JP2591724Y2 - 家具などの梱包具 - Google Patents

家具などの梱包具

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JP2591724Y2
JP2591724Y2 JP1992083380U JP8338092U JP2591724Y2 JP 2591724 Y2 JP2591724 Y2 JP 2591724Y2 JP 1992083380 U JP1992083380 U JP 1992083380U JP 8338092 U JP8338092 U JP 8338092U JP 2591724 Y2 JP2591724 Y2 JP 2591724Y2
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packing
mesh
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furniture
rope
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一男 河原
直昭 斉藤
良秀 西山
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Nippon Express Co Ltd
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Nippon Express Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、引越しなどに使用し
て好適な家具などの梱包具に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】 従来引越しや家具販売店など
が家具類を梱包搬送するには、図5で示すように、エア
キャップ(商品名)と称する包装クッション材や、片面
段ボール構造の梱包紙にて包装したのち、経緯方向にロ
ープ(紐)掛けし、この紐類が積み荷,荷降し時におけ
る手掛かりの役割を果していた。このような梱包手段に
は下記のような課題がある。 (a)エアキャップや梱包紙による全面包装の際に切り
屑が生じ、作業環境を損わせる。 (b)エアキャップや梱包紙による包装,紐かけには多
くの時間と労力を要するばかりでなく、梱包技術が要求
されるという課題があるし、また、紐かけには図のよう
に紐の交叉部に紐ずれを防止するための結節を形成する
ことから、この結節が家具類に押しつけられ損傷するこ
とがある。また、紐かけの位置により把持部位置が特定
されるため、作業者の身長の大小により不便が生ずる。 (c)エアキャップや梱包紙や紐類は着地において切
断,破棄処分される消耗品であるので、きわめて不経済
であるばかりでなく、省資源化に逆行するし、ゴミ公害
の原因ともなっている。
【0003】本考案の目的は、梱包の簡略化による省力
化と家具類の保護効果を向上させ、反復使用を可能とし
た省資源,経済性の大きな梱包具を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記目的は、毛布など
の可撓性を有する方形状の梱包布地の表面に、この梱包
布地と略同形同大の網地を重ね合わせ、一方、梱包布地
の周縁四辺に鳩目構造の通孔を適当間隔毎に設け、この
各辺の通孔に対して、梱包布地の各辺より長尺なロープ
を一側最端部の通孔から表裏交互に挿通するとともに、
ロープを網地の網目に挿通して網地の周縁を梱包布地の
周縁に綴り合わせ、各ロープの両端に通孔より径大とし
た結び目などの抜け止め手段を形成したことにより達成
される。 上記目的は、請求項1において、前記網地を無
結節構造としたことにより達成される。
【0005】
【実施例】 次に、図面について本考案実施例の詳細を
説明する。図1は一部省略正面図、図2は分解斜視図、
図3は梱包状態の斜視図、図4は梱包状態の他の実施例
の斜視図である。
【0006】図1,図2について本考案梱包具の構成を
説明する。1は毛布などの可撓性と家具類の保護性をも
つ長方形状の梱包布地で、該梱包布地1が例えば毛布や
発泡樹脂などのマットである場合には、図のように梱包
布地1の全周縁に他の布地による補強縁2を構成する。
前記梱包布地1の四辺補強縁2には、適当間隔毎に鳩目
構造の通孔3を設ける。尚、前記梱包布地1としてはキ
ャンパス布地も使用可能であるが、この場合には布地の
性状が強靭であるために前記補強縁2の形成は省略でき
る。また、梱包布地1の天地を示すことと社名をアピー
ルする目的で、図のようにマーク4を印設、接着、また
は、縫着することもできる。
【0007】1は直径約3〜5mm程度の合成樹脂撚成
ロープを無結節構造に編網して形成せる網地で、該網地
5は前記梱包布地1と略同形同大に形成されている。ま
た、図から明らかなように、前記網地5の網目は正面形
状が正方形状に形成され、この網目を構成する各辺が網
地5の各辺と平行、または、直交するようにしてある。
即ち、網目が伸長する対角線を網地5の各辺に対して略
45°の角度で斜交させ、前記任意の網目を荷物運搬時
の手掛かりとして把持した場合に、網目が伸長しないよ
うに網地5の網目を構成したものである。また、前記網
地5の全周縁に補強用の縁綱6を設ける。
【0008】7a,7bは前記梱包布地1の通孔3に挿
通綴成するロープで、この各ロープ7a,7bは前記梱
包布地1の表面と前記網地5を重ね合わせたのち、梱包
布地1の縁部に形成した最端部の通孔3に対して上方か
らロープ7a,7bの一端を網地5の網目を通して梱包
布地1の裏側に挿通し、次いで、ロープ7a,7bの先
端を次の通孔3の裏側から表側に挿通する。この操作を
順次繰り返し行うことにより、梱包布地1と網地5とを
綴り込み、両者の周縁部を結合する。また、全てのロー
プ7a,7bの両端部は若干の余裕をもつように梱包布
地1より外側方に突出させるとともに、全てのロープ7
a,7b端に通孔3の径より大きな抜け止め用の結び目
などを形成する。更に、梱包作業上前記各ロープ7a,
7bの両端が梱包布地1の表面側に突出することが望ま
しい。そのためには、梱包布地1の各辺に穿設形成する
鳩目構造の通孔3の数は偶数とする。本願考案の梱包具
Aは上述のように構成されている。尚、上記実施例は、
梱包布地1と網地5とを分離し、ロープ7a,7bで綴
着するようにしたが、梱包布地1と網地5の周縁部を結
合手段にて結合してもよい。
【0009】
【作用の説明】 次に、図3について家具類の梱包作業
について説明する。梱包しようとする家具8の正面に横
長姿勢とした梱包具Aの略中央部を、梱包布地1が内側
に網地5が表側となるように当接させ、梱包具Aの両側
で家具8の両側面を覆ったのち端部を家具8の背面側に
かけめぐらせる。次いで梱包具Aの上部長辺側のロープ
7aの両端を均一に引動すると梱包具Aを構成する梱包
布地1と網地5の長辺側縁部が縮結され、家具8の上面
周縁を被覆する。この状態でロープ7aの両端を結ぶ。
この作業と同じ作業が家具8の下底部においても行われ
る。図で示すように、家具8が大きく梱包具Aの短辺間
が大きく開いている場合には、短辺側のロープ7bは互
いに結ぶことなく放置状態におき、その代りとして、図
で示すような両端にフック9aを備えたゴムバンド9を
稲妻姿勢にかけ回わしして梱包具Aの短辺側を取合わせ
る。
【0010】図4で示すように、梱包する家具8が小さ
く、梱包具Aの両端部が図のように重ね合わされる場合
には、長辺側のロープ7aの両端を複数の網目に挿通し
て互いに対向的に折り返したのち、ロープ7aの両端部
を結んで梱包具Aを家具8にフイットさせる。尚、梱包
具Aの短辺側のロープ7bは役に立たないため放置して
おく。また、梱包具Aの両端部の梱包作用を補うため
に、前記ゴムバンド9を使用することも可能である。そ
の他の梱包手段は図3の要領と同じである。このよう
に、図3,図4で示された梱包物は、1人または複数人
によって運搬されるが、全表面に張設姿勢にある網地5
の任意の網目が手掛かりとなる。
【0011】
【考案の効果】 上述のように本考案の構成によれば、次
のような効果が得られる。 (a)従来技術のように多くの時間と労力や、高度の梱
包技術を要することなく迅速に梱包しうる。 (b)梱包布地は家具類を有効に保護し、また、表面の
網地の網目は作業者に対して任意の手掛かりを提供する
ことができ、従来技術のように、梱包物運搬のための手
掛かり部位が特定されることなく、運搬効率の向上が図
れる。 (c)網地が無結節構造であることから、網目結節によ
って被梱包物を損傷することがない。 (d)従来技術のような着地において廃棄処分される消
耗品が皆無であることから、省資源,無公害効果の向上
が図れ、かつ、経済的効果も大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一部省略正面図である。
【図2】 分解斜視図である。
【図3】 梱包状態の斜視図である。
【図4】 梱包状態の他の実施例の斜視図である。
【図5】 従来の梱包例を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 梱包具 1 梱包布地 2 補強縁 3 通孔 4 マーク 5 網地 6 縁綱 7a ロープ 7b ロープ 8 家具

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 毛布などの可撓性を有する方形状の梱包
    布地の表面に、この梱包布地と略同形同大の網地を重ね
    合わせ、一方、梱包布地の周縁四辺に鳩目構造の通孔を
    適当間隔毎に設け、この各辺の通孔に対して、梱包布地
    の各辺より長尺なロープを一側最端部の通孔から表裏交
    互に挿通するとともに、ロープを網地の網目に挿通して
    網地の周縁を梱包布地の周縁に綴り合わせ、各ロープの
    両端に通孔より径大とした結び目などの抜け止め手段を
    形成したことを特徴とする家具などの梱包具。
  2. 【請求項2】 前記網地を無結節構造としたことを特徴
    とする請求項1記載の家具などの梱包具。
JP1992083380U 1992-11-09 1992-11-09 家具などの梱包具 Expired - Lifetime JP2591724Y2 (ja)

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JPH0642728U JPH0642728U (ja) 1994-06-07
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