JPH04206940A - 被膜検査方法、被膜検査装置、被膜形成装置及び搬送装置 - Google Patents

被膜検査方法、被膜検査装置、被膜形成装置及び搬送装置

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JPH04206940A
JPH04206940A JP33912690A JP33912690A JPH04206940A JP H04206940 A JPH04206940 A JP H04206940A JP 33912690 A JP33912690 A JP 33912690A JP 33912690 A JP33912690 A JP 33912690A JP H04206940 A JPH04206940 A JP H04206940A
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JP
Japan
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wafer
film
arm
coating
sensor
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JP33912690A
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Yoshiji Takeuchi
竹内 芳司
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Texas Instruments Japan Ltd
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Texas Instruments Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は、被膜検査方法、被膜検査装置、被膜形成装置
及び搬送装置に関し、例えば、ウェハ表面に形成された
薄膜の検査方法及びその装置、前記薄膜の形成装置並び
に前記薄膜が形成されたウェハを搬送するための搬送装
置に関する。
口、従来技術 集積回路装置等の電子デバイスの製造過程で、半導体ウ
ェハ(以下、単にウェハと呼ぶ。)の表面に配線用の導
電性金属薄膜(例えばアルミニウム薄膜)を形成させる
工程がある。この薄膜はスパックによって形成させるの
が一般的である。ウェハは、珪素やガリウム−砒素の単
結晶のインゴットから切出された薄い円板で、直径4〜
8インチの種々のり゛イズのものがある。アルミニウム
の薄膜は、後の工程でフォトリソグラフィの手法によっ
て微細な所定の配線パターンにパターニングされる。
ところで、ウェハ上に被着したアルミニウム薄膜が、乳
白色を呈することがときとしである。このような現象は
「ミルキー」と呼ばれ、ミルキーが発生したウェハは使
いものにならない。ミルキーは、スパック処理の雰囲気
中に存在する窒素、酸素、水蒸気によって起こるもので
あり、形成される薄膜が、窒化アルミニウム、酸化アル
ミニウムを含有して電気抵抗が上昇すると共に、表面か
平滑ではなく凹凸面になる現象である。この凹凸面によ
って薄膜が乳白色を呈するのである。薄膜の抵抗値が上
昇することは、この薄膜は後にパターニングされて配線
となるので、甚だ不都合である。また、窒化アルミニウ
ムや酸化アルミニウムの含有は、パターニングの際の工
・ノチング速度が変化するので不都合である。更に、表
面の凹凸は、フォトリソグラフィーによるパターニング
の工程で光の乱反射によって光照射によるパターニング
の精度が悪くなり、これも不都合である。
」1記の雰囲気中の窒素、酸素、水蒸気の存在は、真空
度が低下(リークによって処理部への外部の大気や冷却
水が侵入)した場合に起こるほか、ウェハや処理部内の
部品に吸着していたガスが雰囲気を真空にする際に放出
されて起こることもある。
このような真空度の低下や吸着ガスの放出は、雰囲気を
真空にする装置にあって、皆無にすることは困難である
従来は、次の工程にウェハが搬送されてから、例えば数
十枚毎に1枚を抜取り、目視による限度見本との光沢の
比較で検査をしていた。然し、このような検査では、 判断に個人差があること。
検査に長い時間を要すること。
スパッタ時のウェハ温度が300°C程度に高い場合、
光沢が小さくてミルキーとの区別が微妙であり、良品を
誤って不良品とする虞があること。
ミルキーの発生は突然起こることがあり、抜取り検査で
は完全とは言えないこと。
という問題がある。
ハ1発明の目的 本発明は、基体−Lに形成された被膜の検査が高い信頼
性を以て遂行され、品質保証が確実な被膜検査方法、被
膜検査装置、被膜形成装置及び搬送装置を提供すること
を目的としている。
2、発明の構成 第一の発明は、 基体(例えばウェハ)七に被膜(例えば導電性薄膜)を
形成する工程と、 被膜形成が終了した前記基体を搬送する工程を有し、 被膜形成終了直後及び/又は前記の搬送過程で、形成さ
れた被膜の反射率(例えば光反射率)を検出し、この検
査結果に基いて前記被膜の表面状態を検査する被膜検査
方法に係る。
第二の発明は、 基体上に被膜を形成する被膜形成部と、この被ロジ形成
部から、1111記被膜が形成された基体を次工程に搬
送する搬送部と を有し、 前記被膜の反射率を検出するセンサを、前記被膜形成部
及び/又は前記搬送部に具備し、前記の検出結果に基い
て前記被膜の表面状態を検査するように構成された被膜
検査装置に係る。
第三の発明は、 基体上に被膜を形成する被膜形成部と、この被膜形成部
から、前記被膜が形成された基体を次工程に搬送する搬
送部と を有し、 前記被膜の反射率を検出するセンサを、前記被膜形成部
及び/又は前記搬送部に具備する被膜形成装置に係る。
第四の発明は、被膜が形成された基体を被膜形成部から
次工程へ搬送する搬送装置であって、前記被膜の反射率
を検出するセン・リ−を具備する搬送装置に係る。
ホ、実施例 以下、本発明の詳細な説明する。
先ず、スパッタ装置の概要について説明する。
第10圓はスパッタ装置の一部破砕斜視図である。
スパッタ装置は、処理部1、処理部1内の駆動用の第一
の駆動部31、ウェハ搬送用の第二の駆動部32及び操
作部41からなっている。
処理部1内は、第11閃に示すように、装入・排出領域
1a、予熱領域1b、第一のスパッタ領域1c、第二の
スパッタ領域1d及び第三のスパッタ領域1eの5領域
に円周方向等間隔に区分(仕切りは無い)されている。
カセット40に収容されたウェハWは、ガイド35に案
内されて装入・排出領域1aの前方下側に搬送され、間
歇的に矢印のように移動してスパッタ処理を施され、再
びカセット40に収容されてl@送される。
第12図ばウェハの処理部への装入の要領を示す要部斜
視図である。
ウェハWを収容したカセッl−40は、スプロケット3
7によって周回するチェーン36に取イ」けられ、ガイ
F−35に案内されて移動するようになっている。ウェ
ハWは、シールドアを開いてからガイド35を貫通して
上下動可能なりフタ33によって上昇し、装入・排出領
域1aのロードドア38に取り付けられた吸着ピクアッ
プ38aに吸着し、リフタ33が下降してからロードド
ア38を閉じると、装入−排出領域1aで待機している
クリップ15にウェハWが支持されるようにしである。
クリンプ15は、ウェハ支持時にロートドア38に設け
られたピン38bによって先端が屈曲してウェハWを支
持する。次に、ロートドア38を開いてからシールドア
39を閉じ、処理部1を外部から気密に保つ。装入・排
出領域1aから処理済みのウェハを取出してカセットに
収容させるには、上記とは逆の手順による。
本例で注目すべきことば、ロードドア38に、膜厚セン
サと共に光反射率を検出する光センサを配設しているこ
とである。これについては、後に詳述する。
次に、スパッタ処理部の構造について説明する。
スパッタ装置の処理部は外見的には円筒状を呈し、その
内部の空間は、前述したように、ウェハ装入及び排出の
ための装入・排出領域、ウェハの予熱を行う予熱領域、
第一のスパッタ領域、第二のスパッタ領域及び第三のス
パッタ領域の5領域に分けられる。ウェハは、装入・排
出領域から処理部に装入され、間歇的に72度ずつ円周
方向に移動して」−記名領域で処理を施され、装入・排
出領域から処理部外に排出される。
第13図及び第14回は装入・排出領域及び第三のスパ
ック領域の処理部中心を通る拡大概略断面図(第11図
のA−A線拡大概略断面図)であ(q) す、第13図はスパッタ処理中の状態を、第14図はウ
ェハを第三のスパッタ領域から装入・排出領域へ送る状
態を夫々示す。
処理部1の一方の側壁5の中心から固定軸2とこれに外
嵌して回転可能な円筒軸3か貫通し、円筒軸3の先端の
フランジ部3aにはトランスファプレート12が固定さ
れている。円筒軸3ば、固定軸2と、側壁5のスリーブ
5aとの間に゛二重0リングシール゛と呼ばれる方式に
よって気密にかつ回転可能な状態で装着されている。図
中、01<はOリングである。トランスファプレート1
2にはウェハWよりも径が若干大きい(4,5,インチ
のウェハに対して124mm)円形の貫通孔12aか設
けられ、トランスファプレート12の貫通孔12a近く
の数箇所(lの例では4箇所)にクリップ支持台13を
介して線状のクリップ15が取付けられていて、各クリ
ップ15の先端でウェハWが支持されるようになってい
る。クリップ支持台13とクリップ支持台13近くの1
−ランスフアブレート12の部分は、クリップカバー1
4で覆われている。固定軸2のフランジ部2aには、ト
ランスファプレート12と重なるようにプレンシャプレ
ート16が円筒軸3の中心線CI−に平行に移動できる
ように取付けられていて、プレッシャプレーI・16は
トランスファプレート12を押圧又はこれから離間でき
るようQこなっている。第13図はプレッシャプレート
16が)・ランスフアブレート12を押圧している状態
を示している。この状態で、スパッタ領域1Cでのスパ
ッタ処理と装入・排出領域でのウェハの出し入れが行わ
れる。
ブし・ンシャブレート16にば、ブレンシャブレートシ
ールド 様の場合)で折曲し貫通孔17aを設けたドーナッツ状
の遮蔽板(キャビティプレートと呼ばれる。)17がビ
ス止めされている。遮蔽板17、クリップカバー14及
びプレッシャプレートシールド50は、スパッタ中に成
膜材料粒子(この例ではアルミニウム粒子)がプレッシ
ャプート16、トランスファプレー1−12及びクリン
プ支持台13に付着するのを防くために設けられたもの
である。
スパッタ領域1eにおいて、側壁5とは反対側の側壁7
には、ウェハWに対向する貫通孔7aに、ターゲット支
持ケース9か気密に固着し、これにアルミニウムのター
ゲット20が収容される。側壁5には、ウェハWに近接
してアルゴンガス導通ツタ領域1eに導入されるように
なっている。側壁7の貫通孔7aは、輔21を中心にし
て回動可能なシャック22(仮想線で示す)によって塞
げられるようにしてあって、スパッタを行わない時点、
即ちウェハの移動時にシャンク22が仮想線位置に位置
して(第14図では実線位置に位置する。)アルミニウ
ム粒子の飛翔を防くようにしている。第三のスパッタ領
域1eの内のウェハWば、第11図の予熱領域1bにて
予熱されてから円筒軸3の72度の回転によって第一、
第二のスパッタ領域1C、1dにてスパッタされ、搬送
されて来たものである。第一、第二のスパッタ領域1C
、1dも、第三のスパック領域1Cと同し構造である。
処理部1の側壁7には、第一のシリンダ57、第二のシ
リンダ54が取付けられている。固定軸2及び円筒軸3
は、図示省略した押圧機構によって矢印方向に付勢され
る。そして、第一のシリンダ57に嵌入されたプレンシ
ャプレー1〜ラム56が、プレッシャプレートシールド
50の貫通孔50Cを通っていて、プレンシャプレ=I
・ラム56の先端面が固定軸2の先端面に接当してプレ
・ノシャプレ−1へ16の固定がなされる。第二のシリ
ンダ54に嵌入したロードロンクラム53の先端にはロ
ードロツタプレート52が固定されていて、ロードロン
クラム53の矢印方向の付勢力により、トランスファプ
レー1〜12は、側壁5に取付けられた○リング支持部
51とロードロックプレート52とにOリングORを介
して挟まれるようにして気密に位置決めされる。なお、
ウェハ交換室1fは、プレッシャプレートラム56と略
同時に同方向へ運動するロードロツタプレート52及び
0リングORによってその都度形成される。
スパッタは次のようにして遂行される。先ず、排気管5
9に接続する排気ポンプ61を駆動して処理部1内を1
.0−7torrのオーダに減圧する図中、60は真空
遮断バルブである。次いで、スパッタ開始直前に配管1
9から導通孔18aを経由してアルゴンガスを処理部1
内に導入する。次に、アルゴンガスの導入を続けながら
ターゲット20を、陰極と、クーゲット20の貫通孔2
0a内に位置する陽極(電極はいずれも図示省略)との
間に直うL 接電圧を印加して電場を形成させ、ターゲット20の表
面近(にプラズマ放電を発生させる。そして、ここから
発生するアルゴンイオンによってターゲラI〜20の表
面をスパッタし、アルミニウム原子りとして叩き出して
これをウェハWの方向へ飛翔させる。なお、このとき、
プレッシャプレート16はトランスファプレート12を
押圧し、ウェハWとヒータ18は近接した状態になって
いる。飛翔したアルミニウム原子りをウェハWの表面に
アルミニウム粒子り,として付着させ、これを堆積させ
てアルミニウムの薄膜をウェハに被着させる。このとき
の処理部1内のアルゴン雰囲気は10−2〜1O−3t
orr程度の圧力である。
第三のスパッタ領域1eでの処理が終了すると、第14
図に示すように、第一のシリンダ駆動部58を駆動させ
てプレンシャプレートラム56を矢印のように後退させ
る。これと略同時に第二のシリンダ駆動部55を駆動さ
せてロードロックラム53を矢印のように後退させる。
すると、トランスファプレート12及びプレノソヤプレ
ー1−16が前記の押圧機構によって夫々矢印方向に移
動し、トランスファプレート12ば、0リング支持部5
1及びロードロックプレート52から離れると共に、ヒ
ータ18から充分に隔離され、回転可能な位置に位置す
る。この状態で円筒軸3を72度だ&J矢印方向に回転
させると、処理済みのウェハWは側壁5の貫通孔5bに
対向位置する。次Qこ、第一、第二のシリンダ駆動部5
8.55を再び駆動して第13図の状態に戻す。次に、
シールドドア39を開いて貫通孔5bを開口させ、ロー
ドロックドア38によって処理済みのウェハWを仮想線
で示すように取出す。
未処理のウェハを処理部1に装入するには、上記と逆の
手順による。そして、装入された未処理のウェハは、第
18図の状態にて装入・排出領域1aから第15図の予
熱領域1bへと1般送される。
前記のスパッタ中に、アルミニウム原子りはウェハW及
び遮蔽板17にアルミニウム粒子D1、D2として夫々
付着する。
次に本例の特徴である光センサについて詳述する。
第1図に示すようQこ、処理部の装入・排出領域1aに
対して、回動軸42にブラケット43を介してロードド
ア38が取付げられている。装置筐体44にはパルスモ
ータ45が固定され、筐体44に支持板66を介して固
定された軸受67にはアー、A軸46が軸支され、アー
ム軸46はパルスモータ45の軸に固定されている。ア
ーム軸46にはアーム47が固定され、更にアーム47
の先端には光センサ48が固定されている。これらの固
定の要領については、後に第4図によって説明する。第
1図では、ロードドア38にはウェハが未だ支持されて
おらず、光センサ48はロードドア38を避けた位置に
位置している。
回動軸42が回転して装入・排出領域1aに位置してい
る処理済みのウェハを吸着ピンクアンプ38aによって
支持し、回動軸42が逆回転して元の位置に戻ると、第
2回に示すように、パルスモータ45が駆動してアーム
47が揺動し、光センサ48がウェハWの周縁部で、配
線パターンの無い部分に対向する。そして、光センサ4
8がウェハWのアルミニウム薄膜の光 反射率を検出す
る。
第1M、第2図の状態を、ロードドア38に対する正面
図として夫々第3図(a)、Cb)に示す。
第4図(a)は第2図の状態でアーム47を−L方から
垂直に見た要部平面図、同図(b)は同図(a)のIV
t+−TVb線断面図である。
パルスモータ45の軸45aは、アーム軸46に中心軸
線方向に穿設された盲孔46aに嵌入し、テーパピン6
8.68によって両軸が互いに固定される。アーム軸4
6の先端側部分直径を含む平面から半分が切除されてい
て、この切除部によって形成された平面46bに板状の
アーム47の後端側がポルI・69.69によって固定
されている。
アーム軸47の先端側部分は第4図(a)において右上
方に向けられていて、この先端側部分の裏側に光センサ
48がボルト69.69.69によって固定されている
。そして、光センサ48からの光りがウェハWのアルミ
ニウム薄膜面を照則し、その反射光が光センサ48に入
射するようにしである。
第5図は光センサ48の電気的、光学的構造を示すフロ
ック図である。
駆動回路48aによって発光ダイオード48bが発光し
、その光しは投光レンズ48cによってウェハWのアル
ミニウム薄膜面をスボソ1−照射し、その反射光が受光
レンズ48dによって光位置検出素子48ekとスポッ
トとして結像する。そして、受光強さに対応する電圧が
信号増幅回路48fからケーブル49を通って出力する
第2図には、パルスモータの駆動及び光センサからの出
力信号の処理の概要を示すブロック図が併記しである。
ロードドア38が、ウェハを支持して全開し、所定位置
に位置すると、駆動回路部50内のマイクロスイッチ5
6が作動してこれを検知し、信号処理部54内のパーツ
ナ月/:1ンピJ、−夕55に検知信号を送る。パーソ
ナルコンピュータ55は駈り1回路部50内のパルス千
−タ駆動回路52を作動させ、パルスモータ45が駆動
して光センサ48を第2図の位置に位置させる。光セン
サ48からの出力信号は、信号増幅器51に人力し、増
幅されてパーソナルコンピュータ55に入力する。この
入力信号はディジタル表示器61に表示される。
信号処理部54内では、次のような信号処理がなされる
ウェハローダコントローラ57が吸着ピックアップによ
るウェハ支持の有無を確認し、この情報をパーソナルコ
ンピュータ55に入カスる。
ウェハプロセスコントローラ58が、ウェハ加熱用ヒー
タを制御するヒータコントローラ59を作動させ、パー
ソナルコンピュータ55にスパッタ中のウェハ温度を入
力する。スパック時のウェハ温度が高い程、形成される
アルミニウム薄膜の光反射率が小さくなる傾向かあるか
らである。
ストップ・アラームコントローラ60からスパッタ処理
動作の有無を確認し、この情報をパーソナルコンピュー
タ55に人力する。
パーソナルコンピュータ55にミルキー発生(低反射率
)やスパッタ装置内の異常を示す信号が入力すると、異
常表示灯62を点滅させると共にアラーム63から警報
を発せしめ、併せてスパッタ装置停止の信号を出力する
。ミルキーが検出されたウェハは、第2図のカセッ1−
40に収容されるが、装置の運転はその直後停止される
次に、ミルキーの程度を表す特性値として、光反射率を
使用できる理由を説明する。
第6図に示すように、ウェハWのアルミニウム薄膜W2
に入射した入射光が、完全な鏡面と仮定したときの表面
の法線に対しての入射角θと対称の角度θへ反射すると
き、入射光の強さIoに対する反射光の強さIの比1 
/ l oは、反射率と呼ばれている。また、θ以外の
反射角で反射する光の強さビの総和と入射光の強さIo
との比T ’ total / I oば、拡散反射率
と呼ばれる。
ウェハWのアルミニウム薄膜Waの反射率は、スパッタ
時のウェハの温度、スパック雰囲気中の不純物ガスの種
類と分圧、装膜速度、膜厚、アルゴンガス圧等の影響を
受け、一般に、アルミニウム薄膜表面の凹凸によって反
射率が低下してその分だけ拡散反射率が上昇し、外観上
乳白色 (ミルキー)になる。
ミルキー発生の要因の一つであるスパッタ時の不純物ガ
スは、通常用いられる真空装置にあって、大部分が窒素
であり、リークによって外気が処理室内に侵入するとい
うトラブルを起こした場合は窒素及び酸素が主成分であ
る。スパック時のウェハ温度が200°C近辺では02
−=N2−>H□0の順で反射率に影響を及ぼすが、窒
素及び酸素は上記温度によってその影響が微妙に変化す
る。
不純物ガス以外の要因については次の通りである。
スパッタ時のウェハ温度が高くなると、アルミニウムの
結晶粒のザイズが大きくなり、反射率が低下する。
スパッタ雰囲気の圧力が高い(アルゴンの量が多い)程
、反射率が若干高くなる傾向がある。
スパック時のウェハ温度が200°C以上では、製膜速
度が低い場合に反射率の低下が顕著になる。
膜厚が厚い程表面の平滑性が低下して反射率が低下する
前述したように、処理部に外気がリークして侵入した場
合、窒素、酸素によってアルミニウム薄膜中に窒化アル
ミニウム、酸化アルミニウムが生成され、表面の凹凸が
激しくなってミルキーとなると共に電気抵抗が増大し、
ウェハは使いものにならなくなってしまう。このような
状態では、当然に反射率が大きく低下するので、ミルキ
ーの程度を反射率を特性値として判断することができる
第7Mは、某社製の光センサ タイプA、Bを使用し、
サンプルウェハ5個についてアルミニウム薄膜の光反射
率を測定した結果を示す。サンプルウェハは、下記第1
表に示す条件でスパッタ処f里を行った。
第  1  表 サンプルM、N、O,P、Qの順にミルキーのない状態
からミルキーの甚しい状態へと次第に変化していて、サ
ンプルP及びQは不良品となるべきものである。
第7図から、光センサ クイプA、B共に、ミルキーに
よって不良品となるようなウニAでは、センサ出力電圧
が急激Qこ低下していることが解る。
このような光センサがミルキー判定に使用可能である。
本例でセン→ノ゛として使用可能な条件は、スバ・ツタ
装置に組付は可能であること、非接触で検出可能である
こと、外部からの光に影響されないこと及び検出面積が
極小であることが挙げられる。
」二記の条件を満足する光センサとしては、例えば下記
第2表に掲げるものがある。          l(
以下余白。) 第2表 前述の第1図〜第5図の光センサ48には、■(社のD
A−1820を使用した。
スバンタ装置には、前記のミルキー検出用光センサに加
えて、ウェハのアルミニウム薄膜の膜厚モニタ用の膜厚
センサか設置しである。
第8図、第9図は膜厚センサの配設状態を示す要部正面
図で、両図共、シールドア39が開閉している状態を示
しており、第8図はロートドア38が閉じている状態を
、第9回はロードドア38が開いている状態を示してい
る。
ロートドア38のウェハ支持面とは反対側の面に膜厚セ
ンサ71が取付りられている。I模厚セン→J゛71は
、僅かな間隙を隔ててG6極71a、71bが互いに対
向しており、−旦カセント40に収容された処理済みの
ウェハWは、第8図の状態にてリフタ33によって上昇
し、極1a、71 b I!41を通るようにしである
。極71a、71b間に磁力線を形成し、ウェハWと干
渉することによって発生ずる渦電流を利用して膜厚をモ
ニタする。
この例では、光センサ48は膜厚センサ71の(2G) 一方の極71aの直上に配設されていて、膜厚検出時に
薄膜の光反射率を検出するようにしである。
第15図は、他の例によるスパッタ装置に対するウェハ
の装入・排出及び光センサの配置を示す要部概略正面図
である。
ウェハWは次のようにして仮想線矢印のように移動する
カセット40ば、実線位置と仮想線位置との間で移FJ
J可能にしてあり、先ず、実線位置のカセット40から
ウェハが取出される。ウェハ取り出し・収容装置82の
往復動可能なトランスファアーム支持台82aにはl・
ランスファアーム83が固定されていて、ウェハWはト
ランスファアーム83に支持されて矢印■の方向に移動
する。次に、ウェハWはロードアーム84に移換えられ
、次いで1〜ランフアアーム83は矢印■の方向に後退
して元の位置に戻る。ロードアーム84は、互いに直交
する2軸を軸として■の方向及び■の方向に回動可能に
してる。ウェハWは、ロードアーム84の■の方向の回
転によって処理部81の装入・排出領域81aに装入さ
れ、前記と同様にクリップで支持され次いでロードアー
ム84は■方向の逆回転によって元の位置に戻る。次に
、ウェハWば、予熱領域81bで予熱され、スパッタ領
域81C181d、81eでスパッタ処理が施され、装
入・、排出領域81aに戻る。ロードアーム84は、■
方向の回転とこれに続く■方向の回転とによって装入・
排出領域81aに入り、処理済みのウェハWを支持して
から■の方向の逆回転とこれに続く■方向の逆回転とに
よって元の位置に戻る。次に、トランスファアーム83
が■の方向に前進してウェハWばロードアーム84から
トランスファアーム83に移換えられる。次に、1−ラ
ンスファアーム83が■方向に後退し、ウェハWはカセ
ット40の、先にウェハが取出された空間に収容される
カセット40ば、未処理のウェハの取出しと処理済みの
ウェハの収容との度毎に、その直後にウェハ1枚分ずつ
■の方向に移動して次のウェハの取出し及び収容に備え
る。
この例にあっては、光センサ48はR,S、Tのいずれ
かの位置に配設することができる。R位置、即ち未処理
のウェハの搬送経路側のロードアーム位置に光センサを
設ける場合は、ロードアーム84が■方向に回動すると
きに光センサ48を■方向に往復動させて、回動するロ
ードアーム84から光センサ48を退避させるようにす
る。S位置、即ち処理済みのウェハの)般送経路側のロ
ードアーム位置に光センサを設ける場合は、ロードアー
ム84が■方向に回動するときに、光センサ48を支持
する伸縮可能なセンサ支持ビーム85を駆動させて光セ
ンサ48を■方向に往復動させ、回動するロードアーム
84から光センサ48を退避させるようにする。T位置
、即ちカセット前方に光センサを設り、lる場合は、こ
の光センサ48は固定であって良い。
第8図〜第11図の処理部1の予熱領域1b及び第14
図の処理部81の予熱領域81bは、スパックエッチを
行うエツチング領域とすることができる。このようにす
ると、アルミニウム薄膜形成前に必要なエンチングを、
スパッタ処理と同しく29) 装置で行うことができる。
ウェハ表面に形成させる薄膜は、アルミニウムの薄膜の
ほか、アルミニウムー珪素系、アルミニウムー銅系であ
る。
また、ウェハのほか、例えば、基板に画像及び音声、又
は音声を多数のピッI・で記認し、その」二にアルミニ
ウムの薄膜を被着させ、更にその上に透明樹脂で保護コ
ー1− してなるレーザディスク、又はコンパクトディ
スクの製造にも本発明が適用可能である。レーザディス
クやコンバク1〜デイスクでは、基板にアルミニウムの
薄膜を被着させるのに無電解めっきによっているが、薄
膜を緻密にでき、薄膜中にピンホールやブローボール等
の欠陥を生ずることのないスバンクによるのが有利であ
る。この場合にも、本発明を適用することによって表面
状態の良好なアルミニウム薄膜が形成されたディスクの
みを次工程に送ることができる。
以上のほか、例えばスパッタ装置全体の構造は、他の適
宜の構造として良い。また、ウェハ等の被処理半導体を
回転等よって移動させて次々とスバツタ処理するトラン
スファタイプのほか、半導体を移動させないハツチタイ
プの処理にも本発明か適用可能である。更に、本発明は
、スパックのほかの他の処理、例えば蒸着等にも同様に
適用可能である。
へ9発明の効果 本発明は、被膜形成部及び/又は被膜形成後の+S送部
に被■りの反射率を検出するセンサを設け、このセン魯
すの検出結果に基いて被膜の表面状態を検査するように
しているので、被検査物は被膜形成直後及び/又はその
後の搬送中に検査されることになる。また、全数検査が
容易であり、突発的に起こる被膜表面状態の悪化に対し
ても対応することができる。従って、被膜表面状態の良
好でない被検査物が次工程に送られることが確実に防止
される上に、検査の自動化も容易である。その結果、検
査を通って次工程に送られる被検査物は常に高品質であ
ることが保証され、不合格品に後の処理を施すことも確
実に防止されて生産性が向−hする。
【図面の簡単な説明】
図面ばいずれも本発明の実施例を示すものであって、 第1図はウェハ取出し直前のロートドア及びその周辺の
要部斜視図、 第2図はウェハ薄膜の反射率検出状態での1コードドア
及びその周辺の要部斜視図(信号処理の概要を示すブロ
ック図を併記)、 第3図はロードドアの正面図で、同1m(a)Ll第1
図に対応する正面図、同図(b)は第2図に対応する正
面図、 第4図は第2図の状態での光センサ支持部を示し、同図
(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のIV−IV
線断面図、 第5図は光センサ内部の光学的、電気的構造を示す概略
図、 第7図はアルミニウム薄膜のミルキー状態と光センサの
出力との関係を示すグラフ、第8図はロードドアが閉状
態でウェハ薄膜の膜厚を検出している状態の一例を示す
処理部の正面図、 第9図はロードドアが開状態でウェハ取出し直前の状態
での第8図と同様の処理部の正面図、第10図はスパッ
ク装置全体の一部破砕斜視図、第1111は処理部の斜
視図(略正面図)、第12図はウェハ装入・排出機構の
要部斜視図、第13図はスパック装置処理部のスパッタ
中の概略断面図、 第14図は同ウェハ移動時の概略断面図、第15図は他
の例による処理部へのウェハ装入・排出機構及び光セン
サ配置を示す要部正面図である。 なお、図面に示された符号において、 1.81・・・・・・・・・処理部 1a、81a・・・・・・・・・装入・排出領域1b、
81b・・・・・・・・・予熱領域1C11d、1e、
81c、81d、81e・・・・・・・・・スパック領
域 15・・・・・・・・・ウェハ支持用クリップ20・・
・・・・・・・クーゲット 33・・・・・・・・・ウェハリフタ 38・・・・・・・・・ロードドア 39・・・・・・・シールドア 40・・・・・・・・・カセット 45・・・・・・・・・パルスモータ 46・・・・・・・・・アーム支持軸 47・・・・・・・・センサ支持アーム48・・・・・
・・・・光センサ 49・・・・・・・・・ケーブル 50・・・・・・・・・駆動回路部 54・・・・・・・・信号処理部 71・・・・・・・・・膜厚センサ 83・・・・・・・・・トランスファアーム84・・・
・・・・・ロードアーム W・・・・・・・・・ウェハ である。 代理人   弁理士  逢坂 宏 LT3  ≧ eつ ○    り    0    0   00トL1′
)N p、\訃−+3々炒貝(莢妄壕) =イ 12図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基体上に被膜を形成する工程と、 被膜形成が終了した前記基体を搬送する工程と を有し、 被膜形成終了直後及び/又は前記の搬送過程で、形成さ
    れた被膜の反射率を検出し、この検出結果に基いて前記
    被膜の表面状態を検査する被膜検査方法。 2、基体上に被膜を形成する被膜形成部と、この被膜形
    成部から、前記被膜が形成された基体を次工程に搬送す
    る搬送部と を有し、 前記被膜の反射率を検出するセンサを、前記被膜形成部
    及び/又は前記搬送部に具備し、前記の検出結果に基い
    て前記被膜の表面状態を検査するように構成された被膜
    検査装置。 3、基体上に被膜を形成する被膜形成部と、この被膜形
    成部から、前記被膜が形成された基体を次工程に搬送す
    る搬送部と を有し、 前記被膜の反射率を検出するセンサを、前記被膜形成部
    及び/又は前記搬送部に具備する被膜形成装置。 4、被膜が形成された基体を被膜形成部から次工程へ搬
    送する搬送装置であって、前記被膜の反射率を検出する
    センサを具備する搬送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002174502A (ja) * 2000-12-07 2002-06-21 Ulvac Japan Ltd 軸出し装置、膜厚測定装置、成膜装置、軸出し方法及び膜厚測定方法
US6672819B1 (en) 1995-07-19 2004-01-06 Hitachi, Ltd. Vacuum processing apparatus and semiconductor manufacturing line using the same

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