JP2002175744A - インヒビタースイッチ - Google Patents

インヒビタースイッチ

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JP2002175744A JP2000372079A JP2000372079A JP2002175744A JP 2002175744 A JP2002175744 A JP 2002175744A JP 2000372079 A JP2000372079 A JP 2000372079A JP 2000372079 A JP2000372079 A JP 2000372079A JP 2002175744 A JP2002175744 A JP 2002175744A
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/08Range selector apparatus
    • F16H59/10Range selector apparatus comprising levers
    • F16H59/105Range selector apparatus comprising levers consisting of electrical switches or sensors

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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Slide Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケース内へのオイル溜まりを抑制し、固定接
点の短絡防止を可能とする。 【解決手段】 縦壁9に固定接点を有する極盤3と、固
定接点に摺動可能な可動接点を有し極盤3の縦壁9に沿
って移動可能な可動盤5と、極盤3を固定支持して固定
接点側及び可動盤5を覆い、可動盤5の移動に対応して
延設されると共にマニュアルバルブ側に連結する可動盤
5の駆動ピン13を突出させるスリット15を有したケ
ース7とを備え、自動変速機のオイルが飛散するミッシ
ョンケース内に縦壁9を立てるように配置され可動接点
と固定接点とにより自動変速機の変速位置を検出するイ
ンヒビタースイッチ1であって、ケース7は、スリット
15の上縁31を同下縁33よりもケース7外方向へ突
出させたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の変速
位置を検出するインヒビタースイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインヒビタースイッチとしては、
特開平9−320389号公報に記載された図9,図1
0に示すようなものがある。図9は全体斜視図、図10
は図9のSA−SA矢視断面図である。このインヒビタ
ースイッチ101は、自動変速機のオイルが飛散するミ
ッションケース内に図9,図10の状態で取り付けられ
るものであり、インヒビタースイッチ101には、自動
変速機の高温のオイルがかかる状態となっている。
【0003】図9,図10のようにインヒビタースイッ
チ101は、極盤103と可動盤105とケース107
とを備えている。極盤103にはその下面に複数の固定
接点109が設けられている。前記可動盤105は、前
記極盤109の下面に沿って移動可能となっている。可
動盤105の移動方向は図10の紙面直交方向である。
可動盤105は、その上面に前記固定接点109に摺動
可能な可動接点111を備えている。可動盤105には
ピン113が突設され、操作部材115に係合してい
る。操作部材115にはマニュアルバルブ117の連動
部119が係合すると共にディテントレバー121が係
合している。前記ケース107は前記極盤103を固定
支持して極盤103の固定接点109側及び前記可動盤
105を覆っている。前記ケース107には、前記ピン
113を突出させるスリット123が設けられている。
スリット123は、前記可動盤105の移動方向に対応
して図10の紙面直交方向に延設されている。
【0004】そして、運転者がシフトレバーを操作する
ことによってディテントレバー121が作動すると、マ
ニュアルバルブ117と操作部材115とが対応したシ
フト位置に移動する。操作部材115の移動によりピン
113を介し可動盤105が極盤103に対し移動し、
固定接点109に対する可動接点111の接触位置が切
り替わり、変速位置を検出することができる。
【0005】かかるインヒビタースイッチ101は、上
記のように自動変速機のオイルが飛散するミッションケ
ース内に配置されているため、自動変速機のオイルがイ
ンヒビタースイッチ101にかかり、ケース107内に
浸入することになる。ケース107内に浸入したオイル
は、下向きのスリット123から排出され、ケース10
7内に溜まるのを抑制することができる。自動変速機内
のオイルは、金属の摩耗粉等が混在しており、ケース1
07内にオイルが溜まると固定接点109の短絡を招き
やすくなるが、上記のようにスリット123からオイル
を排出することによってケース107内へのオイルの溜
まりを抑制し、固定接点109の短絡を防止して正確な
検出を可能とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記インヒ
ビタースイッチ101は、図9,図10のように極盤1
03を下向きにして設置する場合だけではなく、自動変
速機の構造によっては極盤103を立てた状態でミッシ
ョンケース内に配置固定することもある。この場合、ス
リット123は下向きにならずに横向きになるため、ケ
ース107内に入り込んだオイルはスリット123から
排出することができなくなる。従って、インヒビタース
イッチ101をミッションケース101内に立てて配置
固定する場合には、スリット123やケース107の他
の箇所に形成される穴などを極力小さくしてオイルがケ
ース107内に入り込まないようにする。
【0007】しかしながら、ケース107内に一旦入り
込んだオイルは、スリット123や他の箇所に形成され
る穴が極めて小さなものであるため、却ってケース10
7外へ排出されにくくなり、オイルがケース107内に
経時的に溜まって固定接点109の短絡を招く恐れがあ
る。
【0008】本発明は、可動盤の駆動部を突出させるス
リットがケースの側面に設けられる場合であっても、ケ
ース内へのオイルの溜まりを大幅に抑制することのでき
るインヒビタースイッチの提供を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、縦壁
に固定接点を有する極盤と、前記固定接点に摺動可能な
可動接点を有し前記極盤の縦壁に沿って移動可能な可動
盤と、前記極盤を固定支持して少なくとも前記固定接点
側及び前記可動盤を覆い、且つ該可動盤の移動に対応し
て延設されると共にマニュアルバルブ側に連結する可動
盤の駆動部を突出させるスリットを有したケースとを備
え、自動変速機のミッションケース内に前記縦壁を立て
るように配置され前記可動接点及び固定接点により前記
自動変速機の変速位置を検出するインヒビタースイッチ
であって、前記ケースは、前記スリットの上縁を同下縁
よりも前記ケース外方向へ突出させたことを特徴とす
る。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載のインヒ
ビタースイッチであって、前記ケースは、前記スリット
の上縁部を屈曲形成して該スリットの上縁を同下縁より
も突出させたことを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
インヒビタースイッチであって、前記ケース又はケース
及び極盤の間に、前記可動盤の移動終端側で該可動盤が
摺動するケース内部をケース外へ連通させる端部排出口
を設けたことを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか
に記載のインヒビタースイッチであって、前記ケース又
はケース及び極盤の間に、前記可動盤の下部側で該可動
盤が摺動するケース内部をケース外へ連通させる下部排
出口を設けたことを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明では、縦壁に固定接点を
有する極盤と、前記固定接点に摺動可能な可動接点を有
し、前記極盤の縦壁に沿って移動可能な可動盤と、前記
極盤を固定支持して少なくとも前記固定接点及び前記可
動盤を覆いかつ該可動盤の移動に対応して延設されると
共に、マニュアルバルブ側に連結する可動盤の駆動部を
突出させるスリットを有したケースとを備え、自動変速
機のミッションケース内に前記縦壁を立てるように配置
され、前記可動接点と前記固定接点とにより前記自動変
速機の変速位置を検出することができる。
【0014】しかも前記ケースは、前記スリットの上縁
を同下縁よりも前記ケース外方向へ突出させているた
め、インヒビタースイッチの上方からオイルが飛散する
場合に、スリットの上縁がオイルを排斥し、スリット内
へ入り込むのを抑制することができる。従って、ケース
内でのオイルの溜まりを大幅に抑制し、固定接点の短絡
を防止して正確な変速位置の検出を行うことができる。
【0015】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、前記ケースは前記スリットの上縁部を屈曲形
成して該スリットの上縁を同下縁よりも突出させたた
め、別部材を用いることなくケースのプレス成形と同時
にスリットの上縁部を屈曲形成し、該スリットの上縁を
同下縁よりも突出させることができ、構造が簡単となり
安価に製造することができる。
【0016】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明の効果に加え、前記ケース又はケース及び極盤の間
に、前記可動盤の移動終端側で該可動盤が摺動するケー
ス内部をケース外へ連通させる端部排出口を設けたた
め、変速操作によって可動盤が移動終端側方向へ移動す
ることによりケース内部のオイルをポンプ作用によって
端部排出口からケース外へ排出させることができる。従
って、インヒビタースイッチの上部からかかるオイル
は、スリットからケース内へ入りにくくなっているが、
一旦ケース内に入り込んだオイルを可動盤の移動による
端部排出口でのポンプ作用によってケース外へ円滑に排
出することができ、ケース内へのオイルの溜まりを確実
に抑制することができる。このためオイル溜まりによる
固定接点の短絡を防止して、変速位置の正確な検出をよ
り確実に行わせることができる。
【0017】請求項4の発明では、請求項1〜3の何れ
かの発明の効果に加え、前記ケース又はケース及び極盤
の間に、前記可動盤の下部側で該可動盤が摺動するケー
ス内部をケース外へ連通させる下部排出口を設けたた
め、一旦ケース内へ入り込んだオイルを下部排出口から
ケース外へ円滑に排出することもできる。従って、ケー
ス内へのオイルの溜まりをより確実に抑制することがで
きる。このためオイル溜まりによる固定接点の短絡をよ
り確実に防止して、変速位置の正確な検出をより確実に
行わせることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態に係る
インヒビタースイッチの斜視図を示している。このイン
ヒビタースイッチ1は、自動変速機のオイルが飛散する
ミッションケース内に図1の状態のように立てるように
配置され取り付けられている。このインヒビタースイッ
チ1は、極盤3と可動盤5とケース7とから概ね構成さ
れている。
【0019】前記極盤3には、その縦壁9の側面に複数
の後述する固定接点が設けられている。この極盤3はケ
ース7に爪11の加締めによって固定支持されている。
爪11の加締めによる固定は、図1では1箇所のみ示す
が、その他複数箇所において行われている。このように
してケース7は極盤3の縦壁9における固定接点側及び
可動盤5を覆う構成となっている。
【0020】前記可動盤5は、前記極盤3の縦壁9に沿
って図1の矢印A方向に移動可能に支持されている。可
動盤5は、前記縦壁9の固定接点に摺動可能に接触する
後述する可動接点を有している。可動盤5には、駆動部
としての駆動ピン13が突設されている。
【0021】前記ケース7は、金属板のプレス成形によ
って形成されている。ケース7には、前記駆動ピン13
を突出させるスリット15が設けられている。スリット
15は、前記可動盤5の移動に対応して矢印A方向に延
設されている。ケース7のスリット15における上下部
17,19の内面側には、前記可動盤5が接触し、可動
盤5の移動に際し摺動案内する構成となっている。スリ
ット15の上縁部には庇21が設けられている。
【0022】前記ケース7及び極盤3の縦壁9の間に、
端部排出口23が設けられている。この端部排出口23
は、前記可動盤5の一方の移動終端側に設けられ、可動
盤5が摺動するケース7の内部をケース7外へ連通させ
ている。前記ケース7及び極盤3の縦壁9の間に下部排
出口25が設けられている。下部排出口25は可動盤5
の下部側で、該可動盤5が摺動するケース7内部をケー
ス7外へ連通させている。
【0023】尚、前記ケース7にはブラケット部27が
一体に設けられ、該ブラケット部27に締結穴29が設
けられている。ブラケット部27は、図外のマニュアル
バルブのマニュアルバルブボディに位置決められなが
ら、ボルトなどによって締結固定されている。
【0024】図2は前記ケース7の前記スリット15の
部分における断面を示している。この図2のように、前
記庇21は、ケース7のプレス成形と共に、ケース7の
スリット15の上部17をケース外方向へ屈曲形成した
ものである。この庇21によりスリット15の上縁31
は同下縁33よりもケース7外方向へ突出している。
【0025】また、このようにスリット15上縁を庇2
1としてプレス成形し、庇21上方部位をスリット15
下方部位と同一平面に形成することにより、可動盤5の
移動方向A前後端の上下部位に形成した突部6,6を確
実に支持することができ、可動盤5を円滑に摺動させる
ことができる。
【0026】図3は図1のSB矢視における拡大図を示
したものである。図3のように、前記端部排出口23
は、ケース7の端壁35の下側に形成されている。ケー
ス7の正面壁37はブラケット部27のフランジ部39
に連続し、縦壁9に対し所定間隔を有している。端部排
出口23の下部側は極盤3から一体的に突設された舌部
41の一部43で構成されている。
【0027】尚、舌部41には基準ピン45が突設され
ている。取付けに際しては、ブラケット部27の基準ピ
ン45を図外のマニュアルバルブのマニュアルバルブボ
ディに設けた基準穴に位置決め嵌合させ、締結穴29か
ら図3で示すボルト46を差し込み、マニュアルバルブ
ボディ側のネジ穴にねじ込むことによって締結固定する
ことができる。
【0028】図4は図1のSC矢視における一部省略の
底面図を示している。この図4のように、前記下部排出
口25は、ケース7の底壁47が極盤3の縦壁9に当接
する部分を矩形状に切り欠いて形成されている。この図
4には、前記爪11によるかしめが複数箇所で行われて
いる状態も示されている。
【0029】図5は前記極盤3の正面図を示している。
極盤3は樹脂製の基盤49に複数の固定接点S2,V
B,S4,S1,S3を有している。各固定接点S2,
VB,S4,S1,S3はそれぞれ縦壁9に設けた溝5
1,53,55,57,59内に固定されている。溝5
1,53,55,57,59は、可動盤5の移動方向で
ある矢印A方向(図1)に延設され、図5の紙面直交方
向に凹状態に形成されている。この各溝51,53,5
5,57,59の奥壁側に前記固定接点S2,VB,S
4,S1,S3が固定されている。前記固定接点VBは
常時導通するコモン接点であり、溝53に沿って長く形
成されている。他の固定接点S2,S4,S1,S3は
選択的な導通を行わせるためにそれぞれ所定長さに設定
されている。
【0030】前記可動盤5は、図6,図7のようになっ
ている。可動盤5は樹脂で形成され、前記各固定接点S
2,VB,S4,S1,S3に摺動可能な可動接点61
を有している。可動接点61は、ステンレスなどで形成
され、固定部62に対し接点アーム63,65,67,
69,71が交互に片持ち状に設けられ、いわゆるW型
配置の構成となっている。
【0031】前記可動盤5に対する可動接点61の固定
は、可動盤5に固定されたピン73に可動接点61の固
定部62を嵌合させ、固定プレート75を固定ピン73
に加締めることによって行われている。
【0032】尚、運転者がシフトレバーを操作すること
によってマニュアルバルブが動作すると、図1の駆動ピ
ン13を介して可動盤5が矢印A方向に移動し、前記固
定接点S2,VB,S4,S1,S3を選択的に導通
し、変速位置を検出することができる。
【0033】図8は固定接点S2,VB,S4,S1,
S3の選択的な導通と変速位置との関係を示す図表であ
る。この図8の図表において○で示している部分が選択
的な導通を表わしている。このような導通によって、パ
ーキングレンジP、リバースレスR、ドライブレンジ
D、3速3、2速2、1速1などを正確に検出すること
ができる。
【0034】自動変速機の動作状態において、インヒビ
タースイッチ1にはミッションケース内に飛散するオイ
ルが上方からかかり、このオイルが図2の矢印Bのよう
にスリット15の部分にもかかることになる。このとき
庇21によってスリット15の上縁31が同下縁33よ
りもケース外方向へ突出しているため、庇21の先端か
ら下方へ垂れるオイルはスリット15の下縁33にかか
ることなく排斥され、そのまま下方へ落下する。このた
め、上縁31から垂れるオイルがスリット15内へ入る
のが規制され、ケース7内にオイルが溜まり込むのを大
幅に抑制することができる。従って、ケース7内にオイ
ルが溜まり込むことによって前記固定接点S2,VB,
S4,S1,S3が短絡するのを防止することができ
る。こうして可動接点5による固定接点S2,VB,S
4,S1,S3の選択的な導通によって変速位置を正確
に検出することができる。
【0035】一方、悪路走行などにおいて車体が大きく
揺れ動く場合などにオイルがスリット15からケース7
内へ入り込むことがある。また他の箇所からオイルがケ
ース内へ経時的に入り込む場合もある。これらの場合に
は、変速操作によって可動盤5が移動したとき、その一
方の移動終端側の端部排出口23から可動盤5の移動に
よるポンプ作用によってケース7内部からケース7外へ
オイルが排出される。従って、ケース7内へ入り込んだ
オイルが円滑に排出され、この点からもケース7内にオ
イルが溜まり込むのを抑制することができる。こうして
上記同様固定接点S2,VB,S4,S1,S3の短絡
をより確実に防止し、正確な変速位置検出をより確実に
行わせることができる。
【0036】さらに本実施形態においては、下部排出口
25によってもケース7内に入り込んだオイルを下方へ
排出することができ、ケース7内へのオイルの溜まり込
みをより確実に防止することができる。従って、固定設
定S2などの短絡をより確実に防止し、正確な変速位置
検出をより確実に行うことができる。
【0037】尚、本実施形態においては、スリット15
の上部17を屈曲形成して庇21を形成し、スリット1
5の上縁31を同下縁33よりも突出させたが、スリッ
ト15の上下において特に屈曲形成することなく平面状
に形成し、上縁31側に他部材を設けても庇とすること
もできる。この場合、スリット本来の上縁、下縁はケー
ス7外方向へずれることなく上下に対向するが、別体の
庇を設けることによって実質的にスリットの上縁を下縁
よりもスリット外方向へ突出させることになる。
【0038】また端部排出口23及び下部排出口25
は、ケース7と極盤3の縦壁9との間に形成するものに
限らず、ケース7そのものに穴を設けることによって構
成することも可能である。上記実施形態では、端部排出
口23、下部排出口25を設けたが、これらを省略する
こともでき、また何れか一方のみ設けることも可能であ
る。端部排出口23は、可動盤5の他方の移動終端側に
おいてケース7またはケース7及び極盤3の間に設ける
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るインヒビタースイッ
チの斜視図である。
【図2】一実施形態に係り、スリットの部分の断面図で
ある。
【図3】一実施形態に係り、図1のSB矢視における拡
大斜視図である。
【図4】一実施形態に係り、図1のSC矢視における一
部省略底面図である。
【図5】一実施形態に係り、可動盤の正面図である。
【図6】一実施形態に係り、可動盤の側面図である。
【図7】一実施形態に係り、可動盤の正面図である。
【図8】一実施形態に係り、固定接点の導通状態と変速
位置との関係を示す図表である。
【図9】従来例に係るインヒビタースイッチの斜視図で
ある。
【図10】図9のSA−SA矢視断面図である。
【符号の説明】
1 インヒビタースイッチ 3 極盤 5 可動盤 7 ケース 9 縦壁 13 駆動ピン(駆動部) 15 スリット 21 庇 23 端部排出口 25 下部排出口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦壁に固定接点を有する極盤と、 前記固定接点に摺動可能な可動接点を有し前記極盤の縦
    壁に沿って移動可能な可動盤と、 前記極盤を固定支持して少なくとも前記固定接点側及び
    前記可動盤を覆い、且つ該可動盤の移動方向に対応して
    延設されると共にマニュアルバルブ側に連結する前記可
    動盤の駆動部を突出させるスリットを有したケースとを
    備え、 自動変速機のミッションケース内に前記縦壁を立てるよ
    うに配置され前記可動接点及び前記固定接点により前記
    自動変速機の変速位置を検出するインヒビタースイッチ
    であって、 前記ケースは、前記スリットの上縁を同下縁よりも前記
    ケース外方向へ突出させたことを特徴とするインヒビタ
    ースイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインヒビタースイッチで
    あって、 前記ケースは、前記スリットの上部を屈曲形成して該ス
    リットの上縁を同下縁よりも突出させたことを特徴とす
    るインヒビタースイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のインヒビタースイ
    ッチであって、 前記ケース又はケース及び極盤の間に、前記可動盤の移
    動終端側で該可動盤が摺動するケース内部をケース外へ
    連通させる端部排出口を設けたことを特徴とするインヒ
    ビタースイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載のインヒビ
    タースイッチであって、 前記ケース又はケース及び極盤の間に、前記可動盤の下
    部側で該可動盤が摺動するケース内部をケース外へ連通
    させる下部排出口を設けたことを特徴とするインヒビタ
    ースイッチ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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