JP2002172581A - ワークの把持装置 - Google Patents
ワークの把持装置Info
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- JP2002172581A JP2002172581A JP2000371767A JP2000371767A JP2002172581A JP 2002172581 A JP2002172581 A JP 2002172581A JP 2000371767 A JP2000371767 A JP 2000371767A JP 2000371767 A JP2000371767 A JP 2000371767A JP 2002172581 A JP2002172581 A JP 2002172581A
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Abstract
ダ41で開閉される1対の把持爪40を有する把持具4
2 を治具に旋回自在に軸支し、把持爪を閉じる際に曲げ
縁部の向きに倣って把持具が旋回して、曲げ縁部をその
法線方向から把持し得るようにした把持装置において、
開放状態の把持爪間への曲げ縁部の挿入が把持具の勝手
な旋回で失敗することを防止する。 【解決手段】 把持具42 に、把持具と一体に旋回する
ストッパ片48をシリンダ41内のピストン41aに連
結して設ける。把持具42 を軸支する治具本体側の軸受
部材47に、ストッパ片48に当接して把持具の旋回角
度範囲を規制する規制部材49を取付ける。規制部材4
9を、ストッパ片48が把持爪40を閉じるピストン4
1aの移動方向に移動するのに伴い把持具の旋回角度範
囲が広がるように構成する。
Description
加工用のワークを保持する治具に、ワークを把持すべく
設ける把持装置に関する。
により、ロボットの動作端に搭載するハンド治具に、ヘ
ミング加工用ワークの周囲の曲げ縁部の複数箇所を把持
する複数の把持具を取付け、ヘミング加工用ワークをこ
れら把持具を介してハンド治具に保持させ、曲げ縁部を
ヘミング加工するヘミング装置にロボットの動作でワー
クを投入するものが知られている。把持具は、ワークの
曲げ縁部を把持する開閉自在な1対の把持爪と、両把持
爪の開閉方向と直交方向の軸線を持つ開閉シリンダとを
備え、開閉シリンダ内のピストンの動きでトグルリンク
等の連動機構を介して両把持片が開閉されるように構成
されている。
体に把持具を開閉シリンダと同一軸線回りに旋回自在に
軸支している。これによれば、ワークの曲げ縁部の把持
具による把持箇所の法線方向がワークの機種によって変
化しても、把持爪の閉じ動作に際し把持具が曲げ縁部の
把持箇所の向きに倣って旋回し、把持爪で把持箇所をそ
の法線方向から把持できる。
本体に把持具を旋回自在に軸支すると、ワークを把持す
べくハンド治具を接近させる際、把持具の勝手な旋回で
開放状態に存する1対の把持爪間にワークの曲げ縁部が
うまく入らず、把持ミスを生ずることがある。
な旋回による把持ミスの発生を防止し得るようにしたワ
ークの把持装置を提供することを課題としている。
本発明は、ワークを保持する治具に、ワークを把持すべ
く設ける把持装置であって、開閉自在な1対の把持爪
と、両把持爪を開閉する、両把持爪の開閉方向と直交方
向の軸線を持つ開閉シリンダとを備える把持具を治具本
体に開閉シリンダと同一軸線回りに旋回自在に軸支する
ものにおいて、把持具に、把持具と一体に旋回するスト
ッパ片を開閉シリンダ内のピストンに連結して設けると
共に、治具本体側に、ストッパ片に当接して把持具の旋
回角度範囲を規制する規制部材を、ストッパ片が両把持
爪を閉じるピストンの移動方向に移動するのに伴い把持
具の旋回角度範囲が広がるように設けている。
開放されている状態では規制部材により把持具の旋回角
度範囲が狭められる。従って、ヘミング加工用ワークを
保持すべく、把持爪を開放した状態で治具をワークに接
近させる際は、把持具の勝手な旋回が規制され、把持具
の1対の把持爪間にワークの曲げ縁部が確実に挿入され
る。次に、把持具の開閉シリンダ内のピストンを軸線方
向一方に移動して1対の把持爪を閉じる。この際、ピス
トンに連結したストッパ片も軸線方向一方に移動し、規
制部材で規制される把持具の旋回角度範囲が広がる。そ
のため、ワークの曲げ縁部の向きに倣った把持具の旋回
自由度が確保され、1対の把持爪により曲げ縁部をその
法線方向から確実に把持できる。
る自動車用ドアWをヘミング装置(図示せず)に投入す
るロボットを示している。このロボットは、ロボットア
ーム1の先端の手首2に搭載したハンド治具3を備えて
おり、ハンド治具3でドアWを保持し得るようにしてい
る。尚、ドアWは、アウタパネルWOにドアインナWI
をセットし、アウタパネルWOの周囲の曲げ起された曲
げ縁部Waをヘミング装置でヘミング加工してアウタパ
ネルWOとドアインナWIとを結合し、その後ヘミング
部を溶接して組立てられる。
く、アウタパネルWOの下辺の曲げ縁部Waを把持する
第1把持具41 と、アウタパネルWOの前後一方の辺の
曲げ縁部Waを把持する第2把持具42 と、アウタパネ
ルWOの前後他方の辺の曲げ縁部Waを把持する第3把
持具43 とが設けられている。また、第2と第3の各把
持具42 ,43 は、大きさの異なるドアにも対処できる
ように、ハンド治具3に、ドアWの前後方向たるX軸方
向と、ドアWの上下方向たるY軸方向とに移動自在に設
けられている。これを詳述するに、手首2に連結される
ハンド治具3のベース枠30に、これに固定した1対の
ガイドレール31a、31aに沿ってY軸方向に移動自
在なスライド枠31を支持すると共に、該スライド枠3
1に、これに固定した各ガイドレール32aに沿ってX
軸方向に移動自在な前後1対の可動枠32,32を支持
し、各可動枠32に第2と第3の各把持具42 ,43 を
取付けている。そして、ベース枠30に、モータ31b
を搭載すると共に、モータ31bによりベルト31cを
介して駆動される1対のボールねじ31d,31dを軸
支し、両ボールねじ31d,31dをスライド枠31に
固定した1対のナット31e,31eに螺挿し、モータ
31bによりスライド枠31を介して両可動枠32,3
2、即ち、第2と第3の両把持具42 ,43 がY軸方向
に移動されるようにしている。また、スライド枠31
に、モータ32bを搭載すると共に、モータ32bによ
りベベルギア32cを介して駆動される1対のボールね
じ32dを軸支し、各ボールねじ32dを各可動枠32
に固定のナット32eに螺挿し、モータ32bにより両
可動枠32,32、即ち、第2と第3の両把持具42 ,
4 3 がX軸方向に接近、離間されるようにしている。
(B)に示す如く、曲げ縁部Waを把持する1対の把持
爪40,40と、両把持爪40,40を開閉する開閉シ
リンダ41とを備えている。これを詳述するに、開閉シ
リンダ41の先端に該シリンダ41の軸線方向先方にの
びるブラケット42を取付け、ブラケット42の先端部
に両把持爪40,40を支軸43を介して開閉シリンダ
41の軸線と直交方向に開閉自在に軸支している。そし
て、開閉シリンダ41内のピストン41aから軸線方向
先方にのびるロッド41bに各把持爪40の尾端部をト
グルリンク44を介して連結すると共に、ピストン41
aから軸線方向尾方にのびるロッド41cにピストン4
1aを軸線方向尾方に付勢するスプリング45を装着
し、スプリング45の付勢力で両把持爪40,40が閉
じられ、開閉シリンダ41内へのエア供給でピストン4
1aを軸線方向先方に押動させたとき(図示の状態)、
両把持爪40,40が開かれるようにしている。
曲げ縁部Waの第2と第3の把持具42 ,43 による把
持箇所の法線方向は前後の辺の湾曲度合によって変化す
る。そこで、第2と第3の各把持具42 ,43 を、治具
本体たる各可動枠32に、各把持具42 ,43 の開閉シ
リンダ41と同一軸線回りに旋回自在に軸支し、各把持
具42 ,43 の1対の把持爪40,40を閉じる際、各
把持具42 ,43 が曲げ縁部Waの把持箇所の向きに倣
って旋回し、曲げ縁部Waがその把持箇所の法線方向か
ら把持されるようにしている。各把持具42 ,43 は、
開閉シリンダ41の尾端に取付けた軸線方向尾方にのび
るインナレース46を可動枠32に固定のアウタレース
47に装着したメタル軸受47a内に挿入し、インナレ
ース46の端部に抜け止め用のナット46aを螺着する
ことにより、可動枠32に旋回自在に軸支される。
41cの所定の直径方向にのびるストッパ片48を取付
けて、ストッパ片48が各把持具42 ,43 と一体に旋
回すると共に、ピストン41aと一体にシリンダ軸線方
向に移動されるようにしている。そして、アウタレース
47の軸線方向尾端の端面上に、図5に明示する如く、
ストッパ片48の各端部48aを周方向両側から挟む各
1対のばね板から成る規制部材49,49を取付け、こ
れら規制部材49へのストッパ片48の当接で各把持具
42 ,43 の旋回角度範囲が規制されるようにしてい
る。また、各規制部材49は、把持爪40,40を閉じ
るピストン41aの移動方向たるシリンダ軸線方向尾方
に向かって周方向外側に傾斜しており、そのため、把持
爪40,40の閉じ動作でストッパ片48がピストン4
1aと一体にシリンダ軸線方向尾方に移動するのに伴い
各把持具42 ,43 の旋回角度範囲が広がる。
ース枠30に上記と同様の軸支構造で旋回自在に軸支し
ているが、第1把持具41 で把持するのは真直なドア下
辺の曲げ縁部Waであるから、第1把持具41 はベース
枠30に固定しても良い。
トしてサブアッセンブリされたドアWをハンド治具3で
保持する際は、先ず、第1乃至第3の各把持具41 ,4
2 ,43 の把持爪40,40を開いた状態で、ハンド治
具3をロボットの動作によりドアWに接近させ、各把持
具41 ,42 ,43 の把持爪40,40間にアウタパネ
ルWOの各辺の曲げ縁部Waを挿入させる。この際、各
把持具41 ,42 ,4 3 の旋回角度範囲は規制部材49
により狭い範囲に規制されており、各把持具4 1 ,
42 ,43 の勝手な旋回で把持爪40,40間に曲げ縁
部Waが入らなくなるといった不具合は生じない。次
に、各把持具41 ,42 ,43 の把持爪40,40を閉
じるが、これによれば各把持具41 ,42 ,43 の旋回
角度範囲が広がる。そのため、曲げ縁部Waの把持箇所
の向きに倣った各把持具41 ,42 ,4 3 の旋回自由度
が確保され、曲げ縁部Waがその把持箇所の法線方向か
ら確実に把持される。また、本実施形態では、規制部材
49をばね板で構成しているため、閉じ状態での把持具
41 ,42 ,43 の旋回自由度をより大きく確保するこ
とができる。
ける把持装置に本発明を適用した実施形態について説明
したが、ドア以外のワークを保持する治具に設ける把持
装置にも同様に本発明を適用できる。
によれば、把持具の1対の把持爪を開いた状態では把持
具の旋回角度範囲を狭めて、両把持爪間にワークが確実
に挿入されるようにし、両把持爪を閉じる際は把持具の
旋回角度範囲を広げて、ワークをその把持箇所の法線方
向から確実に把持することができ、把持装置の信頼性が
向上する。
面図。
図。
のIVB−IVB線裁断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 ワークを保持する治具に、ワークを把持
すべく設ける把持装置であって、 開閉自在な1対の把持爪と、両把持爪を開閉する、両把
持爪の開閉方向と直交方向の軸線を持つ開閉シリンダと
を備える把持具を治具本体に開閉シリンダと同一軸線回
りに旋回自在に軸支するものにおいて、 把持具に、把持具と一体に旋回するストッパ片を開閉シ
リンダ内のピストンに連結して設けると共に、 治具本体側に、ストッパ片に当接して把持具の旋回角度
範囲を規制する規制部材を、ストッパ片が両把持爪を閉
じるピストンの移動方向に移動するのに伴い把持具の旋
回角度範囲が広がるように設ける、 ことを特徴とするワークの把持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000371767A JP4203221B2 (ja) | 2000-12-06 | 2000-12-06 | ワークの把持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000371767A JP4203221B2 (ja) | 2000-12-06 | 2000-12-06 | ワークの把持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002172581A true JP2002172581A (ja) | 2002-06-18 |
JP4203221B2 JP4203221B2 (ja) | 2008-12-24 |
Family
ID=18841437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000371767A Expired - Lifetime JP4203221B2 (ja) | 2000-12-06 | 2000-12-06 | ワークの把持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4203221B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100746138B1 (ko) | 2006-04-12 | 2007-08-03 | 주식회사 한솔엔지니어링 | 자동차용 휀더 해밍장치 |
JP2013119142A (ja) * | 2011-12-08 | 2013-06-17 | Honda Motor Co Ltd | 挟持フィンガー装置 |
US9283679B2 (en) | 2011-01-20 | 2016-03-15 | Olympus Corporation | Master-slave manipulator and medical master-slave manipulator |
-
2000
- 2000-12-06 JP JP2000371767A patent/JP4203221B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100746138B1 (ko) | 2006-04-12 | 2007-08-03 | 주식회사 한솔엔지니어링 | 자동차용 휀더 해밍장치 |
US9283679B2 (en) | 2011-01-20 | 2016-03-15 | Olympus Corporation | Master-slave manipulator and medical master-slave manipulator |
JP2013119142A (ja) * | 2011-12-08 | 2013-06-17 | Honda Motor Co Ltd | 挟持フィンガー装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4203221B2 (ja) | 2008-12-24 |
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