JP2002171803A - 畦塗り機 - Google Patents
畦塗り機Info
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- JP2002171803A JP2002171803A JP2001267254A JP2001267254A JP2002171803A JP 2002171803 A JP2002171803 A JP 2002171803A JP 2001267254 A JP2001267254 A JP 2001267254A JP 2001267254 A JP2001267254 A JP 2001267254A JP 2002171803 A JP2002171803 A JP 2002171803A
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- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
- Soil Working Implements (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
作業位置とに移動可能とし、その回動位置の回転軸にク
ラッチを設けて接続、接続解除する。 【解決手段】 1.畦塗り機1の前処理体8及び整畦体
9に動力を伝達するチェンケース7の基端部7aに回転
軸17を設け、前処理体8及び整畦体9を同時に回動さ
せて作業位置と非作業位置とを選択し、回転軸17に、
畦塗り機1が作業位置と非作業位置に回動されたとき自
動的に接・断されるクラッチを設けた。2.ヒッチフレ
ーム15とチェンケースの基端部7aとの間を、長さ調
節可能な連結部材27により、垂直面内において上下回
動可能に連結した。3.チェンケース7の回動作動を補
助する回動補助装置を設け、畦塗り機1を作業位置と非
作業位置とを選択する位置にロックするロック装置28
を設けた。4.支持フレーム10側にスタンド34を着
脱可能に設けた。
Description
体に動力を伝達するチェンケースの基端部を回動して作
業位置と非作業位置とに移動可能とし、その回動位置で
回転軸に設けたクラッチを接続、接続解除し、また、前
処理体及び整畦体の前後作業姿勢を変更可能として、オ
フセット切り換えが簡易に行えるようにした畦塗り機に
関する。
を介して着脱可能に連結され、該走行機体から動力を受
け、元畦の一部及び圃場を耕耘して元畦側に畦状に盛り
上げる前処理体、及びこの前処理体により耕耘された土
壌を回転しながら畦に成形するドラム状の整畦体を備え
た畦塗り機が周知である。また、畦塗り機の支持フレー
ムと前処理体及び整畦体に動力を伝達する伝動ケースを
兼ねるチェンケースの基端部に回転軸を設け、この回転
軸を中心にチェンケースを介して前処理体及び整畦体を
同時に回動させることにより、畦塗り機の作業位置と非
作業位置とを選択可能とした畦塗り機が、本出願人の出
願に係る特願2000−107510及び特願2000
−112232により提案されている。
機においては、走行機体から動力を受けるチェンケース
の回転軸にクラッチが設けられていないので、前処理体
及び整畦体が非作業位置にセットされているときに走行
機体(トラクタ)側から動力が伝達されると、前処理体
及び整畦体は駆動状態になり危険である、という問題点
があった。また、スタンドはヒッチフレーム側に取付け
られていて、畦塗り機を走行機体に装着するときヒッチ
フレームは上下調節ができず、走行機体側のヒッチ部の
みを上下調節するので連結操作に手数を要する、という
問題点もあった。本発明は、上記の問題点を解決するこ
とを目的になされたものである。
めに本発明は、以下の構成を特徴としている。 A.走行機体の後部にヒッチフレームを介して着脱可能
に連結され、該走行機体から動力を受け、元畦の一部及
び圃場を耕耘して元畦側に畦状に盛り上げる前処理体、
及びこの前処理体により耕耘された土壌を回転しながら
畦に成形するドラム状の整畦体を備えた畦塗り機におい
て、畦塗り機の支持フレームと前処理体及び整畦体に動
力を伝達する伝動ケースを兼ねるチェンケースの基端部
に回転軸を設け、この回転軸を中心にチェンケースを介
して前処理体及び整畦体を同時に回動させることによ
り、畦塗り機の作業位置と非作業位置とを選択可能とす
ると共に、上記回転軸に、畦塗り機が作業位置に回動さ
れたときは接続され、畦塗り機が非作業位置に回動され
たときは接続が解除されるクラッチを設けた。
に回動されたときは自動的に接続され、畦塗り機が非作
業位置に回動されたときは接続が自動的に解除される構
成とした。 C.上記ヒッチフレームとチェンケースの基端部との間
を、連結部材により水平方向の回動支点を介して上下回
動可能に連結した。
した。 E.上記チェンケースを回動して畦塗り機を作業位置と
非作業位置とを選択した位置に、チェンケースの回動を
ロックするロック装置を設けた。
回動作動を補助する回動補助装置を設けた。 G.上記チェンケースの回転軸を中心とする回動を、垂
直面内において行う構成とした。 H.上記支持フレーム側にスタンドを着脱可能に設け、
該スタンドを装着した状態で上記連結部材を伸縮させる
ことにより、上記ヒッチフレームの上下高さを調節可能
とした。
して着脱可能に連結され、該走行機体から動力を受け、
元畦の一部及び圃場を耕耘して元畦側に畦状に盛り上げ
る前処理体、及びこの前処理体により耕耘された土壌を
回転しながら畦に成形するドラム状の整畦体を備えた畦
塗り機において、畦塗り機の支持フレーム側にスタンド
を着脱可能に設け、該スタンドを装着した状態で、上記
ヒッチフレームと畦塗り機との間を連結した連結部材を
伸縮させることにより、上記ヒッチフレームの上下高さ
を調節可能とした。
は、以下の作用を行う。 .チェンケース基端部の回転軸に、畦塗り機が作業位
置に回動されたときは接続され、畦塗り機が非作業位置
に回動されたときは接続が解除されるクラッチを設ける
ことで、畦塗り機が非作業位置にあるときは前処理体及
び整畦体に動力が伝達されずに安全である。 .クラッチは、畦塗り機が作業位置に回動されたとき
は自動的に接続され、畦塗り機が非作業位置に回動され
たときは接続が自動的に解除されることで、クラッチの
誤操作や操作忘れがなく、畦塗り機が非作業位置にある
ときは前処理体及び整畦体への動力伝達が確実に阻止さ
れ、安全である。
部との間を、連結部材により水平方向の回動支点を介し
て上下回動可能に連結することで、畦塗り機を非作業位
置に回動した状態で、畦塗り機が連結部材によって走行
機体の後部に接近するのが防止され、安全に走行するこ
とができる。 .連結部材の前後長さを調節可能とすることで、走行
機体に対する畦塗り機の前後姿勢を調節することができ
る。
業位置と非作業位置とを選択した位置に、チェンケース
の回動をロックするロック装置を設けることで、前処理
体及び整畦体は作業位置と非作業位置とに安定して支持
され、安全な作業が行われる。 .チェンケースを回動する際、その回動作動を補助す
る回動補助装置を設けることで、チェンケースの回動が
人力により軽快かつ安全に行われる。
動を、垂直面内において行うことで、畦塗り機の作業位
置と非作業位置との切り換えが容易に行われる。 .支持フレーム側にスタンドを着脱可能に設け、該ス
タンドを装着した状態で連結部材を伸縮させることによ
り、ヒッチフレームの上下高さが調節可能となること
で、畦塗り機を走行機体に連結するときヒッチフレーム
を上下調節して連結操作が容易に行える。
の図面を参照して具体的に説明する。図1〜図6におい
て、符号1は本発明に係る畦塗り機であり、図示省略し
たトラクタの後部に設けられている左右一対のロアリン
ク及びトップリンクに連結されるロアリンク連結部2及
びトップマスト3を備え、また、このロアリンク連結部
2及びトップマスト3とは別に2点連結部4を備えてい
て、トラクタに対してロアリンク連結部2及びトップマ
スト3、あるいは2点連結部4を選択的に連結して圃場
に導入され、整畦作業を行うものである。この畦塗り機
1は、主フレームを兼ね、前処理体8及び整畦体9に動
力を伝達するチェンケース7を一体構造として左右方向
に配設している。該チェンケース7の基端部7aは、左
右一対の支持フレーム10に上下回動可能に支持され、
チェンケース7を介して前処理体8及び整畦体9を作業
位置と非作業位置とに回動するようにしている。チェン
ケース7の先端部には、前方に向け前処理体8に動力伝
達するための出力軸を内装した伝動ケース11を一体的
に設けると共に、後方に向け整畦体9を駆動するための
伝動ケース12及び減速機構を内装したデフケース13
を一体的に設けている。
りヒッチフレーム15に対して上下回動可能に連結され
ており、チェンケース7を介して前処理体8及び整畦体
9を非作業位置に回動すると、後述する連結部材27に
より自動的に後方へ傾斜して支持され、前処理体8及び
整畦体9がトラクタの後部に接近するのを防止する。連
結部材27の回転ハンドル27aを左右いずれかに回転
すると連結部材27は伸縮し、支持フレーム10が連結
軸14を中心に上下回動してトラクタに対する前処理体
8及び整畦体9の前後姿勢が調整される。また支持フレ
ーム10には、スタンド支持アーム34aを介してスタ
ンド34が着脱可能に設けられ、畦塗り機1をトラクタ
に装着するときに、スタンド34を装着した状態で連結
部材27を伸縮させると、ヒッチフレーム15は連結軸
14を中心に上下回動して上下高さが調節され、ロアリ
ンク連結部2及びトップマスト3、あるいは2点連結部
4のトラクタ連結部への連結操作が容易となる。
後方向に入力軸16が軸支されている。この入力軸16
の先端部には、トラクタのPTO軸からユニバーサルジ
ョイント、伝動シャフトを介して動力が伝達される。入
力軸16の後方に位置する上記チェンケースの基端部7
aには、基端部7aの垂直面内での回転中心となる回転
軸17が前後方向に軸支され、この回転軸17の先端部
と入力軸16の後端部との間はユニバーサルジョイント
18により接続されている。
ケット19が遊嵌され、このスプロケット19の後端部
と回転軸17との間に、回転軸17の回転動力をスプロ
ケット19に対して接断するクラッチ20が設けられて
いる。このクラッチ20は、一方の接合部がスプロケッ
ト19に固定され、他方の接合部は回転軸17にスプラ
イン嵌合していて軸方向に摺動可能であり、回転軸17
の後端側からクラッチシフタ21、押圧バネ22により
接合方向に押圧されている。クラッチシフタ21には、
チェンケース7に、回転軸17と平行に前後方向に摺動
可能に支持された自動操作棒23の後端部が固設され、
この自動操作棒23の先端部は、支持フレーム10側に
固設されたカム部材24に、チェンケース7が基端部7
aを中心に回動したとき前後移動するように摺接してい
る。スプロケット19に対応して前処理体8及び整畦体
9に動力を伝達する伝動軸25にスプロケット26が固
設され、スプロケット19,26間にチェンケース7内
を通ってチェーンが巻装される。
畦体9等(畦塗り機1)をチェンケースの基端部7a
(回転軸17)を中心に回動させて前処理体8、整畦体
9を作業位置に移動させたとき、自動操作棒23の先端
部はカム部材24により押圧されておらず、クラッチ2
0は押圧バネ22によりクラッチシフタ21を介して押
圧されて接続状態となっており、前処理体8及び整畦体
9に動力が伝達されて作業状態になる。畦塗り機1をチ
ェンケースの基端部7aを中心に回動させて前処理体
8、整畦体9を非作業位置に移動させたときは、自動操
作棒23の先端部はカム部材24により摺動され、クラ
ッチシフタ21を押圧バネ22の弾発力に抗して押動さ
せてクラッチ20の接続を解除し、前処理体8及び整畦
体9には動力が伝達されずに作業停止状態になる。これ
ら前処理体8及び整畦体9の作業状態と非作業状態の切
り換えは、畦塗り機1をチェンケースの基端部7aを中
心に回動させて前処理体8、整畦体9を作業位置と非作
業位置に移動させる動作と連動して自動的に行われる。
に入力された動力は、ユニバーサルジョイント18−回
転軸17−クラッチ20−スプロケット19,26を介
して伝動軸25に伝達され、伝動軸25から前処理体8
に直接伝達され、整畦体9には、デフケース21から伝
動ケース12と直交するように設けられた伝動軸9aを
介して伝達される。前処理体8は、回転軸25の軸周に
複数本の耕耘爪29と掻き上げ爪29aを放射方向に装
着すると共に、カバーにより覆われ、元畦の一部及び圃
場を耕耘して畦状に盛り上げるロータリ耕耘装置からな
るものである。また、整畦体9は、伝動軸9aに多角の
整畦面が偏心しながら回転して畦法面を叩いて畦に成形
する多面体ドラム30を取付け、この多面体ドラム30
のドラム中心の基端部に畦の頂部を平らに形成する水平
円筒部31を一体的に取り付けてカバーにより覆ってい
る。この水平円筒部31には、外側に向け延長部が取付
け可能である。また、多面体ドラム30の先端部は、チ
ェンケース7の前側部に来るように配設されている。上
記チェンケース7の側面には、接地輪(コールタ)33
を設けている。この接地輪33は、上下移動調節が可能
である。
レーム15とチェンケース7との間には、畦塗り機1を
チェンケースの基端部7aを中心に回動させてチェンケ
ース7を介して前処理体8、整畦体9を作業位置と非作
業位置に移動させる際、トラクタの後部への接近を防止
するために、図8に示すような、回転ハンドル27aを
備えた連結部材27が斜めに設けられている。そして、
支持フレーム10は、連結軸14によりヒッチフレーム
15に対して上下回動可能に連結されているので、畦塗
り機1はトラクタに連結された状態で連結軸14を中心
に上下回動が可能であり、その上下回動によりユニバー
サルジョイント18も屈曲される。そして、連結部材2
7の回転ハンドル27aを左右いずれかに回動すると、
チェンケース7、前処理体8及び整畦体9を支持してい
る支持フレーム10は連結軸14を中心に回動してトラ
クタに対する前処理体8及び整畦体9の前後姿勢を調節
する。
は、畦塗り機1をチェンケースの基端部7aを中心に回
動させてチェンケース7を介して前処理体8、整畦体9
を作業位置あるいは非作業位置に移動させたとき、前後
に弾性移動してにロックする回動ロック装置28を設け
ている。また、支持フレーム10とチェンケース7の先
端部との間には、畦塗り機1をチェンケースの基端部7
aを中心に回動させてチェンケース7を介して前処理体
8、整畦体9を作業位置あるいは非作業位置に移動させ
る際に、補助的働きをするガススプリング32が介装さ
れている。このガススプリング32は、チェンケース7
を介して前処理体8、整畦体9を作業位置から非作業位
置に移動させるときに、前処理体8及び整畦体9を軽く
揚上させるように弾発する。また逆に、前処理体8及び
整畦体9を非作業位置から作業位置に移動させるとき
は、前処理体8及び整畦体9が自重により急激に回動、
降下しないように弾持し、緩やかに下降させる。
畦塗り機1をトラクタに連結するときは、支持フレーム
10にスタンド34を装着した状態で、トラクタの連結
部に対してロアリンク連結部2及びトップマスト3、あ
るいは2点連結部4を選択して連結する。このとき、ト
ラクタの連結部を上下動させ、また、回転ハンドル27
aにより連結部材27を伸縮させてヒッチフレーム15
を上下回動して上下高さを調節することで、ロアリンク
連結部2及びトップマスト3、あるいは2点連結部4の
トラクタへの連結操作が容易に行える。そして、トラク
タのPTO軸からユニバーサルジョイント、伝動軸を介
して入力軸16に動力が伝達される。畦塗り機1が整畦
作業を行うときは、前処理体8及び整畦体9を、チェン
ケース7により基端部7aを中心に回動させて、作業位
置(図1、図2、図4、図5の実線位置及び図6の状
態)に移動させる。この回動動作は、手動により回動ロ
ック装置28のロックを解除してから行われる。このと
き、ガススプリング32は、前処理体8及び整畦体9が
その自重により急激に降下しないように弾発する。前処
理体8及び整畦体9が作業位置に達すると、回動ロック
装置28により自動的にロックされる。
する動作と連動して、自動操作棒23の先端部はカム部
材24と摺接して移動し、前処理体8及び整畦体9が作
業状態に達したときは自動操作棒23の先端部はカム部
材24により押圧されておらず、クラッチ20は押圧バ
ネ22によりクラッチシフタ21を介して押圧されて接
続状態となる。そして、入力軸16に受けた動力は、ユ
ニバーサルジョイント18−回転軸17−クラッチ20
−スプロケット19,26を介して伝動軸25に伝達さ
れ、伝動軸25から前処理体8に直接、また整畦体9に
は、デフケース13から伝動軸9aを介して伝達され
る。そして、トラクタの走行と共に、前処理体8及び整
畦体9により整畦作業が行われる。前処理体8及び整畦
体9の作用深さを調節するときは、トラクタの連結部を
介して畦塗り機1の支持高さを変えることによって行う
ことができるが、基本的には接地輪33を上下移動調節
することにより行う。また、連結部材27の回転ハンド
ル27aを左右いずれかに回動することにより、トラク
タに対する畦塗り機1の前後姿勢が調節される。
9aにより元畦の一部及び圃場を耕耘して元畦側に対し
て畦状に盛り上げ、その盛り上げた土壌を整畦体9の多
角円錐状ドラム30の多角の整畦面が偏心回転して畦法
面を叩いて目的とする畦に成形する。また、水平円筒体
31により多角円錐状ドラム30によって成形された畦
の頂部を平らに成形する。この整畦作業時に、偏心回転
する多角円錐状ドラム30は、この多角円錐状ドラム3
0及び水平円筒体31の回転軸心と近い軸線上に設けら
れた接地輪33により安定した状態に支持される。水平
円筒体31には、必要に応じて延長部が取付けられる。
されて路上走行するときは、前処理体8及び整畦体9
を、チェンケース7により基端部7aを中心に回動させ
て非作業位置(図5の仮想線位置)に移動させる。この
回動動作は、回動ロック装置28のロックを解除してか
ら行われる。このとき、ガススプリング32は、前処理
体8及び整畦体9の持ち上げ回動重量を軽減させるよう
に弾発し、小さい力で回動させることができる。前処理
体8及び整畦体9が非作業位置に達すると、回動ロック
装置28により自動的にロックされる。
により基端部7aを中心に回動して非作業位置まで移動
するとき、自動操作棒23の先端部はカム部材24によ
り摺動され、クラッチシフタ21を押圧バネ22の弾発
力に抗して押動させてクラッチ20の接続を解除し、前
処理体8及び整畦体9には動力が伝達されない。従っ
て、トラクタから入力軸16に動力が伝達されていて
も、前処理体8及び整畦体9は駆動回転せず、危険が防
止される。そして、畦塗り機1の前処理体8及び整畦体
9は、トラクタにより連結部を介して持ち上げられた状
態で移動走行するが、畦塗り機1が連結部により揚上さ
れたとき、チェンケース7、前処理体8、整畦体9等は
連結部材27によりトラクタの後部に接近するのが防止
され、安全に走行することができる。
よれば、上記の構成により以下の作用効果を奏すること
ができる。
整畦体に動力を伝達する伝動ケースを兼ねるチェンケー
スの基端部に回転軸を設け、この回転軸を中心にチェン
ケースを介して前処理体及び整畦体を同時に回動させる
ことにより、畦塗り機の作業位置と非作業位置とを選択
可能とすると共に、上記回転軸に、畦塗り機が作業位置
に回動されたときは接続され、畦塗り機が非作業位置に
回動されたときは接続が解除されるクラッチを設けたの
で、畦塗り機が作業位置に回動されたときのみ動力が伝
達されて整畦作業が行われ、畦塗り機が非作業位置にあ
るときには前処理体及び整畦体に動力が伝達されずに安
全である。また、フレーム構造が簡単となり、全体の軽
量化を図ることができて、小型の走行機体に装着して使
用することができる。
動されたときは自動的に接続され、畦塗り機が非作業位
置に回動されたときは接続が自動的に解除されるので、
クラッチの誤操作や操作忘れがなく、畦塗り機が作業位
置にあるときにのみ動力が伝達され、非作業位置にある
ときには前処理体及び整畦体への動力伝達が確実に阻止
され、安全に作業を行うことができる。
部との間を、連結部材により水平方向の回動支点を介し
て上下回動可能に連結したので、畦塗り機を非作業位置
に回動した状態で、畦塗り機が連結部材によって走行機
体の後部に接近するのが防止され、安全に走行すること
ができる。
ので、走行機体に対する畦塗り機の前後姿勢を調節して
適切な整畦作業を行うことができる。また、畦塗り機を
非作業位置に回動して走行機体により移動するとき安全
に支持することができる。
業位置と非作業位置とを選択した位置に、チェンケース
の回動をロックするロック装置を設けたので、前処理体
及び整畦体は作業位置と非作業位置とに安定して支持さ
れ、安全な作業を行うことができる。 .チェンケースを回動する際、その回動作動を補助す
る回動補助装置を設けたので、チェンケースの回動を手
動により軽快、かつ安全に行うことができる。
動を、垂直面内において行うので、畦塗り機の作業位置
と非作業位置との切り換えを容易に行うことができる。 .支持フレーム側にスタンドを着脱可能に設け、該ス
タンドを装着した状態で上記連結部材を伸縮させること
により、ヒッチフレームの上下高さが調節可能となるの
で、畦塗り機を走行機体に連結するときにヒッチフレー
ムを上下調節して連結操作を容易に行うことができる。
す背面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 走行機体の後部にヒッチフレームを介し
て着脱可能に連結され、該走行機体から動力を受け、元
畦の一部及び圃場を耕耘して元畦側に畦状に盛り上げる
前処理体、及びこの前処理体により耕耘された土壌を回
転しながら畦に成形するドラム状の整畦体を備えた畦塗
り機において、 畦塗り機の支持フレームと前処理体及び整畦体に動力を
伝達する伝動ケースを兼ねるチェンケースの基端部に回
転軸を設け、この回転軸を中心にチェンケースを介して
前処理体及び整畦体を同時に回動させることにより、畦
塗り機の作業位置と非作業位置とを選択可能とすると共
に、上記回転軸に、畦塗り機が作業位置に回動されたと
きは接続され、畦塗り機が非作業位置に回動されたとき
は接続が解除されるクラッチを設けたことを特徴とする
畦塗り機。 - 【請求項2】 上記クラッチは、畦塗り機が作業位置に
回動されたときは自動的に接続され、畦塗り機が非作業
位置に回動されたときは接続が自動的に解除される構成
としたことを特徴とする請求項1記載の畦塗り機。 - 【請求項3】 上記ヒッチフレームとチェンケースの基
端部との間を、連結部材により水平方向の回動支点を介
して上下回動可能に連結したことを特徴とする請求項1
又は2記載の畦塗り機。 - 【請求項4】 上記連結部材の前後長さを調節可能とし
たことを特徴とする請求項1、2又は3記載の畦塗り
機。 - 【請求項5】 上記チェンケースを回動して畦塗り機を
作業位置と非作業位置とを選択した位置に、チェンケー
スの回動をロックするロック装置を設けたことを特徴と
する請求項1、2、3又は4記載の畦塗り機。 - 【請求項6】 上記チェンケースを回動する際、その回
動作動を補助する回動補助装置を設けたことを特徴とす
る請求項1、2、3、4又は5記載の畦塗り機。 - 【請求項7】 上記チェンケースの回転軸を中心とする
回動を、垂直面内において行う構成としたことを特徴と
する請求項1、2、3、4、5又は6記載の畦塗り機。 - 【請求項8】 上記支持フレーム側にスタンドを着脱可
能に設け、該スタンドを装着した状態で上記連結部材を
伸縮させることにより、上記ヒッチフレームの上下高さ
を調節可能としたことを特徴とする請求項1、2、3、
4、5、6又は7記載の畦塗り機。 - 【請求項9】 走行機体の後部にヒッチフレームを介し
て着脱可能に連結され、該走行機体から動力を受け、元
畦の一部及び圃場を耕耘して元畦側に畦状に盛り上げる
前処理体、及びこの前処理体により耕耘された土壌を回
転しながら畦に成形するドラム状の整畦体を備えた畦塗
り機において、 畦塗り機の支持フレーム側にスタンドを着脱可能に設
け、該スタンドを装着した状態で、上記ヒッチフレーム
と畦塗り機との間を連結した連結部材を伸縮させること
により、上記ヒッチフレームの上下高さを調節可能とし
たことを特徴とする畦塗り機。
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JP (1) | JP4865969B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008278757A (ja) * | 2007-05-08 | 2008-11-20 | Kobashi Kogyo Co Ltd | ロータリ作業機のエプロン跳ね上げ補助装置 |
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-
2001
- 2001-09-04 JP JP2001267254A patent/JP4865969B2/ja not_active Expired - Fee Related
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