JP2002171720A - モータ - Google Patents

モータ

Info

Publication number
JP2002171720A
JP2002171720A JP2000379061A JP2000379061A JP2002171720A JP 2002171720 A JP2002171720 A JP 2002171720A JP 2000379061 A JP2000379061 A JP 2000379061A JP 2000379061 A JP2000379061 A JP 2000379061A JP 2002171720 A JP2002171720 A JP 2002171720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
bearing
worm shaft
shaft
holding portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000379061A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3696504B2 (ja
Inventor
Hiroaki Yamamoto
博昭 山本
Katsuhiko Torii
勝彦 鳥居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP2000379061A priority Critical patent/JP3696504B2/ja
Publication of JP2002171720A publication Critical patent/JP2002171720A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3696504B2 publication Critical patent/JP3696504B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ウォーム軸を支持する軸受の偏磨耗を低減し、
ギヤハウジングの変形を防止することができるモータを
提供する。 【解決手段】モータ1は、ウォーム軸28の両端をモー
タ本体2に固定されるギヤハウジング21に保持された
軸受22a,22bによって支持する。モータ本体2側
の軸受22aを保持する軸受保持部21pは、ギヤハウ
ジング21に突設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータに係り、詳
しくはウォーム及びウォームホイール(減速部)を備え
たモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パワーウインド装置等に用いられ
るモータは、モータ本体と減速部とを備えている。減速
部のギヤハウジングには、モータ本体の回転軸と同軸状
に連結されるウォーム軸及びウォーム軸に形成されるウ
ォームと噛合されるウォームホイールが収容される。ウ
ォーム軸はギヤハウジングに固定される軸受によってそ
の両端で回転可能に支持される。
【0003】このモータは、モータ本体の回転軸が回転
駆動されると、回転軸の回転に伴ってウォーム軸が回転
し、ウォーム軸が回転するとウォームホイールがウォー
ム軸の回転速度より遅く、高トルクで回転する。する
と、ウォームホイールに連結された出力軸が回転し、外
部の負荷に回転力を伝達する。
【0004】上記のようなモータは、出力軸が低速、高
トルクで回転することから、種々の装置に用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記モ
ータでは、駆動中に出力軸側で過負荷が加わった場合
等、ウォーム軸がモータ本体から伝達される回転力とウ
ォームホイール側の過負荷により軸直交方向(ウォーム
ホイールが配設される側と略反対の方向)に大きな力を
受け、撓むことがある。よって、そのウォーム軸を支持
する軸受に偏磨耗が生じたり、樹脂製であるギヤハウジ
ングが変形したりするといった問題がある。このこと
は、モータの効率を低下させたり、騒音の発生を引き起
こす原因となる。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、ウォーム軸を支持する
軸受の偏磨耗を低減し、ギヤハウジングの変形を防止す
ることができるモータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、ウォーム軸とモータ本体
の回転軸とを、軸ずれを許容可能な連結部材を介して連
結し、前記ウォーム軸の両端をモータ本体に固定される
ギヤハウジングに保持された軸受によって支持するモー
タであって、前記モータ本体側の軸受を、前記ウォーム
軸の撓みに対して追従可能に設けたことを要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のモータにおいて、前記ギヤハウジングに設けられ前記
モータ本体側の軸受を保持する軸受保持部を、前記ウォ
ーム軸の撓みに対して追従可能としたことを要旨とす
る。
【0009】請求項3に記載の発明は、ウォーム軸の両
端をモータ本体に固定されるギヤハウジングに保持され
た軸受によって支持するモータであって、前記モータ本
体側の軸受を保持する軸受保持部を、前記ギヤハウジン
グに突設したことを要旨とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のモータにおいて、前記ウォーム軸と前記モータ本体の
回転軸を、軸ずれを許容可能な連結部材を介して連結し
たことを要旨とする。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のモータにおいて、前記連結部材は、回転軸の回転力を
ウォーム軸に伝達し、ウォーム軸の回転力を回転軸に非
伝達するクラッチであることを要旨とする。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のモータにおいて、前記ギヤハウジングに軸線方向に延
びる略円形の凹部を形成し、その凹部の底面から略円筒
形状の前記軸受保持部を突設し、該軸受保持部の内周側
で前記軸受を保持し、前記凹部の内周側に前記クラッチ
の一部を収容保持することを要旨とする。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項5に記載
のモータにおいて、前記軸受保持部は、略円筒形状に形
成され、その内周側で前記軸受を保持し、その外周側で
前記クラッチを保持することを要旨とする。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
のモータにおいて、前記クラッチは、前記軸受保持部に
外嵌される固定部を備え、前記軸受保持部の外周基端側
にリブを設け、前記固定部を前記リブと当接する位置ま
で前記軸受保持部に外嵌したことを要旨とする。
【0015】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
前記モータ本体側の軸受は、前記ウォーム軸の撓みに対
して追従可能に設けられる。よって、ウォーム軸が撓ん
でも、軸受がウォーム軸の撓みに追従するため、軸受の
軸方向端部に局部的に集中した大きな力が加わらない。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、ギヤハウ
ジングに設けられモータ本体側の軸受を保持する軸受保
持部が、前記ウォーム軸の撓みに対して追従可能とされ
ることで、モータ本体側の軸受がウォーム軸の撓みに対
して追従可能とされる。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、前記モー
タ本体側の軸受を保持する軸受保持部は、ギヤハウジン
グに突設されるため、軸直交方向に撓み可能とされる。
よって、ウォーム軸が撓んでも、軸受保持部及び軸受が
ウォーム軸の撓みに追従して傾くため、軸受の軸方向端
部に局部的に集中した大きな力が加わらない。
【0018】請求項4に記載の発明によれば、連結部材
でウォーム軸の撓みによる軸ずれが許容される。請求項
5に記載の発明によれば、クラッチにより回転軸の回転
力はウォーム軸に伝達され、ウォーム軸の回転力は回転
軸に伝達されない。
【0019】請求項6に記載の発明によれば、ギヤハウ
ジングに軸線方向に延びる略円形の凹部が形成され、そ
の凹部の底面から略円筒形状の軸受保持部が突設され
る。そして、軸受保持部の内周側で軸受が保持され、凹
部の内周側にクラッチの一部が収容保持される。
【0020】請求項7に記載の発明によれば、略円筒形
状の軸受保持部の内周側に前記軸受が保持され、外周側
に前記クラッチが保持される。このように軸受保持部は
クラッチを保持する機能を備えるため、言い換えると、
クラッチを保持するための保持部を別構成としなくてよ
いため、ギヤハウジングの形状が複雑にならない。又軸
受保持部の内外周で2つの部材を保持するため、モータ
の軸線方向の短縮化を図ることができる。
【0021】請求項8に記載の発明によれば、軸受保持
部の外周基端側にはリブが設けられる。よって、リブの
大きさや数等により軸受保持部を撓ませるための力や、
軸受保持部が撓む量を所定の値に設定することができ
る。又、前記クラッチの固定部は、リブと当接する位置
まで軸受保持部に外嵌される。このように、クラッチの
軸線方向の位置決めがリブにて容易となる。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明をパワーウインド装置用のモータに具体化した第1の
実施の形態について図1〜図8を参照して説明する。図
1は、第1の実施形態におけるモータ1の要部断面図を
示す。モータ1は、扁平型のモータ本体2と減速部3と
クラッチC(図2参照)とを備えている。
【0023】図1に示すように、上記モータ本体2は、
ヨークハウジング(以下、単にヨークという)4、1対
のマグネット5、回転軸6、アーマチャ(電機子)7、
コンミテータ(整流子)8、樹脂製のブラシホルダ9及
び給電用のブラシ10を備えている。
【0024】ヨーク4は、略有底扁平円筒状に形成され
ている。そして、ヨーク4の軸直交方向断面の長手方向
両端の内周面には、1対のマグネット5が対向して固着
されている。また、ヨーク4の底部には、その中心軸に
沿って上記回転軸6の基端部が回転可能に支持されてい
る。この回転軸6の先端部には、図2に示すように、円
柱形状から平行に面取りした2面巾凸部6aが形成され
ている。
【0025】上記マグネット5の位置に対応する上記回
転軸6の中間部には、前記アーマチャ7が固定されてい
る。また、上記回転軸6の上記アーマチャ7よりも先端
側には、コンミテータ8が固定されている。
【0026】上記ヨーク4の開口部には、該ヨーク4の
軸直交方向断面の長手方向の外側に延びるフランジ部4
aが形成されている。各フランジ部4aには、それぞれ
位置決め用孔4b,4cが形成されている。
【0027】ヨーク4の開口部には、ブラシホルダ9が
嵌合固定されている。このブラシホルダ9は、ヨーク4
の開口部と対応し、同開口部を略覆う形状のホルダ本体
9aと、一方(図1中、左側)のフランジ部4aより回
転軸6の径方向外側に突出したコネクタ部9bとを備え
ている。ホルダ本体9aのヨーク4内部側にはコネクタ
部9bと図示しない配線で接続された一対のブラシ10
が配設されている。又、ホルダ本体9aの略中央には軸
受11が設けられ、その軸受11によって上記回転軸6
の先端側が回転可能に支持されている。
【0028】ここで、上記ブラシ10は、上記コンミテ
ータ8に対応した位置に配置されて同コンミテータ8と
接触している。従って、コネクタ部9bに接続される図
示しない制御装置(外部電源)からブラシ10及びコン
ミテータ8を介してアーマチャ7に巻装したコイル導線
に電流が供給されると、同アーマチャ7、すなわちモー
タ本体2の回転軸6が回転駆動される。
【0029】減速部3は、ギヤハウジング21と、第1
及び第2軸受22a,22bと、ウォーム部材23と、
ウォームホイール24と、出力軸25とを備える。ギヤ
ハウジング21は、樹脂製であって、そのモータ本体2
に固定される側(図1中、上側)端部(以下、上側端部
という)は、ヨーク4の開口部と対応した扁平型(略長
方形)に形成されている。ギヤハウジング21の上側端
部には、図3に示すように、ブラシホルダ9のホルダ本
体9aが嵌合される嵌合凹部21aが形成されている。
又、ギヤハウジング21の上側端部には、前記ヨーク4
の各位置決め用孔4b,4cと対応した位置に、該孔4
b,4cに嵌挿される位置決め用凸部21b,21cが
形成されている。そして、ギヤハウジング21は、位置
決め用凸部21b,21cがヨーク4の各位置決め用孔
4b,4cに嵌挿され、ホルダ本体9aが嵌合凹部21
aに嵌合された状態で、図示しないネジにてヨーク4に
ネジ止めされている。
【0030】ギヤハウジング21には、嵌合凹部21a
の底部中央から凹設され該嵌合凹部21aの長手方向に
長く開口した長凹部21fが形成されている。又、ギヤ
ハウジング21には、長凹部21fの底部中央から凹設
した円形の凹部としてのクラッチ収容凹部21g、該ク
ラッチ収容凹部21gの底部中央から回転軸6の軸線方
向に沿って延びるように凹設したウォーム軸収容部21
h(図2参照)が形成されている。又、ギヤハウジング
21には、ウォーム軸収容部21hの中間部の軸線直交
方向(図1中、右方向)に該ウォーム軸収容部21hと
連通するホイール収容部21iが形成されている。
【0031】クラッチ収容凹部21gの開口部には、環
状のフランジ嵌合凹部21jが形成されている。フラン
ジ嵌合凹部21jにおける長凹部21fの長手方向両端
部には、同長手方向に延びる係合凹部21kが連続して
形成されている。
【0032】又、長凹部21fの底部には、2つの台座
21mが形成されている。各台座21mは、前記係合凹
部21kの周囲にそれぞれ形成されている。即ち、台座
21mは、係合凹部21kの壁面と連続する壁面を有す
るように略コ字状に形成されている。各台座21mの上
面における長凹部21fの短手方向両端部には、円柱形
状の係合突起21nが形成されている。
【0033】又、クラッチ収容凹部21gの底部には、
図2に示すように、軸受保持部21pが軸直交方向に撓
み可能に突出形成されている。この軸受保持部21p
は、ウォーム軸収容部21hより内径が大きく、クラッ
チ収容凹部21gの内径より外径が小さい略円筒形状に
形成されている。又、軸受保持部21pは、軸線方向に
クラッチ収容凹部21gの略中央付近まで延びて形成さ
れている。又、軸受保持部21pの外周面基端側には、
図2及び図4に示すように、クラッチ収容凹部21gの
内周面と連結されるリブ21qが等角度(45°)間隔
に8個形成されている。このリブ21qにより、軸受保
持部21pの耐撓み荷重(どれくらいの大きさの力で軸
受保持部21pが軸直交方向に撓むか)や、軸受保持部
21pの撓む量が所定の値に設定されている。
【0034】ここで、上記ギヤハウジング21は、図5
に示すように、金型Kを用いて成形されている。詳しく
は、軸線方向に移動可能な上下一対の金型の一方(上
側)の金型Kには、前記ギヤハウジング21の軸受保持
部21pを成形すべく(軸受保持部21pの外周面及び
クラッチ収容凹部21gの内周面を成形すべく)、中央
凸部Kaの周囲に筒形状に凸設された筒状部Kbが形成
されている。そして、上下一対の金型内に溶融された樹
脂材が充填され、樹脂材の硬化後、金型が離間されるこ
とで、ギヤハウジング21が成形されている。
【0035】第1及び第2軸受22a,22bは、金属
製で略円筒形状のすべり軸受(メタル軸受)であって、
第1軸受22aは軸受保持部21pに内嵌されている。
この第1軸受22aの内径は、ウォーム軸収容部21h
の内径より小さく設定されている。又、第2軸受22b
は、ウォーム軸収容部21hの底側(図1中、下側)に
内嵌されている。
【0036】ウォーム部材23は、金属材料よりなり、
ウォーム軸28と、ウォーム軸28のモータ本体2側に
一体形成された従動側回転体29とからなる(図3参
照)。ウォーム軸28は、その中間部にウォーム28a
が形成され、その両端部で第1及び第2軸受22a,2
2bに回転可能に支持されてウォーム軸収容部21h内
に収容されている。
【0037】ウォームホイール24は、ウォーム28a
と噛合され、ウォーム軸28と直交する方向(図1の紙
面直交方向)の軸中心で回転可能にホイール収容部21
i内に収容されている。そして、出力軸25は、ウォー
ムホイール24の回転に伴って同軸で回転するように該
ウォームホイール24に連結されている。この出力軸2
5は、公知の図示しないレギュレータを介して図示しな
いウインドガラスに連結される。
【0038】前記回転軸6は、クラッチCを介してウォ
ーム軸28に連結されている。クラッチCは、図2及び
図3に示すように、前記従動側回転体29と、カラー3
1と、複数(3つ)の転動体32と、サポート部材33
と、ストッパ34と、駆動側回転体35と、ボール36
とを備えている。カラー31は、円筒形状の外輪31a
と外輪31aの一端(図2中、上端)から径方向外側に
延びる環状のフランジ部31bと、フランジ部31bか
ら180度間隔を有して更に径方向外側に延びる一対の
係合部31cとからなる。
【0039】カラー31は、その外輪31aがクラッチ
収容凹部21gに内嵌され、フランジ部31bがフラン
ジ嵌合凹部21jに嵌合されている。そして、係合部3
1cが係合凹部21kに嵌合されることで、カラー31
の回り止めがなされている。尚、カラー31の外輪31
aは、その他端(図2中、下端)が前記軸受保持部21
pの先端(図2中、上端)位置の近傍まで内嵌され、軸
受保持部21pの撓みを阻害しない。この外輪31aの
内側には、前記従動側回転体29が配置されている。
【0040】前記従動側回転体29は、図3に示すよう
に、ウォーム軸28の基端部からモータ本体2側(回転
軸6側)に同軸上に延びる軸部29aと、その軸部29
aから等角度(120°)間隔で径方向外側に延びる3
つの係合凸部29bとを備えている。係合凸部29b
は、径方向外側に向かうほど周方向の幅が広がるように
形成されている。又、係合凸部29bの径方向外側面
は、図6に示すように、カラー31の外輪31aの内周
面31dとの距離が回転方向に変化する制御面41とさ
れている。本実施の形態の制御面41は、従動側回転体
29の回転方向端部側ほどカラー31との距離が短くな
る平面に形成されている。軸部29aのモータ本体2側
(回転軸6側)の軸中心部には、図2及び図3に示すよ
うに、円形の凹部29cが凹設されている。又、従動側
回転体29には、図3に示すように、係合凸部29bの
補強リブ29dが設けられている。補強リブ29dは、
係合凸部29bのウォーム軸28側端部で周方向に隣り
合う係合凸部29bの周方向側面同士を繋げるように形
成されている。
【0041】各転動体32は、金属材料にて略円柱形状
に形成され、図6に示すように、係合凸部29bの制御
面41と外輪31aの内周面31dとの間に配置されて
いる。転動体32の直径は、制御面41の中央部(回転
方向中央部)41aと外輪31aの内周面31dの間隔
の長さより小さく、制御面41の側部(回転方向端部)
41b,41cと外輪31aの内周面31dの間隔の長
さより大きく設定されている。即ち、転動体32の直径
は、中央部41aと側部41b,41cとの間の中間部
41dと、外輪31aの内周面31dの間隔の長さと等
しく設定されている。
【0042】サポート部材33は、前記各転動体32を
回転可能にかつ略平行に等角度間隔で保持する。詳述す
ると、サポート部材33は、樹脂材よりなり、図2及び
図3に示すように、リング部33aと、3つの内延部3
3bと、3対のローラサポート33cと、3つの連結部
33dとからなる。リング部33aは、外輪31aより
径の大きい円環状に形成されている。3つの内延部33
bは、リング部33aの内周から径方向内側に等角度間
隔で延設されている。各ローラサポート33cは内延部
33bの径方向内側の周方向両端部から軸線方向に延設
されている。各連結部33dは、隣り合うローラサポー
ト33cを連結するように円弧状に形成されている。
又、1対のローラサポート33cの先端には周方向に向
い合う係止凸部33eが形成されている。そして、各転
動体32は、各対のローラサポート33c間で、且つ内
延部33bと係止凸部33eとの間で保持され、リング
部33aに対して周方向及び軸線方向に移動不能に保持
される。このように転動体32を保持したサポート部材
33は、前述したように転動体32が制御面41と外輪
31aの内周面31dとの間に配置されるように、各ロ
ーラサポート33cが外輪31aの内側に挿入され、リ
ング部33aがカラー31の軸線方向外側でフランジ部
31b上に当接されて配置される。
【0043】ストッパ34は、金属製の均一な厚さの板
材から形成されている、ストッパ34は、前記サポート
部材33のリング部33aと略同径の環状に形成された
当接部34aと、その当接部34aから180°間隔で
径方向外側に延びる延設部34bとを備えている。当接
部34aの内外径は、図2に示すように、前記カラー3
1の外輪31aの内外径と同径に設定されている。延設
部34bには固定部34cが形成されている。固定部3
4cは、前記ギヤハウジング21の係合突起21nと対
応するように、ストッパ34の四隅に形成されている。
そして、ストッパ34は、固定部34cに係合突起21
nが嵌入されることで、該ギヤハウジング21に固定さ
れている。ストッパ34の当接部34aは、サポート部
材33のリング部33aの上部(図1中、上部)に配置
される。そして、ストッパ34は、サポート部材33の
リング部33aが当接部34aに当接することで、該サ
ポート部材33と共に転動体32の軸線方向の移動を規
制している。
【0044】又、図2及び図3に示すように、各延設部
34bの略中央には、規制部34dが形成されている。
規制部34dは、延設部34bの一部を切り起こすこと
により形成されている。規制部34dは、その先端が前
記カラー31の係合部31cと当接し該カラー31の軸
線方向の移動を規制している。
【0045】前記駆動側回転体35は、樹脂材にて形成
され、軸部35aと、軸部35aよりも拡径された円盤
部35bと、円盤部35bの軸中心から軸線方向(図2
中、下方向)に延出した延出部35cとを有している。
駆動側回転体35には、延出部35cの先端からボール
収容凹部35dが凹設されている。ボール収容凹部35
dは、軸直交方向の壁面が球をくり貫いた形状に形成さ
れている。ボール収容凹部35dは、円盤部35bの途
中まで形成されている。このボール収容凹部35dに
は、ボール36が、その一部が延出部35cの先端から
突出した状態で保持されている。
【0046】又、駆動側回転体35の軸中心には、軸部
35aの基端(図2中、上端)から延び、断面に平行面
を有する2面巾凹部35eが前記ボール収容凹部35d
と連通するように形成されている。駆動側回転体35
は、2面巾凹部35eに回転軸6の2面巾凸部6aが嵌
合されることで、回転軸6に対して回転不能に連結され
ている。延出部35cは、従動側回転体29の凹部29
c内に略収容され、その延出部35cの先端から一部が
突出するボール36は、凹部29cの底部に当接されて
いる。
【0047】駆動側回転体35の円盤部35bの先端側
(図2中、下側)には、図3に示すように、径方向外側
に延び、その先端から軸線方向に突出する略扇形状の突
設部42が等角度間隔(所定角度位置)に複数(3つ)
形成されている。各突設部42は、図6に示すように、
大きい円弧の面が外輪31aの内周面31dより若干小
さな径で同内周面31dに沿って形成されている。即
ち、駆動側回転体35は、その突設部42がストッパ3
4の当接部34aの中心孔から軸線方向に挿入可能に形
成されている。突設部42には、径方向内側から突設部
42の中間まで径方向に延びる嵌合溝42a(図6参
照)が形成されている。突設部42は、外輪31a内に
おいて、従動側回転体29の各係合凸部29b間であっ
て、各転動体32(各ローラサポート33c)間に配置
されている。
【0048】嵌合溝42aには、ゴムよりなる緩衝部材
43が嵌合固定されている。緩衝部材43には、嵌合溝
42aから突設部42の径方向内側に突出し、周方向に
広がる緩衝部43aが形成されている。
【0049】緩衝部43aの周方向の幅は、図6に示す
ように、突設部42の内周面の周方向の幅より若干大き
く設定されている。緩衝部43aの一側面(反時計回り
側の面)43bは、駆動側回転体35が従動側回転体2
9に対して反時計回り方向(矢印Y方向)に所定位置ま
で回転すると、係合凸部29bの時計回り側の面の径方
向内側に形成された第1緩衝面29eと当接する。又、
突設部42の径方向内側に形成される一側面(反時計回
り側の面)42bは、駆動側回転体35が前記所定位置
より更に反時計回り方向(矢印Y方向)に回転すると、
係合凸部29bの時計回り側の面の径方向外側に形成さ
れた第1当接面29fと当接する。尚、駆動側回転体3
5は、緩衝部43aが周方向に撓む(潰れる)ことによ
り、前記所定位置より更に反時計回り方向(矢印Y方
向)に回転する(図7参照)。
【0050】又、緩衝部43aの他側面(反時計回り側
の面)43cは、駆動側回転体35が従動側回転体29
に対して時計回り方向(矢印Z方向)に所定位置まで回
転すると、係合凸部29bの反時計回り側の面の径方向
内側に形成された第2緩衝面29gと当接する。又、突
設部42の径方向内側に形成される他側面(時計回り側
の面)42cは、駆動側回転体35が前記所定位置より
更に時計回り方向(矢印Z方向)に回転すると、係合凸
部29bの反時計回り側の面の径方向外側に形成された
第2当接面29hと当接する。尚、駆動側回転体35
は、緩衝部43aが周方向に撓む(潰れる)ことによ
り、前記所定位置より更に時計回り方向(矢印Z方向)
に回転する。
【0051】ここで、各部材32,42,29b,33
cの形状は、図7に示すように、突設部42の一側面4
2bが係合凸部29bの第1当接面29fと当接し、突
設部42の反時計回り側の面の径方向外側に形成された
第1押圧面42dがローラサポート33cと当接した状
態で、転動体32が制御面41の中央部41aと対応し
た位置に配置されるように設定されている。
【0052】又、各部材32,42,29b,33cの
形状は、突設部42の他側面42cが係合凸部29bの
第2当接面29hと当接し、突設部42の時計回り側の
面の径方向外側に形成された第2押圧面42eがローラ
サポート33cと当接した状態で、転動体32が制御面
41の中央部41aと対応した位置に配置されるように
設定されている。
【0053】上記のように構成されたパワーウインド装
置(モータ1)は、以下のように動作する。モータ本体
2が駆動され回転軸6が図6の反時計回り方向(矢印Y
方向)に回転されると、回転軸6と共に駆動側回転体3
5(突設部42)が同方向(矢印Y方向)に一体回転す
る。そして、図7に示すように、突設部42の一側面4
2bが係合凸部29bの第1当接面29fと当接し、第
1押圧面42dがローラサポート33cと当接すると、
転動体32が制御面41の中央部41aと対応した位置
(以下、中立位置という)に配置される。
【0054】尚、突設部42の一側面42bが第1当接
面29fに当接する前に、緩衝部43aの一側面43b
が係合凸部29bの第1緩衝面29eに先に接触するた
め、該当接時の衝撃は小さくなる。
【0055】この中立状態では、転動体32は係合凸部
29bの制御面41と外輪31aの内周面31dにて挟
持されないため、従動側回転体29はカラー31に対し
て回転可能となる。従って、駆動側回転体35が更に反
時計回り方向に回転すると、その回転力が突設部42か
ら従動側回転体29に伝達され、従動側回転体29が連
れ回りする。尚、このとき転動体32には第1押圧面4
2dから同方向(矢印Y方向)の回転力が伝達され、転
動体32は同方向に移動する。
【0056】逆に、回転軸6が図4の時計回り方向(矢
印Z方向)に回転されると、上記と同様に、突設部42
により転動体32が中立位置に配置される。この状態で
は、転動体32は係合凸部29bの制御面41と外輪3
1aの内周面31dにて挟持されないため、従動側回転
体29はカラー31に対して回転可能となる。従って、
駆動側回転体35の回転力が突設部42から従動側回転
体29に伝達され、従動側回転体29が連れ回りする。
【0057】すると、従動側回転体29と共にウォーム
軸28が回転し、その回転に応じてウォームホイール2
4及び出力軸25が回転する。従って、出力軸25に連
結されるウインドガラスが開閉される。
【0058】一方、モータ1が停止している状態で、出
力軸25側に負荷がかかると、その負荷は従動側回転体
29を回動させようとする。そして、従動側回転体29
が図6の時計回り方向(矢印Z方向)に回転されると、
転動体32は係合凸部29bの制御面41の側部41b
側(中間部41d側)に相対移動する。やがて、図8に
示すように、転動体32が中間部41dまで相対移動す
ると、転動体32は、制御面41と外輪31aの内周面
31dで挟持される(ロック状態となる)。そして、外
輪31aが固定されているため、従動側回転体29のそ
れ以上の回転は阻止され、駆動側回転体35を連れ回り
させることはない。
【0059】逆に、従動側回転体29が図6の反時計回
り方向(矢印Y方向)に回転されると、駆動側回転体3
5が停止しているため、転動体32は係合凸部29bの
制御面41の側部41c側(中間部41d側)に相対移
動する。やがて、転動体32が中間部41dまで相対移
動すると、転動体32は、制御面41と外輪31aの内
周面31dで挟持される(ロック状態となる)。そし
て、外輪31aが固定されているため、従動側回転体2
9のそれ以上の回転は阻止され、駆動側回転体35を連
れ回りさせることはない。
【0060】このように、出力軸25側に大きな負荷を
かけても、従動側回転体29の回転は阻止される。従っ
て、出力軸25に連結されるウインドガラスが自重や、
外力により開閉されることは防止される。
【0061】又、このクラッチCでは、駆動側回転体3
5の外形(突設部42の大きい円弧の面)と外輪31a
の内周面31dとの間に若干の隙間があることなどか
ら、駆動側回転体35と、カラー31と、従動側回転体
29との軸ずれ(径方向の移動と傾き)が所定範囲許容
されている。即ち、このクラッチCは、回転軸6とウォ
ーム軸28との軸ずれ(径方向の移動と傾き)を所定範
囲許容する。
【0062】そして、上記したような駆動中に、出力軸
25側で過負荷が加わると、ウォーム軸28は回転軸6
から伝達される回転力とウォームホイール24側の過負
荷により、その中間部分が軸直交方向(図1中、略矢印
X方向)に大きな力を受け撓むことになる。このとき、
軸受保持部21pがギヤハウジング21全体に対して撓
み可能であるため、第1軸受22a及び軸受保持部21
pがウォーム軸28の撓みに追従して傾き、第1軸受2
2aの軸方向端部に局部的に集中した大きな摩擦力が加
わらない。
【0063】又、モータ停止中に出力軸25に回転力が
加わると、ウォーム軸28はウォームホイール24から
回転力を受けることとクラッチCにより逆回転が防止さ
れることにより、その中間部分が軸直交方向(図1中、
略矢印X方向)に大きな力を受け撓むことになる。この
とき、上記と同様に、軸受保持部21pが撓み可能であ
るため、第1軸受22a及び軸受保持部21pがウォー
ム軸28の撓みに追従して傾き、第1軸受22aの軸方
向端部に局部的に集中した大きな摩擦力が加わらない。
【0064】次に、上記第1の実施の形態の特徴的な効
果を以下に記載する。 (1)軸受保持部21pは突出形成され、軸直交方向に
撓み可能とされる。よって、ウォーム軸28が撓んで
も、第1軸受22a及び軸受保持部21pがウォーム軸
28の撓みに追従して傾くため、第1軸受22aの軸方
向端部に局部的に集中した大きな力が加わらない。これ
により、第1軸受22aの偏磨耗が低減される。又、ウ
ォーム軸収容部21hとホイール収容部21iの位置関
係が変化するようにギヤハウジング21が塑性変形する
ことは防止される。その結果、モータ効率の低下や騒音
の発生が防止される。
【0065】(2)回転軸6とウォーム軸28とは、両
軸6,28を連結するクラッチCによりその軸ずれが所
定範囲許容される。これにより、モータ停止中に出力軸
25に回転力が加わった場合等、ウォーム軸28及び軸
受保持部21pが撓んでも、その撓みに応じて回転軸6
が撓むことは前記所定範囲と対応した範囲で防止され
る。
【0066】(3)軸受保持部21pの外周面基端側に
リブ21qを設けたため、軸受保持部21pの耐撓み荷
重や、軸受保持部21pの撓む量を所定の値に設定する
ことができる。
【0067】(4)ギヤハウジング21の軸受保持部2
1pは、金型K(中央凸部Ka及び筒状部Kb)により
突出形成されるため、その軸中心が成形時のひけの影響
によりウォーム軸収容部21hの軸中心からズレてしま
うといったことが抑制される。よって、回転軸6とウォ
ーム軸28は、精度良く同軸状に配置され、クラッチC
を介して良好に連結される。
【0068】(5)第1軸受22aを保持する軸受保持
部21pをウォーム軸28の撓みに追従して傾くように
することで第1軸受22aをウォーム軸28に対して追
従させたため、調心軸受等の高価な軸受を用いることな
く、安価な略円筒形状の第1軸受22aを用いながら、
その偏磨耗を低減することができる。
【0069】(第2の実施の形態)以下、本発明を具体
化した第2の実施形態を図9〜図14に従って説明す
る。図9は、モータの要部断面図を示す。モータは、モ
ータ本体51と、減速部52と、クラッチ53とを備え
ている。モータ本体51は、略有底円筒形状のヨーク5
4と、ヨーク54に対して固定された軸受55a,55
bと、軸受55a,55bに回転可能に支持された回転
軸56と、回転軸56に固定された電機子57とを備え
る。回転軸56の先端部(ヨーク4の開口部側の端部で
あって、図9中、右側端部)には、断面D字状の嵌合部
56aが形成されている。
【0070】減速部52は、ギヤハウジング58と、第
1及び第2軸受59,60と、ウォーム軸61と、ウォ
ームホイール62と、出力軸63とを備える。ギヤハウ
ジング58は、樹脂製であって、その一端部(図1中、
左側端部)がヨーク54にネジ止めされる。
【0071】ギヤハウジング58には、一端部(図1
中、左側端部)から回転軸56の軸線方向に沿って延び
るようにウォーム軸収容部64が形成されている。又、
ギヤハウジング58には、ウォーム軸収容部64の中間
部の軸線直交方向(図1中、上方向)に該ウォーム軸収
容部64と連通するホイール収容部65が形成されてい
る。
【0072】ギヤハウジング58のウォーム軸収容部6
4の一端部(開口側端部)には、図11に示すように、
該ウォーム軸収容部64より内径の大きい凹部66が形
成されている。
【0073】凹部66の底部には、軸受保持部67が軸
直行方向に撓み可能に突出形成されている。この軸受保
持部67は、ウォーム軸収容部64より内径が大きく、
凹部66の内径より外径が小さい略円筒形状に形成され
ている。又、軸受保持部67は、軸線方向に凹部66の
略中央付近まで延びて形成されている。又、軸受保持部
67の一端部(図3中、右側端部)内周とウォーム軸収
容部64内周とを繋ぐ面(以下、軸受保持底面)67a
は、軸受保持部67の外周と凹部66内周とを繋ぐ底面
より突出する側(図11中、左側)に位置している。
【0074】軸受保持部67の外周面基端側(図9及び
図11中、右側)には、図11に示すように、凹部66
の内周面と連結されるリブ68が等角度(45°)間隔
に8個形成されている。このリブ68により、軸受保持
部67の耐撓み荷重(どれくらいの大きさの力で軸受保
持部67が軸直交方向に撓むか)や、軸受保持部67の
撓む量が所定の値に設定されている。
【0075】又、軸受保持部67の外周面先端側には略
三角形状の歯溝からなるセレーション69が形成されて
いる。第1軸受59は、略円筒形状のすべり軸受であっ
て、その一端部(図9及び図11中、右側端部)が軸受
保持底面67aと当接するまで軸受保持部67に内嵌さ
れている。この第1軸受59の内径は、ウォーム軸収容
部64の内径より小さく設定されている。又、第2軸受
60は、ウォーム軸収容部64の底側(図9中、右側)
に内嵌されている。
【0076】ウォーム軸61は、その中間部にウォーム
70が形成され、その両端部で第1及び第2軸受59,
60に回転可能に支持されてウォーム軸収容部64内に
収容されている。ウォーム軸61の一端部(図9中、左
側端部)には、断面略四角形状の係合凹部61aが形成
されている。
【0077】ウォームホイール62は、ウォーム70と
噛合され、ウォーム軸61と直交する方向(図1の紙面
直交方向)の軸中心で回転可能にホイール収容部65内
に収容されている。そして、出力軸63は、ウォームホ
イール62の回転に伴って同軸で回転するように該ウォ
ームホイール62に連結されている。
【0078】回転軸56は、クラッチ53を介してウォ
ーム軸61に連結されている。クラッチ53は、図12
に示すように、クラッチハウジング71と、駆動側回転
体72と、ボール73と、従動側回転体74と、複数
(3つ)の転動体75と、リング76とを備えている。
【0079】駆動側回転体72は、樹脂材にて形成さ
れ、軸部72a及び軸部72aよりも拡径された円盤部
72bを有している。この駆動側回転体72の中心部に
は、略球状の軸心孔72cが形成されている。この軸心
孔72cの基端側(図12の下側)には、断面略D字状
の嵌合孔72dが形成されている。この嵌合孔72d
は、図12に示すように、前記回転軸56の嵌合部56
aに回転不能に連結固定される。
【0080】又、この嵌合孔72dには、回転軸56
(嵌合部56a)が嵌挿される開口部側に向かって漸次
拡開するテーパ部72eが設けられる。円盤部72bの
先端側(図12の上側)には、外周面に沿って軸方向と
平行に突出する突設部81が等角度間隔に複数(3つ)
形成されている。突設部81の内壁面(径方向内側の
面)には、図13に示すように、中心側に向かって突出
する突出片81aが形成されている。そして、各隣接す
る突出片81aの間には、等角度ごとに扇形状に形成さ
れ、中心軸で互いに連通した複数(3つ)の係合溝82
が形成されている。この突設部81には、外側に開放さ
れた開口部83が形成されている。
【0081】ボール73は、金属製であり、図12に示
すように、軸心孔72cに回転可能、かつ脱落不能に収
容される。従動側回転体74は、円盤部74a、及び円
盤部74aの中心部においてその先端側(図12の上
側)に断面略四角形状に突出する嵌合部74bを有して
いる。この嵌合部74bは、図11に示すように、ウォ
ーム軸61の係合凹部61aに回転不能に連結固定され
る。
【0082】円盤部74aには、図13に示すように、
径方向外側に延びる略扇形状に形成された係合凸部84
が等角度間隔に複数(3つ)形成されている。この係合
凸部84は、前記係合溝82内に回動可能に収容され
る。尚、この従動側回転体74は、軸心孔72cに収容
されたボール73と点接触するため、その回転が円滑な
ものとされる。
【0083】各係合凸部84の外周面には、両側から中
央部に向かって肉薄となるように直線的に切り欠いた制
御面84aが形成されている。従動側回転体74を収容
した駆動側回転体72は、クラッチハウジング71の内
周面との間に若干の隙間を有して同クラッチハウジング
71に回転可能に内装される。
【0084】クラッチハウジング71は、図12に示す
ように、略円筒形状の外輪部71a及び底部71bによ
り形成され、その底部71b中央には軸心孔71cが形
成されている。この軸心孔71cには、駆動側回転体7
2の軸部72aが回転可能に挿通される。又、外輪部7
1aの内周面開口側には、複数の略三角形状の歯溝から
なるセレーション71dが形成されている。そして、そ
のセレーション71dは、図11に示すように、外輪部
71aの開口側端部がリブ68と当接される位置まで、
前記軸受保持部67のセレーション69に外嵌される。
【0085】図13に示すように、外輪部71aの内周
面、開口部83の第1及び第2面83a,83b、及び
係合凸部84の制御面84aとで形成される空間には、
転動体75が配設される。
【0086】転動体75は、円柱体であって、その中心
軸線がクラッチ53の軸中心と平行になるように配設さ
れている。この転動体75の直径は、制御面84aの中
央部と外輪部71aの内周面間の間隔より短く、制御面
84aの端部と外輪部71aの内周面間の間隔より長く
設定されている。
【0087】従動側回転体74の先端側(図12の上
側)には、リング76が配置される。このリング76
は、樹脂材よりなり、クラッチハウジング71の外輪部
71aに圧入固定される。これにより転動体75の軸線
方向の移動が規制される。
【0088】上記クラッチ53では、駆動側回転体72
が図14(a)において矢印方向(時計回り方向)に回
転すると、係合凸部84の一側面(反時計回り側の面)
84bが突出片81aの一側面(時計回り側の面)81
bと当接し押圧される。逆に、駆動側回転体72が反時
計回り方向に回転すると、係合凸部84の他側面(時計
回り側の面)84cが突出片81aの他側面(反時計回
り側の面)81cと当接し押圧される。尚、これらのと
き、転動体75は開口部83に押圧されて制御面84a
の中央部と対応した位置に配置されるため、従動側回転
体74の回転が阻止されることはない。よって、従動側
回転体74は、駆動側回転体72と共に回転する。
【0089】一方、従動側回転体74が図14(b)に
示すように、矢印方向(反時計回り方向)に回転する
と、転動体75が制御面84aの端部側に相対移動し、
転動体75が制御面84aと外輪部71aの内周面で挟
持される(ロック状態となる)。逆に、従動側回転体7
4が時計回り方向に回転する場合も同様に、転動体75
が制御面84aの端部側に相対移動し、転動体75が制
御面84aと外輪部71aの内周面で挟持される。そし
て、外輪部71aは減速部52(軸受保持部67)に固
定されるため、従動側回転体74のそれ以上の回転は阻
止され、駆動側回転体72を連れ回りさせることはな
い。
【0090】又、このクラッチ53では、駆動側回転体
72の外周面とクラッチハウジング71の内周面との間
に若干の隙間があり、駆動側回転体72がクラッチハウ
ジング71に対して径方向へ移動することが所定範囲
(隙間分)許容されている。そして、嵌合孔72dのテ
ーパ部72eにより、回転軸56が嵌合孔72dの中心
軸線に対して傾くことが所定範囲(テーパ部72eの傾
き分)許容されている。即ち、このクラッチ53は、回
転軸56とウォーム軸61との軸ずれ(径方向の移動と
傾き)を所定範囲許容する。
【0091】上記のように構成されたモータは、モータ
本体51の回転軸56が回転駆動されると、その回転力
がクラッチ53を介してウォーム軸61に伝達され、ウ
ォーム軸61が回転する。すると、ウォームホイール6
2がウォーム軸61の回転速度より遅く、高トルクで回
転する。すると、ウォームホイール62の回転に伴って
出力軸63が回転し、外部の負荷に回転力を伝達する。
【0092】このような駆動中に、出力軸63側で過負
荷が加わると、ウォーム軸61は回転軸56から伝達さ
れる回転力とウォームホイール62側の過負荷により、
その中間部分が軸直交方向(図9中、略矢印X方向)に
大きな力を受け撓むことになる。このとき、軸受保持部
67がギヤハウジング58全体に対して撓み可能である
ため、第1軸受59及び軸受保持部67がウォーム軸6
1の撓みに追従して傾き、第1軸受59の軸方向端部に
局部的に集中した大きな摩擦力が加わらない。
【0093】又、モータ停止中に出力軸63に回転力が
加わると、ウォーム軸61はウォームホイール62から
回転力を受けることとクラッチ53により逆回転が防止
されることにより、その中間部分が軸直交方向(図9
中、略矢印X方向)に大きな力を受け撓むことになる。
このとき、上記と同様に、軸受保持部67が撓み可能で
あるため、第1軸受59及び軸受保持部67がウォーム
軸61の撓みに追従して傾き、第1軸受59の軸方向端
部に局部的に集中した大きな摩擦力が加わらない。
【0094】次に、上記第2の実施の形態の特徴的な効
果を以下に記載する。 (1)軸受保持部67は突出形成され、軸直交方向に撓
み可能とされる。よって、ウォーム軸61が撓んでも、
第1軸受59及び軸受保持部67がウォーム軸61の撓
みに追従して傾くため、第1軸受59の軸方向端部に局
部的に集中した大きな力が加わらない。これにより、第
1軸受59の偏磨耗が低減される。又、ウォーム軸収容
部64とホイール収容部65の位置関係が変化するよう
にギヤハウジング58が塑性変形することは防止され
る。その結果、モータ効率の低下や騒音の発生が防止さ
れる。
【0095】(2)回転軸56とウォーム軸61とは、
両軸56,61を連結するクラッチ53によりその軸ず
れが所定範囲許容される。これにより、モータ停止中に
出力軸63に回転力が加わった場合等、ウォーム軸61
及び軸受保持部67が撓んでも、その撓みに応じて回転
軸56が撓むことは前記所定範囲と対応した範囲で防止
される。
【0096】(3)軸受保持部67には、第1軸受59
が内嵌される。又、軸受保持部67のセレーション69
には、クラッチ53のセレーション71dが外嵌され
る。このように、軸受保持部67はクラッチ53を保持
する機能を備えるため、クラッチ53の保持部を別構成
としなくてよく、ギヤハウジング58の形状が複雑にな
らない。しかも、軸受保持部67の内外周で2つの部材
59,53を保持するため、モータの軸線方向の短縮化
を図ることができる。
【0097】(4)軸受保持部67の外周面基端側にリ
ブ68を設けたため、軸受保持部67の耐撓み荷重や、
軸受保持部67の撓む量を所定の値に設定することがで
きる。
【0098】(5)軸受保持部67の外周面基端側にリ
ブ68を設け、クラッチハウジング71のセレーション
71dを外輪部71aの開口側端部がリブ68と当接さ
れる位置まで軸受保持部67のセレーション69に外嵌
するようにしたため、クラッチ53の軸線方向の位置決
めを容易に行うことができる。
【0099】(6)第1軸受59を保持する軸受保持部
67をウォーム軸61の撓みに追従して傾くようにする
ことで第1軸受59をウォーム軸61に対して追従させ
たため、調心軸受等の高価な軸受を用いることなく、安
価な略円筒形状の第1軸受59を用いながら、その偏磨
耗を低減することができる。
【0100】上記実施の形態は、以下のように変更して
実施してもよい。 ・上記各実施の形態では、軸受保持部21p,67を突
出形成したが、第1軸受22a,59が、ウォーム軸2
8,61の撓みに対して追従可能に設けられれば、突出
形成しなくてもよい。例えば、軸受保持部21p,67
を単にギヤハウジング21,58に形成された凹部に変
更し、第1軸受22a,59を調心軸受(調心メタル軸
受等)に変更する。このようにしても、ウォーム軸2
8,61が撓んでも、調心軸受がウォーム軸28,61
の撓みに追従するため、調心軸受の軸方向端部に局部的
に集中した大きな力が加わらない。これにより、調心軸
受の偏磨耗が低減される。又、ウォーム軸収容部21
h,64とホイール収容部21i,65の位置関係が変
化するようにギヤハウジング21,58が塑性変形する
ことは防止される。その結果、モータ効率の低下や騒音
の発生が防止される。
【0101】・上記各実施の形態では、軸受保持部21
p,67を略円筒形状に突出形成したが、突出形成され
第1軸受22a,59を保持できれば、他の形状として
もよい。例えば、円筒形状を90°分切り取った形状の
第1保持片と、同形状の第2保持片を対向するように突
出形成し軸受保持部としてもよい。このようにしても上
記実施の形態の効果と同様の効果を得ることができる。
【0102】・上記各実施の形態では、回転軸6,56
とウォーム軸28,61とを別部材で構成し、クラッチ
C,53により連結したが、回転軸6,56とウォーム
軸28,61とを連続する一本の部材で構成してもよ
い。このようにしても上記各実施の形態の効果(1)と
同様の効果を得ることができる。
【0103】・上記各実施の形態では、回転軸6,56
とウォーム軸28,61とをクラッチC,53により連
結したが、他の連結部材(例えば遊星運動装置(Sun an
d planet gear))に変更して実施してもよい。このよ
うにしても上記各実施の形態の効果(1)と同様の効果
を得ることができる。又、他の連結部材が回転軸6,5
6とウォーム軸28,61との軸ずれを許容する機能を
備えれば、上記各実施の形態の効果(2)と同様の効果
も得ることができる。
【0104】・上記第2の実施の形態では、クラッチ5
3はクラッチハウジング71のセレーション71dが軸
受保持部67のセレーション69に外嵌される構造とし
たが、ギヤハウジング58に軸受保持部67とは別にク
ラッチハウジング71を保持する保持部を形成し保持さ
せてもよい。このようにしても上記第2の実施の形態の
効果(1),(2),(4),(6)と同様の効果を得
ることができる。
【0105】・上記第2の実施の形態では、クラッチ5
3のクラッチハウジング71を軸受保持部67に外嵌さ
せてクラッチ53を保持したが、これに限らず、クラッ
チハウジング71の外輪部71aをギヤハウジング58
の凹部66に内嵌させてクラッチ53を保持してもよ
い。
【0106】・上記各実施の形態では、軸受保持部21
p,67の外周面基端側にリブ21q,68を設けた
が、リブ21q,68は設けなくてもよい。このように
しても上記第1の実施の形態の効果(1),(2),
(4),(5)、上記第2の実施の形態の効果(1)〜
(3),(6)と同様の効果を得ることができる。
【0107】・上記各実施の形態のリブ21q,68
は、その大きさや数等を適宜変更してもよい。上記実施
の形態から把握できる請求項記載以外の技術的思想につ
いて、以下にその効果とともに記載する。
【0108】(イ) 請求項3乃至7のいずれか1項に
記載のモータにおいて、前記軸受保持部(21p,6
7)の基端側にリブ(21q,68)を設けたことを特
徴とするモータ。
【0109】このようにすると、軸受保持部を撓ませる
ための力や、軸受保持部が撓む量を所定の値に設定する
ことができる。
【0110】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ウォーム軸を支持する軸受の偏磨耗を低減し、ギヤハウ
ジングの変形を防止することができるモータを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のモータの要部断面図。
【図2】第1の実施の形態のモータの要部拡大断面図。
【図3】第1の実施の形態のクラッチの分解斜視図。
【図4】第1の実施の形態のギヤハウジングの上側端面
図。
【図5】ギヤハウジングの製造方法を説明するための説
明図。
【図6】図2のA−A断面図。
【図7】第1の実施の形態のクラッチの動作を説明する
ための説明図。
【図8】第1の実施の形態のクラッチの動作を説明する
ための説明図。
【図9】第2の実施の形態のモータの要部断面図。
【図10】第2の実施の形態のギヤハウジングの側面
図。
【図11】第2の実施の形態のモータの要部拡大断面
図。
【図12】第2の実施の形態のクラッチの分解斜視図。
【図13】第2の実施の形態のクラッチの要部断面図。
【図14】(a)第2の実施の形態のクラッチの動作を
説明するための説明図。(b)同じく、クラッチの動作
を説明するための説明図。
【符号の説明】
2,51…モータ本体、6,56…回転軸、21,58
…ギヤハウジング、21g…凹部としてのクラッチ収容
部、21p,67…軸受保持部、22a,59…第1軸
受、22b,60…第2軸受、28,61…ウォーム
軸、68…リブ、71d…固定部としてのセレーショ
ン、C,53…連結部材としてのクラッチ。
フロントページの続き Fターム(参考) 5H605 BB05 BB09 CC03 CC04 CC08 DD09 EB06 EB17 5H607 AA00 BB01 BB04 BB14 BB26 CC03 DD08 DD19 EE03 EE32 GG01 GG09 GG10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウォーム軸(28,61)とモータ本体
    (2,51)の回転軸(6,56)とを、軸ずれを許容
    可能な連結部材(C,53)を介して連結し、前記ウォ
    ーム軸(28,61)の両端をモータ本体(2,51)
    に固定されるギヤハウジング(21,58)に保持され
    た軸受(22a,22b,59,60)によって支持す
    るモータであって、 前記モータ本体(2,51)側の軸受(22a,59)
    を、前記ウォーム軸(28,61)の撓みに対して追従
    可能に設けたことを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のモータにおいて、 前記ギヤハウジング(21,58)に設けられ前記モー
    タ本体(2,51)側の軸受(22a,59)を保持す
    る軸受保持部(21p,67)を、前記ウォーム軸(2
    8,61)の撓みに対して追従可能としたことを特徴と
    するモータ。
  3. 【請求項3】 ウォーム軸(28,61)の両端をモー
    タ本体(2,51)に固定されるギヤハウジング(2
    1,58)に保持された軸受(22a,22b,59,
    60)によって支持するモータであって、 前記モータ本体(2,51)側の軸受(22a,59)
    を保持する軸受保持部(21p,67)を、前記ギヤハ
    ウジング(21,58)に突設したことを特徴とするモ
    ータ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のモータにおいて、 前記ウォーム軸(28,61)と前記モータ本体(2,
    51)の回転軸(6,56)を、軸ずれを許容可能な連
    結部材(C,53)を介して連結したことを特徴とする
    モータ。
  5. 【請求項5】 請求項1、2及び4のいずれか1項に記
    載のモータにおいて、 前記連結部材(C,53)は、回転軸(6,56)の回
    転力をウォーム軸(28,61)に伝達し、ウォーム軸
    (28,61)の回転力を回転軸(6,56)に非伝達
    するクラッチであることを特徴とするモータ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のモータにおいて、 前記ギヤハウジング(21)に軸線方向に延びる略円形
    の凹部(21g)を形成し、その凹部(21g)の底面
    から略円筒形状の前記軸受保持部(21p)を突設し、
    該軸受保持部(21p)の内周側で前記軸受(22a)
    を保持し、前記凹部(21g)の内周側に前記クラッチ
    (C)の一部を収容保持することを特徴とするモータ。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のモータにおいて、 前記軸受保持部(67)は、略円筒形状に形成され、そ
    の内周側で前記軸受(59)を保持し、その外周側で前
    記クラッチ(53)を保持することを特徴とするモー
    タ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のモータにおいて、 前記クラッチ(53)は、前記軸受保持部(67)に外
    嵌される固定部(71d)を備え、 前記軸受保持部(67)の外周基端側にリブ(68)を
    設け、 前記固定部(71d)を前記リブ(68)と当接する位
    置まで前記軸受保持部(67)に外嵌したことを特徴と
    するモータ。
JP2000379061A 2000-02-02 2000-12-13 モータ Expired - Fee Related JP3696504B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000379061A JP3696504B2 (ja) 2000-02-02 2000-12-13 モータ

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000025191 2000-02-02
JP2000-283360 2000-09-19
JP2000283360 2000-09-19
JP2000-25191 2000-09-19
JP2000379061A JP3696504B2 (ja) 2000-02-02 2000-12-13 モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002171720A true JP2002171720A (ja) 2002-06-14
JP3696504B2 JP3696504B2 (ja) 2005-09-21

Family

ID=27342217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000379061A Expired - Fee Related JP3696504B2 (ja) 2000-02-02 2000-12-13 モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3696504B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007074527A1 (ja) * 2005-12-27 2007-07-05 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha 車両用ドアロック駆動装置
JP2010074890A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Asmo Co Ltd モータ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007074527A1 (ja) * 2005-12-27 2007-07-05 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha 車両用ドアロック駆動装置
US8117937B2 (en) 2005-12-27 2012-02-21 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Automobile door-lock drive device
JP2010074890A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Asmo Co Ltd モータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3696504B2 (ja) 2005-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001218420A (ja) モータ、及びその製造方法
JP3824942B2 (ja) モータ
JP4540001B2 (ja) モータ
JP2007100846A (ja) 回転力伝達装置及びモータ
EP1122863B1 (en) Motor having speed reduction device
JP2002171720A (ja) モータ
JP3993010B2 (ja) モータ
WO2017159600A1 (ja) クラッチ、モータ及びパワーウインド装置
JP4043744B2 (ja) モータ
JP2001028863A (ja) モータ
JP4137866B2 (ja) モータ
JP5391030B2 (ja) クラッチ及びモータ
JP3592618B2 (ja) モータ
JP4245778B2 (ja) クラッチ、及びモータ
JP2001028864A (ja) モータ
JP2002034207A (ja) モータ
JP3696788B2 (ja) モータ
JP3657501B2 (ja) モータ
JP5745239B2 (ja) 駆動装置
JP2002048159A (ja) クラッチ、及びモータ
JP3678964B2 (ja) モータ
JP2002058203A (ja) モータ
JP5335341B2 (ja) モータ
JP2001214946A (ja) クラッチ及びモータ
JP3875536B2 (ja) モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050629

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3696504

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080708

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090708

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090708

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100708

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110708

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110708

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120708

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120708

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130708

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees