JP3292764B2 - 羽毛布団 - Google Patents
羽毛布団Info
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- JP3292764B2 JP3292764B2 JP16045793A JP16045793A JP3292764B2 JP 3292764 B2 JP3292764 B2 JP 3292764B2 JP 16045793 A JP16045793 A JP 16045793A JP 16045793 A JP16045793 A JP 16045793A JP 3292764 B2 JP3292764 B2 JP 3292764B2
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- Japan
- Prior art keywords
- tape
- gusset cloth
- gusset
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- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
- Bedding Items (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は完全マチ入り羽毛布団に
係り、特に、羽毛収容室の形成を簡単かつ確実になし得
るように構成した羽毛布団に関するものである。
係り、特に、羽毛収容室の形成を簡単かつ確実になし得
るように構成した羽毛布団に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、布団の表地と裏地の間に羽毛
が突き刺さらないような生地の縦用のマチ布と横用のマ
チ布とを格子状に立体的に配置して布団の内部に多数の
羽毛収容室を区画形成し、この羽毛収容室内に羽毛を充
填してなる、いわゆる完全マチ入り羽毛布団がある。従
来より上記のマチ布の形成に際しては、表地と裏地のそ
れぞれにマチ布テープと称されるテープを長手方向に沿
って縫着し、このマチ布テープの端部同士を縫合する手
段が採られている。
が突き刺さらないような生地の縦用のマチ布と横用のマ
チ布とを格子状に立体的に配置して布団の内部に多数の
羽毛収容室を区画形成し、この羽毛収容室内に羽毛を充
填してなる、いわゆる完全マチ入り羽毛布団がある。従
来より上記のマチ布の形成に際しては、表地と裏地のそ
れぞれにマチ布テープと称されるテープを長手方向に沿
って縫着し、このマチ布テープの端部同士を縫合する手
段が採られている。
【０００３】また、マチ布テープの布団地への取付手段
として、近時においては接着芯地テープを使用すること
が行なわれており、この場合、マチ布テープの長手方向
の端部を接着芯地テープに縫着すると共に、該接着芯地
テープを布団地の裏面に貼着し、このようにして表地と
裏地のそれぞれに取り付けられたマチ布テープの端部同
士を縫着するようにしたものも提案されている（例え
ば、特開平５−４２０２９号公報）。
として、近時においては接着芯地テープを使用すること
が行なわれており、この場合、マチ布テープの長手方向
の端部を接着芯地テープに縫着すると共に、該接着芯地
テープを布団地の裏面に貼着し、このようにして表地と
裏地のそれぞれに取り付けられたマチ布テープの端部同
士を縫着するようにしたものも提案されている（例え
ば、特開平５−４２０２９号公報）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】一般に、布団の使用時
においては表地と裏地が離反する方向、即ち、上下方向
に引っ張られることは少なく、むしろ、布団を蹴ったり
引っ張ったりすることにより表地と裏地が水平方向にず
れることの方が多い。ところが、従来提案されているよ
うに、マチ布テープを接着芯地テープに縫着して断面略
「Ｔ」字形とし、この接着芯地テープを布団地に接着す
る手段にあっては、マチ布テープと接着芯地テープの縫
着部の一点に張力が集中し、縫い糸の劣化やほつれ等が
生じるばかりでなく、接着芯地テープの剥離強度や剪断
強度上も好ましいものではない。
においては表地と裏地が離反する方向、即ち、上下方向
に引っ張られることは少なく、むしろ、布団を蹴ったり
引っ張ったりすることにより表地と裏地が水平方向にず
れることの方が多い。ところが、従来提案されているよ
うに、マチ布テープを接着芯地テープに縫着して断面略
「Ｔ」字形とし、この接着芯地テープを布団地に接着す
る手段にあっては、マチ布テープと接着芯地テープの縫
着部の一点に張力が集中し、縫い糸の劣化やほつれ等が
生じるばかりでなく、接着芯地テープの剥離強度や剪断
強度上も好ましいものではない。
【０００５】本発明の目的は、上記した従来の羽毛布団
の欠点を解消し、表地及び裏地にマチ布テープを確実か
つ安定的に取り付けることができると共にマチ布テープ
への引っ張り力及び該マチ布テープと接着芯地テープと
の縫着部への張力を分散することができ、縫い糸の劣化
やほつれ等が生じないようにした羽毛布団を提供するこ
とにある。
の欠点を解消し、表地及び裏地にマチ布テープを確実か
つ安定的に取り付けることができると共にマチ布テープ
への引っ張り力及び該マチ布テープと接着芯地テープと
の縫着部への張力を分散することができ、縫い糸の劣化
やほつれ等が生じないようにした羽毛布団を提供するこ
とにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の羽毛布団は、布
団の内部に多数の羽毛収容室を区画形成するために縦用
のマチ布と横用のマチ布とを格子状に立体的に配置する
と共に該マチ布の長手方向の両端部を表地と裏地に取り
付けてなる羽毛布団において、断面略三角状をなすよう
に折り返して形成されたマチ布テープの底辺側を接着芯
地テープに所定巾で平行に縫着し、このようにして形成
された一対のマチ布テープのそれぞれの接着芯地テープ
を表地と裏地に接着し、両マチ布テープの端部同士を縫
合等の手段によって連結してマチ布を構成したものであ
る。この場合、断面略三角状をなすマチ布テープの一方
の辺を他方の辺よりも長くして断面不等辺三角形をなす
ようにし、表地と裏地の水平方向へのずれに対応できる
ようにする。
団の内部に多数の羽毛収容室を区画形成するために縦用
のマチ布と横用のマチ布とを格子状に立体的に配置する
と共に該マチ布の長手方向の両端部を表地と裏地に取り
付けてなる羽毛布団において、断面略三角状をなすよう
に折り返して形成されたマチ布テープの底辺側を接着芯
地テープに所定巾で平行に縫着し、このようにして形成
された一対のマチ布テープのそれぞれの接着芯地テープ
を表地と裏地に接着し、両マチ布テープの端部同士を縫
合等の手段によって連結してマチ布を構成したものであ
る。この場合、断面略三角状をなすマチ布テープの一方
の辺を他方の辺よりも長くして断面不等辺三角形をなす
ようにし、表地と裏地の水平方向へのずれに対応できる
ようにする。
【０００７】
【作用】マチ布テープは断面略三角状をなすように折り
返して形成されると共に該マチ布テープの底辺側が接着
芯地テープに所定巾で平行に縫着されており、このよう
にして形成された一対のマチ布テープが上記接着芯地テ
ープを表地と裏地のそれぞれに接着することにより取り
付けられ、両マチ布テープの端部同士が連結されてい
る。従って、マチ布全体の断面形状は、断面三角状のマ
チ布を連結することにより略「Ｘ」字形又は略「Ｋ」字
形をなしており、マチ布テープに掛かる張力は三角形の
二辺に分散される形態となる。また、接着芯地テープに
対しては２箇所で縫着されているから、縫い糸に掛かる
張力も分散され、縫い糸が劣化したりほつれたりするこ
とはない。また、断面略三角状をなすマチ布テープの一
方の辺を他方の辺よりも長くして断面不等辺三角形をな
すようにした場合には、表地と裏地の水平方向へのずれ
に対応することができ、例えば、上記二辺が直線となる
ような方向に張力が働いた場合には該張力を上記二辺で
分担することとなり、張力が分散される。
返して形成されると共に該マチ布テープの底辺側が接着
芯地テープに所定巾で平行に縫着されており、このよう
にして形成された一対のマチ布テープが上記接着芯地テ
ープを表地と裏地のそれぞれに接着することにより取り
付けられ、両マチ布テープの端部同士が連結されてい
る。従って、マチ布全体の断面形状は、断面三角状のマ
チ布を連結することにより略「Ｘ」字形又は略「Ｋ」字
形をなしており、マチ布テープに掛かる張力は三角形の
二辺に分散される形態となる。また、接着芯地テープに
対しては２箇所で縫着されているから、縫い糸に掛かる
張力も分散され、縫い糸が劣化したりほつれたりするこ
とはない。また、断面略三角状をなすマチ布テープの一
方の辺を他方の辺よりも長くして断面不等辺三角形をな
すようにした場合には、表地と裏地の水平方向へのずれ
に対応することができ、例えば、上記二辺が直線となる
ような方向に張力が働いた場合には該張力を上記二辺で
分担することとなり、張力が分散される。
【０００８】
【実施例】図３において、１は羽毛布団の表地、２は裏
地であり、その間に縦用のマチ布３と横用のマチ布４と
を格子状に立体的に配置すると共に該マチ布の長手方向
の両端部を表地１と裏地２に取り付けて布団の内部に多
数の羽毛収容室５を区画形成し、この羽毛収容室５内に
羽毛を充填して羽毛布団Ａが形成される。６は各羽毛収
容室５に形成された羽毛供給ホース口である。
地であり、その間に縦用のマチ布３と横用のマチ布４と
を格子状に立体的に配置すると共に該マチ布の長手方向
の両端部を表地１と裏地２に取り付けて布団の内部に多
数の羽毛収容室５を区画形成し、この羽毛収容室５内に
羽毛を充填して羽毛布団Ａが形成される。６は各羽毛収
容室５に形成された羽毛供給ホース口である。
【０００９】本発明においては、図１及び図２に示すよ
うに、辺３１と辺３２と底辺３３とで断面略三角状をな
すように折り返して頂部近傍で縫合９したマチ布テープ
の底辺３３側を接着芯地テープ７に所定巾で平行に縫着
８し、このようにして形成された一対のマチ布テープ３
Ａ，３Ｂのそれぞれの接着芯地テープ７を表地１と裏地
２に接着し、両マチ布テープ３Ａ，３Ｂの端部３４，３
４同士を縫合等の手段によって連結して縦用のマチ布３
を構成したものである。
うに、辺３１と辺３２と底辺３３とで断面略三角状をな
すように折り返して頂部近傍で縫合９したマチ布テープ
の底辺３３側を接着芯地テープ７に所定巾で平行に縫着
８し、このようにして形成された一対のマチ布テープ３
Ａ，３Ｂのそれぞれの接着芯地テープ７を表地１と裏地
２に接着し、両マチ布テープ３Ａ，３Ｂの端部３４，３
４同士を縫合等の手段によって連結して縦用のマチ布３
を構成したものである。
【００１０】なお、実施例では両マチ布テープ３Ａ，３
Ｂの端部同士は縫合１０されている。また、横用のマチ
布４も上記マチ布テープ３Ａ，３Ｂと同様のマチ布テー
プ４Ａ，４Ｂによって構成される。上記の構成におい
て、マチ布テープ３Ａ，３Ｂの断面形状を二等辺三角形
としてもよいが、図１及び図２のように一方の辺３２を
他方の辺３１よりも長くして断面不等辺三角形をなすよ
うにし、表地と裏地の水平方向へのずれに対応できるよ
うにすることもできる。この場合においても、図１のよ
うに、常態において短辺３１が垂直な「Ｘ」字形のも
の、倒れ「Ｘ」字形のもの、或は、図２のように「Ｋ」
字形となるようにしたもの等がある。
Ｂの端部同士は縫合１０されている。また、横用のマチ
布４も上記マチ布テープ３Ａ，３Ｂと同様のマチ布テー
プ４Ａ，４Ｂによって構成される。上記の構成におい
て、マチ布テープ３Ａ，３Ｂの断面形状を二等辺三角形
としてもよいが、図１及び図２のように一方の辺３２を
他方の辺３１よりも長くして断面不等辺三角形をなすよ
うにし、表地と裏地の水平方向へのずれに対応できるよ
うにすることもできる。この場合においても、図１のよ
うに、常態において短辺３１が垂直な「Ｘ」字形のも
の、倒れ「Ｘ」字形のもの、或は、図２のように「Ｋ」
字形となるようにしたもの等がある。
【００１０】
【発明の効果】本発明の羽毛布団によれば、マチ布テー
プは断面略三角状をなすように折り返して形成されると
共に該マチ布テープの底辺側が接着芯地テープに所定巾
で平行に縫着されており、このようにして形成された一
対のマチ布テープが上記接着芯地テープを表地と裏地の
それぞれに接着することにより取り付けられ、両マチ布
テープの端部同士が連結されているから、マチ布全体の
断面形状は略「Ｘ」字形又は略「Ｋ」字形となり、マチ
布テープに掛かる張力を三角形の二辺に分散することが
できる。また、接着芯地テープに対しては２箇所で縫着
されているから、縫い糸に掛かる張力も分散され、縫い
糸が劣化したりほつれたりすることがないのは勿論、接
着芯地テープに掛かる剪断方向や剥離方向への張力を分
散することができ、接着芯地テープの接着強度を維持す
ることができる。また、断面略三角状をなすマチ布テー
プの一方の辺を他方の辺よりも長くして断面不等辺三角
形をなすようにした場合には、表地と裏地の水平方向へ
のずれに対してより確実に対応することができ、張力を
分散することができる等、この種の毛布団として最適で
ある。
プは断面略三角状をなすように折り返して形成されると
共に該マチ布テープの底辺側が接着芯地テープに所定巾
で平行に縫着されており、このようにして形成された一
対のマチ布テープが上記接着芯地テープを表地と裏地の
それぞれに接着することにより取り付けられ、両マチ布
テープの端部同士が連結されているから、マチ布全体の
断面形状は略「Ｘ」字形又は略「Ｋ」字形となり、マチ
布テープに掛かる張力を三角形の二辺に分散することが
できる。また、接着芯地テープに対しては２箇所で縫着
されているから、縫い糸に掛かる張力も分散され、縫い
糸が劣化したりほつれたりすることがないのは勿論、接
着芯地テープに掛かる剪断方向や剥離方向への張力を分
散することができ、接着芯地テープの接着強度を維持す
ることができる。また、断面略三角状をなすマチ布テー
プの一方の辺を他方の辺よりも長くして断面不等辺三角
形をなすようにした場合には、表地と裏地の水平方向へ
のずれに対してより確実に対応することができ、張力を
分散することができる等、この種の毛布団として最適で
ある。
【図１】本発明に係る羽毛布団の要部の断面図。
【図２】マチ布テープの他の取付形態を示す要部の拡大
断面図。
断面図。
【図３】一般的な羽毛布団において、マチ布を表地に取
り付けた状態を示す斜視図。
り付けた状態を示す斜視図。
Ａ 羽毛布団 １ 表地 ２ 裏地 ３ 縦用のマチ布 ３Ａ，３Ｂ 縦用のマチ布テープ ３１ 短い辺 ３２ 長い辺 ３３ 底辺 ３４ 端部 ４Ａ，４Ｂ 横用のマチ布テープ ５ 羽毛収容室 ６ 羽毛供給ホース口 ７ 接着芯地テープ ８ 縫着部
Claims (2)
- 【請求項１】 布団の内部に多数の羽毛収容室（５）を
区画形成するために縦用のマチ布（３）と横用のマチ布
（４）とを格子状に立体的に配置すると共に該マチ布
（３，４）の長手方向の両端部を表地（１）と裏地
（２）に取り付けてなる羽毛布団（Ａ）において、マチ
布（３，４）は断面略三角状をなすように折り返して形
成された一対のマチ布テープ（３Ａ，３Ｂ，４Ａ，４
Ｂ）の頂部同士を縫合手段等によって連結することによ
り構成されており、該マチ布テープの底辺（３３）側が
接着芯地テープ（７）に所定巾で平行に縫着（８）され
ると共に該接着芯地テープ（７）が表地（１）又は裏地
（２）に接着されていることを特徴とする羽毛布団。 - 【請求項２】 断面略三角状をなすマチ布テープ（３
Ａ，３Ｂ，４Ａ，４Ｂ）の一方の辺（３２）が他方の辺
（３１）よりも長くなっていて断面不等辺三角形をなし
ていることを特徴とする請求項１記載の羽毛布団。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16045793A JP3292764B2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 羽毛布団 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16045793A JP3292764B2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 羽毛布団 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06343541A JPH06343541A (ja) | 1994-12-20 |
| JP3292764B2 true JP3292764B2 (ja) | 2002-06-17 |
Family
ID=15715357
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16045793A Expired - Fee Related JP3292764B2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 羽毛布団 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3292764B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100897563B1 (ko) * | 2008-12-30 | 2009-05-14 | 원전교역(주) | 다운 점퍼 |
| DE112020006783T5 (de) | 2020-09-28 | 2023-01-12 | Dee Lab Co. Ltd. | Kälteschutzmaterial und Verfahren zur Herstellung desselben |
| CN112471658A (zh) * | 2020-11-30 | 2021-03-12 | 昆山智驹服装有限公司 | 一种双体闭口绒包复层融合工艺 |
-
1993
- 1993-06-04 JP JP16045793A patent/JP3292764B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06343541A (ja) | 1994-12-20 |
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| Date | Code | Title | Description |
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