JPH11207015A - 遊技球還元装置 - Google Patents

遊技球還元装置

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JPH11207015A
JPH11207015A JP1726798A JP1726798A JPH11207015A JP H11207015 A JPH11207015 A JP H11207015A JP 1726798 A JP1726798 A JP 1726798A JP 1726798 A JP1726798 A JP 1726798A JP H11207015 A JPH11207015 A JP H11207015A
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JP
Japan
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game ball
belt
returning device
game
photocatalyst
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Application number
JP1726798A
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English (en)
Inventor
Masahiro Takeuchi
正博 竹内
Yoshio Wakana
芳生 若菜
Makoto Tayui
誠 田結
Hidekatsu Takeuchi
英勝 竹内
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Takeya Co Ltd
Original Assignee
Takeya Co Ltd
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Publication date
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Catalysts (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ島では、揚送装置として実現される
ことの多い、遊技球還元装置において、ベルトの交換や
位置ずらしの頻度を抑制する。 【解決手段】 揚送装置1は、循環駆動される皮ベルト
15と、ランプボックス17と、酸化チタン光触媒が固
定された布ベルト21を備えている。導入口35から入
ってきた遊技球は、皮ベルト15によって布ベルト21
に押し付けられ揚送される。このとき、ランプボックス
17の内部の紫外線ランプ23が点灯されることにより
光触媒が励起され、遊技球の表面に着いた汚れや悪臭の
成分は分解され、従前からの拭き取り作用と相俟って、
遊技球を清潔に保つことができる。しかも、布ベルト2
1自体についた汚れも光触媒によって分解されるため、
布ベルト21の交換や位置ずらしの頻度を減らすことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機などの
遊技機から排出された遊技球を受け入れて、その遊技機
(あるいは他の遊技機など)へと還元する遊技球還元装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機としてパチンコ機を例に取ると、
その遊技球還元装置では、パチンコ機からその下方へ排
出された遊技球を島の上部へ移動させ、ここに配置され
ている樋を通じて当該パチンコ島(複数のパチンコ機を
列設したもの)や、他のパチンコ島へと、遊技球を供給
するものが一般的である。このような還元装置は、遊技
球を下から上へ移動させることから、揚送装置とも呼ば
れる。
【0003】そしてこの揚送装置では、遊技球を揚送す
るのにベルトを用いたものが多い。すなわち、上下方向
に張架された固定式の布ベルトと、これに一部が対向す
るように設けられた循環駆動される皮ベルトを備えてお
り、布ベルトと皮ベルトとで遊技球を挟んだまま、皮ベ
ルトが上方へ駆動されることにより遊技球を揚送する。
このとき、遊技球は布ベルト上を摺動もしくは転動され
ることになり、この結果、遊技球の表面は磨かれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によれば、布ベルトには遊技球の表面についてい
た汚れや、タバコの匂いなどの成分が付着することにな
る。この汚れによって玉磨き効果が減退したり、悪臭源
になることがある。このため、布ベルトは定期的に交換
したり、皮ベルトに対向される位置をずらしたりして、
可能な限り、新鮮な状態を維持する必要があった。
【0005】本発明はかかる課題に鑑みなされたもの
で、請求項1に記載の還元装置は、ベルトの交換や位置
ずらしの頻度を抑制することを目的としている。また請
求項2に記載の還元装置は、請求項1記載の還元装置の
具体例を示すものである。
【0006】また更に、請求項3に記載の還元装置は、
洗浄効果を一層高めることを目的としている。そして請
求項4に記載の還元装置は、紫外線を照射する頻度を減
らすことを目的としている。
【0007】請求項5に記載の還元装置は、紫外線の照
射を適切に行なうことを目的としている。請求項6に記
載の還元装置は、酸化チタンのような酸化作用の強い光
触媒を用いる際に適した実施態様を提案するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めになされた本発明の請求項1に記載の遊技球還元装置
は、パチンコ機などの遊技機に用いられる遊技球を磨く
ための玉磨きベルトと、該玉磨きベルトに少なくとも一
部が対向するよう設けられて該対向部分にて前記遊技球
を挟持すると共に、モータにより駆動されて該遊技球を
搬送する搬送用ベルトとを有し、前記遊技機から排出さ
れた遊技球を受け入れて該遊技機等へ還元する遊技球還
元装置において、前記玉磨きベルトおよび/もしくは前
記搬送用ベルトが、少なくとも前記対向部分側に、光触
媒を固定したベルトであることを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の遊技球還元装置において、前記光触媒が固定された
ベルトが、布製のベルトであり、前記光触媒が、酸化チ
タンを主成分としたものであり、且つ合成樹脂にて前記
玉磨きベルトにバインドされていることを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の本発明は、請求項1また
は2に記載の遊技球還元装置において、前記光触媒が固
定されたベルトに紫外線を照射する照射手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0011】請求項4に記載の本発明は、請求項3に記
載の遊技球還元装置において、前記照射手段が紫外線ラ
ンプであり、当該遊技球還元装置に受け入れられた遊技
球を検知する遊技球センサと、該遊技球センサにより遊
技球が検出されると、前記紫外線ランプを点灯させる照
射制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】請求項5に記載の本発明は、請求項4に記
載の遊技球還元装置において、前記紫外線ランプの点灯
時間を積算する積算手段と、該積算手段によって積算さ
れた点灯時間が、予め定められた値に到達すると報知動
作を行なう報知手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】請求項6に記載の本発明は、請求項3から
5にいずれか記載の遊技球還元装置において、前記遊技
機が、パチンコ機であり、当該遊技球還元装置が、前記
パチンコ機を列設してなるパチンコ島に内蔵されている
ことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の遊技球還元装置
は、モータにて駆動される搬送用ベルトと、この搬送用
ベルトに対向して設けられた玉磨きベルトの内の少なく
とも一方の、対向する部分に、光触媒を固定している。
【0015】光触媒は、自然光や照明光に含まれる紫外
線を受けて励起され、酸化作用を発揮するもので、こう
したものとしては後述する酸化チタンが例示できる。こ
の遊技球還元装置において、遊技球は、搬送用ベルトと
玉磨きベルトとに挟持されたまま、搬送用ベルトが駆動
されることにより、搬送される。
【0016】従って、請求項1に記載の遊技球還元装置
によれば、搬送用ベルトと玉磨きベルトとで遊技球を挟
持しつつ搬送することによる拭き取り作用にて遊技球の
表面を遊技球の表面に付着した手垢などを取り除くだけ
でなく、ベルトに固定された光触媒の酸化作用により、
遊技球の表面に付着したタバコの煙の成分などが分解さ
れたり変質されたりするので、これらによる汚れや匂い
を消すことができる。そしてこの光触媒により、遊技球
の表面だけでなく、ベルト自体の浄化も図られ、玉磨き
効果を向上させることができる。
【0017】なお「遊技機から排出された遊技球を受け
入れて」とは、遊技機から直接受け入れる態様に限定し
ているのではない。例えば、パチンコ機の場合、通常、
パチンコ機から排出された遊技球は、樋などに誘導され
て、一旦、パチンコ島内に設置されている遊技球用のタ
ンクに集められる。そして還元装置の一形態である揚送
装置(後述)は、このタンクから供給を受ける。つまり
この場合、遊技球還元装置は遊技機から間接的に遊技球
を受け入れることになる。前記の表現は、こうした態様
も含んでいる。
【0018】また、還元先としては、受け入れた遊技球
を排出した遊技機以外にも以下のようなものが挙げられ
る。再びパチンコ機を例に取ると、そのパチンコ島内の
他のパチンコ機や、隣り合うパチンコ機間に設置されて
いる玉貸し機や、当該パチンコ島以外のパチンコ島であ
る。
【0019】請求項2に記載の遊技球還元装置では、光
触媒として酸化チタンを主成分としたものを採用してい
る。こうしたものとしては、ルチル型の結晶構造をした
酸化チタンや、これに更に銅等の殺菌作用のある金属を
担持させたものや、白金等を担持させて触媒活性を高め
たもの等が例示できる。
【0020】こうした光触媒は、紫外線を受けると励起
されて有機物を分解する作用がある。また、近年では、
殺菌作用を有していることも知られている。この結果、
タバコの匂いの成分や、汗臭などが消臭されたり、大腸
菌等の雑菌を死滅させたりする。そしてベルトを布製の
ベルト(以下、布ベルトともいう)とし、光触媒を合成
樹脂にて固定している。
【0021】従って、請求項2に記載の遊技球還元装置
によれば、こうした光触媒が合成樹脂にて固定された布
ベルトにて遊技球を磨くので、浄化、消臭、殺菌の各作
用を有効に発揮することができる。なお、合成樹脂につ
いて更に具体例を示すと、ウレタン樹脂、メラミン樹
脂、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂等が挙げ
られる。
【0022】請求項3に記載の遊技球還元装置では、光
触媒が固定されたベルトに紫外線を照射する照射手段を
備えたものとなっている。すなわち、ベルトに固定され
た光触媒に積極的に紫外線を照射するものとなってい
る。
【0023】このようにすれば、光触媒は紫外線によっ
て着実に励起され、酸化作用を存分に発揮することがで
きる。また、照射手段を備えたことにより、ベルトに紫
外線が当たるように配慮をする必要がなくなり、少なく
とも光に関しては当該遊技球還元装置を任意の箇所に設
置することが可能となる。
【0024】請求項4に記載の遊技球還元装置において
は、照射手段を紫外線ランプとし、更に、遊技球還元装
置に受け入れられた遊技球を検知する遊技球センサと、
この遊技球センサにより遊技球が検出されると、紫外線
ランプを点灯させる照射制御手段とを備えている。
【0025】こうすると、照射手段は、たとえ当該遊技
球還元装置が起動されても、少なくとも最初の遊技球を
当該遊技球還元装置が受け入れるまでは照射を行なって
いないことになる。こうすると紫外線ランプを常時点灯
させている場合に比べ、紫外線ランプの点灯時間が短く
なる。
【0026】なお、稼働された照射手段の停止は、遊技
球センサによって遊技球が検知されなくなった時点、あ
るいは照射制御手段によって照射手段が稼働されてから
一定時間経った時点などが考えられる。これらを実施す
れば、紫外線ランプの点灯時間を更に短くすることがで
きる。
【0027】従って、請求項4に記載の遊技球還元装置
によれば、紫外線ランプの交換回数を減らすことができ
る。請求項5に記載の遊技球還元装置においては、紫外
線ランプによる紫外線の照射時間を積算する積算手段
と、これによる積算値が予め定められた値に到達すると
報知動作を行なう報知手段とを備えている。
【0028】従って、請求項5に記載の遊技球還元装置
によれば、「予め定められた値」として、紫外線ランプ
が適切な紫外線照射を確実に行なえる時間、すなわち紫
外線ランプの寿命を設定しておけば、紫外線の照射をす
べきときには必ず照射を行なわせることができ、「知ら
ぬ間に紫外線ランプの寿命が切れて、紫外線照射が行な
われていなかった」といった不都合が生じない。
【0029】請求項6に記載の遊技球還元装置において
は、遊技機が、パチンコ機であり、遊技球還元装置が、
前述のパチンコ島に内蔵されている。なお、これは遊技
球還元装置を、前述の揚送装置として構成したものであ
る。このようにパチンコ島に内蔵されると、光触媒を励
起させるための紫外線をベルトに照射できないことが心
配されるが、照射手段を備えているため、充分な量の紫
外線を照射できる。
【0030】ところで、前述した、光触媒の布ベルトへ
の固定に用いる合成樹脂のうち、アクリル樹脂は、光触
媒の酸化作用によって新たな悪臭を発生する可能性もあ
る。しかし、このように遊技球還元装置をパチンコ島に
内蔵し、パチンコ島内の空気を、ホールの床下等に排出
するようにしてホール内に出ないようにすれば問題なく
適用できる。
【0031】また、酸化チタンの酸化作用により、合成
樹脂が変色する虞もあるが、遊技球還元装置がパチンコ
島内に密閉されているため、問題はない。従って、請求
項6に記載の遊技球還元装置によれば、合成樹脂の選択
範囲を広げることができる。
【0032】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず、図1は本発明を適用した揚送装置1の側面図
である。揚送装置1は、パチンコ機を列設してなるパチ
ンコ島内に配置される。なお、このパチンコ島は、パチ
ンコホール内に複数配置されているものとする。つま
り、このパチンコホールでは揚送装置1を複数用いてい
ることになる。
【0033】本図に示すように、揚送装置1は、下側ロ
ーラ11と上側ローラ13との間にて循環駆動される揚
送用の皮ベルト15と、この皮ベルト15に対向して設
けられたランプボックス17とを備えている。ランプボ
ックス17は、その皮ベルト15側に布ベルト21が張
架されており、内部には複数の紫外線ランプ23が備え
られている。
【0034】布ベルト21には光触媒がウレタン樹脂に
てバインドされている。更にこの光触媒が、玉磨きによ
り布ベルト21から脱落しないよう、架橋剤としてメラ
ミン樹脂を用いている。なお、ここで光触媒として酸化
チタン光触媒を用いた。紫外線ランプ23が点灯される
と、その紫外線は図示しない反射部材にて反射したり、
直行したりして布ベルト21に照射される。この紫外線
は、布ベルト21にバインドされている酸化チタンを励
起するためのもので、これにより、酸化チタンは、有機
物を分解したり、酸化したりする作用を発揮する。なお
本図では皮ベルト15と布ベルト21の間が広く空いて
いるが、両ベルト15、21の実際の間隔は、遊技球の
直径よりも狭くされている。
【0035】皮ベルト15は、モータ25の駆動力がタ
イミングベルト27を介してプーリ29に伝達され、こ
れと一体的に下側ローラ11が回転されることにより、
下側ローラ11から上側ローラ13へと上送りされる。
上側ローラ13から下りて来た皮ベルト15は、複数の
3個のテンションローラ31を潜って下側ローラ11に
戻る。これらテンションローラ31により、皮ベルト1
5には適度な張力が付与される。なお、モータ25は、
電源が投入されてから遮断されるまで、常時駆動されて
いる。
【0036】ここで、揚送装置1の導入口35から遊技
球が導入されると、遊技球は皮ベルト15によって布ベ
ルト21に押し付けられ、磨かれながら揚送される。そ
して、揚送装置1の上端に形成された排出口37から排
出され、図示しない樋等を介して、パチンコ機に供給さ
れる。このようにして、パチンコ機から回収された遊技
球は揚送装置1により磨かれつつ揚送され、再びパチン
コ機に供給される。
【0037】なお、41はモータ25が稼働しているこ
とを検出するためのセンサ(以下、モータ駆動センサ4
1と記す)、43は、この位置に遊技球が到達したこと
を検出するセンサ(以下、玉センサ43と記す)、45
は、モータ駆動センサ41や玉センサ43による検出結
果などを表示したりランプボックス17に指令を発した
りする制御装置である。
【0038】この制御装置45は、パチンコ島が配置さ
れたパチンコホールの管理室に設置されている。制御装
置45の外観を図2に示す。本図に示すように、制御装
置45は、略長方形の正面パネルに、ランプ点灯時間表
示ユニット47と、布ベルト使用時間表示ユニット49
と、紫外線ランプ点灯インジケータ51と、紫外線ラン
プ交換請求灯53と、布ベルト交換請求灯55と、ラン
プ点灯時間をゼロに戻すためのリセットスイッチ57
と、布ベルト使用時間をゼロに戻すためのリセットスイ
ッチ59とを備えている。ランプ点灯時間表示ユニット
47および布ベルト使用時間表示ユニット49は、いず
れも7セグメント方式の表示デバイスである(以下、単
に表示ユニット47、表示ユニット49とも記す)。紫
外線ランプ点灯インジケータ51、紫外線ランプ交換請
求灯53、布ベルト交換請求灯55は、何れも光源とし
て制御装置45に内蔵されたLEDを用いている。ま
た、図を簡略にするために本図では省略されているが、
リセットスイッチ57、59の近傍には、夫々「ランプ
点灯時間リセット」「布ベルト使用時間リセット」と説
明書きが為されている。
【0039】制御装置45の内部構成の概略を図3に示
す。制御装置45は、モータ駆動センサ41、玉センサ
43、リセットスイッチ57、リセットスイッチ59等
から伝送されてきた信号を受信する入力インタフェース
61と、入力インタフェース61を介して取得したデー
タ等に基づき、後述する各処理を実行するCPU63
と、CPU63が実行する処理プログラム等を格納する
ROM65と、CPU63が処理するデータを一時記憶
するRAM67と、制御装置45の電源を切断後に用い
るデータを不揮発的に記憶するフラッシュメモリ69
と、CPU63からの指令に基づき、紫外線ランプ2
3、ランプ点灯時間表示ユニット47、布ベルト使用時
間表示ユニット49、紫外線ランプ点灯インジケータ5
1、紫外線ランプ交換請求灯53、布ベルト交換請求灯
55等に、出力信号を発するための出力インタフェース
71と、これら各部を接続するバス73とを備えてい
る。
【0040】この制御装置45における処理は図示しな
いクロック発振器によって同期がとられる。このクロッ
ク発振器は更に、後述する処理の発動のきっかけに用い
られたり、時間の測定に用いられたりする。次に、CP
U63にて行なわれる処理の一つとして、紫外線ランプ
23を点灯および消灯する処理について、図4を用いて
説明する。図4は紫外線ランプ点灯処理を表すフローチ
ャートである。本処理は、所定時間間隔で(例えば50
msec毎)起動されるものとする。本処理が起動され
るとまずステップ(以下、単にSと記す)100にて、
モータ駆動センサ41の検知結果を入力インタフェース
61から取り込み、同様にS110にて玉センサ43の
検知結果を取り込む。
【0041】続くS120では、モータ駆動センサ41
の検知結果に基づいて、モータ25が駆動中か否かを判
定する。モータ25が駆動されていないと判定した場合
にはS130に進んで、紫外線ランプ23を消灯し、紫
外線ランプ点灯処理を終了する。なお、図示されていな
いが、S130において紫外線ランプ点灯インジケータ
51が点灯していれば、これも消灯する。
【0042】一方、モータ25が駆動中であればS14
0に進み、玉センサ43の検知結果に基づいて、揚送中
の遊技球があるか否かを判定する。遊技球があると判定
されるとS150に進み、紫外線ランプ23を点灯さ
せ、本処理を終了する。なお、S150では紫外線ラン
プ点灯インジケータ51も点灯させる。
【0043】つまり、紫外線ランプ点灯処理は、モータ
25が駆動されており且つ揚送中の遊技球があるときに
紫外線ランプ23および紫外線ランプ点灯インジケータ
51を点灯させ、それ以外のときには、これらを消灯す
る処理となっている。CPU63にて行なわれるもう一
つの処理として、紫外線ランプ23の点灯および布ベル
ト21の使用の各時間の積算等をする処理について、図
5を用いて説明する。図5はサービス情報更新処理を表
すフローチャートである。本処理は、所定時間間隔(例
えば100msec毎)で起動されるものとする。本処
理が起動されるとまずS200にて、紫外線ランプ23
が点灯中か否かを判定する。点灯していれば、S210
に進んで、紫外線ランプ23の点灯時間を積算し、更に
S220にて布ベルト使用時間を積算する。これらの積
算時間はフラッシュメモリ69に格納され、揚送装置1
の電源が遮断されても保持される。また、図示しない別
処理により、ランプ点灯時間は表示ユニット47に、布
ベルト使用時間は表示ユニット49に表示される。
【0044】積算は、当該処理が起動される周期を加算
すること等により行なうことができる。紫外線ランプ2
3の点灯時間に関しては、制御装置45を時刻を測定可
能なものとして、紫外線ランプ点灯処理において、点灯
時刻、消灯時刻を記録して、点灯から消灯までの時間を
算出してこれを加算していってもよい。
【0045】こうして点灯時間、および布ベルトの使用
時間の積算が終了した場合、およびS200でNOと判
定された場合には、S230に進み、紫外線ランプ23
の交換時期か否かを判定する。交換時期は、150時間
としてROM65に予め記憶されており、S210で積
算した点灯時間がこれに達すると、YESと判定されて
S240に進み、紫外線ランプ交換請求灯53を点灯さ
せる。続くS250では、リセットスイッチ57が押さ
れたか否かを判定し、押されていればS260に進ん
で、点灯時間の積算値をゼロにし、S270に移行す
る。なお、S230において、まだ点灯時間が交換時期
に達していないと判定された場合、およびS250でリ
セットスイッチ57が押されていないと判定された場合
には直接、S270に移行する。
【0046】S270では、布ベルト21の交換時期か
否かを判定する。布ベルト21の交換時期も、紫外線ラ
ンプ23の交換時期と同様、500時間としてROM6
5に予め記憶されている。S220で積算した点灯時間
がこれに達してなければ、当該処理を終了し、達してい
ればS280に進み、布ベルト交換請求灯55を点灯さ
せる。
【0047】続くS290では、リセットスイッチ59
が押されたか否かを判定し、押されてなければ当該処理
を終了する。押されていればS300に進んで、布ベル
ト21の使用時間の積算値をゼロにしてから、終了す
る。なお、このS300およびS260では、各積算時
間をゼロにするだけでなく、夫々S280およびS24
0において点灯された布ベルト交換請求灯55および紫
外線ランプ交換請求灯53を消灯する。
【0048】つまり、サービス情報更新処理は、紫外線
ランプ23の点灯時間についてリセットスイッチ57が
前回押されたときからの夫々の累積値を求め、これら累
積値が、紫外線ランプ23の交換時期に達すると、紫外
線ランプ交換請求灯53を点灯し、そして布ベルト21
の使用時間についても同様のことを行なう処理となって
いる。
【0049】図1〜3に示したように構成され、図4、
5に示した処理を行なう揚送装置1は、以下のような優
れた効果を奏するものとなっている。すなわち、皮ベル
ト15と布ベルト21とで遊技球を挟持しつつ揚送する
ことによる拭き取り作用にて遊技球の表面を磨くだけで
なく、布ベルト21にバインドされた酸化チタンによる
酸化作用により、遊技球の表面に付着した手垢やタバコ
の煙の成分が化学反応を起こしたり、更には分解された
りするので、これらによる汚れや匂いの成分を、取り除
いたり、変質させたり、あるいは分解したりすることが
できる。そしてこの光触媒により、遊技球の表面だけで
なく、布ベルト21自体の浄化も図られ、玉磨き効果を
向上させることができる。
【0050】そして、紫外線ランプ点灯処理により、揚
送中の遊技球があるときのみ紫外線ランプ23を点灯さ
せるので、点灯時間を最小限に留め、紫外線ランプ23
の単位期間当りの交換回数を減らすことができる。ま
た、パチンコホールの管理室にいる者に、紫外線ランプ
23が点灯されているか否かや、他の揚送装置1の制御
装置45と見比べることにより、どの揚送装置1の紫外
線ランプ23が点灯されているかを知らせることができ
る。
【0051】そしてサービス情報更新処理により、布ベ
ルト21および紫外線ランプ23の夫々について、交換
に適正な時期をパチンコホールの管理室にいる者に知ら
せることができ、適切に布ベルト21に紫外線ランプ2
3を照射することができる。言い換えると、本処理によ
れば、紫外線ランプ点灯処理のS150にて紫外線ラン
プ23を点灯させる旨の指令が出されたにも拘わらず、
紫外線ランプ23が切れていたために照射が行なわれな
かったり、照射は行なわれたものの、布ベルト21の寿
命が来ていたために活性化が行なわれなかったり、とい
った不都合な事態の発生を未然に防ぐことができる。
【0052】以上、本発明を適用した実施例として、揚
送装置1について説明してきたが、本発明はこの実施例
に何等限定されるものではなく様々な態様で実施しう
る。例えば、ここでは揚送装置1に適用したが、ベルト
を用いて遊技球の搬送を行なうものであれば、他のタイ
プの還元装置に適用してもよい。
【0053】モータが常時稼働しないタイプ(例えば、
導入口35へ流れてきた遊技球の量を検知し、この検知
結果が一定量を越えるとモータを稼働させるタイプ)で
あれば、そのモータへの稼働信号に同期して紫外線ラン
プを点灯させてもよい。紫外線ランプ23や布ベルト2
1の交換時期については上記のように固定された値では
なく、随時、設定可能なものにしてもよい。こうしてお
けば、予想以上に布ベルト21が汚れる場合やこの逆の
現象等に対応することができる。
【0054】紫外線ランプ点灯処理、サービス情報更新
処理を起動する周期も変えてもよい。また、外部からの
信号(例えば、ホール管理者によるスイッチ操作)によ
り割りこみ処理で起動するようにしてもよい。布ベルト
21へ付着させる光触媒も、分解作用に優れるものであ
れば、酸化チタン以外のものに代えてよい。バインドに
用いる材料も、ウレタン樹脂以外のもの(例えば、アク
リル樹脂やフッ素樹脂)を用いてもよいし、架橋剤もメ
ラミン樹脂以外のもの(例えば、エポキシ樹脂)を用い
てもよい。なお、玉磨きを行なっても光触媒が脱落しな
いほど十分な強度が、バインドに用いる材料によって得
られるなら、架橋剤は用いなくてもよい。また布ベルト
21以外の箇所、例えば皮ベルト15や、導入口35に
も光触媒を固定してよい。この際、これらには充分な紫
外線を照射できない虞があるので、紫外線ランプなどを
設けるとよい。
【0055】また、布ベルト21はランプボックス17
に張架される態様を採用したが、ロールに巻き取られた
布ベルト21を引き出して使用する態様に本発明を適用
してもよい。この場合、布ベルト21の使用時間の累積
値が交換時期に達したら、交換ではなくずらすことにな
り、布ベルト21を全部引き出したときに交換すること
になる。
【0056】そしてこの布ベルト21として、布目の粗
いものを使えば、紫外線が直接(あるいは間接的に)遊
技球や皮ベルト15に到達するので、これらを殺菌する
作用も発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した揚送装置1の側面図であ
る。
【図2】 制御装置45の外観を示す説明図である。
【図3】 制御装置45および揚送装置1のブロック構
成図である。
【図4】 制御装置45のCPU63にて実行される紫
外線ランプ点灯処理のフローチャートである。
【図5】 制御装置45のCPU63にて実行されるサ
ービス情報更新処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1…揚送装置(遊技球還元装置) 11…下側ローラ 13…上側ローラ 15…皮ベルト 17…ランプボックス 21…布ベルト 23…紫外線ランプ 25…モータ 41…モータ駆動センサ 43…玉センサ 45…制御装置 47…ランプ点灯時間表示ユニット 49…布ベルト使用時間表示ユニット 51…紫外線ランプ点灯インジケータ 53…紫外線ランプ交換請求灯 55…布ベルト交換請求灯 61…入力インタフェース 63…CPU 65…ROM 67…RAM 69…フラッシュメモリ 71…出力インタフェース 73…バス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機などの遊技機に用いられる遊
    技球を磨くための玉磨きベルトと、該玉磨きベルトに少
    なくとも一部が対向するよう設けられて該対向部分にて
    前記遊技球を挟持すると共に、モータにより駆動されて
    該遊技球を搬送する搬送用ベルトとを有し、前記遊技機
    から排出された遊技球を受け入れて該遊技機等へ還元す
    る遊技球還元装置において、 前記玉磨きベルトおよび/もしくは前記搬送用ベルト
    が、 少なくとも前記対向部分側に、光触媒を固定したベルト
    であることを特徴とする遊技球還元装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技球還元装置におい
    て、 前記光触媒が固定されたベルトが、布製のベルトであ
    り、 前記光触媒が、酸化チタンを主成分としたものであり、
    且つ合成樹脂にて前記玉磨きベルトにバインドされてい
    ることを特徴とする遊技球還元装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の遊技球還元装
    置において、 前記光触媒が固定されたベルトに紫外線を照射する照射
    手段を備えたことを特徴とする遊技球還元装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の遊技球還元装置におい
    て、 前記照射手段が紫外線ランプであり、 当該遊技球還元装置に受け入れられた遊技球を検知する
    遊技球センサと、 該遊技球センサにより遊技球が検出されると、前記紫外
    線ランプを点灯させる照射制御手段とを備えたことを特
    徴とする遊技球還元装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の遊技球還元装置におい
    て、 前記紫外線ランプの点灯時間を積算する積算手段と、 該積算手段によって積算された点灯時間が、予め定めら
    れた値に到達すると報知動作を行なう報知手段とを備え
    たことを特徴とする遊技球還元装置。
  6. 【請求項6】 請求項3から5にいずれか記載の遊技球
    還元装置において、 前記遊技機が、パチンコ機であり、 当該遊技球還元装置が、前記パチンコ機を列設してなる
    パチンコ島に内蔵されていることを特徴とする遊技球還
    元装置。
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