JP2002171824A - スプレッダ - Google Patents

スプレッダ

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JP2002171824A
JP2002171824A JP2000370621A JP2000370621A JP2002171824A JP 2002171824 A JP2002171824 A JP 2002171824A JP 2000370621 A JP2000370621 A JP 2000370621A JP 2000370621 A JP2000370621 A JP 2000370621A JP 2002171824 A JP2002171824 A JP 2002171824A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンバイン等に取り付けられて藁等を排出す
るスプレッダには、回転刃を高速で回転して藁を切断し
つつ拡散して排出するスプレッダ作業と、該回転刃と固
定刃とにより切断効果を高めたチョッパ作業とを切替可
能なタイプがあるが、スプレッダ作業で切断することな
く藁をそのまま排出したい時には、回転刃を低速回転す
るようにしていた。しかし、このような低速回転でチョ
ッパ作業を行うと、藁が切断されずに回転刃と固定刃と
の間に詰まり、著しい場合には、その内圧によりスプレ
ッダのフレームが破損する、という問題があった。 【解決手段】 固定刃14の収納機構と回転軸13の変
速機構18との間に、固定刃14突出状態の時に低速回
転に変速できないようにしたり、回転軸13を低速変速
の時に、固定刃14を突出状態へロックすることができ
ない牽制機構19を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプレッダ作業と
チョッパ作業とを切り替え可能なスプレッダの構成に関
するものであり、詳しくは、切断効果を抑えたスプレッ
ダ作業用に設けた低速回転の変速段の時には、チョッパ
作業を行わないようにするための牽制機構に関する。
【0002】
【従来の技術】コンバイン等に取り付けられて藁等を排
出するスプレッダにおいては、回転軸の周方向に切断用
の刃(以下「回転刃」とする)を配置し、該回転刃を高
速で回転することにより、コンバインより搬送されてき
た藁を切断しつつ拡散して排出するようにして、スプレ
ッダ作業を行っていた。さらに、この回転刃と比較的狭
い間隔をもってすれ違う位置に回転しない刃(以下「固
定刃」とする)を設け、該固定刃と前記回転刃とにより
切断効果を高めたチョッパ作業も実施可能なスプレッダ
が知られている。従来より、このようにチョッパ作業が
可能なスプレッダにおいては、固定刃を収納自在とした
上で、固定刃の収納時にはスプレッダ作業を行い、突出
時にはチョッパ作業を行うようにして、両作業を切り替
え可能な構成としている。
【0003】また、前記スプレッダ作業においては、切
断することなく藁をそのまま排出したい時には、拡散効
果を維持しつつ切断効果を軽減するため、回転刃を取り
外し、替わりに切断効果のない部材に取り替えるといっ
た手段が考えられる。しかし、取り替えには費用的にも
時間的にも多大な負担がかかるため、回転軸に変速機構
を設け、回転軸の回転数、すなわち回転刃の周速度を下
げて低速回転できるようにすることにより、回転刃を取
り付けたままでも切断効果を軽減できるようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな兼用タイプのスプレッダにおいても、スプレッダ作
業・チョッパ作業共に高速回転が前提であり、低速回転
でチョッパ作業を行うと、藁が固定刃に低速で衝突して
藁と固定刃との相対衝突速度が小さくなるため、藁が撓
ったり折れ曲がったりし、切断されずに回転刃と固定刃
との間に詰まり、著しい場合にはスプレッダのフレーム
が破損する、という問題があった。また、詰まった藁の
除去は刃の部分に触れないように行わなければならない
ため、除去作業に非常に時間と労力がかかる、という問
題もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に課題を解決するための
手段について説明する。すなわち、請求項1において
は、変速可能な回転軸に回転刃を設け、チョッパ作業用
の固定刃を収納可能に構成したスプレッダにおいて、該
固定刃の収納機構と回転軸の変速機構との間に、固定刃
突出状態の時に低速回転に変速できないようにする牽制
機構を有するものである。
【0006】請求項2においては、変速可能な回転軸に
回転刃を設け、チョッパ作業用の固定刃を収納可能に構
成したスプレッダにおいて、該固定刃の収納機構と回転
軸の変速機構との間に、回転軸を低速変速の時に、固定
刃を突出状態へロックすることができない牽制機構を有
するのである。
【0007】請求項3においては、変速可能な回転軸に
回転刃を設け、チョッパ作業用の固定刃を収納可能に構
成したスプレッダにおいて、該固定刃の収納機構と回転
軸の変速機構との間に、固定刃突出状態の時に低速回転
に変速できないようにする牽制機構と、回転軸を低速変
速の時に、固定刃を突出状態へロックすることができな
い牽制機構とを有するものである。
【0008】請求項4においては、前記回転軸の下方に
は、排藁の排出をガイドする底板を設け、該底板は、ス
プレッダ作業時には排藁の排出口を拡大し、チョッパ作
業時には排藁の排出口を縮小する作業切替機構を有する
ものである。
【0009】請求項5においては、前記底板をスプレッ
ダ作業位置へ移動操作することにより固定刃を収納し、
前記底板をチョッパ作業位置へ移動操作することにより
固定刃を突出するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明に係わるスプレッダの左側面
図、図2は同じく右側面図、図3は作業機体内部の背面
斜視図、図4はスプレッダ作業時の排出口の左斜視図、
図5は同じく左下面斜視図、図6はチョッパ作業時の排
出口の左斜視図、図7はスプレッダ作業−高速回転時の
変速部の右斜視図、図8はスプレッダ作業−低速回転時
の変速部の右斜視図、図9はチョッパ作業−高速回転時
の変速部の右斜視図、図10は高速回転時の変速機構の
説明図、図11は低速回転時の変速機構の説明図、図1
2はスプレッダ作業時の牽制機構の説明図、図13はチ
ョッパ作業−高速回転時の牽制機構の説明図、図14は
スプレッダ作業−低速回転時の牽制機構の説明図、図1
5は固定刃の収納状況を示す側面一部断面図、図16は
固定刃の別形態の収納状況を示す側面一部断面図、図1
7は収納カバーによる固定刃の突出状況を示す背面一部
断面図、図18は同じく収納状況を示す背面一部断面図
である。
【0011】本発明に係るスプレッダの全体構成につい
て、図1乃至図3により説明する。スプレッダ1は、上
方より順に、排塵ダクト2、作業機体4、及び排出口3
が配設され、該作業機体4の右側部には変速部9が設け
られている。なお、作業機体4側を前方、排塵ダクト2
や排出口3の先部側を後方とする。
【0012】このうち、排塵ダクト2前部は、図示せぬ
コンバイン等の排藁経路に連結連通されると共に、排塵
ダクト2は後方に向かって延出されており、藁が作業機
体4内に搬入される以前に、コンバイン内部で発生した
塵等を排塵ダクト2後部から予め排出するようにしてい
る。
【0013】前記作業機体4の左右の側板15・16間
には回転軸13が回転可能に横架され、該回転軸13の
外周面には、軸方向及び円周方向に所定間隔で取付部材
11が固設されている。該取付部材11の断面視コ字状
の取付フレーム11aには、回転刃12の根元部が押さ
え材11bで押止され、ボルト・ナットなどの締結具1
1cにより着脱可能に取り付けられており、回転刃12
や作業機体4内部の保守管理作業が容易に行えるように
している。
【0014】このような構成において、前記排塵ダクト
2を通過し、塵等が除去されながら搬送されてきた藁
は、回転する回転刃12により切断されつつ拡散し排出
される。なお、回転刃12には、回転方向36側の両側
12a・12bに刃部が形成されており、一方の側12
aが摩耗して切断効果が低下した場合でも、回転刃12
を前後逆にして装着し直すだけで、作業を中断せずにそ
のまま続行することができ、作業性の低下を防止するこ
とができる。また、両側を使用できるので、ランニング
コストも低減できる。
【0015】前記排出口3は、前記作業機体4の底板1
7と、作業機体4下部より後方に延出された排出ダクト
34と、該排出ダクト34先端に取り付けられた補助排
出ダクト35とより構成される。このうち補助排出ダク
ト35は、排出ダクト34の延長上に設けられると共
に、鋼板などの硬質材から形成される排出ダクト34と
は異なり、ゴムなどの弾性体で形成されているため、コ
ンバインの移動時にスプレッダ1の後部が衝突した場合
でも、最初に衝突する補助排出ダクト35の弾性作用に
よって、衝突エネルギーが吸収され、各部材の変形や破
損を防止できるようにしている。なお、このようなダク
ト先端に弾性の補助ダクトを付設する構造は、前記排塵
ダクト2においても適用することができ、同様に、衝突
エネルギーが吸収されて各部材の変形や破損を防止する
ことができる。
【0016】また、前記変速部9は、図示せぬベルト伝
達機構などを介してコンバインからの駆動が直接入力さ
れる駆動プーリ6と、該駆動プーリ6からの駆動力を変
速レバー5により変速する変速機構18と、該変速機構
18により変速された駆動力が入力される従動プーリ7
と、本発明に係わる牽制機構19とから構成される。そ
のうち従動プーリ7は、前記回転軸13の右端に連結さ
れており、コンバインからの駆動力により、所定の回転
数で回転軸13を駆動できるようにしている。
【0017】次に、チョッパ作業とスプレッダ作業との
作業切替機構について、図3乃至図7、図9により説明
する。図3乃至図5に示すように、作業機体4の内部に
は左右方向に軸部材21が横架され、該軸部材21左端
には、切替レバー8の基部が連結され、該切替レバー8
は、前記左側板15下部に円弧状に開口したレバーガイ
ド10に挿通され左外方に延出されている。
【0018】一方、右側板16には、前記レバーガイド
10の前後端に対応する位置に、図7、図9に示すよう
な係止孔31・32が開口され、該係止孔31・32
に、前記軸部材21右端が挿嵌可能に構成されており、
さらに、軸部材21左端近傍には、図5に示すようなバ
ネ部材22が外嵌され、通常は、該バネ部材22により
軸部材21は右方に付勢されている。
【0019】また、図4乃至図6に示すように、底板1
7の前部は、左右側板15・16に設けられた支軸25
・25を中心に上下回動可能に軸支されると共に、底板
17の前略半分には、前後方向にスリット状に切り欠き
20・20・・・が開口され、該切り欠き20・20・
・・の下方には、連結軸により左右方向に連結された同
数の固定刃14・14・・・が配置されている。
【0020】該固定刃14・14・・・前部の上下に
は、底板17前部に横設された収納フレーム23と突出
フレーム24とが、上下から固定刃14・14・・・前
部を挟持するようにして配設され、該収納フレーム23
と突出フレーム24とにより、底板17の上下回動と一
緒に固定刃14・14・・・も上下に傾倒するようにし
ている。
【0021】このような構成において、図4に示すよう
に、前記切替レバー8を把持して左方(図面手前)に引
き出し、レバーガイド10に沿って下降させ、レバー位
置8aで切替レバー8を離すと、軸部材21は前記バネ
部材22により右方(図面奥の方)に付勢されて軸部材
21右端は前記係止孔31に挿嵌され、レバー位置8a
でロックされる。この時、軸部材21により支持された
底板17も下方に回動し、該底板17を下面とする前記
排出口3の排出面積も増大した状態とすることができ、
この排出面積の大きい状態(以下「スプレッダ作業位
置」とする)においてスプレッダ作業を行うようにして
いる。
【0022】続けて、図6に示すように、切替レバー8
を把持して左方(図面手前)に引き出すと、軸部材21
右端は前記係止孔31から引き抜かれる。そのまま切替
レバー8をレバーガイド10に沿って上昇させレバー位
置8bで離すと、軸部材21はバネ部材22により右方
(図面奥の方)に付勢されて、軸部材21右端は前記係
止孔32に挿嵌され、レバー位置8bでロックされる。
この時、軸部材21により支持された底板17も上方に
回動し、排出口3の排出面積は小さくなり、この排出面
積が小さい状態(以下「チョッパ作業位置」とする)に
おいてチョッパ作業を行うようにしている。
【0023】すなわち、このように、回転軸13の下方
には、排藁の排出をガイドする底板17を設け、該底板
17は、スプレッダ作業時には排藁の排出口3を拡大
し、チョッパ作業時には排藁の排出口3を縮小する作業
切替機構を有するので、スプレッダ作業においては、回
転刃12の回転軌跡と底板17との間隔を十分確保する
ことができ、回転刃12への藁のからみつき等を回避
し、藁の排出を円滑に行うことができる。また、チョッ
パ作業においては、回転刃12の回転軌跡と底板17と
の間隔を狭くすることができ、藁を回転刃12の回転軌
跡内に確実に通すようにし、切断効果を高めることがで
きるのである。
【0024】また、図4乃至図6に示すように、前記固
定刃14は、底板17がスプレッダ作業位置にある時は
底板17より下方に収納されているが、底板17をチョ
ッパ作業位置まで回動すると、前記突出フレーム24が
固定刃14を上方に向けて押出し、該固定刃14が前記
切り欠き20を通過して底板17前方に突出される。続
けて、底板17をチョッパ作業位置からスプレッダ作業
位置に戻すと、前記収納フレーム23が固定刃14を下
方に押し戻し、該固定刃14は前記切り欠き20を通過
して底板17下方に収納される。
【0025】すなわち、このように、底板17をスプレ
ッダ作業位置へ移動操作することにより固定刃14を収
納し、前記底板17をチョッパ作業位置へ移動操作する
ことにより固定刃14を突出するので、スプレッダ作業
とチョッパ作業間の切替を迅速に行うことができ、作業
効率の大幅な向上を図ることができるのである。
【0026】なお、図5に示すように、前記軸部材21
は底板17の下面に当接され、底板17の剛性を高める
構成となっているため、作業時に上方より多量の藁が投
入された場合でも、その過大な荷重で底板17が変形し
ないようにしている。
【0027】ここで、前記切り欠き20の目詰まり防止
構造について説明する。底板17をスプレッダ作業位置
へ移動操作し、図15に示すように、支軸47を中心に
して固定刃14を回動させ、切り欠き20内に収納した
際、該固定刃14の刃部14aの先端のみが、切り欠き
20の上面レベル20aよりわずかに突出した構成とす
る。このような構成において、たとえスプレッダ作業中
に切り欠き20内に藁などが入り込み目詰まりが発生し
ても、スプレッダ作業からチョッパ作業に移行する際
に、刃部14aが切り欠き20内面に沿って回動し、目
詰まりしていた藁などを斜め上方に押し出して排出す
る。
【0028】また、図16に示すように、前記刃部14
aの全長を、切り欠き20の上面レベル20aよりもわ
ずかに突出するか、あるいは、上面レベル20aと略同
一面となるように構成する。このような構成において、
スプレッダ作業中は、切り欠き20内は固定刃14の刃
部で閉塞された状態にあるため、該切り欠き20内で固
定刃14の回動範囲内には藁などが入り込む隙間がな
く、目詰まりも発生しない。そのため、スプレッダ作業
からチョッパ作業に移行する際は、固定刃14は切り欠
き20内を滑らかにガイドされながら突出する。
【0029】すなわち、収納時の固定刃14の一部また
は全長を、切り欠き20よりわずかに突出しておくこと
で、藁などによる目詰まりの発生自体を防止し、スプレ
ッダ作業からチョッパ作業への移行を円滑に行うことが
できるのである。
【0030】また、図17、図18に示すように、前記
底板17上面には収納カバー46のスライド部46bが
左右摺動可能に当接され、該スライド部46b右部から
は、断面視L字状の支持アーム46cが垂設され、該支
持アーム46cは底板17右部に開口したガイド孔17
aを貫通して下方に突出されている。
【0031】支持アーム46c先端にはガイドローラ4
6dが固設され、該ガイドローラ46dは、前記右側板
16内面に当接されると共に、ガイドローラ46dは、
収納カバー46の左端と、底板17から延出した支持板
17bとの間に介設した付勢バネ48によって、右側板
16に向かって付勢され、更に、スプレッダ作業位置に
おける右側板16内面には、前記ガイドローラ46dが
落ち込み可能な凹み16aが形成されている。
【0032】そして、前記スライド部46bには複数の
切り欠き46aが開口され、該切り欠き46aは、チョ
ッパ作業時には底板17の切り欠き20に重畳され(図
17)、スプレッダ作業時には底板17の切り欠き20
を閉塞可能な位置に配置されている(図18)。このよ
うな構成において、底板17をチョッパ作業位置からス
プレッダ作業位置まで移動操作すると、固定刃14が底
板17下方に収納されると同時に、ガイドローラ46d
が凹み16aに落ち込み、収納カバー46がガイド孔1
7aに沿って右方に摺動し、スライド部46bが切り欠
き20を閉塞する。
【0033】すなわち、底板17上を摺動する収納カバ
ー46を設け、固定刃14の収納位置であるスプレッダ
作業位置になった際に、前記収納カバー46が切り欠き
20を閉塞するようにすることによっても、スプレッダ
作業中における藁などによる目詰まり発生を防止し、ス
プレッダ作業からチョッパ作業への移行を円滑に行うこ
とができるのである。
【0034】次に、高速回転と低速回転との変速機構に
ついて、図7、図8、図10、図11により説明する。
なお、高速回転とは、通常のスプレッダ作業、チョッパ
作業に適用される回転数であり、低速回転とは、高速回
転よりも遅く、スプレッダ作業において切断することな
く藁をそのまま排出するのに適した回転数であり、藁や
作業条件によって変化するものであり、特定の回転数に
限定されるものではない。また、本実施例では、変速を
2段としたが、3段以上の変速としてもよく、あるい
は、無段変速にして特定の回転数を下回る場合を低速回
転のように規定してもよく、特に限定されるものではな
い。
【0035】図7、図10に示すように、前記駆動プー
リ6と従動プーリ7は、いずれも二連式プーリであり、
それぞれ大径プーリ6aと小径プーリ6b、大径プーリ
7aと小径プーリ7bとから構成され、大径プーリ6a
と小径プーリ7bとの間には高速用ベルト26が巻回さ
れ、小径プーリ6bと大径プーリ7aとの間には低速用
ベルト27が巻回されている。
【0036】そして、駆動プーリ6と従動プーリ7間の
後方にはテンションプーリ37・38が配設され、該テ
ンションプーリ37・38は、それぞれ支持部材39・
40より垂設されたテンションアーム39c・40cの
先端に軸支されている。該支持部材39・40は、いず
れも前記右側板16より外側方に突設された支軸42に
上下回動可能に軸支されると共に、支持部材39・40
から後方に突設するステー39a・40aと右側板16
との間にはバネ28・29が介設されており、該バネ2
8・29の弾性力によって、支持部材39・40は常に
下方に回動するよう付勢されている。
【0037】前記支持部材39・40の上方には、側面
視T字状のプーリ操作部材41が配設され、該プーリ操
作部材41は、前記右側板16より外側方に突設された
支軸43に上下回動可能に支持されると共に、前記変速
レバー5の基部が連結固定されている。また、プーリ操
作部材41より機体外方には係合ピン41aが突設さ
れ、該係合ピン41aの前方には、前記支持部材40よ
り上方に突設されたアーム40bの先部が配置されてい
る。さらに、係合ピン41aと支軸43を挟んで反対側
には、係合ピン41bが機体内方に突設され、該係合ピ
ン41bの前方には、前記支持部材39より上方に突設
されたアーム39bの先部が配置されている。
【0038】このような構成において、変速レバー5を
操作して高速位置5aにすると、プーリ操作部材41の
係合ピン41aにより、アーム40bは前方に押されて
前記バネ29の弾性力に抗して前方に回動し、同時に、
該アーム40bと支軸42aを挟んで反対側にある前記
テンションアーム40cは後方に回動する。すると、テ
ンションアーム40c先部のテンションプーリ38は低
速用ベルト27から離間し、該低速用ベルト27は弛緩
して低速動力は切断される。一方、係合ピン41bはア
ーム39bから一層離間する一方、該アーム39bを突
設する支持部材39は前記バネ28によって下方に付勢
されているため、アーム39bと反対側にある前記テン
ションアーム39cは前方に回動し、テンションアーム
39c先部のテンションプーリ37が高速用ベルト26
を前方に押して緊張させ、高速動力が接続される。
【0039】そして、図8、図11に示すように、変速
レバー5を操作して高速位置5aから低速位置5bにす
ると、プーリ操作部材41は下方に回動し、前記係合ピ
ン41aはアーム40bから離間する。すると、支持部
材40はバネ29によって下方に付勢されているため、
テンションアーム40cは前方に回動し、テンションア
ーム40c先部のテンションプーリ38は低速用ベルト
27を前方に押して緊張させ、低速動力が接続される。
一方、係合ピン41bによりアーム39bは押さえられ
てバネ28の弾性力に抗して前方に回動され、同時に、
該アーム39bと支軸42aを挟んで反対側にあるテン
ションアーム39cは後方に回動する。すると、該テン
ションアーム39c先部のテンションプーリ37は高速
用ベルト26から離間し、該高速用ベルト26は弛緩し
て高速動力が切断されるのである。
【0040】このように、複数配設した二連プーリ6・
7にテンションプーリ37・38による断接機構を適用
することにより、複雑な変速機構を設けることなく簡単
な構造により変速できるため、部品コストの低減やメン
テナンス性の向上を図ることができる。
【0041】次に、このような変速機構18により高速
回転と低速回転とを切り替える際の牽制機構について、
図7乃至図9、図12乃至図14により説明する。図
7、図8、図12に示すように、右側板16下部には下
方より順に係止孔31と係止孔32とが開口され、該係
止孔31と係止孔32との間にはガイドピン45が突設
し、該ガイドピン45には、スライド部材33前部の摺
動部33aに上下に長く形成された長孔33cが、上下
摺動可能に外嵌されている。
【0042】該摺動部33a上端は、前記プーリ操作部
材41前部に突設した係合ピン41cと、牽制リンク4
4を介して連結連動されると共に、スライド部材33後
部には、摺動部33aに連設されて閉塞部33bが形成
されている。そして、該閉塞部33bは、係止孔31と
は、上下摺動可能な全範囲において重複しないのに対
し、該係止孔31より上方の係止孔32とは、最下位置
では重ならないが、最上位置では重なって、係止孔32
を閉塞するようにしている。
【0043】このような構成において、前記底板17が
スプレッダ作業位置にある場合には、前記軸部材21右
端は前述した係止孔31に挿嵌されているため、変速レ
バー5を高速位置5aと低速位置5bとの間を回動操作
しても、軸部材21右端からの突出部は、スライド部材
33の上下摺動運動を何ら阻害することがなく、高速回
転と低速回転間を自在に変速操作することができる。
【0044】これに対し、図9、図13に示すように、
前記底板17がチョッパ作業位置にある場合には、前記
軸部材21右端は上方の係止孔32に挿嵌されているた
め、軸部材21右端からの突出部分が、スライド部材3
3の上昇を阻害し、変速レバー5を高速位置5aから低
速位置5bに変速操作ができないようにしているのであ
る。
【0045】すなわち、変速可能な回転軸13に回転刃
12を設け、チョッパ作業用の固定刃14を収納可能に
構成したスプレッダ1において、該固定刃14の収納機
構と回転軸13の変速機構18との間に、固定刃突出状
態の時に低速回転に変速できないようにする牽制機構1
9を有するので、チョッパ作業中に誤って低速回転側に
レバー操作しても変速レバー5が回動せず、高速回転を
維持することができ、藁詰まりを防止することができ
る。
【0046】また、図14に示すように、低速回転でス
プレッダ作業中に、低速回転のままチョッパ作業に切り
替えようとした場合には、前記スライド部材33は既に
最上位置にあり、その閉塞部33bにより係止孔32は
閉塞されているため、前記切替レバー8を操作してチョ
ッパ作業に切り替えようとしても、軸部材21右端を係
止孔32に挿嵌してロックできない。そのために、底板
17は、自重または藁の投入により下降して元のスプレ
ッダ作業位置に戻ってしまい、低速回転でのチョッパ作
業が行えないようにしている。
【0047】すなわち、変速可能な回転軸13に回転刃
12を設け、チョッパ作業用の固定刃14を収納可能に
構成したスプレッダ1において、該固定刃14の収納機
構と回転軸13の変速機構18との間に、回転軸13を
低速変速の時に、固定刃14を突出状態へロックするこ
とができない牽制機構19を有するので、低速回転でス
プレッダ作業中に、低速回転のままチョッパ作業に切り
替えようとしても、底板17をチョッパ作業位置にロッ
クできずにスプレッダ作業に戻り、低速回転でのチョッ
パ作業に陥らないようにすることができる。
【0048】
【表1】
【0049】以上のような構成を有することにより、表
1に示すように、低速回転でのチョッパ作業にのみロッ
クできないようにすると共に、チョッパ作業中における
高速回転から低速回転への変速、及び低速回転中におけ
るスプレッダ作業からチョッパ作業への作業切替とを防
止するようにしている。
【0050】すなわち、変速可能な回転軸13に回転刃
12を設け、チョッパ作業用の固定刃14を収納可能に
構成したスプレッダ1において、該固定刃14の収納機
構と回転軸13の変速機構18との間に、固定刃14突
出状態の時に低速回転に変速できないようにすると共
に、回転軸13を低速変速の時に、固定刃14を突出状
態へロックすることができない牽制機構19とを有する
ので、低速回転でのチョッパ作業を確実に防止して藁詰
まりの発生をなくし、藁詰まりによるフレームの破損防
止や、藁除去作業にかかる時間や労力の省略を一層促進
できるのである。
【0051】
【発明の効果】本発明は、以上の如く構成したので以下
のような効果を奏する。すなわち、請求項1のように、
変速可能な回転軸に回転刃を設け、チョッパ作業用の固
定刃を収納可能に構成したスプレッダにおいて、該固定
刃の収納機構と回転軸の変速機構との間に、固定刃突出
状態の時に低速回転に変速できないようにする牽制機構
を有するので、チョッパ作業中に誤って低速回転側にレ
バー操作しても変速レバーが回動せず、高速回転を維持
することができ、藁詰まりを防止することができる。
【0052】請求項2のように、変速可能な回転軸に回
転刃を設け、チョッパ作業用の固定刃を収納可能に構成
したスプレッダにおいて、該固定刃の収納機構と回転軸
の変速機構との間に、回転軸を低速変速の時に、固定刃
を突出状態へロックすることができない牽制機構を有す
るので、低速回転でスプレッダ作業中に、低速回転のま
まチョッパ作業に切り替えようとしても、底板をチョッ
パ作業位置にロックできずにスプレッダ作業に戻り、低
速回転でのチョッパ作業に陥らないようにすることがで
きる。
【0053】請求項3のように、変速可能な回転軸に回
転刃を設け、チョッパ作業用の固定刃を収納可能に構成
したスプレッダにおいて、該固定刃の収納機構と回転軸
の変速機構との間に、固定刃突出状態の時に低速回転に
変速できないようにする牽制機構と、回転軸を低速変速
の時に、固定刃を突出状態へロックすることができない
牽制機構とを有するので、低速回転でのチョッパ作業を
確実に防止して藁詰まりの発生をなくし、藁詰まりによ
るフレームの破損防止や、藁除去作業にかかる時間や労
力の省略を一層促進できるのである。
【0054】請求項4のように、前記回転軸の下方に
は、排藁の排出をガイドする底板を設け、該底板は、ス
プレッダ作業時には排藁の排出口を拡大し、チョッパ作
業時には排藁の排出口を縮小する作業切替機構を有する
ので、スプレッダ作業においては、回転刃の回転軌跡と
底板との間隔を十分確保することができ、回転刃への藁
のからみつき等を回避し、藁の排出を円滑に行うことが
できる。また、チョッパ作業においては、回転刃の回転
軌跡と底板との間隔を狭くすることができ、藁を回転刃
の回転軌跡内に確実に通すようにし、切断効果を高める
ことができるのである。
【0055】請求項5のように、前記底板をスプレッダ
作業位置へ移動操作することにより固定刃を収納し、前
記底板をチョッパ作業位置へ移動操作することにより固
定刃を突出するので、いずれも一操作で動作可能とな
り、スプレッダ作業とチョッパ作業間の切替を迅速に行
うことができ、作業効率の大幅な向上を図ることができ
るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるスプレッダの左側面図である。
【図2】同じく右側面図である。
【図3】作業機体内部の背面斜視図である。
【図4】スプレッダ作業時の排出口の左斜視図である。
【図5】同じく左下面斜視図である。
【図6】チョッパ作業時の排出口の左斜視図である。
【図7】スプレッダ作業−高速回転時の変速部の右斜視
図である。
【図8】スプレッダ作業−低速回転時の変速部の右斜視
図である。
【図9】チョッパ作業−高速回転時の変速部の右斜視図
である。
【図10】高速回転時の変速機構の説明図である。
【図11】低速回転時の変速機構の説明図である。
【図12】スプレッダ作業時の牽制機構の説明図であ
る。
【図13】チョッパ作業−高速回転時の牽制機構の説明
図である。
【図14】スプレッダ作業−低速回転時の牽制機構の説
明図である。
【図15】固定刃の収納状況を示す側面一部断面図であ
る。
【図16】固定刃の別形態の収納状況を示す側面一部断
面図である。
【図17】収納カバーによる固定刃の突出状況を示す背
面一部断面図である。
【図18】同じく収納状況を示す背面一部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 スプレッダ 3 排出口 12 回転刃 13 回転軸 14 固定刃 17 底板 19 牽制機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速可能な回転軸に回転刃を設け、チョ
    ッパ作業用の固定刃を収納可能に構成したスプレッダに
    おいて、該固定刃の収納機構と回転軸の変速機構との間
    に、固定刃突出状態の時に低速回転に変速できないよう
    にする牽制機構を有することを特徴とするスプレッダ。
  2. 【請求項2】 変速可能な回転軸に回転刃を設け、チョ
    ッパ作業用の固定刃を収納可能に構成したスプレッダに
    おいて、該固定刃の収納機構と回転軸の変速機構との間
    に、回転軸を低速変速の時に、固定刃を突出状態へロッ
    クすることができない牽制機構を有することを特徴とす
    るスプレッダ。
  3. 【請求項3】 変速可能な回転軸に回転刃を設け、チョ
    ッパ作業用の固定刃を収納可能に構成したスプレッダに
    おいて、該固定刃の収納機構と回転軸の変速機構との間
    に、固定刃突出状態の時に低速回転に変速できないよう
    にする牽制機構と、回転軸を低速変速の時に、固定刃を
    突出状態へロックすることができない牽制機構とを有す
    ることを特徴とするスプレッダ。
  4. 【請求項4】 前記回転軸の下方には、排藁の排出をガ
    イドする底板を設け、該底板は、スプレッダ作業時には
    排藁の排出口を拡大し、チョッパ作業時には排藁の排出
    口を縮小する作業切替機構を有することを特徴とする請
    求項1又は請求項2又は請求項3記載のスプレッダ。
  5. 【請求項5】 前記底板をスプレッダ作業位置へ移動操
    作することにより固定刃を収納し、前記底板をチョッパ
    作業位置へ移動操作することにより固定刃を突出するこ
    とを特徴とする請求項4記載のスプレッダ。
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