JP2019161241A - プリアライメント装置及びプリアライメント方法 - Google Patents

プリアライメント装置及びプリアライメント方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019161241A
JP2019161241A JP2019117998A JP2019117998A JP2019161241A JP 2019161241 A JP2019161241 A JP 2019161241A JP 2019117998 A JP2019117998 A JP 2019117998A JP 2019117998 A JP2019117998 A JP 2019117998A JP 2019161241 A JP2019161241 A JP 2019161241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
chuck
centering
alignment
chuck means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019117998A
Other languages
English (en)
Inventor
泰野 尾崎
Yasuya Ozaki
泰野 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Seimitsu Co Ltd filed Critical Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority to JP2019117998A priority Critical patent/JP2019161241A/ja
Publication of JP2019161241A publication Critical patent/JP2019161241A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ウェーハに備えられた電子デバイスを破壊することなく、ウェーハを搬送し、かつプリアライメントすることができるプリアライメント装置及びプリアライメント方法を提供する。【解決手段】チャック手段52と、チャック手段52に対して昇降自在に設けられ、ウェーハWの下面を受け取り支持してウェーハWをチャック手段52まで移動させるリフト手段58と、リフト手段58で支持されたウェーハWをセンタリングするセンタリング手段60と、センタリングが行われ、リフト手段58で支持されたウェーハWをチャック手段52まで移動させて、チャック手段52にウェーハWの下面を載置した後、ウェーハWの下面の外周縁部を吸着保持する吸着手段64と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明はウェーハをプリアライメントするためのプリアライメント装置及びプリアライメント方法に関する。
半導体製造工程では、薄い円盤状のウェーハに各種の処理を施して、電子デバイスを有する複数のチップを製造する。各チップは、特許文献1等に開示されたプローバによって電気的特性が検査され、その後、ダイシング装置によってチップ毎に切り離される。
プローバは、格納箱に格納された未検査のウェーハを搬送アームの吸着部によって真空吸着保持し、搬送アームによって格納箱からウェーハを取り出し、特許文献2等に開示されたプリアライメント装置に搬送する。プリアライメント装置は、ウェーハの下面を真空吸着保持する吸着部を備えたテーブルを有し、テーブルによって吸着保持されたウェーハに対し、ウェーハに備えられたオリフラ(又はノッチ)の位置を割り出す。そして、そのオリフラが所定の方向に位置するようにウェーハをテーブルによって回転させ、ウェーハの角度方向を検査部での角度方向に合わせる。
プリアライメント装置によってプリアライメントされたウェーハは、搬送アームの吸着部によって吸着保持されて検査部に搬送される。
検査部は、テーブル、プローブ、及びテスタ等を備えて構成される。プローバによる検査方法は、テーブルにウェーハを吸着保持し、その後、各チップの電極パッドにプローブを接触させ、チップの電極から出力される信号をテスタによって測定することにより、正常に動作するか否かを電気的に検査する。
検査終了したウェーハは、搬送アームの吸着部によって吸着保持されて、格納箱に戻されて格納される。
特許第3144925号公報 特許第3178514号公報
前述の如くプローバにおいては、ウェーハを搬送する搬送アーム、及びプリアライメント部のテーブルは、吸着部にてウェーハを真空吸着によって保持している。ウェーハを格納部からの取り出し時は、搬送アームの吸着部に対するウェーハの正確な位置は不明であるため、ウェーハが数ミリ程度位置ずれしても吸着できるように、ウェーハの外周縁部から数ミリ程度内側に位置する部分を吸着している。
しかしながら、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ウェーハでは、その電子デバイスが真空吸着の圧力によって破壊されるおそれがある。そのため、MEMSウェーハは、電子デバイスの製造範囲を吸着することができず、その製造範囲外である、外周縁部から数ミリ程度内側に位置する部分の範囲しか吸着することができない。
従来のプローバでは、MEMSウェーハに対応したものはないため、MEMSウェーハの電子デバイスを搬送工程、及びプリアライメント工程において破壊することなく処理可能なプローバが望まれていた。
なお、MEMSウェーハの電子デバイスとは、機械要素部品、センサ、アクチュエータ、電子回路等を1枚の半導体ウェーハに集積化した電子デバイスである。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ウェーハに備えられた電子デバイスを破壊することなく、ウェーハを搬送し、かつプリアライメントすることができるプローバを提供することを目的とする。
本発明のプローバの一態様は、本発明の目的を達成するために、円盤状のウェーハが格納された格納部からウェーハをプリアライメント部に搬送し、プリアライメント部によってプリアライメントされたウェーハを検査部に搬送し、検査部によってウェーハを検査するプローバにおいて、ウェーハの下面を支持してウェーハを格納部からプリアライメント部に搬送する搬送手段と、プリアライメント部に設置され、ウェーハの下面が載置されるチャック手段と、プリアライメント部に設置され、チャック手段の中心軸にウェーハの中心軸をセンタリングさせるセンタリング手段と、チャック手段に備えられ、ウェーハの下面の外周縁部を吸着保持する第1吸着手段と、を備える。
本発明の一態様によれば、搬送手段はウェーハの下面を支持した状態で、格納部からプリアライメント部にウェーハを搬送する。この際、ウェーハは、搬送手段に吸着保持されていないので、格納部からプリアライメント部までのウェーハ搬送工程において、ウェーハは、その電子デバイスが破壊されることなく搬送される。
また、プリアライメント工程においてウェーハは、まず、センタリング手段によってセンタリングされた後、ウェーハの下面がチャック手段に載置され、チャック手段の第1吸着手段によって、ウェーハの下面の外周縁部が吸着保持される。この際、ウェーハは既にセンタリングされているので、第1吸着手段は、電子デバイスの製造範囲外である外周縁部、つまり、外周縁部から数ミリ程度内側に位置する部分の範囲を吸着保持する。よって、プリアライメント工程において、ウェーハは、その電子デバイスが破壊されることなく、プリアライメントされる。
したがって、本発明の一態様によれば、ウェーハに備えられた電子デバイスを破壊することなく、ウェーハを搬送し、かつプリアライメントすることができる。
本発明の一態様は、プリアライメント部は、ウェーハの下面の外周縁部に当接され、搬送手段によってプリアライメント部に搬送されてきたウェーハを、チャック手段の上方位置で受け取り、下降されることによってウェーハをチャック手段に載置するリフト手段を備え、センタリング手段は、リフト手段によってチャック手段に載置されたウェーハをセンタリングする、又はリフト手段によってチャック手段の上方位置で受け取られたウェーハをセンタリングすることが好ましい。
本発明の一態様によれば、搬送手段によってチャック手段の上方位置に搬送されてきたウェーハは、その下面の外周縁部がリフト手段によって当接される。これにより、ウェーハがチャック手段の上方位置でリフト手段に受け取られる。この後、ウェーハは、センタリング手段によってセンタリングされた後、リフト手段の下降動作によってチャック手段に載置される。この後、ウェーハは、電子デバイスの製造範囲外である外周縁部が、第1吸着手段によって吸着保持される。
センタリング手段によるウェーハのセンタリング方法は、リフト手段によってチャック手段に載置されたウェーハをセンタリングしてもよく、又はリフト手段によってチャック手段の上方位置で受け取られたウェーハをセンタリングしてもよい。
本発明の一態様は、プリアライメント部は、チャック手段を回転させることにより、第1吸着手段によって吸着保持されたウェーハを回転させてウェーハをプリアライメントすることが好ましい。
本発明の一態様によれば、ウェーハは、その下面の外周縁部が第1吸着手段によって吸着保持された状態で回転されてプリアライメントされる。よって、プリアライメント実行中のウェーハは、チャック手段に対して位置ずれしないので、プリアライメントの精度に影響は与えない。
本発明の一態様は、搬送手段は、ウェーハの下面の外周縁部を吸着保持する第2吸着手段を備え、プリアライメントされたウェーハを第2吸着手段によって吸着保持し、検査部に搬送することが好ましい。
本発明の一態様によれば、プリアライメントされたウェーハは、その下面の外周縁部が搬送手段の第2吸着手段によって吸着保持されて、検査部に搬送される。よって、プリアライメント部から検査部までのウェーハ搬送工程において、ウェーハは、その電子デバイスが破壊されることなく搬送される。
本発明の一態様は、検査部は、プリアライメントされたウェーハであって、ウェーハの外周縁部を除く部分に備えられた電子デバイスの電気的性能を検査することが好ましい。
本発明の一態様によれば、検査部においてウェーハは、電子デバイスの電気的性能が検査される。
本発明のプローバによれば、ウェーハに備えられた電子デバイスを破壊することなく、ウェーハを搬送し、かつプリアライメントすることができる。
実施形態のプローバの構成を示した全体斜視図 図1のプローバのプローバ本体の内部に配置された検査部の側面図 プリアライメント部の構成を示した要部拡大斜視図 ウェーハがサブチャックの上方位置で4本のピンに受け取られた説明図 プリアライメント部における第1のセンタリング方法を示した説明図 プリアライメント部における第2のセンタリング方法を示した説明図 プリアライメント部における第2のセンタリング方法を示した説明図 ウェーハのプリアライメントの動作を示した説明図 プリアライメント後のウェーハがリフト装置によって上昇された説明図
以下、添付図面に従って本発明に係るプローバの好ましい実施形態について詳説する。
図1は、実施形態のプローバ10の構成を示した全体斜視図である。
〔プローバ10の構成〕
プローバ10は、プローバ本体12と、プローバ本体12に隣接されたローダ部14とから構成される。なお、図1では、ローダ部14の内部の概略構造を示すため、ローダ部14を透視して示している。
図2は、プローバ本体12(図1参照)の内部に配置された検査部16の側面図である。なお、後述するテーブル20は縦断面として示している。
〈検査部16の構成〉
検査部16は、円盤状のウェーハWが載置される保持面18を有するテーブル20と、テーブル20の保持面18に載置されたウェーハWの電子デバイス(不図示)に接触されて電子デバイスの電気的特性を検査するプローブ22と、を備える。なお、実施形態ではウェーハWとして、MEMSウェーハを例示するが、これに限定されるものではない。
テーブル20の保持面18には、テーブル20の中心軸を中心とした環状の吸着溝19が設けられる。吸着溝19は、真空経路21を介して真空源23に接続される。真空源23によって真空経路21の空気を吸引することにより、テーブル20の保持面18に載置されたウェーハWが吸着溝19によって真空吸着されてテーブル20の保持面18に吸着保持される。また、真空経路21には、真空経路21を大気開放する電磁バルブ24が設けられ、電磁バルブ24の開閉動作は制御部25によって制御されている。
テーブル20には、鉛直方向に貫通した複数の貫通孔26が備えられており、これらの貫通孔26には、例えば3本の直棒状のピン28A、28B、28Cがそれぞれ挿入されている。ピン28A、28B、28Cは、テーブル20の中心軸を中心とした同心円上に沿って等間隔に配置されている。
ピン28A、28B、28Cの下端は、テーブル20の下方において、水平方向に配置されたプレート30の水平面に連結されている。プレート30は、その右端部がボールねじ装置32のねじ軸34に螺合されたナット36に連結されている。
ねじ軸34は、鉛直方向に配置され、また、ナット36には、ナット36の鉛直方向の移動をガイドする直動ガイド38が連結されている。更に、プレート30の左端部には、プレート30の鉛直方向の移動をガイドする直動ガイド40が備えられている。
したがって、ボールねじ装置32のモータ42を駆動してねじ軸34を正転、又は逆転させることにより、ナット36をねじ軸34に沿って鉛直方向に移動させることができる。よって、ナット36を上昇移動させると、プレート30を介して3本のピン28A、28B、28Cが一斉に上昇移動され、ピン28A、28B、28Cの上端部が、二点鎖線で示すようにテーブル20の保持面18から上方に突出される。突出されたピン28A、28B、28Cの上端がウェーハWの受け取り位置に移動すると、モータ42の駆動が停止され、図1のローダ部14から搬送されてきた未検査のウェーハWが、ピン28A、28B、28Cの上端に載置される。
この後、ナット36を下降移動させ、3本のピン28A、28B、28Cの上端を、実線で示すようにテーブル20の保持面18から一斉に没入させる。これにより、ウェーハWがテーブル20の保持面18に載置される。
保持面18に載置されたウェーハWは、前述の如く保持面18に吸着保持され、その後、プローブ22及びテスタ(不図示)によって電子デバイスの電気的特性が検査される。この電気的特性の検査方法は公知であるので、ここでは省略する。
〔ローダ部14の構成及び動作〕
図1に示すローダ部14は、ロードポート44に載せられた容器(格納部)46、搬送アーム(搬送手段)48、プリアライメント部50等によって構成される。
容器46に格納された未検査のウェーハW(図1では、ウェーハWを分かり易く説明するために容器46の上方位置に図示している。)は、矢印A方向に直進動作された搬送アーム48によって、その下面が吸着無しで支持される。その後、ウェーハWは、搬送アーム48の矢印B方向の直進動作によって容器46から取り出され、プリアライメント部50に受け渡される。
プリアライメント部50は、サブチャック(チャック手段)52、プリアライメントセンサ54、在荷センサ56、リフト装置(リフト手段)58、及びセンタリング装置(センタリング手段)60を備える。
〈サブチャック52、プリアライメントセンサ54、在荷センサ56〉
図3は、プリアライメント部50の構成を示した要部拡大斜視図である。
平面視矩形状に構成されたサブチャック52の下面中央部には、サブチャック52を、回転中心軸52Aを中心に回転させる回転部62が連結される。また、サブチャック52の長手方向の両端部には、ウェーハWの下面の外周縁部を真空吸着保持するスリット状の吸着部(第1吸着手段)64が備えられる。吸着部64は円弧状に構成されており、その曲率半径はウェーハWの外周縁部の曲率半径と略同一に設定されている。ウェーハWは、その下面の外周縁部が吸着部64に吸着保持された後、回転部62によってサブチャック52とともに回転される。
在荷センサ56は、搬送アーム48によって吸着無しで支持されたウェーハWの有無を検出する。回転部62は、在荷センサ56によってウェーハWが検出され、かつウェーハWの下面の外周縁部が吸着部64に吸着保持された後、回転駆動される。すなわち、搬送アーム48は、吸着無しでウェーハWを支持して搬送するため、ウェーハWを検出する在荷センサ56が必要となる。
回転部62によるウェーハWの回転動作によって、プリアライメントセンサ54がウェーハWのオリエンテーションフラット(不図示)又はノッチ(不図示)の位置を検出する。これによって、ウェーハWが位置決めされる。すなわち、ウェーハWは、ウェーハWに形成されているオリエンテーションフラット又はノッチの位置に基づき目的の角度に回転されて所定の位置に位置決めされる。以上の動作によって、プリアライメント工程が終了する。
〈リフト装置58、センタリング装置60〉
プリアライメント工程に先立ち、リフト装置58及びセンタリング装置60によってウェーハWは、サブチャック52に対してセンタリングされる。すなわち、ウェーハWの中心軸WAが、サブチャック52の回転中心軸52Aにセンタリング(芯出しともいう。)される。
リフト装置58は、不図示の昇降機構によって一斉に昇降移動される4本のピン66を備える。4本のピン66は、4本のピン66を角部とする四角形の重心位置がサブチャック52の回転中心軸52Aに合致する位置に設置されている。また、搬送アーム48によってウェーハWが、サブチャック52の上方位置に搬送されると、4本のピン66が一斉に上昇移動され、上昇された4本のピン66の上端部にウェーハWの下面の外周縁部が当接される。これにより、搬送アーム48によって搬送されてきたウェーハWが、図4の如く、サブチャック52の上方位置で4本のピン66に受け取られる。
センタリング装置60は、不図示の進退機構によって、サブチャック52の回転中心軸52Aに対し、一斉に水平方向に進退移動される4本のプッシャ68を備える。また、4本のプッシャ68は、4本のプッシャ68を角部とする四角形の重心位置がサブチャック52の回転中心軸52Aに合致する位置に設置されている。
第1のセンタリング方法は、図4の如く、4本のピン66の上端部にウェーハWの下面の外周縁部を載置した状態で、図5の如く、4本のピン66を下降移動させ、ウェーハWをサブチャック52に載置する。その後、4本のプッシャ68をサブチャック52の回転中心軸52Aに向けて進出移動させ、ウェーハWの周部をプッシャ68によって押す。これにより、ウェーハWは、サブチャック52に載置された状態で摺動しながらセンタリングされる。
センタリングが終了すると、4本のプッシャ68を、サブチャック52の回転中心軸52Aに対して退避移動させて、センタリング開始位置に復帰させる。
第2のセンタリング方法は、図4の如く、4本のピン66の上端部にウェーハWの下面の外周縁部を載置した状態で、図6の如く、4本のプッシャ68をサブチャック52の回転中心軸52Aに向けて進出移動させ、ウェーハWの周部をプッシャ68によって押す。これにより、ウェーハWは、4本のピン66の上端部に載置された状態で摺動しながらセンタリングされる。
センタリングが終了すると、図7の如く、4本のプッシャ68を、サブチャック52の回転中心軸52Aに対して退避移動させて、センタリング開始位置に復帰させる。この復帰動作と同時又は復帰動作の終了後、4本のピン66を下降移動させて、センタリングしたウェーハWをサブチャック52に載置する。
第1又は第2のセンタリング方法によってウェーハWをサブチャック52にセンタリングした後、サブチャック52の吸着部64が、ウェーハWの下面の外周縁部を真空吸着保持し、前述したウェーハWのプリアライメントを、図8の如くプリアライメントセンサ54を用いて実行する。
プリアライメント工程が終了したウェーハWは、吸着部64の吸着動作が解除された後、図9の如く、リフト装置58の4本のピン66の上昇動作によって、受け取り位置まで上昇される。その後、ウェーハWは、搬送アーム48のスリット状の吸着部(第2吸着手段)70によって、その下面の外周縁部が吸着保持される。吸着部70は円弧状に構成されており、その曲率半径はウェーハWの外周縁部の曲率半径と等しく設定されている。
この後、ウェーハWは、図1の如く、搬送アーム48によってプローバ本体12に向けて水平方向に90度回動された後、搬送アーム48の矢印C方向の直進動作によってプローバ本体12に搬入され、図2の二点鎖線で示したピン28A〜28Cの上端に受け渡される。この後、搬送アーム48は、図1の矢印D方向に直進動作され、元の初期位置に復帰する。
また、図2のプローブ22による検査が終了すると、搬送アーム48は、検査終了したウェーハWを受け取るために、矢印C方向の直進動作によってプローバ本体12に再度移動される。この後、検査後のウェーハWは、搬送アーム48の吸着部70によってその下面の外周縁部が吸着保持され、搬送アーム48の動作によって容器46に戻されて格納される。
〔プローバ10の特徴〕
第1の特徴は、図3の如く、搬送アーム48によってウェーハWの下面を吸着無しで支持した状態で、容器46からプリアライメント部50にウェーハWを搬送することにある。
この際、ウェーハWは、搬送アーム48の吸着部70に吸着保持されていないので、容器46からプリアライメント部50までのウェーハ搬送工程において、ウェーハWの電子デバイスを吸着圧力で破壊することなくウェーハWを搬送することができる。
第2の特徴は、図4〜図7の如く、プリアライメント工程においてウェーハWを、センタリング装置60の4本のプッシャ68によってセンタリングした後、サブチャック52の吸着部64によって、ウェーハWの下面の外周縁部を吸着保持することにある。
この際、ウェーハWは既にセンタリングされているので、吸着部64は、電子デバイスの製造範囲外である外周縁部、つまり、外周縁部から数ミリ程度内側に位置する部分の範囲を吸着保持する。よって、プリアライメント工程において、ウェーハは、その電子デバイスが破壊されることなく、プリアライメントされる。
したがって、実施形態のプローバ10によれば、ウェーハWに備えられた電子デバイスを破壊することなく、ウェーハWを搬送し、かつプリアライメントすることができる。
第3の特徴は、図6、図7に示した第2のセンタリング方法の如く、搬送アーム48によってサブチャック52の上方位置に搬送されてきたウェーハWの下面の外周縁部を、上昇された4本のピン66によって受け取り、この状態で、4本のプッシャ68によってウェーハWをセンタリングすることにある。
一方で、図5に示した第1のセンタリング方法の如く、ウェーハWをサブチャック52に載置した状態で、ウェーハWを4本のプッシャ68によってセンタリングしてもよいが、センタリング時にウェーハWの下面の電子デバイスの製造範囲がサブチャック52に擦られるため、電子デバイスに影響を与えるおそれがある。
これに対して第2のセンタリング方法によれば、ウェーハWは、電子デバイスの製造範囲外である外周縁部が4本のピン66によって支えられた状態でセンタリングされるので、電子デバイスに影響を与えないという利点がある。
第4の特徴は、図8の如く、ウェーハWの下面の外周縁部を、サブチャック52の吸着部64によって吸着保持した状態で回転させてプリアライメントすることにある。これにより、プリアライメント実行中のウェーハWは、サブチャック52に対して位置ずれしないので、プリアライメントの精度に影響は与えない。
第5の特徴は、図9の如く、プリアライメントしたウェーハの下面の外周縁部を、搬送アーム48の吸着部70によって吸着保持して検査部16に搬送することにある。これにより、プリアライメント部50から検査部16までのウェーハ搬送工程において、ウェーハWは、その電子デバイスが破壊されることなく搬送される。
検査部16は、プリアライメントされたウェーハWであって、ウェーハWの外周縁部を除く部分に備えられた電子デバイスの電気的性能を検査する。
以上、実施形態に係るプローバ10について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
W…ウェーハ、10…プローバ、12…プローバ本体、14…ローダ部、16…検査部、18…保持面、19…吸着溝、20…テーブル、21…真空経路、22…プローブ、23…真空源、24…電磁バルブ、25…制御部、26…貫通孔、28A、28B、28C…ピン、30…プレート、32…ボールねじ装置、34…ねじ軸、36…ナット、38…直動ガイド、40…直動ガイド、42…モータ、44…ロードポート、46…容器、48…搬送アーム、50…プリアライメント部、52…サブチャック、54…プリアライメントセンサ、56…在荷センサ、58…リフト装置、60…センタリング装置、62…回転部、64…吸着部、66…ピン、68…プッシャ、70…吸着部

Claims (10)

  1. ウェーハをプリアライメントするためのプリアライメント装置であって、
    前記ウェーハの下面が載置されるチャック手段と、
    前記チャック手段に対して昇降自在に設けられたリフト手段であって、前記ウェーハの下面を受け取り支持し、且つ前記支持した前記ウェーハを前記チャック手段まで移動させるリフト手段と、
    前記リフト手段で支持された前記ウェーハを前記チャック手段に対してセンタリングするセンタリング手段と、
    前記センタリングが行われ、前記リフト手段で支持された前記ウェーハを前記チャック手段まで移動させて、前記チャック手段に前記ウェーハの下面を載置した後、前記ウェーハの下面の外周縁部を吸着保持する吸着手段と、
    を備える、プリアライメント装置。
  2. ウェーハをプリアライメントするためのプリアライメント装置であって、
    前記ウェーハの下面が載置されるチャック手段と、
    前記チャック手段に対して昇降自在に設けられたリフト手段であって、前記ウェーハの下面を受け取り支持し、且つ前記支持した前記ウェーハを前記チャック手段まで移動させるリフト手段と、
    前記リフト手段で支持された前記ウェーハを前記チャック手段まで移動させて前記チャック手段に載置した後、前記ウェーハを前記チャック手段に対してセンタリングするセンタリング手段と、
    前記センタリングが行われた後、前記チャック手段に載置された前記ウェーハの下面の外周縁部を吸着保持する吸着手段と、
    を備える、プリアライメント装置。
  3. 前記ウェーハの下面を支持して前記ウェーハを吸着しないで搬送する搬送手段を備える、
    請求項1又は2に記載のプリアライメント装置。
  4. 前記リフト手段は、前記ウェーハの下面の外周縁部に当接可能な複数のピンを有する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のプリアライメント装置。
  5. 前記ウェーハは、MEMSウェーハである、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のプリアライメント装置。
  6. ウェーハをプリアライメントするためのプリアライメント方法であって、
    前記ウェーハの下面を、チャック手段に対して昇降自在に設けられたリフト手段で受け取り支持する支持ステップと、
    前記リフト手段で支持された前記ウェーハを前記チャック手段に対してセンタリングするセンタリングステップと、
    前記センタリングが行われた後、前記リフト手段で支持された前記ウェーハを前記チャック手段まで移動させて、前記ウェーハの下面を前記チャック手段に載置する載置ステップと、
    前記チャック手段に載置された前記ウェーハの下面の外周縁部を吸着保持する吸着ステップと、
    を備えるプリアライメント方法。
  7. ウェーハをプリアライメントするためのプリアライメント方法であって、
    前記ウェーハの下面を、チャック手段に対して昇降自在に設けられたリフト手段で受け取り支持する支持ステップと、
    前記リフト手段で支持された前記ウェーハを前記チャック手段まで移動させて、前記ウェーハの下面を前記チャック手段に載置する載置ステップと、
    前記チャック手段に前記ウェーハの下面が載置された後、前記ウェーハを前記チャック手段に対してセンタリングするセンタリングステップと、
    前記センタリングが行われた後、前記チャック手段に載置された前記ウェーハの下面の外周縁部を吸着保持する吸着ステップと、
    を備えるプリアライメント方法。
  8. 前記ウェーハの下面を支持して前記ウェーハを吸着しないで搬送する搬送ステップを備える、
    請求項6又は7に記載のプリアライメント方法。
  9. 前記リフト手段は、前記ウェーハの下面の外周縁部に当接可能な複数のピンを有する、
    請求項6から8のいずれか1項に記載のプリアライメント方法。
  10. 前記ウェーハは、MEMSウェーハである、
    請求項6から9のいずれか1項に記載のプリアライメント方法。
JP2019117998A 2019-06-26 2019-06-26 プリアライメント装置及びプリアライメント方法 Pending JP2019161241A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019117998A JP2019161241A (ja) 2019-06-26 2019-06-26 プリアライメント装置及びプリアライメント方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019117998A JP2019161241A (ja) 2019-06-26 2019-06-26 プリアライメント装置及びプリアライメント方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015071527A Division JP6551655B2 (ja) 2015-03-31 2015-03-31 プローバ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019161241A true JP2019161241A (ja) 2019-09-19

Family

ID=67996374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019117998A Pending JP2019161241A (ja) 2019-06-26 2019-06-26 プリアライメント装置及びプリアライメント方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019161241A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005044882A (ja) * 2003-07-24 2005-02-17 Nikon Corp 搬送装置及び露光装置
JP2006344675A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Dainippon Printing Co Ltd 基板の位置決め方法及び装置
JP3145424U (ja) * 2008-07-24 2008-10-09 日本エー・エス・エム株式会社 基板処理装置
JP2010161193A (ja) * 2009-01-08 2010-07-22 Nitto Denko Corp 半導体ウエハのアライメント装置
JP2010219190A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Dainippon Printing Co Ltd 薄膜形成装置及び薄膜形成方法
JP2012156416A (ja) * 2011-01-28 2012-08-16 Lintec Corp 支持装置及び支持方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005044882A (ja) * 2003-07-24 2005-02-17 Nikon Corp 搬送装置及び露光装置
JP2006344675A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Dainippon Printing Co Ltd 基板の位置決め方法及び装置
JP3145424U (ja) * 2008-07-24 2008-10-09 日本エー・エス・エム株式会社 基板処理装置
JP2010161193A (ja) * 2009-01-08 2010-07-22 Nitto Denko Corp 半導体ウエハのアライメント装置
JP2010219190A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Dainippon Printing Co Ltd 薄膜形成装置及び薄膜形成方法
JP2012156416A (ja) * 2011-01-28 2012-08-16 Lintec Corp 支持装置及び支持方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5322822B2 (ja) 半導体検査用ウエハプローバ及び検査方法
KR100880462B1 (ko) 검사장치 및 검사방법
KR101838604B1 (ko) 프로버
JP4173309B2 (ja) センタリング装置及び枚葉式検査装置
CN110870057B (zh) 基板保持装置
KR101386331B1 (ko) 웨이퍼 반송 장치
KR100909494B1 (ko) 처리장치
CN110211889B (zh) 检查系统
US8674712B2 (en) Apparatus for driving placing table
JP2015060988A (ja) 基板搬送装置
JP2006190816A (ja) 検査装置および検査方法
JPH10209232A (ja) プローブ装置及びプローブ針の研磨方法
TWI442493B (zh) Processing device
JP6551655B2 (ja) プローバ
JP7267058B2 (ja) 検査装置
JP2018206948A (ja) 検査装置、検査システム、および位置合わせ方法
JP2019161241A (ja) プリアライメント装置及びプリアライメント方法
WO2023042649A1 (ja) 電子部品の処理装置
KR101766594B1 (ko) 어댑터 유닛 내장 로더실
KR101476061B1 (ko) 반도체 웨이퍼 ocr 소터
JP3282787B2 (ja) ウエハ搬送機構
JP2008153353A (ja) 基板搬送装置及び基板検査装置
JP6390465B2 (ja) プローバ及びウェーハ剥離方法
JP4187370B2 (ja) ウェーハとコンタクトボードとのアライメント装置
JP2019004168A (ja) プローバ及びウェーハ剥離方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200709

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201228