JP4079854B2 - コンバインの刈取り入力装置 - Google Patents

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本発明は、刈取部を支持する外端を中心に横回動させて、機体の前方を開放させる刈取り装置に複数の駆動系からの入力を可能にし、刈取り速度を切替える多段形状のプーリ構造にした刈取り入力装置に関するものである。
従来、刈取り入力プーリに多条溝を設けてVベルトを巻き掛け、走行速度に同調する刈取り速度と、定格回転を別途の駆動系統から入力して高速側の刈取り速度に切替えを可能にし、2系統からの異なる回転速度が選択できる動力の伝達構造にしたものがある(例えば特許文献1参照。)。又、刈取部の回動ケース左端を中心に該刈取部を左横方向に開放可能に設けるとともに、入力する動力を入切するベルトテンションクラッチを備えたコンバインの刈取装置において、前記刈取部を開放操作するロックアームに板材で一体形状にしたベルト押えを装着し、ロック解除の回動操作に連動してプーリ外径から前記ベルト押えを離反させる構成が開示されている(例えば特許文献2参照。)。更に、大径と小径のプーリの間を連結部材で全面を塞いだ従来技術のプーリ形状が開示されている(例えば特許文献3参照。)。このような多条溝の入力プーリの採用によって、刈取部を横回動させる開放作業で行うVベルトの取り外しは、同径プーリの隣接した多条溝を乗越させてから取り外すために手間が煩雑になる。又、運転席と脱穀部の狭い隙間からベルトを脱着するので、その作業が手探状態になることから、隣接するプーリ溝が同径の場合に判別し難くベルトを誤装着することがある。本発明は手探り操作になるベルトの脱着作業でも確認し易い異径の入力プーリにし、外側のプーリ径よりも小径にして内外のプーリ径が感触で判別し易くなり、しかも、内側プーリから外した伝導ベルトを外方向に誘導する傾斜面を形成したので、双方のプーリ間にベルトが落ち込むことを阻止したものである。
特開2001−161147号公報 (第4〜5頁、第1、3図) 特開平09−248042号公報 (第5〜6頁、第6,7図) 特開平08−100855号公報 (第2頁、第6、7図)
従来技術である刈取部を横回動させて整備点検を行う開放作業において、初期段階で行うベルト外しの作業では、隣接した同径のプーリ溝を乗越えて取り外すために手間がかかり、しかも、運転席と脱穀部の狭い隙間から行うベルト外しの作業が手探りになることから、前記同径のプーリ溝が判別し難くベルト位置を誤認する等の問題点や、ベルト押え前、後をベルトの背面に近設した取付隙間からベルトが取り出し難くなる。このような問題点を解消するためにベルト押えが接近する作用位置と、プーリ外径から離反する非作用位置に変動する外れ防止処置を装備した刈取り入力装置を提供するものである。
脱穀部の前方で刈取部が昇降する回動支点を刈取り入力軸が内設した回動ケースで形成し、車速と同調した刈取り速度と、定格回転部から駆動された刈取り速度に切替わる入力プーリを入力軸に設け、運転席と前記脱穀部の間に該入力プーリを配置した刈取り入力装置において、回動ケースに内設した刈取り入力軸の内端側に内側プーリよりも外側プーリを小径にした入力プーリを装着し、双方のプーリ間に隙間を設け、この間を傾斜面で塞ぐとともに前記回動ケースの入力プーリ側を保持するロックアームから前記内側プーリと外側プーリの外径に向けて棒状のベルト押え前、後を各々延設し、該内側プーリに対してベルト押え前をロックアームの回動中心から離れた巻き掛けベルトの出口側に配置し、巻き掛けベルトの中央付近に設けたベルト押え後を回動中心に近づけ、前記ロックアームの回動操作に連動して内、外側プーリの外径から後の回動軌跡上を離反する前記ベルト押え後の移動量よりもベルト押え前が前の回動軌跡上を離反する移動量を大きくしたベルト押えを装備した刈取り入力装置にする手段を講じた。
回動ケースの外端を支点にして刈取部を横回動させる開放作業において、Vベルトの脱着を狭い隙間で実施する場合に手探りの作業をともなうことから、入力プーリとベルト位置を感触で判別することが要求される。本発明は、多条溝を有する入力プーリの外径を外側から順次大径に変化するプーリ形状にし、外したベルトを取り出しがし易くなって脱着の手間が簡素化され、しかも、各プーリ間に間隔を設けて傾斜面で塞いだ形状にしたので、手探り作業による感触でベルト位置が判別し易く、ベルトを把持した手先が隣接するプーリ溝に挟まれることが少なくなり、ベルトの脱着が狭い空間でも実施できる効果がある。
刈取部に入力する回転速度を2系統の駆動装置から受動し、多条溝を有する入力プーリに入力方向が前後に異なるVベルトを巻き掛け、個別に設けたベルトクラッチのON、OFF操作によって回転速度を切替える構造にしてあり、刈取部を横回動させる開放作業の際に、前記Vベルトの脱着を狭い空間の手探り作業でも実施可能にしたものであって、手先の感触でプーリ径とベルト位置が判別し易い異径のプーリ形状にしたものである。その反面、ベルト外れの防止処置を装着したことがベルト外しの作業を難しくすることから、ベルト押えを現状の部品構成のままで作用位置と非作用位置に変動可能な構成にして、ベルト外れの防止処置と、ベルト脱着の作業性を向上させる双方の効果を実現したものであり、前記した詳細の内容を以下の実施例で説明する。
以下、本発明による刈取り入力装置について、図6の刈取部に動力を伝達するコンバインの要部側面図と、図7に示す平面図を併用してコンバインの構造概要を説明すると、一対のクローラ走行装置15に連結させた機台16上の右側前方にエンジンEを搭載して、ミッションケース20に併設した油圧変速機18に動力を伝達し、該クローラ走行装置15による機体の前後進と作業速度の変速を行うとともに、刈取部Aに伝動する出力軸21を前記ミッションケース20から延設させた走行駆動装置にしてある。この出力構造に対設する入力側の刈取り装置は、脱穀部Bの前方に回動支点Pを形成する回動ケース2の両端を機台16から支持し、内設した刈取り入力軸1の内端5側に入力プーリ6を設け、前記出力軸21から走行速度に同調した回転の受動と、別系統から入力する定格の高速回転を作業条件に応じて切換え可能にした刈取り入力装置にしてあり、選択した回転速度によって植立稈を刈刃22で切断し、後方に連設した揚上搬送装置23に受継ぎ、横倒し姿勢に変化した穀稈をフィードチェン28で後送しながら、扱胴24の回転によって脱粒処理をする穀稈の搬送経路にしたものである。尚、29は脱穀部Bに並設して良穀粒を一時貯留するグレンタンクである。
このように2系統から入力する構造を図3の動力伝達を示す側面図に図6の要部側面図と、図8の刈取り回動位置と入力構造を示す平面図を併用して説明すると、運転座席の下部に配置したエンジンプーリ25からミッションケース20に併設した油圧変速機18に先ず入力し、多段軸によって減速した回転が走行スプロケット26に伝達され、係合する一対のクローラ27が転動して機体を前後進させるとともに、前記ミッションケース20の中間部から延設した出力軸21にクラッチプーリ32を設け、入力ベルト33を入力プーリ6の内側プーリ7に巻掛けて走行速度に同調した刈取り回転速度を入力する伝動構造にしてある。
一方の定格回転を入力する構成は、脱穀部Bを駆動するカウンター軸35にエンジンEから受動する脱穀プーリ37を装備し、隣接して駆動プーリ36を設けて入力プーリ6の外側プーリ8に動力を伝達するカウンター装置にしてあり、前後方向に巻掛けたVベルトの動力伝達を断続するベルトクラッチ前38とベルトクラッチ後40を個別に装備し、運転席30に設けた刈取りクラッチレバー43のON、OFF操作に連動させたり、クラッチモータ45を介したクラッチペダル46の踏込みに接続させ、刈取り入力回転を切替えるクラッチ構造にしたものである。
ミッションケース20から延設した出力軸21には、ワンウエイクラッチ41を内装したクラッチプーリ32を装備し、一方向の駆動力を伝達するようにしてあるので、車速に同調させた回転速度よりも高速回転になると空転するプーリ構造にしてあり、入力ベルト33に対設したベルトクラッチ前38が刈取りクラッチレバー43のON操作で該入力ベルト33を押圧し、前記出力軸21から車速に同調した回転速度を刈取部Aに入力する伝動構造にしたものである。
別途の入力系統から受動する刈取り高速回転が車速に同調した回転よりも高速になった場合、動力の伝達が切替わる構造について説明すると、クラッチプーリ32が一方向の駆動力を伝達する特性を利用し、カウンター軸35に設けた駆動プーリ36から入力プーリ6の外側プーリ8に伝動ベルト42を巻掛けて、運転席30に設けたクラッチペダル46の踏込み操作でクラッチモータ45を作動させ、ベルトクラッチ後40をONにした回転速度が、車速と同調した回転速度以上になった時点で、前記クラッチプーリ32が出力軸21を空転して駆動プーリ36側からの高速回転が優先して刈取部Aに定格回転を入力する別系統の伝動手段を装備したものである。
このように配置したVベルトを脱着する刈取り回動の構造を図8に示す刈取り回動位置と入力構造の平面図で説明すると、刈取部Aと脱穀部Bに挟まれ、更にエンジンEで包囲されたスペースに動力の伝達装置が装備され、整備点検を行う作業空間が確保できないために、該刈取部Aを横回動させて機体の前方を開放する作業をするが、その際に入力プーリ6から入力ベルト33と、駆動ベルト42を前記刈取部Aを装着した状態で取り外すものである。
開放作業を行う刈取部の構造は、刈取部Aを保持するために回動ケース2の両端を支持メタル52で支え、内端5側に開閉自在のロックアーム11を設けて固定し、一方の外端3側の支持メタル52を回動可能の構成にし、ロック解除した前記回動ケース2を外端3側を中心に矢印ホの方向に横回動させ、該刈取部Aを鎖線で図示した位置まで開放して、機体の前方から整備点検を行い易くした構成にしてあって、この開放作業における初期の段階で狭い作業空間からベルトを脱着するものである。尚17は、入力プーリ6に受動した回転を刈取り各部に伝達する駆動軸を内設した刈取りフレームである。
このような刈取り入力装置を固定するロック構造を図1の要部を断面した正面図と、図2のロック装置を示す側面図を併用して説明すると、機台16の前方に刈取部Aを装着する据付台50を設立させ、半円形の環状受け51を設けた支持メタル52を該据付台50に螺着して、回動ケース2の内端5に嵌着したライナー53を前記環状受け51に係合させる支持構造にし、回動支点Pの後方を中心に回動するロックアーム11を前記支持メタル52に装着して、その回動操作で該ライナー53を上側から挟持するロック装置の構成である。
ロック状態を保持する構造を図5に示すロック装置と案内板の平面図によって説明すると、ロックアーム11に回動自在に嵌着させた操作レバー55を案内板57に設けたコの字形のガイド溝56に臨ませ、該操作レバー55に装着したつる巻ばね58によって、矢印ニ方向である前記ガイド溝56の屈曲方向に付勢し、図2の側面図に示すロック状態と、鎖線で図示するロック解除の状態を前記ガイド溝56の屈曲部で保持する構成にしたものである。
回動ケース2に内設した刈取り入力軸1の軸端に設けた入力プーリ6は、図7の平面図に示す如く運転席30と脱穀部Bの間に配置され、エンジンプーリ25と対設してあって、外部から直視できない狭い空間域に設置された刈取り入力装置であるために、刈取部Aを横回動させる開放作業時に前記入力プーリ6からVベルトを取り外す作業を実施するが、狭い空間で行う作業が手探りになる不便さがあり、入力プーリ6を構成する内側プーリ7と外側プーリ8の外径に段差を設け、巻き掛けた入力ベルト33と伝導ベルト42の位置を手先の感触で判別し易い異型のプーリ形状にしたものである。
更に、内側プーリ7と外側プーリ8の間に任意の隙間Hを設け、手探り状態になった手先を隣接するプーリ溝から離反させて挟まれ難くし、大径の該内側プーリ7から外した入力ベルト33を再度外側プーリ8の溝に落ち込ませないための前記隙間Hである。又、この隙間Hを傾斜面10で覆い外した前記入力ベルト33を外方向に滑落し易くするプーリ形状にしたものである。
このように入力系統を切替えるベルトクラッチ38、40のON、OFF操作は、異形の入力プーリ6からベルト外れを誘発するので、これを防止するベルト押え前、後12b、12aを装着してあるが、内側プーリ7と外側プーリ8の外径に接近する上下位置に取付けられ、ベルト外しの作業を難しくしている。これを解消するために、前記ベルト押え前、後12b、12aをロックアーム11から延設させ、アームボルト60を中心に回動して該内側プーリ7と、外側プーリ8の上方から離反する連動構造のベルト押え装置にし、Vベルトの厚みが容易に通過する隙間を確保したものである。
12a、12bが移動する構成は、固定用に使用した部品形状のままでロックアーム11の複数箇所に設置され、該ベルト押え前、後12b、12aの作用位置と非作用位置に変動可能となり、ベルト外れの防止処置とベルトを脱着する作業性向上の双方を実現したものである。尚61は、入力ベルト33と伝導ベルト42の下方を支える固定用ベルト押えであって、プーリの接線方向に離した装着位置にしてベルトクラッチ38、40のOFF時における垂れ下ったベルトに接当させ、連れ回りの発生を防止するものである。
図4は、入力プーリ側に設けたロック装置の平面図であって、図2のロック装置の側面図を併用してベルト押えが移動する軌跡事例を説明すると、棒状のベルト押え前、後12b、12aの形状を内側プーリ7から外側プーリ8側に屈曲させ、各々の外径に接近する取付位置になるようにロックアーム11に螺着し、ベルト押え12bが回動中心のアームボルト60から離れた前方になり、矢印ロ方向の軌跡上を移動し(図2の鎖線位置)、大径の前記内側プーリ7よりも外方に離反してベルト外しの初期動作を行い易くしてある。一方ベルト押え12aは、回動中心に近い矢印ハ方向の後の回動軌跡になって、前記ベルト押え12bに比べ移動量は少ないが内、外プーリ7、8の外径から離反する隙間をベルトの厚み以上に確保した回動中心の配置にしたものである。
従来からベルト押えの作用点は、プーリに巻き掛けた角度に対して進入位置と出口側の接線方向に設け、更に巻き掛け角度の中央付近を押える3方向に設置するものである。本発明は、内側プーリ7と外側プーリ8に巻き掛けた入力ベルト33と伝導ベルト42の上方2箇所をロック解除に連動させたベルト押え前、後12b、12aにし、下側1箇所を固定用ベルト押え61にするベルト外れの防止処置を施した構成にしてある。
以上説明したように、脱穀部の前方で刈取部が昇降する回動支点を刈取り入力軸が内設した回動ケースで形成し、車速と同調した刈取り速度と、定格回転部から駆動された刈取り速度に切替わる入力プーリを入力軸に設け、運転席と前記脱穀部の間に該入力プーリを配置した刈取り入力装置において、回動ケース2の両端を支持した内端5側に内側プーリ7よりも外側プーリ8を小径にした入力プーリ6を装着し、双方のプーリ間に隙間Hを設け、この間を傾斜面10で塞ぐとともに前記回動ケース2の入力プーリ6側を保持するロックアーム11から前記内側プーリ7と外側プーリ8の外径に向けて棒状のベルト押え前、後12b、12aを各々延設し、該内側プーリ7に対してベルト押え前12bをロックアーム11の回動中心から離れた巻き掛けベルトの出口側に配置し、巻き掛けベルトの中央付近に設けたベルト押え後12aを回動中心に近づけ、前記ロックアーム11の回動操作に連動して、内外側プーリ7、8の外径から後の回動軌跡ハ上を離反する前記ベルト押え後12aの移動量よりもベルト押え前12bが前の回動軌跡ロ上を離反する移動量を大きくしたベルト押えの構成にしたので、従来のベルト外しで奥側ベルトを順次同径のプーリ溝を乗り越させて取り出す手間が煩雑であったが、これが簡素化されるとともに巻き掛けた入力ベルト33と伝導ベルト42の位置が手先の感触で判別し易くなり、狭い空間で行う手探り作業でもベルトの脱着作業が容易に実施できるようになった。
双方のプーリ間に任意の隙間Hを設け、この間に傾斜面10を形成させて内側プーリ7から外したベルトを外方向に誘導する入力プーリ6の形状にしたので、該内側プーリ7から外した入力ベルト33が再度外側プーリ8の溝に落ち込み難くなり、しかも、傾斜面10上を前記入力ベルト33が外方向に滑落し易くなった。
回動ケース2の入力プーリ6側を保持するロックアーム11を設け、該ロックアーム11から前記入力プーリ6を形成する内側プーリ7と外側プーリ8に対し、ベルト押え前、後12b、12aを延設させ、プーリ外径に接近するように複数配置してベルト外れの防止効果を高めた構成にし、刈取部Aを横回動させるロック解除にともないプーリ外径から前記ベルト押え前、後12b、12aが前、後の回動軌跡ロ、ハ上を離反するようにしたので、ベルトの脱着作業が行い易くなり、しかも、ベルト外れの防止処置とベルトを脱着する作業性向上の双方を実現させたものである。
整備点検をするための分離や開放作業を機体の狭い空間で行う場合に、作業時間の短縮や誤装着を回避できる入力装置の提供であって、多段形状のプーリを装備して回転速度を切替え可能にしたベルト伝導装置を採用した農作業車に活用できる。
入力プーリの要部を断面した正面図である。 ロック装置の側面図である。 動力の伝達を示す側面図である 入力プーリ側に設けたロック装置の平面図である。 ロック装置の案内板を示す平面図である。 刈取部に動力を伝達するコンバインの側面図である。 コンバインの平面図である。 刈取り回動位置と入力構造を示す平面図である。
符号の説明
A・・刈取部 B・・脱穀部 P・・回動支点
E・・エンジン H・・プーリ間の隙間
1・・刈取り入力軸 2・・回動ケース 3・・外端
5・・内端 6・・入力プーリ 7・・内側プーリ
8・・外側プーリ 10・・傾斜面 11・・ロックアーム
12a・・ベルト押え後 12b・・ベルト押え前 16・・機台
17・・刈取りフレーム 18・・油圧変速機 20・・ミッションケース
21・・出力軸 25・・エンジンプーリ30・・運転席
32・・クラッチプーリ 33・・入力ベルト 35・・カウンター軸
36・・駆動プーリ 37・・脱穀プーリ 38・・ベルトクラッチ前 40・・ベルトクラッチ後41・・ワンウエイクラッチ
42・・伝導ベルト 50・・据付台 51・・環状受け
52・・支持メタル 53・・ライナー 55・・操作レバー
56・・ガイド溝 57・・案内板 58・・つる巻きばね
60・・アームボルト 61・・固定用ベルト押え
矢印イ・・ロック解除をする操作レバーの方向
矢印ロ・・ベルト押え前の回動軌跡
矢印ハ・・ベルト押え後の回動軌跡
矢印ホ・・刈取部を横回動させる方向

Claims (1)

  1. 脱穀部の前方で刈取部が昇降する回動支点を刈取り入力軸を内設した回動ケースで形成し、車速と同調した刈取り速度と、定格回転部から駆動された刈取り速度に切替わる入力プーリを入力軸に設け、運転席と前記脱穀部の間に該入力プーリを配置した刈取り入力装置において、回動ケース(2)に内設した刈取り入力軸(1)の内端(5)側に内側プーリ(7)よりも外側プーリ(8)を小径にした入力プーリ(6)を装着し、双方のプーリ間に隙間(H)を設け、この間を傾斜面(10)で塞ぐとともに前記回動ケース(2)の入力プーリ(6)側を保持するロックアーム(11)から前記内側プーリ(7)と外側プーリ(8)の外径に向けて棒状のベルト押え前、後(12b)、(12a)を各々延設し、該内側プーリ(7)に対してベルト押え前(12b)をロックアーム(11)の回動中心から離れた巻き掛けベルトの出口側に配置し、巻き掛けベルトの中央付近に設けたベルト押え後(12a)を回動中心に近づけ、前記ロックアーム(11)の回動操作に連動して内、外側プーリ(7)、(8)の外径から後の回動軌跡(ハ)上を離反する前記ベルト押え後(12a)の移動量よりもベルト押え前(12b)が前の回動軌跡(ロ)上を離反する移動量を大きくしたことを特徴とするコンバインの刈取り入力装置。
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