JP2002173172A - 家具などの梱包具 - Google Patents

家具などの梱包具

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JP2002173172A
JP2002173172A JP2000367055A JP2000367055A JP2002173172A JP 2002173172 A JP2002173172 A JP 2002173172A JP 2000367055 A JP2000367055 A JP 2000367055A JP 2000367055 A JP2000367055 A JP 2000367055A JP 2002173172 A JP2002173172 A JP 2002173172A
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JP
Japan
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packing
furniture
rope
tape material
cloth
Prior art date
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Application number
JP2000367055A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Nanjo
健一郎 南條
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Mitsui and Co Ltd
Original Assignee
Mitsui and Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 梱包する際のロープの締め付け作業及び運搬
中の振動により家具などの表面を傷めにくい構造からな
る梱包具を提供する。 【解決手段】 毛布、不織布などからなる方形状の梱包
生地(10)と、該梱包生地(10)の表面の4辺の周
縁付近に縫着又は接着された小幅の生地で幅方向の一部
が長手方向に幅方向の糸が切断され疎になったロープ挿
通部(13)を有するテープ材(12,12,12,1
2)と、前梱包生地(10)の表面に設置された前記梱
包生地(10)と同形で若干大きさの小さな網地(1
4)とからなり、前記網地(14)の各辺より長尺なロ
ープ(16a,16b)を網地(14)の周縁の網目と
前記テープ材(12)の小幅の疎になった挿通部(1
3)の隙間を挿通することにより梱包生地(10)と網
地(14)の各辺を4本のロープにて一体化させた家具
などの梱包具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引越しなど運搬に
際して家具などのその表面が傷つき易いものを痛めず
に、かつ簡単に梱包することに適した梱包具に関するも
のである。
【0002】
【従来技術の技術】従来家具などの運搬に際して利用さ
れる梱包具としては、図7に示すように毛布などの可撓
性を有する方形状の梱包布地1の表面に、この梱包布地
1と略同形同大の網地5を重ね合わせ、一方、梱包布地
1の周縁四辺2に鳩目構造の通孔3を適当間隔毎に設
け、この各辺の通孔3に対して、梱包布地1の各辺より
長尺なロープ7a,7bを一側最端部の通孔3から表裏
交互に挿通するとともに、ロープ7a,7bを網地5の
網目に挿通して網地5の周縁6を梱包布地1の周縁2に
綴り合わせ、各ロープ7a,7bの両端に通孔3より径
大とした結び目などの抜け止め手段を形成した家具など
の梱包具が発明され知られている(登録実用新案第25
01724号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の梱包具の場合は梱包生地の表面に鳩目構造の通孔を
設け、かつ網地との一体化のためにロープを前記梱包生
地の表裏に挿通しているために、梱包対象とする家具な
どが梱包具より小さな場合は兎も角、大きさがほぼ同大
である場合には梱包生地の鳩目及びロープと家具の表面
とが接触する危険性があり、梱包する際のロープでの締
め付け作業及び運搬中の振動などの要因により前記鳩目
及びロープと家具表面とが強く接触しあう結果、家具表
面に僅かに傷つけてしまうおそれが予想される。そこで
本発明は、かかる従来の技術の欠点に鑑みなされたもの
で、梱包する際のロープの締め付け作業及び運搬中の振
動により家具などの表面を傷めにくい構造からなる梱包
具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、毛
布、不織布などからなる方形状の梱包生地と、該梱包生
地の表面の4辺の周縁付近に縫着又は接着された小幅の
生地で幅方向の一部が長手方向に幅方向の糸が切断され
疎になったロープ挿通部を有するテープ材と、前梱包生
地の表面に設置された前記梱包生地と同形で若干大きさ
の小さな網地とからなり、前記網地の各辺より長尺なロ
ープを網地の周縁の網目と前記テープ材の小幅の疎にな
った挿通部の隙間を挿通することにより梱包生地と網地
の各辺を4本のロープにて一体化させることにより家具
表面と接触するのは毛布などの梱包生地のみとなるよう
な構造からなる家具などの梱包具により本目的を達成す
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示された実施例
に従って詳細に説明する。図1は本発明にかかる実施例
の展開斜視図であり、10は毛布、不織布、発泡体など
の柔軟性、緩衝製を有する方形(長方形又は正方形)の
構造からなり周縁4辺に補強がなされた梱包生地であ
り、12,12,12,12は小幅の生地で幅方向の一
部が長手方向に幅方向の糸が切断され疎になったロープ
挿通部13を有するテープ材であり、14は前記梱包生
地と同形で、梱包生地より小サイズからなると共に縦及
び横方向への伸縮性を有する網地であり、16a,16
bは前記梱包生地の4辺の長さよりも長尺なロープであ
る。
【0006】4本のテープ材12,12,12,12
は、ほぼ図1に示すようにそれぞれ両端部が飛び出した
状態となるように互いに交差すると共に図4に示すよう
に小幅のロープ挿通部13が、梱包生地10との縫着部
15よりも梱包生地10の外周縁側に位置するように梱
包生地10に縫着又は接合されている。これは梱包時に
網地14の角の網目をテープ材12側に押さえつける為
に、ロープが角の網目のテープ側から通され、さらにそ
のロープが角の網目を押さえつける必要があるためであ
る。またテープ材の挿通部13側を外側に向かって縫着
する理由は、内側にもし縫着した場合には、網地14の
周縁が梱包生地10からはみ出す可能性があると共に網
地14が家具などの梱包対象物に対してしっかりとフィ
ットせずに緩む可能性があるために、これを防ぐ目的で
外側とした。このテープ材12は図3のA,Bに示すよ
うに経糸17と緯糸18により織成された2条の帯部分
12aと、これらの帯部分12aの間に適宜間隔で開口
部(疎)を形成するように上記緯糸の全部あるいは一部
を架橋状に配した架橋部分12bとから構成されたラダ
ーテープ(特開平9−95838号)を用いるのが好ま
しい。
【0007】次に前記梱包生地10への網地14の一体
化は、図5に示すように網地14の外周部の網目とテー
プ材12の挿通部13とを重ね合わせ網地14の表部と
テープ材12の裏部とを交互にロープ16a(16b)
を挿通することによりしっかりと結合する。結合した後
はロープ16a(16b)の各端部は、図2に示すよう
にロープ16a(16b)が抜け落ちないように結び目
を施すと良い。また図2に示すようにテープ材12の縫
着位置は、上下方向と左右方向で梱包生地10の周縁か
らの距離を同一としていないのは、従来のネット付きの
梱包具の場合は、ネット付毛布で梱包する前に角当て毛
布という毛布単体の帯状のものを用い、タンスなどの角
部を保護するように構成されていたが、上下方向の梱包
生地10の周縁を例えば20cm〜40cmづつ残しておけ
ば、これら残余の周縁部を梱包時に内側に織り込んで梱
包対象物の角を保護させる機能を発揮させることができ
る。
【0008】さらに本実施例では、網地14としては梱
包部材が上下左右に対して伸縮しやすいように網目が6
角形と菱形のもを組み合わせた新規の網地(特願平11
−144854号)を用いたが、これに限定されるもの
ではなく、正方形の網目が各辺が一体化する毛布などの
梱包生地の外周辺に対してほぼ45度の角度で交差する
ようにカットしたものを用いても良いことはいうまでも
ない。
【0009】次に、家具類の梱包作業について説明す
る。図6に示すように梱包しようとする家具の正面に横
長姿勢として梱包具の略中央部を梱包布地10が内側に
網地14が表側となるように当接させ、梱包具の両側で
家具の両側面を覆ったのち端部を家具の背面側にかけめ
ぐらせる。次いで梱包具の上部長辺側のロープ16bの
両端を均一に引動すると梱包具を構成する梱包布地10
と網地14の長辺側縁部が縮結され、家具の上面周縁を
被覆する。この状態でロープ16bの両端を結ぶ。この
作業と同じ作業が家具の下底部においても行われる。家
具が大きく梱包具の短辺間が大きく開いている場合に
は、短辺側のロープ16aは互いに結ぶことなく放置状
態におき、その代わりとして図6に示すような両端にフ
ック部を有するロープ18を稲妻状態にかけ回して梱包
具の短辺側を取り合わせる。
【0010】尚、本実施例では梱包生地10の短辺側の
端部を内側に折り曲げていないが、これを折り曲げて内
側に入れ込むことにより家具などの梱包対象物の角部を
保護することが可能となる。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように本発明にかかる梱包具
は従来のものに比較して、家具等の梱包対象物と当接す
る部分が梱包生地のみとなり、ロープやテープ材は接触
しないように構成できるのでいままでよりも梱包対象物
の表面を傷付けずに済む。また、梱包生地の各外周縁に
縫着又は接着するテープ材を従来のものよりも梱包生地
の内側に設けることにより網地が梱包生地の外周からは
み出ないように構成したこと及びテープ材のロープ挿通
部を梱包生地の外周側に縫着するように構成したので、
テープ材がめくりあがる状況を防ぐことができる。さら
にテープ材の各端部をそれぞれ他のテープ材と交差する
と共に多少はみ出すような構造としたものでは、ロープ
の各端部が網地からはみ出した状態となる結果梱包具を
折り畳んだ状態から広げる場合においてロープ端部が絡
まるような状況を減らすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例にかかる梱包具の展開斜視図
である。
【図2】 梱包具の完成正面図である。
【図3】 本発明の実施例におけるテープ材の構造を示
す部分正面図である。
【図4】 テープ材の端部の縫着又は接着関係を示す部
分正面図である。
【図5】 梱包生地への網地の一体化の状況を示す側面
断面図である。
【図6】 本実施例にかかる梱包具により家具を梱包す
る状態を示す斜視図である。
【図7】 従来技術を示す梱包具の展開斜視図である。
【符号の説明】
1 梱包生地 2 補強縁 3 通孔 5 網地 6 縁網 7a,7b ロープ 10 梱包生地 12 テープ材 13 挿通部 14 網地 15 縫着部 16a,16b ロープ 18 ロープ
フロントページの続き Fターム(参考) 3E037 AA20 BC10 CA05 3E067 AA11 AB67 BA18A BB05A BB06A BB07A BB14A BB25A BC04A DA05 EA01 EA23 FA04 FC02 GD03 3E086 AB01 AC02 BA04 BA18 BA19 BA23 BB84 CA40

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 毛布、不織布などからなる方形状の梱包
    生地と、該梱包生地の表面の4辺の周縁付近に縫着又は
    接着された小幅の生地で幅方向の一部が長手方向に幅方
    向の糸が切断され疎になったロープ挿通部を有するテー
    プ材と、前梱包生地の表面に設置された前記梱包生地と
    同形で若干大きさの小さな網地とからなり、前記網地の
    各辺より長尺なロープを網地の周縁の網目と前記テープ
    材の小幅の疎になった挿通部の隙間を挿通することによ
    り梱包生地と網地の各辺を4本のロープにて一体化させ
    たことを特徴とする家具などの梱包具。
  2. 【請求項2】 前記梱包生地に縫着又は設置されたテー
    プ材が、縫着又は接着に際して、テープ材の長手方向で
    梱包材に対して内側に位置する部分と梱包生地とを縫着
    又は接着したことを特徴とする請求項1記載の家具など
    の梱包具。
  3. 【請求項3】 テープ材のロープ挿通部が、前記梱包生
    地の周縁側に位置するように縫着又は接着したことを特
    徴とする請求項2記載の家具などの梱包具。
  4. 【請求項4】 前記テープ材に設けた小幅の挿通部の隙
    間が、前記ロープ1本を挿入できる程度の外周を持ち、
    ロープの結び目が挿通できない程度の外周となるように
    構成されていることを特徴とする請求項1乃至3記載の
    家具などの梱包具。
  5. 【請求項5】 テープ材の梱包生地への縫着又は接着に
    際して各端部をそれぞれ他のテープ材と交差すると共に
    多少はみ出すような構造としたことを特徴とする請求項
    1乃至4記載の家具などの梱包具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006056641A1 (en) * 2004-11-23 2006-06-01 Jarl Fredrik Serlachius Carrying blanket

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