球が検出されたとき
のみレーザ照射を行うため、パチンコ球がないのにレー
ザ照射することがない。このため、パチンコ球がないの
にレーザ照射したときの不具合(電力を無駄に消費する
とか、パチンコ球以外を照射して弊害を起こす)が生じ
ることはない。 パチンコ球の表面に付着した汚れがレーザ照射により
剥離されると、カス等の残渣が生じるが、この残渣は研
磨揚送機10によりパチンコ球の表面から擦り取られて
除去されるため、パチンコ球の表面はきれいに清浄化さ
れる。 整列溝22に切れ間なく整列したパチンコ球をレーザ
照射するため、不要な箇所をレーザ照射するおそれが少
なく、また、積み重なった状態に比べて一つ一つ確実に
レーザ照射できるので効率よく清浄化できる。 研磨揚送機10の揚送機入口10aには、通常、整列
樋20が設けられているため、これを利用して、この整
列樋20の整列溝22に整列したパチンコ球をレーザ照
射することにより、パチンコ球の清浄化のために新たに
整列溝を設ける必要がない。
【0025】尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態
に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に
属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもな
い。例えば、上記実施形態では、共鳴作用によりパチン
コ球の表面から汚れを剥離除去するようにレーザ照射を
行ったが、短パルスレーザビームのパルス幅や波高等を
適宜選択したり連続的にレーザビームを照射したりする
ことにより、パチンコ球の表面に付着した汚れを焼却し
てもよい。あるいは、剥離・除去と焼却を併用してもよ
い。
【0026】また、レーザ照射制御プログラムにつき、
図5のフローチャートを採用してもよい。即ち、制御装
置40は、どの球検出センサ33が球検出信号を出力し
たかを判断し(S200)、球検出信号を出力した球検
出センサ33に対応するレーザ発振器31に対してオン
信号を出力する一方、球検出信号を出力していない球検
出センサ33に対応するレーザ発振器31に対してオフ
信号を出力し(S210)、その後タイマにより計時を
開始して予め定められた一定時間が経過したか否かを判
断し(S220)、経過していなければ(S220でN
O)、そのまま待機し、経過したならば(S220でY
ES)、すべてのレーザ発振器31に対してオフ信号を
出力し(S230)、このプログラムを終了する。長時
間の連続的なレーザ照射はレーザの故障を招くおそれが
ある等の弊害が予想されるため、ここではレーザを照射
する時間が一定時間以上連続しないように制御して、こ
のような弊害を未然に防止している。
【0027】更に、上記実施形態では、球検出センサ3
3として、整列溝22にパチンコ球が存在しているとき
に検出信号を出力するものを用いたが、整列溝22に整
列したパチンコ球が進行しているときに検出信号を出力
するもの(以下「進行検出センサ」という)を用いても
よい。このとき、制御装置40は、進行検出センサの出
力信号に基づいてパチンコ球が進行していると判断した
ならば、その進行検出センサと同じ整列溝22のレーザ
発振器31にオン信号を出力し、パチンコ球が進行して
いないと判断したならば、その進行検出センサと同じ整
列溝22のレーザ発振器31にオフ信号を出力する。こ
の場合、停止しているパチンコ球に必要以上に長くレー
ザ照射して電力を無駄に消費してしまうような事態を回
避できる。なお、進行検出センサとしては、パチンコ球
が進行している場合にはセンサの周囲の磁界が変化する
のに対してパチンコ球が進行していない場合にはセンサ
の周囲の磁界が変化しないことから、このような磁界の
変化を捉えて検出信号を出力するものが挙げられる。
【0028】更にまた、上記実施形態では、遊技媒体と
してパチンコ球を例に挙げて説明したが、コインの場合
であっても同様である。但し、コインの場合には研磨揚
送機として布ベルトを利用したもの以外に、洗浄液や洗
浄紙やペレット等を利用したものを採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 遊技媒体清浄化装置の全体説明図である。
【図2】 整列樋の説明図で、(a)は平面図、(b)
はA−A断面図である。
【図3】 電気的構成を表すブロック図である。
【図4】 レーザ照射制御プログラムのフローチャート
である。
【図5】 別のレーザ照射制御プログラムのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10・・・研磨揚送機、10a・・・揚送機入口、10
b・・・揚送機出口、11・・・皮ベルト、12・・・
布ベルト、20・・・整列樋、21・・・レール部材、
22・・・整列溝、30・・・レーザガン、31・・・
レーザ発振器、32・・・光ケーブル、33・・・球検
出センサ、34・・・冷却ファン、40・・・制御装
置、50・・・パチンコ機、51・・・遊技島、52・
・・アウトタンク、53・・・プールタンク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梁川 誠市 愛知県春日井市美濃町2丁目102番地 Fターム(参考) 2C088 BA03 BA73 BA74 BA75 BA92 BA96 BA99 3B116 AA42 AB53 BA08 BA22 BA34 BC01 CD42 CD43

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技媒体をレーザ照射して表面の汚れを
    清浄化するレーザ照射手段を備えたことを特徴とする遊
    技媒体清浄化装置。
  2. 【請求項2】 遊技媒体が遊技島内へ戻されたあと再び
    払い出されるまでの経路における所定の場所に設けられ
    たレーザ照射手段と、 前記所定の場所を通過する遊技媒体をレーザ照射するよ
    うに前記レーザ照射手段を制御するレーザ照射制御手段
    とを備えたことを特徴とする遊技媒体清浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記レーザ照射手段は、前記遊技媒体を
    断続的にレーザ照射することにより前記遊技媒体の表面
    の汚れを剥離又は焼却することを特徴とする請求項1又
    は2記載の遊技媒体清浄化装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の場所に遊技媒体が存在してい
    ることを検出する球検出手段を備え、 前記レーザ照射制御手段は、前記球検出手段によって遊
    技媒体が検出されたならば、該遊技媒体をレーザ照射す
    るように前記レーザ照射手段を制御することを特徴とす
    る請求項2又は3記載の遊技媒体清浄化装置。
  5. 【請求項5】 前記レーザ照射制御手段は、遊技島の下
    部から上部へ遊技媒体を研磨しながら揚送する研磨揚送
    機の下部入口近傍を通過する前記遊技媒体をレーザ照射
    するように前記レーザ照射手段を制御することを特徴と
    する請求項2〜4のいずれかに記載の遊技媒体洗浄装
    置。
  6. 【請求項6】 前記所定の場所にて前記遊技媒体として
    のパチンコ球を整列させる整列溝を備え、 前記レーザ照射制御手段は、前記整列溝に整列したパチ
    ンコ球をレーザ照射するように前記レーザ照射手段を制
    御することを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載
    の遊技媒体清浄化装置。
  7. 【請求項7】 前記整列溝をパチンコ球が整列した状態
    で進行しているか否かを検出する進行状況検出手段を備
    え、 前記レーザ照射制御手段は、前記進行状況検出手段によ
    り進行していることが検出された整列溝に整列したパチ
    ンコ球をレーザ照射するように前記レーザ照射手段を制
    御することを特徴とする請求項6記載の遊技媒体清浄化
    装置。
  8. 【請求項8】 前記整列溝は、上下方向に張設された布
    ベルトとこの布ベルトに対向して上送り可能に設けられ
    た皮ベルトとの間にパチンコ球を挟み込んで布ベルトに
    擦り付けながら揚送させる研磨揚送機の下部入口近傍に
    設けられていることを特徴とする請求項6又は7記載の
    遊技媒体洗浄装置。
  9. 【請求項9】 前記レーザ照射制御手段は、前記レーザ
    照射手段のレーザ照射する時間が一定時間以上連続しな
    いように制御することを特徴とする請求項2〜8のいず
    れかに記載の遊技媒体清浄化装置。
  10. 【請求項10】 遊技媒体をレーザ照射することにより
    表面の汚れを清浄化することを特徴とする遊技媒体清浄
    化方法。
  11. 【請求項11】 遊技媒体が遊技島内へ戻されたあと再
    び払い出されるまでの経路の途中にて、該遊技媒体をレ
    ーザ照射することにより表面の汚れを剥離又は焼却する
    レーザ照射工程と、 剥離又は焼却によって生じた残渣を前記遊技媒体の表面
    から除去する残渣除去工程とを備えたことを特徴とする
    請求項10記載の遊技媒体清浄化方法。
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