JP2002174751A - 光コネクタ - Google Patents

光コネクタ

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JP2002174751A
JP2002174751A JP2000373218A JP2000373218A JP2002174751A JP 2002174751 A JP2002174751 A JP 2002174751A JP 2000373218 A JP2000373218 A JP 2000373218A JP 2000373218 A JP2000373218 A JP 2000373218A JP 2002174751 A JP2002174751 A JP 2002174751A
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optical connector
optical fiber
optical
ferrule
clamp
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JP2000373218A
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Kazuhiro Takizawa
和宏 瀧澤
Yasuhiro Tamaki
康博 玉木
Toru Arikawa
徹 有川
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバに簡便に着脱できる構成の光コネ
クタの全長を短縮して、光ファイバのサイドプル等によ
って作用する曲げ荷重に対する曲げ耐力を向上できる技
術の開発が求められていた。 【解決手段】 光ファイバ54、60a同士を突き合わ
せ接続可能に位置決め調心する調心機構61を内蔵した
光コネクタフェルール51と、この光コネクタフェルー
ル51にその突き合わせ接続される接合端面51aに対
向する後端部51b側から挿入されて、前記調心機構6
1によって位置決め調心されることにより、前記光コネ
クタフェルール51内に予め挿入された光ファイバ54
に対して突き合わせ接続される別の光ファイバ60を、
前記光コネクタフェルール後端部51b近傍にてクラン
プ保持するクランプ機構52とを備える光コネクタ50
を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光コネクタに係
り、特に、光ファイバ先端に簡便に組み立てることがで
きる光コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】テープ状の光ファイバ心線(いわゆる光
ファイバテープ心線)同士を切替可能に接続する光コネ
クタとしては、例えば、JIS C 5981等に制定
されるような、プラスチック製光コネクタ(いわゆるM
T形光コネクタ: Mechanically Transferable)が提供
されている。また、前記プラスチック製光コネクタ(以
下「プラスチックコネクタ)の接続作業性の向上等に鑑
みて、近年では、いわゆるMPOコネクタ(Multifiber
Push On:JIS C 5982等に制定される光コネ
クタ)が提供されている。
【0003】図9は前記MPOコネクタを示す。図9に
おいて、このMPOコネクタ1は、光ファイバテープ心
線である光ファイバ7の先端に組み立てられた光コネク
タフェルール2(JIS C 5981等に制定される
いわゆるMT形光コネクタフェルール。以下「フェルー
ル」)を収納するプラスチック製筒状のハウジング11
と、このハウジング11の外側に取り付けれたカップリ
ング12とを備えている。そして、このMPOコネクタ
1は、光コネクタアダプタ等の雌側ハウジング13に挿
入することで、前記光コネクタフェルール2が、前記雌
側ハウジング13内にて別のフェルールと突き合わせ接
続され、これによりフェルール2によって突き合わせ接
続可能に成端された光ファイバ7と、別のフェルールに
よって突き合わせ接続可能に成端された光ファイバと
が、光接続されるようになっている。この時、カップリ
ング12が、雌側ハウジング13に係脱可能に係合し、
ハウジング11内に収納された図示しないスプリングに
よって、フェルール2が突出方向に付勢されることによ
り、フェルール間に突き合わせ力が確保され、接続され
た光ファイバ間に目的の低接続損失が得られる。フェル
ール同士間は、一方のフェルール2から突設されたガイ
ドピン2aが、他方のフェルールに穿設されたガイドピ
ン穴に挿入されることで精密に位置決めされる。
【0004】しかしながら、このMPOコネクタ1で
は、フェルール2の現場での組み立てには手間がかかる
ことから、予め、光ファイバ先端に組み立てられたフェ
ルール2を用いてMPOコネクタ1を組み立て、組み立
てられたMPOコネクタ1後端から突出された光ファイ
バに外部の別の光ファイバを融着接続することが提案さ
れている。しかし、融着接続は永久接続であるため接続
のやり直しができないという欠点がある。すなわち、接
続部の接続損失等が規定値を超える場合における再接続
作業、あるいは他の光ファイバと接続切替を行う際にお
いて、融着接続したフェルール部分の再使用は実際には
不可能になるため、フェルール部分を含む光ファイバの
先端側を切断して廃棄しなければならない。その結果、
接続作業を繰り返す毎に光ファイバが短くなってしまう
という欠点がある。また、融着接続の問題点に鑑みて、
MPOコネクタ1後端から引き出された光ファイバ7と
別の光ファイバとの接続をコネクタ接続に変更するとな
ると、部品点数の増大によってコストの上昇が避けられ
ず、組立工数も増大して手間もかかることから、問題の
解決に至らないことは言うまでもない。
【0005】前記問題に鑑みて、近年、光ファイバ先端
に簡便に取り付けることができる光コネクタとして、光
コネクタフェルールと、この光コネクタフェルールの突
き合わせ接続される接合端面に対向する後端部に組み立
てられ、光コネクタフェルールに予め挿入した光ファイ
バに対して別の光ファイバを突き合わせ接続する接続機
構とを備えたものが提案されている。図10は、この種
の光コネクタの一例を示す図であって、図10(a)は
正面図、図10(b)は接続機構の断面図である。
【0006】図10(a)に示す光コネクタ1aは、フ
ェルール2の接合端面3に対向する後端部4に接続機構
5が組み立てられた構造になっている。接続機構5は、
フェルール2に予め挿入された複数本(図10において
は2本)の光ファイバ6(裸ファイバが一般的)と、別
途挿入される多心の光ファイバ7(図10においては2
心光ファイバテープ心線)とを突き合わせ接続する。
【0007】図10(b)に示すように、接続機構5
は、二つ割り構造の素子8と、この素子8の外側に装着
されたC形バネ9とを備えている。前記素子8の内部に
は、光ファイバ6、7を突き合わせ接続可能に位置決め
調心する調心機構として、V溝やU溝等からなる調心溝
10が2本設けられ、フェルール2側の光ファイバ6
は、この調心溝10内に予め収納され、別途素子8に挿
入された光ファイバ7先端に予め露出された2本の裸フ
ァイバ7aと、調心溝10内でそれぞれ突き合わせ接続
される。
【0008】光ファイバ6、7同士を接続する際には、
楔8aを、素子8の二つ割りの分離境界に圧入すること
で、C形バネ9のクランプ力に抗して素子8を開放し、
調心溝10への裸ファイバ7aの挿入を可能にする。光
ファイバ6、7同士の接続完了後には、素子8から楔8
aを引き抜き、C形バネ9のクランプ力によって素子8
内に光ファイバ6、7を挟み込み、接続状態を維持す
る。これにより、接続機構5からの光ファイバ7の引き
抜きが規制され、光ファイバ7先端に光コネクタ1aが
取り付けられる。フェルール2等を収納するハウジング
1bや、その外側に装着されたカップリング1cは、図
9記載のMPOコネクタ1のハウジング11やカップリ
ング12と同様の構成であり、光コネクタアダプタ等の
雌側ハウジングに対して着脱自在に構成されている。こ
の光コネクタ1aを雌側ハウジングに挿入した時には、
カップリング1cが雌側ハウジングに係脱可能に係合
し、フェルール2が別途雌側ハウジングに収納された別
のフェルールに対して突き合わされ、フェルール2側の
光ファイバ6と、相手側のフェルールの光ファイバとが
光接続される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な光コネクタ1aでは、接続機構5に挿入固定されてい
る光ファイバ7が、作業者の接触等により光コネクタ1
aの側方に引っ張られることがあり(いわゆるサイドプ
ル)、このような場合には、光ファイバ7の引張力が光
コネクタ1aの側方への曲げ荷重として作用する。光コ
ネクタ1aは、接続機構5を具備していない構成の光コ
ネクタに比べて、その全長が長くなっているため、前記
曲げ荷重によって曲がりやすくなっている。すなわち、
図9に示したMPOコネクタ1では、例えば、図9中矢
印A方向へ光ファイバ7が引っ張られることがあるが、
同様に、光コネクタ1aについても、光ファイバ7に、
光コネクタ1a側方への引張力が作用すると、光コネク
タ1aは全長が長いがために、MPOコネクタ1の場合
よりも、曲がりやすくなっている。また、図10に示す
ように、光コネクタ1aでは、曲げ荷重によって曲げ変
形が生じ、フェルール2と接続機構5との間に位置ずれ
が生じると、これらフェルール2から接続機構5に亘っ
て挿入されている光ファイバ6を傷めて、光特性が変化
し、断線等の原因になるといった問題が生じる。
【0010】この問題の対策としては、例えば、フェル
ール2および接続機構5を大型化して曲げ耐力を向上す
ることが考えられるが、これでは、光コネクタ1a全体
が大型化してしまい、実装密度を向上できなくなるとい
った問題を生じる。また、フェルール2後端部からの接
続機構5の突出寸法を縮小して、光コネクタ1aの曲げ
耐力を向上することも考えられるが、接続機構5の調心
溝10は、光ファイバ6、7aの調心精度を確保する上
で、光ファイバ6、7aの収納長を或る程度確保する必
要があり、長さの短縮に限界がある。一方、フェルール
2の長さを短縮することも考えられるが、極端に短くす
るとガイドピン2aの挿入長を確保できなくなり、位置
決め精度の確保が困難になるため、長さの縮小には限界
がある。このように、従来構成の光コネクタ1aでは、
フェルール2、接続機構5の長さの短縮には限界がある
ため、光コネクタ1a全体の長さの十分な短縮は困難で
あり、曲げ耐力の向上が困難であった。このため、光コ
ネクタ1aの曲げ対策の有効な技術の開発が求められて
いた。なお、光コネクタ1aに作用する曲げ荷重は、前
述の光ファイバ7のサイドプルによるものに限定され
ず、直接光コネクタ1aに側方から作用する衝撃力等に
よっても与えれる。また、これまで、2心用の光コネク
タ1aの場合を例示して説明したが、これに限定され
ず、2心以外の多心の光コネクタや単心用の光コネクタ
についても、接続機構を具備する構成の光コネクタで
は、前記問題が同様に発生する。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、光コネクタ全体の長さの短縮が可能になり、これに
より、光コネクタ側方への曲げ荷重に対する曲げ耐力を
向上でき、光特性を安定に維持できる光コネクタを提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、光コネクタフェルールと、この光コネクタフェルー
ル内に予め挿入された光ファイバに対して、前記光コネ
クタフェルールにその突き合わせ接続される接合端面に
対向する後端部側から挿入される光ファイバを、突き合
わせ接続可能に位置決め調心する、前記光コネクタフェ
ルールに内蔵の調心機構と、前記光コネクタフェルール
側の光ファイバに対して突き合わせ接続される光ファイ
バを、前記光コネクタフェルール後端部近傍にてクラン
プ保持するクランプ機構とを備えることを特徴とする光
コネクタを前記課題の解決手段としている。この光コネ
クタは、光コネクタフェルールに予め挿入した光ファイ
バと、外部の別の光ファイバとを光コネクタフェルール
に内蔵の調心機構によって、光コネクタフェルール内に
て突き合わせ接続することにより、光ファイバ先端に組
み立てられる。クランプ機構としては、各種構成が採用
可能である。例えば、かしめリング等を利用して光ファ
イバを固定する構成等も採用可能であるが、光ファイバ
に対して光コネクタを着脱可能とするべく、光ファイバ
のクランプ、クランプ解除を容易に切り替えることがで
きる構成を採用することがより好ましい。例えば、請求
項2記載記載の発明は、請求項1記載の光コネクタにお
いて、前記クランプ機構は、二つ割り構造の素子と、こ
の素子の外側に装着されることにより、該素子を一体化
状態にクランプするクランプバネとを備え、前記素子が
楔状の開放部材の挿抜によって開閉されるように構成さ
れてなり、前記素子の一方が、前記光コネクタフェルー
ル後端部に固定されていることを特徴としている。請求
項3記載の発明は、請求項1または2に記載の光コネク
タにおいて、光コネクタフェルール間に架け渡すように
して配設されることにより、両光コネクタフェルールを
突き合わせ接続可能に位置決めするガイドピンが、前記
光コネクタフェルールに挿入され、該ガイドピンの端部
を固定するピンクランプが、前記光コネクタフェルール
と前記クランプ機構との間に、介在配置されていること
を特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の光
コネクタ50を示す全体斜視図、図2は図1の側断面図
である。図1に示すように、本実施形態の光コネクタ5
0は、光コネクタフェルール(以下、「フェルール」)
51と、このフェルール51の突き合わせ接続される接
合端面51aに対向する後端部51bに組み立てられた
クランプ機構52とを備えている。また、フェルール5
1の接合端面51aに対向する後端部51bの後端面5
1jと前記クランプ機構52との間には、このフェルー
ル51に貫通されたガイドピン穴57cに挿入されたガ
イドピン51dをクランプ固定するピンクランプ53が
介在配置されている。
【0014】図3は、フェルール51を示す図であっ
て、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は接合端
面51aに対向する後端部51b側から見た背面図であ
る。図1および図3(a)(b)(c)に示すように、
フェルール51は、全体がプラスチック等の樹脂製であ
り、JIS C 5981等に制定されるMT形光コネ
クタフェルールと似た構成であり、長方形状の接合端面
51aを備え、この接合端面51aの長手方向両端部に
前記ガイドピン穴51cが開口されている。そして、こ
のフェルール51は、各ガイドピン穴51cに挿入され
たガイドピン51dの接合端面51aから突出された部
分を、別の光コネクタフェルールのガイドピン穴との間
に架け渡すようにして配設することで、突き合わせ接続
可能に位置決めされるようになっている。
【0015】このフェルール51には、接合端面51a
から後端部51bの後端面51jに亘って連通する微細
孔61が2本並行に形成され、各微細孔61にはそれぞ
れ光ファイバ54(裸ファイバ)が挿入されている。こ
の光ファイバ54は、接合端面51a近傍に開口形成さ
れた接着剤注入窓51hから注入された接着剤により、
微細孔61内に接着固定されている。図2に示すよう
に、これら光ファイバ54の一端は、接合端面51aに
露出され、一方、光ファイバ54の他端は、フェルール
51中央部に到達され、丁度、フェルール51中央部に
開口された観察用窓51iから観察可能になっている。
微細孔61は、光ファイバ60(2心光ファイバテープ
心線。図1参照)先端に露出され、フェルール後端部5
1b側から微細孔61内に挿入される2本の裸ファイバ
60a(裸ファイバ)と、光ファイバ54とを突き合わ
せ接続可能に位置決め調心する調心機構として機能す
る。
【0016】図2および図3(c)に示すように、微細
孔61は、接合端面51aからフェルール51中央部に
到達する領域に、特に調心精度の高い調心部61aを備
えており、光ファイバ54は、この調心部61a内にの
み挿入されており、光ファイバ54、60a同士の突き
合わせ接続は、この調心部61a内でなされる。例え
ば、調心部61aは、径70μmの光ファイバ54、6
0aを収納、位置決めし、調心部61a以外の微細孔6
1は、光ファイバ60の1次被覆60b(径125μ
m)を収納、位置決めする。
【0017】図8に示すように、観察用窓51iに露出
する微細孔61は、その側部が観察用窓51iに対して
開口されているため、微細孔61内の光ファイバ54、
60a同士の接続状態を観察用窓51iから観察でき
る。なお、観察用窓51iに露出する微細孔61の観察
用窓51iに対する開口幅tは、当該微細孔61の直径
よりも十分小さいため、微細孔61から光ファイバ5
4、60aが飛び出すことは無く、該微細孔61内に収
納した光ファイバ54、60aの位置決め精度を確保に
支障は無い。
【0018】図2および図3(a)(b)(c)に示す
ように、フェルール51の後端部51bからは、前記微
細孔61に連続する2本の光ファイバガイド溝59が上
面上に並行に形成された鍔部51eが突設されている。
この鍔部51eは、フェルール51と樹脂により一体成
形されている。具体的には、前記光ファイバガイド溝5
9は、光ファイバ60先端の裸ファイバ60aを微細孔
61に導く、丸溝やV溝やU溝等(図では、丸溝)の調
心溝であり、微細孔61よりも若干調心精度が低くくな
っている。また、図3(a)(b)(c)においては、
光ファイバガイド溝59は、鍔部51e上に延在突設さ
れた突条51mの上面である鍔部51e上面上に形成さ
れている。光ファイバガイド溝59のフェルール51側
の端部には、フェルール51側に行くに従って調心精度
が次第に向上する調心精度移行部59aが形成されてい
る。この前記調心精度移行部59aは、フェルール51
側の微細孔61に連続している。
【0019】図1および図2に示すように、クランプ機
構52は、前記鍔部51eおよびこの鍔部51eに対し
て開閉する蓋体55からなる二つ割り構造の素子56
と、この素子56の外側に装着され、該素子56を一体
化するようにしてクランプ保持する、断面コ字状のクラ
ンプ57とを備えている。前記素子56は、その側部に
開口された開放部材挿入溝56aから楔状の開放部材5
8が挿入されることで、クランプバネ57のクランプ力
に抗して押し開かれて開放され、開放部材58を開放部
材挿入溝56aから引き抜くとクランプバネ57のクラ
ンプ力により閉じられるようになっている。また、鍔部
51eのフェルール後端部51bからの突出方向先端に
突設されたファイバ導入部51gは、クランプ機構52
よりも、フェルール51の後ろ側へ突出されており、こ
のファイバ導入部51gにまで延在形成された光ファイ
バガイド溝59が露出されている。
【0020】フェルール51側の光ファイバ54に対し
て突き合わせ接続する光ファイバ60先端の2本の裸フ
ァイバ60a(光ファイバ)は、ファイバ導入部51g
から光ファイバガイド溝59に挿入され、調心精度移行
部59aを経由して微細孔61に到達され、フェルール
51の微細孔61内に予め挿入されている光ファイバ5
4に対して突き合わせ接続される。光ファイバガイド溝
59と微細孔61との間は、調心精度移行部59aを介
して滑らかに調心精度が変化するようになっているの
で、光ファイバガイド溝59から微細孔61への裸ファ
イバ60aの挿入、フェルール51側の光ファイバ54
に対する突き合わせは円滑になされる。
【0021】図4は蓋体55を下面55a側から見た斜
視図、図5は、図2のC−C線断面矢視図である。図2
および図5に示すように、光ファイバ60の外側を被覆
する2次被覆60cは、鍔部51eおよび蓋体55の互
いに対応する対向面に形成された光ファイバ収納溝62
内に収納される。光ファイバ収納溝62の鍔部51e側
の底部には、2本の光ファイバガイド溝59が露出され
ている。そして、クランプバネ57のクランプ力により
素子56が閉じられると、光ファイバ収納溝62内の光
ファイバ60(2次被覆60c)が、蓋体下面55aと
鍔部51eとの間にクランプされるようになっている。
なお、光ファイバ収納溝は、鍔部51eおよび蓋体55
の双方の対向面に形成する構成のみならず、鍔部51e
および蓋体55の一方の対向面にのみ形成する構成も採
用可能である。但し、光ファイバ収納溝には、光ファイ
バガイド溝59が露出されていることが必要である。
【0022】図2および図4に示すように、蓋体55の
光ファイバガイド溝59長手方向に沿った両端部には、
湾曲面55b、55cが形成されている。したがって、
ファイバ導入部51g近傍から光ファイバガイド溝59
に光ファイバ60を挿入する際には、ファイバ導入部5
1g近傍に位置する湾曲面55cによって、挿入作業を
円滑に行うことができる。図4および図5に示すよう
に、蓋体55の一側部には、湾曲側壁55dが形成さ
れ、この湾曲側壁55dに対応する鍔部51eの側部に
形成された係合溝51k(図3(a)、(c)参照)
に、前記湾曲側壁55dを延長した形状の湾曲突起55
eが挿入、係合され(図5参照)、素子56の開閉時に
は、互いに係合された係合溝51kおよび湾曲突起55
eをヒンジ部として、鍔部51eに対して蓋体55が回
転するようにして、開閉するようになっている。また、
クランプバネ57の両フランジ部57a、57a間を連
結するC字状の連結部57bは、湾曲突起55eを含む
湾曲側壁55dに装着、当接され、開閉動作される素子
56に対する連結部57bの摺動抵抗が低減されている
ため、素子56の開閉は円滑になされ、しかも、開閉動
作を繰り返し行っても、素子56に対するクランプバネ
57の位置ずれや、部分的な引っ掛かりによるクランプ
力の偏在等を生じる心配が無く、素子56全体に、常
時、均等のクランプ力を安定に作用させることができ
る。
【0023】図4に示すように、蓋体下面55aの前記
湾曲側壁55d寄りには、蓋体下面55aから窪んだ形
状の小溝55fが形成されている。また、素子56の開
放部材挿入溝56a(図5参照)に対応する蓋体55の
側部からは、開放部材挿入溝56aに挿入される開放部
材58の厚さに対応して素子56の開放量を稼ぐための
突壁55gが突設されている。このため、素子56は、
開放部材挿入溝56aに開放部材58を挿入すること
で、十分に大きい開放量が得られるとともに、通常、十
分な開放量が得られにくいヒンジ部近傍においても、小
溝55fによって十分な開放量が得られるようになって
いる。したがって、例えば、厚肉の2次被覆60cを有
する光ファイバ60を素子56に挿入する場合であって
も、開放部材58の挿入によって開放された素子56に
十分な開放量が確保でき、光ファイバ収納溝62も十分
に開放されるため、光ファイバ60の2次被覆60cを
光ファイバ収納溝62に容易に挿入、収納することがで
きる。
【0024】図1および図2に示すように、ピンクラン
プ53は、フェルール後端部51bとクランプ機構52
との間の鍔部51d上に載置するようにして配置され、
フェルール51のガイドピン穴51dに挿入されたガイ
ドピン51dの、フェルール後端部51bから突出され
た嵌合端部51fを固定する。図6は、ピンクランプ5
3を示す斜視図である。図6に示すように、ピンクラン
プ53は、プラスチック等の樹脂製であり、中央の凹所
53aを介してその両側にピン固定部53bが突設され
てなる門形に形成されている。ピン固定部53bは、ス
リット状の溝53cと、この溝53cに連通された穴5
3dとを備え、溝53cに圧入されたガイドピン51d
の嵌合端部51fが前記穴53dに嵌合し、引き抜きを
規制するようになっている。また、図2に示すように、
このピンクランプ53は、フェルール後端面51jとク
ランプ機構52の蓋体55との間に挟み込まれるように
して配設されるため、フェルール51を別のフェルール
等に対して接続、接続解除した時に、ガイドピン51d
に押し込み力や引き抜き力が作用しても、ピンクランプ
53は移動すること無く定位置に安定に保持され、ガイ
ドピン51dも移動しない。
【0025】図7は、図2のC−C線断面矢視図であ
る。図7に示すように、このピンクランプ53は、鍔部
51e中央の突条51mを凹所53aに収納して跨がる
ようにして、鍔部51e上に設置される。鍔部51e上
の所定位置に設置されたピンクランプ53は、両ピン固
定部53b間の凹所53aによって、鍔部51eに接触
せず、鍔部51eとの間に空間63(図2参照)を形成
する。なお、ピン固定部の構成は、図示したものに限定
されず、各種構成が採用可能である。また、ピンクラン
プとしては、光ファイバガイド溝59を回避して、その
両側の鍔部上に配置される一対のピン固定部が、それぞ
れ、鍔部に形成した凹所に挿入されることにより、鍔部
上の所定位置に安定支持される構成も採用可能である。
この場合、フェルール51を別のフェルール等と突き合
わせ接続する際に、ガイドピン51dに作用する押し込
み力が、クランプ機構52の蓋体55に作用することが
回避されるため、クランプ機構52における光ファイバ
60のクランプ状態の安定性が向上する。
【0026】この光コネクタ50を光ファイバ60先端
に取り付けるには、まず、開放部材58によってクラン
プ機構52の素子56を開放しておき、クランプ機構5
2後端側(図2中右側)に露出する光ファイバガイド溝
59に、光ファイバ60先端にて予め目的の露出長が得
られている裸ファイバ60aを挿入し、微細孔61に到
達させ、微細孔61内に予め収納固定されている光ファ
イバ54と突き合わせ接続する。この時、光ファイバ5
4、60a同士の突き合わせ状態を観察用窓51iから
観察することができるため、突き合わせ作業を確実に行
うことができる。また、光ファイバ60の裸ファイバ6
0aの所定長を微細孔61に挿入した時には、光ファイ
バ60の2次被覆60cが、光ファイバガイド溝59に
乗り上げるようにして光ファイバ収納溝62内に挿入、
収納される。また、各裸ファイバ60aを個別に被覆し
た1次被覆60b(例えば径125μm)は、調心部6
1a以外の微細孔61内に収納される。微細孔61より
も径の大きい1次被覆60bが、フェルール後端面51
jに突き当たると、それ以上の裸ファイバ60aの微細
孔61への挿入が規制される。
【0027】光ファイバ54,60a同士が突き合わせ
られたなら、光ファイバ54に対する光ファイバ60の
押圧力を維持することで、光ファイバ54、60a間の
突き合わせ力を確保しつつ、素子56から開放部材58
を引き抜く。すると、クランプバネ57のクランプ力に
よって、素子56が閉じられ、光ファイバ60の2次被
覆60cが素子56内にクランプ保持され、光ファイバ
54、60a同士が目的の突き合わせ力を以て接続され
た状態が維持される。これにより、目的の低接続損失を
以て、光ファイバ54、60a同士が光接続され、光コ
ネクタ60先端に光コネクタ50が取り付けられる。微
細孔61には、観察用窓51i等から予め屈折率整合剤
を注入して、光ファイバ54、60a間に低接続損失を
得ることは言うまでも無い。また、光ファイバ54、6
0a同士の接続完了後には、観察用窓51iは封止し、
粉塵等の侵入を防止する。
【0028】なお、光ファイバ60に作用させる光ファ
イバ54方向への押圧力によって、1次被覆60bを湾
曲させ、この湾曲部分を、ピンクランプ53の凹所53
aによって形成した空間63内に収納することも可能で
ある。この場合、空間63に収納した湾曲部分の剛性に
よって、光ファイバ54に対する裸ファイバ60aの突
き合わせ力が確実に得られ、しかも、長期の使用によ
り、クランプ機構52の素子56内における2次被覆6
0cのクランプ状態等に変化が生じても、光ファイバ5
4、60a同士の突き合わせ力を確実に維持することが
でき、低接続損失を維持できる利点がある。
【0029】また、露出後、切り揃えられた2本の裸フ
ァイバ60a間には、数μm〜十数μm程度の微小な長
さの違いが生じることが一般的であるが、光ファイバ6
0に付与する押圧力によって、長い方の裸ファイバ60
aに係る1次被覆60bに湾曲部を形成すると、この湾
曲部によって裸ファイバ60a間の寸法誤差が吸収され
ることで、両裸ファイバ60aをそれぞれフェルール5
1側の光ファイバ54に対して確実に突き合わせ接続す
ることができる。この時、長い方の裸ファイバ60aに
係る1次被覆60bに形成する湾曲部は、両裸ファイバ
60a間の誤差を吸収できる程度の微小なものであり、
前述の、光ファイバ54、60a間の突き合わせ力を与
えるものとは異なる。
【0030】さらに、微細孔61での光ファイバ54、
60a同士の接続は、屈折率整合剤の関与により、両光
ファイバ54,60aが共に突き合わされず、屈折率整
合剤を介して光接続されている接続形態や、長い方の裸
ファイバ60aのみが光ファイバ54と突き合わせ接続
され、短い方の裸ファイバ60aが光ファイバ54に対
して突き合わされず、屈折率整合剤を介して光接続され
ている接続形態も採用可能である。
【0031】また、この光コネクタ50によれば、フェ
ルール51内に形成した微細孔61を調心機構として光
ファイバ54、60a同士を精密に位置決め調心して、
フェルール51内で突き合わせ接続する構造になってい
るので、クランプ機構52は、光ファイバ60をクラン
プ固定できる構成であれば良く、小型化することができ
る。このため、図10に示した従来構成の光コネクタ1
aのように、フェルール2側の光ファイバ6に対して外
部の光ファイバ7を接続する接続機構5に比べて、クラ
ンプ機構52は小型に形成することができ、光ファイバ
50の全長も光コネクタ1aに比べて短縮することがで
きる。その結果、光コネクタ50側方への曲げ荷重に対
する曲げ耐力が大幅に向上し、例えば、光コネクタ50
の後端部から引き出された光ファイバ60に、光コネク
タ50側方への引張力が作用しても、光コネクタ50に
は殆ど曲げ変形が生じない。しかも、フェルール後端部
51bとクランプ機構52との間の空間63には、裸フ
ァイバ60aに比べて急激な曲げが生じにくく、光特性
が容易に維持できる1次被覆60bが収納されるので、
仮に、フェルール後端部51b近傍の鍔部51e等に曲
げ変形が生じても、裸ファイバ60aの光特性に影響を
与えるといった事態は容易には生じない。このため、こ
の光コネクタ50では、側方への曲げ荷重が作用して
も、光特性を安定に維持できる。
【0032】さらに、この光コネクタ50では、クラン
プ機構52の二つ割り構造の素子56の一方が、フェル
ール後端部51bから突設された鍔部51eであるか
ら、例えば、従来例の光コネクタ1aの接続機構5のよ
うに、フェルール51に対して別部品からなる素子8を
フェルール後端部に固定する構造に比べて、素子56の
組み立て、位置決め等が容易であり、しかも、フェルー
ル後端部51bに対する曲げ強度等も十分に確保できる
利点がある。
【0033】また、この光コネクタ50では、ピンクラ
ンプ53の搭載が可能になっているので、雄形の光コネ
クタとして使用することができ、ガイドピン穴51cや
ピンクランプ53にガイドピン51dを挿入しなけれ
ば、雌形光コネクタとしても使用できる。但し、雌形光
コネクタとして使用する場合には、ピンクランプ53を
接着剤等で鍔部51eに固定することが好ましい。ま
た、雌形光コネクタとして使用する場合、ピンクランプ
53の設置を省略したり、鍔部51eとの間に空間63
を確保し得る別部品に置き換えることも可能である。ピ
ンクランプ53の設置を省略できる場合には、フェルー
ル後端部の直近にクランプ機構を配設した構成が採用可
能となる。これにより、光コネクタの全長の一層の短縮
が可能となり、一層の曲げ耐力の向上が可能になる。
【0034】なお、本発明の光コネクタは、前記実施形
態に何ら限定されるものではなく、例えば、クランプ機
構は、C形バネによって、断面円形の素子が一体化状態
にクランプ保持される構成等、各種構成が採用可能であ
る。また、クランプ機構は、二つ割り構造の素子を有す
るものに限定されず、例えば、かしめ部材を利用して光
ファイバをかしめ固定する構造等も採用可能である。但
し、かしめ部材を利用したクランプ機構では、光ファイ
バのクランプ、クランプ解除を切り替えることが困難で
あるため、光ファイバ先端への装着のみを考慮した光コ
ネクタに適用される。また、調心機構としては、微細孔
に限定されず、例えば、フェルール内に備えたV溝やU
溝等の調心溝、マイクロキャピラリ、光ファイバを3以
上の精密ボールや精密ロッドに担持する機構等、各種構
成が採用可能である。本発明の光コネクタは、2心のも
のに限定されず、単心、3心以上の光ファイバに対応す
るものであっても良い。対応心数を変更する場合は、フ
ェルールに予め挿入する光ファイバ本数、光ファイバガ
イド溝の本数等が変更される。前記実施形態では、鍔部
51e上に延在突設した突条51m上に形成された光フ
ァイバガイド溝59を示したが、光ファイバガイド溝と
してはこれに限定されず、突条51mを有していない鍔
部上面上に形成することも可能である。門形のピンクラ
ンプ53では、突条51mを跨ぎ、かつ鍔部51eとの
間に空間63を形成可能な大きさの凹所53aの確保が
必要であるが、突条51mを有していない鍔部に適用さ
れるピンクランプでは、鍔部との間に若干の空間を形成
することができる凹所が確保された形状であれば良く、
小型化が可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明の光コネクタによれば、光コネク
タフェルールに内蔵の調心機構によって、前記光コネク
タフェルールに後端部側から挿入した光ファイバを、前
記光コネクタフェルール内に予め挿入された光ファイバ
に対して突き合わせ接続するようになっているので、前
記光コネクタフェルールの突き合わせ接続される接合端
面に対向する後端部側にて光ファイバをクランプ保持す
るクランプ機構等の小型化が可能であり、その結果、光
コネクタの接合端面からクランプ機構を含む全長を短縮
することができ、これにより、光コネクタ後端部から引
き出された光ファイバ等から作用する、側方への曲げ荷
重に対する高い曲げ耐力が得られ、内部に挿入されてい
る光ファイバに曲げによる影響が作用することを防止し
て、光特性を安定に維持できるといった優れた効果を奏
する。
【0036】請求項2記載の光コネクタによれば、光フ
ァイバをクランプするクランプ機構の二つ割り構造の素
子が、楔状の開放部材によって開閉されるようになって
いるので、素子の開閉が容易であり、光ファイバのクラ
ンプ、クランプ解除を容易に切り替えることができる。
その結果、この光コネクタは、光ファイバに対して簡便
に着脱することができ、取り付け、付け替え等の作業が
容易になるといった優れた効果を奏する。
【0037】請求項3記載の光コネクタによれば、光コ
ネクタフェルールに挿入されたガイドピンをクランプ固
定するピンクランプを容易に組み込むことができ、雄形
の光コネクタとして利用できるといった優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光コネクタの一実施形態を示す全体
斜視図である。
【図2】 図1の光コネクタの側断面図である。
【図3】 図1の光コネクタの光コネクタフェルールを
示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、
(c)は後端面側から見た背面図である。
【図4】 図1の光コネクタのクランプ機構を構成する
蓋体を示す図であって、下面側から見た斜視図である。
【図5】 図2のB−B線断面矢視図である。
【図6】 図1の光コネクタに搭載されるピンクランプ
の一例を示す斜視図である。
【図7】 図2のC−C線断面矢視図である。
【図8】 図1の光コネクタの光コネクタフェルール内
に形成された微細孔を示す断面図であって、観察用窓に
露出する部分を示す。
【図9】 MPOコネクタを示す斜視図である。
【図10】 接続機構を具備する光コネクタを示す図で
あって、(a)は側面図、(b)は接続機構を示す断面
図である。
【符号の説明】
50…光コネクタ、51…光コネクタフェルール、51
a…接合端面、51b…後端部、51d…ガイドピン、
51e…鍔部(素子の一方)、52…クランプ機構、5
3…ピンクランプ、54…光ファイバ(裸ファイバ)、
56…素子、57…クランプバネ(コ字状バネ)、58
…開放部材、60…光ファイバ(2心光ファイバテープ
心線)、60a…光ファイバ(裸ファイバ)、61、6
1a…調心機構(微細孔)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有川 徹 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 2H036 QA22 QA23 QA49 QA56

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光コネクタフェルール(51)と、この
    光コネクタフェルール内に予め挿入された光ファイバ
    (54)に対して、前記光コネクタフェルールにその突
    き合わせ接続される接合端面(51a)に対向する後端
    部(51b)側から挿入される光ファイバ(60)を、
    突き合わせ接続可能に位置決め調心する、前記光コネク
    タフェルールに内蔵の調心機構(61)と、前記光コネ
    クタフェルール側の光ファイバに対して突き合わせ接続
    される光ファイバを、前記光コネクタフェルール後端部
    近傍にてクランプ保持するクランプ機構(52)とを備
    えることを特徴とする光コネクタ(50)。
  2. 【請求項2】 前記クランプ機構は、二つ割り構造の素
    子(56)と、該素子の外側に装着されることにより、
    この素子を一体化状態にクランプするクランプバネ(5
    7)とを備え、前記素子が楔状の開放部材(58)の挿
    抜によって開閉されるように構成されてなり、前記素子
    の一方(51e)が、前記光コネクタフェルール後端部
    に固定されていることを特徴とする請求項1記載の光コ
    ネクタ。
  3. 【請求項3】 光コネクタフェルール間に架け渡すよう
    にして配設されることにより、両光コネクタフェルール
    を突き合わせ接続可能に位置決めするガイドピン(51
    d)が、前記光コネクタフェルールに挿入され、該ガイ
    ドピンの端部を固定するピンクランプ(53)が、前記
    光コネクタフェルールと前記クランプ機構との間に、介
    在配置されていることを特徴とする請求項1または2に
    記載の光コネクタ。
JP2000373218A 2000-12-07 2000-12-07 光コネクタ Withdrawn JP2002174751A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3151046A1 (en) * 2010-01-14 2017-04-05 Fujikura Ltd. Optical fiber connector, optical fiber connector assembling method, pin clamp

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3151046A1 (en) * 2010-01-14 2017-04-05 Fujikura Ltd. Optical fiber connector, optical fiber connector assembling method, pin clamp

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