JP2002172049A - シートバック - Google Patents

シートバック

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JP2002172049A
JP2002172049A JP2000371912A JP2000371912A JP2002172049A JP 2002172049 A JP2002172049 A JP 2002172049A JP 2000371912 A JP2000371912 A JP 2000371912A JP 2000371912 A JP2000371912 A JP 2000371912A JP 2002172049 A JP2002172049 A JP 2002172049A
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JP
Japan
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sheet
seat
seat back
skin
backrest
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000371912A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Yuki
稔 結城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートクッションの背後に立設されたフレー
ムの両側の側部フレームに背当てシートの側端部を支持
させて張設すると共に、フレームにパッドを装着して表
皮でカバーしたシートバックを安価に構成して座り心地
を向上させる。 【解決手段】 両側の側部フレーム20にそれぞれ装着
されたサイドパッド3aに、表皮11がサイドパッド3
aの前側から外側方を廻って前方へ折返されるようにそ
れぞれ巻回される。背当てシート10が側部フレーム2
0に支持されるようにサイドパッド3a内へ侵入する背
当てシート10の侵入始端部に、背当てシート10を前
後から吊すように、表皮11の前側端部及びファスナ1
6を介した折返し側端部が接続される。この3点接続位
置Pは、背当てシート10の縦断面形状を腰領域で前方
へ曲線状に突出させるように設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートクッション
の背後に立設されたフレームの両側の側部フレームに背
当てシートの側端部を支持させて背当てシートを張設す
ると共に、フレームにパッドを装着して表皮でカバーし
たシートバックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6及び図7は、この種の自動車のシー
トバックを示すもので、クッション部1の背後に立設さ
れたフレームの側部フレーム2のフランジ部2aに、背
当てシート8がJ形クリップ8aで横断面形状が直線状
に係止されて張設されると共に、発泡ウレタン製のパッ
ド6を側部フレーム2及び上下フレームに装着し、表皮
4によりその前側端部及び上下端部を背当てシート8に
縫製し、背後ではファスナ7を介在させてカバーしてい
る。また、背当てシート8の腰領域には、例えば発泡ウ
レタン製のサブパッド9を装着することにより、背当て
シート8の縦断面形状をS字形に構成して着座姿勢を安
定化している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、このS字
形を構成するのに、別物のパッドを必要とするだけでな
く、背当てシート8が横断面形状で直線状に張設されて
いるために、座り込みの始期は軟らかく、続いて硬くな
ることにより座面のしっかり感の点でも改良の余地があ
った。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて、安価に
構成して座り心地を向上させ得るシートバックを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、シートクッションの背
後に立設されたフレームの両側の側部フレームに背当て
シートの側端部を支持させて張設すると共に、フレーム
にパッドを装着して表皮でカバーしたシートバックにお
いて、両側の側部フレームにそれぞれ装着されたサイド
パッドに、表皮がサイドパッドの前側から外側方を廻っ
て前方へ折返されるようにそれぞれ巻回され、背当てシ
ートが側部フレームに支持されるようにサイドパッド内
へ侵入する背当てシートの侵入始端部に、背当てシート
を前後から吊すように、表皮の前側端部及び折返し側端
部が接続され、この3点接続位置が、背当てシートの縦
断面形状を腰領域で前方へ曲線状に突出させるように設
定されたことを特徴とする。
【0006】背当てシートのサイドパッドへの侵入領域
並びに表皮の前側及び折返し領域のそれぞれの長さの設
定で3点接続位置が前後方向に調整されることにより、
背当てシートの縦断面形状が曲線状に張設される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1乃至図4を基に本発明の実施
の形態の一例による自動車のシートバックを説明する。
図2及び図3に示すように、クッション部1の背後にフ
レームが立設され、両側のプレート状側部フレーム20
の上端部に溶接された上部フレーム29に装着されるア
ッパパッド3bには表皮11が巻回されて、その前端は
背当てシート10の上端に縫製され、後端はファスナ1
6aを介して背当てシート10の裏面に接続されるよう
になっている。下部フレーム28に装着されるアンダパ
ッド3c及び背後を横断するシート取付けフレーム27
には表皮11が巻回されて、その前端は背当てシート1
0の下端に縫製され、後端はファスナ16bを介して背
当てシート10の裏面に接続されるようになっている。
【0008】この前縁の外曲げのフランジ部22には、
図1に示すように、その長さに対応した縦長のJ形の係
止具19が、背当てシート10の側端部を接続させて係
止される。このように背当てシート10の両側の側端部
が側部フレーム20に支持された状態で、さらにサイド
パッド3aが装着され、側部同士が互いに両側に分離さ
れた表皮11でそれぞれカバーされる。
【0009】サイドパッド3aのフランジ部22にセッ
トされるサイドパッド前部3Aの裏面に背当てシート1
0の側部を侵入させた状態で、表皮11は、その前側領
域11b及び外側面領域11cでサイドパッド前部3A
及びサイドパッド外側部3Bをカバーし、さらに後側の
フランジ部23にセットされるサイドパッド後部3Cを
カバーしてサイドパッド3aから解放されて前方へ折返
される。その折返し領域11dの端部に縫製されたファ
スナ16の反対側端部と、前側領域11bの端部11a
とは、背当てシート10のサイドパッド前部3Aへの侵
入始端部に縫製されている。この背当てシート10と、
前側領域11bと、ファスナ16との縫製による3点接
続位置Pは、後述するように背当てシート10の前後方
向の吊り位置を調整するために側部フレーム20の前後
幅内に可変に設定される。
【0010】即ち、表皮11がパッド3をカバーしてフ
ァスナ16〜16bを締めた組付け終了状態(図4参
照)で、サイドパッド3a内へ侵入する背当てシート領
域10a、表皮11の前側領域11b、外側面領域11
c及び折返し領域11dのそれぞれの長さは、図2に示
すように、背当てシート10に対して3点接続位置Pが
腰領域では上昇に伴って徐々に前進して背領域で徐々に
後退する縦断面S字形状を形成させてそれぞれ緊張状態
で吊るように設定されている。
【0011】このような背当てシート10の張設状態
で、3点縫製位置Pからフランジ部22に向かう背当て
シート領域10aは、両側のフランジ部22を結ぶシー
ト横断方向に対して斜めの所定の吊り角度を伴って背当
てシート10の座部領域を吊す。着座時に背当てシート
10の座面が荷重されると、背当てシート領域10a及
び表皮11の前側領域11bのうち特に前者に引っ張り
力が作用するが、斜めの吊りにより、着座始期から着座
始期の伸びを抑制でき、背当てシート8の横断面直線形
状のもの較べてしっかり感が得られる。
【0012】さらに、側部フレーム20の前縁は、前述
のように後倒した背当てシート10に対して相対的に下
方が前進していることにより、背当てシート10が腰領
域で前方へ突出するとしても背当てシート領域10aの
シート横断方向に対する吊り角度が、腰領域(図1B)
で背領域(図1A)より相対的に深く設定される。した
がって、背当てシート10の着座荷重の相対的に大きな
腰領域は相対的に伸びにくく、全体としてのフィット性
も向上する。
【0013】尚、背当てシートの侵入始端部及びフレー
ム支持部間は、背当てシートを延長することなく、両側
のフランジ部22を左右方向に調整することで、シート
領域10aのシート横断方向に対する吊り角度を設定す
ることもできる。また、図5に示すように、側部フレー
ムの腰領域での突出形状に代えて、背当てシートの側端
部を支持させるコの字形のワイヤ状フレーム31を前方
へ突出状態で通常の側部フレーム30に溶接することも
できる。
【0014】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、サブパッドを
別途に設けることなく、両側のサイドパッド部で互いに
独立の表皮の折返しを利用して背当てシートを前後から
吊すことにより、その縦断面形状が座圧に対応した曲線
状に安価、かつ自在に構成され、さらに表皮の単層化に
より消費量も節約可能となる。表皮による前後からの斜
め吊りにより着座始期の伸びを抑制でき、しっかり感を
向上させ得る。その際、請求項2の発明によれば、吊り
角も調整して背当てシートの腰領域の延びを背領域より
も抑制することにより、座面全体のフィット性を容易に
向上させることができる。請求項3の発明によれば、従
来の車両シート用の一般的な組付け具を用いて表皮及び
背当てシートを装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるシートバックの断面
形状であり、同図Aは図3のA−A線断面図、同図Bは
B−B線断面図である。
【図2】同シートバットの縦方向の構成をを示すもの
で、同図Aはその側部フレームの側面図、同図Bはその
背当てシートの縦断面図である。
【図3】同シートバットの斜視図である。
【図4】同シートバットの背面からの斜視図である。
【図5】別の実施の形態による側部フレームの側面図で
ある。
【図6】従来のシートバットの断面図である。
【図7】図5によるシートパッドのC−C線断面図であ
る。
【符号の説明】
3a サイドパッド 10 背当てシート 10a 背当てシート領域 11 表皮 11b 表皮の前側領域 11d 表皮の折返し領域 16〜16b ファスナ 19 係止具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションの背後に立設されたフ
    レームの両側の側部フレームに背当てシートの側端部を
    支持させて張設すると共に、フレームにパッドを装着し
    て表皮でカバーしたシートバックにおいて、 両側の側部フレームにそれぞれ装着されたサイドパッド
    に、表皮が前記サイドパッドの前側から外側方を廻って
    前方へ折返されるようにそれぞれ巻回され、 前記側部フレームに支持されるように前記サイドパッド
    内へ侵入する背当てシートの侵入始端部に、前記背当て
    シートを前後から吊すように、前記表皮の前側端部及び
    折返し側端部が接続され、 この3点接続位置が、前記背当てシートの縦断面形状を
    腰領域で前方へ曲線状に突出させるように設定されたこ
    とを特徴とするシートバック。
  2. 【請求項2】 3点接続位置からシートの側端部の支持
    位置に向かう背当てシート領域が両側の支持位置を結ぶ
    シート横断方向に対して傾斜する吊り角度が、腰領域で
    背領域より相対的に深いことを特徴とする請求項1記載
    のシートバック。
  3. 【請求項3】 背当てシートの側端部が側部フレームに
    係止具で係止されると共に、表皮の折返し側端部がファ
    スナを介して前記背当てシートに接続されることを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載のシートバック。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010208615A (ja) * 2009-02-10 2010-09-24 Toyota Boshoku Corp 車両用シートおよび車両用シートの製造方法
JP2011121568A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Namba Press Works Co Ltd 車両シートのシートバック構造
JP2016078668A (ja) * 2014-10-17 2016-05-16 トヨタ自動車株式会社 車両用シート

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