JP3207554U - 荷役用包被シート - Google Patents

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忠利 竹下
忠利 竹下
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宮崎県森林組合連合会
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Abstract

【課題】低コストでの製作を可能とし、生産性を向上させるうえに、充分な耐久性を有する荷役用包被シートを提供する。【解決手段】シート本体2に無端状の吊ベルト3a,3bを交差させた状態、かつ吊ベルト3a,3bの一部がシート本体2から突出した状態で縫着し、フックへ目掛けされる掛口を自ずと形成し、製作における手間を省くことにより生産性を向上させた。また、無端状の吊ベルト3a,3bによりシート本体2を補強し、充分な耐久性を備えさせた。【選択図】図1

Description

本考案は、主に短尺状の林地残材を包装して運搬するために使用される荷役用包被シートに関する。
従来、伐採時に発生する未木、枝条、曲がり材や割れ等の短尺の丸太、根元部等の短尺状の木材等は、山林放置されていた。このような林地残材は、再造林の地揃えの妨げになり再造林コストを押し上げる、降雨時には土砂とともに流されて災害の要因となるなどの問題を抱えていた。しかしながら近年では、放置された林地残材を集荷して木質バイオマス発電の燃料として2次利用することにより、これらの問題が解決されている。
一方、林地残材の集荷作業は、その多くが人力で行われているのが実情であった。地面に放置されている林地残材を人手で拾い集め、運搬車両の荷台へ直接積み込む、もしくは運搬車両に載置される集荷ゲージやコンテナパックへ収容することで林地残材を集荷しているが、太幹状、又は生乾き状態の林地残材は、重量が嵩むため、人手による積込み作業は困難を極めるため放置されていた。
そこで、本考案者は、集荷方法について鋭意研究を重ね、地面に広げた包被体の上に林地残材を集積した後、巾着状にして包み、これをクレーンにより吊り上げて運搬車両へ積み込むことで、積み込み作業を容易化に行えることを見出した。
このように、運搬や輸送等に使用される包被体として、例えば特許文献1に示すように、方形シートの各隅部に把手を形成するとともに、各辺に紐挿通部を設けて隣接する二辺の紐挿通部に挿通して設けた第一の吊紐と、残りの二辺の紐挿通部に挿通して設けた第ニの吊紐とを設けた多用途風呂敷が先に開示されている。また、例えば特許文献2に示すように、方形状を成す可撓性生地の各隅部内側に挿通孔を設け、この挿通孔に補強材を挿通して補強材の先端に結絡具を締結し、各隅部を折り返して締結部分ごと内包してなる包被体が開示されている。
特開2009−12830号公報 実公平02−4924号公報
しかしながら、短尺状の林地残材は、その形状が不規則、かつ枝状などの突起部分が多いため、特許文献1や特許文献2に記載された包被体では、巾着状となった際にベランスが悪い、シートが裂ける、又は把手が方形シートから外れるなど、耐久性が充分ではなく、吊り上げ時の安全性が低いという問題を抱えていた。また、特許文献2に記載された包被体は、構造が複雑で製作に手間がかかるため製作コストが嵩む、並びに生産性が悪いという問題があった。
本考案は、上記のような問題を解決するため、低コストでの製作を可能とし、生産性を向上させるうえに、充分な耐久性を有する荷役用包被シートを提供することを目的とする。
このため本考案は、シート本体と、該シート本体に交差させた状態で設けられる複数の無端状の吊ベルトと、前記シート本体の辺縁に設けられるハトメを備え、前記吊ベルトの一部がシート本体から突出した状態で設けられていることを第1の特徴とする。
本考案の荷役用包被シートは、以下の優れた効果を有する。
(1)シート本体から突出した吊ベルトの一部が自ずとクレーンのフック類へ目掛される掛口を形成するため、シート本体に掛口を設ける手間を省き、生産性を向上させることができる。
(2)無端状の吊ベルトを交差させた状態でシート本体に縫着しているため、吊り上げ時に充分な耐久性、及び安定性を備え、安全性を確保することができる。
(3)シート本体の辺縁にハトメを設けているため、ハトメに紐を通して緊結して各縁を絞ることが可能となる。したがって、吊り上げ時に巾着状態の形が崩れ、荷崩れや荷落ちを防止することができる。
本考案に係る荷役用包被シートの一実施例を示す平面図である。 本考案に係る荷役用包被シートの製造手順を説明する平面図である。 本考案に係る荷役用包被シートの使用状態を示す側面図である。
以下に、本考案の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。本考案の荷役用包被シート1は、図1に示すように、主に方形状のシート本体2と、このシート本体2の対角線上に設けられた吊ベルト3a,3bから構成されている。
シート本体2は、合成樹脂、合成繊維、又は天然繊維からなる織布又は不織布を方形状に形成したシートである。また、シート本体2は、織布又は不織布に合成樹脂からなるシートを積層した構造とすることも可能で、例えば防水性及び加工性にすぐれた合成繊維に、合成樹脂からなるシートを積層し、強度を向上させても良い。この際、積層シートに用いられる合成繊維としては、ナイロン、ポリエステル、ポリオレフィンなどの繊維、合成樹脂としては、加工性にすぐれ、廉価なポリオレフィンを採用することが好ましい。
吊ベルト3a,3bは、帯体を無端状に形成したもので、強度が高く、柔軟性に富む素材であれば、いずれでも使用することができる。生産性を向上させるためには、吊ベルト3a,3bをシート本体2と同様の素材を用いることが肝要である。
シート本体2は、図2(A)に示すように、方形状に形成したシートの四隅を一面側に折り返してシート本体2に縫製し、四隅部2bを有した八角形状に形成される。シート本体2は、八角形状に限らず、多角形状に形成されても良い。本考案においては、方形状のシート本体2を折り返し加工する手間など、生産性を向上させる点から八角形状が好ましく、あらかじめ八角形状に形成されたシート本体2を用いる場合は、この限りではなく、したがって、シート本体2の多角形状は、限定されるものではない。
次に図2(B)に示すように、シート本体2の折り返した四隅の表面上に力布4を配置し、さらに交差させた吊ベルト3a,3bを、シート本体2の四隅部2b間を結んだ対角線上に重ね、これらを縫着する。この際に、吊ベルト3a,3bは、その一部がシート本体2の四隅部2bから外側に突出した状態に配置することで、クレーンのフック8へ目掛される掛口31a,31bが自ずと形成される。さらに、吊り上げ時の強度を向上させる目的で、吊ベルト3a,3bの上から補強材5が縫着される。
次いで、シート本体2の四辺(長辺)の縁部2aには、所定間隔で複数個のハトメ6が設けられる。したがって、図3に示すように、吊り上げ時にハトメ6へ通した紐7を緊結することで、荷役用包被シート1の隣り合う2辺の縁部2a同士をより密着させることができ、吊り上げ時に内容物が転落することを防ぐことができる。
以上のように製造された本考案の荷役用包被シート1は、地面に広げて林地残材を集積した後、収容物を包むようにシート本体2の四隅部に設けられた掛け口31a,31bを寄せ集め、この集めた掛け口31a,31bを纏めてフック8へ目掛けするだけで、図3に示すように、容易に巾着状の袋を形成することができる。また、無端状の吊ベルト3a,3bを交差させた状態で設けているため、巾着状のシート本体2をバランス良く支えるとともに、耐久性に優れている。
尚、本考案の要旨は、シート本体2に、交差させた無端状の吊ベルト3a,3bの一部を、シート本体2から突出した状態に設けることで、フック8へ目掛けされる掛口31a,31bを自ずと形成するとともに、シート本体2の補強を兼ね備えた点である。したがって、例えば無端状の吊ベルトを対向する長辺間にさらに設ける、また例えばシート本体2を正八角形に形成するなど、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは言うまでもない。
1 荷役用包被シート
2 シート本体
2a 縁部
2b 四隅部
3a 吊ベルト
31a 掛け口
3b 吊ベルト
31b 掛け口
4 力布
5 補強材
6 ハトメ
7 紐
8 フック

Claims (1)

  1. シート本体と、該シート本体に交差させた状態で設けられる複数の無端状の吊ベルトと、前記シート本体の辺縁に設けられるハトメを備え、前記吊ベルトの一部がシート本体から突出した状態で設けられていることを特徴とする荷役用包被シート。
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