JP4485916B2 - 汚水浄化方法および汚水浄化装置 - Google Patents

汚水浄化方法および汚水浄化装置 Download PDF

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Description

本発明は、油脂分を捕捉するグリーストラップの汚水の浄化を行うのに好適な汚水浄化方法および汚水浄化装置に関する。
従来から、厨房の排水路などに設置されるグリーストラップがある。このような、グリーストラップの汚水の浄化装置として、汚水を分解するバクテリアを含有したバイオ液と、殺菌および脱臭を行うオゾンとを用いるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−079289号公報
しかしながら、前述した従来の汚水浄化装置においては、近年の高性能化の要求に応えることができないという問題点があった。
本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、高性能化を容易に図ることのできる汚水浄化方法および汚水浄化装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、本発明に係る汚水浄化方法の特徴は、グリーストラップの汚水の浄化を行う汚水浄化方法において、グリーストラップの汚水の浄化を行う汚水浄化方法において、前記グリーストラップの汚水中にオゾンを供給して汚水を殺菌する前処理を行う前処理工程と、前記前処理後の汚水中に汚水を分解するバクテリアを含有したバイオ液を供給して前記汚水に含まれる有機質を分解する分解処理を行う汚水分解処理工程と、前記分解処理後の汚水中にオゾンを供して前記分解処理に用いたバイオ液のバクテリアを殺菌する後処理を行う後処理工程とをこの順に行う点にある。
本発明に係る汚水浄化方法においては、前記グリーストラップの汚水中にオゾンを供給する際に、オゾンを空気と混合した状態で供給することが好ましい。
また、本発明に係る汚水浄化装置の特徴は、グリーストラップの汚水の浄化に用いる汚水浄化装置において、汚水を分解するバクテリアを含有したバイオ液を貯留するためのタンクと、前記タンクに貯留したバイオ液を前記グリーストラップの汚水中に供給するためのバイオ液供給手段と、オゾンを生成するためのオゾン発生器と、前記オゾン発生器で発生させたオゾンを前記グリーストラップの汚水中に供給するためのオゾン供給手段と、少なくとも前記バイオ液供給手段による前記グリーストラップの汚水中へのバイオ液の供給タイミングおよび供給時間と、前記オゾン発生器およびオゾン供給手段による前記グリーストラップの汚水中へのオゾンの供給タイミングおよび供給時間とを制御するための制御手段とを有しており、前記制御手段は、前記グリーストラップの汚水中にオゾンを供給して汚水を殺菌する前処理工程と、前記前処理後の汚水中に、汚水を分解するバクテリアを含有したバイオ液を供給して前記汚水に含まれる有機質を分解する汚水分解処理工程と、前記分解処理後の汚水中にオゾンを供給して前記分解処理に用いたバイオ液のバクテリアを殺菌する後処理工程と、をこの順に行うように形成されている点にある。
前記制御手段は、前記バイオ液供給手段による前記グリーストラップの汚水中へのバイオ液の供給タイミングおよび供給時間を制御する第1タイマと、前記オゾン発生器およびオゾン供給手段による前記グリーストラップの汚水中へのオゾンの供給タイミングおよび供給時間を制御する第2タイマとを有していることが好ましい。
前記オゾン発生装置は、無電極管によって形成されたオゾン灯を有していることが好ましい。
また、前記グリーストラップの汚水中に空気を供給する空気供給手段が設けられており、前記制御手段が、前記グリーストラップの汚水中にオゾンを供給する際に、オゾンを空気と混合した状態で汚水中に供給するように、前記オゾン発生器およびオゾン供給手段ならびに空気供給手段による前記グリーストラップの汚水中へのオゾンおよび空気のそれぞれの供給タイミングおよび供給時間を制御するように形成されていることが好ましい。
本発明に係る汚水浄化方法によれば、汚水の浄化効率の向上による高性能化を容易に図ることができる。また、本発明の汚水浄化装置によれば、本発明に係る汚水浄化方法を確実かつ容易に実施することができるなどの極めて優れた効果を奏する。
以下、本発明を図面に示す実施形態により説明する。
図1は本発明に係る汚水浄化装置の実施形態の要部を簡略化して示す構成図である。
図1に示すように、本実施形態の汚水浄化装置1は、グリーストラップ2の汚水3を浄化するためのものであり、バイオ液4を貯留するためのタンク5と、第1ポンプ6と、第2ポンプ7と、オゾン発生器8と、第1タイマ9と、第2タイマ10とを有している。また、タンク5、第1ポンプ6、第2ポンプ7、オゾン発生器8、第1タイマ9および第2タイマ10は、図示しない筐体に配設されて一体化されている。
なお、タンク5は、設計コンセプトなどの必要に応じて筐体の外部に付設することもできる。
また、グリーストラップ2の構成については、従来公知のものと同様とされているので、その詳しい説明は省略する。
前記タンク5は、グリーストラップ2の汚水3、詳しくは汚水3に含まれる油脂などの有機質を分解するバクテリアを含有したバイオ液4を貯留するためのものであり、このタンク5の排出口5aには、タンク配管11の一端が接続されている。
なお、バイオ液4は、単種類あるいは複数種類のバクテリアから成り、分解促進酵素および高濃度有機養分を加えた分解用液剤となっているものなどの各種のものから選択使用することができる。
前記第1ポンプ6は、タンク5に貯留したバイオ液4をグリーストラップ2に供給するためのものであり、その吸込口6aにはタンク配管11の他端が接続されている。また、第1ポンプ6の吐出口6bには、バイオ液供給管12の基端部が接続されており、このバイオ液供給管12の先端は、グリーストラップ2の内部、詳しくは、グリーストラップ2の内部に導入された汚水3の中にバイオ液4を供給することができるようにグリーストラップ2の底面の近傍に配置されている。そして、第1ポンプ6は、図示しない外部電源に電気的に接続されているとともに、第1タイマ9から送出される信号に基づいて駆動タイミングおよび駆動時間が制御されるようになっている。
前記タンク配管11、第1ポンプ6およびバイオ液供給管12により、本実施形態のタンク5に貯留したバイオ液4をグリーストラップ2に供給するためのバイオ液供給手段13が構成されている。
前記第2ポンプ7は、空気をグリーストラップ2に直接供給するとともに、空気をオゾン発生器8に供給し、オゾン発生器8で生成したオゾンをグリーストラップ2に供給するためのものであり、本実施形態においては、1つの空気吸込口7aと2つの空気吐出口7b、7cとを備えたエアポンプが用いられている。そして、第2ポンプ7の図1の上方に示す一方の空気吐出口7bには、エア供給管14の基端部が接続されており、このエア供給管14の先端は、グリーストラップ2の内部、詳しくは、グリーストラップ2の内部に導入された汚水3の中にエアを供給することができるように、グリーストラップ2の底面の近傍に配置された散気管15に接続されている。この散気管15には、少なくともその外周に多数の貫通孔が形成されており、散気管15の内部の気体を汚水3中に拡散するように吐出することができるようになっている。
前記第2ポンプ7の図1の下方に示す他方の空気吐出口7cには、エア導入管16の一端が接続されている。そして、第2ポンプ7は、図示しない外部電源および制御部に電気的に接続されているとともに、第2タイマ10から送出される信号に基づいて駆動タイミングおよび駆動時間が制御されるようになっている。
前記第2ポンプ7およびエア供給管14により、本実施形態のグリーストラップ2に空気を供給する空気供給手段17が構成されている。
なお、空気供給手段17は、設計コンセプトなどの必要に応じて設ければよい。
前記オゾン発生器8は、殺菌および脱臭などに用いるオゾンを生成するためのものであり、無電極管によって形成された石英オゾン灯などのオゾン灯18を有している。このオゾン灯18は、エア導入口19aおよびオゾン吐出口19bを有するケース19の内部に配設されている。そして、オゾン灯18は、駆動回路を介して外部電源に電気的に接続されているとともに、第2タイマ10から送出される信号に基づいて駆動タイミングおよび駆動時間が制御されるようになっている。また、ケース19のエア導入口19aには、エア導入管16の他端が接続されている。さらに、ケース19のオゾン吐出口19bには、オゾン供給管20の基端部が接続されており、このオゾン供給管20の先端は、前記散気管15に接続されている。すなわち、散気管15には、エア導入管16およびオゾン供給管20のそれぞれの先端が接続されており、空気とオゾンとを混合した状態で汚水3中に供給することができるように形成されている。
なお、オゾン灯18の形状や、数などは、設計コンセプトなどの必要に応じて設定すればよい。
前記第2ポンプ7、エア導入管16およびオゾン供給管20により、本実施形態のグリーストラップ2にオゾンを供給するオゾン供給手段21が構成されている。
なお、第2ポンプ7としては、空気供給手段17およびオゾン供給手段21のそれぞれに1つの空気吸込口と1つの空気吐出口とを備えた2ポートのエアポンプを設ける構成としてもよいが、部品点数の削減や小型化を図るうえで、本実施形態のように、少なくとも2つの空気吐出口7bを備えたエアポンプを用いることが好ましい。
また、第2ポンプ7としては、送風機などの空気を流動させることのできるものから選択使用することもできる。
前記第1タイマ9は、第1ポンプ6の駆動タイミングおよび駆動時間を制御するためのものであり、本実施形態においてはプログラムタイマが用いられている。
すなわち、本実施形態の第1タイマ9は、バイオ液供給手段13によるグリーストラップ2へのバイオ液4の供給タイミングおよび供給時間を簡便な構成で自動的に制御することができるようになっている。
前記第2タイマ10は、オゾン発生器8および第2ポンプ7の駆動タイミングおよび駆動時間を制御するためのものであり、本実施形態においてはプログラムタイマが用いられている。
すなわち、本実施形態の第2タイマ10は、オゾン発生器8およびオゾン供給手段21によるグリーストラップ2へのオゾンの供給タイミングおよび供給時間と、空気供給手段17によるグリーストラップ2への空気の供給タイミングおよび供給時間との両者を簡便な構成で自動的に制御することができるようになっている。
なお、第1タイマ9および第2タイマ10は、図示しない電源スイッチ、始動スイッチ、手動操作と自動運転とを切り換える運転切換スイッチ、非常停止スイッチなどのスイッチ類とともに制御盤に配設されている。
前記第1タイマ9および第2タイマ10により、本実施形態の少なくともバイオ液供給手段13によるグリーストラップ2へのバイオ液4の供給タイミングおよび供給時間と、オゾン発生器8およびオゾン供給手段21によるグリーストラップ2へのオゾンの供給タイミングおよび供給時間と制御する制御手段22が構成されている。
なお、制御手段22としては、少なくともCPU、第1ポンプ6および第2ポンプ7ならびにオゾン発生器8の駆動を制御するためのプログラムとデータとを格納するためのメモリ、動作状態などを表示する表示装置、設定値の入力に用いる入力装置などを有するマイコンを用いることもできる。
つぎに、前述した構成からなる本実施形態の汚水浄化装置1の作用について本発明の汚水浄化方法の実施形態とともに説明する。
図2は本発明に係る汚水浄化方法の実施形態の要部を示すフローチャートである。
本実施形態の汚水浄化方法は、図2に示すように、前処理工程31と、汚水分解処理工程32と、後処理工程33とをこの順に行うようになっている。
また、本実施形態の汚水浄化方法は、前述した図1に示す本実施形態の汚水浄化装置1を用いて実施する。
前記前処理工程31は、第2タイマ10からの信号によって、第2ポンプ7およびオゾン発生器8を所定の時間駆動することにより実施する。そして、第2ポンプ7およびオゾン発生器8の駆動により、散気管15から汚水3の中に空気とオゾンとを混合した状態の気体を供給する。これにより、オゾンによってグリーストラップ2内、すなわち汚水3の殺菌、脱臭、塩素除去などを行うことができる。この時、オゾンを空気と混合した状態で汚水3に供給することができるので、汚水3中にオゾン水を効率よく生成することができる。その結果、汚水3の前処理を短時間で効率よく行うことができる。なお、オゾンと空気とを混合した状態の気体の供給量は、第2ポンプ7およびオゾン発生器8の駆動時間、すなわち、第2タイマ10の信号によって容易に制御することができる。また、第2タイマ10をプログラムタイマとすることで、第2ポンプ7およびオゾン発生器8の駆動タイミングを自動的に制御することができる。
前記汚水分解処理工程32は、第1タイマ9からの信号によって、第1ポンプ6を所定の時間駆動することにより実施する。そして、第1ポンプ6の駆動により、タンク5に貯留されているバイオ液4をバイオ液供給管12から汚水3の中に供給する。これにより、バイオ液4のバクテリアにより汚水3に含まれる油脂分などの有機質が分解される。そして、汚水3に含まれる油脂分などの有機質の分解は、時間の経過にともなって進行し、これにより汚水3の浄化が行われることになる。
この時、前処理工程31で汚水3の殺菌が行われているので、バクテリアの活性を一定の状態に保持することができるとともに、バクテリアによる汚水3の分解時に、オゾンの供給がなされないので、バクテリアの一部がオゾンによって殺菌されてることがない。
したがって、供給したバクテリアを有効に活用することができるので、バクテリアによる有機質の分解を効率よく行うことができる。
なお、バイオ液4の供給量は、第1ポンプ6の駆動時間、すなわち、第1タイマ9の信号によって容易に制御することができる。また、第1タイマ9をプログラムタイマとすることで、第1ポンプ6の駆動タイミングを自動的に制御することができる。
前記後処理工程33は、前処理工程31と同様に、第2タイマ10からの信号によって、第2ポンプ7およびオゾン発生器8を所定の時間駆動することにより実施する。そして、第2ポンプ7およびオゾン発生器8の駆動により、散気管15から汚水3の中に空気とオゾンとを混合した状態の気体を供給する。これにより、オゾンによって前記前処理工程31で浄化した汚水3に含まれるバクテリアの殺菌を行うことができるので、浄化した汚水3の安全性を向上することができる。
したがって、本実施形態の汚水浄化方法は、グリーストラップ2の汚水3中にオゾンを供給した後、グリーストラップ2の汚水3中に汚水3を分解するバクテリアを含有したバイオ液4を供給し、その後、グリーストラップ2の汚水3中にオゾンを再度供給するように構成されている。つまり、グリーストラップ2の汚水3中にオゾンを供給して汚水3を殺菌する前処理を行う前処理工程31と、前処理後の汚水3中に汚水を分解するバクテリアを含有したバイオ液4を供給して汚水3に含まれる有機質を分解する分解処理を行う汚水分解処理工程32と、分解処理後の汚水3中にオゾンを供給して分解処理に用いたバイオ液4のバクテリアを殺菌する後処理を行う後処理工程33とをこの順に行うように構成されている。
このように、本実施形態の汚水浄化方法によれば、グリーストラップ2の汚水3中にオゾンを供給した後、グリーストラップ2の汚水3中に汚水3を分解するバクテリアを含有したバイオ液4を供給し、その後、グリーストラップ2の汚水3中にオゾンを再度供給するように、つまり、グリーストラップ2の汚水3中にオゾンを供給して汚水3を殺菌する前処理を行う前処理工程31と、前処理後の汚水3中に汚水を分解するバクテリアを含有したバイオ液4を供給して汚水3に含まれる有機質を分解する分解処理を行う汚水分解処理工程32と、分解処理後の汚水3中にオゾンを供給して分解処理に用いたバイオ液4のバクテリアを殺菌する後処理を行う後処理工程33とをこの順に行うように構成されており、オゾンによる汚水3の前処理と、前処理を行った後のバイオ液4による汚水3の分解処理と、分解処理を行った後の後処理とに3分割してこの順に行うことができるので、各処理を短時間で効率よく行うことができる。
さらに、本実施形態の汚水浄化方法によれば、グリーストラップ2の汚水3の中にオゾンを供給する際に、オゾンを空気と混合した状態で供給する構成とされており、オゾンを空気と混合した状態で汚水3に供給することができるので、汚水3中にオゾン水を効率よく生成することができる。その結果、汚水3の前処理および後処理を短時間で効率よく行うことができる。
したがって、本実施形態の汚水浄化方法によれば、汚水3の浄化効率の向上や、処理時間の短縮などの向上による高性能化を確実に図ることができるなどの極めて優れた効果を奏する。
また、本実施形態の汚水浄化装置1によれば、汚水3を分解するバクテリアを含有したバイオ液4を貯留するためのタンク5と、タンク5に貯留したバイオ液4をグリーストラップ2の汚水3中に供給するためのバイオ液供給手段13と、オゾンを生成するためのオゾン発生器8と、オゾン発生器8で発生させたオゾンをグリーストラップ2の汚水3に供給するためのオゾン供給手段21と、少なくともバイオ液供給手段13によるグリーストラップ2の汚水3中へのバイオ液4の供給タイミングおよび供給時間と、オゾン発生器8およびオゾン供給手段21によるグリーストラップ2の汚水3中へのオゾンの供給タイミングおよび供給時間とを制御するための制御手段22とを有しており、制御手段22は、グリーストラップ2の汚水3中にオゾンを供給して汚水3を殺菌する前処理を行う前処理工程31と、前処理後の汚水3中に、汚水3を分解するバクテリアを含有したバイオ液4を供給して汚水3に含まれる有機質を分解する分解処理を行う汚水分解処理工程32と、分解処理後の汚水3中にオゾンを供給して分解処理に用いたバイオ液4のバクテリアを殺菌する後処理を行う後処理工程47とをこの順に行うように形成されているので、本発明の汚水浄化方法、すなわち、グリーストラップ2の汚水3の浄化を行う汚水浄化方法において、グリーストラップ2の汚水3中にオゾンを供給した後、グリーストラップ2の汚水3中に汚水3を分解するバクテリアを含有したバイオ液4を供給し、その後、グリーストラップ2の汚水3中にオゾンを再度供給する汚水浄化方法、つまり、グリーストラップ2の汚水3中にオゾンを供給して汚水3を殺菌する前処理を行う前処理工程31と、前処理後の汚水3中に汚水を分解するバクテリアを含有したバイオ液4を供給して汚水3に含まれる有機質を分解する分解処理を行う汚水分解処理工程32と、分解処理後の汚水3中にオゾンを供給して分解処理に用いたバイオ液4のバクテリアを殺菌する後処理を行う後処理工程33とをこの順に行う汚水浄化方法を確実かつ容易に実施することができる。
したがって、本実施形態の汚水浄化装置1によれば、本実施形態の汚水浄化方法を確実かつ容易に実施することができるなどの極めて優れた効果を奏する。
また、本実施形態の汚水浄化装置1によれば、制御手段22が、バイオ液供給手段13によるグリーストラップ2の汚水3中へのバイオ液4の供給タイミングおよび供給時間を制御する第1タイマ9と、オゾン発生器8およびオゾン供給手段21によるグリーストラップ2の汚水3中へのオゾンの供給タイミングおよび供給時間を制御する第2タイマ10とを有する構成されているので、部品点数が2点となり、制御手段22の構成を簡単なものとすることができる。
さらに、本実施形態の汚水浄化装置1によれば、全体として簡単な構成で部品点数を少なくすることができるので、小型化および低価格化を容易に図ることができる。
また、本実施形態の汚水浄化装置1によれば、オゾン発生装置が、無電極管によって形成されたオゾン灯18を有しているので、オゾン灯18の長寿命と、周辺雰囲気によるオゾン灯18の寿命の低下を防止することができる。その結果、オゾンによる殺菌機能を長期間に亘り保持することができる。また、オゾン灯18の長寿命化は、メンテナンスの頻度を低減することがてきるとともに、ランニングコストの低下に寄与する。
さらに、本実施形態の汚水浄化装置1によれば、グリーストラップ2の汚水3中に空気を供給する空気供給手段17が設けられており、制御手段22、詳しくは、第2タイマ10が、前記グリーストラップ2の汚水3中にオゾンを供給する際に、オゾンを空気と混合した状態で汚水3中に供給するように、オゾン発生器8およびオゾン供給手段21ならびに空気供給手段17によるグリーストラップ2の汚水3中へのオゾンおよび空気のそれぞれの供給タイミングおよび供給時間を制御するように形成されているので、本発明の汚水浄化方法、すなわち、グリーストラップ2の汚水3中にオゾンを供給する際に、オゾンを空気と混合した状態で供給する汚水浄化方法を容易に実施することができる。
また、本実施形態の汚水浄化装置1によれば、第1タイマ9および第2タイマ10をそれぞれプログラムタイマとすることで、第1ポンプ6、第2ポンプ7およびオゾン発生器8の駆動タイミングを自動的に制御することができるので、操作性を向上することができる。
さらに、本実施形態の汚水浄化装置1によれば、1つの第2ポンプ7によって、オゾン供給手段21および空気供給手段17の一部を形成することができるので、小型化および低価格化をより容易に図ることができる。
本発明の汚水浄化方法および汚水浄化装置は、飲食店、レストラン、ホテル、学校、病院などの厨房の排水などの既存のグリーストラップに用いることができる。
また、本発明の汚水浄化方法および汚水浄化装置は、グリーストラップに限らす、沈降処理槽などの各種の汚水処理槽に用いることができる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
本発明に係る汚水浄化装置の実施形態の要部を簡略化して示す構成図 本発明に係る汚水浄化方法の実施形態の要部を示すフローチャート
符号の説明
1 汚水浄化装置
2 グリーストラップ
3 汚水
4 バイオ液
5 タンク
6 第1ポンプ
7 第2ポンプ
8 オゾン発生器
9 第1タイマ
10 第2タイマ
13 バイオ液供給手段
17 空気供給手段
21 オゾン供給手段
22 制御手段
31 前処理工程
32 汚水分解処理工程
33 後処理工程

Claims (6)

  1. グリーストラップの汚水の浄化を行う汚水浄化方法において、
    前記グリーストラップの汚水中にオゾンを供給して汚水を殺菌する前処理を行う前処理工程と、
    前記前処理後の汚水中に汚水を分解するバクテリアを含有したバイオ液を供給して前記汚水に含まれる有機質を分解する分解処理を行う汚水分解処理工程と、
    前記分解処理後の汚水中にオゾンを供して前記分解処理に用いたバイオ液のバクテリアを殺菌する後処理を行う後処理工程と、
    をこの順に行うことを特徴とする汚水浄化方法。
  2. 前記グリーストラップの汚水中にオゾンを供給する際に、オゾンを空気と混合した状態で供給することを特徴とする請求項1に記載の汚水浄化方法。
  3. グリーストラップの汚水の浄化に用いる汚水浄化装置において、
    汚水を分解するバクテリアを含有したバイオ液を貯留するためのタンクと、
    前記タンクに貯留したバイオ液を前記グリーストラップの汚水中に供給するためのバイオ液供給手段と、
    オゾンを生成するためのオゾン発生器と、
    前記オゾン発生器で発生させたオゾンを前記グリーストラップの汚水中に供給するためのオゾン供給手段と、
    少なくとも前記バイオ液供給手段による前記グリーストラップの汚水中へのバイオ液の供給タイミングおよび供給時間と、前記オゾン発生器およびオゾン供給手段による前記グリーストラップの汚水中へのオゾンの供給タイミングおよび供給時間とを制御するための制御手段とを有しており、
    前記制御手段は、前記グリーストラップの汚水中にオゾンを供給して汚水を殺菌する前処理工程と、前記前処理後の汚水中に、汚水を分解するバクテリアを含有したバイオ液を供給して前記汚水に含まれる有機質を分解する汚水分解処理工程と、前記分解処理後の汚水中にオゾンを供給して前記分解処理に用いたバイオ液のバクテリアを殺菌する後処理工程と、をこの順に行うように形成されていることを特徴とする汚水浄化装置。
  4. 前記制御手段が、
    前記バイオ液供給手段による前記グリーストラップの汚水中へのバイオ液の供給タイミングおよび供給時間を制御する第1タイマと、
    前記オゾン発生器およびオゾン供給手段による前記グリーストラップの汚水中へのオゾンの供給タイミングおよび供給時間を制御する第2タイマとを有していることを特徴とする請求項3に記載の汚水浄化装置。
  5. 前記オゾン発生装置が、無電極管によって形成されたオゾン灯を有していることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の汚水浄化装置。
  6. 前記グリーストラップの汚水中に空気を供給する空気供給手段が設けられており、
    前記制御手段が、前記グリーストラップの汚水中にオゾンを供給する際に、オゾンを空気と混合した状態で汚水中に供給するように、前記オゾン発生器およびオゾン供給手段ならびに空気供給手段による前記グリーストラップの汚水中へのオゾンおよび空気のそれぞれの供給タイミングおよび供給時間を制御するように形成されていることを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか1項に記載の汚水浄化装置。
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