JP2002176965A - フィルタ装着装置 - Google Patents

フィルタ装着装置

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JP2002176965A
JP2002176965A JP2000378902A JP2000378902A JP2002176965A JP 2002176965 A JP2002176965 A JP 2002176965A JP 2000378902 A JP2000378902 A JP 2000378902A JP 2000378902 A JP2000378902 A JP 2000378902A JP 2002176965 A JP2002176965 A JP 2002176965A
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cigarette
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guide surface
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Toyomizu Arakawa
豊水 荒川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダブルフィルタシガレットを形成するための
フィルタ装着装置において、ダブルフィルタシガレット
の中間品へのチップペーパ片の巻き付けの際にチップペ
ーパ片と中間品との密着性を高める。 【解決手段】 フィルタ装着装置はローリングドラム1
4と転動ガイド18との間に中間品Iの転動通路を形成
し、この転動通路内で中間品Iを転動させながらチップ
ペーパ片Cを巻き付ける。転動ガイド18はそのロール
ハンド20にチップガイド面28およびシガレットガイ
ド面30を有しており、中間品の転動過程でチップガイ
ド面28はチップペーパ片Cの巻き付け領域に接触す
る。チップガイド面28はシガレットガイド面30より
もローリングドラム14の外周面に近接して設けられて
おり、これにより中間品Iへの押し付け面圧がシガレッ
トガイド面30よりも増加されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2本のシガレット
とフィルタプラグとからフィルタシガレット2本分に相
当するダブルフィルタシガレットを製造するフィルタ装
着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】公知のようにフィルタ装着装置は2本の
シガレットの間にフィルタプラグを位置付けてダブルフ
ィルタシガレットの中間品とし、この中間品にチップペ
ーパ片を巻き付けてダブルフィルタシガレットを形成す
る。この種のフィルタ装着装置に関する技術は例えば実
公昭62−16877号公報や特開平9−275962
号公報等に記載されており、その何れにあってもチップ
ペーパ片の巻き付けには中間品の転動が利用されてい
る。例えば後者のフィルタ装着装置の場合、チップペー
パ片はその片方の面に糊が塗布された状態で所定の供給
経路に沿って供給される。また供給経路に沿ってローリ
ングプレートが配置されており、ローリングプレートは
供給経路との間に中間品の転動通路を形成する。この転
動通路内にダブルフィルタシガレットの中間品が搬送さ
れると、チップペーパ片の供給方向に中間品が転動しな
がら進み、この転動過程でチップペーパ片は中間品の外
周に巻き付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フィルタシ
ガレットはその完成品の状態でシガレットの部位とフィ
ルタの部位とがほぼ均一の外径に仕上がっていることが
望ましい。このためフィルタロッドやシガレットロッド
の製造段階で、これらにチップペーパ片の厚みに相当す
る外径差が予め設定されており、フィルタチップの外径
はシガレットの外径より僅かに小さいものとなってい
る。
【0004】しかしながらフィルタ装着装置においてダ
ブルフィルタシガレットの中間品にチップペーパ片を巻
き付ける際、各シガレットとフィルタプラグとの間の外
径差がチップペーパの接着不良の原因となることがあ
る。具体的には、チップペーパ片はその両側縁部が各シ
ガレットにもラップして巻き付けられるため、中間品へ
の巻き付け径は各シガレットの外径の方が基準になる。
これに対し、フィルタプラグの外径は基準径より小さい
ので、チップペーパ片はフィルタプラグよりも大径に巻
かれる。この結果、チップペーパ片の糊付着面とフィル
タプラグ外面との間の密着性が損なわれやすくなる。ま
たフィルタプラグの巻取紙は多孔質の粗面を有してお
り、シガレットの巻紙に比べて糊の付着性に乏しい。こ
のためフィルタ装着装置において中間品にチップペーパ
片が巻き付けられた後、そのチップペーパ片がフィルタ
プラグから部分的に剥離していることがある。
【0005】更に、各シガレットとフィルタプラグとの
外径差はこれらの周長差としても現れるため、中間品の
転動過程で各シガレットとフィルタプラグとの間に僅か
に速度差を生じる。この速度差に起因して中間品へのチ
ップペーパ片の巻き付けが不安定になりやすい傾向にあ
る。そこで本発明では、ダブルフィルタシガレットの中
間品にチップペーパ片を確実に巻き付け、フィルタプラ
グとチップペーパ片との接着を強固なものとすることが
できるフィルタ装着装置の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はダブルフィルタ
シガレットの中間品にチップペーパ片を巻き付ける際、
フィルタプラグの外面にチップペーパ片をより強く押し
付けることで上記の課題を解決したものである。具体的
には、本発明のフィルタ装着装置(請求項1)は搬送経
路に沿ってダブルフィルタシガレットの中間品を搬送す
る搬送手段と、搬送経路に沿ってチップペーパ片を供給
し、その先頭部分を中間品に接着させる供給手段と、搬
送経路に沿って配置され搬送経路との間に中間品の転動
通路を形成する転動ガイドとを備えており、転動ガイド
は転動通路内にて中間品を転動させながらチップペーパ
片を中間品に巻き付ける働きをする。特に転動ガイド
は、中間品の転動過程でチップペーパ片の巻き付け領域
に接触するチップガイド面および各シガレットの外周に
接触する一対のシガレットガイド面を含み、このチップ
ガイド面が一対のシガレットガイド面よりも搬送経路に
近接して設けられている。
【0007】上述したフィルタ装着装置によれば、中間
品が転動通路内に搬送されてきたとき、中間品とチップ
ガイド面との接触力が相対的に増すのに対し、シガレッ
トガイド面との接触力は相対的に弱められる。従って転
動ガイドから付与される中間品への転動力は、各シガレ
ットよりもフィルタプラグの外周の方により強く生じる
ため、チップペーパ片をフィルタプラグの外面に強く押
し付けながら巻き付けることができる。
【0008】またチップガイド面がローレット加工され
ていれば(請求項2)、チップガイド面によるグリップ
力を更に高めることができ、転動通路内での中間品のス
リップを防止してその転動をより安定化させる。上述し
た転動ガイドは、チップガイド面と一対のシガレットガ
イド面との間にそれぞれ形成されて転動通路の通路方向
に延びる一対の溝を含んでおり(請求項3)、これら溝
内にて中間品におけるチップペーパ片と各シガレットと
の境界領域を非接触としている。このため、チップペー
パ片の両側縁部では転動ガイドからの押し付け力が直接
には働かないので、チップペーパ片に塗布された糊のは
み出しを有効に防止できる。
【0009】更に転動ガイドのチップガイド面は、中間
品が最初の1回転分の転動を終える直前から転動通路を
その高さ方向に狭めるべく入口側と出口側との間に段差
を有することが好ましい(請求項4)。この段差は、転
動通路の出口側にてチップガイド面を更に搬送経路に近
接させるので、中間品の転動が最初の1回転を終える直
前からチップペーパ片への押し付け力が更に増大し、そ
の接着が確実になされる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1はフィルタチップアタッチメ
ント(フィルタ装着装置)の部分的な構成を概略的に示
している。公知のようにフィルタチップアタッチメント
は、シガレット2本分の長さを有するダブルシガレット
DSをたばこ巻上機から受け取り、これを搬送する過程
で2本のシングルシガレットSに切断する。この後、こ
れら2本のシングルシガレットSが軸方向に離間されて
シガレット列が形成される。
【0011】また、フィルタチップアタッチメントは図
示しないホッパを備え、このホッパ内に多数のフィルタ
ロッドを蓄えている。フィルタロッドはホッパ内から1
本ずつ繰り出され、その搬送過程で例えばフィルタチッ
プ2個分の長さを有するフィルタプラグFP毎に切断さ
れる。更にフィルタプラグFPは搬送方向にグレーディ
ング処理を経て1列に整列され、この後、加速ドラム2
を通じてホッパドラム4に供給される。
【0012】上述したシガレット列は、各シングルシガ
レットSの間にフィルタプラグFPを受け入れ可能な間
隔を存しており、この間隔を保持したままホッパドラム
4に供給される。このときシガレット列は各シガレット
Sの間にフィルタプラグFPを受け入れ、フィルタプラ
グFPと同一の軸線上に並ぶ。ホッパドラム4はその回
転方向でみて両側に一対のフローティングディスク(図
示しない)を備えており、ホッパドラム4の回転に伴
い、各シガレットSは両側のフローティングディスクに
挟み込まれ、軸方向にその間隔を詰められる。これによ
り、2本のシングルシガレットSの間にフィルタプラグ
FPを位置付けたダブルフィルタシガレットの中間品I
が形成される。
【0013】フィルタチップアタッチメントは図示しな
いチップペーパのロールを供えており、このロールから
チップペーパのウェブWを繰り出している。上述したホ
ッパドラム4の下方にコークドラム6が隣接して配置さ
れており、ウェブWは図示しない繰り出しローラにより
繰り出されてコークドラム6まで導かれる。またチップ
ペーパのウェブWはコークドラム6の手前でその片面に
糊を塗布される。具体的には、コークドラム6の手前の
位置に糊ローラ10が配置されており、この糊ローラ1
0は下半分を糊液中に浸した状態で回転する。糊ローラ
10の上方にはトランスミッションローラ12が隣接し
て配置されており、糊ローラ10の外周面に付着した糊
はトランスミッションローラ12の外周面に所定の層厚
で移し変えられる。トランスミッションローラ12はウ
ェブWの通過に伴いその片面に転接し、所定の塗布パタ
ーンに従って糊を塗布する。
【0014】コークドラム6はその外周に吸引面を有し
ており、この吸引面にウェブWを保持して回転する。ま
たコークドラム6に近接して刃付きドラム8が配置され
ており、この刃付きドラム8は外周に多数のコークナイ
フ(図示していない)を有している。これらコークナイ
フは一定の間隔を存して配置され、刃付きドラム8の回
転に伴いコークドラム6に同期して回転する。これら回
転するコークナイフにより、コークドラム6の吸引面上
にてウェブWは個々のチップペーパ片C毎に切断され
る。
【0015】更にコークドラム6は切断後のチップペー
パ片Cを吸引保持して回転し、ホッパドラム4上のダブ
ルフィルタシガレットの中間品Iにチップペーパ片Cを
供給する。チップペーパ片Cはその先頭部分から中間品
Iの外面に貼り付き、中間品Iとともにホッパドラム4
上を搬送される。またホッパドラム4に近接してローリ
ングドラム14が配置されており、ローリングドラム1
4はダブルフィルタシガレットの中間品Iをチップペー
パ片Cとともに受け取る。公知のように、ローリングド
ラム14はその外周面上に中間品Iと平行な巻きサポー
ト16を有している。巻きサポート16はローリングド
ラム14の回転方向でみて前後に断面円弧形状の吸引保
持面を有しており、その前側の吸引保持面はローリング
ドラム14の内側に凹んでいる。中間品Iは始めに巻き
サポート16の後側の吸引保持面にて保持され、ローリ
ングドラム14の回転に伴いロールハンド16との間に
搬送される。
【0016】ホッパドラム4とローリングドラム14と
の間には転動ガイド18が配置されており、この転動ガ
イド18はローリングドラム14の回転方向に沿って上
方に延びている。なおローリングドラム14の外周と転
動ガイド18との間に中間品Iの転動通路が形成されて
おり、転動通路はローリングドラム14の外周に沿って
湾曲している。
【0017】図2から図4は何れも転動ガイド18を具
体的に示している。転動ガイド18はその下部にロール
ハンド20を有し、このロールハンド20から上方に固
定アーム22が延びている。なお固定アーム22はフィ
ルタチップアタッチメントの機体(図示されていない)
に固定されている。ロールハンド20の一方の面、つま
り、ローリングドラム14に対向する面はローリングド
ラム14の外周に沿った円弧形状をなしている。また、
ロールハンド20の全幅は中間品Iの全長よりも狭くな
っており、対向するローリングドラム14の幅もまた中
間品Iの全長より狭い。従ってローリングドラム14の
外周面上にて、両側の各シガレットSはその先端部分が
ローリングドラム14の側方に突出している。これによ
り各シガレットSはその先端部分が非接触の状態とな
り、ローリングの過程で刻たばこが揉みほぐされること
はない。
【0018】図2に示されるようにロールハンド20に
対してダブルフィルタシガレットの中間品Iはその下方
から搬送される。ロールハンド20はその搬送方向でみ
て下流方向に延びる複数のセンタフィンガ24とサイド
フィンガ26とを有しており、これらの配置は中央に一
対のセンタフィンガ24が位置し、その両側に対称をな
して二対のサイドフィンガ26が位置している。これら
センタおよびサイドフィンガ24,26はその先端がホ
ッパドラム4の外周面に近接し、ホッパドラム4の巻き
サポートに形成された周溝(何れも図示していない)に
ぞれぞれ侵入している。従って、ホッパドラム4からロ
ーリングドラム14への受け渡し位置まで搬送されてき
た中間品Iはホッパドラム4から各フィンガ24,26
にすくい取られ、そして、上述した転動通路内に確実に
送り込まれる。なお、各フィンガ24,26の先端は適
宜、曲面形状に面取りされている。
【0019】また図2に示されているように、ロールハ
ンド20の円弧面は中央のチップガイド面28とその両
側一対のシガレットガイド面30とに区画されており、
このうちシガレットガイド面30には図中にハッチング
が施されている。上述のように転動通路内に送り込まれ
た中間品Iが転動通路内で転動するとき、中央のチップ
ガイド面28はチップペーパ片Cの巻き付け領域に接触
し、その両側のシガレットガイド面30はシガレットS
に接触する。なおセンタフィンガ24はチップガイド面
28と同一の円弧面を形成し、またサイドフィンガ26
はシガレットガイド面30と同一の円弧面を形成してい
る。
【0020】図3から明らかなように、チップガイド面
28とシガレットガイド面30とでは互いに曲率が相違
している。具体的にはチップガイド面28の曲率半径R
1よりもシガレットガイド面30の曲率半径R2の方が僅
かに大きく(R1<R2)、これらの差(=R2−R1)だ
けチップガイド面28の方がローリングドラム14の外
周面に近接している。それゆえ転動通路はその通路方向
にみて、シガレットガイド面30よりもチップガイド面
28において通路高さが狭められる。
【0021】また図2に示されるようにチップガイド面
28には部分的にローレット加工が施されており、これ
によりチップガイド面28はそのグリップ力を高められ
ている。なおローレット加工はチップガイド面28の全
域に施されていてもよい。またローレット加工の種類は
図示の筋目だけでなく、各種の加工を施すことができ
る。
【0022】図4は転動通路を通路方向に示しており、
チップガイド面28とシガレットガイド面30との間に
上述した曲率半径の差(=R2−R1)だけ段差が設けら
れている。また、チップガイド面28の幅Wはチップペ
ーパ片Cの幅より僅かに狭く設定されている。ロールハ
ンド20には、チップガイド面28とその両側のシガレ
ットガイド面30との間にそれぞれ溝32が形成されて
おり、これら2条の溝32はチップガイド面28の両側
縁に沿って転動通路の通路方向に延びている。中間品I
が転動通路内を転動するとき、ロールハンド20に対し
てチップペーパ片Cはその両側縁部がチップガイド面2
8から張り出し、各溝32内にオーバハングする。それ
ゆえ溝32の幅内にて、チップペーパ片Cと各シガレッ
トSとの境界領域はロールハンド20に対し非接触とな
る。なおローリングドラム14の外周にも同様に、ロー
ルハンド20の溝32と対向するべく2条の周溝34が
形成されている。
【0023】
【実施例】先ず、上述した実施形態のフィルタ装着装置
によるダブルフィルタシガレットの形成を第1の実施例
として説明する。ダブルフィルタシガレットの中間品I
はフィルタプラグFPと各シガレットSとの間に外径差
があり、具体的にはフィルタプラグFPの外径Dfより
もシガレットSの外径Dsの方が僅かに大きいものとな
っている(図2参照)。これら外形寸法Df,Dsの違
いは、それぞれフィルタロッド,シガレットロッドが製
造される段階で予め設定されている製品規格に基づく。
【0024】ダブルフィルタシガレットの中間品Iが転
動通路内に搬送されると、チップガイド面28がシガレ
ットガイド面30よりもローリングドラム14の外周面
に近接されている分、チップガイド面28での押し付け
面圧が高くなり、相対的にシガレットガイド面30での
押し付け面圧は低下する。このため、中間品Iの転動過
程でチップペーパ片Cが中間品Iの外周に強く押し付け
られる結果、チップペーパ片Cと中間品Iとの密着性が
向上し、その接着が強固なものとなる。
【0025】またチップガイド面28に施されたローレ
ット加工により、転動通路内での中間品Iのスリップが
確実に防止される。特に図2に示すように転動通路の入
口領域からローレット加工が施されていれば、チップペ
ーパ片Cはその巻き付け開始から確実に巻き付けられ
る。図5はフィルタ装着装置の第2実施例に係る転動ガ
イド18を示しており、この転動ガイド18のロールハ
ンド20は上述したチップガイド面28の領域に段差を
有している。具体的にはチップガイド面28が転動通路
の通路方向でみて入口側のみに設けられ、その出口側に
段差を介して後チップガイド面36が設けられている。
後チップガイド面36はチップガイド面28よりも更に
ローリングドラム14の外周面に近接されており、それ
ゆえ転動通路はその通路方向でみて、入口側よりも出口
側が高さ方向に狭められている。
【0026】図6は第2実施例に係る転動ガイド18を
用いたチップペーパ片Cの巻き付けを示している。この
場合、ダブルフィルタシガレットの中間品Iが転動通路
内に搬送され、その転動が開始される位置から後チップ
ガイド面36までの距離Lは、中間品Iの1回転長未満
に設定されている。このため中間品Iが最初の1回転を
終える直前に転動通路が高さ方向に狭められ、中間品I
はその転動に伴い、チップガイド面28と後チップガイ
ド面36との間の段差を乗り越えて最初の1回転を終え
ることができる。後チップガイド面36ではチップガイ
ド面28よりも更に中間品Iへの押し付け面圧が大き
く、これによりチップペーパ片Cの巻き終い部の接着が
より確実となる。
【0027】また上述のように、チップペーパ片Cと各
シガレットSとの境界領域は溝32により非接触とされ
るため、中間品Iの転動過程でこの境界領域が強く圧着
されることはない。このため、チップペーパ片Cに塗布
された糊のはみ出しが防止され、その巻き付け後の外観
品質が良好に保持される。中間品Iへのチップペーパ片
Cの巻き付けが完了すると、完成品としてのダブルフィ
ルタシガレットDFが得られる。この後、ダブルフィル
タシガレットDFはローリングドラム14上にて糊の乾
燥処理を受け、ローリングドラム14から次のドラム列
(図示されていない)に受け渡される。そしてダブルフ
ィルタシガレットDFはフィルタプラグFPの中央で切
断され、個々のシングルフィルタシガレットが形成され
る。
【0028】上述した各実施例により得られるダブルフ
ィルタシガレットDFは、そのチップペーパ片Cとフィ
ルタプラグFPとが確実に密着し、全周に渡って強固に
接着されているため、チップペーパ片Cに部分的な剥離
を生じることはない。また第2実施例ではチップペーパ
片Cの巻き終い部分の接着も一段と強固に得られる。更
に第2実施例にあっても、ロールハンド20のチップガ
イド面28や後チップガイド面36にローレット加工を
施すことが有効である。ローレット加工されたチップガ
イド面28および後チップガイド面36は、中間品Iの
転動過程でそのグリップ力を高め、チップペーパ片Cの
巻き付けを更に安定化させることができる。
【0029】なお本発明では、特にチップガイド面28
や後チップガイド面36のローレット加工が施されてい
なくても、滑面形状のチップガイド面28や後チップガ
イド面36により中間品Iを確実に転動させることがで
きる。本発明は上述した実施形態に限られず、各種の形
態にて実施可能である。例えば転動通路はコークドラム
と転動ガイドとの間に形成されていてもよく、この場合
コークドラムの前後に入口ドラムと出口ドラムとがそれ
ぞれ配置され、これら入口ドラムと出口ドラムとの間に
架け渡して転動ガイド(ローリングプレート)が配置さ
れる。
【0030】
【発明の効果】本発明のフィルタ装着装置(請求項1)
はダブルフィルタシガレットの中間品へのチップペーパ
片の巻き付けを確実なものとし、その密着性を高めるこ
とができる。また転動ガイドのチップガイド面における
グリップ力が高められていれば(請求項2)、チップペ
ーパ片の巻き始めから中間品の転動より安定化する。
【0031】特にチップペーパ片の巻き付けの過程で各
シガレットとの境界領域を非接触としていれば(請求項
3)、チップペーパ片からの糊のはみ出しが防止され、
ダブルフィルタシガレットの外観上の仕上がりも高品質
となる。更にチップペーパ片の巻き終い直前からチップ
ペーパ片への押し付け力を増加させていれば(請求項
4)、その終端まで密着性が一段と向上し、巻き付け不
良品の発生を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のフィルタ装着装置の構成を表す概
略図である。
【図2】転動ガイドを具体的に示した正面図である。
【図3】図2中、III−III線に沿うロールハンドの断面
図である。
【図4】図2中、IV−IV線に沿うロールハンドの断面図
である。
【図5】第2実施例に係るロールハンドの正面図であ
る。
【図6】図5のロールハンドによるチップペーパ片の巻
き付けを示した側面図である。
【符号の説明】 4 ホッパドラム(搬送手段) 6 コークドラム(供給手段) 14 ローリングドラム(搬送手段) 18 転動ガイド 28 チップガイド面 30 シガレットガイド面 32 溝 36 後チップガイド面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のシガレット間にフィルタプラグを
    位置付けてダブルフィルタシガレットの中間品とした
    後、片面に糊が塗布されたチップペーパ片を前記中間品
    に巻き付けてダブルフィルタシガレットを形成するフィ
    ルタ装着装置において、 所定の搬送経路に沿って前記中間品を搬送する搬送手段
    と、 前記搬送経路に沿って前記チップペーパ片を供給し、そ
    の先頭部分を前記中間品に接着させる供給手段と、 前記搬送経路に沿って前記供給手段の下流側に配置さ
    れ、前記搬送経路との間に前記中間品の転動通路を形成
    し且つこの転動通路内で前記中間品を転動させながら前
    記チップペーパ片を前記中間品に巻き付ける転動ガイド
    とを備え、 前記転動ガイドは、前記中間品の転動過程で前記チップ
    ペーパ片の巻き付け領域に接触するチップガイド面およ
    び前記各シガレットの外周に接触する一対のシガレット
    ガイド面を含み、前記チップガイド面が前記一対のシガ
    レットガイド面よりも前記搬送経路に近接して設けられ
    ていることを特徴とするフィルタ装着装置。
  2. 【請求項2】 前記チップガイド面がローレット加工さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のフィルタ装
    着装置。
  3. 【請求項3】 前記転動ガイドは、前記チップガイド面
    と前記一対のシガレットガイド面との間にそれぞれ形成
    されて前記転動通路の通路方向に延びる一対の溝を更に
    含み、これら溝内にて前記中間品における前記チップペ
    ーパ片と前記各シガレットとの境界領域を非接触とする
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のフィルタ装
    着装置。
  4. 【請求項4】 前記チップガイド面は、前記中間品が最
    初の1回転分の転動を終える直前から前記転動通路を高
    さ方向に狭めるべく前記転動通路の入口側と出口側との
    間に段差を有することを特徴とする請求項1から3の何
    れかに記載のフィルタ装着装置。
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