JP2002171373A - デジタル複写装置 - Google Patents

デジタル複写装置

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JP2002171373A
JP2002171373A JP2000364079A JP2000364079A JP2002171373A JP 2002171373 A JP2002171373 A JP 2002171373A JP 2000364079 A JP2000364079 A JP 2000364079A JP 2000364079 A JP2000364079 A JP 2000364079A JP 2002171373 A JP2002171373 A JP 2002171373A
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JP
Japan
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image
image data
digital copying
copying apparatus
processing method
Prior art date
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JP2000364079A
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English (en)
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Shinichi Wakahara
真一 若原
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は他のデジタル複写機との間で画像デー
タを授受し、送信側と受信側でそれぞれ別の画像処理を
行なうデジタル複写装置を提供する。 【解決手段】デジタル複写装置1は、原稿の画像を画像
読取部100で読み取って、一旦画像データを圧縮して
メモリユニットに記憶した後、画像形成部200で記録
紙に記録出力するに際して、操作表示部100で他のデ
ジタル複写装置での画像処理方法が指定されると、当該
画像データを所定の分割方法で分割して、当該分割した
一方の画像データブロックを画像形成部200で記録出
力し、分割した他方の画像データブロックを、他のデジ
タル複写装置に送信するとともに、操作表示部100で
指定された当該画像データに対する処理方法を指示する
処理指示情報を当該他のデジタル複写装置へ送信する。
したがって、画像データを複数台のデジタル複写装置1
で分担して記録出力することができるとともに、各デジ
タル複写装置で異なった画像処理を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写装置
に関し、詳細には、他のデジタル複写機との間で画像デ
ータを授受し、送信側と受信側でそれぞれ別の画像処理
を行なうデジタル複写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機は、その用途や複写速度等に応じ
て、大きく分けて、低速複写機、中速複写機、高速複写
機に分類され、一般に、複写速度の速い複写機ほど、価
格が高くなっている。通常、高速複写機は、コピーセン
ター等で大量コピーを行う用途に用いられ、一般的なオ
フィス等では、低速複写機や中速複写機が広く使用され
ている。
【0003】低速複写機や中速複写機は、1年を通して
平均的に使わる場合が多いが、場合によっては週末、月
末、年度末だけ等に一時的に大量のコピーが必要になっ
たりすることがある。このような例外的な場合のためだ
けに高速複写機を導入するのは投資額も多く、無駄でも
ある。
【0004】そこで、原稿画像を画像データとして読み
取り、記憶装置に蓄積して出力するデジタル複写機を2
台用意し、これらを画像データを送受信するインターフ
ェースで接続し、一方のデジタル複写機で読み取った画
像データを他方のデジタル複写機に伝送して、2台から
出力することで、生産性を向上させて、一時的な大量コ
ピーが必要なときでも高価な高速機を導入することな
く、処理することが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな低速複写機や中速複写機を複数台導入して、一時的
な大量のコピーを処理する方法は、大量のコピーを短時
間で処理することはできるものの、同じ読み取りデータ
から、別々の処理を施したいという場合には、適切に対
応することができないという問題がある。
【0006】そこで、請求項1記載の発明は、原稿の画
像を画像読取手段で読み取って、圧縮・伸長手段で一旦
画像データを圧縮して画像記憶手段に記憶した後、画像
記録手段で記録紙に記録出力するに際して、画像処理方
法指定手段で他のデジタル複写装置での画像処理方法が
指定されると、当該画像データを所定の分割方法で分割
して、当該分割した一方の画像データブロックを画像記
録手段で記録出力し、分割した他方の画像データブロッ
クを、他のデジタル複写装置と相互にデータの送受信を
行う伝達手段から他のデジタル複写装置へ送信するとと
もに、画像処理方法指定手段で指定された当該画像デー
タに対する処理方法を指示する処理指示情報を当該他の
デジタル複写装置へ送信することにより、画像データを
複数台のデジタル複写装置で分担して記録出力するとと
もに、各デジタル複写装置で異なった画像処理を行い、
利用性を向上させることのできるデジタル複写装置を提
供することを目的としている。
【0007】請求項2記載の発明は、画像処理方法指定
手段で、他のデジタル複写装置に送信する画像データの
処理方法として、当該他のデジタル複写装置の備えてい
る画像記憶手段への送信する画像データの記憶が指示さ
れると、送信する画像データブロックの画像記憶手段へ
の記憶を処理指示情報として送信することにより、他の
デジタル複写装置に登録画像データとして蓄積させて、
必要なときに必要な画像処理を施し、より一層利用性の
良好なデジタル複写装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】請求項3記載の発明は、画像処理方法指定
手段で、画像読取手段が読み取って画像記憶手段に予め
記憶されている原稿の画像データを指定して所定の処理
方法が指定されると、当該指定された画像データの分割
した他方の画像データブロックを他のデジタル複写装置
に送信するとともに、画像処理方法指定手段で指定され
た当該画像データに対する処理方法を指示する処理指示
情報を送信することにより、予め画像記憶手段に記憶さ
れている画像データを必要なときに読み出して、他のデ
ジタル複写装置と連結して種々の画像処理を行って記録
出力し、より一層利用性の良好なデジタル複写装置を提
供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のデ
ジタル複写装置は、原稿の画像を読み取って画像データ
を出力する画像読取手段と、画像データの圧縮・伸長を
行う圧縮・伸長手段と、前記圧縮・伸長手段で圧縮され
た画像データを記憶する画像記憶手段と、前記画像デー
タに基づいて記録紙に画像を記録出力する画像記録手段
と、前記画像読取手段の読み取った前記原稿の画像デー
タを前記圧縮・伸長手段で圧縮させて、前記画像記憶手
段に一旦記憶させた後、当該画像記憶手段に記憶させた
前記画像データを前記圧縮・伸長手段で伸長して前記画
像記録手段で前記記録紙に画像を記録出力させる制御手
段と、を備えたデジタル複写装置において、他のデジタ
ル複写装置と相互にデータの送受信を行う伝達手段と、
当該他のデジタル複写装置での画像処理方法を指定する
画像処理方法指定手段と、をさらに備え、前記制御手段
は、前記画像記憶手段に記憶されている前記画像データ
を所定の分割方法で分割して、当該分割した一方の画像
データブロックを前記画像記録手段に記録出力させ、前
記分割した他方の画像データブロックを前記伝達手段に
前記他のデジタル複写装置へ送信させるとともに、前記
画像処理方法指定手段で指定された当該画像データに対
する処理方法を指示する処理指示情報を前記伝達手段に
前記他のデジタル複写装置へ送信させることにより、上
記目的を達成している。
【0010】上記構成によれば、原稿の画像を画像読取
手段で読み取って、圧縮・伸長手段で一旦画像データを
圧縮して画像記憶手段に記憶した後、画像記録手段で記
録紙に記録出力するに際して、画像処理方法指定手段で
他のデジタル複写装置での画像処理方法が指定される
と、当該画像データを所定の分割方法で分割して、当該
分割した一方の画像データブロックを画像記録手段で記
録出力し、分割した他方の画像データブロックを、他の
デジタル複写装置と相互にデータの送受信を行う伝達手
段から他のデジタル複写装置へ送信するとともに、画像
処理方法指定手段で指定された当該画像データに対する
処理方法を指示する処理指示情報を当該他のデジタル複
写装置へ送信するので、画像データを複数台のデジタル
複写装置で分担して記録出力することができるととも
に、各デジタル複写装置で異なった画像処理を行うこと
ができ、利用性を向上させることができる。
【0011】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記制御手段は、前記画像処理方法指定手段で、
前記他のデジタル複写装置に送信する前記画像データの
処理方法として、当該他のデジタル複写装置の備えてい
る画像記憶手段への前記送信する画像データの記憶が指
示されると、前記送信する画像データブロックの前記画
像記憶手段への記憶を前記処理指示情報として前記伝達
手段に送信させるものであってもよい。
【0012】上記構成によれば、画像処理方法指定手段
で、他のデジタル複写装置に送信する画像データの処理
方法として、当該他のデジタル複写装置の備えている画
像記憶手段への送信する画像データの記憶が指示される
と、送信する画像データブロックの画像記憶手段への記
憶を処理指示情報として送信するので、他のデジタル複
写装置に登録画像データとして蓄積させて、必要なとき
に必要な画像処理を施すことができ、より一層利用性を
向上させることができる。
【0013】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記制御手段は、前記画像処理方法指定手段で、前
記画像読取手段が読み取って前記画像記憶手段に予め記
憶されている前記原稿の画像データを指定して所定の処
理方法が指定されると、当該指定された画像データの前
記分割した他方の画像データブロックを前記伝達手段に
前記他のデジタル複写装置へ送信させるとともに、前記
画像処理方法指定手段で指定された当該画像データに対
する処理方法を指示する処理指示情報を前記伝達手段に
送信させるものであってもよい。
【0014】上記構成によれば、画像処理方法指定手段
で、画像読取手段が読み取って画像記憶手段に予め記憶
されている原稿の画像データを指定して所定の処理方法
が指定されると、当該指定された画像データの分割した
他方の画像データブロックを他のデジタル複写装置に送
信するとともに、画像処理方法指定手段で指定された当
該画像データに対する処理方法を指示する処理指示情報
を送信するので、予め画像記憶手段に記憶されている画
像データを必要なときに読み出して、他のデジタル複写
装置と連結して種々の画像処理を行って記録出力するこ
とができ、より一層利用性を向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0016】図1〜図20は、本発明のデジタル複写装
置の一実施の形態を示す図であり、図1は、本発明のデ
ジタル複写装置の一実施の形態を適用したデジタル複写
装置1の正面外観図である。
【0017】図1において、デジタル複写装置1は、画
像読取部100、画像形成部200及び操作表示部30
0等を備えており、デジタル複写装置1は、専用回線や
公衆回線等により他のデジタル複写装置と接続されてデ
ジタル複写システムを構成している。
【0018】画像読取部(画像読取手段)100は、コ
ンタクトガラス101(図2参照)上にセットされた原
稿に光源を照射し、原稿からの反射光を固体撮像素子
(CCD:Charge Coupled Device )で電気信号に変換
して、必要な画像処理を行う。画像読取部100は、こ
の必要な画像処理として、CCDで電気信号に変換され
たアナログデータを2値または多値データに変換する量
子化、原稿を照射する光源の照射ムラやCCDの感度ば
らつきを補正するシェーディング補正、光学系によるボ
ケを補正するMTF補正、画像の読み取り密度を変化さ
せ、読み取った画像データを用いてデータ補間する変倍
処理等の処理を行う。
【0019】画像読取部100の上部には、原稿を自動
送りするADF(自動原稿送り装置)110が設けられ
ており、ADF110は、複数枚の原稿を束ねて原稿束
としてセットが可能で、セットされた原稿束から原稿を
1枚ずつ分離して、コンタクトガラス101上に搬送し
てセットする。
【0020】具体的には、ADF110は、図2に示す
ように、原稿テーブル111、原稿セット検知センサ1
12、呼出レバー113、分離ベルト114、パルスジ
ェネレータ115、原稿長さ検知センサ116、分離コ
ロ117、レジスト検知・原稿幅検知センサ118、原
稿スケール119、呼出コロ120、反転コロ121、
反転排紙検知センサ122、反転切替爪123、排紙コ
ロ124及び搬送ベルト125等を備えており、図示し
ない、搬送モータと排紙モータの2つのDCサーボモー
タを備えて、給紙部と反転、排紙部を独立させて駆動さ
せている。
【0021】すなわち、ADF110は、反転、排紙部
には、反転コロ121、反転排紙検知センサ122、反
転切替爪123及び排紙コロ124からなる反転機構が
あり、両面原稿の片面コピーが可能となっている。AD
F110は、原稿が原稿テーブル111に載せられて軽
くつき当たるまで挿入されると、原稿セット検知センサ
112が原稿を検知し、原稿挿入表示が消灯する。この
状態で、操作表示部300のスタートキー301(図3
参照)が押下されると、ADF110は、図示しない呼
出ソレノイド及び給紙スプリング電磁クラッチをオンし
た後、搬送モータをオンさせて原稿の送り出しを開始す
る。このとき給紙された原稿は、分離ベルト114と分
離コロ117によって最下部の原稿が1枚のみ送り出さ
れ、ADF110は、分離コロ117を通過した原稿の
サイズを、レジスト検知・原稿幅検知センサ118、パ
ルスジェネレー夕115及び原稿長さ検知センサ116
によって検知する。ADF110は、原稿の後端がレジ
スト検知・原稿幅検知センサ118を通過して、レジス
ト検知・原稿幅検知センサ118がオフし、搬送モータ
が指定のパルスになると、搬送モータをオフにし、搬送
ベルトを停止させて、原稿をコンタクトガラス101上
の指定位置に停止させる。ADF110は、画像読取部
100による原稿の画像の読み取りが終了して、原稿入
れ換え信号が送られてくると、搬送モー夕及び排紙モー
タをオンさせ、原稿の排出および次原稿の給紙を行う。
ADF110は、両面原稿の場合には、原稿を1度コン
タクトガラス101上を通過させて、原稿の読み取りを
行った後、反転、排紙部で原稿を反転させ、再びコンタ
クトガラス101上へ原稿を搬送させる原稿反転処理を
行う。そして、原稿テーブル111にセット可能な原稿
枚数は、挿入部の開口部や分離機構等により制限があ
り、許容枚数以上にセットされると、給紙ジヤムや重送
が発生する。また、ADF110は、デジタル複写装置
1の本体からの電源とコマンドを送受信する通信ライン
により接続され、デジタル複写装置1からのコマンド
(給紙、排紙等)に併せて動作し、原稿有り無し等の状
態をデジタル複写装置1の本体に送るようになってい
る。
【0022】上記操作表示部(画像処理方法指定手段)
300は、図3に示すように、スタートキー301、テ
ンキー302、ガイダンスキー303、プログラムキー
304、エリア加工キー305、輝度調整つまみ30
6、モードクリア・予熱/タイマーキー307及び割込
キー308等の各種キーやボタン等を備えているととも
に、液晶表示画面309等を備えており、各種キーやボ
タン等でデジタル複写装置1に各種命令やコマンド等の
入力操作が行われるとともに、当該入力された内容やデ
ジタル複写装置1からユーザに通知する各種情報を液晶
表示画面309に表示出力する。
【0023】テンキー302は、コピー枚数などの設定
を行うのに使用され、ガイダンスキー303は、機能の
説明や操作の仕方を表示するモードへ移行するときに使
用される。プログラムキー304は、よく使用する設定
の登録や呼び出しを行うときに使用され、エリア加工キ
ー305は、エリア指定を行ったりエリア毎のコピーモ
ードを設定する際に使用される。輝度調節つまみ306
は、液晶表示画面309の明るさを調整するのに使用さ
れ、モードクリア・予熱/タイマーキー307は、設定
した内容の取り消しや一定時間以上の連続押下で予熱状
態を設定するために使用される。割り込みキー308
は、コピー動作中の割り込みや別の原稿のコピーをする
際に使用される。そして、予熱状態(モード)は、定着
温度を一定温度(例えば、10℃)に下げて制御し、操
作表示部300の表示を消すことにより、消費電力を節
約するモードである。この予熱モードの設定は、操作表
示部300でのキー入力やデジタル複写装置1自体の設
定によって動作及び操作が無くなってから一定時間後に
自動的に設定される。予熱モードの解除は、操作表示部
300でのキー入力やデジタル複写装置1自体の設定に
よって人体検知センサ12(図9及び図10参照)がデ
ジタル複写装置1の前に人が立ったことを検出したとき
に解除される。
【0024】液晶表示画面309は、図4に示すよう
に、タッチパネル310及びタッチパネル検出回路31
1を備えており、タッチパネル検出回路311は、コン
トローラ312が、タッチパネル検出回路311の全体
を制御している。タッチパネル検出回路311は、タッ
チパネル310のX軸方向及びY軸方向のアナログの検
出信号をA/Dコンバータ313で、デジタル信号に変
換する。具体的には、タッチパネル検出回路311は、
コントローラ312により検出端子をHigh状態に
し、X1、X2、Y1、Y2を図5に示す組み合わせ表
に基づいて設定され、Y1、Y2の回路はプルアップさ
れているので、タッチパネル310がオフのとき、Y1
は+5Vになり、オンのときは0Vになる。したがっ
て、コントローラ312は、A/Dコンバータ313の
出力からタッチパネル310のオン/オフの状態を確認
することができる。コントローラ312は、タッチパネ
ル310がオンの状態であることを検知すると、測定モ
ードに切り換え、X方向のときは、X1が+5V、X2
が0Vになり、入力位置の電位をY1を通してA/Dコ
ンバータ312に入力されて、座標を算出する。また、
コントローラ312は、Y方向の座標も回路を切り換え
て同様に算出し、タッチパネル310の押下位置を検出
する。
【0025】上記操作表示部300は、図6に示すよう
に回路構成されており、CPU(Central Processing U
nit )320、アドレスラッチ321、ROM(Read O
nlyMemory)322、システムリセット323、アドレ
スデコーダ324、LED(Light Emitting Diode)ド
ライバ325、キーボード326、LCD(Liquid Cry
stal Display)コントローラ327、上記液晶表示画面
309を構成するタッチパネル310とLCD(Liquid
Crystal Display)モジュール328、ROM329、
RAM(Random Access Memory)330及び光トランシ
ーバ331等を備えている。
【0026】LCDコントローラ327には、CPU3
20からのアドレスバス、データバスの他に、LEDド
ライバ325、キーボード326、アナログのタッチパ
ネル310、LCDモジュール328及び表示データ用
のROM29、RAM330等が接続されており、CP
U320には、外部とシリアル通信を実行する光トラン
シーバ331が接続されている。
【0027】操作表示部300は、CPU320がRO
M322内のプログラムに基づいて操作表示部300の
各部を制御し、CPU320からのアドレス信号をアド
レスラッチ321に取り込んで、CPU320からの信
号により制御する。アドレスラッチ321を出た信号
は、その一部がアドレスデコーダ324に入力され、こ
こで各ICへのチップセレクトを作成して、メモリマッ
プの作成に使用する。また、アドレスは、ROM32
2、329、RAM330等のメモリやLCDコントロ
ーラ327に入り、アドレス指定に使用される。一方、
CPU320からのデータバスは、メモリやLCDコン
トローラ327に接続され、データの双方向通信が実行
される。また、LCDコントローラ327は、キーボー
ド326からの信号やタッチパネル310からの信号に
よりROM329、RAM330の格納データから表示
データを作成し、LCDモジュール328への表示を制
御する。なお、システムリセット323は、CPU32
0に接続され、操作表示部300のシステムとしてのリ
セットを行う。
【0028】液晶表示画面309は、図7及び図8にそ
の表示例を示すように、液晶表示画面309の左上部
に、「コピーできます」、「お待ちください」等のメッ
セージを表示するメッセージエリア340、メッセージ
エリア340の右側に、ADF110の原稿テーブル1
11にセットされた原稿の枚数を表示するコピー枚数表
示部341、コピー枚数表示部341の下方に、画像濃
度を自動的に調整する自動濃度キー342、転写紙を自
動的に選択する自動用紙選択キー343、コピーを一部
ずつぺージ順にそろえる処理を指定するソートキー34
4、コピーをぺージ毎に仕分けする処理を指定するスタ
ックキー345、ソート処理されたものを一部ずつ綴じ
る処理を指定するステープルキー346、倍率を等倍に
セットする等倍キー347、拡大/縮小倍率をセットす
る変倍キー348、両面モードを設定する両面キー34
9、とじ代モード等を設定する消去/移動キー350、
登録されているスタンプを原稿に重ねてコピーする印字
キー351が設けられている。なお、図7及び図8で
は、選択されているモードはキーが網かけで表示されて
おり、また、他のデジタル複写装置等と連結してコピー
する際に押下する連結コピーキー352が示されてお
り、連結コピーキー352は、押下されると、内蔵され
ているLEDが点灯するようになっている。そして、図
7は、原稿のセット枚数が1枚のときの表示例であり、
図8は、原稿のセット枚数が10枚のときで、原稿の画
像を読み取り中の表示例である。
【0029】再び、図1において、画像形成部(画像記
録手段)200は、画像読取部100あるいは他のデジ
タル複写装置から電気信号で送られてきた画像イメージ
を、電子写真方式、感熱記録方式、熱転写記録方式ある
いはインクジェット方式等の記録方式で、普通紙、感熱
紙などに画像を形成する。なお、以下の説明において、
画像読取部100で読み取られて変換された画像の電気
信号、画像形成部200へ入力される画像の電気信号及
び画像の電気信号と同期をとるための信号をビデオ信号
または画像データという。
【0030】画像形成部200は、両面ユニット20
1、排紙仕分け装置(ソーター)202、3種の用紙を
収容する3個の給紙カセット203、拡張機能部204
及び利用者制限機能部205等を備えている。拡張機能
8は、デジタル複写装置1で実現できる機能をいい、デ
ジタル複写装置1の大きな特徴に、画像読取部100で
画像を電気信号に変換して読み込み、画像形成部200
で当該電気信号を記録紙に復元することがあげられる
が、このとき読み取った電気信号を様々に変化、伝達す
る機能を拡張機能部204に持つことによって、従来の
アナログ複写装置以外の分野に応用可能とする機能部を
いう。例えば、拡張機能部204に取り付ける部モジュ
ールによって、ファクシミリ、ページプリンタ、スキャ
ナ、ファイルシステムなどの機能を実現できるほか、複
写機能の実行時においても、読み取った画像データをー
旦、拡張機能部204に取り付けたDRAMなどの記憶
装置に記憶させ、必要に応じて画像データを読み出すこ
とによって、複数の複写時に、1スキャンで複数プリン
トを実行したり、ありいは、複数の原稿を1枚の転写紙
にプリントする機能(以下、メモリ機能という。)等も
実現することができる。なお、本実施の形態では、後述
するように、メモリユニットをネットワーク上にある機
械間の画像データ転送時の緩衝手段としても利用してい
る。また、上記説明では、ハードメモリをDRAMとし
て説明したが、DRAM以外のメモリ素子であっても同
様の機能を達成することができる。
【0031】利用者制限機器205は、利用者を特定、
限定、管理するために、コインラック、キーカウンタ
ー、キーカード、プリペードカード等の利用者を制限す
るための各機器であり、画像形成部200が、電子写真
方式であるときには、消費量が多いため、無制限に使用
を許可したくないとき等に使用される。また、利用者を
制限するために暗証コード等を使用する場合もある。
【0032】そして、デジタル複写装置1は、図9及び
図10に示すように回路ブロック構成されており、画像
読取部100、画像形成部200、システムコントロー
ラ10、メモリユニット11、利用者制限機器205、
人体検知センサ12、遠隔診断部(CSS)13、時計
部14、I/F15、ハードディスク(HDD)16及
びI/F17等を備えている。
【0033】システムコントローラ(制御手段)10
は、CPU10aを備え、複写モードを実行する上で、
画像形成部200で画像形成するために、紙搬送処理、
電子写真プロセス処理、異常状態や給紙カセット状態
(紙の有無など)等の装置内の監視及び画像読取部10
0で画像を読み取るために、スキャナ動作や光源のオン
/オフなどを制御する。なお、最近のデジタル複写装置
では拡張機能を1つ搭載するのみではなく、複数アプリ
ケーションを同時に搭載するようになってきており、こ
のように1つの資源を共有するデジタル複写装置を「シ
ステム」と表現し、このシスラムを制御するコントロー
ラをシステムコントローラと呼ぶ場合もある。ここで、
資源とは、複数のアプリケーションで共有される機能ユ
ニット単位のことをいい、リソースとも表現される。シ
ステムコントローラ10は、この資源単位でシステム制
御を行っている。本実施の形態のデジタル複写装置1
は、管理する資源として、画像読取部100、画像形成
部200、操作部3、メモリユニット11、周辺機(例
えば、ADF110、ソーター202、自動両面ユニッ
ト201)等を有している。
【0034】メモリユニット(画像記憶手段)11は、
メモリ媒体として DRAM(Dynamic RAM )を用いて
おり、DRAMブロック11a、DMA(Direct Memor
y Access)ブロック11b及び圧縮ブロック11c等を
備えている。なお、画像記憶手段のメモリ媒体として
は、DRAMだけでなく、HDD(ハードディスクドラ
イブ)16が付加されており、より大きな記憶容量を得
られるようになっている。
【0035】図9の場合、メモリユニット11内のDR
AMブロック11aは、画像読取部100で読み取った
画像データを記憶するためのもので、システムコントロ
ーラ10からの要求に応じて、画像形成部200へ保存
している画像データを転送する。また、圧縮ブロック1
1cは、圧縮・伸長機能を有しており、画像読取部10
0で読み取った画像データを圧縮して、DRAMブロッ
ク11aやHDD16等のメモリの使用効率を向上させ
る。また、メモリユニット11では、DRAMブロック
11aやHDD16等のメモリから画像データを読み出
して画像形成部200へ転送するに際して、読み出しア
ドレスとその方向を変えることにより画像を回転させる
ことができる。また、メモリユニット11は、DRAM
ブロック11aに保存した圧縮された画像データをHD
D16に転送し、HDD16からは、DRAMブロック
11aに一旦転送した後に、圧縮ブロック11cで伸長
して、画像形成部200に転送する。
【0036】時計部14は、現在時刻を計時し、ある特
定時間になると、デジタル複写装置1の電源を自動的に
投入して立ち上げたり、シャットダウンするようなウィ
ークリータイマー機能を実現するのに用いられる。すな
わち、ウィークリータイマー機能とは、各曜日ごとに設
定されたオン/オフ時間に合わせて、電源をオン/オフ
する機能をいい、ウィークリータイマー機能を利用する
ためには、時計部14の計時する時刻の時刻合わせする
た操作と各曜日毎にオン/オフ時間を設定する操作が必
要である。
【0037】人体検知センサ12及び遠隔診断部(CS
S)13は、その機能が必要な場合にのみ装着されれば
よくい。
【0038】人体検知センサ12は、図11に示すよう
に。赤外線発光ダイオード、赤外線の射出をー定方向に
制限する光学系及び発射された赤外線の反射光を検知す
る赤外線受光センサ等を備え、赤外線発光ダイオード及
び赤外線受光センサから一定距離内にある物体(オペレ
ータ)を検知して本体制御板20に信号を送る。人体検
知センサ12の内部には、検出距離切換スイッチが設け
られており、検出距離を2段階に切り換えることができ
るようになっている。人体検知センサ12は、画像形成
部200の前面に配設されており、デジタル複写装置1
の前にオペレータがいるかどうかを確認することができ
る。
【0039】遠隔診断部(CSS)13は、図12に示
すように、サービス拠点に設置されている管理装置40
0とユーザの元に設置されているデジタル複写装置1や
その他の遠隔診断部13を備えた複写機等の機器とを公
衆回線網401を介して接続している。デジタル複写装
置1等のユーザ側の装置には、管理装置400との通信
を制御するための通信コントロール装置50が設置され
ており、ユーザ元のデジタル複写装置1等の装置は、こ
の通信コントロール装置50に接続されている。通信コ
ントロール装置50には、電話機やファクシミリが接続
可能になっており、ユーザの既存の回線に挿入する形で
設置が可能になっている。通信コントロール装置50に
は、複数のデジタル複写装置1やその他の装置が接続可
能になっているが、もちろん単数の場合であってもよ
い。これらのデジタル複写装置1やその他の装置は、同
型のものである必要はなく、異なる機種でもかまわず、
複写機以外の機器であってもよい。
【0040】なお、本実施の形態では、説明の便宜上、
1台の通信コントロール装置50には最大5台のデジタ
ル複写装置1やその他の複写機等が接続可能であるもの
とする。通信コントロール装置50と複数のデジタル複
写装置1やその他の装置は、RS−485規格によりマ
ルチドロップ接続されている。通信コントロール装置5
0と各デジタル複写装置1やその他の装置間の通信制御
は、基本型データ伝送制御手順により行われ、通信コン
トロール装置50を制御局としたセントラライズド制御
のポーリング/セレクティング方式でデータリンクの確
立を行うことにより、任意のデジタル複写装置1やその
他の装置との通信が可能になっている。各デジタル複写
装置1やその他の装置は、アドレス設定スイッチによっ
て固有の値が設定でき、これによって各デジタル複写装
置1やその他の装置のポーリングアドレス、セレクティ
ングアドレスが決定される。
【0041】そして、図9では、画像読取部100、画
像形成部200、メモリユニット11、CSS55の制
御は、システムコントローラ10のCPU10aのみで
制御を行うが、図10では、画像読取部100、画像形
成部200、メモリユニット11にそれぞれCPU10
0a、CPU200a、CPU11dを設け、システム
コントローラ10から各CPU100a、CPU200
a、CPU11dへのコマンドを制御信号で伝達するよ
うになっている。なお、ビデオ信号を画像読取部10
0、画像形成部200、拡張機能部(アプリケーショ
ン)204間でやりとりするためには、各部の間で情報
を伝達し合う必要があり、この情報伝達を制御信号また
はコマンド発行という。
【0042】そして、図9及び図10において、メモリ
ユニット11に接続されている伝達手段としてのI/F
(インターフェース)17は、他のデジタル複写装置1
に画像データを転送するためのインターフェースであ
り、1台のデジタル複写装置1で読み取った原稿の画像
データを連結分担時のコピー出力モードに応じて、必要
な画像データをI/F17を介して、他方のデジタル複
写装置1に転送する。転送側のデジタル複写装置1は、
画像データの転送処理と同時に画像データの圧縮処理を
行い、圧縮した画像データをHDD16に格納する。一
方、画像データを受け取った側のデジタル複写装置1
は、画像データを受け取るのと同時に圧縮処理を行な
い、圧縮した画像データをHDD16に格納する。デジ
タル複写装置1は、コピー出力モードに応じてHDD1
6に格納したデータを取り出すのと同時に伸張処理を行
なって、DRAMブロック11aに展開し、画像データ
として、画像形成部200に転送して、必要枚数をプリ
ント出力する。
【0043】また、図9及び図10において、システム
コントローラ10に接続されている伝達手段としてのI
/F(インターフェース)15は、コピーモード等の設
定コマンドを授受するためのインターフェースである。
すなわち、2台のデジタル複写装置1を連結してコピー
ジョブを2分割する場合、例えば、図13に示すよう
に、A、B、C、Dの4枚の原稿を4部コピーする際の
コピージョブの分割方法としては、原稿の頁順にコピ
ージョブを分割して必要な部数を出力し、この部数を2
分の1毎に2台のデジタル複写装置1から出力する電子
ソート出力方法、単純に必要部数の2分の1毎に2台
のデジタル複写装置1から出力する単純分担スタック出
力方法、原稿枚数を前半分と後半分に分け、2台のデ
ジタル複写装置1で出力する原稿前後分担スタック出力
方法、偶数枚目をもう1台のデジタル複写装置1で出
力する原稿奇数偶数分担スタック出力方法があり、上記
4つの出力方法に応じて親機としてのデジタル複写装置
1と子機としてのデジタル複写装置1の出力は、図13
に示すように分割される。
【0044】上記の電子ソート出力方法は、自動的に
ソート出力され、デジタル複写装置1の一番特徴的な出
力形態である。の単純分担出力方法は、2台のデジタ
ル複写装置1を同時に出力させて半分の時間で仕事を済
ませたいという希望を満たすやり方であり、この場合、
コピー済のコピー紙の整理が必要となるが、原稿枚数と
コピー枚数の関係においては、あるいは2箇所に半分ず
つ届けたい場合には、デメリットになるとは限らない。
の原稿前後分担スタック出力方法は、出来上がったコ
ピー紙を積み重ねると、1台のデジタル複写装置1でコ
ピーを取ったのと同じになる。の原稿奇数偶数分担ス
タック出力方法は、仕上がったコピー紙を原稿順に並べ
換える必要がある。
【0045】上述のように、2台のデジタル複写装置1
を使用してコピージョブを2分割する場合、コピーの出
力方法は、上記の4通りあるが、本実施の形態では、使
用者が出力形態を考え、自分のもっとも望ましい出力形
態を選択できるようにしている。この出力形態の選択
は、操作表示部300の液晶表示画面309に選択画面
を表示して、当該選択画面による選択入力により行う。
【0046】すなわち、デジタル複写装置1は、図7ま
たは図8の液晶表示画面309の表示画面において、連
結コピーキー352が押下されると、例えば、図14に
示すようなコピー出力形態選択画面を液晶表示画面30
9に表示し、使用者がタッチパネル310をタッチ操作
して、希望するコピー出力形態を選択する。
【0047】図14に上記電子ソート出力方法、単純分
担出力方法、原稿前後分担スタック出力方法及び原稿奇
数偶数分担スタック出力方法の4つの出力形態のうち、
斜線の施されている出力形態(図14では、電子ソート
出力方法)は、実際の液晶表示画面309の表示では、
例えば、ネガ、ポジ反転で表示され、反転表示されてい
る出力形態が選択されている出力形態であることを示し
ている。
【0048】また、2台のデジタル複写装置1で単純に
半分ずつ2分するだけでなく、の電子ソート出力方法
との単純分担出力方法の場合は、それぞれ別に部数を
指定できると便利な場合もある。例えば、A部署に10
部、B部署には8部などといったコピーを行う場合、そ
れぞれコピー部数を指定することができると、コピー済
のコピー紙の仕分けの必要が無くなり、便利である。
【0049】そこで、本実施の形態のデジタル複写装置
1は、2台のデジタル複写装置1の出力部数を別個に設
定する際の設定画面を、例えば、図15に示すように、
親機と子機とに分けて、それぞれのデジタル複写装置1
でのコピー部数(出力部数)の設定画面を液晶表示画面
309に表示させて、2台のデジタル複写装置1のそれ
ぞれについてコピー部数を設定できるようにしている。
【0050】また、2台のデジタル複写装置1の間で連
結してコピーを行う際に、それぞれのデジタル複写装置
1の間で異なる処理を行わせたい場合がある。このよう
な場合に適切に処理できるように、本実施の形態のデジ
タル複写装置1は、連結を設定した側のデジタル複写装
置1、すなわち、マスター機側から、連結を設定された
デジタル複写装置1、すなわち、スレーブ機側に所望の
処理要求内容を通知し、スレーブ機側のデジタル複写装
置1が、通知された内容に応じて、受け取った画像デー
タに対して、必要な画像処理を施して、画像出力する。
【0051】すなわち、マスター機側のデジタル複写装
置1は、連結処理時、例えば、図16に示すように、操
作表示部300の液晶表示画面309に、接続先の処理
変更有無の確認画面を表示させ、この確認画面で処理変
更有りが操作されると、例えば、図17に示すような処
理内容を選択する画面を表示させる。マスター機側のデ
ジタル複写装置1は、この処理内容選択画面で選択され
た処理要求内容をスレーブ機側のデジタル複写装置1に
通知し、スレーブ機側のデジタル複写装置1が、通知さ
れた内容に応じて、受け取った画像データに対して、必
要な画像処理を施して、画像出力する。
【0052】この場合、スレーブ機側のデジタル複写装
置1では、その液晶表示画面309に、例えば、図18
に示すように、原稿読み込み中等の表示を行う。
【0053】このようにすると、画像データを複数台の
デジタル複写装置1で分担して記録出力することができ
るとともに、各デジタル複写装置1で異なった画像処理
を行うことができ、利用性を向上させることができる。
【0054】さらに、2台のデジタル複写装置1の間で
連結してコピーを行う際に、スレーブ機側のデジタル複
写装置1に画像データを一旦蓄積させた後に処理をさせ
たい場合がある。
【0055】このような場合に適切に処理できるよう
に、本実施の形態のデジタル複写装置1は、連結処理
時、連結を設定した側であるマスター機側のデジタル複
写装置1は、例えば、図19に示すように、操作表示部
300の液晶表示画面309に、接続先で画像データを
登録する(蓄積する)か否かの確認画面を表示させ、こ
の確認画面で登録するが操作されると、処理内容として
登録することを要求する処理要求内容をスレーブ機側の
デジタル複写装置1に通知して、画像データを送信す
る。
【0056】スレーブ機側のデジタル複写装置1は、連
結処理時、図20に示すように、画像データの受信を行
っている際に、原稿読み込み中である旨を操作表示部3
00の液晶表示画面309に表示し、送られてきた画像
データを受信するが、登録することを要求されている
と、当該受信した画像データをメモリユニット11のD
RAMブロック11aまたはハードディスク16に蓄積
して、いつでも指示により引き出せるようにファイル管
理する。そして、スレーブ機側のデジタル複写装置1
は、受信した画像データの登録が終了すると、マスター
機側のデジタル複写装置1から連結処理の終了を指示
し、新たに画像データが登録されたので、その登録画像
データを引き出して、当該画像データに対して、例え
ば、図17に示したような画像処理を行うことができ
る。
【0057】また、マスタ機となる側のデジタル複写装
置1で予め原稿を読み取って当該読み取った画像データ
をメモリユニット11のDRAM11aまたはハードデ
ィスク16に蓄積するとともに、スレーブ機側のデジタ
ル複写装置1に当該読み取った画像データを送信してス
レーブ機側のデジタル複写装置1のメモリユニット11
のDRAM11aまたはハードディスク16に蓄積さ
せ、その後、当該両方のデジタル複写装置1に登録した
画像データを、連結処理により同時に出力させたい場合
がある。
【0058】このような場合に適切に処理できるよう
に、本実施の形態のデジタル複写装置1は、まず、マス
ター機側のデジタル複写装置1で、連結処理を指定し、
その際に、連結処理をする画像データはこれから読み取
る画像データであるのか、それとも、予めDRAM11
aまたはハードディスク16に登録されている画像デー
タであるのかを指示する。ここで、登録画像データを指
示することにより、マスター機側のデジタル複写装置1
とスレーブ機側のデジタル複写装置1で既に登録されて
いる画像データを同時に記録出力することができる。
【0059】この場合、画像処理の変更を行うことがで
き、マスター機側のデジタル複写装置1とスレーブ機側
のデジタル複写装置1で異なる画像処理を行って、記録
出力することもできる。また、上述のように、スレーブ
機側のデジタル複写装置1に画像データの登録を行うこ
とができるため、一旦スレーブ機側のデジタル複写装置
1に画像データを登録すると、マスター機側のデジタル
複写装置1から送出した画像データをスレーブ機側のデ
ジタル複写装置1で自由に処理を変更して画像を記録出
力することができる。
【0060】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0061】
【発明の効果】請求項1記載の発明のデジタル複写装置
によれば、原稿の画像を画像読取手段で読み取って、圧
縮・伸長手段で一旦画像データを圧縮して画像記憶手段
に記憶した後、画像記録手段で記録紙に記録出力するに
際して、画像処理方法指定手段で他のデジタル複写装置
での画像処理方法が指定されると、当該画像データを所
定の分割方法で分割して、当該分割した一方の画像デー
タブロックを画像記録手段で記録出力し、分割した他方
の画像データブロックを、他のデジタル複写装置と相互
にデータの送受信を行う伝達手段から他のデジタル複写
装置へ送信するとともに、画像処理方法指定手段で指定
された当該画像データに対する処理方法を指示する処理
指示情報を当該他のデジタル複写装置へ送信するので、
画像データを複数台のデジタル複写装置で分担して記録
出力することができるとともに、各デジタル複写装置で
異なった画像処理を行うことができ、利用性を向上させ
ることができる。
【0062】請求項2記載の発明のデジタル複写装置に
よれば、画像処理方法指定手段で、他のデジタル複写装
置に送信する画像データの処理方法として、当該他のデ
ジタル複写装置の備えている画像記憶手段への送信する
画像データの記憶が指示されると、送信する画像データ
ブロックの画像記憶手段への記憶を処理指示情報として
送信するので、他のデジタル複写装置に登録画像データ
として蓄積させて、必要なときに必要な画像処理を施す
ことができ、より一層利用性を向上させることができ
る。
【0063】請求項3記載の発明のデジタル複写装置に
よれば、画像処理方法指定手段で、画像読取手段が読み
取って画像記憶手段に予め記憶されている原稿の画像デ
ータを指定して所定の処理方法が指定されると、当該指
定された画像データの分割した他方の画像データブロッ
クを他のデジタル複写装置に送信するとともに、画像処
理方法指定手段で指定された当該画像データに対する処
理方法を指示する処理指示情報を送信するので、予め画
像記憶手段に記憶されている画像データを必要なときに
読み出して、他のデジタル複写装置と連結して種々の画
像処理を行って記録出力することができ、より一層利用
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタル複写装置の一実施の形態を適
用したデジタル複写装置の外観正面図。
【図2】図1のデジタル複写装置のADFの正面断面
図。
【図3】図1のデジタル複写装置の操作表示部の拡大平
面図。
【図4】図3の操作表示部のタッチパネルの検出回路
図。
【図5】図4のタッチパネル検出回路の検出信号の組み
合わせを示す図。
【図6】図3の操作表示部の回路ブロック図。
【図7】図3の操作表示部の液晶表示画面の表示例を示
す図。
【図8】図3の操作表示部の液晶表示画面の他の表示例
を示す図。
【図9】図1のデジタル複写装置のシステムコントロー
ラのCPUのみで全ての制御を行う場合の回路ブロック
図。
【図10】図1のデジタル複写装置の各部にCPUが設
けられている場合の回路ブロック図。
【図11】図9及び図10の人体検知センサの回路図。
【図12】図9及び図10の遠隔診断装置のシステムブ
ロック構成図。
【図13】4枚の原稿を2台のデジタル複写装置で分割
して4部コピーする場合の分割形態を示す図。
【図14】2台のデジタル複写装置で分割コピーする場
合の分割形態の選択画面を表示する液晶表示画面の表示
例を示す図。
【図15】2台のデジタル複写装置で分割コピーする場
合の各デジタル複写装置での出力部数の設定画面を表示
する液晶表示画面の表示例を示す図。
【図16】2台のデジタル複写装置で分割コピーする場
合の接続先のデジタル複写装置での画像処理の指定を行
うか否かの問い合わせ表示画面を表示する液晶表示画面
の表示例を示す図。
【図17】図16の問い合わせ表示画面で画像処理を行
うが選択された際の画像処理内容選択画面を表示する液
晶表示画面の表示例を示す図。
【図18】図16及び図17の処理での接続先のデジタ
ル複写装置の液晶表示画面の表示例を示す図。
【図19】2台のデジタル複写装置で分割コピーする場
合の接続先のデジタル複写装置で画像の登録を行うか否
かの問い合わせ表示画面を表示する液晶表示画面の表示
例を示す図。
【図20】図19の処理での接続先のデジタル複写装置
の液晶表示画面の表示例を示す図。
【符号の説明】
1 デジタル複写装置 10 システム
コントローラ 10a CPU 11 メモリユ
ニット 11a DRAMブロック 11b DMA
ブロック 11c 圧縮ブロック 11d CPU 12 人体検知センサ 13 遠隔診断
部(CSS) 14 時計部 15 I/F 16 ハードディスク(HDD) 17 I/F 20 本体制御板 50 通信コン
トロール装置 100 画像読取部 100a CP
U 101 コンタクトガラス 110 ADF 111 原稿テーブル 112 原稿セ
ット検知センサ 113 呼出レバー 114 分離ベ
ルト 115 パルスジェネレータ 116 原稿長
さ検知センサ 117 分離コロ 118 レジスト検知・原稿幅検知センサ 119 原稿スケール 120 呼出コ
ロ 121 反転コロ 122 反転排
紙検知センサ 123 反転切替爪 124 排紙コ
ロ 125 搬送ベルト 200 画像形
成部 200a CPU 201 両面ユ
ニット 202 排紙仕分け装置(ソーター) 203 給紙カ
セット 204 拡張機能部 205 利用者
制限機能部 300 操作表示部 301 スター
トキー 302 テンキー 303 ガイダ
ンスキー 304 プログラムキー 305 エリア
加工キー 306 輝度調整つまみ 307 モードクリア・予熱/タイマーキー 308 割込キー 309 液晶表
示画面 310 タッチパネル 311 タッチ
パネル検出回路 312 コントローラ 313 A/D
コンバータ 320 CPU 321 アドレ
スラッチ 322 ROM 323 システ
ムリセット 324 アドレスデコーダ 325 LED
ドライバ 326 キーボード 327 LCD
コントローラ 328 LCDモジュール 329 ROM 330 RAM 331 光トラ
ンシーバ 340 メッセージエリア 341 コピー
枚数表示部 342 自動濃度キー 343 自動用
紙選択キー 344 ソートキー 345 スタッ
クキー 346 ステープルキー 347 等倍キ
ー 348 変倍キー 349 両面キ
ー 350 消去/移動キー 351 印字キ
ー 352 連結コピーキー 400 管理装
置 301 公衆回線網

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の画像を読み取って画像データを出力
    する画像読取手段と、画像データの圧縮・伸長を行う圧
    縮・伸長手段と、前記圧縮・伸長手段で圧縮された画像
    データを記憶する画像記憶手段と、前記画像データに基
    づいて記録紙に画像を記録出力する画像記録手段と、前
    記画像読取手段の読み取った前記原稿の画像データを前
    記圧縮・伸長手段で圧縮させて、前記画像記憶手段に一
    旦記憶させた後、当該画像記憶手段に記憶させた前記画
    像データを前記圧縮・伸長手段で伸長して前記画像記録
    手段で前記記録紙に画像を記録出力させる制御手段と、
    を備えたデジタル複写装置において、他のデジタル複写
    装置と相互にデータの送受信を行う伝達手段と、当該他
    のデジタル複写装置での画像処理方法を指定する画像処
    理方法指定手段と、をさらに備え、前記制御手段は、前
    記画像記憶手段に記憶されている前記画像データを所定
    の分割方法で分割して、当該分割した一方の画像データ
    ブロックを前記画像記録手段に記録出力させ、前記分割
    した他方の画像データブロックを前記伝達手段に前記他
    のデジタル複写装置へ送信させるとともに、前記画像処
    理方法指定手段で指定された当該画像データに対する処
    理方法を指示する処理指示情報を前記伝達手段に前記他
    のデジタル複写装置へ送信させることを特徴とするデジ
    タル複写装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記画像処理方法指定手
    段で、前記他のデジタル複写装置に送信する前記画像デ
    ータの処理方法として、当該他のデジタル複写装置の備
    えている画像記憶手段への前記送信する画像データの記
    憶が指示されると、前記送信する画像データブロックの
    前記画像記憶手段への記憶を前記処理指示情報として前
    記伝達手段に送信させることを特徴とする請求項1記載
    のデジタル複写装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、前記画像処理方法指定手
    段で、前記画像読取手段が読み取って前記画像記憶手段
    に予め記憶されている前記原稿の画像データを指定して
    所定の処理方法が指定されると、当該指定された画像デ
    ータの前記分割した他方の画像データブロックを前記伝
    達手段に前記他のデジタル複写装置へ送信させるととも
    に、前記画像処理方法指定手段で指定された当該画像デ
    ータに対する処理方法を指示する処理指示情報を前記伝
    達手段に送信させること特徴とする請求項1記載のデジ
    タル複写装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010004236A (ja) * 2008-06-19 2010-01-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および画像形成システム

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JP2010004236A (ja) * 2008-06-19 2010-01-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および画像形成システム

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