JP3411082B2 - チップペーパ用糊転写装置 - Google Patents
チップペーパ用糊転写装置Info
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- B05C1/04—Apparatus in which liquid or other fluent material is applied to the surface of the work by contact with a member carrying the liquid or other fluent material, e.g. a porous member loaded with a liquid to be applied as a coating for applying liquid or other fluent material to work of indefinite length
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- B05C1/086—Apparatus in which liquid or other fluent material is applied to the surface of the work by contact with a member carrying the liquid or other fluent material, e.g. a porous member loaded with a liquid to be applied as a coating for applying liquid or other fluent material to work of indefinite length using a roller or other rotating member which contacts the work along a generating line a pool of coating material being formed between a roller, e.g. a dosing roller and an element cooperating therewith
- B05C1/0865—Apparatus in which liquid or other fluent material is applied to the surface of the work by contact with a member carrying the liquid or other fluent material, e.g. a porous member loaded with a liquid to be applied as a coating for applying liquid or other fluent material to work of indefinite length using a roller or other rotating member which contacts the work along a generating line a pool of coating material being formed between a roller, e.g. a dosing roller and an element cooperating therewith the cooperating element being a roller, e.g. a coating roller
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- A24—TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
- A24C—MACHINES FOR MAKING CIGARS OR CIGARETTES
- A24C5/00—Making cigarettes; Making tipping materials for, or attaching filters or mouthpieces to, cigars or cigarettes
- A24C5/14—Machines of the continuous-rod type
- A24C5/31—Machines of the continuous-rod type with special arrangements coming into operation during starting, slowing-down or breakdown of the machine, e.g. for diverting or breaking the continuous rod
-
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- A24C5/47—Attaching filters or mouthpieces to cigars or cigarettes, e.g. inserting filters into cigarettes or their mouthpieces
- A24C5/471—Attaching filters or mouthpieces to cigars or cigarettes, e.g. inserting filters into cigarettes or their mouthpieces by means of a connecting band
- A24C5/472—Applying adhesives to the connecting band
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- Manufacturing Of Cigar And Cigarette Tobacco (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、フィルタ付きシガレ
ットの製造システムにおいて、そのフィルタアタッチメ
ントに組み込まれるチップペーパ用糊転写装置に関す
る。
ットの製造システムにおいて、そのフィルタアタッチメ
ントに組み込まれるチップペーパ用糊転写装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】フィルタアタッチメントは、シガレット
とフィルタとにチップペーパを巻き付けて、フィルタ付
きシガレットを製造する装置であり、それ故、フィルタ
アタッチメントには、チップペーパに糊を塗布する糊転
写装置が組み込まれている。この糊転写装置は、糊の供
給を受けながら回転する糊供給ローラと、一方において
糊供給ローラに転接され、他方においてはチップペーパ
の一方の面に転接されている糊転写ローラから構成され
ている。
とフィルタとにチップペーパを巻き付けて、フィルタ付
きシガレットを製造する装置であり、それ故、フィルタ
アタッチメントには、チップペーパに糊を塗布する糊転
写装置が組み込まれている。この糊転写装置は、糊の供
給を受けながら回転する糊供給ローラと、一方において
糊供給ローラに転接され、他方においてはチップペーパ
の一方の面に転接されている糊転写ローラから構成され
ている。
【０００３】したがって、糊供給ローラに付着した糊
は、糊供給ローラと糊転写ローラとが互いに転接してい
ることから、所定の厚みとなって糊転写ローラに移し変
えられ、そして、この糊転写ローラからチップペーパの
一方の面に転写されることになる。また、チップペーパ
は、糊転写ローラに一定の巻き付け角で転接されている
ので、一定の層厚で糊が転写されることになる。
は、糊供給ローラと糊転写ローラとが互いに転接してい
ることから、所定の厚みとなって糊転写ローラに移し変
えられ、そして、この糊転写ローラからチップペーパの
一方の面に転写されることになる。また、チップペーパ
は、糊転写ローラに一定の巻き付け角で転接されている
ので、一定の層厚で糊が転写されることになる。
【０００４】
【発明が解決するための課題】しかしながら、従来の装
置は、チップペーパを糊転写ローラに一定の巻き付け角
で転接させているので、製造機の運転状態が変化した場
合に対応できなくなる。すなわち、チップペーパの走行
速度が変化した場合に、チップペーパに転写される糊の
量が変化してしまうことになる。したがって、チップペ
ーパの走行速度が設定速度より低速側に変化すると、チ
ップペーパに過剰に糊が転写されることになり、粘着力
の強い糊である場合には、チップペーパが糊転写ローラ
に巻き付いてしまうことにもなりかねない。また、走行
速度が高速側に変化すると、糊の転写が不十分となり、
シガレットとフィルタとにチップペーパを巻き付ける
際、チップペーパの巻き付け不良が発生する等の不具合
がある。
置は、チップペーパを糊転写ローラに一定の巻き付け角
で転接させているので、製造機の運転状態が変化した場
合に対応できなくなる。すなわち、チップペーパの走行
速度が変化した場合に、チップペーパに転写される糊の
量が変化してしまうことになる。したがって、チップペ
ーパの走行速度が設定速度より低速側に変化すると、チ
ップペーパに過剰に糊が転写されることになり、粘着力
の強い糊である場合には、チップペーパが糊転写ローラ
に巻き付いてしまうことにもなりかねない。また、走行
速度が高速側に変化すると、糊の転写が不十分となり、
シガレットとフィルタとにチップペーパを巻き付ける
際、チップペーパの巻き付け不良が発生する等の不具合
がある。
【０００５】この発明は、上述した問題を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、製造機の
運転状態に応じて、常に一定の層厚でチップペーパに糊
を転写することができ、しかも、チップペーパの巻き付
け不良を防止できるチップペーパ用糊転写装置を提供す
ることにある。
になされたもので、その目的とするところは、製造機の
運転状態に応じて、常に一定の層厚でチップペーパに糊
を転写することができ、しかも、チップペーパの巻き付
け不良を防止できるチップペーパ用糊転写装置を提供す
ることにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、走行するチ
ップペーパに糊を転写するフィルタ付きシガレット製造
機のチップペーパ用糊転写装置において、チップペーパ
の走行を案内し、走行方向に離間した上流側および下流
側の固定ガイドローラと、上流側および下流側の固定ガ
イドローラ間にてチップペーパに転接した状態で配置さ
れ、チップペーパに糊を塗布する糊転写ローラと、糊転
写ローラと上流側の固定ガイドローラとの間に配置さ
れ、チップペーパを交互に折り曲げて通過させる一対の
可動ガイドローラと、前記一対の可動ガイドローラを前
記糊転写ローラに対して接離する方向に進退させ、前記
糊転写ローラに対するチップペーパの巻き付け角を変更
可能な巻き付け角変更手段とを備えて構成されている。
ップペーパに糊を転写するフィルタ付きシガレット製造
機のチップペーパ用糊転写装置において、チップペーパ
の走行を案内し、走行方向に離間した上流側および下流
側の固定ガイドローラと、上流側および下流側の固定ガ
イドローラ間にてチップペーパに転接した状態で配置さ
れ、チップペーパに糊を塗布する糊転写ローラと、糊転
写ローラと上流側の固定ガイドローラとの間に配置さ
れ、チップペーパを交互に折り曲げて通過させる一対の
可動ガイドローラと、前記一対の可動ガイドローラを前
記糊転写ローラに対して接離する方向に進退させ、前記
糊転写ローラに対するチップペーパの巻き付け角を変更
可能な巻き付け角変更手段とを備えて構成されている。
【０００７】具体的には、前記巻き付け角変更手段は、
前記一対の可動ガイドローラを回転自在に支持した揺動
アームと、揺動アームを回動させる回動駆動手段とを備
えており、回動駆動手段は、チップペーパの走行速度に
応じて揺動アームの回動角を調整することを特徴とす
る。
前記一対の可動ガイドローラを回転自在に支持した揺動
アームと、揺動アームを回動させる回動駆動手段とを備
えており、回動駆動手段は、チップペーパの走行速度に
応じて揺動アームの回動角を調整することを特徴とす
る。
【０００８】
【作用】上述したチップペーパ用糊転写装置によれば、
巻き付け角変更手段により前記一対の可動ガイドローラ
を前記糊転写ローラに対して接離する方向に進退させる
ことで、前記糊転写ローラに対するチップペーパの巻き
付け角が変更される。具体的には、一対の可動ガイドロ
ーラは、揺動アームを介して糊転写ローラに対して接離
され、そして、回動駆動手段により、チップペーパの走
行速度に応じて揺動アームの回動角が調整される。すな
わち、チップペーパの走行速度である製造機の運転状態
に応じて、チップペーパの糊転写ローラに対する巻き付
け角を変更させることができる。したがって、製造機の
運転状態が低速であるときには、チップペーパの糊転写
ローラに対する巻き付け角を小さくし、運転状態が高速
であるときにはその巻き付け角を大きくできる。また、
運転状態が停止状態であるときには、チップペーパを糊
転写ローラから引き離すこともできる。
巻き付け角変更手段により前記一対の可動ガイドローラ
を前記糊転写ローラに対して接離する方向に進退させる
ことで、前記糊転写ローラに対するチップペーパの巻き
付け角が変更される。具体的には、一対の可動ガイドロ
ーラは、揺動アームを介して糊転写ローラに対して接離
され、そして、回動駆動手段により、チップペーパの走
行速度に応じて揺動アームの回動角が調整される。すな
わち、チップペーパの走行速度である製造機の運転状態
に応じて、チップペーパの糊転写ローラに対する巻き付
け角を変更させることができる。したがって、製造機の
運転状態が低速であるときには、チップペーパの糊転写
ローラに対する巻き付け角を小さくし、運転状態が高速
であるときにはその巻き付け角を大きくできる。また、
運転状態が停止状態であるときには、チップペーパを糊
転写ローラから引き離すこともできる。
【０００９】
【実施例】図１を参照すると、フィルタ付きシガレット
を製造するフィルタアタッチメントが概略的に示されて
いる。このフィルタアタッチメントは基台フレーム１を
備えており、この基台フレーム１の右側部分にはドラム
列２が配置されている。このドラム列２は図１でみて右
側から左側に延び、その左端はチップペーパ片の巻付け
部３に連なっている。ドラム列２は多数のドラムからな
り、各ドラムの外周面には等間隔を存して多数の溝が設
けられている。ドラム列２の右端に位置する溝付きドラ
ムには、図示しない巻上機にて製造された紙巻たばこ２
本分のたばこロッドが供給されるようになっている。
を製造するフィルタアタッチメントが概略的に示されて
いる。このフィルタアタッチメントは基台フレーム１を
備えており、この基台フレーム１の右側部分にはドラム
列２が配置されている。このドラム列２は図１でみて右
側から左側に延び、その左端はチップペーパ片の巻付け
部３に連なっている。ドラム列２は多数のドラムからな
り、各ドラムの外周面には等間隔を存して多数の溝が設
けられている。ドラム列２の右端に位置する溝付きドラ
ムには、図示しない巻上機にて製造された紙巻たばこ２
本分のたばこロッドが供給されるようになっている。
【００１０】ドラム列２に供給されたたばこロッドは、
ドラム列２の各溝付きドラムの回転により、順次左側に
位置する溝付きドラムの溝に移し変えられ、そして、巻
付け部３に向けて搬送される。ここで、ドラム列２の途
中にある溝付きドラムには回転ナイフ４が備えられてお
り、この回転ナイフ４は、その溝付きドラムの回転によ
り、搬送されてくるたばこロッドを個々の紙巻たばこに
切断する。更に、この後、切断して得た２本の紙巻たば
こ間には、これらが前述した巻付け部３に向けて搬送さ
れる過程で、所定の間隔が確保されるようになってい
る。
ドラム列２の各溝付きドラムの回転により、順次左側に
位置する溝付きドラムの溝に移し変えられ、そして、巻
付け部３に向けて搬送される。ここで、ドラム列２の途
中にある溝付きドラムには回転ナイフ４が備えられてお
り、この回転ナイフ４は、その溝付きドラムの回転によ
り、搬送されてくるたばこロッドを個々の紙巻たばこに
切断する。更に、この後、切断して得た２本の紙巻たば
こ間には、これらが前述した巻付け部３に向けて搬送さ
れる過程で、所定の間隔が確保されるようになってい
る。
【００１１】図２を参照すると、たばこロッドから個々
の紙巻たばこを形成し、そして、これら紙巻たばこ間に
所定の間隔を形成するまでの処理の流れが図２中Ａ1領
域で示されている。図２中、ＴR，ＴSはたばこロッド、
紙巻たばこをそれぞれ示している。一方、図１に示され
ているように、ドラム列２の上方にはホッパ５が配置さ
れており、このホッパ５には図示されていないけれども
多数のフィルタロッドが収容されている。ホッパ５とド
ラム列２との間は、ドラム列２と同様なドラム列６によ
って接続されており、ドラム列６はホッパ５内のフィル
タロッドを１本ずつ取り出し、そして、個々のフィルタ
ロッドを所定長さのフィルタプラグに等分して切断した
後、これらフィルタプラグをドラム列２上の紙巻たばこ
間に供給可能となっている。具体的には、ホッパ５の直
下にあるドラム列６の溝付きドラムには例えば２枚の回
転ナイフ７が備えられており、これら回転ナイフ７はそ
の溝付きドラムの回転に伴いフィルタロッドが搬送され
てきたとき、フィルタロッドを３個に等分して切断す
る。
の紙巻たばこを形成し、そして、これら紙巻たばこ間に
所定の間隔を形成するまでの処理の流れが図２中Ａ1領
域で示されている。図２中、ＴR，ＴSはたばこロッド、
紙巻たばこをそれぞれ示している。一方、図１に示され
ているように、ドラム列２の上方にはホッパ５が配置さ
れており、このホッパ５には図示されていないけれども
多数のフィルタロッドが収容されている。ホッパ５とド
ラム列２との間は、ドラム列２と同様なドラム列６によ
って接続されており、ドラム列６はホッパ５内のフィル
タロッドを１本ずつ取り出し、そして、個々のフィルタ
ロッドを所定長さのフィルタプラグに等分して切断した
後、これらフィルタプラグをドラム列２上の紙巻たばこ
間に供給可能となっている。具体的には、ホッパ５の直
下にあるドラム列６の溝付きドラムには例えば２枚の回
転ナイフ７が備えられており、これら回転ナイフ７はそ
の溝付きドラムの回転に伴いフィルタロッドが搬送され
てきたとき、フィルタロッドを３個に等分して切断す
る。
【００１２】また、回転ナイフ７を備えた溝付きドラム
よりも下流側にある１つの溝付きドラムは、いわゆるグ
レーディングドラムとして構成されている。このグレー
ディングドラムは１本のフィルタロッドから得た３個の
フィルタプラグをその搬送方向に順次整列させる機能を
有しており、これにより、ドラム列６の下流端からは１
個ずつのフィルタプラグがドラム列２に供給されること
になる。ここで、ドラム列２に供給されるフィルタプラ
グは、２本の紙巻たばこ間に既に確保されている間隔の
部位に配置され、この後、フィルタプラグは２本の紙巻
たばこと共に巻付け部３に向けて搬送される。
よりも下流側にある１つの溝付きドラムは、いわゆるグ
レーディングドラムとして構成されている。このグレー
ディングドラムは１本のフィルタロッドから得た３個の
フィルタプラグをその搬送方向に順次整列させる機能を
有しており、これにより、ドラム列６の下流端からは１
個ずつのフィルタプラグがドラム列２に供給されること
になる。ここで、ドラム列２に供給されるフィルタプラ
グは、２本の紙巻たばこ間に既に確保されている間隔の
部位に配置され、この後、フィルタプラグは２本の紙巻
たばこと共に巻付け部３に向けて搬送される。
【００１３】図２中Ａ2領域は、フィルロッドから個々
のフィルタプラグを得て、そして、１個のフィルタプラ
グを２本の紙巻たばこＴS間に配置するまでの処理の流
れを示している。なお、図２中、ＦR，ＦPはフィルタロ
ッド、フィルタプラグをそれぞれ示しており、フィルタ
プラグＦPは紙巻たばこＴSに装着されるべきフィルタチ
ップ２本分の長さを有している。
のフィルタプラグを得て、そして、１個のフィルタプラ
グを２本の紙巻たばこＴS間に配置するまでの処理の流
れを示している。なお、図２中、ＦR，ＦPはフィルタロ
ッド、フィルタプラグをそれぞれ示しており、フィルタ
プラグＦPは紙巻たばこＴSに装着されるべきフィルタチ
ップ２本分の長さを有している。
【００１４】ドラム列２上で、その中央にフィルタプラ
グＦPが配置された２本の紙巻たばこＴSは、そのドラム
列の終端部分の溝付きドラム上において、フィルタプラ
グＦPの両端に密着するように移動されるようになって
おり、その処理は図２中Ａ3領域で示されている。従っ
て、ドラム列２から巻付け部３へは２本の紙巻たばこＴ
S間に１個のフィルタプラグＦPが位置した状態で、これ
らが供給されることになる。
グＦPが配置された２本の紙巻たばこＴSは、そのドラム
列の終端部分の溝付きドラム上において、フィルタプラ
グＦPの両端に密着するように移動されるようになって
おり、その処理は図２中Ａ3領域で示されている。従っ
て、ドラム列２から巻付け部３へは２本の紙巻たばこＴ
S間に１個のフィルタプラグＦPが位置した状態で、これ
らが供給されることになる。
【００１５】一方、巻付け部３には、糊付けされたチッ
プペーパ片もまた供給されるようになっており、その供
給装置は図１中、基台フレーム１の左端上部から巻付け
部３に亘って配置されている。先ず、供給装置の上流側
から説明すると、上流には一対のロール８，８’が備え
られており、これらロール８，８’は、長尺なチップペ
ーパＰを巻回したものである。なお、チップペーパＰの
幅はフィルタプラグＦPの長さよりも十分に長く設定さ
れている。
プペーパ片もまた供給されるようになっており、その供
給装置は図１中、基台フレーム１の左端上部から巻付け
部３に亘って配置されている。先ず、供給装置の上流側
から説明すると、上流には一対のロール８，８’が備え
られており、これらロール８，８’は、長尺なチップペ
ーパＰを巻回したものである。なお、チップペーパＰの
幅はフィルタプラグＦPの長さよりも十分に長く設定さ
れている。
【００１６】図１に示した状態では、ロール８’からチ
ップペーパＰが繰り出されており、繰り出されたチップ
ペーパＰは供給経路を規定する多数のガイドローラ９に
より案内されながら、巻付け部３に向けて導かれてい
る。供給経路の途中には、ロール８，８’側に位置して
チップペーパＰの蓄積部１０が配置されており、この蓄
積部１０は、フィルタアタッチメントの運転停止時など
において、巻付け部３側でのチップペーパＰつまりチッ
プペーパ片の供給速度と、ロール側でのチップペーパＰ
の繰り出し速度との間の差を吸収したり、また、チップ
ペーパＰの接続時などにおいて、予めチップペーパＰを
一時的に蓄えておくために設けられている。
ップペーパＰが繰り出されており、繰り出されたチップ
ペーパＰは供給経路を規定する多数のガイドローラ９に
より案内されながら、巻付け部３に向けて導かれてい
る。供給経路の途中には、ロール８，８’側に位置して
チップペーパＰの蓄積部１０が配置されており、この蓄
積部１０は、フィルタアタッチメントの運転停止時など
において、巻付け部３側でのチップペーパＰつまりチッ
プペーパ片の供給速度と、ロール側でのチップペーパＰ
の繰り出し速度との間の差を吸収したり、また、チップ
ペーパＰの接続時などにおいて、予めチップペーパＰを
一時的に蓄えておくために設けられている。
【００１７】ここで、チップペーパＰの接続に関して説
明すると、蓄積部１０の上流側に位置して接続部１１が
配置されており、この接続部１１には他方のロール８か
ら繰り出されたチップペーパＰの先端があらかじめ導か
れている。従って、蓄積部１０にある程度の量のチップ
ペーパＰが蓄えてあれば、一方のロール８’のチップペ
ーパＰが無くなって、その終端が接続部１１に達したと
き、終端側の供給を止めた状態で、この終端に他方のロ
ール８から繰り出されているチップペーパＰの先端を接
続でき、この接続の際にも蓄積部１０からチップペーパ
Ｐの供給を継続することができる。
明すると、蓄積部１０の上流側に位置して接続部１１が
配置されており、この接続部１１には他方のロール８か
ら繰り出されたチップペーパＰの先端があらかじめ導か
れている。従って、蓄積部１０にある程度の量のチップ
ペーパＰが蓄えてあれば、一方のロール８’のチップペ
ーパＰが無くなって、その終端が接続部１１に達したと
き、終端側の供給を止めた状態で、この終端に他方のロ
ール８から繰り出されているチップペーパＰの先端を接
続でき、この接続の際にも蓄積部１０からチップペーパ
Ｐの供給を継続することができる。
【００１８】チップペーパＰの供給経路において、巻付
け部３側には糊転写装置１２が配置されており、この糊
転写装置１２は、糊の供給を受けながら回転する糊供給
ローラ１３と、一方において糊供給ローラ１３に転接さ
れ、他方においてはチップペーパＰの一方の面に転接さ
れている糊転写ローラ１４から構成されている。従っ
て、糊供給ローラ１３に付着した糊は、糊供給ローラ１
３と糊転写ローラ１４とが互いに転接していることか
ら、所定の厚みとなって糊転写ローラ１４に移し変えら
れ、そして、この糊転写ローラ１４からチップペーパＰ
の一方の面に転写されることになる。この糊転写装置１
２に関しては、後述する。
け部３側には糊転写装置１２が配置されており、この糊
転写装置１２は、糊の供給を受けながら回転する糊供給
ローラ１３と、一方において糊供給ローラ１３に転接さ
れ、他方においてはチップペーパＰの一方の面に転接さ
れている糊転写ローラ１４から構成されている。従っ
て、糊供給ローラ１３に付着した糊は、糊供給ローラ１
３と糊転写ローラ１４とが互いに転接していることか
ら、所定の厚みとなって糊転写ローラ１４に移し変えら
れ、そして、この糊転写ローラ１４からチップペーパＰ
の一方の面に転写されることになる。この糊転写装置１
２に関しては、後述する。
【００１９】さらに、糊付け装置１２の直上流及び直下
流側にはプレヒータ１５及びポストヒータ１６がそれぞ
れ配置されており、図１から明らかなように、プレヒー
タ１５はチップペーパＰの糊付けされるべき面を加熱
し、これに対し、ポストヒータ１６はチップペーパＰの
糊付け面とは反対側の面を加熱するものとなっている。
これにより、その糊付け面を効果的に予備乾燥させるこ
とができる。
流側にはプレヒータ１５及びポストヒータ１６がそれぞ
れ配置されており、図１から明らかなように、プレヒー
タ１５はチップペーパＰの糊付けされるべき面を加熱
し、これに対し、ポストヒータ１６はチップペーパＰの
糊付け面とは反対側の面を加熱するものとなっている。
これにより、その糊付け面を効果的に予備乾燥させるこ
とができる。
【００２０】そして、チップペーパＰの供給経路には、
その終端に位置して裁断装置１８が配置されており、こ
の裁断装置１８は、糊付け後のチップペーパＰを所定長
さずつのチップペーパ片に裁断可能となっている。即
ち、裁断装置１８は主として、その外周面が負圧による
吸引面として形成された受けドラムとしてのコークドラ
ム１９と、このコークドラム１９の近傍に位置した刃付
きドラムユニット２０とから構成されており、これらは
互いに逆向きに同一の周速で回転駆動可能となってい
る。従って、糊付けされたチップペーパＰがコークドラ
ム１９に達すると、チップペーパＰはその糊付け面とは
反対側の面がコークドラム１９の吸引面に吸い付けら
れ、そして、コークドラム１９の回転とともに巻付け部
３に向けて供給される。一方、図１には図示されていな
いけれども、刃付きドラムユニット２０の外周面には周
方向に等間隔を存して裁断刃が設けられており、従っ
て、コークドラム１９の吸引面上を搬送されるチップペ
ーパＰは刃付きドラムユニット２０の各裁断刃により裁
断されて、チップペーパ片となり、この後、チップペー
パ片はコークドラム１９の回転に伴い、巻付け部３に向
けて供給される。
その終端に位置して裁断装置１８が配置されており、こ
の裁断装置１８は、糊付け後のチップペーパＰを所定長
さずつのチップペーパ片に裁断可能となっている。即
ち、裁断装置１８は主として、その外周面が負圧による
吸引面として形成された受けドラムとしてのコークドラ
ム１９と、このコークドラム１９の近傍に位置した刃付
きドラムユニット２０とから構成されており、これらは
互いに逆向きに同一の周速で回転駆動可能となってい
る。従って、糊付けされたチップペーパＰがコークドラ
ム１９に達すると、チップペーパＰはその糊付け面とは
反対側の面がコークドラム１９の吸引面に吸い付けら
れ、そして、コークドラム１９の回転とともに巻付け部
３に向けて供給される。一方、図１には図示されていな
いけれども、刃付きドラムユニット２０の外周面には周
方向に等間隔を存して裁断刃が設けられており、従っ
て、コークドラム１９の吸引面上を搬送されるチップペ
ーパＰは刃付きドラムユニット２０の各裁断刃により裁
断されて、チップペーパ片となり、この後、チップペー
パ片はコークドラム１９の回転に伴い、巻付け部３に向
けて供給される。
【００２１】ここで、巻付け部３は、前述したドラム列
２の終端に位置する溝付きドラムに連なるようにして配
置され、ドラム列２から供給される２本の紙巻たばこＴ
S及びその中央に位置したフィルタプラグＦPを受け取
り、そして、これらをコークドラム１９との間で転動さ
せながら、巻付け部３から図１中左方に延びるドラム列
２１に供給する機能を有している。
２の終端に位置する溝付きドラムに連なるようにして配
置され、ドラム列２から供給される２本の紙巻たばこＴ
S及びその中央に位置したフィルタプラグＦPを受け取
り、そして、これらをコークドラム１９との間で転動さ
せながら、巻付け部３から図１中左方に延びるドラム列
２１に供給する機能を有している。
【００２２】従って、巻付け部３に２本の紙巻たばこＴ
S及びフィルタプラグＦPが供給されると同時に、コーク
ドラム１９からチップペーパ片が２本の紙巻たばこＴS
に跨るようにして供給されると、チップペーパ片はフィ
ルタプラグＦP及びこのフィルタプラグＦP側に位置する
２本の紙巻たばこの端部に接着され、そして、これら紙
巻たばこ及びフィルタプラグが前述したようにして転動
する際、これらにチップペーパ片が巻付けられて、２本
の紙巻たばこ及びフィルタプラグは相互に接続され、こ
の結果、連続した２本分のフィルタ付きシガレットが得
られることとなる。
S及びフィルタプラグＦPが供給されると同時に、コーク
ドラム１９からチップペーパ片が２本の紙巻たばこＴS
に跨るようにして供給されると、チップペーパ片はフィ
ルタプラグＦP及びこのフィルタプラグＦP側に位置する
２本の紙巻たばこの端部に接着され、そして、これら紙
巻たばこ及びフィルタプラグが前述したようにして転動
する際、これらにチップペーパ片が巻付けられて、２本
の紙巻たばこ及びフィルタプラグは相互に接続され、こ
の結果、連続した２本分のフィルタ付きシガレットが得
られることとなる。
【００２３】なお、チップペーパ片が紙巻たばこ及びフ
ィルタプラグに接着される際、コークドラム１９側の吸
引力は解除されるようになっている。また、図２中、Ａ
4領域は、巻付け部３へのチップペーパ片の供給から、
このチップペーパ片の巻付けまでの処理の流れを示して
おり、ＰCはチップペーパ片を示し、そして、このチッ
プペーパ片ＰCの糊付け面は斜線を施して示してある。
ィルタプラグに接着される際、コークドラム１９側の吸
引力は解除されるようになっている。また、図２中、Ａ
4領域は、巻付け部３へのチップペーパ片の供給から、
このチップペーパ片の巻付けまでの処理の流れを示して
おり、ＰCはチップペーパ片を示し、そして、このチッ
プペーパ片ＰCの糊付け面は斜線を施して示してある。
【００２４】この後、連続した２本分のフィルタ付きシ
ガレットは、ドラム列２１の各溝付きドラム上を搬送さ
れる過程において、１つの溝付きドラムに備えられてい
る回転ナイフ２２により、そのフィルタプラグの中央か
ら切断されて、個々のフィルタ付きシガレットとなり、
そして、フィルタ付きシガレットは、その向きが揃えら
れて、搬送コンベアに移し変えられ、この搬送コンベア
により後段の包装機に向けて供給される。このような処
理の流れは、図２中Ａ5領域で示されている。なお、図
２中、ＦCはフィルタプラグＦPを切断して得たフィルタ
チップを示している。
ガレットは、ドラム列２１の各溝付きドラム上を搬送さ
れる過程において、１つの溝付きドラムに備えられてい
る回転ナイフ２２により、そのフィルタプラグの中央か
ら切断されて、個々のフィルタ付きシガレットとなり、
そして、フィルタ付きシガレットは、その向きが揃えら
れて、搬送コンベアに移し変えられ、この搬送コンベア
により後段の包装機に向けて供給される。このような処
理の流れは、図２中Ａ5領域で示されている。なお、図
２中、ＦCはフィルタプラグＦPを切断して得たフィルタ
チップを示している。
【００２５】次に、図３を参照すると、前述した糊転写
装置１２が詳図されており、以下に糊転写装置１２の構
成について詳細に説明する。糊転写装置１２は、糊供給
ローラ１３、糊転写ローラ１４を備えており、糊供給ロ
ーラ１３は、基台フレーム１に取り付けられた固定アー
ム３０の下端部に回転自在に支持されている。糊転写ロ
ーラ１４は、可動アーム３１の下端部に回動自在に支持
されており、固定アーム３０および可動アーム３１の基
端は、上方で回動可能に軸支されている。また、可動ア
ーム３１は、固定アーム３０に対して図示しないばね等
により付勢されており、これにより、糊転写ローラ１４
は、糊供給ローラ１３に所定の力で転接されている。糊
供給ローラ１３の表面には、チップペーパに転写する糊
の層厚分の段差が付いているため、転接された糊供給ロ
ーラと１３と糊転写ローラ１４との間には、所定のギャ
ップが形成されている。
装置１２が詳図されており、以下に糊転写装置１２の構
成について詳細に説明する。糊転写装置１２は、糊供給
ローラ１３、糊転写ローラ１４を備えており、糊供給ロ
ーラ１３は、基台フレーム１に取り付けられた固定アー
ム３０の下端部に回転自在に支持されている。糊転写ロ
ーラ１４は、可動アーム３１の下端部に回動自在に支持
されており、固定アーム３０および可動アーム３１の基
端は、上方で回動可能に軸支されている。また、可動ア
ーム３１は、固定アーム３０に対して図示しないばね等
により付勢されており、これにより、糊転写ローラ１４
は、糊供給ローラ１３に所定の力で転接されている。糊
供給ローラ１３の表面には、チップペーパに転写する糊
の層厚分の段差が付いているため、転接された糊供給ロ
ーラと１３と糊転写ローラ１４との間には、所定のギャ
ップが形成されている。
【００２６】糊転写ローラ１４は、その入力軸１４ａに
駆動力が入力されるようになっており、駆動力の供給を
受けて図３で見て反時計回りに回転されるようになって
いる。一方、糊供給ローラ１３は、その入力軸１３ａが
図示しないギア列を介して入力軸１４ａと連結されてお
り、糊転写ローラ１４の回転と伴って時計回りに回転さ
れるようになっている。したがって、糊供給ローラ１３
と糊転写ローラ１４は、ローラ間の内側に向けて互いに
逆方向に回転され、また、これらローラの回転速度は、
製造機の運転状態、すなわち、チップペーパの走行速度
に応じて可変されるようになっており、糊転写ローラ１
４の周速度は、チップペーパの走行速度と常に一致する
ようになっている。
駆動力が入力されるようになっており、駆動力の供給を
受けて図３で見て反時計回りに回転されるようになって
いる。一方、糊供給ローラ１３は、その入力軸１３ａが
図示しないギア列を介して入力軸１４ａと連結されてお
り、糊転写ローラ１４の回転と伴って時計回りに回転さ
れるようになっている。したがって、糊供給ローラ１３
と糊転写ローラ１４は、ローラ間の内側に向けて互いに
逆方向に回転され、また、これらローラの回転速度は、
製造機の運転状態、すなわち、チップペーパの走行速度
に応じて可変されるようになっており、糊転写ローラ１
４の周速度は、チップペーパの走行速度と常に一致する
ようになっている。
【００２７】固定アーム３０と可動アームとの間から
は、これらローラ１３，１４間の上方に位置して、糊ホ
ース３３の先端が延びており、この糊ホース３３からロ
ーラ間に糊が供給されるようになっている。これらロー
ラ間に供給された糊は、各ローラが回転されることで、
所定の厚みとなって糊転写ローラ１４に転写される。な
お、余剰となった糊は、ローラ端面から下方に垂れ落ち
て糊回収受け３４に回収され、再利用される。
は、これらローラ１３，１４間の上方に位置して、糊ホ
ース３３の先端が延びており、この糊ホース３３からロ
ーラ間に糊が供給されるようになっている。これらロー
ラ間に供給された糊は、各ローラが回転されることで、
所定の厚みとなって糊転写ローラ１４に転写される。な
お、余剰となった糊は、ローラ端面から下方に垂れ落ち
て糊回収受け３４に回収され、再利用される。
【００２８】糊転写ローラ１４は、一方においては糊供
給ローラ１３と転接されているが、他方においてはチッ
プペーパＰの一方の面と転接されている。また、チップ
ペーパＰは、複数のガイドローラによりその走行が案内
されている。複数のガイドローラは、図３で見て糊転写
ローラ１４の斜め右上に位置する一対のローラからなる
第１固定ガイドローラ９（図４参照）と、下方に位置す
る第２固定ガイドローラ９を備えている。
給ローラ１３と転接されているが、他方においてはチッ
プペーパＰの一方の面と転接されている。また、チップ
ペーパＰは、複数のガイドローラによりその走行が案内
されている。複数のガイドローラは、図３で見て糊転写
ローラ１４の斜め右上に位置する一対のローラからなる
第１固定ガイドローラ９（図４参照）と、下方に位置す
る第２固定ガイドローラ９を備えている。
【００２９】チップペーパＰの走行方向で見て第１およ
び第２固定ガイドローラ９間には、糊転写ローラ１４の
下方に位置して一対の可動ガイドローラ３７が配設され
ている。これら可動ガイドローラ３７は、揺動アーム３
８の先端側に回転自在に支持されており、揺動アーム３
８の基端は基台フレーム１に取り付けられた回動軸３９
に回動自在に支持されている。また、揺動アーム３８
は、通常、スプリング４３により図３で見て時計回りに
付勢されており、固定ガイドローラ９，９間のチップペ
ーパＰは、一対の可動ガイドローラ３７間を通過して、
これら可動ガイドローラ３７にそれぞれ案内されてい
る。
び第２固定ガイドローラ９間には、糊転写ローラ１４の
下方に位置して一対の可動ガイドローラ３７が配設され
ている。これら可動ガイドローラ３７は、揺動アーム３
８の先端側に回転自在に支持されており、揺動アーム３
８の基端は基台フレーム１に取り付けられた回動軸３９
に回動自在に支持されている。また、揺動アーム３８
は、通常、スプリング４３により図３で見て時計回りに
付勢されており、固定ガイドローラ９，９間のチップペ
ーパＰは、一対の可動ガイドローラ３７間を通過して、
これら可動ガイドローラ３７にそれぞれ案内されてい
る。
【００３０】揺動アーム３８の先端部には、一方の側面
にカムフォロア４０が当接されており、このカムフォロ
ア４０は、ロータリアクチュエータ４２の回動軸に取り
付けられた回動アーム４１に回転自在に取り付けられて
いる。このロータリアクチュエータ４２は、製造機の運
転状態、すなわち、チップペーパＰの走行速度に応じて
駆動されるようになっており、このロータリアクチュエ
ータ４２が駆動されることで、回動アーム４１が回動さ
れ、カムフォロア４０に押されて揺動アーム３８が回動
されるようになっている。
にカムフォロア４０が当接されており、このカムフォロ
ア４０は、ロータリアクチュエータ４２の回動軸に取り
付けられた回動アーム４１に回転自在に取り付けられて
いる。このロータリアクチュエータ４２は、製造機の運
転状態、すなわち、チップペーパＰの走行速度に応じて
駆動されるようになっており、このロータリアクチュエ
ータ４２が駆動されることで、回動アーム４１が回動さ
れ、カムフォロア４０に押されて揺動アーム３８が回動
されるようになっている。
【００３１】以下、図４ないし図６を追加して作用を説
明する。まず、製造機の運転状態が停止状態にあると
き、図４に示されているように、回動アーム４１および
カムフォロア４０は、ロータリアクチュエータ４２の駆
動が停止されていることで、時計回りに回動されてお
り、揺動アーム３８および一対の可動ガイドローラ３７
は、ばねに付勢されて時計回に回動されている。このと
き、各ガイドローラに案内されたチップペーパＰは、糊
転写ローラ１４には接触されていない。
明する。まず、製造機の運転状態が停止状態にあると
き、図４に示されているように、回動アーム４１および
カムフォロア４０は、ロータリアクチュエータ４２の駆
動が停止されていることで、時計回りに回動されてお
り、揺動アーム３８および一対の可動ガイドローラ３７
は、ばねに付勢されて時計回に回動されている。このと
き、各ガイドローラに案内されたチップペーパＰは、糊
転写ローラ１４には接触されていない。
【００３２】次に、製造機の運転状態が停止状態から低
速状態となると、図５に示すように、ロータリアクチュ
エータ４２が駆動されることで、回動アーム４１および
カムフォロア４０が反時計回りに回動され、これによ
り、揺動アーム３８および一対の可動ガイドローラ３７
が、ばねの付勢力に抗して反時計回りに回動される。こ
のとき、各ガイドローラに案内されたチップペーパＰ
は、糊転写ローラ１４に浅い所定の巻き付け角θで巻き
付いた状態で、糊転写ローラ１４を通過する。
速状態となると、図５に示すように、ロータリアクチュ
エータ４２が駆動されることで、回動アーム４１および
カムフォロア４０が反時計回りに回動され、これによ
り、揺動アーム３８および一対の可動ガイドローラ３７
が、ばねの付勢力に抗して反時計回りに回動される。こ
のとき、各ガイドローラに案内されたチップペーパＰ
は、糊転写ローラ１４に浅い所定の巻き付け角θで巻き
付いた状態で、糊転写ローラ１４を通過する。
【００３３】次に、製造機の運転状態が低速状態から高
速状態となると、図６に示すように、回動アーム４１お
よびカムフォロア４０が反時計回りにさらに回動され、
これにより、揺動アーム３８および一対の可動ガイドロ
ーラ３７も反時計回り方向にさらに回動される。このと
き、各ガイドローラに案内されたチップペーパＰは、糊
転写ローラ１４に前記低速時の巻き付け角θより深い所
定の巻き付け角θ’で巻き付いて糊転写ローラ１４を通
過する。
速状態となると、図６に示すように、回動アーム４１お
よびカムフォロア４０が反時計回りにさらに回動され、
これにより、揺動アーム３８および一対の可動ガイドロ
ーラ３７も反時計回り方向にさらに回動される。このと
き、各ガイドローラに案内されたチップペーパＰは、糊
転写ローラ１４に前記低速時の巻き付け角θより深い所
定の巻き付け角θ’で巻き付いて糊転写ローラ１４を通
過する。
【００３４】なお、製造機の運転状態、すなわち、チッ
プペーパＰの走行速度に応じて、チップペーパＰの糊転
写ローラ１４に対する巻き付け角は任意に可変されるよ
うになっている。したがって、上述した糊転写装置１２
によれば、製造機の運転状態、すなわち、チップペーパ
Ｐの走行速度に応じて、チップペーパＰの糊転写ローラ
１４に対する巻き付け角を変化させることができ、糊の
転写量を変化させることができる。この結果、常に、チ
ップペーパＰに一定の層厚で糊を転写することができる
と共に、チップペーパＰの巻き付け不良を防止すること
ができる。
プペーパＰの走行速度に応じて、チップペーパＰの糊転
写ローラ１４に対する巻き付け角は任意に可変されるよ
うになっている。したがって、上述した糊転写装置１２
によれば、製造機の運転状態、すなわち、チップペーパ
Ｐの走行速度に応じて、チップペーパＰの糊転写ローラ
１４に対する巻き付け角を変化させることができ、糊の
転写量を変化させることができる。この結果、常に、チ
ップペーパＰに一定の層厚で糊を転写することができる
と共に、チップペーパＰの巻き付け不良を防止すること
ができる。
【００３５】この発明は、上述した一実施例に制約され
るものではなく、種々の変形例が可能である。例えば、
揺動アーム３８は、カムフォロア４０に押されて間接的
に回動されるようになっていたが、揺動アーム３８を直
接ロータリアクチュエータで回動駆動させるようにして
も構わない。
るものではなく、種々の変形例が可能である。例えば、
揺動アーム３８は、カムフォロア４０に押されて間接的
に回動されるようになっていたが、揺動アーム３８を直
接ロータリアクチュエータで回動駆動させるようにして
も構わない。
【００３６】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のチップ
ぺーパ用糊転写装置によれば、製造機の運転状態、すな
わち、チップペーパの走行速度に応じて、一対の可動ガ
イドローラを糊転写ローラに対して接離する方向に進退
させ、糊転写ローラに対するチップペーパの巻き付け角
を変更可能にしたので、チップペーパの走行速度が低速
であるとき、糊転写ローラに対するチップペーパの巻き
付け角を小さくでき、走行速度が高速であるときには、
巻き付け角を大きくできる。また、チップペーパの走行
が停止されているとき、チップペーパを糊転写ローラか
ら引き離すことができる。したがって、製造機の運転状
態に関係なく、常に、チップペーパに一定の層厚で糊を
転写することができると共に、シガレットとフィルタに
チップペーパ片を巻き付ける際のチップペーパ片の巻き
付け不良を防止することができる等の優れた効果を奏す
る。
ぺーパ用糊転写装置によれば、製造機の運転状態、すな
わち、チップペーパの走行速度に応じて、一対の可動ガ
イドローラを糊転写ローラに対して接離する方向に進退
させ、糊転写ローラに対するチップペーパの巻き付け角
を変更可能にしたので、チップペーパの走行速度が低速
であるとき、糊転写ローラに対するチップペーパの巻き
付け角を小さくでき、走行速度が高速であるときには、
巻き付け角を大きくできる。また、チップペーパの走行
が停止されているとき、チップペーパを糊転写ローラか
ら引き離すことができる。したがって、製造機の運転状
態に関係なく、常に、チップペーパに一定の層厚で糊を
転写することができると共に、シガレットとフィルタに
チップペーパ片を巻き付ける際のチップペーパ片の巻き
付け不良を防止することができる等の優れた効果を奏す
る。
【図１】フィルタアタッチメントの概略正面図である。
【図２】フィルタアタッチメント内での紙巻たばこおよ
びフィルタロッドの処理の流れを示した図である。
びフィルタロッドの処理の流れを示した図である。
【図３】一部を省略した糊転写装置を示す図である。
【図４】停止時における可動ガイドローラを示す図であ
る。
る。
【図５】低速時における可動ガイドローラを示す図であ
る。
る。
【図６】高速時における可動ガイドローラを示す図であ
る。
る。
１ 基台フレーム
９ 固定ガイドローラ
１３ 糊供給ローラ
１４ 糊転写ローラ
３７ 可動ガイドローラ
３８ 揺動アーム
４０ カムフォロア
４１ 回動アーム
４２ ロータリアクチュエータ
Ｐ チップペーパ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 実開 平４−102464（ＪＰ，Ｕ)
西独国特許出願公開2902913（ＤＥ,
Ａ１)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A24C 5/47
Claims (2)
- 【請求項１】 走行するチップペーパに糊を転写するフ
ィルタ付きシガレット製造機のチップペーパ用糊転写装
置において、 チップペーパの走行を案内し、走行方向に離間した上流
側および下流側の固定ガイドローラと、上流側および下流側の固定ガイドローラ間にてチップペ
ーパに転接した状態で配置され、チップペーパに糊を塗
布する 糊転写ローラと、糊転写ローラと上流側の固定ガイドローラとの間に配置
され、チップペーパを交互に折り曲げて通過させる一対
の可動ガイドローラと、 前記一対の可動ガイドローラを前記糊転写ローラに対し
て接離する方向に進退させ、前記糊転写ローラに対する
チップペーパの巻き付け角を変更可能な巻き付け角変更
手段とを備えたことを特徴とするチップペーパ用糊転写
装置。 - 【請求項２】 前記巻き付け角変更手段は、前記一対の
可動ガイドローラを回転自在に支持した揺動アームと、
揺動アームを回動させる回動駆動手段とを備え、回動駆
動手段は、チップペーパの走行速度に応じて揺動アーム
の回動角を調整することを特徴とする請求項１のチップ
ペーパ用糊転写装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06370794A JP3411082B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | チップペーパ用糊転写装置 |
| EP95104313A EP0674851B1 (en) | 1994-03-31 | 1995-03-23 | Paste transfer apparatus for a filter cigarette manufacturing system |
| DE69510848T DE69510848T2 (de) | 1994-03-31 | 1995-03-23 | Übertragungsvorrichtung für Klebstoff in einer Filterzigarettenherstellungsmaschine |
| US08/412,738 US5634477A (en) | 1994-03-31 | 1995-03-29 | Paste transfer apparatus for a filter cigarette manufacturing system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06370794A JP3411082B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | チップペーパ用糊転写装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07265047A JPH07265047A (ja) | 1995-10-17 |
| JP3411082B2 true JP3411082B2 (ja) | 2003-05-26 |
Family
ID=13237124
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06370794A Expired - Fee Related JP3411082B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | チップペーパ用糊転写装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5634477A (ja) |
| EP (1) | EP0674851B1 (ja) |
| JP (1) | JP3411082B2 (ja) |
| DE (1) | DE69510848T2 (ja) |
Families Citing this family (20)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT1279644B1 (it) * | 1995-10-06 | 1997-12-16 | Gd Spa | Metodo e dispositivo per la realizzazione di fascette di giunzione di filtri a sigarette ventilate. |
| JP4156237B2 (ja) | 2000-03-28 | 2008-09-24 | 日本たばこ産業株式会社 | フィルタシガレットの通気特性安定化装置 |
| DE10028000A1 (de) * | 2000-06-08 | 2001-12-13 | Hauni Maschinenbau Ag | Verfahren und Vorrichtung zum Zuführen eines abschnittweise perforierten Belagpapierstreifens für ventilierte Zigaretten |
| US6854469B1 (en) * | 2001-06-27 | 2005-02-15 | Lloyd Harmon Hancock | Method for producing a reduced ignition propensity smoking article |
| US7448390B2 (en) * | 2003-05-16 | 2008-11-11 | R.J. Reynolds Tobacco Company | Equipment and methods for manufacturing cigarettes |
| US7073514B2 (en) * | 2002-12-20 | 2006-07-11 | R.J. Reynolds Tobacco Company | Equipment and methods for manufacturing cigarettes |
| US7275548B2 (en) * | 2001-06-27 | 2007-10-02 | R.J. Reynolds Tobacco Company | Equipment for manufacturing cigarettes |
| US20040238136A1 (en) * | 2003-05-16 | 2004-12-02 | Pankaj Patel | Materials and methods for manufacturing cigarettes |
| US20040122547A1 (en) * | 2002-12-20 | 2004-06-24 | Seymour Sydney Keith | Equipment and methods for manufacturing cigarettes |
| US7281540B2 (en) * | 2002-12-20 | 2007-10-16 | R.J. Reynolds Tobacco Company | Equipment and methods for manufacturing cigarettes |
| US7077145B2 (en) * | 2002-12-20 | 2006-07-18 | R.J. Reynolds Tobacco Company | Equipment and methods for manufacturing cigarettes |
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