JP3237011B2 - 家庭用浄水器 - Google Patents

家庭用浄水器

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JP3237011B2
JP3237011B2 JP03788598A JP3788598A JP3237011B2 JP 3237011 B2 JP3237011 B2 JP 3237011B2 JP 03788598 A JP03788598 A JP 03788598A JP 3788598 A JP3788598 A JP 3788598A JP 3237011 B2 JP3237011 B2 JP 3237011B2
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修 浅岡
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    • C02F9/00Multistage treatment of water, waste water or sewage
    • C02F9/20Portable or detachable small-scale multistage treatment devices, e.g. point of use or laboratory water purification systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C02F1/283Treatment of water, waste water, or sewage by sorption using coal, charred products, or inorganic mixtures containing them
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    • C02F1/72Treatment of water, waste water, or sewage by oxidation
    • C02F1/78Treatment of water, waste water, or sewage by oxidation with ozone

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飲料水を紫外線照射お
よびオゾン処理する家庭用浄水器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、飲料水を紫外線照射およびオゾン
処理して浄化する浄水器については多数の特許出願がな
されている。例えば「水処理装置」(特開昭61−82
889号)の発明は、紫外線光源上部のノズルからオゾ
ンと水との混合水を噴出するようにして殺菌効果を奏し
める技術を提案している。また「水処理装置」(特開昭
62−201688号)の発明は、紫外線殺菌装置とオ
ゾン攪拌装置との間に遮蔽体を設けて、紫外線によるオ
ゾンの光分解を防止するようにしている。さらに「水処
理方法」(特開昭53−27264号)の発明は、水と
オゾン含有ガスを複数の紫外線照射装置で照射する技術
を開示している。
【0003】これらの技術は、水とオゾンとの混合を充
分にし、紫外線による殺菌効果を高めるための工夫がな
されているが、これだけでは飲料水用の浄水器として充
分とはいえない。即ち、単結合を有する有機物はオゾン
難分解性であることが知られている他、通常、飲料水中
の有機物が完全に分解されるためには大量のオゾンが必
要であるが、これらの技術ではその充分な供給は容易で
なく、従って未分解の有機物が残存する可能性がある。
また仮に大量のオゾン供給が可能であるとしても、それ
が安全な酸素に分解し切れずにそのまま飲料水に溶存す
るか、あるいは紫外線により酸素ラジカル、ヒドロキシ
ルラジカル、過酸化水素ラジカルへと分解したものが少
量なりとも溶存して、発癌性など人体に有害な作用を及
ぼす恐れがある。
【0004】このような場合、残存有機物を濾去し、且
つ溶存しているオゾンや酸素等のラジカル類を消失させ
なければ飲料水としての使用には不適当である。飲料水
をオゾン処理および紫外線照射すると共に濾過処理する
発明として「浄水および滅菌水製造装置」(特開平4−
293589号)がある。この技術は、オゾン処理した
水を吸着槽で吸着除去した後、紫外線照射するプロセス
のものであるが、この場合水の吸着処理の時間的経過に
伴ってオゾンを消失できても、紫外線照射後に濾過処理
をしないので殺菌された微生物体が残存してしまう欠点
がある。また、同様の発明で「水処理方法およびその水
処理装置」(特公平7−20597号)および「純水又
は超純水の精製方法及び装置」(特公平8−18040
号)の技術がある。前者の技術はオゾン処理、紫外線照
射の後、精密フィルターおよびイオン交換樹脂処理し
て、また後者はオゾン処理、紫外線照射の後、イオン交
換樹脂処理および限外ろ過処理するのであるが、いずれ
の技術も逆浸透膜を用いて超純水を得る工程を入れてい
る。しかしながら、このように逆浸透膜を用いるような
濾過を行うと、人体に好ましいミネラル分まで除去して
しまうので却って飲料水としては不適当である。
【0005】これに対して飲料水をオゾン処理および紫
外線照射すると共に鉱石層に通してミネラル分を補給す
る発明がある。「水処理装置」(特公平1−12556
号)の技術は、飲料水に対してオゾン処理および紫外線
照射を同時に行って、脱臭、有機化合物の酸化分解およ
び殺菌を行った後、鉱石層に通してミネラル分を補給す
る。また、「水処理装置」(特公平4−3279号)の
技術は、水の脱臭、殺菌を充分にすべく紫外線照射を長
短2種の波長で行った後、鉱石層を通過させる方法を開
示している。これらの技術は、排気を濾過する活性炭フ
ィルターを備えてはいるが、水の濾過装置を配していな
いので有機化合物の酸化分解物および殺菌された微生物
の残滓(死菌)がそのまま飲料に供される不利点があ
る。同様に前記「浄水及び滅菌水製造装置」(特開平4
−293589号)の技術は、オゾン処理、ミネラル溶
出した後、活性炭等の吸着層で濾過し、その後紫外線照
射を行った水を供給するが、前述したように紫外線殺菌
後の濾過工程はないので問題は解決されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、充分に殺
菌され、不純物を含まず、しかもミネラル分の豊富な飲
料水を得るための浄水器につき永年研究を重ねてきた
が、これにはオゾンおよび紫外線処理の時間を充分にす
るとともに、これらの処理の前後に飲料水を粗目の濾過
膜および微細な目の濾過膜で濾過し、その間に鉱石砕片
の層を通過させてミネラルを補給するようにすればよい
ことに想到し本発明を完成させた。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、粗目の濾
過膜を収容してなる粗濾過タンク1、該粗濾過タンク1
に三方弁6を介して連通し、活性炭を収容してなる活性
炭濾過タンク2、該活性炭濾過タンク2に連通し、鉱石
砕片32を収容してなるミネラルタンク3、該ミネラル
タンク3に連通すると共にオゾン発生器5に連通し、内
部に紫外線照射器41を備えている殺菌タンク4、該殺
菌タンク4に別の三方弁6を介して連通し、微細な目の
濾過膜を収容する精密濾過タンク7および飲料水を各タ
ンク間で循環させるモーター8が箱体9に収納されてな
り、前記粗濾過タンク1に導入された飲料水が粗く濾過
された後、前記活性炭濾過タンク2、ミネラルタンク3
および殺菌タンク4の間を一回以上循環し、前記精密濾
過タンク7にて再濾過された後、放出・給水するように
することを特徴とする家庭用浄水器である。
【0008】本発明で用いる粗濾過タンク1はステンレ
ススチール、アルミニウム、真鍮、鉄アルミニウム合
金、鉄チタン合金、鉄亜鉛合金、鋼合金等の金属、窒化
アルミニウム、窒化ホウ素、チタン酸アルミニウム、フ
ッ素金雲母等のセラミックス、ポリ酢酸ビニル、ポリエ
チレン(PE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、高
密度ポリエチレン(HDPE)、アクリロニトリル(A
S)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリプロピレン(PP)、ポリ
ブテン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化プロピレン、
ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリアミド(PA)、アク
リル樹脂(PMMA)、アセタール樹脂、弗素樹脂、ア
クリロニトリル・スチレン(AS樹脂)、アクリロニト
リル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS樹脂)、ポリ
スチレン(PS)、ユリア樹脂、メラミン・フェノール
樹脂等の合成樹脂で作られ、高さ20〜60cm、好ま
しくは20〜40cm、最大口径5〜12cm、好まし
くは7〜9cm,容積1〜3lの、いわゆるアンダーシ
ンク型浄水器の形式の濾過タンクである。この粗濾過タ
ンク1はカプセルカートリッジ11、該カプセルカート
リッジ11を固定して飲料水供給および浄水排出を行う
ハウジング12、前記カプセルカートリッジ11に収容
される、0.1〜100μmのポリスルホン樹脂、ポリ
4フッ化エチレン、ポリオレフィン樹脂等の合成樹脂で
作られた粗目の濾過膜を配した粗濾過膜カートリッジ1
3、必要によりカプセルカートリッジ11の固定を確実
にする締付けリング14から構成されている。前記カプ
セルカートリッジ11の底部には給水口111および排
水口112が開けられており、これらのそれぞれに給水
管113および排水管114が固定・垂下している。ま
たハウジング12は,飲料水を導入し、浄水を受容・送
出する導管121と,この導管121に連通するように
植設されている嵌入筒122、122とがカバー部材1
23でカバーされた形態のものである。そしてこれら嵌
入筒122、122には前記カプセルカートリッジ11
の給水管113および排水管114が嵌入して導管12
1からの飲料水をカプセルカートリッジ11内に注入
し、排水させるようにしている。即ち、水道水等の飲料
水はこの導管121に導入されて、一方の嵌入筒122
および給水管113を経て粗濾過膜カートリッジ13に
注入され、濾過された水が排水管114およびもう一方
の嵌入筒122を経て導管121に排水され、次の活性
炭濾過タンク2に送り出される。なお、この導管121
の2個の嵌入筒122、122の間の中央部分に対応す
る位置には飲料水の流通を遮断する遮断弁124が取り
付けられている。このようにすれば、すべての飲料水を
スムーズに粗濾過膜カートリッジ13に注入することが
でき、濾過されない飲料水が活性炭濾過タンク2に流入
する事態を防止できる。さらに前記導管121は、粗濾
過タンク1から活性炭濾過タンク2を貫通してミネラル
タンク3に連通している。なお、活性炭濾過タンク2を
貫通する部分の導管121には前記遮断弁124と同様
にして遮断弁が取り付けられている。
【0009】前記活性炭濾過タンク2は前記粗濾過タン
ク1と同材料を用いて同形状、同構造に作られており、
カプセルカートリッジ21の内部には前記粗濾過膜カー
トリッジ13と同構造に作られて活性炭を充填した活性
炭カートリッジ22を収容している。前記導管121
は、前記粗濾過タンク1におけると同様にして活性炭濾
過タンク2のハウジング23を貫通して、次のミネラル
タンク3の活性炭濾過タンク2側の側部下方の適当位置
に設けた通口に嵌合している。
【0010】前記ミネラルタンク3は前記粗濾過タンク
1と同材料、同じ高さであり、容積3〜8lの上下部が
閉蓋された円筒形、角筒形または楕円形に作られてお
り、その内部には鉱石砕片32を充填した鉱石砕片カー
トリッジ31が収納されている。このミネラルタンク3
に充填する鉱石砕片32としては、人体に必須の微量ミ
ネラル成分、例えば銅、マンガン、亜鉛、鉄、カリウ
ム、カルシウム、マグネシウム等を含有し水に溶出し得
る鉱石、例えば医王石、バクハン石、トルマリン、ケイ
ソウ土、ゼオライト、鉄ゼオライト、フリット、コーラ
ルサンド、磁鉄鉱、酸化チタン、大理石、石灰石等が挙
げられる。これらを最大径0.1〜1cm程度に機械的
に粉砕したものを、単独でもしくは2種以上の混合物と
したものをそのまま、必要により800〜1200℃の
温度で焼成して使用する。このミネラルタンク3の殺菌
タンク4側の側部上方の適当位置には、前記導管121
と同口径の通口を設けて導管121と同材料、同径の通
水管33を嵌合させている。そしてこの通水管33は、
次の殺菌タンク4のミネラルタンク3側の側部上方に設
けた通口に水平に伸びて嵌合・連通している。
【0011】前記殺菌タンク4は前記粗濾過タンク1と
同材料を用いてなる上下閉蓋された筒状に作られてお
り、その内部には紫外線照射器41が取付けられてい
る。この紫外線照射器41は、長方形の紫外線ランプ型
に作られて180〜300nm、好ましくは254nm
の波長で殺菌タンク4の内部を照射するようにしたもの
で、市販されているものを使用すればよい。このものを
殺菌タンク4の上蓋部に取付けたソケット42に固定
し、ここから底部に接しない程度の長さで垂下させて、
外部電源または本発明家庭用浄水器内部に収納した電池
に接続させる。さらにこの紫外線照射器41は、透明な
防水性のインナーケース43でカバーされている。な
お、前記紫外線照射器41は殺菌タンク4内に1個取り
付けるが、2個以上の複数個取り付けるようにしてもよ
い。この殺菌タンク4の底部または側部下方の適当位置
には、適当口径の通口44を設けてこれに管状のアダプ
ター45を取付けている。このアダプター45にはオゾ
ン発生器5のオゾン導管51を嵌合させて、発生したオ
ゾンを殺菌タンク4の内部に放出するようにしている。
前記オゾン発生器5は、電解式および無声放電式のいず
れの方法によるも任意であり、小型の市販品を使用すれ
ばよい。また、この殺菌タンク4の精密濾過タンク7側
の側部上方の適当位置には前記通水管33と同口径の通
口を設けて、次の精密濾過タンク7に殺菌タンク4と同
材料で作った通水管46を介して連通するようにしてい
る。即ち、この通水管46は略L字型に作られており、
殺菌タンク4に沿って下方に伸び、精密濾過タンク7の
ハウジング72の高さの位置にて直角に曲がり、前記粗
濾過タンク1に対する導管121と同様にしてハウジン
グ72を貫通している。
【0012】さらに前記粗濾過タンク1と活性炭濾過タ
ンク2との間に連通する導管121と前記通水管46と
の間には、これら導管121および通水管46と同材料
で同口径に作った通水管47を連通させており、前記粗
濾過タンク1から活性炭濾過タンク2に流入した飲料水
がモーター8の駆動により順に活性炭濾過タンク2、前
記ミネラルタンク3および殺菌タンク4の間を循環でき
るようにしている。即ち、この通水管46および導管1
21と通水管47との各連結部分には三方弁6,6が取
付けられており、これら三方弁6,6の開閉に伴って粗
濾過タンク1から活性炭濾過タンク2への、また殺菌タ
ンク4から精密濾過タンク7への飲料水の流入、停止が
行われ、且つ前記活性炭濾過タンク2から殺菌タンク4
までの3タンク間を循環するようにしている。
【0013】前記精密濾過タンク7は前記粗濾過タンク
1と同材料を用いて同形状に作られており、ハウジング
72とカプセルカートリッジ73とが嵌合する構成のも
のである。このカプセルカートリッジ73に収容する精
密濾過膜カートリッジ71には0.01〜0.1μmの
酢酸ビニル、酢酸セルロース、ポリアクリロニトリル、
ポリオレフィン、ポリエーテルスルホン等の合成樹脂製
の微細な目の濾過膜が充填されている。この濾過膜は、
飲料水に溶解しているミネラル成分は通過させるが、殺
菌された微生物残滓等の微細な不純物を除去する。この
精密濾過タンク7のハウジング72を貫通した通水管4
6の先端には給水管74を嵌合させている。なお、前記
粗濾過タンク1の場合と同様に、この通水管46にもハ
ウジング72内の2個の嵌入筒の中間部分に対応する位
置に遮断弁が取り付けられて、飲料水が精密濾過タンク
7内を循環するようにしている。
【0014】これらのタンク1,2,3,4,7等は、
これらタンクに用いるのと同材質の材料を用いて作った
箱体9に収納される。即ち箱体9の底部91にタンク
1,2,3,4,7、オゾン発生器5およびモーター8
を載置し、これを粗濾過タンク1の導管121および精
密濾過タンク7の給水管74の各開口端への連絡用の孔
を開けた側部92で被覆し、閉蓋93する構成である。
そしてこの箱体9の側部92には各タンク1,2,3,
4内の飲料水量を表示する目盛り94が取り付けられ、
またこの側部92または底部91の側方にはオゾン発生
器5および紫外線照射器41のオン、オフを同時に指示
するスイッチ95と前記三方弁6,6の開閉を指示する
スイッチ96および紫外線照射器41の作動状態を示す
UVランプ97が配されている。なお、前記オゾン発生
器5およびモーター8はミネラルタンク3と箱体9との
間にスペースを空けて、その場所に収納するようにする
のが全体をコンパクトに纏めることができて好都合であ
る。
【0015】本発明家庭用浄水器はこのような構成のも
のであり、これを以下のようにして用いる。先ず、飲料
水供給源、例えば水道の蛇口よりゴムホースを粗濾過タ
ンク1の導管121に取り付け、次いでこの導管121
の三方弁6を粗濾過タンク1と活性炭濾過タンク2の間
を開けると共に通水管47の口を閉じるようにし、さら
に通水管46の三方弁6を通水管47の口を開けると共
に精密濾過タンク7の口を閉じるようにスイッチ96を
操作して飲料水を注入する。
【0016】このようにして注入した飲料水は、導管1
21を通過して粗濾過タンク1のハウジング12、さら
にカプセルカートリッジ11の給水管113を上昇して
給水口111よりカプセルカートリッジ11に注入され
て、異臭を除去すると共にゴム屑、金属片、鉄錆、微細
な砂等の比較的大きな粒子の不純物を濾過する。このよ
うにして濾過された飲料水は、排水口112から排水管
114を下って再度導管121に流入する。
【0017】導管121に流入した濾過飲料水は、前記
粗濾過タンク1の場合と同様に活性炭濾過タンク2の側
部下方に流入し、タンクの内部を上昇して活性炭カート
リッジ22に至り、ここで一層の脱臭、濾過が行われた
後、導管121に流下する。
【0018】このようにして導管121に流入した飲料
水はミネラルタンク3の側部下方に流入し、さらに鉱石
砕片32が充填された鉱石砕片カートリッジ31の内部
を上昇しつつ水中にミネラル分を溶出させる。鉱石砕片
32の層を通過してタンク上部に達した飲料水は、ミネ
ラルタンク3に取り付けられた通水管33を通過して殺
菌タンク4の側部上方に注入される。
【0019】注入された飲料水は殺菌タンク4の内部に
満たされるが、その前に紫外線照射器41およびオゾン
発生器5を同時に作動させるスイッチ95を入れて作動
させておく。飲料水は暫時貯溜している間、紫外線照射
により殺菌される。また、前記オゾン発生器5の作動に
より発生したオゾンは、殺菌タンク4のアダプター45
から通口44を経てタンク内下部に供給され、水中で細
かな気泡を形成して上昇する。オゾンと接触した飲料水
はカビ臭が除去され且つ殺菌される。一方、このオゾン
は紫外線に照射されて酸素ラジカル、ヒドロキシラジカ
ル、過酸化水素ラジカル等を発生し、飲料水中のトリク
ロロエチレン、トリハロメタン等の有機ハロゲン化合物
が分解、無害化される。なお、これらのオゾン、酸素ラ
ジカル、ヒドロキシラジカル、過酸化水素ラジカル等
は、最終工程である精密濾過タンク7の内部を循環して
いる間に完全に消失して人体に無害化する。
【0020】次に目盛り94により粗濾過タンク1、活
性炭濾過タンク2、ミネラルタンク3および殺菌タンク
4が満水していることを確認してから、導管121の三
方弁6を粗濾過タンク1と活性炭濾過タンク2の間を閉
じると共に通水管47の口を開けるように操作する。そ
の後、モーター8を駆動させて飲料水をこれらタンク
2,3,4の間に1回以上、好ましくは数十回循環させ
る。このようにすれば飲料水の殺菌および濾過を充分に
行うことができる。なお、飲料水のタンク2,3,4間
の循環は、例えばモーター8を5〜10分間駆動させた
後、1時間休止というパターンを自動的に繰り返す方法
で行ってもよい。このようにすれば、装置内の微生物残
滓(死菌)等の微細な有機物を養分として微生物が再発
生する事態を回避することができる。
【0021】このようにして飲料水を各タンク間に循環
させた後、通水管46の三方弁6を通水管47の口を閉
じると共に精密濾過タンク7側の口を開けるように操作
し、飲料水を通水管46を通って精密濾過タンク7のハ
ウジング72、更にカプセルカートリッジ73内の精密
濾過膜カートリッジ71に注入せしめて精密濾過する。
このようにして殺菌された微生物残滓等の微細な不純物
を除去する。
【0022】なお、本発明家庭用浄水器は、前記粗濾過
タンク1、活性炭濾過タンク2、精密濾過タンク7の全
部または一部の天地を逆に、即ちハウジングを上に、そ
してカプセルカートリッジを下にして用い、前記導管1
21および通水管46,47を各タンクの上方を貫通す
るように構成することもできる。
【0022】
【発明の効果】本発明家庭用浄水器は以上のような構成
のものであり、粗濾過した飲料水を、活性炭濾過、ミネ
ラル溶出、紫外線照射と同時にオゾン処理の3工程間を
1回以上循環させた後、精密濾過して飲用に供するの
で、完全に殺菌されて不純物を含まず、しかもミネラル
分の豊富な飲料水を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明家庭用浄水器の一部切欠斜視図である。
【図2】本発明家庭用浄水器に用いる粗濾過タンクの一
部切欠斜視図である。
【図3】本発明家庭用浄水器に用いる三方弁の斜視図で
ある。
【図4】本発明家庭用浄水器に用いる殺菌タンクの要部
縦断側面図である。
【図5】本発明家庭用浄水器の外観を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明家庭用浄水器の使用態様を示す特性線図
である。
【符号の説明】
1 粗濾過タンク 11 カプセルカートリッジ 111 給水口 112 排水口 113 給水管 114 排水管 12 ハウジング 121 導管 122 嵌入筒 123 カバー部材 124 遮断弁 13 粗濾過膜カートリッジ 14 締付けリング 2 活性炭濾過タンク 21 カプセルカートリッジ 22 活性炭カートリッジ 23 ハウジング 3 ミネラルタンク 31 鉱石砕片カートリッジ 32 鉱石砕片 33 通水管 4 殺菌タンク 41 紫外線照射器 42 ソケット 43 インナーケース 44 通口 45 アダプター 46 通水管 47 通水管 5 オゾン発生器 51 オゾン導管 6 三方弁 7 精密濾過タンク 71 精密濾過膜カートリッジ 72 ハウジング 73 カプセルカートリッジ 74 給水管 8 モーター 9 箱体 91 底部 92 側部 93 蓋 94 目盛り 95 スイッチ 96 スイッチ 97 UVランプ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C02F 1/68 520 C02F 1/68 520K 530 530B 540 540A 540B 540H 540Z 1/78 1/78 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/28 C02F 1/30 - 1/32 C02F 1/68 C02F 9/00 C02F 1/44 C02F 1/78

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粗目の濾過膜を収容してなる粗濾過タン
    ク、該粗濾過タンクに三方弁を介して連通し、活性炭を
    収容してなる活性炭濾過タンク、該活性炭濾過タンクに
    連通し、鉱石砕片を収容してなるミネラルタンク、該ミ
    ネラルタンクに連通すると共にオゾン発生器に連通し、
    内部に紫外線照射器を備えている殺菌タンク、該殺菌タ
    ンクに別の三方弁を介して連通し、微細な目の濾過膜を
    収容する精密濾過タンクおよび飲料水を各タンク間で循
    環させるモーターが箱体に収納されてなり、前記粗濾過
    タンクに導入された飲料水が粗く濾過された後、前記活
    性炭濾過タンク、ミネラルタンクおよび殺菌タンクの間
    を一回以上循環し、前記精密濾過タンクにて再濾過され
    た後、放出・給水するようにすることを特徴とする家庭
    用浄水器。
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