JP2002173354A - 基礎作成中の環境下への有機物質放出を制限する方法及び上記方法で使用されうるコンクリート - Google Patents
基礎作成中の環境下への有機物質放出を制限する方法及び上記方法で使用されうるコンクリートInfo
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】基礎作成中の環境下への有機物質放出を制限す
る方法およびコンクリートを提供する。 【解決手段】約2,500〜5,000ブレーンの粒子
度に粉砕された高炉スラグに基づくコンクリートを使用
し、リン酸型化合物とセルロース化合物を使用する。上
記方法で使用されうるコンクリートにも関する。
る方法およびコンクリートを提供する。 【解決手段】約2,500〜5,000ブレーンの粒子
度に粉砕された高炉スラグに基づくコンクリートを使用
し、リン酸型化合物とセルロース化合物を使用する。上
記方法で使用されうるコンクリートにも関する。
Description
【0001】本発明は、基礎作成中の環境下への有機物
質放出を制限する方法、及び、上記方法で使用されうる
コンクリートに関するものである。本発明は、建設及び
建築の分野において、特にその適用が見いだされる。コ
ンクリート中で伝統的に使用されるセメントは、形作ら
れるパイル又は壁を作るのに適合できない流動性の物質
となる。
質放出を制限する方法、及び、上記方法で使用されうる
コンクリートに関するものである。本発明は、建設及び
建築の分野において、特にその適用が見いだされる。コ
ンクリート中で伝統的に使用されるセメントは、形作ら
れるパイル又は壁を作るのに適合できない流動性の物質
となる。
【0002】この流動性を基礎工作物に適合させる為
に、使用者は有為な量の添加剤を使用することが強いら
れる。この有為な量の有機物質は、コンクリートが未だ
流動体である期間の間、主に浸透効果の為に、環境中へ
部分的に浸出し放出される。このコンクリートのその他
の欠点として、それが位置する領域の周囲のpHによる
変性がある。このpHの上昇は、主に結合剤中に含有さ
れる石灰の分離により生じる。有機物質の浸出及び解離
は、上記pHの上昇と合わせて、生地水の酸素バランス
(balance)の非平衡化に資するものである。本
発明は、環境への上記有機物質の放出を制限することが
可能なコンクリートを用いたこれらの欠点の改善を提供
するものである。
に、使用者は有為な量の添加剤を使用することが強いら
れる。この有為な量の有機物質は、コンクリートが未だ
流動体である期間の間、主に浸透効果の為に、環境中へ
部分的に浸出し放出される。このコンクリートのその他
の欠点として、それが位置する領域の周囲のpHによる
変性がある。このpHの上昇は、主に結合剤中に含有さ
れる石灰の分離により生じる。有機物質の浸出及び解離
は、上記pHの上昇と合わせて、生地水の酸素バランス
(balance)の非平衡化に資するものである。本
発明は、環境への上記有機物質の放出を制限することが
可能なコンクリートを用いたこれらの欠点の改善を提供
するものである。
【0003】すなわち、第一の側面に従えば、本発明は
基礎作成中の環境下への有機物質放出を制限する方法で
あって、約2500〜5000ブレーン(cm2/
g)、好ましくは約3500〜4500ブレーンの粉末
度に粉砕した高炉スラグに基づくコンクリートを使用す
る方法に関する。高炉スラグの性質は特に制限されない
が、塩基型であること、そしてCaO/SiO2の重量
比が約1.10〜1.35であることが好ましい。33
〜40%のSiO2、8〜16%のAl2SO3、39
〜44%のCaO及び4〜9%のMgO(重量%)を主
成分として有する物質は、本発明の関連において使用さ
れうるスラグの例として引用されうる。その上、スラグ
の化学モジュラス(CaO含量(%)×Al2SO3含
量(%))は、約500を超えることも好ましい。
基礎作成中の環境下への有機物質放出を制限する方法で
あって、約2500〜5000ブレーン(cm2/
g)、好ましくは約3500〜4500ブレーンの粉末
度に粉砕した高炉スラグに基づくコンクリートを使用す
る方法に関する。高炉スラグの性質は特に制限されない
が、塩基型であること、そしてCaO/SiO2の重量
比が約1.10〜1.35であることが好ましい。33
〜40%のSiO2、8〜16%のAl2SO3、39
〜44%のCaO及び4〜9%のMgO(重量%)を主
成分として有する物質は、本発明の関連において使用さ
れうるスラグの例として引用されうる。その上、スラグ
の化学モジュラス(CaO含量(%)×Al2SO3含
量(%))は、約500を超えることも好ましい。
【0004】高炉スラグは、好適には塩基性剤により活
性化される。石灰そのもの又は(消石灰という名でも知
られいてる)石灰水和物などの石灰系化合物は、本発明
の関連において使用されうる活性化剤として引用されう
る。石膏などの硫酸塩系化合物を使用することもでき
る。混合化合物(石灰系化合物/硫酸塩系化合物)も適
している;この場合、石灰系化合物/硫酸塩系化合物の
重量比は、一般に約0.3〜1.5である。例えば、C
LK CEM III/Cセメント又はCPJ CEM
IIセメント等のセメントを使用することも可能であ
る、そして、このことにより非常に少ない石灰で活性化
を行うことができる。一般に、高炉スラグの重量に対し
て、約2〜15重量%量の活性化剤を使用することが望
ましい。本発明の好ましい実施形態によれば、コンクリ
ートは、解膠剤及び抗放出剤(anti−wringi
ng agent)を有する。「抗放出剤」は、本発明
の大意において、コンクリートを圧力下で注ぐ時にコン
クリート中に含有されるフリーの水の放出現象を減少さ
せる化合物を意味するものとして理解される。本発明の
関連において使用されうる解膠剤は、好適には、例え
ば、式:
性化される。石灰そのもの又は(消石灰という名でも知
られいてる)石灰水和物などの石灰系化合物は、本発明
の関連において使用されうる活性化剤として引用されう
る。石膏などの硫酸塩系化合物を使用することもでき
る。混合化合物(石灰系化合物/硫酸塩系化合物)も適
している;この場合、石灰系化合物/硫酸塩系化合物の
重量比は、一般に約0.3〜1.5である。例えば、C
LK CEM III/Cセメント又はCPJ CEM
IIセメント等のセメントを使用することも可能であ
る、そして、このことにより非常に少ない石灰で活性化
を行うことができる。一般に、高炉スラグの重量に対し
て、約2〜15重量%量の活性化剤を使用することが望
ましい。本発明の好ましい実施形態によれば、コンクリ
ートは、解膠剤及び抗放出剤(anti−wringi
ng agent)を有する。「抗放出剤」は、本発明
の大意において、コンクリートを圧力下で注ぐ時にコン
クリート中に含有されるフリーの水の放出現象を減少さ
せる化合物を意味するものとして理解される。本発明の
関連において使用されうる解膠剤は、好適には、例え
ば、式:
【0005】
【化4】
【0006】式中: −R1は、式
【0007】
【化5】
【0008】の基を表し; −各R2は、独立して、水素、ナトリウム原子又はカリ
ウム原子を表し; −R3は、
ウム原子を表し; −R3は、
【0009】
【化6】
【0010】基を表し; −R4、R5及びR6は、互いに独立して、水酸基、
(C1〜C4)アルキル基、又は、R1基を表し; −各nは、独立して2,3,4,5又は6に等しいもの
である; のリン酸型化合物である。
(C1〜C4)アルキル基、又は、R1基を表し; −各nは、独立して2,3,4,5又は6に等しいもの
である; のリン酸型化合物である。
【0011】本発明の方法に対して好適であるリン酸型
化合物の例として、以下のもの: −ヒドロキシエチリデン−1,1−2リン酸、 −アミノトリスメチレンリン酸、 −エチレンジアミンテトラメチレンリン酸、 −ジエチレントリアミンペンタメチレンリン酸、 −ヘキサメチレンジアミンテトラメチレンリン酸、 −又は、これらの酸のナトリウム塩若しくはカリウム塩 が特に引用されうるが、ジエチレントリアミンペンタメ
チレンリン酸(又は、その塩の1つ)が特に好ましい。
化合物の例として、以下のもの: −ヒドロキシエチリデン−1,1−2リン酸、 −アミノトリスメチレンリン酸、 −エチレンジアミンテトラメチレンリン酸、 −ジエチレントリアミンペンタメチレンリン酸、 −ヘキサメチレンジアミンテトラメチレンリン酸、 −又は、これらの酸のナトリウム塩若しくはカリウム塩 が特に引用されうるが、ジエチレントリアミンペンタメ
チレンリン酸(又は、その塩の1つ)が特に好ましい。
【0012】解膠剤の量は、一般に高炉スラグの重量に
対して、約0.05重量%〜1.5重量%である。本発
明の関連において使用されうる抗放出剤は、好適には、
例えばカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース又はヒドロキ
シプロピルセルロース等のセルロース化合物である。一
般に、抗放出剤の量は、高炉スラグの重量に対して約
0.02重量%〜0.3重量%である。このようなコン
クリートは、それが流動性の変化を調節することが可能
であると言う事実により、非常に僅かな添加剤しか必要
としない。その上、それは、その使用の間、生地水へ有
機物質を放出することなく、本発明の関連内で使用され
るコンクリートで作られた工作物の直近の環境下のpH
は従来のコンクリートの場合より上昇が少なく、また、
このことは環境にとって有益なことである。その上、コ
ンクリートに含有される可溶性製品、特にSiO2並び
にCa2+イオン及びSO4 2−イオンの含量は著しく
減少する。
対して、約0.05重量%〜1.5重量%である。本発
明の関連において使用されうる抗放出剤は、好適には、
例えばカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース又はヒドロキ
シプロピルセルロース等のセルロース化合物である。一
般に、抗放出剤の量は、高炉スラグの重量に対して約
0.02重量%〜0.3重量%である。このようなコン
クリートは、それが流動性の変化を調節することが可能
であると言う事実により、非常に僅かな添加剤しか必要
としない。その上、それは、その使用の間、生地水へ有
機物質を放出することなく、本発明の関連内で使用され
るコンクリートで作られた工作物の直近の環境下のpH
は従来のコンクリートの場合より上昇が少なく、また、
このことは環境にとって有益なことである。その上、コ
ンクリートに含有される可溶性製品、特にSiO2並び
にCa2+イオン及びSO4 2−イオンの含量は著しく
減少する。
【0013】したがって、第二の側面に従えば、本発明
は、(i)高炉スラグ、(ii)活性化剤、並びに、
(iii)解膠剤及び/又は抗放出剤を有する混合物に
より構成される基礎用コンクリートであって、これらの
構成成分は上記定義したものであるコンクリートに関す
る。明らかに、本コンクリートも、コンクリート組成物
の約60重量%〜80重量%に相当する砂及び砂利細片
又はバラ細片(loose chippings)から
構成された骨材、及び、水を従来のように有する。以下
の純粋に例示手段として与えられた以下の実施例を用い
て、本発明をより良く理解することができよう。
は、(i)高炉スラグ、(ii)活性化剤、並びに、
(iii)解膠剤及び/又は抗放出剤を有する混合物に
より構成される基礎用コンクリートであって、これらの
構成成分は上記定義したものであるコンクリートに関す
る。明らかに、本コンクリートも、コンクリート組成物
の約60重量%〜80重量%に相当する砂及び砂利細片
又はバラ細片(loose chippings)から
構成された骨材、及び、水を従来のように有する。以下
の純粋に例示手段として与えられた以下の実施例を用い
て、本発明をより良く理解することができよう。
【0014】実施例1 以下の構成成分:
【0015】
【表1】
【0016】を混合して、コンクリートを調製した。本
実施例において、スラグは3500ブレーンの粒子度で
粉砕した。本コンクリートは、添加剤を使用せずに、3
時間その操作性を維持した。それは、有機材料を全く含
有せず、その放出水(wringing water)
のpHは11.5/11.8に制限され、Ca(OH)
2/CaSO4比は0.5であった。比較として、従来
のセメントで作られたコンクリートは少なくとも可塑剤
を使用する必要があり、放出水のpHはCEM III
型のセメントでは約12.2であり、CEM I型のセ
メントでは12.5/12.7の状態にある。4500
ブレーンの粒子度を有する高炉スラグで調製した同一の
セメントは、約2時間操作性を維持した。
実施例において、スラグは3500ブレーンの粒子度で
粉砕した。本コンクリートは、添加剤を使用せずに、3
時間その操作性を維持した。それは、有機材料を全く含
有せず、その放出水(wringing water)
のpHは11.5/11.8に制限され、Ca(OH)
2/CaSO4比は0.5であった。比較として、従来
のセメントで作られたコンクリートは少なくとも可塑剤
を使用する必要があり、放出水のpHはCEM III
型のセメントでは約12.2であり、CEM I型のセ
メントでは12.5/12.7の状態にある。4500
ブレーンの粒子度を有する高炉スラグで調製した同一の
セメントは、約2時間操作性を維持した。
【0017】実施例2 以下の構成成分:
【0018】
【表2】
【0019】を混合して、コンクリートを調製した。本
実施例において、スラグは4500ブレーンの粒子度で
粉砕した。本コンクリートは約5時間その操作性を維持
し、その放出水量は従来のコンクリートに対して2分の
1であり、放出水のpHは11.8に制限された。使用
した抗放出薬(anti−wringer)により有機
添加剤の量を制限することができた。抗放出薬及び解膠
剤の組み合わせにより、生地水中に有機材料の放出が全
体的に抑制された。従来のこの種のコンクリートは、よ
り多くの量の遅延解膠剤を使用する必要があり、環境へ
の影響は抗放出薬の使用にも関わらず僅かしか増加しな
かった。
実施例において、スラグは4500ブレーンの粒子度で
粉砕した。本コンクリートは約5時間その操作性を維持
し、その放出水量は従来のコンクリートに対して2分の
1であり、放出水のpHは11.8に制限された。使用
した抗放出薬(anti−wringer)により有機
添加剤の量を制限することができた。抗放出薬及び解膠
剤の組み合わせにより、生地水中に有機材料の放出が全
体的に抑制された。従来のこの種のコンクリートは、よ
り多くの量の遅延解膠剤を使用する必要があり、環境へ
の影響は抗放出薬の使用にも関わらず僅かしか増加しな
かった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 7:00 C04B 7:00 7:02 7:02 22:16 22:16 A 24:00 24:00 24:12 24:12 A 24:38 24:38 B 14:06 14:06 Z 14:02) 14:02) Z 111:00 111:00 (72)発明者 ユベール・ヴァテマン フランス国 92000 ナンテール リュー ド ワトフォード 6, コンパニー デュ ソル内 Fターム(参考) 4G012 PA02 PA04 PB03 PB10 PB11 PB13 PB14 PB20 PB40 PC01 PC04 PC11 PC13
Claims (14)
- 【請求項1】 基礎作成中の環境下への有機物質放出
を制限する方法であって、約2500〜5000ブレー
ン、好ましくは約3500〜4500ブレーンの粉末度
に粉砕した高炉スラグに基づくコンクリートを使用する
方法。 - 【請求項2】 高炉スラグは、石灰系化合物、硫酸塩
系化合物、石灰系化合物及び硫酸塩系化合物の混合物又
はセメントを用いて活性化されるものである請求項1記
載の方法。 - 【請求項3】 高炉スラグの活性化が、約0.3〜
1.5の重量比で、石灰系化合物及び硫酸塩系化合物の
混合物を用いて行われる請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 高炉スラグの活性化がセメントを用い
て行われる請求項2記載の方法。 - 【請求項5】 高炉スラグの重量に対して、約2〜1
5重量%の量の活性化剤を使用する請求項2〜4のいず
れか1項に記載の方法。 - 【請求項6】 コンクリートは解膠剤及び/又は抗放
出剤(anti−wringing agent)も有
する請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項7】 解膠剤は、式: 【化1】 式中: −R1は、式 【化2】 の基を表し; −各R2は、独立して、水素、ナトリウム原子又はカリ
ウム原子を表し; −R3は、 【化3】 基を表し; −R4、R5及びR6は、互いに独立して、水酸基、
(C1〜C4)アルキル基、又は、R1基を表し; −各nは、独立して2,3,4,5又は6に等しいもの
である、 のリン酸型化合物である請求項6記載の方法。 - 【請求項8】 リン酸型化合物は: −ヒドロキシエチリデン−1,1−2リン酸、 −アミノトリスメチレンリン酸、 −エチレンジアミンテトラメチレンリン酸、 −ジエチレントリアミンペンタメチレンリン酸、 −ヘキサメチレンジアミンテトラメチレンリン酸、及
び、 −これらの酸のナトリウム塩又はカリウム塩 から選択される請求項7記載の方法。 - 【請求項9】 解膠剤は、高炉スラグの重量に対して
約0.05重量%〜1.5重量%量で使用される請求項
6〜8のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項10】 抗放出剤は、セルロース化合物、好
ましくはカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース又はヒドロ
キシプロピルセルロースである請求項6〜9のいずれか
1項に記載の方法。 - 【請求項11】 抗放出剤は、高炉スラグの重量に対
して約0.02重量%〜0.3重量%量で使用される請
求項6〜10のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項12】 高炉スラグは約1.10〜1.35
のCaO/SiO2重量比を有する請求項1〜11のい
ずれか1項に記載の方法。 - 【請求項13】 高炉スラグは約500を超える化学
モジュラスを有する請求項1〜12のいずれか1項に記
載の方法。 - 【請求項14】 (i)高炉スラグ、(ii)活性化
剤、並びに、(iii)解膠剤及び/又は抗放出剤を有
する混合物により構成される基礎用コンクリートであっ
て、これらの構成成分は請求項2〜13で定義したもの
である基礎用コンクリート。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR0011635 | 2000-09-13 | ||
FR0011635A FR2813881B1 (fr) | 2000-09-13 | 2000-09-13 | Un procede pour limiter le relargage de matieres organiques dans l'environnement lors de la realisation de fondations, et beton susceptible d'etre mis en oeuvre dans ledit procede |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002173354A true JP2002173354A (ja) | 2002-06-21 |
Family
ID=8854230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001277608A Pending JP2002173354A (ja) | 2000-09-13 | 2001-09-13 | 基礎作成中の環境下への有機物質放出を制限する方法及び上記方法で使用されうるコンクリート |
Country Status (14)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6447599B1 (ja) |
EP (1) | EP1188727A1 (ja) |
JP (1) | JP2002173354A (ja) |
KR (1) | KR100812864B1 (ja) |
AR (1) | AR030656A1 (ja) |
CA (1) | CA2357162A1 (ja) |
CZ (1) | CZ20013303A3 (ja) |
FR (1) | FR2813881B1 (ja) |
HK (1) | HK1044144A1 (ja) |
HU (1) | HU223382B1 (ja) |
PL (1) | PL349593A1 (ja) |
RU (1) | RU2259965C2 (ja) |
SG (1) | SG98456A1 (ja) |
SK (1) | SK12732001A3 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR3030497B1 (fr) * | 2014-12-23 | 2019-06-07 | Saint-Gobain Weber | Liant a base de compose mineral solide riche en oxyde alcalino-terreux avec activateurs phosphates |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SU1263815A1 (ru) * | 1985-02-13 | 1986-10-15 | Всесоюзный научно-исследовательский институт по креплению скважин и буровым растворам | Тампонажный раствор дл цементировани высокотемпературных скважин |
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