JPH0122794Y2 - - Google Patents

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JPH0122794Y2
JPH0122794Y2 JP1984138994U JP13899484U JPH0122794Y2 JP H0122794 Y2 JPH0122794 Y2 JP H0122794Y2 JP 1984138994 U JP1984138994 U JP 1984138994U JP 13899484 U JP13899484 U JP 13899484U JP H0122794 Y2 JPH0122794 Y2 JP H0122794Y2
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net
strings
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elastic
loop
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JP1984138994U
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  • Wrappers (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は荷止め用ネツトに係り、主に、オー
トバイや自転車等の荷台に荷物を固定するために
使用する荷止め用ネツトに関する。
(従来の技術) 従来より、二輪車等の荷台に荷物を固定する際
には、ゴム紐等の紐類や荷台にあらかじめ装着さ
れた止着具等が用いられていた。しかし、ゴム紐
を使用して荷物を固定する場合には、荷物の形状
に合せて何度も巻付けなければならないので、極
めて手間が掛るものであつた。しかも、紐類を巻
付けている途中で紐類の止着が一箇所でも不完全
な部分があると、走行時の振動によつて紐類全体
の緊締がしだいに緩んでゆき、荷物の固定状態を
維持し得なくなるといつた不都合を有する。
そこで従来では、弾性材からなる網体に係止具
を設けた荷止めネツトが考案されている。
この種のネツトは、種々知られているが、タイ
プ別に分類すると、次の3つのタイプに分類でき
る。すなわち、 (A) ゴム板を打抜き加工等により網目状に形成し
た弾性網体の周囲縁に係止具を設けたタイプの
もの(実公昭50−8381号公報、及び実開昭53−
126165号公報参照)。
(B) 弾性紐体の交差部分を他の結束用の紐で結束
したタイプのもの(実開昭56−120974号公報、
実開昭61−51289号公報、実公昭53−4316号公
報参照)。
(C) 弾性紐体を網形状に結ぶことで弾性網体を形
成したタイプのもの(実開昭60−150184号公報
参照)。
(考案が解決しようとする問題点) ところがこれら従来のネツトには次の如き問題
点があつた。
すなわち、タイプ(A)の網体では、板状の弾性体
から網形状に形成するものなので、この網体自体
の弾性力は、弾性紐体を使用した他のタイプの網
体に比べて極めて劣る欠点がある。
また、タイプ(B)の網体は、網目の交差部分、ま
たは隣接部分を他の紐体で結束するものなので、
網体の製造工程が多くなり、この結果、他のタイ
プの網体に比べて安価な提供は望めないものにな
つている。しかも、このタイプでは、使用時の摩
擦等により、網目を結束する紐体が、極めて摩耗
し易く、この結束用紐体の耐久性に問題が残つて
いた。
更に、タイプ(C)の網体は、弾性紐体を結んで網
体を形成するので、網体の結び目が嵩張るといつ
た不都合はあるものの、タイプ(A)の網体に比べて
弾性力に富み、また、タイプ(B)の網体に比べて製
造工程が少ないといつた長所がある。
しかしながら、その一方で、紐体を結んで網体
を形成した場合には、紐体自体の弾性力により、
紐体端部の結び目がほどけ易くなる欠点もある。
しかも、紐体の端部がほどけてしまつた紐体を知
らずに使用していると、他の結び目も徐々にほど
ける虞がある。したがつて、タイプ(C)の網体は、
網体を形成する紐体端部の結び位置によつて、網
体の強度が大きく左右されるといつた問題点があ
つた。しかも、実開昭60−150184号公報に記載さ
れた網体や、実開昭61−51289号公報に図示され
たタイプ(C)の網体の如く、網体を形成する紐体を
複数本使用すると、紐体が多くなるほど紐体端部
の結び目が多くなり、この結果、網体の耐久性に
問題が生じるものであつた。
また、これら三つのタイプで共通している問題
点は、荷台係止用の係止具を設ける。弾性網体の
周囲縁部の強度にある。すなわち、従来の網体
は、いずれも、弾性網体の周囲縁部に荷台係止用
の係止具を設けてあり、この弾性網体と係止具と
の連結部分は、弾性網体の中でも特に大きな荷重
が加わる部分になつている。しかも、弾性網体の
周囲縁部に、スライド自在な係止具を設けた場合
には、係止具と周囲縁部との摩擦により、周囲縁
部の紐体が擦り切れる虞もある。したがつて、こ
の連結部分が他の部分に比較して損傷が著しいと
いつた問題点があつた。
そこで、この考案は上述の問題点を解消すべく
案出されたもので、 網体自体の弾力性及び耐久性に富み、 係止具を連結する網体周囲縁部の強化を図
り、 網体の製造工程が少なくて済む荷止め用ネツ
トの提供を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成すべくこの考案は、 網体全体が一本の弾性紐体によつて形成される
荷止め用ネツトにおいて、 網体は、平面矩形状を成し、この網体の角部一
端から対角にかけて一本の紐体を順次ループ状に
結んで形成し、 網体の周囲縁部は、少なくとも2重以上の紐体
で形成し、この重なつた紐体を一纒めにした周囲
縁部に、網体と荷台とを連結する複数個の係止具
を設けたことを問題解決のための手段とする。
(作用) この考案によれば、平面矩形状を成した網体
は、1本の弾性紐体から形成される。このとき、
弾性紐体の両端部は、網体の角部一端と、この角
部の対角に位置するものになる。
そして、少なくとも2重以上の紐体で形成した
網体の周囲縁部を、複数個の係止具が一纒めに
し、この係止具が、網体と荷台とを連結する。
(実施例) 以下、図面を参照してこの考案の実施例を詳細
に説明する。
図に示す符号1は、平面矩形状を成した網体で
あり、この網体1は、網体1の角部一端から対角
にかけて一本の紐体2を順次ループ状に結んで形
成してある。
そして、網体1の周囲縁部は、少なくとも2重
以上の紐体2で形成し、この重なつた紐体2を一
纒めにした周囲縁部に、網体1と荷台Bとを連結
する複数個の係止具3を設ける。
係止具3は、網体1周囲縁の相対する適位置に
間隔を置いて設けてある。図示例では、矩形状に
編んだ網体1の相対する側縁に3対の係止具3を
設けてあるが、この例に限られるものではなく、
周囲縁全体に係止具3を設けても良い。また、こ
の係止具3はS字状を成した金具の先端に弾性材
から成る保護キヤツプ4を設けてあり、係止具3
の係着時に係止具3の先端で他の物品を傷付けな
いようにしてある。また、このような保護キヤツ
プ4を設けることにより、該先端部分で係止具3
を係止させた際に保護キヤツプ4が滑止の役目を
果し、係止具3の位置ずれを防止する。更に弾性
紐体2として使用する紐体は、直径約5mm程のゴ
ム紐を予定しており、1本の弾性紐体2を編み上
げて網体1を形成する。
次に、網体1の編み方を説明すると、まず、弾
性紐体2の後端部に2つのループX1を設ける
(第3図イ参照)。そして、残りの先端部分でルー
プX1の2倍の延長ループX2を形成すると共
に、該延長ループX2の先端をループX1の一方
に結んでループX1と延長ループX2とを連続さ
せる(第3図ロ参照)。
更に、この延長ループX2の先端を他方のルー
プX1に挿通して延長ループX2の横列に並設す
る並列ループX3を設けると共に、並列ループX
3の先端を挿通した他方のループX1に並列ルー
プX3の先端部分を固定する(第3図ハ参照)。
そして、該先端からまた延長ループX2を形成し
て各並列ループX3に順次挿通し、新たな並列ル
ープX3を形成してゆく。以下、延長ループX2
と並列ループX3とを交互に形成して所定の半分
の大きさの網体1を編み上げる(第3図ニ参照)。
そして残り半分の延長ループX2からは、延長
ループX2の先端で形成する並列ループX3を各
横列につきひとつづつ減らしてゆき、最後の並列
ループX3と延長ループX2とを連結して網体1
が完成される(第3図ホ参照)。
このように網体1を編み上げることによつて、
網体1の各部に加わる張力が網体1の全体に拡散
するようになり、常に平均した緊締力で荷物Gを
固定することができる。また、網方自体も頗る容
易で、1本の適当な弾性紐体2があれば誰にでも
簡単に網体1を形成できる。
(考案の効果) この考案は上述の如く構成したことにより、当
初の目的を達成する。
すなわち、網体全体が一本の弾性紐体によつて
形成される荷止め用ネツトにおいて、網体1は、
平面矩形状を成し、網体1の角部一端から対角に
かけて一本の紐体2を順次ループ状に結んで形成
したことで、1本の弾性紐体の両端部は、網体の
角部一端と、この角部の対角に位置するものにな
る。したがつて、複数本の紐体を結んで網体を形
成したタイプ(C)の網体の如く、紐体自体の弾力性
により、紐体端部の結び目がほどけ易いといつた
問題点は解消された。この結果、網体1自体の耐
久性に富むものになつた。
更に、一本の紐体2を順次ループ状に結んで形
成したことで、従来のタイプ(A)の網体に比べて網
体自体の弾性力に富み、しかもタイプ(B)の網体に
比べて、製造工程が少なくて済む。
また、網体1の周囲縁部は、少なくとも2重以
上の紐体2で形成し、この重なつた紐体2を一纒
めにした周囲縁部に、網体1と荷台Bとを連結す
る複数個の係止具3を設けたことで、網体1と係
止具2との連結部分の強化を図ることができる。
このことから、網体1の周囲縁部に、スライド自
在な係止具3を設けた場合でも、係止具3と周囲
縁部との摩擦により、周囲縁部の紐体が擦り切れ
る虞も解消された。
このようにこの考案によれば、 網体自体の弾力性及び耐久性に富み、 係止具を連結する網体周囲縁部の強化を図
り、 網体の製造工程が少なくて済む などといつた実用上有益な種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は平面図、第2図は使用状態を示す斜視図、第3
図イ乃至ホは網体の編み方の過程を示す平面図で
ある。 1…網体、2…弾性紐体、3…係止具、4…保
護キヤツプ、X1…ループ、X2…延長ループ、
X3…並列ループ、A…二輪車、B…荷台、G…
荷物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 網体全体が一本の弾性紐体によつて形成される
    荷止め用ネツトにおいて、網体は、平面矩形状を
    成し、この網体の角部一端から対角にかけて一本
    の紐体を順次ループ状に結んで形成され、網体の
    周囲縁部は、少なくとも2重以上の紐体で形成
    し、この重なつた紐体を一纒めにした周囲縁部
    に、網体と荷台とを連結する複数個の係止具を設
    けたことを特徴とする荷止め用ネツト。
JP1984138994U 1984-09-13 1984-09-13 Expired JPH0122794Y2 (ja)

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JP1984138994U JPH0122794Y2 (ja) 1984-09-13 1984-09-13

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JPS6153284U JPS6153284U (ja) 1986-04-10
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JPS6151289B2 (ja) * 1982-07-06 1986-11-08 Asahi Optical Co Ltd

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JPS6151289B2 (ja) * 1982-07-06 1986-11-08 Asahi Optical Co Ltd

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