JP2003320383A - グリーストラップの浄化方法及びその装置 - Google Patents

グリーストラップの浄化方法及びその装置

Info

Publication number
JP2003320383A
JP2003320383A JP2002128491A JP2002128491A JP2003320383A JP 2003320383 A JP2003320383 A JP 2003320383A JP 2002128491 A JP2002128491 A JP 2002128491A JP 2002128491 A JP2002128491 A JP 2002128491A JP 2003320383 A JP2003320383 A JP 2003320383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grease trap
ozone
water
layer
wastewater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002128491A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Arita
憲一 有田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002128491A priority Critical patent/JP2003320383A/ja
Publication of JP2003320383A publication Critical patent/JP2003320383A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Removal Of Floating Material (AREA)
  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 業務用厨房からの排水中の油脂分と沈殿物が
短期間で貯留してしまうことを防止してメンテナンスを
簡易化することができるグリーストラップの浄化方法と
その装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 業務用厨房の排水を流入して、軽い油脂
分等を水面に浮上させるとともに重い汚泥物質を沈殿さ
せて中間水を排水するグリーストラップ1において、グ
リーストラップ1と隣接した位置にエアポンプ9とオゾ
ン発生装置としてオゾン発生塔10を配備し、該オゾン
発生塔10から得られるオゾン及び酸素原子をグリース
トラップ1の底部に配置した各散気管7a,7b,7c
に供給して水中にエアレーションするようにしたグリー
ストラップの浄化方法と装置を基本構成としている。オ
ゾン発生塔10内には波長242nm以下及び波長25
4nmの紫外線を発する紫外線ランプを装備してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特定の波長(波長2
42nm以下及び波長254nm)を有する紫外線を酸
素に照射することによってオゾンを発生させ、得られた
オゾン及び酸素原子をグリーストラップ内の排水中へエ
アレーションすることにより、グリーストラップ内に堆
積した油脂等の有機物を酸化分解処理して流れやすくす
るとともに、排水の悪臭をも除去するようにしたグリー
ストラップの浄化方法及びその装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から一般の飲食店、レストラン、病
院等における業務用厨房から排出される排水には多量の
油脂分が含まれているため、この油脂分が冷却によって
凝固して配水管を閉塞させてしまう原因となっている。
これに対処するため上記業務用厨房にはグリーストラッ
プの設置が義務付けられている。
【0003】グリーストラップとは上記業務用厨房から
の排水を浄化して放流する浄化槽の一種であり、通常は
浄化槽の内部が複数の層に隔成されていて、第1層目に
排水中の固形物とか大きなゴミを除去するバスケットが
取り付けられ、第2層目以降で水より軽い油脂分等を水
面に浮上させるとともに重い汚泥物質は沈殿させ、中間
水を流出管から排水させる構造が用いられている。そし
て一定期間毎にグリーストラップ内に浮遊している油脂
分と沈殿物質を専門業者が取り除いて産業廃棄物として
処理し、更に定期的にグリーストラップ自体の清掃を行
うことによるメンテナンスを実施している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のグリースト
ラップは、排水中の油脂分と沈殿物が短期間で貯留して
しまうので、一定期間毎に専門業者が油脂分と沈殿物を
取り除き、更に定期的にグリーストラップ自体の清掃作
業を行わなければならず、メンテナンスが煩雑であると
いう課題がある。特にグリーストラップの清掃作業を怠
ると、油脂分が腐敗して排水が悪臭を放ったり、グリー
ストラップ内での害虫繁殖の原因ともなりやすく、特に
飲食店等では非衛生的であって営業的にも悪影響を及ぼ
してしまうという問題点が生じる。
【0005】そこで本発明は上記の問題点を解決して、
排水中の油脂分と沈殿物が短期間で貯留してしまうこと
を防止してメンテナンスを簡易化することができるグリ
ーストラップの浄化方法とその装置を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、業務用厨房の排水を流入して、軽い油脂分
等を水面に浮上させるとともに重い汚泥物質を沈殿させ
て中間水を排水するグリーストラップにおいて、上記グ
リーストラップと隣接した位置にエアポンプとオゾン発
生装置を配備し、該オゾン発生装置から得られるオゾン
及び酸素原子をグリーストラップの底部に配置した散気
管に供給して、水中にエアレーションするようにしたグ
リーストラップの浄化方法と装置を基本構成としてい
る。
【0007】具体的にはグリーストラップと隣接した位
置にエアポンプとオゾン発生装置を配備し、該オゾン発
生装置から得られるオゾン及び酸素原子を、隔壁により
形成された複数層の底部に各々配置した散気管に供給し
て、第1層の水面位置に配設したバスケットにより流入
する排水中の固形物を除去した後、各層を流れる水中に
散気管からエアレーションすることにより、有機物をオ
ゾン及び酸素原子の酸化作用によって酸化分解するとと
もに浮遊物を減少させ、排水の脱臭作用を持たせてい
る。オゾン発生装置内には波長242nm以下及び波長
254nmの紫外線を発する紫外線ランプを装備してあ
る。
【0008】前記散気管は各層の底部に直接配置する
か、もしくは各層の底部から適当な長さだけ上方位置に
あるように配置する。オゾン発生装置には運転時間を設
定するタイマー及び紫外線ランプへ供給する電圧と周波
数を最適に設定する安定器を配備してある。前記オゾン
発生装置と散気管とを主管と枝管により構成した配管部
材を用いて接続し、かつ、枝管にオゾン量及び酸素原子
量を調節するバルブを取り付ける。主管と枝管とをヘッ
ダー管により連結した例を提供する。
【0009】かかるグリーストラップの浄化方法及びそ
の装置によれば、業務用厨房から排出される排水がグリ
ーストラップ内に流入する際に、第1層の水面位置に取
り付けたバスケットにより固形物が除去され、次に排水
が複数層を経由して流下する際に、水より軽い油脂分等
が浮上して重い汚泥物質は沈殿する。この動作と同時に
エアポンプを起動させることによって圧搾空気がオゾン
発生装置内に供給され、該オゾン発生装置内に装備され
た紫外線ランプが点灯して紫外線が生じ、空気中の酸素
を照射することによってオゾン及び酸素原子が発生す
る。
【0010】得られたオゾン及び酸素原子は主管と枝管
を経由してグリーストラップ内の各散気管に供給され、
排水中へのエアレーションが行われることにより、排水
中に含まれている油脂分等の有機物がオゾン及び酸素原
子の持つ強力な酸化作用によって酸化分解され、浮遊物
が減少することによる浄化が行われ、排水の脱臭作用を
持たせることができる。そしてグリーストラップ内の油
脂分と沈殿物質を清掃により取り除くメンテナンスの実
施期間は、従来装置に較べて長くとることができる。
【0011】前記各散気管を各層の底部に直接配置せ
ず、各層の底部から適当な長さだけ上方位置にあるよう
に配置することにより、底部に沈殿した汚泥物質がエア
レーションによって再撹拌されることが防止されて排水
の浄化効果を高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明にかか
るグリーストラップの浄化方法及びその装置の具体的な
実施形態を説明する。
【0013】図1は本発明の第1実施形態を示し、図2
は同第2実施形態を示している。図1,図2に示す1は
グリーストラップであり、このグリーストラップ1には
図外の業務用厨房からの排水が流れ込む流入管2と、浄
化された水を排出する流出管3が取り付けられており、
該グリーストラップ1内は隔壁4,4によって第1層5
a,第2層5b,第3層5cとが形成されている。そし
て第1層5aの水面位置には、流入管2から流れ込む排
水中の固形物を除去するバスケット6が配設されてお
り、各層5a,5b,5cの底部に各々散気管7a,7
b,7cが配置されている。各散気管7a,7b,7c
は、図1に示したように各層5a,5b,5cの底部に
直接配置するか、もしくは図2に示したように各層5
a,5b,5cの底部から適当な長さhだけ上方位置に
あるように配置する。
【0014】各散気管7a,7b,7cは硬質塩化ビニ
ールで構成され、各散気管7a,7b,7cの上面に
は、オゾン及び酸素原子を均等に噴出させるための径長
が略2mmの孔部が複数個開口されている。
【0015】8は上記グリーストラップ1と隣接した位
置に配置された架台であり、この架台8上にはエアポン
プ9とオゾン発生装置としてオゾン発生塔10が配備さ
れている。11は主電源、12はタイマー、13は安定
器であり、上記エアポンプ9の電源プラグ9aが主電源
11のコンセント部11aに接続されている。
【0016】オゾン発生塔10は密閉された筒状容器で
構成され、このオゾン発生塔10の下側部には空気の入
口用ソケット14が取り付けられているとともに上側部
にはオゾン供給用ソケット15が取り付けられている。
該オゾン発生塔10の材質はPVC又はSUS304で
内径寸法70φ×330Hとし、オゾン発生塔10の内
部には、紫外線ランプとして波長242nm以下の紫外
線としての波長184.9nm(ナノメータ)及び波長
254nm(ナノメータ)の紫外線を発する紫外線ラン
プが装備されている。
【0017】そして主電源11からタイマー12及び安
定器13を介して供給される電力によってオゾン発生塔
10内の紫外線ランプが点灯して波長184.9nm又
は波長254nmの紫外線が発生する。主電源11には
100V漏電ブレーカが配備されており、処理水量とか
処理条件に応じてタイマー12により1日の運転時間が
設定される。
【0018】上記オゾン発生塔10のオゾン供給用ソケ
ット15と、前記グリーストラップ1内の各散気管7
a,7b,7cとが配管部材としての主管16と枝管1
6a,16b,16cとによって接続されている。図2
に示した例では主管16と枝管16a,16b,16c
とがヘッダー管18を介在して接続されている。各枝管
16a,16b,16cにはオゾン量及び酸素原子量を
調節するバルブ17a,17b,17cが取り付けられ
ている。
【0019】かかるグリーストラップの処理装置によれ
ば、一般の業務用厨房から排出される排水が流入管2を
介してグリーストラップ1内に流入する際に、先ず第1
層5aの水面位置に取り付けたバスケット6により排水
中の固形物及び大きなゴミが除去され、次に排水が第2
層5bと第3層5cを経由して流下する際に、水より軽
い油脂分等が浮上して重い汚泥物質は沈殿する。上記動
作の開始と同時に主電源11をオンにすることによって
エアポンプ9が起動して、得られた圧搾空気が入口用ソ
ケット14からオゾン発生塔10内に供給される。
【0020】また、主電源11からタイマー12及び安
定器13を介して供給される電力により、オゾン発生塔
10内に装備された紫外線ランプが点灯して紫外線が発
生する。この紫外線が空気中の酸素を照射することによ
ってオゾンが発生し、このオゾンを更に一部分解して酸
素原子を発生させる。このとき安定器13は紫外線ラン
プへ供給する電圧と周波数を最適に設定する機能を有し
ている。
【0021】オゾン発生塔10内で得られたオゾン及び
酸素原子は、オゾン供給用ソケット15から主管16と
枝管16a,16b,16cを経由してグリーストラッ
プ1内の各散気管7a,7b,7cに供給され、各散気
管7a,7b,7cの上面に複数個開口された孔部から
均等に噴出されて排水中へのエアレーションが行われ
る。この時に各枝管16a,16b,16cに取り付け
られたバルブ17a,17b,17cの開度を適宜選択
することによって水中へ噴出するオゾン量及び酸素原子
量を適当に調節することができる。
【0022】また、各散気管7a,7b,7cを各層5
a,5b,5cの底部に直接配置せず、図2に示したよ
うに各層5a,5b,5cの底部から適当な長さh、例
えば70〜100mm程度上方位置にあるように配置す
ることにより、底部に沈殿した汚泥物質がエアレーショ
ンによって再撹拌されることが防止されて排水の浄化効
果を高めることができる。
【0023】上記したようにオゾン及び酸素原子をグリ
ーストラップ1内を流れる排水中へ散気管7a,7b,
7cからエアレーションすることにより、排水中に含ま
れている油脂分等の有機物がオゾン及び酸素原子の持つ
強力な酸化作用によって酸化分解され、浮遊物が減少す
ることによる浄化が行われるとともに、第3層5cの中
間水を排出する流出管3からの排水の脱臭作用をも持た
せることができる。尚、一定期間毎にグリーストラップ
1内に浮遊している油脂分と沈殿物質を清掃により取り
除いて産業廃棄物として処理する手段は必要であるが、
メンテナンスの実施期間は従来装置に較べて長くとるこ
とができる。
【0024】ここで本発明で有機物の酸化分解に用いて
いるオゾン及び酸素原子について簡単に説明すると、通
常オゾン(O)は波長242nm以下の紫外線を吸収
した酸素分子(O)が分解して2個の酸素原子(O)
になり、この酸素原子(O)が酸素分子(O)と結合
して発生する。また、オゾン(O)を波長254nm
の紫外線に照射すると酸素分子(O)と酸素原子(O
)に分解する。本装置では波長184.9nmと波長
254nmの紫外線を照射する紫外線ランプを使用し
て、この紫外線を空気に照射することにより、紫外線が
空気中の酸素分子(O)と反応して下記の(1)
(2)(3)式により生成したオゾン(O)及び酸素
原子(O)を利用している。 O+ hν(184.9nm)→ O+ O ………(1) O+O → O ………(2) O +hν(254nm)→ O+ O(酸素原子) ………(3)
【0025】得られたオゾン及び酸素原子は有機物を分
解する強い酸化分解作用があることが知られており、該
オゾン及び酸素原子をグリーストラップ1内を流れる排
水中へ散気管7a,7b,7cからエアレーションする
ことにより、前記したように排水中に含まれている油脂
分等の有機物が酸化分解されるとともに浮遊物が減少
し、かつ、脱臭作用を持たせることができる。
【0026】下記の表1により、オゾン及びその他の酸
化剤であるHO,H,MnO ,ClO,Cl
の酸化ポテンシャルを測定した結果を示す。
【0027】
【表1】
【0028】表1によればオゾンが他の過酸化水素及び
塩素等よりも強力な酸化力を有していることがわかる。
【0029】表2はオゾンの物性を測定した結果を示し
ている。
【0030】
【表2】
【0031】表2によれば、空気の水に対するヘンリー
定数は25℃で0.457(atm/モル分)であるこ
とから、オゾンは空気よりも水への溶解性が大きいこと
がわかる。
【0032】排水を浄化処理したオゾンは有害であるた
め、そのまま大気中に放出することは好ましくないた
め、オゾン発生塔10の出口であるオゾン供給用ソケッ
ト15内のオゾン濃度と、グリーストラップ1の水面上
に空気に含まれるオゾン濃度を真空法によるガス検知管
を用いて測定し、残存するオゾン量を検出した。その結
果、各枝管16a,16b,16cのバルブ17a,1
7b,17cの開度を適宜選択してオゾン量を調節する
ことによって大気中に放出されるオゾン量は最小限とな
り、グリーストラップ1内の排水に対するオゾンの溶解
効果も高く維持できることが判明した。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば業務用厨房から排出される排水がグリーストラップ
内に流入して複数層を経由して流下する際に、水より軽
い油脂分等が浮上して重い汚泥物質は沈殿し、同時にオ
ゾン発生塔で得られたオゾン及び酸素原子をグリースト
ラップ内の各散気管に供給して排水中へのエアレーショ
ンを行わせることにより、排水中に含まれている油脂分
等の有機物がオゾン及び酸素原子の持つ強力な酸化作用
によって酸化分解され、浮遊物が減少するとともに排水
の脱臭作用を発揮することができる。よって油脂分の腐
敗による悪臭の発生とかグリーストラップ内で害虫が繁
殖する要因がなくなるので、特に飲食店等での衛生的な
排水浄化処理が可能となる。
【0034】グリーストラップを構成する各層の底部に
各散気管を直接配置せず、各層の底部から適当な長さだ
け上方位置にあるように配置することにより、底部に沈
殿した汚泥物質がエアレーションによって再撹拌される
ことが防止され、排水の浄化効果を高めることができ
る。また、本発明によればグリーストラップ内の油脂分
と沈殿物質を取り除くメンテナンスも簡易化されるの
で、専門業者に頼る必要性がなくなり、かつ、メンテナ
ンスの実施期間を従来装置に較べてきわめて長くとるこ
とができる。
【0035】従って本発明によれば、業務用厨房から流
出する排水中の油脂分と沈殿物が短期間で貯留してしま
うことがなく、メンテナンスが簡易化されるとともにき
わめて衛生的なグリーストラップの浄化方法とその装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す概要図。
【図2】本発明の第2実施形態を示す概要図。
【符号の説明】
1…グリーストラップ 2…流入管 3…流出管 4…隔壁 5a…第1層 5b…第2層 5c…第3層 6…バスケット 7a,7b,7c…散気管 8…架台 9…エアポンプ 10…オゾン発生塔 11…主電源 12…タイマー 13…安定器 14,15…ソケット 16…主管 16a,16b,16c…枝管 17a,17b,17c…バルブ 18…ヘッダー管 整理番号 P3443

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 業務用厨房の排水を流入して、軽い油脂
    分等を水面に浮上させるとともに重い汚泥物質を沈殿さ
    せて中間水を排水するグリーストラップにおいて、 上記グリーストラップと隣接した位置にエアポンプとオ
    ゾン発生装置を配備し、該オゾン発生装置から得られる
    オゾン及び酸素原子をグリーストラップの底部に配置し
    た散気管に供給して、水中にエアレーションすることを
    特徴とするグリーストラップの浄化方法。
  2. 【請求項2】 業務用厨房の排水を流入して、軽い油脂
    分等を水面に浮上させるとともに重い汚泥物質を沈殿さ
    せて中間水を排水するグリーストラップにおいて、 上記グリーストラップと隣接した位置にエアポンプとオ
    ゾン発生装置を配備し、該オゾン発生装置から得られる
    オゾン及び酸素原子を、隔壁により形成された複数層の
    底部に各々配置した散気管に供給して、第1層の水面位
    置に配設したバスケットにより流入する排水中の固形物
    を除去した後、各層を流れる水中に散気管からエアレー
    ションすることにより、有機物をオゾン及び酸素原子の
    酸化作用によって酸化分解するとともに浮遊物を減少さ
    せ、かつ、排水の脱臭作用を持たせたことを特徴とする
    グリーストラップの浄化方法。
  3. 【請求項3】 前記オゾン発生装置内に、波長242n
    m以下及び波長254nmの紫外線を発する紫外線ラン
    プを装備した請求項1又は2に記載のグリーストラップ
    の浄化方法。
  4. 【請求項4】 業務用厨房の排水を流入して、軽い油脂
    分等を水面に浮上させるとともに重い汚泥物質を沈殿さ
    せて中間水を排水するグリーストラップにおいて、 上記グリーストラップと隣接した位置にエアポンプとオ
    ゾン発生装置を配備するとともに、グリーストラップの
    底部に散気管を配置し、オゾン発生装置から得られるオ
    ゾン及び酸素原子を散気管に供給して水中にエアレーシ
    ョンすることを特徴とするグリーストラップの浄化装
    置。
  5. 【請求項5】 グリーストラップ内を隔壁によって複数
    層に形成し、第1層の水面位置に排水中の固形物を除去
    するバスケットを配設するとともに各層の底部に各々散
    気管を配置した請求項4に記載のグリーストラップの浄
    化装置。
  6. 【請求項6】 散気管を各層の底部に直接配置するか、
    もしくは各層の底部から適当な長さだけ上方位置にある
    ように配置した請求項4又は5に記載のグリーストラッ
    プの浄化装置。
  7. 【請求項7】 前記オゾン発生装置に、運転時間を設定
    するタイマー及び紫外線ランプへ供給する電圧と周波数
    を最適に設定する安定器を配備した請求項4,5又は6
    に記載のグリーストラップの浄化装置。
  8. 【請求項8】 前記オゾン発生装置と散気管とを主管と
    枝管により構成した配管部材を用いて接続し、かつ、枝
    管にオゾン量及び酸素原子量を調節するバルブを取り付
    けた請求項4,5,6又は7に記載のグリーストラップ
    の浄化装置。
  9. 【請求項9】 前記主管と枝管をヘッダー管により連結
    した請求項8に記載のグリーストラップの浄化装置。
JP2002128491A 2002-04-30 2002-04-30 グリーストラップの浄化方法及びその装置 Pending JP2003320383A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002128491A JP2003320383A (ja) 2002-04-30 2002-04-30 グリーストラップの浄化方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002128491A JP2003320383A (ja) 2002-04-30 2002-04-30 グリーストラップの浄化方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003320383A true JP2003320383A (ja) 2003-11-11

Family

ID=29542226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002128491A Pending JP2003320383A (ja) 2002-04-30 2002-04-30 グリーストラップの浄化方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003320383A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005103343A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Seiwa Supply Kk 油分含有廃水処理装置
JP2005246354A (ja) * 2004-03-08 2005-09-15 Gold Syst Kk 浄化装置
JP2005288257A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Toyoshima Denki Kk 含油脂汚水の処理方法及び含油脂汚水処理装置
JP2006314985A (ja) * 2005-02-21 2006-11-24 Eisaku Matsutani 廃液槽の浄化装置
JP2009226323A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Miyoko Kawai オゾン水生成器
WO2011061781A1 (ja) * 2009-11-17 2011-05-26 環境プランニング株式会社 厨房排水等の処理装置
WO2023159283A1 (pt) * 2022-02-25 2023-08-31 Coelho Silton Raimundo Nonato Processo de desoleificação de água e efluentes, usos de um subprocesso de condicionamento eletromagnético e/ou um subprocesso de geração de microbolhas para dissolução do ozônio e seus métodos

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005103343A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Seiwa Supply Kk 油分含有廃水処理装置
JP2005246354A (ja) * 2004-03-08 2005-09-15 Gold Syst Kk 浄化装置
JP2005288257A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Toyoshima Denki Kk 含油脂汚水の処理方法及び含油脂汚水処理装置
JP2006314985A (ja) * 2005-02-21 2006-11-24 Eisaku Matsutani 廃液槽の浄化装置
JP2009226323A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Miyoko Kawai オゾン水生成器
WO2011061781A1 (ja) * 2009-11-17 2011-05-26 環境プランニング株式会社 厨房排水等の処理装置
WO2023159283A1 (pt) * 2022-02-25 2023-08-31 Coelho Silton Raimundo Nonato Processo de desoleificação de água e efluentes, usos de um subprocesso de condicionamento eletromagnético e/ou um subprocesso de geração de microbolhas para dissolução do ozônio e seus métodos

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9868649B2 (en) Process and apparatus for purifying water
KR20120052910A (ko) 유체 처리 장치
KR101292731B1 (ko) 가스 포집형 기체-액체 반응장치와 이를 이용한 수처리 장치, 가스 정화장치
JP2009254967A (ja) 水処理システム
Bustos-Terrones et al. Degradation of organic matter from wastewater using advanced primary treatment by O3 and O3/UV in a pilot plant
JP2003320383A (ja) グリーストラップの浄化方法及びその装置
JP3744454B2 (ja) 水処理装置
JP4765922B2 (ja) 廃液処理方法及び廃液処理装置
JP3237011B2 (ja) 家庭用浄水器
KR101028516B1 (ko) 순환수세 발효식 화장실
KR200407311Y1 (ko) 오염수 순환 여과 장치
JP3602802B2 (ja) 光酸化反応装置
KR101308073B1 (ko) 오존과 수산화라디칼을 이용한 지방 분해 제거장치
JP3636636B2 (ja) 紫外線照射ダイオキシン類処理装置
JP3390386B2 (ja) 合併処理浄化設備および合併処理浄化槽に用いられる汚水処理装置
JP2004329988A (ja) 液体の浄化処理方法
KR20030030583A (ko) 가정용 용수의 정수장치 및 정수방법
JP2008272638A (ja) 処理装置
JP2005103343A (ja) 油分含有廃水処理装置
KR102432087B1 (ko) 자외선 고도처리와 저전력 교반장치를 이용한 유기물 및 질소 처리 시스템
JP4661275B2 (ja) 浄化装置
KR102138176B1 (ko) 수산기(oh)반응 용해교반조를 갖는 폐수 고도 전처리 시스템
JP3662474B2 (ja) 排水中のダイオキシン類処理方法及び処理装置
JPH05261380A (ja) 浴槽湯の殺菌浄化装置
JPH0241152A (ja) クリーン装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040420

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040720

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040827

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041005

A521 Written amendment

Effective date: 20041201

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20041207

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20050107

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912