JP2001128503A - 耕耘作業機 - Google Patents

耕耘作業機

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JP2001128503A
JP2001128503A JP31300899A JP31300899A JP2001128503A JP 2001128503 A JP2001128503 A JP 2001128503A JP 31300899 A JP31300899 A JP 31300899A JP 31300899 A JP31300899 A JP 31300899A JP 2001128503 A JP2001128503 A JP 2001128503A
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terrain
fixing
pin
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support rod
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Kaoru Honda
薫 本多
Hiroyuki Yoda
博之 依田
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Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
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Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の整地体支持杆4を用いて整地体5を固
定でき、整地体固定手段7の部品点数が少なく構成が簡
単で、見栄えもよく、重量の重い整地体5の固定及びこ
の固定を解除する操作が容易な耕耘作業機を提供する。 【解決手段】 作業機本体2にロータリー3と、整地体
支持杆4と、整地体支持杆4に移動可能に係合した係合
部29を備えた整地体5と、整地体5を整地体支持杆4に
固定する整地体固定手段7とを設ける。整地体支持杆4
は整地体5を上方に向けて回動した状態でこの整地体5
を固定する上方固定部21を有する。整地体固定手段7
は、係合部29に係合した係合支枠33と、係合支枠33に回
動可能に支持した切替レバー35と、係合支枠33に進退可
能に設け上方固定部21に係脱する固定ピン36と、切替レ
バー35の回動操作で固定ピン36を上方固定部21に係脱す
る方向に附勢するスプリング38とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耕耘作業機に係り、
たとえば、水田を耕耘砕土するとともに、この砕土の表
面部を整地する作業を行なうものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の耕耘作業機は、たとえ
ば、特許第2735275号公報に記載された構成が知
られている。この公報に記載された構成は、作業機本体
にロータリーが回転可能に設けられ、前記作業機本体に
前記ロータリーの後方に位置して整地体が上下方向に回
動可能に設けられ、前記作業機本体に前記整地体の両側
部を支持した整地体支持杆がそれぞれ上下方向に回動可
能にかつ進退可能に設けられ、前記作業機本体に前記整
地体を上方に向けて回動した状態に固定する整地体固定
手段が設けられている。
【0003】そして、前記整地体固定手段は、前記作業
機本体に回動可能に軸支され前記整地体に固定された固
定杆の係止部を係脱するフックと、このフックと同軸に
設けられた切替レバーと、この切替レバーと前記フック
との間に張設されこの切替レバーの回動操作により前記
フックを前記固定杆の係止部に係合する方向または前記
フックから外れる方向に回動するように附勢するスプリ
ングとを有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載の構成
では、整地体固定手段は、整地体を支持した両側部の整
地体支持杆とは別に作業機本体に設ける構成のため、部
品点数が多いので組み立てに手数が掛かり、製造コスト
が高価となり、作業機本体と整地体との面部に整地体固
定手段が配置されることにより見栄えも悪くなり易い問
題がある。
【0005】また、整地体を上方に向けて回動した状態
に固定するときは、整地体に設けた固定杆の係止部が作
業機本体に設けたフックに当接するまで整地体を把持し
て上方に持ち上げ回動すると、この固定杆の係止部にて
フックの先端部が押圧され、このフツクがスプリングに
抗して後方に向かって回動され、この係止部がフックの
先端部から外れるとスプリングの附勢力でフツクが前方
に向かって復帰回動され、このフツクが係止部に係止し
て整地体が上方に向けて回動した状態に固定されるもの
であるが、このフックが前後方向に進退回動されて固定
杆の係止部に係止するまで重量の重い整地体を把持しな
ければならないので、手数が掛かるという問題がある。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、整地体支持杆に整地体が上方に向けて回動した
状態でこの整地体を確実に固定でき、この整地体の固定
操作も簡単で、部品点数が少なく、見栄えもよい耕耘作
業機を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の耕耘作業
機は、作業機本体と、この作業機本体に設けられたロー
タリーと、前記作業機本体に上下方向に回動可能に設け
られた整地体支持杆と、前記作業機本体に前記ロータリ
ーの後方に位置して上下方向に回動可能に設けられ前記
整地体支持杆に移動可能に係合した係合部を備えた整地
体と、この整地体を前記整地体支持杆に固定する整地体
固定手段とを具備し、前記整地体支持杆は、前記整地体
を上方に向けて回動した状態でこの整地体を固定する上
方固定部を有し、前記整地体固定手段は、前記整地体の
係合部に係合された係合支枠と、この係合支枠に回動可
能に支持された切替レバーと、前記係合支枠に進退可能
に設けられ前記整地体支持杆の上方固定部に係脱可能に
係合する固定ピンと、前記切替レバーの回動操作により
前記固定ピンを前記上方固定部に係合させる方向または
前記上方固定部から離間させる方向に附勢するスプリン
グと、を有するものである。
【0008】そして、整地体を上方に向けて回動した状
態に固定するときは、切替レバーを一方向に向かって回
動操作すると、この切替レバーの回動によりスプリング
の附勢方向が変わり、このスプリングにて固定ピンが整
地体支持杆に向かって進出され、この固定ピンの先端部
が整地体支持杆に当接される。
【0009】また、この状態で、両手で整地体を持ち上
げると、この整地体が作業機本体を中心に上方に向かっ
て回動され、この整地体の係合部にて整地体支持杆が作
業機本体を中心に上方に向かって押し上げられながらこ
の整地体支持杆に沿って整地体の係合部が整地体支持杆
の前方に向かって移動される。
【0010】また、整地体の係合部の移動でこの整地体
がロータリーの後方位置から上方に向かって回動され
る。また、この整地体の係合部が移動されるときは固定
ピンの先端部が整地体支持体に沿って移動される。
【0011】また、整地体の係合部の移動で、固定ピン
の先端部が整地体支持杆に形成された上方固定部に移動
されると、スプリングの附勢力で固定ピンの先端部が上
方固定部に係合され、この固定ピンと上方固定部とにて
整地体がロータリーの後方位置より上方に向けて回動し
た状態でこの整地体が整地体支持杆の上方固定部に確実
に固定される。
【0012】そして、ロータリーの後方が開放され、こ
のロータリーの耕耘爪を交換したり、このロータリーの
耕耘爪等に付着した泥土及び耕耘爪等に絡み付いた雑草
の除去や、上方に向けて回動した状態に固定された整地
体の下面に付着した泥土の除去等の作業が行なわれ易く
なる。
【0013】つぎに、上方に向けて回動した状態に固定
された整地体の固定を解除するときは、切替レバーを他
方向に向かって回動操作すると、この切替レバーの回動
によりスプリングの附勢方向が変わり、このスプリング
にて固定ピンが整地体支持杆の上方固定部から離間する
方向に向かって附勢される。
【0014】しかし、整地体の重量で係合部にて係合支
枠が軸方向に押動され、この係合支枠に設けた固定ピン
が整地体支持杆の上方固定部に軸方向から押圧され、こ
の固定ピンが上方固定部との摩擦でこの上方固定部から
離間する方向に向かって後退することがない。
【0015】そこで、両手で整地体を上動すると、固定
ピンと上方固定部との摩擦がスプリングの附勢力より減
少された状態になるとともに、スプリングの附勢力で固
定ピンが整地体支持杆の上方固定部から離間する方向に
向かって後退され、整地体の固定が解除される。
【0016】したがって、整地体を上方に向けて回動し
た状態でこの整地体を整地体支持杆に固定、また、この
整地体の固定を解除する操作が簡単である。
【0017】請求項2記載の耕耘作業機は、請求項1記
載の耕耘作業機において、整地体支持杆は、整地体を下
方に向けて回動しこの整地体の下端部を接地させて耕耘
作業機を支持した状態でこの整地体を固定する下方固定
部を有し、前記整地体支持杆の下方固定部に固定ピンが
係脱可能に係合するものである。
【0018】そして、整地体の下端部を接地させて耕耘
作業機を支持した状態にこの整地体を固定するときは、
整地体支持杆の上方固定部に固定した整地体の固定を解
除した状態で、両手で整地体をわずかに押し下げると、
この整地体の係合部が整地体支持杆に沿って軸方向に向
かって移動され、この係合部に係合した係合支枠の固定
ピンが上方固定部の位置から外れて軸方向に移動され
る。
【0019】また、この状態で、整地体を上方に向けて
回動した状態に固定するときの操作と同様に、切替レバ
ーを一方向に向かって回動操作すると、この切替レバー
の回動によりスプリングの附勢方向が変わり、このスプ
リングにて固定ピンが整地体支持杆に向かって進出さ
れ、この固定ピンの先端部が整地体支持杆に当接され
る。
【0020】そして、この状態で、両手で整地体を更に
押し下げると、この整地体が作業機本体を中心に下方に
向かって回動され、この整地体の係合部にて整地体支持
杆が作業機本体を中心に下方に向かって押し下げられな
がらこの整地体支持杆に沿って整地体の係合部が整地体
支持杆の後方に向かって移動される。
【0021】また、整地体の係合部の移動でこの整地体
がロータリーの後方に位置される。また、この整地体の
係合部が移動されるときは固定ピンの先端部が整地体支
持体に沿って移動される。
【0022】また、整地体の係合部の移動で、固定ピン
の先端部が整地体支持杆に形成された下方固定部に移動
されると、スプリングの附勢力で固定ピンの先端部が整
地体支持杆の下方固定部に係合され、この固定ピンと下
方固定部とにて整地体がロータリーの後方に位置され、
この整地体の下端部が接地された状態で下方固定部に整
地体が確実に固定される。
【0023】そして、この整地体とロータリーとにより
耕耘作業機が支持され、この耕耘作業機が転倒すること
なく安定した姿勢で支持される。
【0024】請求項3記載の耕耘作業機は、請求項1ま
たは2記載の耕耘作業機において、上方固定部及び下方
固定部は、整地体支持杆の周面に開口した固定ピン挿通
孔にてそれぞれ形成され、係合支枠は、前記固定ピン挿
通孔にそれぞれ連通する固定ピン案内孔を有し、この固
定ピン案内孔内に前記固定ピン挿通孔内に挿通する固定
ピンが進退可能に挿入されているものである。
【0025】そして、整地体の係合部が整地体支持杆に
沿ってこの整地体支持杆の前方または後方に向かって移
動され、この係合部に係合した係合支枠の固定ピン案内
孔が整地体支持杆に形成された上方固定部または下方固
定部の固定ピン挿通孔に連通すると、スプリングの附勢
力で固定ピン案内孔内に挿入された固定ピンが固定ピン
案内孔から固定ピン挿通孔内に挿通される。
【0026】また、固定ピンが固定ピン案内孔から固定
ピン挿通孔内に挿通されることにより、この固定ピンと
固定ピン挿通孔とにて整地体が上方に向けて回動した状
態または下方に向けて回動しこの整地体の下端部を接地
させて耕耘作業機を支持した状態で、この整地体が整地
体支持杆の上方固定部または下方固定部にそれぞれ確実
に固定される。
【0027】つぎに、固定ピンが上方固定部の固定ピン
挿通孔内または下方固定部の固定ピン挿通孔内に挿通し
た状態で、スプリングの附勢方向が変わると、このスプ
リングにて固定ピンが整地体支持杆の上方固定部または
下方固定部の固定ピン挿通孔内から離間する方向に向か
って附勢される。
【0028】しかし、整地体の重量で固定ピンが整地体
支持杆の上方固定部または下方固定部の固定ピン挿通孔
に軸方向から押圧され、この固定ピンが固定ピン挿通孔
との摩擦でこの固定ピン挿通孔から離間する方向に向か
って後退することがない。
【0029】そこで、両手で整地体を上動すると、固定
ピンと固定ピン挿通孔との摩擦がスプリングの附勢力よ
り減少された状態になるとともに、スプリングの附勢力
で固定ピンが固定ピン挿通孔から離間する方向に向かっ
て後退される。
【0030】そして、整地体が上方に向けて回動した状
態または下方に向けて回動しこの整地体の下端部を接地
させて耕耘作業機を支持した状態での整地体の固定が解
除される。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。
【0032】1は耕耘作業機で、この耕耘作業機1は、
図1及び図2に示すように、作業機本体2と、この作業
機本体2に設けられたロータリー3と、前記作業機本体
2に上下方向に回動可能に設けられた整地体支持杆4
と、前記作業機本体2にロータリー3の後方に位置して
上下方向に回動可能に設けられ前記整地体支持杆4に移
動可能に係合した整地体5と、この整地体5を前記整地
体支持杆4に固定する整地体固定手段7とを具備してい
る。
【0033】そして、前記作業機本体2は、図1、図2
及び図6に示すように、耕耘作業機1の進行方向に対し
て左右方向を長手方向とした中空パイプ状の主フレーム
8を備えている。この主フレーム8の両端部には相対し
て上下方向を長手方向とした左右のブラケット9がそれ
ぞれ固定され、これらブラケット9のうち左側ブラケッ
ト9の外面に伝動ケース10が固定されている。
【0034】また、前記主フレーム8の中間部にミッシ
ョン装置11が設けられている。このミッション装置11
は、トラクタのPTO軸からの出力により回転される入
力軸と、この入力軸の回転で連動回転される出力軸とを
有し、この出力軸が前記主フレーム8内に回転自在に軸
支され、この出力軸の一端部が前記伝動ケース10内の上
端部に突出されている。
【0035】また、前記ミッション装置11の上部に前方
に向かって突出されたトップマスト12が取り付けられ、
このトップマスト12の先端部に連結ピン13が取り付けら
れている。また、前記ミッション装置11の両側方に位置
して前記主フレーム8の両側部に前方に向かって突出し
たロワアーム14がそれぞれ取り付けられ、これらロワア
ーム14の先端部にロワピンがそれぞれ取り付けられてい
る。そして、前記連結ピン13と前記左右のロワピンとに
て3点連結部が構成されている。
【0036】また、前記両側のロワアーム14の両側方に
位置して前記主フレーム8の両側上部にブラケット15が
それぞれ固定されている。さらに、前記主フレーム8の
下方に位置して前記左右のブラケット9の上部間にロー
タリーカバー16の両端部がそれぞれ固定されている。こ
のロータリーカバー16は前記主フレーム8に向かって突
出した突円弧状に形成され、この突円弧状部の両側上部
に突設された連結片17が前記両側のロワアーム14の後端
部にそれぞれ固定されている。
【0037】つぎに、前記ロータリー3は、前記右側ブ
ラケット9の下端部と前記伝動ケース10の下端部との間
に回転自在に設けられている。このロータリー3は、左
右方向を軸方向とした耕耘軸18と、この耕耘軸18に軸方
向に間隔をおいて放射状に取り付けられた耕耘爪19とを
有している。そして、前記耕耘軸18の一端部が前記伝動
ケース10内の下端部に、前記耕耘軸18の他端部が前記右
側ブラケット9の下端部にそれぞれ回転可能に軸支され
ている。
【0038】また、前記伝動ケース10内の上端部に突出
された前記出力軸の一端部と前記耕耘軸18の一端部とは
前記伝動ケース10内に設けられた連動媒体にて連動連結
され、前記出力軸の回転で前記ロータリー3が回転駆動
されるようになっている。
【0039】つぎに、前記整地体支持杆4は、図6に示
すように、前記主フレーム8の両側部に配置される両側
の整地体支持杆4をそれぞれ備えている。前記両側の整
地体支持杆4は、前後方向を軸方向とした中空パイプ体
にてそれぞれ形成され、前端部が前記主フレーム8の両
側部に固定された前記ブラケット15に左右方向を軸方向
とした支軸20にてそれぞれ上下方向に回動可能に軸支さ
れている。
【0040】また、前記整地体支持杆4には、図1及び
図2に示すように、前記整地体5を前記ロータリー3の
後方から上方に向けて回動した状態でこの整地体5を固
定する上方固定部21と、前記整地体5を下方に向けて回
動しこの整地体5の下端部6を接地させて前記耕耘作業
機1を支持した状態でこの整地体5を固定する下方固定
部22とをそれぞれ有している。そして、前記上方固定部
21が前記整地体支持杆4の前後方向の略中間部にそれぞ
れ形成され、前記下方固定部22が前記整地体支持杆4の
前後方向の後端近傍部にそれぞれ形成されている。
【0041】また、前記上方固定部21及び前記下方固定
部22は、前記両側の整地体支持杆4の周面に開口した固
定ピン挿通孔23にてそれぞれ形成されている。そして、
前記各固定ピン挿通孔23が前記左右の整地体支持杆4に
径方向にそれぞれ貫通して形成されている。
【0042】つぎに、前記整地体5は、図6に示すよう
に、前記ロータリーカバー16の後端部にヒンジ24にて上
下方向に回動可能に取り付けられている。この整地体5
は、前記ロータリー3の後方に位置する整地板25と、こ
の整地板25の両側端部にそれぞれ形成された側端板26
と、前記整地板25の両側上部にそれぞれ固定されこの整
地板25を補強する前後方向を長手方向とした左右の補強
兼用の取付け板27を有する取付け支枠28と、前記左右の
取付け板27の上端部にて回動自在に支持され前記整地体
支持杆4を移動可能に係合した係合部29とを有してい
る。
【0043】そして、前記整地板25の下端部と前記両側
端部の側端板26の下端部とにて前記整地体5の下端部6
が形成されている。また、前記係合部29は、図3及び図
5に示すように、左右方向を長手方向とした円柱状の係
合体29a にて形成され、この係合体29a の両端部が前記
左右の取付け板27の上端部にて回動自在に支持され、こ
の係合体29a の中間部に前記整地体支持杆4を移動可能
に挿通した挿通孔30が形成されている。
【0044】また、図1及び図2に示すように、前記係
合部29の挿通孔30に挿通した前記整地体支持杆4の後端
部にストッパー31が取り付けられ、このストッパー31に
一端部を当接した第1のコイルばね32a が前記整地体支
持杆4に装着されている。そして、前記ストッパー31と
前記第1のコイルばね32a とにて前記整地体支持杆4が
前記係合部29から外れないように抜け止めされている。
また、前記係合部29の前方に位置して前記整地体支持杆
4に第2のコイルばね32b が装着されている。
【0045】つぎに、前記整地体固定手段7は、図3乃
至図5に示すように、前記整地体5の係合部29に係合さ
れた係合支枠33と、この係合支枠33に回動可能に支持さ
れた切替レバー35と、前記係合支枠33に進退可能に設け
られ前記整地体支持杆4の上方固定部21に係脱可能に係
合する固定ピン36と、前記切替レバー35の回動操作によ
り前記固定ピン36を前記上方固定部21に係合させる方向
または前記上方固定部21から離間させる方向に附勢する
スプリング38と、を有している。
【0046】また、前記整地体固定手段7は、前記係合
支枠33に支持された前記切替レバー35の軸支部34に回動
可能に軸支され前記固定ピン36を備えたピン支持体37を
有し、前記整地体支持杆4の下方固定部22に前記固定ピ
ン36が係脱可能に係合するようになっている。
【0047】そして、前記係合支枠33は、枠本体39と、
この枠本体39から上方に向かって突出された支持突片40
と、前記枠本体39に設けられた案内体41とを有し、さら
に、前記係合支枠33は、前記固定ピン挿通孔23のそれぞ
れに連通する固定ピン案内孔49とを有している。
【0048】前記枠本体39は、前記係合部29の前後に係
合する前後の取付板部42及びこれら取付板部42の上端部
間に形成され前記係合部29の上面に係合する支持板部43
とを有して倒コ字形状に形成されている。また、前記前
後の取付板部42に前記係合部29の挿通孔30に連通し前記
整地体支持杆4を進退可能に挿通した挿通孔44がそれぞ
れ形成されている。
【0049】また、前記支持突片40は、前記支持板部43
の両側から相対して上方に向かってそれぞれ突出され、
この両側の支持突片40の上部に前記切替レバー35の軸支
部34を回動自在に挿通して軸支した挿通孔45がそれぞれ
形成されている。
【0050】また、前記両側の支持突片40のうち一方側
支持突片40に、前記挿通孔45の上下に位置して前記切替
レバー35を上方に向かって回動操作することによりこの
切替レバー35を受け止める上部ストッパー46及び前記切
替レバー35を下方に向かって回動操作することによりこ
の切替レバー35を受け止める下部ストッパー47がそれぞ
れ一方側支持突片40に直交する方向に向かって突出され
ている。
【0051】また、前記案内体41は、上下方向を長手方
向とした角柱状に形成され前記枠本体39の後側の取付板
部42に固定されている。そして、前記案内体41の下部に
前記後側の取付板部42に形成した挿通孔44に連通し前記
整地体支持杆4を進退可能に挿通した矩形状の挿通孔48
が形成され、この案内体41の中心部に前記固定ピン案内
孔49が貫通して形成され、この固定ピン案内孔49内に前
記固定ピン挿通孔23に挿通する前記固定ピン36が進退可
能に挿入されている。
【0052】つぎに、前記切替レバー35は、丸棒にてク
ランク状に形成され前記両側の支持突片40の挿通孔45に
軸支された軸支部34が一端部に形成されているととも
に、操作部50が他端部に形成されている。そして、前記
軸支部34が前記両側の支持突片40の挿通孔45に軸支され
た状態でこの軸支部34の端部にこの軸支部34を抜け止め
する止めリング51が取り付けられている。
【0053】つぎに、前記ピン支持体37は、前記両側の
支持突片40間に位置して前記切替レバー35の軸支部34に
回動可能に軸支された両側の軸支板部52とこの両側の軸
支板部52の上端部間に形成された天板部53とを有して前
後方向を長手方向とした倒コ字形状に形成されている。
【0054】そして、前記軸支板部52の前端側に前記切
替レバー35の軸支部34を挿通した挿通孔54がそれぞれ形
成され、この軸支部34を中心に前記ピン支持体37が上下
方向に回動されるようになっている。また、前記軸支板
部52の後端側に取付けピン55の両端部を前後方向に移動
可能に支持したピン支持長孔56がそれぞれ形成され、こ
の両側のピン支持長孔56に両端部が支持された取付けピ
ン55に前記固定ピン案内孔49内に挿入された前記固定ピ
ン36が回動可能に取り付けられている。
【0055】つぎに、前記固定ピン36の上端部に径大頭
部57が形成され、この径大頭部57に前記取付けピン55を
挿通したピン挿通孔58が形成され、このピン挿通孔58を
中心に前記固定ピン36が回動されるようになっている。
【0056】つぎに、前記切替レバー35の中間部にばね
支持突部59がこの切替レバー35と交叉する方向に向かっ
て突出されている。また、前記ピン支持体37の一方側の
軸支板部52に前後方向の略中間部に位置してばね支持突
部60がこの一方の軸支板部52と交叉する方向で前記ばね
支持突部59と同方向に向かって突出されている。
【0057】つぎに、前記スプリング38は、コイルスプ
リングにて形成され、前記切替レバー35に突出されたば
ね支持突部59に一端部が支持されているとともに、前記
一方の軸支板部52に突出されたばね支持突部60に他端部
が支持されて前記切替レバー35と前記ピン支持体37との
間に張設されている。
【0058】そして、前記切替レバー35を下方に向かっ
て回動操作することにより前記スプリング38の附勢方向
が変わり、このスプリング38にてピン支持体37が切替レ
バー35の軸支部34を中心として回動されるとともに、こ
のピン支持体37に軸支した前記固定ピン36が前記上方固
定部21または前記下方固定部22に係合させる方向に向か
って附勢されるようになっている。そして、前記切替レ
バー35が前記下部ストッパー47にて受け止められた状態
で前記固定ピン36が前記固定ピン案内孔49から進出して
前記整地体支持杆4に形成された固定ピン挿通孔23内に
挿入されるようになっている。
【0059】また、前記切替レバー35を上方に向かって
回動操作することにより前記スプリング38の附勢方向が
変わり、このスプリング38にてピン支持体37が切替レバ
ー35の軸支部34を中心として回動されるとともに、この
ピン支持体37に軸支した固定ピン36が前記上方固定部21
または前記下方固定部22から離間させる方向に向かって
附勢されるようになっている。そして、前記切替レバー
35が前記上部ストッパー46にて受け止められた状態で前
記固定ピン36が前記整地体支持杆4に形成された固定ピ
ン挿通孔23内から前記固定ピン案内孔49内に後退される
ようになっている。
【0060】なお、61は作業機本体2の両側から前方に
向かって突出された支持アーム62にそれぞれ上下方向に
位置調節可能に設けられた接地輪である。
【0061】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
【0062】整地体5をロータリー3の後方から上方に
向けて回動した状態でこの整地体5を整地体支持杆4の
上方固定部に固定するときは、両側の整地体固定手段7
に設けた切替レバー35を図5に示す鎖線の状態から図5
実線に示すように下方に向かってそれぞれ回動操作する
と、この両側の切替レバー35の回動によりスプリング38
の附勢方向がそれぞれ変わり、この両側のスプリング38
にてピン支持体37が切替レバー35の軸支部34を中心とし
て係合ピン36を上方固定部21に係合させる方向の下方に
向かってそれぞれ回動され、この両側のピン支持体37に
設けられた固定ピン36が整地体支持杆4に向かってそれ
ぞれ進出され、この両側の固定ピン36の先端部が整地体
支持杆4にそれぞれ当接される。
【0063】また、この状態で、両手で整地体5を持ち
上げると、この整地体5がロータリーカバー16の後端部
に取付けたヒンジ24を中心に上方に向かって回動される
とともに、この整地体5の両側に設けた係合部29にて整
地体支持杆4がそれぞれ押し上げられ、これら整地体支
持杆4が主フレーム8の両側のブラケット15の支軸20を
中心に上方に向かってそれぞれ回動される。
【0064】そして、この整地体5の両側の係合部29に
て整地体支持杆4がそれぞれ支軸20を中心に上方に向か
って押し上げられながらこれら整地体支持杆4に沿って
整地体5の両側の係合部29が整地体支持杆4の前方に向
かってそれぞれ移動される。また、両側の係合部29の移
動でこの整地体5がロータリー3の後方位置から上方に
向かって移動されるとともに、この両側の係合部29の移
動で固定ピン36の先端部が整地体支持体4に沿ってそれ
ぞれ移動される。
【0065】また、両側の係合部29の移動で、これら係
合部29に係合した係合支枠33の固定ピン案内孔49が整地
体支持杆4に形成された上方固定部21の固定ピン挿通孔
23にそれぞれ移動され、これら固定ピン案内孔49が上方
固定部21の固定ピン挿通孔23にそれぞれ連通すると、ス
プリング38の附勢力で固定ピン案内孔49内に挿入された
固定ピン36が固定ピン案内孔49から進出して固定ピン挿
通孔23内にそれぞれ挿通され、これら固定ピン36と固定
ピン挿通孔49とにて整地体5がロータリー3の後方位置
より上方に向けて回動した状態で上方固定部21に固定さ
れる。
【0066】また、整地体5が上方に向けて回動した状
態の上方固定部21に固定されることにより、図1に示す
ように、ロータリー3の後方が大きく開放され、ロータ
リー3の耕耘爪19に付着した泥土の除去等ロータリー3
の保守点検やロータリーカバー16に付着した泥土の除去
等ロータリーカバー16の保守点検、さらには、ロータリ
ー3の上方に向けて回動した状態で下面となつた整地体
5の整地面に付着した泥土の除去等整地体5の保守点検
を行うことが容易になる。
【0067】つぎに、整地体5を下方に向けて回動しこ
の整地体5の下端部6を接地させて耕耘作業機1を支持
した状態でこの整地体5を整地体支持杆4の下方固定部
22に固定するときは、両側の整地体固定手段7に設けた
切替レバー35を図5実線に示す状態から図5鎖線に示す
ように上方に向かってそれぞれ回動操作すると、この両
側の切替レバー35の回動によりスプリング38の附勢方向
がそれぞれ変わり、これらスプリング38にて固定ピン36
が整地体支持杆4の上方固定部21から離間する方向に向
かってそれぞれ附勢される。
【0068】しかし、整地体5の重量で両側の係合部29
にて係合支枠33が軸方向に押動され、これら係合支枠33
に設けた固定ピン36が整地体支持杆4の上方固定部21に
軸方向から押圧され、これら固定ピン36が上方固定部21
の固定ピン挿通孔23との摩擦でこの固定ピン挿通孔23か
ら離間する方向に向かって後退することがない。
【0069】そこで、両手で整地体5を上動すると、固
定ピン36と上方固定部21の固定ピン挿通孔23との摩擦が
スプリング38の附勢力より減少された状態になるととも
に、スプリング38の附勢力で固定ピン36が上方固定部21
の固定ピン挿通孔23内から離間する方向に向かってそれ
ぞれ後退され、整地体5の固定が解除される。
【0070】また、整地体5の固定が解除された状態
で、両手で整地体5をわずかに押し下げると、両側の固
定ピン36が軸方向に移動され、上方固定部21の固定ピン
挿通孔23の位置からそれぞれ外れる。
【0071】そして、この状態で、両手で整地体5を更
に押し下げると、この整地体5がロータリーカバー16の
後端部に取付けたヒンジ24を中心に下方に向かって回動
されるとともに、この整地体5の両側に設けた係合部29
にて整地体支持杆4がそれぞれ押し下げられ、これら整
地体支持杆4が主フレーム8の両側のブラケット15の支
軸20を中心に下方に向かってそれぞれ回動される。
【0072】そして、この整地体5の両側の係合部29に
て整地体支持杆4がそれぞれ支軸20を中心に下方に向か
って押し下げられながらこれら整地体支持杆4に沿って
整地体5の両側の係合部29が整地体支持杆4の後方に向
かってそれぞれ移動される。また、両側の係合部29の移
動でこの整地体5がロータリー3の上方位置から後方に
向かって移動されるとともに、この両側の係合部29の移
動で固定ピン36の先端部が整地体支持体4に沿ってそれ
ぞれ移動される。
【0073】また、整地体5の両側の係合部29の移動
で、これら係合部29に係合した係合支枠33の固定ピン案
内孔49が整地体支持杆4に形成された下方固定部22の固
定ピン挿通孔23にそれぞれ移動され、これら固定ピン案
内孔49が下方固定部22の固定ピン挿通孔23にそれぞれ連
通すると、スプリング38の附勢力で固定ピン案内孔49内
に挿入された固定ピン36が固定ピン案内孔49から進出し
て固定ピン挿通孔23内にそれぞれ挿通され、これら固定
ピン36と固定ピン挿通孔49とにて整地体5がロータリー
3の後方に位置され、この整地体5の下端部6を接地さ
せて耕耘作業機1を支持した状態でこの整地体5が下方
固定部22に固定される。
【0074】そして、整地体5が下方固定部22に固定さ
れることにより、図2に示すように、この整地体5とロ
ータリー3とにより耕耘作業機1が転倒することなく安
定した姿勢で支持される。
【0075】つぎに、整地体5にて整地作業を行うとき
は、整地体5を上方に向けて回動した状態からこの整地
体5の固定を解除するときと同様に切替レバー35を回動
操作することにより両側の固定ピン36がそれぞれ両側の
下方固定部22の固定ピン挿通孔23から固定ピン案内孔49
内に後退され、整地体5の下端部6を接地した状態で下
方固定部22に固定された整地体5の固定が解除される。
【0076】また、両手で整地体5を持ち上げることに
より、この整地体5の両側の係合部29が両側の整地体支
持杆4に沿ってそれぞれ前方に向かって移動され、この
両側の係合部29に係合した係合支枠33の固定ピン36がそ
れぞれ軸方向に移動され、下方固定部22の固定ピン挿通
孔23から外れる。
【0077】そして、図7に示すように、両側の整地体
支持杆4に装着した第2のコイルばね32b の一端部が係
合支枠33の前側の取付板部42にそれぞれ当接された状態
で、これら第2のコイルばね32b の他端部が当接された
ストッパー63を両側の整地体支持杆4の所定の位置にそ
れぞれ固定することにより、これら第2のコイルばね32
b にて両側の整地体支持杆4に係合部29を移動可能に係
合した整地体5が整地状態に附勢される。
【0078】つぎに、トラクタの3点連結機構に作業機
本体2の3点連結機構(トップマスト12及び両側のロワ
アーム14)を連結し、トラクタのPTO軸に動力伝達軸
を介してミッション装置11の入力軸を連結する。また、
作業機本体2の両側に設けた接地輪61をそれぞれ高さ調
節してロータリー3を深浅調節する。
【0079】つぎに、トラクタにて耕耘作業機1が牽引
進行されるとともに、このトラクタのPTO軸からの出
力によりミッション装置11の入力軸が回転されると、こ
の入力軸の回転でミッション装置11の出力軸が回転さ
れ、この出力軸からの出力により伝動ケース10内に設け
られた連動媒体を介してロータリー3が回転駆動され
る。
【0080】そして、このロータリー3の各耕耘爪19に
て作土が順次耕耘されるとともに、このロータリー3の
各耕耘爪19の回転で耕土がロータリーカバー16に沿って
持ち回られて整地体5に向かって順次放出され、これら
耕土が整地体5にて順次平らに整地される。
【0081】また、整地体5にて耕土が整地されると
き、両側の整地体支持杆4に装着された第2のコイルば
ね32b にて整地体5の両側の係合部29が整地体5をロー
タリー3の後方に位置する方向に向かって附勢されてい
ることにより、この整地体5が土圧を受けてもロータリ
ー3の上方に向かって回動されることがなく、この整地
体5にて耕土が順次平らに整地される。
【0082】つぎに、前記実施の形態では、整地体5の
両側に整地体支持杆4を移動可能に係合した係合部29を
それぞれ備え、これら係合部29に係合された係合支枠33
の前後の取付板部42に前記係合部29に形成された挿通孔
30に連通する挿通孔44がそれぞれ形成され、前記係合支
枠33に設けた案内体41に前記挿通孔30,44に連通する挿
通孔48がそれぞれ形成されているので、これら挿通孔3
0,44,48に整地体支持杆4をそれぞれ挿通することに
より整地体5の両側の係合部29に整地体固定手段7を簡
単に取り付けることができ、既存の整地体5の両側の係
合部29に整地体固定手段7をそれぞれ簡単に取り付ける
ことができる。
【0083】また、整地体5の両側の係合部29に整地体
固定手段7を取り付けた状態で、両側の各挿通孔30,4
4,48から整地体支持杆4をそれぞれ引き抜くことによ
り、整地体5の両側の係合部29から整地体固定手段7を
簡単に取り外すことができる。
【0084】つぎに、前記各実施の形態では、整地体5
の両側の係合部29に係合された係合支枠33は、前記係合
部29の挿通孔30に連通する挿通孔44を形成した前後の取
付板部42を有する構成について説明したが、この構成に
限らず、係合支枠33は、前記係合部29の挿通孔30に連通
する挿通孔44を形成することなく前記係合部29に係合す
る構成であってもよく、たとえば、前記係合部29に係合
支枠33を固定する構成であってもよい。
【0085】また、前記各実施の形態では、整地体固定
手段7に設けたピン支持体37の固定ピン36は、係合支枠
33に設けた案内体41の固定ピン案内孔49内に進退可能に
挿入する構成について説明したが、この構成に限らず、
ピン支持体37の固定ピン36は、固定ピン案内孔49内に進
退可能に挿入することなく整地体支持杆4に形成された
上方固定部21の固定ピン挿通孔23または下方固定部22の
固定ピン挿通孔23に挿脱可能に挿通するようにしてもよ
い。
【0086】つぎに、前記各実施の形態では、整地体5
の両側の係合部29に整地体固定手段7に設けた係合支枠
33をそれぞれ係合し、この両側の整地体固定手段7に設
けた固定ピン36を両側の整地体支持杆4に形成された上
方固定部21の固定ピン挿通孔23または下方固定部22の固
定ピン挿通孔23に挿脱可能に挿通する構成について説明
したが、この構成に限らず、整地体固定手段7に設けた
係合支枠33は、整地体5の一方側の係合部29に係合し、
この一方側の整地体固定手段7に設けた固定ピン36を一
方側の整地体支持杆4に形成された上方固定部21の固定
ピン挿通孔23または下方固定部22の固定ピン挿通孔23に
挿脱可能に挿通する構成であってもよい。
【0087】つぎに、前記各実施の形態では、整地体支
持杆4に形成された上方固定部21及び下方固定部22は、
固定ピン36が挿脱可能に挿通する固定ピン挿通孔23にて
形成する構成について説明したが、この構成に限らず、
上方固定部21及び下方固定部22は、固定ピン36が挿脱可
能に係合する係合凹部にて形成する構成であってもよ
い。
【0088】つぎに、前記各実施の形態では、固定ピン
36を備えたピン支持体37を切替レバー35の軸支部34に回
動可能に軸支し、この切替レバー35と前記ピン支持体37
との間に前記固定ピン36を附勢するスプリング38が張設
された構成について説明したが、この構成に限らず、切
替レバー35の回動操作によりスプリングの附勢方向が変
わり、このスプリングにて前記固定ピン36を前記上方固
定部21または下方固定部22に係合させる方向あるいは前
記上方固定部21または下方固定部22から離間させる方向
に附勢する構成であってもよい。
【0089】この構成の場合は、たとえば、係合支枠33
に取付け軸を設け、この取付け軸にスプリングを装着
し、このスプリングの一端部を前記切替レバー35に係合
するとともに、このスプリングの他端部を前記固定ピン
36に係合する。
【0090】そして、切替レバー35の回動操作によりス
プリングの附勢方向が変わり、このスプリングにて前記
固定ピン36が前記上方固定部21または下方固定部22に係
合する方向あるいは前記上方固定部21または下方固定部
22から離間する方向に附勢される。
【0091】この構成によれば、ピン支持体37を用いる
ことなく係合支枠33に固定ピン36を進退可能に設けるこ
とができるので、部品点数が少なく整地体固定手段7の
構成が簡単になる。
【0092】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、既存の整地体
支持杆を用いて整地体を上方に向けて回動した状態でこ
の整地体を整地体支持杆の上方固定部に確実に固定で
き、整地体固定手段の部品点数が少なく構成が簡単で、
整地体支持杆に整地体を固定する整地体固定手段を設け
たことにより見栄えもよく、さらに、切替レバーの回動
操作でスプリングにて固定ピンを上方固定部に係合させ
る方向またはこの上方固定部から離間させる方向に附勢
した状態で整地体を回動すると固定ピンが上方固定部に
係脱するので、重量の重い整地体の固定及びこの固定を
解除する操作が容易である。
【0093】請求項2の発明によれば、整地体固定手段
にて整地体を下方に向けて回動しこの整地体の下端部を
接地させて耕耘作業機を支持した状態でこの整地体を整
地体支持杆の下方固定部に固定することにより、この整
地体にて非作業時での耕耘作業機が転倒することがなく
耕耘作業機を安定した姿勢で確実に支持することができ
る。
【0094】請求項3の発明によれば、係合支枠の固定
ピン案内孔が上方固定部または下方固定部の固定ピン挿
通孔に連通すると、スプリングの附勢力で固定ピンが固
定ピン案内孔から固定ピン挿通孔内に挿通され、この固
定ピンと固定ピン挿通孔とにて整地体を上方に向けて回
動した状態または耕耘作業機を支持した状態にそれぞれ
確実に固定でき、そして、整地体を上方に向けて回動し
た状態で固定することによりロータリーの後方が開放さ
れロータリー等の保守点検を行なうことができ、また、
整地体の下端部を接地させた状態で整地体を固定するこ
とにより非作業時での耕耘作業機が転倒することがなく
耕耘作業機を安定した姿勢で確実に支持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す整地体を第1の固
定位置に固定した状態の耕耘作業機の側面図である。
【図2】同上整地体を第2の固定位置に固定した状態の
耕耘作業機の側面図である。
【図3】同上整地体固定手段の分解斜視図である。
【図4】同上整地体固定手段を組み立てた状態の断面図
である。
【図5】同上整地体固定手段の作動説明図である。
【図6】同上耕耘作業機の平面図である。
【図7】同上整地作業状態の耕耘作業機の側面図であ
る。
【符号の説明】
2 作業機本体 3 ロータリー 4 整地体支持杆 5 整地体 6 下端部 7 整地体固定手段 21 上方固定部 22 下方固定部 23 固定ピン挿通孔 29 係合部 33 係合支枠 35 切替レバー 36 固定ピン 37 ピン支持体 38 スプリング 49 固定ピン案内孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B033 AA05 AB01 AB11 AC05 BA01 BB02 DB32 DB35 DB37 DB40 DB50 ED01 2B034 AA03 BA06 BA07 BB01 EA14 EB02 EB06 EB28

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機本体と、この作業機本体に設けら
    れたロータリーと、前記作業機本体に上下方向に回動可
    能に設けられた整地体支持杆と、前記作業機本体に前記
    ロータリーの後方に位置して上下方向に回動可能に設け
    られ前記整地体支持杆に移動可能に係合した係合部を備
    えた整地体と、この整地体を前記整地体支持杆に固定す
    る整地体固定手段とを具備し、 前記整地体支持杆は、前記整地体を上方に向けて回動し
    た状態でこの整地体を固定する上方固定部を有し、 前記整地体固定手段は、 前記整地体の係合部に係合された係合支枠と、 この係合支枠に回動可能に支持された切替レバーと、 前記係合支枠に進退可能に設けられ前記整地体支持杆の
    上方固定部に係脱可能に係合する固定ピンと、 前記切替レバーの回動操作により前記固定ピンを前記上
    方固定部に係合させる方向または前記上方固定部から離
    間させる方向に附勢するスプリングと、 を有することを特徴とする耕耘作業機。
  2. 【請求項2】 整地体支持杆は、整地体を下方に向けて
    回動しこの整地体の下端部を接地させて耕耘作業機を支
    持した状態でこの整地体を固定する下方固定部を有し、
    前記整地体支持杆の下方固定部に固定ピンが係脱可能に
    係合することを特徴とする請求項1記載の耕耘作業機。
  3. 【請求項3】 上方固定部及び下方固定部は、整地体支
    持杆の周面に開口した固定ピン挿通孔にてそれぞれ形成
    され、係合支枠は、前記固定ピン挿通孔にそれぞれ連通
    する固定ピン案内孔を有し、この固定ピン案内孔内に前
    記固定ピン挿通孔内に挿通する固定ピンが進退可能に挿
    入されていることを特徴とする請求項1または2記載の
    耕耘作業機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200459439Y1 (ko) * 2010-01-13 2012-03-23 손정락 경운기 견인식 로터리
JP2012130262A (ja) * 2010-12-20 2012-07-12 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 農作業機
JP2021170949A (ja) * 2020-04-21 2021-11-01 株式会社ササキコーポレーション 耕耘装置

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