JP2002174502A - 軸出し装置、膜厚測定装置、成膜装置、軸出し方法及び膜厚測定方法 - Google Patents

軸出し装置、膜厚測定装置、成膜装置、軸出し方法及び膜厚測定方法

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JP2002174502A
JP2002174502A JP2000372456A JP2000372456A JP2002174502A JP 2002174502 A JP2002174502 A JP 2002174502A JP 2000372456 A JP2000372456 A JP 2000372456A JP 2000372456 A JP2000372456 A JP 2000372456A JP 2002174502 A JP2002174502 A JP 2002174502A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】導電性薄膜が表面に成膜された薄膜の膜厚分布
を容易に求めることができる技術に関する。 【解決手段】本発明の膜厚測定装置11は、リフタ14
と、支持台13と、発光装置151と受光装置152とを
有している。リフタ14は、ウエハ50の中心が支持台
13の中心と一致した状態でウエハ50を支持台13表
面に載せ、ウエハの中心を求める。ウエハの中心でウエ
ハ50を回転させながら発光装置15 1がウエハ50の
周縁にレーザ光を照射し、レーザ光がノッチ53を通る
か否かでノッチ53の位置を検出することができる。こ
うしてノッチ53の位置とウエハ50の中心の位置を検
出してウエハ50表面の中心軸線を求め、この中心軸線
とウエハ50の中心とでウエハ50表面での任意の位置
の座標を定めることができ、所定位置におけるウエハ5
0表面の薄膜の膜厚を求めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸出し装置、膜厚
測定装置、成膜装置、軸出し方法及び膜厚測定方法に関
し、特に、円形のウエハの表面に成膜された導電性薄膜
の膜厚を複数箇所測定して、膜厚分布を求める技術の改
善に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造においては、略円形状
のウエハが用いられている。図32(a)、(b)の符号1
50に、表面に薄膜が成膜されたウエハを示す。図32
(b)は同図(a)のX−X線断面図である。このウエハ1
50は、シリコンからなり、円形状に形成され、周縁部
の一部に三角形状の切り欠き(以下ノッチと称する。)1
53が形成された基板151の表面に、導電性薄膜から
なる薄膜152が成膜されてなる。
【0003】かかる薄膜152が、基板151表面にお
いて一定膜厚で成膜されているかを知るためには、ウエ
ハ150表面の複数箇所で薄膜152の膜厚を測定して
膜厚分布を求め、各箇所で測定した膜厚の間にどの程度
の差があるかを知る必要がある。
【0004】図33(a)、(b)を参照しながら、従来の
膜厚分布を求める一方法である段差法について説明す
る。図33(b)は同図(a)のY−Y線断面図である。段
差法では、ウエハ150表面に薄膜152を成膜した後
に、成膜装置からウエハ150を取り出し、ウエハ15
0表面の所定位置(ここではウエハ150の中心点と、
ウエハ表面における中心軸線上の両端)の薄膜152を
エッチングして、図33(a)に示すように複数の開口1
561〜1565を形成して基板151表面を露出させ
る。その後、検針171を各開口1561〜1565付近
で移動させ、開口1561〜1565上とそれ以外の箇所
の導電性薄膜との間の段差を測定することにより各開口
1561〜1565付近の薄膜の膜厚を求め、膜厚分布を
求めていた。
【0005】かかる段差法では、一度ウエハ150を成
膜装置から取り出し、上述した所定位置をエッチングし
て開口を形成し、その後、開口付近で検針を移動させな
ければならないので、作業が非常に煩雑になってしまう
という問題が生じていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の不都合を解決するために創作されたものであり、その
目的は、円形の基板の中心軸を短時間で正確に求め、基
板表面に成膜された薄膜の膜厚分布を精度良く求めるこ
とができる技術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、円形の基板の表面における
中心軸線を求めるように構成された軸出し装置であっ
て、前記基板を表面に載置して支持できるように構成さ
れた支持台と、前記支持台を、前記支持台の表面を含む
面内で回転できるように構成された駆動機構と、前記支
持台の周縁部近傍に配置された発光装置と、前記発光装
置と対向して前記支持台の周縁部近傍に配置された受光
装置とを有し、前記発光装置は、前記受光装置に向けて
光を発することができるように構成されている。請求項
2記載の発明は、請求項1記載の軸出し装置であって、
前記受光装置は、前記発光装置及び前記受光装置の間
に、前記基板の周縁部に設けられた切り欠きが位置した
ときに、前記切り欠きを通して前記発光装置が発光した
光を受光できる位置に配置されている。請求項3記載の
発明は、円形の基板の表面における中心軸線を求めるよ
うに構成された軸出し装置であって、前記基板を表面に
載置して支持できるように構成された支持台と、略直方
体状に形成され、前記支持台の中心を中心とする一つの
円周上に配置された支持部材と、前記支持部材の下方
に、前記中心方向に突出して設けられた突出部材とを備
え、前記基板の周縁部が前記突出部材上に乗った状態で
前記基板を支持できるように構成されたリフタと、前記
リフタを前記支持台の近傍で昇降させられるように構成
された昇降機構とを有し、前記支持部材には、前記突出
部材の突出方向に傾いた傾斜面が設けられ、前記リフタ
は、前記基板を支持した状態で前記支持台より下方に降
下すると、前記基板を、前記支持台の表面に載せ替えら
れるように構成されたことを特徴とする。請求項4記載
の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の
軸出し装置であって、前記支持台は、前記基板を吸着さ
せられるように構成されている。請求項5記載の発明
は、膜厚測定装置であって、請求項1乃至請求項4のい
ずれか1項記載の軸出し装置と、基板の表面に形成され
た導電性薄膜の膜厚を測定できるように構成された測定
装置とを有し、前記測定装置は、前記軸出し装置によっ
て求められた前記中心軸線に基づいて、基板表面におけ
る測定位置を求め、該測定位置で前記導電性薄膜の膜厚
を測定できるように構成されている。請求項6記載の発
明は、請求項5記載の膜厚測定装置であって、前記測定
装置は、膜厚センサと、電源と、測定器とを有し、前記
膜厚センサは、測定コイルを備え、前記電源は、前記基
板が前記測定コイルと近接したときに前記測定コイルに
交流電圧を印加し、前記基板表面の導電性薄膜に渦電流
を生成させるように構成され、前記測定器は、前記渦電
流の影響により前記測定コイルに生じる信号を測定する
ように構成されている。請求項7記載の発明は、請求項
6記載の膜厚測定装置であって、前記膜厚センサは、基
準コイルと、二個の基準抵抗とを有し、前記基準コイル
は、前記測定コイルに直列接続され、前記測定コイルと
前記基板とが対向したときに、前記基板に対して、前記
測定コイルよりも遠く位置するように配置され、前記二
個の基準抵抗は、互いに直列接続され、前記二個の基準
抵抗の直列接続回路と、前記測定コイル及び前記基準コ
イルの直列接続回路とは、互いに並列に接続され、前記
測定器は、前記測定コイル及び前記基準コイルの直列接
続回路の両端に交流電圧が印加されたときに、前記測定
コイル及び基準コイルが接続された部分と、前記二個の
基準抵抗が互いに接続された部分との間の電位差を、前
記測定コイルに生じる信号として測定するように構成さ
れている。請求項8記載の発明は、成膜装置であって、
円形の基板の表面に薄膜を成膜することができるように
構成された成膜手段と、請求項5乃至請求項7のいずれ
か1項記載の膜厚測定装置とを備えている。請求項9記
載の発明は、周縁部の一部に切り欠きを有する円形の基
板の表面における中心軸線を求める軸出し方法であっ
て、前記基板の表面における中心を求め、前記基板の周
縁部を挟むように発光装置と受光装置を対向配置させ、
前記基板の表面における中心を中心として、前記表面を
含む面内で前記基板を回転させながら、前記発光装置か
ら前記基板の周縁部に光を照射し、前記光が前記切り欠
きを通して前記受光装置に受光されるか否かにより前記
切り欠きの位置を検出し、前記切り欠きの位置と前記表
面における中心とから、前記基板の表面における中心軸
線を求めることを特徴とする。請求項10記載の発明
は、膜厚測定方法であって、請求項9記載の軸出し方法
により、周縁部の一部に切り欠きが設けられ、表面に薄
膜が形成された円形の基板の表面における中心軸線を求
め、前記中心軸線に基づいて、前記基板の表面における
測定位置を求め、該測定位置における前記導電性薄膜の
膜厚を測定することを特徴とする。請求項11記載の発
明は、請求項10記載の膜厚測定方法であって、前記基
板と近接する位置に測定コイルを配置し、前記測定コイ
ルに交流電圧を印加して、前記基板表面の導電性薄膜に
渦電流を生成させ、前記渦電流の影響により前記測定コ
イルに生じる信号を検出し、前記信号に基づいて、前記
導電性薄膜の膜厚を求めることを特徴とする。請求項1
2記載の発明は、請求項11記載の膜厚測定方法であっ
て、前記基板に対して前記測定コイルよりも遠い位置
に、前記測定コイルと直列接続された基準コイルを配置
し、二個の基準抵抗を直列接続し、前記二個の基準抵抗
の直列接続回路と、前記測定コイル及び前記基準コイル
の直列接続回路とを並列に接続してマクスウェルのイン
ダクタンスブリッジを構成しておき、前記マクスウェル
のインダクタンスブリッジを用いて、前記測定コイルの
インダクタンス成分の変化を求めることで、前記測定コ
イルに生じる信号を検出することを特徴とする。
【0008】本発明の軸出し装置は、支持台と、支持台
を回転できるように構成された駆動機構と、支持台の周
縁部近傍に配置された発光装置と、支持台の表面を含む
面を挟んで発光装置と対向配置された受光装置とを有し
ており、周縁部に切り欠きを有する円形基板が支持台に
支持された状態で、発光装置及び受光装置の間に、前記
円形基板の切り欠きが位置すると、受光装置は、発光装
置から発光された光を受光できるように構成されてい
る。
【0009】このように構成することにより、支持台を
回転させて基板を回転させると、周縁部の切り欠きが発
光装置と受光装置との間に位置したときにのみ発光装置
から発光された光を受光装置が受光するので、発光装置
及び受光装置によって、切り欠きの位置を検出すること
ができる。切り欠きは基板の周縁部に設けられているの
で、予め基板の中心の位置を求めておき、この基板の中
心の位置と、検出された切り欠きの位置とを結ぶことに
より、基板表面における中心軸線を求めることができ
る。
【0010】なお、本発明の軸出し装置において、支持
部材と、支持部材に設けられた突出部材とを備え、支持
部材には突出部材に向けてなだらかな傾斜面が設けら
れ、突出部材には基板の周縁部分が乗るように構成され
たリフタを有し、かつリフタから基板を支持台上に載せ
替える際に、リフタの仮想的な中心が、支持台の中心と
重なるように構成してもよい。
【0011】このように構成することにより、リフタ上
に基板を載せると、なだらかな傾斜面によって基板は突
出部材上に落とし込まれ、基板の周縁部が突出部材上に
乗った状態でリフタの所定位置に位置し、基板の中心が
リフタの仮想的な中心と一致した状態で、基板がリフタ
に支持される。
【0012】この場合、リフタから基板を支持台上に載
せ替えるときに、支持台の中心にリフタの仮想的な中心
が重なるようにすることで、基板の中心が、支持台の中
心と一致することになる。従って、かかるリフタにより
基板の中心の位置を知ることができる。
【0013】本発明の膜厚測定装置によれば、本発明の
軸出し装置と、円形基板の表面に形成された導電性薄膜
の膜厚を測定できるように構成された測定装置とを有
し、測定装置は、軸出し装置によって求めた中心軸線に
基づいて、基板表面上で移動できるように構成されてい
る。
【0014】このように構成することにより、軸出し装
置で基板表面の中心軸線を求めれば、その中心軸線を座
標軸として、基板表面における座標を設定することがで
き、基板表面における所定の測定位置を知ることができ
る。これにより、複数の測定位置における薄膜の膜厚を
求めることにより、薄膜の膜厚分布を求めることができ
る。
【0015】なお、本発明の膜厚測定装置において、測
定装置は、膜厚センサと、電源と、測定器とを有し、膜
厚センサは、測定コイルを備え、電源は、基板が測定コ
イルと近接したときに測定コイルに交流電圧を印加し、
基板表面の導電性薄膜に渦電流を生成させるように構成
され、測定器は、前記渦電流の影響により前記測定コイ
ルに生じる信号を測定するように構成してもよい。
【0016】このように構成し、膜厚センサ内に設けら
れた測定コイルを基板と近接するように配置し、その状
態で測定コイルに交流電圧を印加して基板に渦電流を生
じさせ、基板に生じた渦電流の影響を受けた測定コイル
に生じる信号、例えばインダクタンス成分の変化量を求
めることで、基板表面に成膜された薄膜の膜厚を求める
ことができる。
【0017】かかる測定コイルのインダクタンス成分の
変化量は、インダクタンスブリッジを用いた高感度測定
回路により求めている。図5は、本発明におけるインダ
クタンス成分の測定原理を説明するためのブロック図で
あり、符号30は、マクスウェルのインダクタンスブリ
ッジを示している。
【0018】このインダクタンスブリッジ30は、直列
接続された2個の基準抵抗34、35と、直列接続され
た基準コイル32及び測定コイル31が、並列接続され
て構成されている。
【0019】インダクタンスブリッジ30のバランスが
取れている場合、インダクタンスブリッジ30の入力端
子41、42の間に交流電圧源36を接続し、インダク
タンスブリッジ30に交流電圧VDを印加しても、イン
ダクタンスブリッジ30の出力端子43、44の間に電
圧は現れない。
【0020】インダクタンスブリッジ30のバランスが
取れた状態で、測定コイル31に基板50を近づける
と、基板50に渦電流が生じ、その影響によって測定コ
イル31のインダクタンス値が変化し、バランスがくず
れて出力端子43、44間に電圧VSが現れる。
【0021】インダクタンスブリッジ30に印加する交
流電圧VDを、 VD = VD0・exp(iωt) で表した場合、出力端子43、44間に現れる電圧VS
は、
【0022】VS = VS0・exp(iωt+φ) =VS0
・exp(iωt)・cos(φ) +i・VS0・exp(i
ωt)・sin(φ) となる。
【0023】この電圧VSの、入力電圧VDに同期した位
相の電圧と、90°ずれた位相の電圧とを測定し、その
比から、測定コイル31のインダクタンス成分の大きさ
の変化分が求められる。
【0024】インダクタンス成分の変化量は、基板50
中の渦電流損失を表しており、交流電圧VDの周波数は
既知であるから、基板50や基板50表面の金属薄膜の
比抵抗が既知であれば、その金属薄膜の膜厚が求められ
る。
【0025】図8のグラフは、インダクタンス成分の変
化量と、基板表面の銅薄膜の膜厚の関係の一例を示すグ
ラフである。印加した交流信号の周波数は2MHzであ
り、交流電圧VDの大きさは数V程度である。
【0026】このグラフから分かるように、測定コイル
31のインダクタンス成分の変化量は、基板表面の銅薄
膜の膜厚に応じて変化するため、予め、インダクタンス
成分の変化量と膜厚との関係を測定しておき、基板のな
い状態か、または薄膜が成膜される前の基板に測定コイ
ルを近づけてインダクタンス成分の変化量を測定してお
き、基板表面に銅薄膜を成膜し、成膜後の基板を測定コ
イルに近づけ、測定コイルのインダクタンス成分の変化
量を求めると、求められたインダクタンス成分の変化量
から、成膜された薄膜の膜厚を求めることができる。
【0027】このように本発明の膜厚測定方法では、測
定コイルを基板に近接させ、基板表面の導電性薄膜中に
渦電流を生じさせ、この渦電流による測定コイルのイン
ダクタンス成分の変化量に応じて、導電性薄膜の膜厚を
求めているので、正確に実際の膜厚を求めることがで
き、また、インダクタンス成分の変化量を求めることで
薄膜の膜厚を求めているので、ごく短時間で所定位置の
膜厚を求めることができる。
【0028】また、本発明の成膜装置によれば、成膜手
段と、本発明の膜厚測定装置を有しているので、一個の
成膜室内で、基板を装置外へと取り出すことなく成膜さ
れた薄膜の膜厚を測定し、膜厚分布を求めることができ
る。
【0029】本発明の軸出し方法においては、まず基板
の中心を検出した後、基板の周縁部に設けられた切り欠
きの位置を検出しているので、切り欠きの位置と基板の
中心の位置とを結ぶことにより、基板の表面における中
心軸線を求めることができる。
【0030】また、本発明の膜厚測定方法によれば、膜
厚測定に先だって、中心軸線を求めている。このように
構成することにより、基板の中心軸線に基づいて基板表
面の所定の位置を知ることができ、その中心軸線に基づ
いて、例えば基板表面の両端部や、中心位置等のような
基板表面の所定の箇所を求めることができるので、所定
の箇所における薄膜の膜厚を求めることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下で図面を参照し、本発明の実
施形態について説明する。図1の符号1に、本発明の一
実施形態に係るめっき成膜装置を示す。この装置は、処
理室2を有しており、処理室2の内部に、ローダ3、ア
ンローダ4、搬送ロボット9、第1の成膜チャンバ5、
第2の成膜チャンバ6、洗浄槽7、スピン乾燥装置8及
び膜厚測定装置11が配置されることで構成されてい
る。
【0032】第1、第2の成膜チャンバ5、6は、それ
ぞれの内部に薬液と電極とが配置されためっき槽であっ
て、表面に種となる膜が成膜されたウエハを電極に接続
し、薬液中に漬けて電極に電圧を印加すると、めっき法
で、種となる膜の表面に金属薄膜を成長させられるよう
に構成されている。
【0033】洗浄槽7は、その内部に洗浄液とかくはん
機構が配置されており、内部で成膜後のウエハを洗浄液
に漬けてかくはんすることにより、ウエハを洗浄するこ
とができるように構成されている。また、スピン乾燥装
置8は、図示しないスピンテーブルを有しており、洗浄
後のウエハをスピンテーブル上に支持させて回転させる
ことにより、ウエハ表面に付着した洗浄液などを飛ばし
てウエハを乾燥させることができるように構成されてい
る。
【0034】搬送ロボット9は、図示しないロボットハ
ンドを有しており、このロボットハンド上にウエハを保
持した状態で、ローダ3、アンローダ4、第1の成膜チ
ャンバ5、第2の成膜チャンバ6、洗浄槽7、スピン乾
燥装置8及び膜厚測定装置11の間でロボットハンドを
移動させることにより、各装置間に基板を搬送させられ
るように構成されている。
【0035】膜厚測定装置11の構成を図2、図3に示
す。図2は図3のA−A側からみた概念図である。この
膜厚測定装置11は、軸出し部93と、膜厚測定部95
とを有している。
【0036】軸出し部93は、支持台13と、回転軸6
0と、回転機構21と、真空ポンプ24と、昇降機構2
3と、リフタ14と、リング板14bと、昇降軸26
と、発光装置151と受光装置152とを有している。
【0037】処理室2の内部底面には、二種類の孔が間
隔をおいて設けられており、各孔には、回転軸60及び
昇降軸26がそれぞれ鉛直に挿通されている。処理室2
の外部には、それぞれ回転機構21と昇降機構23とが
配置されており、それぞれが回転軸60の下端及び昇降
軸26の下端と接続されている。
【0038】回転軸60の上端部には、円板状の支持台
13が水平に取り付けられている。支持台13は、その
中心が上述した回転軸60の中心軸線と一致するように
配置されており、回転機構21を駆動すると、回転軸6
0が回転して、支持台13の中心を中心として、水平面
内で支持台13を回転させられるように構成されてい
る。
【0039】上述した昇降軸26の上端部には、リング
板14bが取り付けられている。リング板14bは、図
9(a)にその平面図を示すように、その中心が支持台1
3の中心90と一致するように昇降軸26上に配置され
ている。かつリング板14bの内周14dの径は、支持
台13の直径よりも大きくなっているので支持台13の
縁13aとリング板14bの内周14dとの間には隙間
13bが空き、昇降機構23を動作させると、リング板
14bは、支持台13近傍の外側で、支持台13と衝突
することなく鉛直方向に上下動できるように構成されて
いる。かかるリング板14bの上端部にはリフタ141
〜144が位置している。
【0040】リフタ141〜144の構成の詳細を、図9
(a)、(b)に示す。図9(b)は図9(a)のC−C線断面
図である。なお、図9(a)、(b)には簡単のため昇降軸
26は図示していない。
【0041】各リフタ141〜144は、それぞれが支持
部材291〜294と、突出部材28 1〜284とを有して
いる。各支持部材291〜294は、略直方体状に形成さ
れており、それぞれの一面が、支持台13の中心90を
中心とする一つの円88の円周上に位置するように配置
されている。この一面を以下で直立面と称し、それぞれ
符号691〜694に示す。
【0042】各直立面691〜694の下方には、支持台
13の中心90に向けて突出するように突出部材281
〜284が設けられている。各突出部材281〜284
上面は水平にされ、底面は支持部材291〜294の底面
とともにリング板14b表面に固定されている。支持部
材291〜294及び突出部材281〜284はともにリン
グ板14bの内周側にははみ出さないように配置されて
おり、昇降機構23が動作してリング板14bが昇降す
ると、各リフタ141〜144はリング板14bとともに
支持台13の周縁部近傍で、支持台13と衝突すること
なく昇降できるように構成されている。
【0043】上述した支持台13は、表面が平坦に形成
されており、その表面にウエハを載置できるように構成
されている。この表面には図示しない多数の孔が形成さ
れている。これらの孔は処理室2外部に配置された真空
ポンプ24に通じており、ウエハを表面に載置した状態
で真空ポンプ24を起動すると、ウエハを支持台13表
面に真空吸着することができるように構成されている。
【0044】また、膜厚測定部95は、測定センサ部1
6と、アーム17と、回転軸18と、駆動機構22と、
測定装置25とを有している。処理室2の内部底面に
は、孔が設けられ、この孔には、回転軸18が鉛直に挿
通されている。この回転軸18の下端部は、処理室2の
外部に配置された駆動機構22に接続され、回転軸18
の上端部には、水平配置されたアーム17の末端部が接
続されており、駆動機構22を駆動すると、回転軸18
を回転させてアーム17を水平方向に回転させられるよ
うに構成されている。
【0045】アーム17の先端部には、測定センサ部1
6が設けられている。このアーム17は、駆動機構22
によってその延伸方向に伸縮できるように構成されてお
り、駆動機構22を駆動すると、アーム17の延伸方向
に沿って測定センサ部16を伸縮させることにより、ア
ーム17の先端部を水平面内で移動させられるように構
成されている。このアーム17は、伸びた状態でその先
端が支持台13の上方に位置し、縮んだ状態では、先端
部が支持台13の上方から退避できるように構成されて
いる。
【0046】測定センサ部16の構成を図5〜図7に示
す。測定センサ部16は、筐体40aと、距離センサ3
8とを有している。筐体40aは、円筒状に形成され、
アーム17の先端部に取り付けられている。
【0047】この筐体40a内には膜厚センサ40が設
けられており、この膜厚センサ40は、図5に示すよう
に、測定コイル31及び基準コイル32と、直列接続さ
れた二個の基準抵抗34、35を有している。測定コイ
ル31と基準コイル32とは、図7に示すように、測定
コイル31が、基準コイル32より下方に位置するよう
筐体40aの鉛直方向の中心軸線を中心軸線として円筒
状の筐体40a内部に上下に配置されている。筐体40
aには、鉛直方向の中心軸線を中心とする中空40bが
設けられており、結果として、測定コイル31及び基準
コイル32は、中空40bを中心として巻き回されるよ
うになっている。
【0048】測定コイル31及び基準コイル32は直列
接続されており、その直列接続回路が、やはり直列接続
された基準抵抗34、35の直列接続回路と並列に接続
され、マクスウェルのインダクタンスブリッジ30を構
成している。
【0049】かかるインダクタンスブリッジ30は、直
列接続された基準抵抗34、35の両端が入力端子とな
っている。図5の符号41、42にその入力端子を示
す。また、測定コイル31と基準コイル32とが接続さ
れた部分と、二つの基準抵抗34、35が互いに接続さ
れた部分とが、それぞれインダクタンスブリッジ30の
出力端子となっている。図5の符号43、44に、その
出力端子を示す。このインダクタンスブリッジ30は、
後述する測定装置25に接続されている。
【0050】他方、距離センサ38は、図示しないレー
ザ射出部と受光部とを有している。この距離センサ38
は、図7に示すように膜厚センサ40の上部に位置する
ようにアーム17の先端に取り付けられており、上述し
た筐体40aの中空40bの上に、レーザ射出部と受光
部とが位置するように配置されている。レーザ射出部か
ら、レーザ光Pを放出すると、そのレーザ光Pは図7に
示すように、中空40bを通ってその下方に位置する測
定対象に照射され、測定対象から反射される反射光Lが
中空40bを通って受光部で受光されることにより、放
出されたレーザ光Pと反射光Lとの位相差を求めて測定
装置25に出力することができるように構成されてい
る。
【0051】測定装置25は、交流電圧源36と、膜厚
測定器37と、距離測定器84とを有している。交流電
圧源36は、上述した膜厚センサ40内のインダクタン
スブリッジ30の入力端子41、42に接続されてお
り、交流電圧源36を起動すると、測定コイル31に交
流電流を供給することができるように構成されている。
【0052】膜厚測定器37は、インダクタンスブリッ
ジ30の出力端子43、44に接続されており、出力端
子43、44間に現れる電圧を測定することで、後述す
る測定コイル31のインダクタンス成分の変化量を求め
ることができるように構成されている。
【0053】距離測定器84は、距離センサ38から出
力された位相差に基づいて、後述するウエハ表面と測定
センサ部16との間の距離を求めることができるように
構成されている。こうして距離測定器84で求められた
距離は、駆動機構22に出力される。駆動機構22は、
アーム17を上下動させて、距離測定器84で求められ
た測定センサ部16と測定対象との距離を一定に保った
状態にし、アーム17を水平方向に移動させられるよう
に構成されている。
【0054】上述しためっき成膜装置1で、第1の成膜
チャンバ5のみを用いて単層の金属薄膜を成膜するに
は、まず、図4(a)に示すように円板状に形成され、そ
の周縁部に三角形状のノッチ53が設けられたウエハ5
0を、ローダ3内に入れる。すると、搬送ロボット9が
起動して、ハンド55上にウエハ50が載せられる。そ
の後ハンド55が支持台13上へと移動する。ハンド5
5が、支持台13上に位置したら、ハンド55は静止す
る。その状態を図11に示す。予め、リフタ14 1〜1
4は、処理室2の内部底面に位置しており、ハンド5
5とは衝突しないようになっている。また、測定センサ
部16は支持台13上からは退避しており、ハンド55
と干渉しないようになっている。
【0055】次に、リフタ141〜144が上昇して、ウ
エハ50がリフタ141〜144に接近する。上述したリ
フタ141〜144の各支持部材291〜294には、図9
(a)、(b)に示すように、突出部材281〜284に向け
てなだらかに傾斜した傾斜面391〜394がそれぞれ設
けられており、各傾斜面391〜394は支持台13の中
心に向いている。
【0056】各傾斜面391〜394の上端は、支持台1
3の中心90を中心とする円(以下で上側円と称し、図
9(a)の符号88aに示す。)上に位置し、下端は直立
面691〜694に達し、支持台13の中心90を中心と
し、上側円88aよりも小さい円(以下で下側円と称
し、図9(a)の符号88bに示す。)上に位置してい
る。このうち上側円88aの直径はウエハ50の直径よ
り大きくなっている。
【0057】このため、リフタ141〜144が上昇する
と、図10(a)に示すように、ウエハ50の中心91が
支持台13の中心90とずれているときには、リフタ1
1〜144の各傾斜面391〜394がまずウエハ50の
下端部に当接する。
【0058】その後リフタ141〜144が上昇すると、
ウエハ50の下端部は各傾斜面39 1〜394を滑り、ウ
エハ50の下端部がハンド55から完全に離れた状態で
は、図10(b)に示すように、ウエハ50は、突出部材
281〜284上に落とし込まれる。上述した下側円88
bの直径はウエハ50の直径と等しいか又はわずかに小
さくなっており、このため、各傾斜面391〜394の下
方に位置する直立面691〜694と、ウエハ50の側面
とが当接した状態で突出部材281〜284へと落とし込
まれる。
【0059】上述した突出部材281〜284の内周は、
支持台13の中心90を中心とする円(以下で突出円と
称し、図9(a)の符号88cに示す。)上に位置してい
る。この突出円88cの直径は、ウエハ50の直径より
も小さくなっている。このため、ウエハ50が突出部材
281〜284上へと落とし込まれると、ウエハ50の周
縁部は、リフタ141〜144から落ちることなく安定し
て保持されることになる。こうして安定した状態を図1
2に示す。
【0060】こうして落とし込まれることにより、図1
0(b)、(c)に示すようにウエハ50は、その側面が、
直立面691〜694と接触した状態になる。直立面69
1〜694の上端は、図9(a)で説明した下端円88b上
に乗っており、下端円88bは支持台13の中心90と
一致しているので、ウエハ50の中心91は、支持台1
3の中心90と一致することになる。なお図10(b)は
図10(c)のD−D線断面図である。
【0061】さらにリフタ141〜144が上昇して、ハ
ンド55からウエハ50の裏面が完全に離れたら、ハン
ド55が支持台13上から退避し、ウエハ50がリフタ
14 1〜144上に載せ替えられる。その状態を図13に
示す。
【0062】こうしてウエハ50がリフタ141〜144
上に完全に移し替えられたら、リフタ141〜144は鉛
直下方に下降し、ウエハ50の裏面は支持台13表面に
当接する。さらにリフタ141〜144が下降すると、ウ
エハ50はリフタ141〜144から離れ、支持台13表
面に載せ替えられる。この状態で、ウエハ50の中心は
支持台13の中心と一致した状態を維持している。その
後リフタ141〜144はさらに下降し、処理室2の内部
底面にまで達する。この状態を図14に示す。
【0063】ウエハ50が支持台13表面に乗ったら、
真空ポンプ24を駆動してウエハ50を真空吸着する。
ウエハ50は、その径が支持台13の径よりも大きく、
その周縁部は支持台13の周縁部から所定距離だけはみ
出ている。こうしてはみ出したウエハ50の周縁部の上
方には、発光装置151が配置されており、鉛直下方に
レーザ光を放出できるようになっている。発光装置15
1の鉛直下方には受光装置152が配置されており、レー
ザ光を受光できるようになっている。発光装置15
1が、鉛直下方に向けてレーザ光を放出すると、レーザ
光はウエハ50の周縁部に照射される。
【0064】支持台13の中心90はウエハ50の中心
と一致しており、支持台13の中心90を中心としてウ
エハ50を回転させると、ウエハ50はその中心で回転
する。発光装置151からレーザ光を照射した状態で、
ウエハ50を回転させると、ウエハ50の外周部に設け
られたノッチ53は、レーザ光の光路を横切るようにな
っている。
【0065】ノッチ53がレーザ光の光路を横切らない
状態では、レーザ光はウエハ50の周縁部で遮られ、レ
ーザ光は受光装置152には到達せず、受光装置152
受光できない。その状態を図15に示す。なお図15は
図25のE−E線断面図である。
【0066】ウエハ50が回転し、図26に示すように
ノッチ53が発光装置151の鉛直下方に位置して、レ
ーザ光の光路を横切ると、レーザ光はノッチ53を介し
てウエハ50の下方にある受光装置152に到達し、受
光装置152がレーザ光を受光する。その状態を図16
に示す。図16は、図26のF−F線断面図である。
【0067】受光装置152がレーザ光を受光したら、
回転機構21は支持台の回転を停止させる。この状態
で、ウエハ50は、そのノッチ53が発光装置151
受光装置152との間に位置した状態で静止する。
【0068】支持台13上にウエハ50が載置された状
態で、ウエハ50の中心は支持台13の回転中心と一致
し、かつ、円形のウエハ50の周縁部の一部に設けられ
たノッチ53が検出されると、ノッチ53とウエハ50
の中心とを結ぶ直線が、ウエハ50の表面における中心
軸線として求められる。これにより、ウエハ50表面の
任意の位置の座標は、ウエハ50の中心と、ウエハ50
の中心軸線とから定めることができる。
【0069】アーム17の先端部は、ウエハ50上方
で、その中心軸線と平行に直線移動するが、その直線移
動と支持台13の回転運動とを組み合わせると、アーム
17の先端部をウエハ50表面の任意の位置に移動させ
ることができる。アーム17の先端部には、測定センサ
部16が取り付けられているので、測定センサ部16は
ウエハ50表面の任意の座標位置に移動できる。後述す
る導電性薄膜の膜厚を測定すべき所定位置(以下で測定
位置と称する。)は、予め設定されていて、その位置
は、中心と中心軸線とから定まる座標に換算することが
できるので、測定センサ部16は、その測定位置に移動
することができる。
【0070】次いで、駆動機構22がアーム17を回転
させ、その先端に取り付けられた測定センサ部16を、
図17に示すように、測定位置の一つである、ウエハ5
0のノッチ53付近の端部の上方位置にまず位置させ
る。その後、距離測定器84で測定センサ部16とウエ
ハ50表面との距離を測定し、アーム17を上下動さ
せ、測定センサ部16とウエハ50表面との距離が所定
距離になったら測定センサ16を静止させる。次いで、
交流電圧源36から測定コイル31に交流電圧を印加
し、全ての測定位置における測定コイル31のインダク
タンス成分の変化量の初期値を測定する。
【0071】以上のように、距離を一定にした状態で、
各測定位置におけるインダクタンス成分の変化量の初期
値を測定する。図18は、測定センサ部16をウエハ5
0の中心付近で静止させた状態を示しており、図19
は、中心軸線についてノッチ53と反対側の端部で測定
センサ部16を静止させた状態を示している。図27、
図28、図29は、図17、図18、図19の状態にあ
るアーム17及びウエハ50を上方からみた図である。
以上により、全ての測定位置におけるインダクタンス成
分の変化量の初期値を順次求め、ウエハ50の位置と対
応づけて記憶しておく。
【0072】次に、搬送ロボット9によってウエハ50
を第1の成膜チャンバ5に移し、ウエハ50の表面にめ
っき法で金属薄膜を成膜する。こうして金属薄膜が成膜
された状態のウエハ50を図4(a)、(b)に示す。図4
(b)は図4(a)のB−B線断面図である。このウエハ5
0は、円形形状のシリコン基板51の表面に、金属薄膜
52が成膜されている。
【0073】こうして成膜処理が終了したら、搬送ロボ
ット9がウエハ50を洗浄槽7に移す。ウエハ50は、
洗浄槽7内部で洗浄される。次いで、搬送ロボット9
は、洗浄後のウエハ50をスピン乾燥装置8に移動させ
る。スピン乾燥装置8は、洗浄後のウエハ50を乾燥さ
せる。ウエハ50が乾燥されたら、搬送ロボット9のハ
ンドに、ウエハ50が水平状態で載せられる。
【0074】その後、搬送ロボット9は、ウエハ50を
再び膜厚測定装置11に移動させ、上述した動作で再び
ウエハ50表面の中心と中心軸線を求めた後に、インダ
クタンス成分の変化量の初期値を測定した測定位置に、
順次測定センサ部16を移動させ、ウエハ50と測定セ
ンサ部16との距離を一定にし、それぞれの測定位置に
おける測定コイル31のインダクタンス成分の変化量を
測定する。
【0075】ウエハ50表面に成膜された金属薄膜52
の膜厚に応じて、測定コイル31のインダクタンス成分
の変化量は変化する。測定器37には、上述した各測定
位置における、インダクタンス成分の変化量と金属膜厚
との対応関係が記憶されており、金属薄膜52が成膜さ
れた状態でのインダクタンス成分の変化量と、基板がな
い状態か、または金属薄膜52が成膜されていない状態
でのインダクタンス成分の変化量の初期値との差分をと
り、この差分を、上述した対応関係と照合することで、
ウエハ50表面の各測定位置における薄膜の膜厚を、ウ
エハ50と非接触の状態で求めることができる。
【0076】以上説明したように、本発明によれば、煩
雑な手作業を要することなく、ウエハ50表面における
中心軸線を求め、その中心軸線からウエハ50表面にお
ける所定の測定位置を求め、各測定位置で膜厚を測定し
て、膜厚分布を容易に求めることができる。このため、
ウエハ表面の薄膜の所定位置をエッチングした後、検針
を移動させていた従来に比して、膜厚分布を求める作業
が非常に容易になる。また、従来と異なり、成膜装置か
ら取り出すことなく膜厚分布を測定することができる。
【0077】こうして、各測定位置における薄膜の膜厚
が測定されたら、アーム17は再び回転して退避し、真
空ポンプ24が停止して、ウエハ50の真空吸着状態を
解除する。その状態を図20に示す。
【0078】次いで、リフタ141〜144が上昇する。
するとウエハ50の周縁部がリフタ141〜144に当接
する。その状態を図21に示す。さらにリフタ141
144を上昇させると、ウエハ50は支持台13の表面
から離れ、リフタ141〜144上に載せ替えられる。リ
フタ141〜144はその後所定位置で静止する。静止し
た状態を図22に示す。
【0079】次いで、搬送ロボット9のハンド55が、
リフタ141〜144の下方に位置する。その状態を図2
3に示す。次いで、リフタ141〜144が下降すると、
ウエハ50はリフタ141〜144から離れ、ハンド55
上に載せ替えられる。その状態を図24に示す。
【0080】その後、搬送ロボット9はウエハ50を再
び第1の成膜チャンバ5に移動させ、二回目の成膜処理
をするが、このとき、一回目の成膜処理終了後に求めら
れた膜厚及び膜厚分布に応じて、第1の成膜チャンバ5
における二回目の成膜処理の条件を設定する。
【0081】このとき、膜厚及び膜厚分布に応じて、そ
れらのばらつきを補償する方向に電圧、かくはん条件等
を設定し、ウエハ50表面における膜厚が均一になるよ
うにする。
【0082】こうして、第1の成膜チャンバ5における
二回目の成膜処理をし、終了したら、搬送ロボット9に
よりウエハ50を、洗浄槽7、スピン乾燥装置8へと順
次搬送し、それぞれで洗浄して乾燥した後に、膜厚測定
装置11に移動させ、上述した動作と同様に、基板表面
の複数箇所において薄膜の膜厚を求め、膜厚分布を求め
る。その結果、膜厚及び膜厚分布が適正な値になってい
たら、アンローダ4にウエハ50を搬送し、アンローダ
4からウエハ50を取り出す。
【0083】以上2回に分けて成膜する場合を述べた
が、1回で所定の膜厚まで成膜を行い、膜厚分布を測定
し、次の成膜時に前回の膜厚分布を補償する条件に成膜
パラメータを再設定し、常に膜厚分布を制御するように
成膜することも可能である。
【0084】以上では、本発明の膜厚測定装置はめっき
成膜装置1に設けられ、大気雰囲気中で膜厚を測定する
ものとしたが、本発明の膜厚測定装置はこれに限られる
ものではなく、例えば真空処理装置等にも適用可能であ
る。
【0085】図30の符号82に、本発明の一実施形態
の真空マルチチャンバーを示す。このマルチチャンバー
82は、平面が六角形状の搬送室69を有している。搬
送室69には、第1〜第4の処理室71〜74と、搬出
入室75とが、それぞれ真空バルブ781〜785を介し
て接続されている。これらの各室には図示しない真空排
気系が接続されており、それぞれの内部を真空排気する
ことができるように構成されている。各真空バルブ78
1〜785を閉じると、第1〜第4の処理室71〜74と
搬出入室75の内部は、搬送室69から分離されるよう
になっている。
【0086】搬送室69内には、搬送ロボット65が配
置されている。この搬送ロボット65は、図示しない駆
動機構により動作し、搬送室69の中心で上下方向に伸
縮可能でかつ水平方向に回転可能な支持体64に取り付
けられ、伸縮可能に構成されたアーム61、62と、ア
ーム61、62の先端に取り付けられ、絶縁体からなる
ハンド63とを有しており、支持体64を回転させてア
ーム61、62を伸縮させることにより、その先端のハ
ンド63を各室間で移動させることができる。またハン
ド63はその上面にウエハを載置できるように構成され
ており、ウエハをハンド63に乗せた状態で、そのウエ
ハを各室71〜75の間で搬送できるように構成されて
いる。
【0087】このマルチチャンバー82では、搬送室6
9の一部が側方に膨出されており、この膨出部分が測定
室77になっている。この測定室77は搬送室69と一
体であり、測定室77と搬送室69の間には真空バルブ
は配置されていない。
【0088】この測定室77内には、図2の膜厚測定装
置11とほぼ同様の構成の膜厚測定装置11′が設けら
れている。この断面図を図31に示す。図31は図30
のK−K線断面図である。かかるマルチチャンバー82
では、第1〜第4の処理室71〜74及び搬出入室75
の間でウエハ50を搬送する際に、測定室77にウエハ
50を挿入し、測定室77内の軸出し部93でウエハ5
0表面の中心軸線を求め、その中心軸線に基づいて、膜
厚測定部95がウエハ50表面の金属薄膜の膜厚を測定
することができるようになっている。
【0089】この膜厚測定装置11′の構成は、図2で
説明した膜厚測定装置11の構成とほぼ同様であるが、
真空ポンプ24が設けられていない点と、支持台13の
内部に吸着電極851、852が配置され、これらの吸着
電極851、852が電源86に接続されている点で膜厚
測定装置11と異なる。かかる膜厚測定装置11′で
は、図2で説明した膜厚測定装置11と異なり、ウエハ
50を支持台13の表面に載置した状態で、電源86を
起動して吸着電極851、852間に直流電圧を印加する
ことにより、ウエハ50を支持台13表面に静電吸着す
ることができる。
【0090】一例として、ウエハ50の表面に二層金属
膜を成膜する際には、まず予め全ての真空バルブ781
〜785を閉じ、第1〜第4の処理室71〜74の内部
を真空排気した状態で、搬出入室75内にウエハ50を
搬入する。
【0091】次に、搬出入室75内部を真空排気して、
所定真空度になったら、搬出入室75と搬送室69との
間の真空バルブ785を開き、搬送ロボット65のハン
ド63を搬出入室75内に入れ、ハンド63上にウエハ
50を載せ、ウエハ50を搬出入室75から測定室77
へと搬送する。
【0092】ウエハ50はハンド63からリフタ141
〜144に載せ替えられた後に支持台13表面に移し替
えられ、支持台13表面に載置される。この状態で、図
2の膜厚測定装置11と同様に、ウエハ50表面の中心
と中心軸線とを求めてウエハ50表面での任意の位置の
座標を定め、予め設定された測定位置に測定センサ部1
6を順次位置させ、交流電圧源36を起動して測定コイ
ル31に交流電圧を印加してウエハ50内に渦電流を生
成させ、薄膜が表面に成膜されていないウエハ50を測
定コイル31に近接させた場合の、測定コイル31のイ
ンダクタンス成分の変化量の初期値を求めておく。
【0093】次いで、第1の処理室71と搬送室69と
の間の真空バルブ781とを開き、ウエハ50を搬出入
室75から第1の処理室71内に搬送する。次いで、第
1の処理室71と搬送室69との間の真空バルブ781
とを閉じ、第1の処理室71内で所定の成膜処理をす
る。
【0094】所定の成膜処理が終了したら、第1の処理
室71と搬送室69との間の真空バルブ781とを開
き、ハンド63を第1の処理室71内に入れ、ウエハ5
0をハンド63上に移し替えた後、ウエハ50を第1の
処理室71から測定室77へと搬送する。
【0095】次いで、図2の膜厚測定装置11と同様
に、ウエハ50をリフタ141〜144上に移し替えた後
に支持台13上に載せ替えてウエハ50の中心を支持台
13の中心と一致させる。その後、ウエハ50を支持台
13上に静電吸着させる。
【0096】次いで、ウエハ50表面の、インダクタン
ス成分の変化量の初期値を求めた各測定位置に測定セン
サ部16を順次移動させ、各測定位置でインダクタンス
成分の変化量を求めることにより、ウエハ表面に成膜さ
れた一層目の金属薄膜の膜厚を求め、一層目の金属薄膜
の膜厚分布を求める。
【0097】次に、ウエハ50をハンド63に載せ替
え、第2の処理室72と搬送室69との間の真空バルブ
782を開き、ウエハ50を第2の処理室72内に搬送
し、第2の処理室72と搬送室69との間の真空バルブ
782を閉じる。
【0098】次いで、第2の処理室72内で、ウエハ5
0表面に二層目の金属薄膜を成膜する。このとき、一層
目の金属薄膜の膜厚分布に基づいて二層目の金属薄膜の
成膜条件を決定し、その成膜条件により二層目の金属薄
膜を成膜する。
【0099】こうして二層目の金属薄膜の成膜処理が終
了したら、第2の処理室72と搬送室69との間の真空
バルブ782を開くととともに、搬出入室75と搬送室
69との間の真空バルブ785を開く。次いでハンド6
3を第2の処理室72内に入れてウエハ50をハンド6
3上に移し替え、第2の処理室72から搬出入室75へ
とウエハ50を搬送する。その後、搬出入室75と搬送
室69との間の真空バルブ内の785を閉じ、搬出入室
75内を大気雰囲気にした後に、ウエハ50を搬出入室
75から取り出す。このように、本発明によれば、真空
マルチチャンバー82の外へウエハ50を搬出すること
なく、簡単に薄膜の膜厚を求め、膜厚分布を知ることが
できる。
【0100】なお、上述した各実施形態では、測定コイ
ル31のインダクタンス成分の変化量を、マクスウェル
のインダクタンスブリッジを用いて測定しているが、本
発明はこれに限らず、測定コイル31のインダクタンス
成分の変化量を測定できる高精度の測定装置であれば、
いかなる装置でもよい。
【0101】また、上述した各実施形態では、図5の回
路図に示したように、インダクタンスブリッジ30の2
個の出力端子43、44を膜厚測定器37の二つの入力
に接続し、出力端子43、44間の電圧を測定してイン
ダクタンス成分の変化を測定したが、本発明はこれに限
らず、例えば図34に示すように、一方の出力端子44
と、膜厚測定器37の一方の入力とをともに接地し、他
方の出力端子43と、膜厚測定器37の他方の入力とを
接続して、この出力端子43に現れる電圧を測定するよ
うに構成してもよい。
【0102】さらに、本実施形態においては、基板が回
転し、膜厚センサ部16が伸縮する構成としたが、基板
が例えばX方向にスキャンし、膜厚センサ部16がY方
向にスキャンするようにし、基板全面を測定してもよ
い。ノッチ検出機構は、なるべく膜厚測定機構の近くに
設けることにより、よりコンパクトな膜厚測定装置を実
現できる。
【0103】
【発明の効果】煩雑な作業を要せずに、簡単にかつ迅速
に基板表面の薄膜の膜厚分布を求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る成膜装置
【図2】本発明の一実施形態に係る膜厚測定装置の構成
を説明する断面図
【図3】本発明の一実施形態に係る膜厚測定装置の構成
を説明する平面図
【図4】(a):本実施形態で用いられるウエハを説明す
る平面図 (b):本実施形態で用いられるウエハを説明する断面図
【図5】本発明の一実施形態に係る膜厚測定部を説明す
る図
【図6】本発明の一実施形態に係る測定コイルと基準コ
イルとの位置関係を説明する図
【図7】本発明の一実施形態に係る膜厚センサとレーザ
センサとの位置関係を説明する断面図
【図8】膜厚とインダクタンス成分の変化量との関係の
一例を示すグラフ
【図9】(a):本発明の一実施形態に係るリフタの構成
を説明する平面図 (b):本発明の一実施形態に係るリフタの構成を説明す
る断面図
【図10】(a):本発明の一実施形態に係るリフタにウ
エハを載せる際の状態を説明する第1の図 (b):本発明の一実施形態に係るリフタにウエハを載せ
る際の状態を説明する第2の図 (c):本発明の一実施形態に係るリフタにウエハを載せ
た状態を説明する平面図
【図11】本発明の一実施形態に係る膜厚測定装置の動
作を説明する第1の図
【図12】本発明の一実施形態に係る膜厚測定装置の動
作を説明する第2の図
【図13】本発明の一実施形態に係る膜厚測定装置の動
作を説明する第3の図
【図14】本発明の一実施形態に係る膜厚測定装置の動
作を説明する第4の図
【図15】本発明の一実施形態に係る膜厚測定装置の動
作を説明する第5の図
【図16】本発明の一実施形態に係る膜厚測定装置の動
作を説明する第6の図
【図17】本発明の一実施形態に係る膜厚測定装置の動
作を説明する第7の図
【図18】本発明の一実施形態に係る膜厚測定装置の動
作を説明する第8の図
【図19】本発明の一実施形態に係る膜厚測定装置の動
作を説明する第9の図
【図20】本発明の一実施形態に係る膜厚測定装置の動
作を説明する第10の図
【図21】本発明の一実施形態に係る膜厚測定装置の動
作を説明する第11の図
【図22】本発明の一実施形態に係る膜厚測定装置の動
作を説明する第12の図
【図23】本発明の一実施形態に係る膜厚測定装置の動
作を説明する第13の図
【図24】本発明の一実施形態に係る膜厚測定装置の動
作を説明する第14の図
【図25】本発明の一実施形態に係る膜厚測定装置の動
作を説明する第1の平面図
【図26】本発明の一実施形態に係る膜厚測定装置の動
作を説明する第2の平面図
【図27】本発明の一実施形態に係る膜厚測定装置の動
作を説明する第3の平面図
【図28】本発明の一実施形態に係る膜厚測定装置の動
作を説明する第4の平面図
【図29】本発明の一実施形態に係る膜厚測定装置の動
作を説明する第5の平面図
【図30】本発明の他の実施形態に係る真空マルチチャ
ンバを説明する平面図
【図31】本発明の他の実施形態に係る膜厚測定装置を
説明する断面図
【図32】(a):従来用いられるウエハを説明する平面
図 (b):従来用いられるウエハを説明する断面図
【図33】(a):従来の膜厚測定方法を説明する平面図 (b):従来の膜厚測定方法を説明する断面図
【図34】本発明のその他の実施形態の膜厚測定装置を
説明する図
【符号の説明】
1……めっき成膜装置(成膜装置) 13……支持台 141〜144……リフタ 151……発光装置 152……受光装置 25……測定装置 31……測定コイル 32……基準コイル 36……交流電圧源(電源) 50……ウエハ(基板) 53……ノッチ(切り欠き) 82……真空マルチチャンバ(成膜装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南津 顕仁 神奈川県茅ヶ崎市萩園2500番地 日本真空 技術株式会社内 (72)発明者 中村 静雄 神奈川県茅ヶ崎市萩園2500番地 日本真空 技術株式会社内 Fターム(参考) 2F063 AA16 BB02 BB07 BC09 GA08 GA29 GA79 JA04 LA27 4M106 AA01 AA11 BA05 BA14 CA48 DG05 DH03 DH16 DH32 DJ05 DJ07 5F031 CA02 FA01 FA07 FA12 GA02 GA38 GA44 GA47 GA49 HA13 HA16 HA32 HA53 JA01 JA02 JA05 JA06 JA13 JA15 JA17 JA32 JA35 KA02 KA03 KA06 KA08 KA11 KA14 MA04 MA25 MA33 NA05 NA07 5F045 GB09

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円形の基板の表面における中心軸線を求め
    るように構成された軸出し装置であって、 前記基板を表面に載置して支持できるように構成された
    支持台と、 前記支持台を、前記支持台の表面を含む面内で回転でき
    るように構成された駆動機構と、 前記支持台の周縁部近傍に配置された発光装置と、 前記発光装置と対向して前記支持台の周縁部近傍に配置
    された受光装置とを有し、 前記発光装置は、前記受光装置に向けて光を発すること
    ができるように構成された軸出し装置。
  2. 【請求項2】前記受光装置は、前記発光装置及び前記受
    光装置の間に、前記基板の周縁部に設けられた切り欠き
    が位置したときに、前記切り欠きを通して前記発光装置
    が発光した光を受光できる位置に配置された請求項1記
    載の軸出し装置。
  3. 【請求項3】円形の基板の表面における中心軸線を求め
    るように構成された軸出し装置であって、 前記基板を表面に載置して支持できるように構成された
    支持台と、 略直方体状に形成され、前記支持台の中心を中心とする
    一つの円周上に配置された支持部材と、前記支持部材の
    下方に、前記中心方向に突出して設けられた突出部材と
    を備え、前記基板の周縁部が前記突出部材上に乗った状
    態で前記基板を支持できるように構成されたリフタと、 前記リフタを前記支持台の近傍で昇降させられるように
    構成された昇降機構とを有し、 前記支持部材には、前記突出部材の突出方向に傾いた傾
    斜面が設けられ、 前記リフタは、前記基板を支持した状態で前記支持台よ
    り下方に降下すると、 前記基板を、前記支持台の表面に載せ替えられるように
    構成されたことを特徴とする軸出し装置。
  4. 【請求項4】前記支持台は、前記基板を吸着させられる
    ように構成された請求項1乃至請求項3のいずれか1項
    記載の軸出し装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載
    の軸出し装置と、 基板の表面に形成された導電性薄膜の膜厚を測定できる
    ように構成された測定装置とを有し、 前記測定装置は、前記軸出し装置によって求められた前
    記中心軸線に基づいて、基板表面における測定位置を求
    め、該測定位置で前記導電性薄膜の膜厚を測定できるよ
    うに構成された膜厚測定装置。
  6. 【請求項6】前記測定装置は、膜厚センサと、電源と、
    測定器とを有し、 前記膜厚センサは、測定コイルを備え、 前記電源は、前記基板が前記測定コイルと近接したとき
    に前記測定コイルに交流電圧を印加し、前記基板表面の
    導電性薄膜に渦電流を生成させるように構成され、 前記測定器は、前記渦電流の影響により前記測定コイル
    に生じる信号を測定するように構成された請求項5記載
    の膜厚測定装置。
  7. 【請求項7】前記膜厚センサは、基準コイルと、二個の
    基準抵抗とを有し、 前記基準コイルは、前記測定コイルに直列接続され、前
    記測定コイルと前記基板とが対向したときに、前記基板
    に対して、前記測定コイルよりも遠く位置するように配
    置され、 前記二個の基準抵抗は、互いに直列接続され、 前記二個の基準抵抗の直列接続回路と、前記測定コイル
    及び前記基準コイルの直列接続回路とは、互いに並列に
    接続され、 前記測定器は、前記測定コイル及び前記基準コイルの直
    列接続回路の両端に交流電圧が印加されたときに、前記
    測定コイル及び基準コイルが接続された部分と、前記二
    個の基準抵抗が互いに接続された部分との間の電位差
    を、前記測定コイルに生じる信号として測定するように
    構成された請求項6記載の膜厚測定装置。
  8. 【請求項8】円形の基板の表面に薄膜を成膜することが
    できるように構成された成膜手段と、 請求項5乃至請求項7のいずれか1項記載の膜厚測定装
    置とを備えた成膜装置。
  9. 【請求項9】周縁部の一部に切り欠きを有する円形の基
    板の表面における中心軸線を求める軸出し方法であっ
    て、 前記基板の表面における中心を求め、 前記基板の周縁部を挟むように発光装置と受光装置を対
    向配置させ、前記基板の表面における中心を中心とし
    て、前記表面を含む面内で前記基板を回転させながら、
    前記発光装置から前記基板の周縁部に光を照射し、前記
    光が前記切り欠きを通して前記受光装置に受光されるか
    否かにより前記切り欠きの位置を検出し、 前記切り欠きの位置と前記表面における中心とから、前
    記基板の表面における中心軸線を求めることを特徴とす
    る軸出し方法。
  10. 【請求項10】請求項9記載の軸出し方法により、周縁
    部の一部に切り欠きが設けられ、表面に薄膜が形成され
    た円形の基板の表面における中心軸線を求め、 前記中心軸線に基づいて、前記基板の表面における測定
    位置を求め、該測定位置における前記導電性薄膜の膜厚
    を測定することを特徴とする膜厚測定方法。
  11. 【請求項11】前記基板と近接する位置に測定コイルを
    配置し、 前記測定コイルに交流電圧を印加して、前記基板表面の
    導電性薄膜に渦電流を生成させ、 前記渦電流の影響により前記測定コイルに生じる信号を
    検出し、前記信号に基づいて、前記導電性薄膜の膜厚を
    求めることを特徴とする請求項10記載の膜厚測定方
    法。
  12. 【請求項12】前記基板に対して前記測定コイルよりも
    遠い位置に、前記測定コイルと直列接続された基準コイ
    ルを配置し、二個の基準抵抗を直列接続し、前記二個の
    基準抵抗の直列接続回路と、前記測定コイル及び前記基
    準コイルの直列接続回路とを並列に接続してマクスウェ
    ルのインダクタンスブリッジを構成しておき、 前記マクスウェルのインダクタンスブリッジを用いて、
    前記測定コイルのインダクタンス成分の変化を求めるこ
    とで、前記測定コイルに生じる信号を検出することを特
    徴とする請求項11記載の膜厚測定方法。
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