JP2002173676A - 高寿命電場発光蛍光体およびそれを用いた電場発光素子 - Google Patents

高寿命電場発光蛍光体およびそれを用いた電場発光素子

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JP2002173676A JP2000372879A JP2000372879A JP2002173676A JP 2002173676 A JP2002173676 A JP 2002173676A JP 2000372879 A JP2000372879 A JP 2000372879A JP 2000372879 A JP2000372879 A JP 2000372879A JP 2002173676 A JP2002173676 A JP 2002173676A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 硫化亜鉛を母体とする電場発光蛍光体におい
て、電場発光素子に用いた際の寿命特性を向上させる。
そのような高寿命電場発光蛍光体を用いることによっ
て、電場発光素子の長寿命化を実現する。 【解決手段】 硫化亜鉛を蛍光体母体とする蛍光体粉体
を具備する電場発光蛍光体において、蛍光体粉体は粒子
径3.9μm以上7.8μm未満の成分が0.7%以下の粒度分布
を有する。さらに、蛍光体粉体は50%D値で表される平
均粒子径が18μm以上30μm以下の範囲とされている。電
場発光素子は、このような高寿命電場発光蛍光体を含む
発光層を有している。発光層の一方の主面には透明電極
層が一体的に対向配置され、他方の主面には反射絶縁層
を介して背面電極層が一体的に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高寿命電場発光蛍光
体とそれを用いた電場発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】電場発光素子は、誘電体中に電場発光蛍
光体を分散させた発光層の両側に電極を配置し、その少
なくとも一方を透明電極とした構造を有しており、これ
ら電極間に交流電圧を印加することにより発光させる素
子である。このような電場発光素子の主な用途として
は、各種ディスプレイデバイスのバックライトが挙げら
れ、さらに電場発光素子自体でディスプレイデバイスを
構成することも行われている。
【0003】電場発光素子に用いられる電場発光蛍光体
としては、硫化亜鉛を母体とし、これに付活剤として銅
やマンガン、さらに共付活剤として塩素や臭素を含有さ
せたものが一般的である。硫化亜鉛に付活剤として銅を
含有させた蛍光体(ZnS:Cuなど)は、青色ないし
青緑色発光の電場発光蛍光体として用いられている。ま
た、硫化亜鉛に付活剤としてマンガンを含有させた蛍光
体(ZnS:Cu,Mnなど)は、橙色発光の電場発光
蛍光体として用いられている。
【0004】青色ないし青緑色発光の電場発光蛍光体
は、その発光色を直接利用して、例えば携帯電話の表示
部のバックライトとして用いられたり、また赤色染料を
添加して白色発光の発光装置(ELパネル)などとして
用いられており、携帯電話や携帯型情報端末などの普及
に伴って、その使用用途は拡大している。また、橙色発
光の電場発光蛍光体は車載用のディスプレイデバイスな
どに使用されている。
【0005】ところで、従来の硫化亜鉛系の電場発光蛍
光体を用いた発光素子は、寿命特性が他の発光素子に比
べて劣り、例えばディスプレイデバイスに求められる要
求特性を必ずしも満足しているとはいえない。このよう
なことから、硫化亜鉛系の電場発光蛍光体の寿命特性な
どを改善するための手法が種々提案されている。例え
ば、特開昭57-145174号公報には、上述したような付活
剤や共付活剤の添加量を最適化することによって、硫化
亜鉛系電場発光蛍光体の効率や寿命を向上させる方法が
記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、硫化
亜鉛系電場発光蛍光体の寿命特性を向上させるための手
法が種々提案されているが、従来の手法では現状の寿命
に対する要求レベルを満足させることができなくなりつ
つある。特に、最近のディスプレイデバイスには、明る
さや寿命をさらに向上させることが求められていること
から、それに用いられる電場発光蛍光体の寿命特性をよ
り一層高めることが課題とされている。
【0007】本発明はこのような課題に対処するために
なされたもので、硫化亜鉛を母体とする蛍光体の電場発
光用途における寿命特性を向上させた高寿命電場発光蛍
光体を提供することを目的としており、さらにそのよう
な高寿命電場発光蛍光体を用いることによって、長寿命
化を達成した電場発光素子を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の高寿命電場発光
蛍光体は、請求項1に記載したように、硫化亜鉛を蛍光
体母体とする蛍光体粉体を具備する電場発光蛍光体にお
いて、前記蛍光体粉体は粒子径3.9μm以上7.8μm未満の
成分が0.7%以下の粒度分布を有することを特徴として
いる。本発明の高寿命電場発光蛍光体は、さらに請求項
2に記載したように、蛍光体粉体の粒度分布において粒
子径3.9μm以上5.5μm未満の成分が0.2%以下であるこ
とを特徴としている。
【0009】本発明の高寿命電場発光蛍光体は、粒子径
が3.9μm以上7.8μm未満という微細な蛍光体粒子の比率
を低減したものである。このような微粒子成分が特に電
場発光素子の寿命特性に悪影響を及ぼすことから、本発
明では蛍光体粉体に例えば分級操作を施すことによっ
て、粒子径が3.9μm以上7.8μm未満という微粒子成分の
比率を低減している。これによって、そのような電場発
光蛍光体を用いて構成した電場発光素子の長寿命化を実
現することが可能になる。
【0010】本発明の高寿命電場発光蛍光体において
は、上述したように微粒子成分を低減することで寿命特
性を改善しているが、さらに請求項3に記載したよう
に、50%D値で表される平均粒子径については18μm以
上30μm以下とすることが好ましい。このような平均粒
子径を有する場合に、寿命特性をより一層高めることが
できると共に、輝度特性の向上を図ることもできる。
【0011】また、本発明の高寿命電場発光蛍光体の具
体的な構成としては、請求項4に記載したように、蛍光
体母体としての硫化亜鉛に、付活剤として銅およびマン
ガンから選ばれる少なくとも1種を含有させた組成を有
するものが挙げられる。なお、本発明の電場発光蛍光体
は、融剤として用いた塩素、臭素およびヨウ素から選ば
れる少なくとも1種の微量元素を含んでいてもよい。
【0012】本発明の電場発光素子は上記した本発明の
高寿命電場発光蛍光体を用いたものであり、請求項8に
記載したように、本発明の高寿命電場発光蛍光体を含む
発光層を具備することを特徴としている。このような電
場発光素子の具体的な構成としては、請求項9に記載し
たように、発光層の一方の主面に沿って反射絶縁層を介
して一体的に配置された背面電極層と、発光層の他方の
主面に沿って一体的に対向配置された透明電極層とを具
備する構成が挙げられる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施するための形
態について説明する。
【0014】本発明の高寿命電場発光蛍光体は、硫化亜
鉛を蛍光体母体とし、これに付活剤として銅およびマン
ガンから選ばれる少なくとも1種を含有させた組成を有
するものである。なお、本発明の電場発光蛍光体は、融
剤として用いた塩素、臭素およびヨウ素から選ばれる少
なくとも1種を含んでいてもよい。
【0015】上記した硫化亜鉛を母体とする電場発光蛍
光体は、銅およびマンガンから選ばれる付活剤の種類に
より発光色が制御される。すなわち、銅を付活剤として
含有させた硫化亜鉛系蛍光体、例えばZnS:Cu蛍光
体は、青色ないし青緑色発光の電場発光蛍光体として使
用される。この際、銅は硫化亜鉛からなる蛍光体母体に
対して0.001〜0.1質量%の範囲で含有させることが好ま
しい。なお、塩素、臭素、ヨウ素などの含有量は0.1質
量%以下とすることが好ましく、さらには0.001〜0.1質
量%の範囲とすることがより好ましい。上記したような
量の付活剤を硫化亜鉛に含有させることによって、発光
効率や発光色度に優れた青色ないし青緑色発光の電場発
光蛍光体が得られる。
【0016】また、銅およびマンガンを付活剤として含
有させた硫化亜鉛系蛍光体、例えばZnS:Cu,Mn
蛍光体は、橙色発光の電場発光蛍光体として使用され
る。この際、銅およびマンガンは硫化亜鉛からなる蛍光
体母体に対し合計量で0.001〜0.1質量%の範囲で含有さ
せることが好ましい。なお、塩素、臭素、ヨウ素などの
含有量は0.1質量%以下とすることが好ましく、さらに
は0.001〜0.1質量%の範囲とすることがより好ましい。
上記したような量の付活剤を硫化亜鉛に含有させること
によって、発光効率や発光色度に優れた橙色発光の電場
発光蛍光体が得られる。
【0017】本発明の高寿命電場発光蛍光体は、上述し
たような硫化亜鉛系蛍光体粉体の粒度分布を、粒子径が
3.9μm以上7.8μm未満の成分の累積体積比が0.7%以下
となるようにしている。すなわち、粒子径が3.9μm以上
7.8μm未満の蛍光体粒子(微粒子成分)は、特に電場発
光素子の寿命特性に悪影響を及ぼすことから、本発明で
はそのような微粒子成分の比率を0.7%以下としてい
る。
【0018】例えば、電場発光蛍光体を用いて電場発光
素子を構成した場合、蛍光体の微粒子成分は印加される
交流電場により熱を持ちやすく、この熱によるダメージ
により早期に特性が劣化しやすい。従って、このような
微粒子成分(粒子径が3.9μm以上7.8μm未満の成分)の
比率を0.7%以下とすることによって、それを用いて構
成した電場発光素子の寿命特性の向上を図ることが可能
となる。
【0019】上述した粒子径が3.9μm以上7.8μm未満の
蛍光体粒子成分の比率は0.6%以下とすることがより好
ましく、さらに好ましくは0.5%以下である。また、こ
のような微粒子成分のうち、特に粒子径が3.9μm以上5.
5μm未満の成分の比率を0.2%以下とすることが好まし
い。粒子径が3.9μm以上5.5μm未満の成分の比率は0.1
%以下とすることがより好ましく、さらに好ましくは実
質的に0%とすることである。上記したような条件を満
足させることによって、電場発光蛍光体の寿命特性をよ
り一層向上させることができる。なお、粒子径が3.9μm
未満の蛍光体粒子成分については、同様な理由から実質
的に含まないことが好ましい。
【0020】本発明の電場発光蛍光体は上述したよう
に、特に寿命低下原因となっている微粒子成分を低減す
ることで、電場発光素子の長寿命化を図ったものであ
り、例えば平均粒子径などは特に限定されるものではな
いが、寿命特性のより一層の改善や輝度特性の向上など
を図る上で、50%D値で表される平均粒子径を18μm以
上30μm以下とすることが好ましい。ここで、50%D値
とは粒度分布において累積体積が50%となったときの粒
子径を示すものである。
【0021】電場発光蛍光体の50%D値(平均粒子径)
が30μmを超えると、輝度の低下が著しくなるおそれが
ある。一方、50%D値(平均粒子径)が18μm未満にな
ると寿命特性が低下するおそれがあり、微粒子成分を低
減したことによる高寿命化効果が損なわれることにな
る。電場発光蛍光体の50%D値(平均粒子径)は、より
一層の長寿命化を図る際には25〜30μmの範囲とするこ
とが好ましく、また微粒子成分の低減による高寿命化効
果を得た上で、輝度特性を高めるためには18〜27μmの
範囲とすることが好ましい。
【0022】なお、本発明においては、粒子にレーザ光
を当てたときに起こる光の散乱現象を利用した、LEEDS
& NORTHRUP社製のマイクロトラックII粒度分析計を用
いて、蛍光体粉末の粒度分布を測定し、この粒度分布に
基づいて粒子径が3.9μm以上7.8μm未満の蛍光体粒子成
分などの比率、さらに50%D値で表される平均粒子径を
求めるものとする。
【0023】本発明の高寿命電場発光蛍光体は、例えば
以下に示す方法により作製される。すなわち、まず粒子
径が1〜3μm程度の硫化亜鉛粉末に所定量の純水を加え
てスラリー状とし、これに所定量の硫酸銅や炭酸マンガ
ンなどの付活剤原料を添加して混合する。このようなス
ラリーを乾燥した後、塩化マグネシウム、塩化バリウ
ム、塩化ナトリウムなどの結晶成長剤を添加し、さらに
十分に混合する。結晶成長剤(融剤)として塩化物を用
いた場合には、微量の塩素を含む電場発光蛍光体が得ら
れる。臭素やヨウ素を含有させる場合には、結晶成長剤
(融剤)として臭化物やヨウ化物を使用すればよい。
【0024】次に、上記した混合物を石英るつぼに充填
し、空気中にて1100〜1200℃の温度で3〜8時間焼成す
る。この焼成物を必要に応じて洗浄し、酸化亜鉛を数%
混合した後、石英るつぼを用いて空気中にて600〜800℃
×1〜2時間の条件で焼成する。この焼成物を純水中に分
散し、数回洗浄する。さらに、塩酸洗浄や純水による中
和洗浄を必要に応じて行った後、ろ過、乾燥することに
よって、硫化亜鉛系電場発光蛍光体を作製する。このよ
うな電場発光蛍光体粉末に対して分級操作を施し、粒子
径が7.8μm未満の成分を除去することによって、本発明
の高寿命電場発光蛍光体が得られる。
【0025】蛍光体粉末に対する分級操作は、例えば湿
式分級、サイクロン分級、篩い分けなどにより実施され
る。例えば、焼成並びに洗浄、乾燥などを行って得た電
場発光蛍光体粉末を325メッシュの篩で篩い分けし、さ
らにこの325メッシュの篩を通過した粉末を635メッシュ
の篩で再篩いする。この635メッシュの篩の上部に残留
した蛍光体粉末を利用することによって、粒子径が7.8
μm未満の成分が除去された電場発光蛍光体、すなわち
粒子径が3.9μm以上7.8μm未満の微粒子成分の比率を0.
7%以下とした電場発光蛍光体を得ることができる。
【0026】本発明の高寿命電場発光蛍光体は、例えば
図1に示すような電場発光素子1の発光層2に用いられ
る。図1に示す電場発光素子1は、上述した本発明の高
寿命電場発光蛍光体粉体を例えばシアノエチルセルロー
スのような高誘電率を有する有機高分子バインダ(有機
誘電体)中に分散含有させた発光層2を有している。
【0027】発光層2の一方の主面上には、例えばTi
2やBaTiO3などの高反射性無機酸化物粉末を、シ
アノエチルセルロースなどの高誘電率を有する有機高分
子バインダ中に分散含有させた反射絶縁層3が積層形成
されている。Al箔のような金属箔や金属膜からなる背
面電極層4は、反射絶縁層3を介して、発光層2の一方
の主面上に一体的に配置されている。
【0028】発光層2の他方の主面上には、ポリエステ
ル(PET)フィルムのような透明絶縁フィルム上にI
TO膜などを被着形成した透明電極層(透明電極シー
ト)5が一体的に配置されている。透明電極シート5
は、電極膜(ITO膜)が発光層2と対向するように配
置されている。
【0029】これら透明電極層5、発光層2、反射絶縁
層3および背面電極層4を例えば熱圧着することによっ
て、電場発光素子1が構成されている。なお、図示を省
略したが、背面電極層4および透明電極層5からはそれ
ぞれ電極が引き出されており、これら電極から発光層2
に交流電圧が印加される。
【0030】上述した積層体(熱圧着体)からなる電場
発光素子1は、透明なパッケージングフィルム6で覆わ
れている。パッケージングフィルム6には、例えば水湿
透過率が小さいポリクロロトリフルオロエチレン(PC
TFE)フィルムのような防湿フィルムが用いられる。
透明電極層3側には必要に応じて、6-ナイロンフィルム
などの吸湿性フィルム7が配置される。そして、これら
パッケージングフィルム6のはみだし部を熱圧着して電
場発光素子1を封止することによって、電場発光パネル
(ELパネル)が構成される。
【0031】このような電場発光素子1およびそれを用
いたELパネルによれば、発光層2中の電場発光蛍光体
粉体、すなわち硫化亜鉛系の青色ないし青緑色発光の電
場発光蛍光体、または橙色発光の電場発光蛍光体が寿命
特性に優れることから、長寿命化を実現することが可能
となる。
【0032】さらに、電場発光素子およびそれを用いた
ELパネルを作製するにあたって、PCTFEフィルム
のような防湿フィルムを使用せずに、電場発光蛍光体粒
子の個々の表面に対して防湿処理を行うようにしてもよ
い。本発明は金属酸化物や金属窒化物、あるいは樹脂な
どによる防湿処理を施した電場発光蛍光体に対しても適
用可能である。すなわち、本発明の電場発光蛍光体は、
アルミナ、シリカ、チタニアなどから選ばれる少なくと
も1種からなる保護膜(防湿膜)を有していてもよい。
このような構成においても長寿命化を達成することがで
きる。
【0033】図2は、蛍光体粒子表面に上記したような
保護膜を形成した電場発光蛍光体を用いた電場発光素子
11を示している。図2に示す電場発光素子11は、個
々の粒子が保護膜で覆われた本発明の高寿命電場発光蛍
光体を有機高分子バインダ中に分散含有させた発光層1
2を有している。保護膜で覆われた電場発光蛍光体粒子
は、それ自体で防湿性を有しているため、吸湿フィルム
や防湿フィルムを用いることなく、電場発光蛍光体の水
分による発光特性の低下を防ぐことができる。
【0034】図1に示した電場発光素子1と同様に、発
光層12の一方の主面上には、反射絶縁層13を介して
背面電極層14が一体的に積層されている。発光層12
の他方の主面上には、透明電極層(透明電極シート)1
5が一体的に積層されている。背面電極層14は金属粉
末やカーボン粉末などをバインダと共に混合してスラリ
ー状とし、このスラリーを例えばスクリーン印刷するこ
とによって形成してもよい。背面電極層14のさらに裏
面側には、必要に応じて、発光素子の背面側の絶縁性を
確保する背面絶縁層(図示せず)が積層形成される。
【0035】
【実施例】次に、本発明の具体的な実施例およびその評
価結果について述べる。
【0036】比較例1 まず、粒子径が約1〜3μmの硫化亜鉛粉末100gに1L(リ
ットル)の純水を加えてスラリー状とし、これに硫酸銅
(5水和物)0.25gと塩化マグネシウム40g、塩化バリウ
ム40g、塩化ナトリウム20gを結晶成長剤(融剤)として
添加し、十分に混合した。
【0037】次に、上記したスラリー状混合物を乾燥さ
せた後、石英るつぼに充墳し、空気中にて1150℃の温度
で4時間焼成した。この焼成物に洗浄、乾燥処理を施し
た後、酸化亜鉛を焼成物300gに対して15g混合し、この
混合物を石英るつぼに充填して、空気中にて750℃の温
度で1.5時間焼成した。この焼成物を純水中に分散して3
回洗浄した。さらに、pH=1.5の条件での塩酸洗浄および
純水による中和洗浄を行い、ろ過、乾燥した後、325メ
ッシュの篩で篩い分けして電場発光蛍光体(ZnS:C
u)を得た。なお、このZnS:Cu蛍光体には融剤と
して用いた塩素が微量含まれる。
【0038】上記した硫化亜鉛系電場発光蛍光体の粒度
分布をLEEDS & NORTHRUP社製のマイクロトラックII粒
度分析計を用いて測定した。その結果を表1および図3
に示す。この粒度分布から粒子径3.9μm以上7.8μm未満
の成分の比率を求めたところ、その累積体積比率は0.8
%であった。また、粒度分布から50%D値を求めたとこ
ろ、50%D値は26.0μmであった。このようにして得た
電場発光蛍光体(ZnS:Cu)を、後述する特性評価
に供した。
【0039】実施例1 比較例1と同様にして、まず50%D値が26.0μmの電場
発光蛍光体(ZnS:Cu)を作製した。この蛍光体粉
末を635メッシュの篩で再篩いし、この635メッシュの篩
の上部に残った蛍光体粉末を、本発明の電場発光蛍光体
(ZnS:Cu)として得た。このZnS:Cu蛍光体
の粒度分布を比較例1と同様にして測定した。その結果
を表1および図3に示す。
【0040】上記した粒度分布から粒子径3.9μm以上7.
8μm未満の成分の比率を求めたところ、その累積体積比
率は0.5%であった。また、粒度分布から50%D値を求
めたところ、50%D値は28.2μmであった。このように
して得たZnS:Cu蛍光体を、後述する特性評価に供
した。
【0041】実施例2 比較例1と同様にして、まず50%D値が26.0μmの電場
発光蛍光体(ZnS:Cu)を作製した。この蛍光体粉
末を635メッシュの篩で再篩いし、この635メッシュの篩
の上部に残った蛍光体粉末を、本発明の電場発光蛍光体
(ZnS:Cu)として得た。このZnS:Cu蛍光体
の粒度分布を比較例1と同様にして測定した。その結果
を表1および図3に示す。
【0042】上記した粒度分布から粒子径3.9μm以上7.
8μm未満の成分の比率を求めたところ、その累積体積比
率は0.4%であった。また、粒度分布から50%D値を求
めたところ、50%D値は27.3μmであった。このように
して得たZnS:Cu蛍光体を、後述する特性評価に供
した。
【0043】実施例3〜6 比較例1と同様にして作製した電場発光蛍光体(Zn
S:Cu)を325メッシュで篩い分けした後、これら各
蛍光体粉末を635メッシュの篩で再篩いし、これら635メ
ッシュの篩の上部に残った蛍光体粉末を、それぞれ本発
明の電場発光蛍光体(ZnS:Cu)として得た。この
ようにして得た各ZnS:Cu蛍光体の粒度分布を比較
例1と同様にして測定した。その結果を表1に示す。ま
た、各ZnS:Cu蛍光体を下記に示す特性評価に供し
た。
【0044】上記した実施例1〜6および比較例1によ
る各ZnS:Cu蛍光体を用いて電場発光素子を作製
し、その輝度および寿命特性を測定した。すなわち、各
蛍光体粉末とエポキシ樹脂系バインダとを体積比が7:3
となるように混合し、これを透明電極シート上に塗布し
て発光層を形成し、さらに反射絶縁層と背面電極層を形
成することによって、電場発光素子をそれぞれ作製し
た。これら各電場発光素子を100V,400Hzの条件で動作
させ、輝度が初期輝度の1/2になった時点を寿命時間と
して評価した。なお、電場発光素子の輝度測定環境は、
温度20℃、湿度60%の雰囲気とした。これらの値を表1
に併せて示す。
【0045】
【表1】
【0046】表1から明らかなように、電場発光蛍光体
中の微粒子成分の比率を低減した実施例1〜6では、電
場発光素子の輝度寿命が比較例1(従来品)に比べて大
幅に向上していることが分かる。
【0047】比較例2 上記した比較例1において、硫化亜鉛粉末を含むスラリ
ーに添加する結晶成長剤(融剤)を臭化物とする以外
は、比較例1と同様にして、電場発光蛍光体(ZnS:
Cu)を作製した。このZnS:Cu蛍光体は325メッ
シュで篩い分けしたものである。なお、このZnS:C
u蛍光体には融剤として用いた臭素が微量含まれる。
【0048】このようにして得たZnS:Cu蛍光体の
粒度分布を比較例1と同様にして測定した。この粒度分
布から求めた50%D値は26.2μmであった。さらに、粒
子径3.9μm以上7.8μm未満の成分の比率を求めた。その
結果を電場発光素子の輝度寿命と併せて表2に示す。な
お、電場発光素子の輝度寿命は実施例1と同様にして測
定したものである。
【0049】実施例6〜9 比較例2と同様にして作製した電場発光蛍光体(Zn
S:Cu)を325メッシュで篩い分けし、50%D値が24.
3μm、24.5μm、23.1μmの蛍光体粉末をそれぞれ得た
後、これら各蛍光体粉末を635メッシュの篩で再篩い
し、これら635メッシュの篩の上部に残った蛍光体粉末
を、それぞれ本発明の電場発光蛍光体(ZnS:Cu)
として得た。
【0050】このようにして得た各ZnS:Cu蛍光体
の粒度分布を比較例1と同様にして測定した。各粒度分
布から求めた50%D値は、それぞれ27.3μm、28.1μm、
29.2μmであった。さらに、粒子径3.9μm以上7.8μm未
満の成分の比率をそれぞれ求めた。それらの結果を電場
発光素子の輝度寿命と併せて表2に示す。なお、各電場
発光素子の輝度寿命は実施例1と同様にして測定したも
のである。
【0051】
【表2】
【0052】比較例3 上記した比較例1において、硫化亜鉛粉末を含むスラリ
ーに添加する結晶成長剤(融剤)をヨウ化物とする以外
は、比較例1と同様にして、電場発光蛍光体(ZnS:
Cu)を作製した。このZnS:Cu蛍光体は325メッ
シュで篩い分けしたものである。なお、このZnS:C
u蛍光体には融剤として用いたヨウ素が微量含まれる。
【0053】このようにして得たZnS:Cu蛍光体の
粒度分布を比較例1と同様にして測定した。この粒度分
布から求めた50%D値は25.0μmであった。さらに、粒
子径3.9μm以上7.8μm未満の成分の比率を求めた。その
結果を電場発光素子の輝度寿命と併せて表3に示す。な
お、電場発光素子の輝度寿命は実施例1と同様にして測
定したものである。
【0054】実施例10〜12 比較例3と同様にして作製した電場発光蛍光体(Zn
S:Cu)を325メッシュで篩い分けした後、各蛍光体
粉末を635メッシュの篩で再篩いし、これら635メッシュ
の篩の上部に残った蛍光体粉末を、それぞれ本発明の電
場発光蛍光体(ZnS:Cu)として得た。
【0055】このようにして得た各ZnS:Cu蛍光体
の粒度分布を比較例1と同様にして測定した。各粒度分
布から求めた50%D値は、それぞれ27.1μm、28.1μm、
29.3μmであった。さらに、粒子径3.9μm以上7.8μm未
満の成分の比率をそれぞれ求めた。それらの結果を電場
発光素子の輝度寿命と併せて表3に示す。なお、各電場
発光素子の輝度寿命は実施例1と同様にして測定したも
のである。
【0056】
【表3】
【0057】比較例4 上記した比較例1において、硫化亜鉛粉末を含むスラリ
ーに添加する付活剤原料として、硫酸銅に加えて炭酸マ
ンガンを使用する以外は、比較例1と同様にして、電場
発光蛍光体(ZnS:Cu,Mn)を作製した。このZ
nS:Cu,Mn蛍光体は325メッシュで篩い分けした
ものである。
【0058】このようにして得たZnS:Cu,Mn蛍
光体の粒度分布を比較例1と同様にして測定した。この
粒度分布から求めた50%D値は24.3μmであった。さら
に、粒子径3.9μm以上7.8μm未満の成分の比率を求め
た。その結果を電場発光素子の輝度寿命と併せて表4に
示す。なお、電場発光素子の輝度寿命は実施例1と同様
にして測定したものである。
【0059】実施例13〜15 比較例4と同様にして作製した電場発光蛍光体(Zn
S:Cu,Mn)を325メッシュで篩い分けした後、各
蛍光体粉末を635メッシュの篩で再篩いし、これら635メ
ッシュの篩の上部に残った蛍光体粉末を、それぞれ本発
明の電場発光蛍光体(ZnS:Cu,Mn)として得
た。
【0060】このようにして得た各ZnS:Cu,Mn
蛍光体の粒度分布を比較例1と同様にして測定した。各
粒度分布から求めた50%D値は、それぞれ25.1μm、26.
3μm、27.3μmであった。さらに、粒子径3.9μm以上7.8
μm未満の成分の比率をそれぞれ求めた。それらの結果
を電場発光素子の輝度寿命と併せて表4に示す。なお、
各電場発光素子の輝度寿命は実施例1と同様にして測定
したものである。
【0061】
【表4】
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
粒子径が3.9μm以上7.8μm未満という微粒子成分の比率
を低減しているため、高寿命の電場発光蛍光体を提供す
ることができる。そして、このような高寿命電場発光蛍
光体を用いた電場発光素子によれば、ディスプレイデバ
イスなどに求められる寿命特性を満足させることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による電場発光素子の要
部構造を示す断面図である。
【図2】 本発明の他の実施形態による電場発光素子の
要部構造を示す断面図である。
【図3】 本発明の実施例1による電場発光蛍光体(Z
nS:Cu)の粒度分布を比較例1による電場発光蛍光
体(ZnS:Cu)と比較して示す図である。
【符号の説明】
1、11……電場発光素子 2、12……発光層 3、13……反射絶縁層 4、14……背面電極層 5、15……透明電極層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/28 H05B 33/28 (72)発明者 及川 充広 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 石井 努 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 3K007 AB00 AB04 AB13 CA06 CB01 DA04 DA05 DB02 DC01 DC02 DC05 EC01 4H001 CA02 CF01 XA16 XA30 YA25 YA29

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硫化亜鉛を蛍光体母体とする蛍光体粉体
    を具備する電場発光蛍光体において、 前記蛍光体粉体は粒子径3.9μm以上7.8μm未満の成分が
    0.7%以下の粒度分布を有することを特徴とする高寿命
    電場発光蛍光体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高寿命電場発光蛍光体に
    おいて、 前記蛍光体粉体は、さらに粒子径3.9μm以上5.5μm未満
    の成分が0.2%以下の粒度分布を有することを特徴とす
    る高寿命電場発光蛍光体。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の高寿命電
    場発光蛍光体において、 前記蛍光体粉体は50%D値で表される平均粒子径が18μ
    m以上30μm以下であることを特徴とする高寿命電場発光
    蛍光体。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    記載の高寿命電場発光蛍光体において、 前記電場発光蛍光体は、前記蛍光体母体としての硫化亜
    鉛に、付活剤として銅およびマンガンから選ばれる少な
    くとも1種を含有させた組成を有することを特徴とする
    高寿命電場発光蛍光体。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の高寿命電場発光蛍光体に
    おいて、 前記電場発光蛍光体は、融剤として用いた塩素、臭素お
    よびヨウ素から選ばれる少なくとも1種を含むことを特
    徴とする高寿命電場発光蛍光体。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の高寿命電場発光蛍光体に
    おいて、 前記電場発光蛍光体は青色ないし青緑色発光のZnS:
    Cu蛍光体からなることを特徴とする高寿命電場発光蛍
    光体。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の高寿命電場発光蛍光体に
    おいて、 前記電場発光蛍光体は橙色発光のZnS:Cu,Mn蛍
    光体からなることを特徴とする高寿命電場発光蛍光体。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれか1項
    記載の高寿命電場発光蛍光体を含む発光層を具備するこ
    とを特徴とする電場発光素子。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の電場発光素子において、 前記発光層の一方の主面に沿って反射絶縁層を介して一
    体的に配置された背面電極層と、前記発光層の他方の主
    面に沿って一体的に対向配置された透明電極層とを具備
    することを特徴とする電場発光素子。
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