JP2864232B2 - 長尺物の結束方法および長尺物の結束体 - Google Patents

長尺物の結束方法および長尺物の結束体

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JP2864232B2 JP8088999A JP8899996A JP2864232B2 JP 2864232 B2 JP2864232 B2 JP 2864232B2 JP 8088999 A JP8088999 A JP 8088999A JP 8899996 A JP8899996 A JP 8899996A JP 2864232 B2 JP2864232 B2 JP 2864232B2
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容 山口
洋 原田
四郎 畑山
伸行 栗焼
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パイプや材木、
また、各種の棒状部材の結束に適用される長尺物の結束
方法および結束体に関する。
【0002】
【従来の技術】パイプ等の長尺物(以下、パイプで代表
する)にあっては、製造後においてビニール紐、紙バン
ド、ナイロンバンド、金属バンドあるいはPPバンド等
を用いて複数本の束に結束され、結束体として工場から
出荷され、ユーザに向けて輸送される。このようなパイ
プの結束体は、通常、複数のパイプをまとめて両側部分
に紐(横紐)を巻回して結束するが、また、輸送時等の
取扱の便宜を図るためパイプ長手方向に紐(縦紐)を配
索し、この縦紐を横紐に止着することが行われている。
【0003】そして、従来、このような結束体の結束の
形態として、図6aあるいは図6bに示すようなものが
知られる。例えば、図6aの結束の形態は、複数のパイ
プPをまとめて両端にそれぞれ袋29を被せた後、両端
をそれぞれ袋29の上から横紐22で結束し、次いで、
パイプPの長手方向に縦紐21を沿わせて縦紐21の両
端を横紐22に止着し、この横紐21の上からパイプP
の袋29掛け部分を横紐23でさらに結束する。
【0004】また、後者の図6bにあっては、複数のパ
イプPをまとめて両端を横紐38で一次結束した後に両
端にそれぞれ袋39を被せ、次いで、縦紐31aをその
長手方向に沿わせて一重(便宜上、符号1aを付す)に
配索する。そして、パイプPの両端の袋39掛け部分を
縦紐31の上から長手方向に離間して横紐32,33で
結束し、この後に、縦紐31をループ状に接続し二重に
重ねて横紐32間に緊締し(縦紐31の下側部分を31
a、上側部分を31bとする)、パイプPの中央部分を
長手方向に離間した2か所で縦紐31の上から、すなわ
ち、縦紐31a,31bの上から横紐34,34で結束
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の図6a,図6bのいずれのパイプ結束体にあっ
ても、輸送等に際して作業者が縦紐21,31を把持し
て取り扱おうとする場合、同図に1点鎖線で示すよう
に、縦紐21あるいは縦紐31の上側部分31bが大き
く伸び、パイプ結束体を持ち上げることが困難で、取扱
が不便であるという問題があった。すなわち、図6aに
示す結束体では縦紐21が一重で止着部分が緊縛される
ため、また、図6bに示す結束体では縦紐31の上側部
分31bが上側から結束されていないため、縦紐の伸び
が大きくなるという問題があった。この発明は、上記問
題に鑑みてなされたもので、パイプ等の長尺物の結束体
の取扱が容易に行える結束方法および結束体を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる長尺物の結束方法は、1本の長尺
物またはまとめられた複数の長尺物の集合体両端部分を
横紐により巻回結束したのち袋掛し、その後に長手方向
に沿って縦紐を一重に配索する第1の段階と、前記長尺
物集合体の両側部分に前記縦紐の上から第1の横紐を巻
回して袋部を固定結束する第2の段階と、前記縦紐を折
り返して該縦紐を二重に重ね、該縦紐をループ状に緊締
接続する第3の段階と、前記長尺物集合体に前記第1の
横紐よりも中央側の袋上で前記二重に折り返された縦紐
の上から第2の横紐を巻回して結束する第4の段階と、
前記第4の段階の後に、前記長尺物集合体の中央部分を
前記二重に重合した縦紐上から前記第2の横紐の間の少
なくとも1箇所で第3の横紐により巻回結束する第5の
段階とからなるものである。
【0007】またさらに、この発明にかかる長尺物の結
束体は、1本の長尺物またはまとめられた複数の長尺物
の集合体両端部分を横紐で巻回結束し、その上に袋掛
し、その長手方向に沿って二重に重ねて延設され、ルー
プ状に緊締接続された縦紐と、前記長尺物集合体の両端
部分の袋掛した袋上で前記縦紐の長尺物側の一重部分と
ともに巻回結束した第1の横紐と、前記長尺物集合体を
前記第1の横紐より中央側の袋上で前記二重の縦紐の上
から巻回結束した第2の横紐と、前記長尺物集合体の中
央部分を前記二重に重合した縦紐上から前記第2の横紐
の間の少なくと1箇所に巻回結束した第3の横紐とを備
えてなる。
【0008】長尺物は、縦寸法や横寸法(径寸法)に比
較して長さ寸法が大きい部材であり、その断面形状は円
形や矩形、また、他の異形の形状であるかを問わない。
この長尺物は、パイプや棒状部材等で代表される。長尺
物集合体は、通常、複数の長尺物を大まかな団塊として
まとめたものが用いられるが、取扱上で縦紐を必要とす
る長尺物は1本でも本発明を適用することができる。
【0009】縦紐と横紐は前記に例示した周知のビニー
ルバンド等を用いることができるが、特に、安価かつ軽
量で耐水・耐薬品性および溶着性に優れ自動梱包が容易
で、着色も簡単で美観に優れたPPバンドが望ましい。
特に望ましくは、厚さが0.2mm〜1.0mm、幅が
10mm〜20mm、伸びが25%以下、引張強さが1
00kg以上のPPバンド、さらに、結束の信頼性を高
める上では表面に網目状のエンボシング(シボ)が施さ
れたPPバンドが望ましい。そして、シボ率(見かけの
厚さ/正味の厚さ)としては、通常、150%〜250
%の範囲のものが好ましい。この横紐と縦紐の結束と接
続は周知の結束機により、あるいは、作業者の手作業で
行うことができる。
【0010】
【作用】この発明にかかる長尺物の結束方法および結束
体は、長尺物集合体に縦紐を長手方向に一重に沿わせて
長尺物の両側部をそれぞれ第1の横紐で縦紐の上から結
束した後に、縦紐を折り返し、縦紐を二重のループ状に
緊締接続して横紐間に緊張状態で張装し、次に、前記第
1の横紐より中央側袋上で二重の縦紐の上から第2の横
紐により結束すると共に、長尺物集合体の中央部分を二
重に重合した縦紐上から第3の横紐により巻回結束す
る。このため、縦紐は外側部分も横紐により押さえられ
て長尺物集合体と密着し、輸送時等に作業者が縦紐の外
側部分を把持して持ち上げても縦紐が大きく伸びること
がない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1から図3はこの発明の一の
実施の形態にかかる長尺物の結束体を示し、図1が複数
のパイプを結束したパイプ結束体を模式的に示す斜視
図、図2および図3がその結束の方法をアルファベット
順で時系列的に示す模式図である。
【0012】先ず、結束されたパイプ結束体の概要を図
1を参照して説明すると、パイプ結束体10は7本のパ
イプ(長尺物)Pを有する。これら7本のパイプPは、
両側部が直に横紐11により結束され、両端部が横紐1
1を含めて袋12により覆われ、この袋12の上から両
側部がそれぞれ上記横紐11より端部側の位置で第1の
横紐13により結束される。なお、第1の横紐13およ
び後述する縦紐14は幅が15.5mm、見かけの厚さ
が0.64mm、シボ率が180%のPPバンドが特に
好ましい。
【0013】また、パイプPには、第1の横紐13間に
長手方向に沿ってループ状の縦紐14が二重に、すなわ
ち、内側部分14aと外側部分14bとを重ねて緊張状
態で掛装される。この縦紐14は、第1の横紐13を内
側部分14aと外側部分14bとで挟み、第1の横紐1
3で折り返される。そして、パイプPは、両側の袋12
により覆われた部分が第1の横紐13より中央側の袋上
位置で第2の横紐15により縦紐14の各部分14a,
14bの上から結束される。すなわち、第2の横紐15
はパイプP両側部の第1の横紐13より中央側部分を袋
12の上から縦紐14上に交差して結束する。
【0014】そして、パイプPは、第2の横紐15間、
すなわち、中央部分の2か所が第2の横紐15と同様に
して第3の横紐16で縦紐14の各部分14a,14b
の上からさらに結束される。これら第3の横紐16は両
側の第2の横紐15の間であればどの位置でもよいが、
互いの間隔および横紐15との間の間隔が等しくなる位
置で結束することが望ましい。
【0015】次に、この実施の形態における結束の方法
を図2および図3を参照して説明する。この実施の形態
においては、先ず、図2aに示すように、7本のパイプ
Pをベルト等で抱き込むことでまとめ、この7本のパイ
プPがまとめられたパイプ集合体Sの両側部を横紐11
により結束(便宜上、仮結束と称する)する。ここで、
このパイプ集合体SにおけるパイプPの整列の形態は、
特に限定されないが、パイプPの本数に応じて図4a〜
hに示すような形態を採ることが好ましい。
【0016】次いで、図2bに示すように、パイプ集合
体Sの両端部に袋12を被せて各パイプPの開口を覆
い、パイプP内へのゴミや水等の侵入を防止し、また、
この袋12により横紐11を覆う。なお、この袋12
は、必ずしも横紐11を覆う深さのものを用いる必要が
なく、その深さは任意に選択できる。
【0017】この後、図2cに示すように、パイプ集合
体Sの周面に長手方向に沿って縦紐14を一重(内側部
分14a)に配索する(第1の段階)。そして、図2d
に示すように、パイプ集合体Sの両側部を横紐11より
端側の位置で袋12の上から縦紐14に重ねて第1の横
紐13により結束し(第2の段階)、続いて、縦紐14
をループ状に緊締接続して第1の横紐13間に二重に重
ね合わせて、すなわち、内側部分14aと外側部分14
bを重ねて所定の張力で張装する(第3の段階)。
【0018】次に、図3aに示すように、パイプ集合体
Sの両側部の袋12により覆われた部分を縦紐14の上
から第2の横紐15で結束する(第4の段階)。この第
2の横紐15は、横紐11より中央側に結束される。こ
の後、パイプ集合体Sの中央部分、すなわち、第2の横
紐15間の2か所を縦紐14の上から第3の横紐16に
より結束し(第5の段階)、結束が完了する。
【0019】なお、結束の形態は、上述した図1の形態
に限定されるものではなく、図5a,bに示すような形
態も実施することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、長尺物集合体の両端部分を横紐により巻回結束した
のち袋掛けし、その後に縦紐を長手方向に一重に沿わせ
て長尺物の両側部をそれぞれ第1の横紐で縦紐の上から
結束した後に縦紐を折り返し、縦紐を二重のループ状に
緊締接続して横紐間に張装し、次に、長尺物集合体に前
記第1の横紐よりも中央側の袋上で二重の縦紐の上から
第2の横紐により結束すると共に、長尺物集合体の中央
部分を二重縦紐上から第3の横紐により結束したため、
輸送時等に作業者が縦紐の外側部分を把持して持ち上げ
ても縦紐が大きく伸びることがなく、取扱が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態に係る長尺物の結束
体を模式的に示す斜視図である。
【図2】同結束体を達成するための結束方法を示し、そ
の結束段階をアルファベットa〜d順に示す模式図であ
る。
【図3】図2に続く結束段階をアルファベットa,b順
に示す摸式図である。
【図4】同結束体における長尺物の配列a〜hは夫々の
態様を示す模式図である。
【図5】この発明にかかる結束体のa,bは夫々異なる
態様を示す模式図である。
【図6】従来の長尺物の結束体を模式的に示す斜視図で
あり、aが一の態様を、bが他の態様を示す。
【符号の説明】
10 パイプ結束体 11 横紐 12 袋 13 第1の横紐 14 縦紐 14a 内側部分 14b 外側部分 15 第2の横紐 16 第3の横紐 P パイプ(長尺物) S パイプ集合体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗焼 伸行 山口県新南陽市開成町4985 信越ポリマ ー株式会社南陽工場内 (56)参考文献 特開 平3−111227(JP,A) 特開 平2−85111(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 27/00 - 27/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本の長尺物またはまとめられた複数の
    長尺物の集合体両端部分を横紐により巻回結束したのち
    袋掛し、その後に長手方向に沿って縦紐を一重に配索す
    る第1の段階と、前記長尺物集合体の両側部分に前記縦
    紐の上から第1の横紐を巻回して袋部を固定結束する第
    2の段階と、前記縦紐を折り返して該縦紐を二重に重
    ね、該縦紐をループ状に緊締接続する第3の段階と、前
    記長尺物集合体に前記第1の横紐よりも中央側の袋上で
    前記二重に折り返された縦紐の上から第2の横紐を巻回
    して結束する第4の段階と、前記第4の段階の後に、前
    記長尺物集合体の中央部分を前記二重に重合した縦紐上
    から前記第2の横紐の間の少なくとも1箇所で第3の横
    紐により巻回結束する第5の段階とからなることを特徴
    とする長尺物の結束方法。
  2. 【請求項2】 1本の長尺物またはまとめられた複数の
    長尺物の集合体両端部分を横紐で巻回結束し、その上に
    袋掛し、その長手方向に沿って二重に重ねて延設され、
    ループ状に緊締接続された縦紐と、前記長尺物集合体の
    両端部分の袋掛した袋上で前記縦紐の長尺物側の一重部
    分とともに巻回結束した第1の横紐と、前記長尺物集合
    体を前記第1の横紐より中央側の袋上で前記二重の縦紐
    の上から巻回結束した第2の横紐と、前記長尺物集合体
    の中央部分を前記二重に重合した縦紐上から前記第2の
    横紐の間の少なくと1箇所に巻回結束した第3の横紐と
    を備えてなることを特徴とする長尺物の結束体。
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