JP2002177569A - 弾球遊技機の前面枠 - Google Patents

弾球遊技機の前面枠

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JP2002177569A
JP2002177569A JP2000404184A JP2000404184A JP2002177569A JP 2002177569 A JP2002177569 A JP 2002177569A JP 2000404184 A JP2000404184 A JP 2000404184A JP 2000404184 A JP2000404184 A JP 2000404184A JP 2002177569 A JP2002177569 A JP 2002177569A
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cover
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game machine
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JP2000404184A
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Yutaka Nishikawa
西川  豊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前面枠を構成する部品点数を減らして、組付
工数を減らすと共に、前面枠の全てを廃棄することな
く、前面枠の図柄、色等の変更を行う。 【解決手段】 前面枠を、前面枠本体部とこれを全部覆
い一体成形により作成されるカバーによって構成し、該
本体部をカバーに嵌入させるようにし、カバーには電飾
レンズ及び窓用レンズを配設すると共に該カバーの裏面
に彩色を施すようにして、前面枠の図柄色等を変更する
場合には、カバーのみを取り替えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、弾球遊技機の前面
枠に関する。より詳しくは遊技球が流下する遊技領域の
前方を覆う前面枠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の弾球遊技機の前面枠の説明を弾球
遊技機の代表的機械であるパチンコ遊技機(以下パチン
コ機Pとも称する)を例に述べる。従来のパチンコ機P
は、周囲が外枠1によって覆われており、その外枠1の
左側縁最上部及び下部にはヒンジ2,3が配置されるこ
とにより中枠4が片開き自在に蝶着されている。この中
枠4は後側において遊技盤5を複数の支持具6によって
支持する。中枠4の上方より略3分の2を前面枠7が、
残り部分に上皿部8と、下皿部9及び遊技球発射ハンド
ル(以下ハンドルとのみ称する)10が中枠4の前方に
位置するように配置される。通常、前面枠7と上皿部8
はそれぞれ左側縁の上方と下方の位置にヒンジ(いずれ
も図示せず)を設けて、該中枠4の表面にその後面が当
接するよう片開き自在に蝶着される。下皿部9は上皿部
8の直下に、下皿部9の下皿9’の右方にハンドル10
がそれぞれ中枠4に螺着される。
【0003】前面枠7は、外径がほぼ正方形状の枠であ
り、窓枠11とガラス枠12からなり、一部の部材を除
いて合成樹脂で一体成形される。窓枠11とガラス枠1
2ははそれぞれ遊技領域よりやや大きな方形の開口部1
3を配置されている。また前面枠7は上縁に基板取付
部、スピーカー取付部が形成され、該基板取付部にはラ
ンプ基板、ランプが取り付けられた上で中央電飾レンズ
26が、スピーカー取付部にはスピーカーが取り付けら
れた上でスピーカーカバーが取り付けられる(いずれも
図示せず)。また、パチンコ機Pでは、遊技盤5の下端
部の両端にシールを貼付する。窓枠11において開口部
13を円形とした場合には、該シールが見えなくなるた
めに、窓用レンズ(図示せず)を配置することがあり、
窓枠11のシールに該当する箇所において孔を配設し、
該孔にレンズを嵌合した後、螺着している。
【0004】パチンコ機Pで第一種と呼称されるCR機
においては、遊技盤中央よりやや上方位置に配置される
特別図柄表示装置の液晶画面に関連した図柄等が遊技盤
5の遊技領域にも表示され、窓枠11はこの遊技盤5に
表示された図柄等の色彩と関連ある色に着色される。ま
た、賞球が払い出される場合に発光、点滅する電飾用レ
ンズは、遊技盤5の色彩に調和させ或いは遊技者等に大
当たり等を知らせるために、青、赤、黄色、緑等に着色
し、遊技者の興趣を惹起するようにしている。窓枠11
の着色は、合成樹脂成形時に着色のための材料を入れて
行われる。電飾用レンズの着色は、単色、グラデーショ
ン配色に印刷されたフィルムがインモールド成形され、
電飾用レンズの射出成形時に前記フィルムが透明樹脂内
に挿入されことによって行われる。なお、電飾用レンズ
の内面にはレンズカットが施されている。
【0005】パチンコ機Pにあっては、窓枠11が上記
の如く構成されているので、パチンコ機Pは、部品点数
が多くなるという問題があり、これにより組立工数が多
くなり作業効率が悪く、パチンコ遊技機の製作に時間が
多くかかるという問題を生じていた。また、近時は遊技
者が常に興味を抱いてゲームを行うようにするために、
前記パチンコ機Pの特別図柄表示装置の図柄等が短期間
に変更される。特別図柄表示装置の図柄が変更される
と、遊技盤5に表示される図柄等も変更されるが、これ
に関連して窓枠11の着色変更も頻繁に行われている。
したがって特別図柄表示装置の図柄が変更される場合に
は窓枠11の色も変更される場合が多々あり、これがた
めに新たな色に着色した窓枠11が必要となり、このた
めに窓枠11を新たに製作し、従来の窓枠11は廃棄す
るので、資源の無駄ともなり、機械の価格が高くなると
いう問題があった。示することもできないため、見た目
の一体感が無いという問題もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
の不具合点を解決することであり、パチンコ機において
特別図柄表示装置の図柄等が変更され、遊技盤の表示も
変更され、前面枠の色も変更の必要が生じた場合にあっ
ても前面枠を廃棄することなく、しかも該特別図柄表示
装置の図柄、遊技盤に表示された図柄等と一体感のある
表示が可能な前面枠を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明が請求項1で採用
した手段は、外郭保持枠をなす総長方形状の外枠に対し
て、搭載枠をなす総長方形状の中枠が外枠の左側縁に片
開き自在及び着脱可能に組み付けられ、該中枠の後側の
保持枠には遊技盤が着脱可能にセットされ、更に中枠表
側の上部には片開き自在且つ上方に電飾用レンズ部等を
配置し、遊技盤前に設置されるガラスを保持する前面
枠、発射装置に遊技球を送るため或いは賞球を一時貯留
するための上皿等が配置され、該中枠表側の下部には下
皿、発射装置が組付セットされる弾球遊技機の前記前面
枠において、該前面枠を左側縁で片開き自在としガラス
を保持する前面枠本体部及び中央部遊技領域を見えるよ
うにするための開口部を備え、遊技機の裏側方向に向か
う外周壁を全周囲に亘って配設したカバーに分け、前面
枠本体部全体を合成樹脂からなるカバーに嵌入固着させ
て両者を一体化することよって前面枠を構成するように
したことを特徴としている。
【0008】本発明が請求項2で採用した手段は、前項
記載の前面枠本体部が嵌入することによって該前面枠本
体部と共に前面枠を構成してなるカバーが、合成樹脂で
一体成形により作成されることを特徴としている。
【0009】本発明が請求項3で採用した手段は、前面
枠を構成する前面枠本体部をカバーに固着させるについ
て、嵌入固着させるほか、前面枠本体部に複数の孔を配
設し、カバーには該複数の孔に対応する箇所にボスを配
設して、ボスをそれぞれの孔に嵌合させて螺着するよう
に構成したことを特徴としている。
【0010】本発明が請求項4で採用した手段は、前面
枠を構成し、一体成形されて作成されるカバーの外周壁
のうち下部外周壁を更に遊技機の裏側方向に延長して前
面枠の下方の位置に配置される上皿部に設けた溝に嵌合
するようにすると共に、カバーの下方端で該下部外周壁
の位置から更に下方に向かって前記上皿部に当接する接
合壁を配設するように構成したことを特徴としている。
【0011】本発明が請求項5で採用した手段は、前面
枠を構成し、一体成形されて作成されるカバーの上方に
複数の電飾用レンズ部のみを、或いは該電飾用レンズ部
及びカバーの下方両端部に窓用レンズ部を夫々配設する
ように構成したことを特徴としている。
【0012】本発明が請求項6で採用した手段は、カバ
ーが透明若しくは淡い着色された合成樹脂で作成されて
いることを特徴としている。
【0013】本発明が請求項7で採用した手段は、カバ
ー裏面に直接彩色するか、或いはフィルムを貼付するこ
とによって前面枠の彩色を施すように構成したことを特
徴としている。
【0014】本発明が請求項8で採用した手段は、前面
枠を構成するカバーが薄い合成樹脂によって一体成形で
作成される場合において、カバーに嵌入する前面枠本体
部の表面と、カバーの表面が、カバーに作成されるレン
ズを除いて、同一の構成、同一の大きさで夫々作成され
るように構成したことを特徴としている。
【0015】本発明が請求項9で採用した手段は、前項
記載の薄い合成樹脂で作成されるカバーが1mm以上5
mm迄の厚みを有するように構成したことを特徴として
いる。
【0016】本発明が請求項10で採用した手段は、カ
バーが厚い合成樹脂によって一体成形で作成される場合
においては、カバーに嵌入する前面枠本体部の表面と関
わりなく、カバーのみのデザインで前面枠が作成される
ように構成したことを特徴としている。
【0017】本発明が請求項11で採用した手段は、前
項記載の厚い合成樹脂で作成されるカバーが6mm以上
8mm迄の厚みを有するように構成したことを特徴とし
ている。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明は、前面枠を中枠と蝶着す
る前面枠本体と該前面枠本体前面に亘って被覆した状態
で該本体に係止可能なカバーをレンズを含めて一体成形
で作成したことによって部品点数を減らすこと及び従来
窓枠の色彩変更時において行っていた旧窓枠全部を廃棄
することを不要とした。
【0019】
【実施例】以下、パチンコ機Pに本発明を適用した実施
例であって、合成樹脂により一体成形で作成した薄いカ
バー(カバーの厚みが1mm以上5mm以内)14を使
用した場合について、本発明を更に詳細に説明する。上
記した「従来の技術」の項目で説明した部分には同一符
号を付し、重複説明を避けて、本発明の特徴部分につい
てのみ説明する。図3乃至図8において14は前面枠本
体38と共に前面枠7を構成する本発明のカバー14で
あり、略正方形で合成樹脂により一体的に成形されてい
る。該カバー14の右端部の中央近傍の位置において、
ゲーム中等にパチンコ機Pの前方から前面枠7を開閉す
る施錠部が配置されるために、中央切欠部19が設けら
れる。また、カバー14の左上端部に前面枠7の開閉に
用いるヒンジ(図示せず)を配置するため切欠部20を
設ける。カバー14の前面且つ下端部で後述する下部外
周壁16近傍の位置から更に下方に向かって接合面21
を設ける。接合面21の全面が上皿部8を形成する正面
壁41と当接する。
【0020】カバー14には、遊技者が遊技盤5の遊技
領域を見てゲームを行うための円形の開口部13が配設
される。アウト口(図示せず)を中心に開口部13の円
周部分の左右へ略四分の一は遊技盤5に配置される内レ
ールR1が重なるようにし、他の開口部13の円周部分
は外レールR2のやや外側に位置するようにしてある。
【0021】カバー14には中央切欠部19、切欠部2
0を含め全周に亘ってパチンコ機Pの裏側に向かう外周
壁を配設する。外周壁のうち上部外周壁15、右側部外
周壁17、左側部外周壁18は前面枠本体部38をカバ
ー14に嵌合した場合に、前面枠本体38の外周壁の頂
部と略同一平面を形成できる長さを有する。また、下部
外周壁16は、上皿部の正面壁41の最上部に該正面壁
41を底壁として設けられたコ状溝42に嵌入して、該
溝の奥壁である正面壁41に当接する長さを有する。前
記のように、カバー14の前面下端部且つ下部外周壁1
6の更に下方位置において、接合面21を設けて、該接
合面21の全面が上皿部8を形成する正面壁41の凹部
41aに当接するようにしてあるので、前面枠7の下端
部からの異物の進入を防ぐことができる。
【0022】カバー14の表面の四隅に前記外周壁1
5、16、17、18と略直角を形成する平面22を夫
々配設する。図1において、平面22の内側に開口部1
3と同心円の、弧43a〜弧43dと円44、同45、
同46を配設する。弧43a〜弧43dと円44に囲ま
れた面は弧43a〜弧43dから円44に向かって上昇
する面23として形成され、円44と円45間は平面、
円45と円46円に囲まれた面は円45から同46に向
かって下降する面24として形成される。更に円46か
らは前面枠本体38の開口部該堰に当接する垂直面25
が配設される。上記平面部22、面23、面24はなだ
らかな連続した面として形成される。
【0023】カバー14には、ゲーム中において「大当
たり」、或いは「確率変動」時に点滅させるためのラン
プを内部に配置した中央電飾レンズ26を配設する。該
レンズ26は、開口部13の中心線に対して左右対称に
配置され、上記状態時に遊技者の興趣を増し、ホールの
雰囲気を増すために比較的大きく作られている。即ち、
中央電飾レンズ26の上方縁はカバー14の上方縁の略
三分の二の長さで、下方縁はカバー14の上方縁の四分
の一の長さを有するようにしてあり、上方端から前項記
載の面23までの幅を有し、その下端部は上記円45上
に設ける。そして、下端部において左右端部を通る円4
5より半径の小さな円弧で該中央電飾レンズ26をカッ
トするようにしたので、中央電飾レンズ26は1つのレ
ンズで2つのレンズ面を有する。また、該レンズ26の
裏面にはレンズ加工(ローレット加工)が施されてい
る。
【0024】賞球が定まったとおり上皿8aに払出され
なかった場合に点滅するランプ(図示せず)を内部に配
置した右電飾レンズ27及び下皿満杯時に点滅するラン
プ(図示せず)を内部に配置した左電飾レンズ28は、
中央電飾レンズ26の下方近傍の位置で該レンズ26を
中心に左右対称に面23上に配設される。非定常時に点
滅して遊技者にその状態を伝えるため、該レンズ27、
28等は上記の様により遊技盤5に近く配置され、形状
も円形でなく外側部分を半円とし、その半円部分からカ
バー14の内側に中心を有し、該半円より半径の小さな
円弧を描いて、半円とつないだいわゆるティアードロッ
プを横にしたような形状にされている。よりレンズを明
確にするため左右電飾レンズ27、28の周囲を凹まし
て溝状にしてあり、内面をレンズ加工(ダイヤカット加
工)している。
【0025】遊技機であるパチンコ機Pは遊技盤5の下
方両端部近傍に製造番号、検定証等を貼付する必要があ
り、本発明を採用したパチンコ機Pのように円形の開口
部13により遊技領域のみをガラスを通じて見せるよう
にすると、前記の如く遊技盤5の下方両端部近傍に貼付
した検定証等は見えなくなる。このため製造番号、検定
証等が貼付される場所に窓用レンズ29、30を配設す
る。該レンズ29、30は周辺部より中央部にかけて膨
らみを持たせた凸レンズとして形成される。なお、窓用
レンズ29、30おいても左右電飾レンズ27、28の
ようにその周囲を凹まして溝状にして、窓用レンズ2
9、30の位置を明確にしている。
【0026】上部外周壁15の左右の端部に夫々に嵌合
溝31、32を、下部外周壁16の両端部に嵌合溝3
3、34を、右側外周壁17の中央部に嵌合溝35を、
左側外周壁18には該壁の上方、下方の夫々に嵌合溝3
6、37を配設する。前面枠本体38の外周壁には、こ
れらカバー14の外周壁に設けられた7つの嵌合溝に対
応する箇所に嵌合片が配設される。嵌合片を嵌合溝に嵌
入させることによって、カバー14と前面枠本体部38
は一体となり、前面枠7を構成することになる。
【0027】カバー14に前面枠本体部38が嵌合する
と、前記の如くカバー14の各外周壁15乃至18の頂
部と前面枠本体部38の外周壁の頂部が同一平面を形成
し、カバー14の電飾レンズ26、27、28を除いた
カバー14の構成要素である平面22、面23、面2
4、面25等の各面は、該カバー14と同一の構成、同
一の大きさに構成される前面枠本体部38の相当する面
に夫々重なり合う。
【0028】パチンコ機Pが設置されるホールの美観を
整えるため、遊技者の興趣を増すために、パチンコ機の
Pの稼働状況を知らせるために、パチンコ機の前面枠
7、上皿部8、下皿部9は彩色が施される。本発明にお
いては、前面枠7を前面枠本体部38とカバー14によ
って構成するようにし、しかも該カバー14に「大当た
り」、「確率変動」を知らせる中央電飾レンズ26、
「下皿満杯」、「賞球異常」の非定常状態を知らせる左
右電飾レンズ27、28と前面枠7の全体を覆う各面2
2、23、24、25等を一体的に成形するようにした
ので、前面枠7の彩色を行うには、中央電飾レンズ26
赤色及び左右電飾レンズ27、28については緑色を裏
側から吹き付け等の方法で行い、各面22、23、2
4、25は裏側から同様の方法で各面毎に任意のデザイ
ンにより図柄等も加えたりして直接カバー裏面に彩色す
る。また、上記彩色のほかにカバー14の裏面にフィル
ム等を貼付することによってもカバー14の彩色を行
う。このため、カバー14は透明若しくは淡い着色の合
成樹脂で作成される。特別図柄表示装置を変更すること
によって、前面枠7の彩色する色を変更する場合は、前
面枠本体部38と嵌合しているカバー14を取り外し、
新たな色で彩色したカバー14を前面枠本体部38に嵌
合させることにより対処する。
【0029】上記の如くカバー14を薄い合成樹脂で一
体成形により作成される場合の他、カバー14を厚い合
成樹脂(カバーの厚みが6mm以上8mm以内)で一体
成形により作成する場合がある。この場合にはカバー1
4の強度(特に電飾レンズ部26、27、28の強度)
が増すため、カバー14を薄い合成樹脂で作成したとき
のように、前面枠本体部38をカバー14と同一の構
成、同一の大きさにする必要が無く、カバー14のみを
単独でデザインできる。この場合には、カバー14を前
面枠本体部38に嵌合させるのみでなく、該前面枠本体
部38に複数の孔39を配設し、カバー14の前記複数
の孔39に該当する箇所にボス40を配設し、ボス40
を孔39に夫々嵌合させて、螺着する。
【0030】カバー14への彩色は、前面枠7は、カバ
ー14に前面枠本体部38を嵌入させる構成であるた
め、カバー14を該本体部38から取り外した状態で、
カバー14の裏面の彩色を行うことができる。従ってカ
バー14の全域に彩色ができる。開口部13内の遊技盤
5に描かれた図柄等を、前面枠7の全体に施すこともで
きる。
【0031】パチンコ機Pにおいては、遊技盤5に配置
される特別図柄表示装置の図柄が変更され、これに伴い
遊技盤5の図柄変更された場合に、前面枠7の図柄、色
彩も変更するのであるが、本発明は旧前面枠7を廃棄し
て、適合した新た図柄に彩色を施した前面枠7と取り替
えることなく、カバー14のみを変更する。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載される効果を奏する。
【0033】本発明においては、弾球遊技機の前面枠を
カバーとこれに嵌入しガラスを保持する前面枠本体部で
構成するようにし、カバーには電飾用レンズ、窓用レン
ズを配置し、該カバーを一体成形で作成するようにした
ので、部品点数も少なくでき、取付作業も必要なくなっ
た。このため前面枠の作成工数が短縮できるので、弾球
遊技機の作成時間を短縮することが可能となった。
【0034】また、本発明においては、一体成形される
カバーの外周壁のうち下部外周壁を更に機械裏側方向に
延長して、該下部外周壁を前面枠の下方に配置される上
皿部に設けた溝に嵌合させると共に、カバーの下方端部
に接合壁を設けて、上皿部に接合させるようにしたの
で、前面枠下方側から異物の進入を許すことがない。こ
のため不正遊技行為を排することができる。
【0035】弾球遊機においては、遊技者が常に興味を
抱いて遊技ができるよう頻繁に遊技盤等の図柄変更、こ
れに伴う前面枠の図柄及び彩色の変更が行われる。この
場合、従来では前面枠を廃棄し、新しい前面枠を作成す
るときに図柄、彩色の変更を行っていたが、本発明の前
面枠は、カバーとこれに嵌入する前面枠本体部により構
成するようにし、カバーの裏面に図柄を配置したり着色
するようにしたので、前面枠の全部を廃棄することな
く、カバーを取り替えるのみで遊技盤等の図柄変更に対
処でき、資源を無駄にすることがない。このため図柄変
更による弾球遊技機の製作費用が従来より安価にでき
る。
【0036】前面枠をカバーとこれに嵌入しガラスを保
持する前面枠本体部で構成するようにしたので、彩色時
には該本体部をカバーから取り外し、カバーの裏面に彩
色できるため、開口部を除くカバー全面に亘って図柄等
を描くことがでる。従って、遊技盤及び前面枠に関連あ
る図柄を描くことができ、従来の弾球遊技機の比してホ
ールの雰囲気をより高め、遊技者の興趣を高めることが
できる。また、厚い合成樹脂でカバーを作成した場合に
は、該カバーの強度が増すために前面枠本体部を該カバ
ーのデザインと同じくし、カバーと重なり合うようにす
る必要がない。このためカバーのみのデザインが可能に
なり、定められた寸法内で自由な形状にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用した弾球遊技機(パチンコ機)の
正面図である。
【図2】本発明を採用した弾球遊技機(パチンコ機)の
斜視図である。
【図3】カバーの正面図である。
【図4】カバーの右側面図である。
【図5】カバーの左側面図である。
【図6】カバーの平面図である。
【図7】カバーの上面図である。
【図8】カバーの裏面の正面図である。
【図9】上皿部の正面図である。
【図10】従来のパチンコ機の正面図である。
【符号の説明】
1 外枠 2 ヒンジ 3 ヒンジ 4 中枠 5 遊技盤 6 支持具 7 前面枠 8 上皿部 9 下皿部 10 発射ハンドル 11 窓枠 12 ガラス枠 13 開口部 14 カバー 15 上部外周壁 16 下部外周壁 17 右側部外周壁 18 左側部外周壁 19 中央切欠部 20 切欠部 21 接合面 22 平面 23 面 24 面 25 垂直面 26 中央電飾レンズ 27 右電飾レンズ 28 左電飾レンズ 29 右窓用レンズ 30 左窓用レンズ 31、32、33、34、35、36、37 嵌合溝 38 前面枠本体部 39 孔 40 ボス 41 正面壁(上皿部) 42 コ状溝(上皿部) 43 弧 44 円 45 円 46 円

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外郭保持枠をなす総長方形状の外枠に対
    して、搭載枠をなす総長方形状の中枠が外枠の左側縁に
    片開き自在及び着脱可能に組み付けられ、該中枠の後側
    の保持枠には遊技盤が着脱可能にセットされ、更に中枠
    表側の上部には片開き自在且つ上方に電飾用レンズ部等
    を配置し、遊技盤前に設置されるガラスを保持する前面
    枠、発射装置に遊技球を送るため或いは賞球を一時貯留
    するための上皿等が配置され、該中枠表側の下部には下
    皿、発射装置が組付セットされる弾球遊技機の前面枠に
    おいて、該前面枠を左側縁で片開き自在としガラスを保
    持する前面枠本体部及び中央部遊技領域を見えるように
    するための開口部を備え、遊技機の裏側方向に向かう外
    周壁を全周囲に亘って配設したカバーに分け、前面枠本
    体部全体を合成樹脂からなるカバーに嵌入固着させて両
    者を一体化することよって前面枠を構成するようにした
    ことを特徴とする弾球遊技機の前面枠。
  2. 【請求項2】 前項記載の前面枠本体部が嵌入すること
    によって該前面枠本体部と共に前面枠を構成してなるカ
    バーが、合成樹脂で一体成形により作成されることを特
    徴とする請求項1記載の弾球遊技機の前面枠。
  3. 【請求項3】 前面枠を構成する前面枠本体部をカバー
    に固着させるについて、嵌入固着させるほか、前面枠本
    体部に複数の孔を配設し、カバーには該複数の孔に対応
    する箇所にボスを配設して、ボスをそれぞれの孔に嵌合
    させて螺着するように構成したことを特徴とする請求項
    1記載の弾球遊技機の前面枠。
  4. 【請求項4】 前面枠を構成し、一体成形されて作成さ
    れるカバーの外周壁のうち下部外周壁を更に遊技機の裏
    側方向に延長して前面枠の下方の位置に配置される上皿
    部に設けた溝に嵌合するようにすると共に、カバーの下
    方端で該下部外周壁の位置から更に下方に向かって前記
    上皿部に当接する接合壁を配設するように構成したこと
    を特徴とする請求項1乃至3項記載の弾球遊技機の前面
    枠。
  5. 【請求項5】 前面枠を構成し、一体成形されて作成さ
    れるカバーの上方に複数の電飾用レンズ部のみを、或い
    は該電飾用レンズ部及びカバーの下方両端部に窓用レン
    ズ部を夫々配設するように構成したことを特徴とする請
    求項1乃至4記載の弾球遊技機の前面枠。
  6. 【請求項6】 カバーが透明若しくは淡い着色された合
    成樹脂で作成されていることを特徴とする請求項1乃至
    6記載の弾球遊技機の前面枠。
  7. 【請求項7】 カバー裏面に直接彩色するか、或いはフ
    ィルムを貼付することによって前面枠の彩色を施すよう
    に構成したことを特徴とする請求項1乃至6記載の弾球
    遊技機の前面枠。
  8. 【請求項8】 前面枠を構成するカバーが薄い合成樹脂
    によって一体成形で作成される場合において、カバーに
    嵌入する前面枠本体部の表面と、カバーの表面が、カバ
    ーに作成されるレンズを除いて、同一の構成、同一の大
    きさで夫々作成されるように構成したことを特徴とする
    請求項1乃至7記載の弾球遊技機の前面枠。
  9. 【請求項9】 前項記載の薄い合成樹脂で作成されるカ
    バーが1mm以上5mm迄の厚みを有するように構成し
    たことを特徴とする請求項8記載の弾球遊技の前面枠。
  10. 【請求項10】 カバーが厚い合成樹脂によって一体成
    形で作成される場合においては、カバーに嵌入する前面
    枠本体部の表面と関わりなく、カバーのみのデザインで
    前面枠が作成されるように構成したことを特徴とする請
    求項1乃至7記載の弾球遊技機の前面枠。
  11. 【請求項11】 前項記載の厚い合成樹脂で作成される
    カバーが6mm以上8mm迄の厚みを有するように構成
    したことを特徴とする請求項10記載の弾球遊技の前面
    枠。
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