JP2002168753A - 走査型プローブ顕微鏡 - Google Patents

走査型プローブ顕微鏡

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクチエータ及び電磁力を使用することなく
プローブを供給でき、かつプローブ間のピッチ間隔を狭
く多数配置することができて、プローブの交換効率を改
善する。 【解決手段】 カセット台2に載置された多数のプロー
ブ6を収容したカセット3から、所定のプローブを持ち
上げてプローブ保持機構へと移動させる昇降手段を、カ
セット内に収容可能なプローブ数と同数設けたプローブ
供給機構を備えている。昇降手段は、押し棒11、テコ
部材12、押し上げ棒13及びスプリング14とから構
成され、プローブ保持機構の上昇下降の動きによって駆
動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査型トンネル顕
微鏡(STM)や原子間力顕微鏡等の走査型プローブ顕
微鏡に関し、特にそのプローブ供給機構に関する。
【0002】
【従来の技術】走査型プローブ顕微鏡は、試料とこれに
対向配置した探針とを近接させて、探針又は試料を走査
することにより、探針と試料表面との間の相互作用で生
じる物理量を検出して試料表面の形状を原子レベルの分
解能で測定するもので、走査型トンネル顕微鏡(ST
M)や原子間力顕微鏡(AFM)がこれに該当する。走
査型トンネル顕微鏡は、試料とこれに対向配置した探針
との間に電圧を印加し、両者間に流れるトンネル電流が
一定になるように探針又は試料を走査することで、試料
表面の形状を原子レベルの分解能で観察するものであ
る。しかしながら、走査型トンネル顕微鏡は、トンネル
電流を検知するため観察可能な試料としては導電性のも
のに限られてしまい、絶縁性の試料は観察することがで
きなかった。
【0003】これに対し原子間力顕微鏡は、カンチレバ
ー等によって支持される探針を試料表面に近付けること
によって、探針先端の原子と試料表面の原子との間に生
じる微小な原子間力を測定し、上記原子間力が探針と試
料との距離によって一義的に定まるという性質を利用
し、試料表面に沿って走査しながらその原子間力が一定
となるように探針と試料との間の距離を調整して、探針
又は試料の高さ方向の軌跡により試料表面の凹凸形状を
測定するものである。
【0004】このような走査型プローブ顕微鏡の性能は
探針の微妙な形状に敏感に影響される一方で、探針が試
料面内を走査することにより探針の破損や摩耗が生じ、
この探針、主に先端形状の変形は測定精度に多大な悪影
響を及ぼし、装置の信頼性及び分解能に問題を生じる。
そのため探針が劣化する前に交換する必要がある。その
場合、探針を支持するカンチレバーを取り付けたプロー
ブごとに交換することが行われている。
【0005】この場合、複数のプローブを収容したカセ
ットをステージ上に設置して、プローブ保持機構がこの
カセット上に移動して、カセット内の所定のプローブと
交換するようにしている。カセット内のプローブをプロ
ーブ保持機構に移すのにプローブ供給機構が用いられ
る。このようなプローブの交換機構として、特開平11
−211734号公報及び特開平10−267948号
公報によるものが、従来公知である。特開平11−21
1734号公報に記載のものは、磁力を利用してプロー
ブの交換を行うマグネット方式の交換機構であり、ステ
ージベース上にカセットに相当する搭載ブロックベース
が設けられ、多数のプローブがこの搭載ブロックベース
内に配置された電磁石により保持されており、プローブ
の交換の際に所定のプローブ上に移動してくるプローブ
保持機構との間で磁力を調整することで、プローブを搭
載ブロックベースからプローブ保持機構に移載して、保
持するようにしている。しかしながら、このようなマグ
ネット方式の場合には、搭載ブロックベースとプローブ
保持機構との間で磁力を調整する必要があり、また磁力
がプローブに悪影響を及ぼす恐れがある。またこのマグ
ネット方式では、プローブの位置決め精度を高精度に行
うことができず、交換後に光学系を用いて微調整を行う
必要があり、スループットの向上が望めなかった。
【0006】また特開平10−267948号公報に記
載のものは、ステージ上にセットされた複数のプローブ
を、真空吸着式又はマグネット保持式のプローブ保持機
構に移載するのに、アクチュエータによって所定のプロ
ーブを持ち上げて、プローブ保持機構にこのプローブを
保持させるようにしている。しかしながら、この従来の
装置も、アクチュエータを駆動するための駆動装置が必
要であり、プローブの供給機構が大がかりになり、小型
化できない。またこの従来の装置においても、プローブ
の位置決め精度を高精度に行うことができず、交換後に
光学系を用いて微調整を行う必要があり、スループット
の向上が望めなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題に
鑑みなされたもので、その目的は、アクチエータを使用
することなくプローブを供給でき、かつプローブ間のピ
ッチ間隔を狭く配置することができて、小型化したプロ
ーブ供給機構を備えた走査型プローブ顕微鏡を提供する
ことである。また、磁力による悪影響を排除したプロー
ブ供給機構を備えた走査型プローブ顕微鏡を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に
記載の走査型プローブ顕微鏡を提供する。請求項1に記
載の走査型プローブ顕微鏡は、カセット台上に載置され
た多数のプローブを収容したカセットから、所定のプロ
ーブをカセット底部から持ち上げてプローブ保持機構へ
と移動させる昇降手段を、カセット内に収容できるプロ
ーブと同じ数だけ設けたプローブ供給機構を具備したも
のであり、電磁力を使用することなくプローブの交換を
可能とすると共に、多数のプローブをピッチ間隔を狭く
して配置でき、小型化とプローブの交換効率を上げるこ
とができる。請求項2の該顕微鏡は、プローブの昇降手
段を具体化したものであり、請求項1の該顕微鏡と同様
の作用効果を奏するものである。
【0009】請求項3の該顕微鏡は、プローブ保持機構
が、プローブ供給機構の押し棒に作用する押圧部材を備
えるようにしたものであり、別に駆動装置を設けること
なく単にプローブ保持機構を上昇降下させるだけで、プ
ローブ供給機構を駆動できるようにしたものである。請
求項4の該顕微鏡は、カセットがプローブを案内し位置
付けする傾斜部及び止め部とを有するようにしたもので
あり、プローブ保持機構及びプローブ供給機構に多少の
位置ずれがあっても、プローブを案内して精確にカセッ
ト内の所定の位置に位置付けすることができる。
【0010】請求項5の該顕微鏡は、カセット台にマグ
ネットを設けたものであり、プローブの交換等によって
生じ、プローブに付着したゴミを取り除くことができる
ようにしている。請求項6の該顕微鏡は、カセット内の
プローブの有無を検知するセンサをプローブ保持機構に
設けたものであり、使用後のプローブをカセット内の空
き個所に収容する際の空き個所の検知に好便である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態の走査型プローブ顕微鏡について説明する。図
1は、本発明の走査型プローブ顕微鏡が備えているプロ
ーブの供給部分の縦断面図であり、図2は、その平面図
を示している。図1において、Aはプローブのストック
部であり、Bはプローブ供給機構であり、Cはプローブ
保持機構であり、Dは顕微鏡の対物レンズ部である。ス
トック部Aは、プローブ顕微鏡のステージベース1に固
定されたカセット台2と、このカセット台2上に載置さ
れるカセット3と、このカセット3をガイドする、カセ
ット台2に取り付けられた上下のガイド体4とより構成
されている。このカセット台2は、ステージベース1に
対してやや傾斜して取り付けられている。ガイド体4に
は、カセット3を押し当て固定するためのボールプラン
ジャ5が設けられており、カセット側面に設けられた凹
部によってカセット3を位置決め固定する。このボール
プランジャ5のばね力によって位置決め固定する方式の
ため、容易にカセット3をガイド体4に沿って摺動させ
て取り出し、他のカセット3と交換することができる。
【0012】カセット3には、この実施例では11個の
プローブ6が収容されるように凹部3aが形成されてい
る。但し、実際は10個の新しいプローブ6を収容して
おき、1個は空きの状態にしておき、使用後のプローブ
6を収められるようにしている。この凹部3aの一方の
側は、プローブ6を所定の位置に案内し位置決めするた
めに傾斜部3bが形成されており、傾斜部3bと反対の
側は、プローブ6のカンチレバー61及び探針62がカ
セット3の面に接触しないように、11個の一段と深い
部分3Cが形成されている。更にカセット3の凹部3a
には、後述するプローブ供給機構Bの押し上げ棒13を
上下動できるようにするために、11個の貫通孔3dが
穿設されている。また、カセット3の凹部3aには、プ
ローブ6がこの凹部3aに傾斜して収容されたときの位
置決めのために、プローブ6の肩部6aが当接する止め
部3eが、それぞれのプローブの収容個所に形成されて
いる。
【0013】カセット台2にも、カセット3の11個の
貫通孔3dに対応してそのほぼ中央部に、後述するプロ
ーブ供給機構Bの押し上げ棒13を上下動できるように
するために、窪み部2aとこれに接続した貫通穴2bが
11個形成されている。また、カセット台2の一方の側
部には、後述のプローブ供給機構Bの押し棒を緩く貫挿
するための貫通した孔部2cが同じく11個形成されて
いる。なお、図2に示されるカセット台2が斜めに切り
欠かれている部分2dは、単に逃げ部を形成しているに
すぎない。また、カセット台2にプローブの交換等によ
って発生し、プローブに付着したゴミを取り除くための
マグネット7を設置してもよい。また、貫通穴2bに
は、押し上げ棒13を案内するガイド17が嵌合されて
いる。
【0014】プローブ供給機構Bは、それぞれのプロー
ブに対応して11個のプローブの昇降手段を有してお
り、各昇降手段は基本的に押し棒11、テコ部材12、
押し上げ棒13及びスプリング14,14′とから構成
されている。各押し棒11は、カセット台2の孔部2c
を貫挿してテコ部材12の一方の側部に当接していて、
プローブ保持機構Cの押圧部材23の下降によって下方
に駆動される。各々のテコ部材12は、カセット台2に
取り付けられた軸部材15により、その両端がシーソー
の動き(揺動)をするように、中央部又は押し棒寄りの
部分で軸支されている。各々のテコ部材12の他方の側
部には、押し上げ棒13が貫挿する大きめの孔12aが
設けられている。各々の押し上げ棒13には、その先端
に上面が平坦にされ、プローブ6の載置面を形成する載
置部13aが形成されており、かつテコ部材12のスト
ッパーの役割をする上下に間隔を置いて設けられたナッ
ト等の止め具16a,16bと、カセット台2と上方の
止め具16aとの間に装着され、押し上げ棒13を下方
に付勢しているスプリング14,14′とが設けられて
いる。テコ部材12は、2つの止め具16a,16b間
で押し上げ棒13と連結している。スプリング14は、
止め具16aとガイド17との間に、またスプリング1
4′は、止め具16aと押し上げ棒13の段差部との間
に、それぞれ介在して設けられる。
【0015】したがって、プローブ保持機構Cに取り付
けられた押圧部材23の降下により、押し棒11を下方
に動かすと、テコ部材12の一方の側部が下方に押し下
げられ、他方の側部を上方に押し上げる。これによって
テコ部材12が上方の止め具16aに当接し、スプリン
グ14,14′の付勢力に抗して押し上げ棒13を上方
に押し上げる。押し上げ棒13の載置部13aは、カセ
ット3内のプローブ6を載置して上方に押し上げ、プロ
ーブ保持機構Cへと運ぶ。なお、押し上げ棒13の下方
への移動は、プローブ保持機構Cの押圧部材25の上昇
により押し棒11への押し下げ力を解除し、スプリング
14,14′の付勢力で行う。スプリング14′は、載
置部13aに大きな負荷が加わったときの逃げとして作
用する。
【0016】プローブ保持機構Cは、約90°回動する
レバー21を有しており、プローブ保持機構Cのクラン
プ本体22の下面に形成された3のクランプ面からなる
クランプ部22aにプローブ6が前記プローブ供給機構
Bにより運ばれると、レバー21が時計方向に回動して
プローブ6を3つのクランプ面に等しく押圧力を働かせ
て押圧保持する。レバー21をプローブ6の長手方向と
平行になるように反時計方向に回動することで、プロー
ブ6のクランプ解除が行われる。このプローブ保持機構
Cは、当然X,Y,Z軸方向に移動可能であり、プロー
ブ保持機構Cの下方への動きによって、これに取り付け
られた押圧部材23が、プローブ供給機構Bの押し棒1
1を押し下げる。即ち、プローブ保持機構Cがプローブ
供給機構Bの駆動源になっている。また、プローブ保持
機構Cは、プローブの有無を検知するためのセンサ(図
示せず)を備えている。
【0017】図3に示すようにプローブ6は、カンチレ
バー61及び探針62を有しており、プローブ本体63
の下面にはレバー21が出入する切欠部63aが形成さ
れている。この切欠部63aは、直方体状のプローブ本
体63の下面の一方の稜線部を約45°の傾きでV字状
にカットすることで形成される。したがって、この切欠
部63aの面は、直方体状のプローブ本体63の上面、
カンチレパー61と反対の側面及び切欠部と反対の側面
に対して約45°傾斜している。これにより、レバー2
1が切欠部63aに当接して作用する押圧力が、クラン
プ本体22のクランプ部22aの三つの面に等しい力で
作用することになる。
【0018】以上のように構成された本発明の走査型プ
ローブ顕微鏡の作動について説明する。10個の新しい
プローブ6が収容され、1個所だけ空きの状態のカセッ
ト3が、カセット台2にセットされる。プローブ6が収
容できる11個所の凹部3aの収容位置は、予めプロー
ブ保持機構Cにティーチング等で認識させておく。この
状態で、使用済のプローブ6を保持したプローブ保持機
構Cをカセット3の上部に移動し、装着されたセンサに
より、プローブの空き個所を検知し、その上方に移動す
る。この位置でプローブ保持機構Cを下降すると、押圧
部材25が押し棒11を押し下げ、テコ部材12により
スプリング14の付勢力に抗し、スプリング14′を介
して押し上げ棒13が上昇し、使用済プローブ6に接触
する。
【0019】この状態でプローブ保持機構Cのレバー2
1を回動して、使用済プローブ6のクランプを解除す
る。その後、プローブ保持機構Cを上昇させると、この
上昇につれて押圧部材25の押し棒11への押圧力が解
放され、押し上げ棒13は、その載置部13aに使用済
プローブを載せた状態でスプリング14の付勢力により
下降する。これによって、カセット凹部3aのプローブ
の空き個所に使用済プローブ6を収容する。このとき、
プローブ保持機構C及びプローブ供給機構Bによって、
或る程度の位置ずれが生じても、カセット3の凹部3a
の傾斜部3b及び止め部3eによって、プローブは案内
され所定の位置に位置付けすることができる。
【0020】次いでプローブ保持機構Cが新しいプロー
ブの収容位置の上部に移動する。この位置でプローブ保
持機構Cを下降させると、前述したように押し上げ棒1
3がスプリング14に抗し、スプリング14′を介して
上昇し、その載置部13aに新しいプローブ6を載せて
プローブ保持機構Cのクランプ位置まで運ぶ。この状態
でプローブ保持機構Cのレバー21を回動して新しいプ
ローブ6をクランプ本体22のクランプ部22aで保持
する。このとき、押し上げ棒13の載置面13aがフラ
ットなので、少々の位置ずれがあっても無理なくクラン
プ本体に位置決めできる。次にプローブ保持機構Cを上
昇させることで押し上げ棒13が下降し、プローブ6の
交換作業が終了する。
【0021】以上説明したように本発明の走査型プロー
ブ顕微鏡においては、電磁力を利用することなくプロー
ブの交換作業を行えるので電磁力の悪影響を排除でき
る。またアクチエータを使用することなく、単なる棒状
部材の上下動で交換作業を行えるので、プローブを狭い
ピッチ間隔で多数配置することができ、小型化及び交換
作業効率が改善される。更に新たにプローブ供給機構の
駆動源を設ける必要がなく、構造の簡素化及び省エネル
ギー化を計れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の走査型プローブ顕微鏡が
備えているプローブの供給部分の縦断面図である。
【図2】図1のプローブの供給部分の平面図である。
【図3】プローブの平面図及び側面図である。
【符号の説明】
A…ストック部 B…プローブ供給機構 C…プローブ保持機構 D…対物レンズ部 1…ステージベース 2…カセット台 3…カセット 4…ガイド体 6…プローブ 11…押し棒 12…テコ部材 13…押し上げ棒 14…スプリング 21…レバー 22…クランプ本体 23…押圧部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年1月21日(2002.1.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】したがって、プローブ保持機構Cに取り付
けられた押圧部材23の降下により、押し棒11を下方
に動かすと、テコ部材12の一方の側部が下方に押し下
げられ、他方の側部を上方に押し上げる。これによって
テコ部材12が上方の止め具16aに当接し、スプリン
グ14,14′の付勢力に抗して押し上げ棒13を上方
に押し上げる。押し上げ棒13の載置部13aは、カセ
ット3内のプローブ6を載置して上方に押し上げ、プロ
ーブ保持機構Cへと運ぶ。なお、押し上げ棒13の下方
への移動は、プローブ保持機構Cの押圧部材23の上昇
により押し棒11への押し下げ力を解除し、スプリング
14,14′の付勢力で行う。スプリング14′は、載
置部13aに大きな負荷が加わったときの逃げとして作
用する。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料とこれに対向配置したプローブの探
    針とを近接させ、探針又は試料を走査することにより、
    探針と試料表面との間の相互作用によって生じる物理量
    を検出して試料表面の形状を原子レベルの分解能で測定
    する走査型プローブ顕微鏡において、この走査型プロー
    ブ顕微鏡が、 探針を有した多数のプローブを収容したカセットを載置
    するカセット台と、 前記プローブを機械的に保持するプローブ保持機構と、 前記カセットの底部を貫通して、前記カセット内に収容
    されたプローブを下から持ち上げて前記プローブ保持機
    構へと移動させる昇降手段であって、前記カセット内に
    収容できるプローブと同じ数だけ設けた前記昇降手段を
    有しているプローブ供給機構と、 を具備することを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記昇降手段が、前記プローブを載置し
    て昇降する押し上げ棒と、前記押し上げ棒を下方に付勢
    しているスプリングと、前記押し上げ棒に一端側で連結
    し、前記押し上げ棒を前記スプリングに抗して押し上げ
    る、前記カセット台に揺動可能に軸支されたテコ部材
    と、前記テコ部材に他端側で作用する押し棒とより構成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の走査型プ
    ローブ顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記プローブ保持機構が、その下降によ
    って前記押し棒に当接して、これを押し下げるように作
    用する押圧部材を備えていることを特徴とする請求項2
    に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  4. 【請求項4】 前記カセットが、前記プローブを案内し
    て位置付けする傾斜部及び止め部とを有していることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の走査型
    プローブ顕微鏡。
  5. 【請求項5】 前記カセット台に、前記プローブの交換
    等によって生じるゴミを取り除くマグネットを設置して
    いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記
    載の走査型プローブ顕微鏡。
  6. 【請求項6】 前記プローブ保持機構が、前記カセット
    内のプローブの有無を検知するセンサを備えていること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の走査
    型プローブ顕微鏡。
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